JP2019094726A - トンネル用空調システムと方法 - Google Patents
トンネル用空調システムと方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019094726A JP2019094726A JP2017227008A JP2017227008A JP2019094726A JP 2019094726 A JP2019094726 A JP 2019094726A JP 2017227008 A JP2017227008 A JP 2017227008A JP 2017227008 A JP2017227008 A JP 2017227008A JP 2019094726 A JP2019094726 A JP 2019094726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- tunnel
- air conditioning
- dust
- conditioning system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ventilation (AREA)
Abstract
Description
なお、機械掘削の場合は、上記の削孔と装填、及び発破が、機械掘削に置き換わる。
その結果、換気ファンは上述した複数の作業工程のほとんどにおいて大風量で稼動するため、その消費電力が過大となり、例えば掘削作業全体の消費電力の半分を超える。そのため、換気ファンの消費電力を削減して省エネルギー化を達成することが、従来から要望されていた。
そのため、粉塵濃度センサは、掘削の進展に応じて頻繁に移動する必要があり、それに応じて、粉塵濃度センサと換気ファンを接続する信号線や動力線も退避や延長を煩雑に行う必要がある。
また、作業工程に応じて次の作業に対応させるには、粉塵濃度センサの移動、配線の延長・変更等を先行して実施する必要があり、その間、換気ファンを停止させるため、遅れ時間がさらに長くなる。
また、第2の目的は、作業工程に影響を与えることなく、かつ作業員の判断なしに、適切な洗浄を実施して集塵機の性能を維持することができるトンネル用空調システムと方法を提供することにある。
前記切羽近傍とトンネルの外部とを連通する風管と、
前記風管を通してトンネル内の空気を排気し、或は外気をトンネル内に導入する換気ファンと、
トンネル内の空気から粉塵を除去する集塵機と、
トンネル内の空気を冷却して冷風を発生する冷風発生装置と、
前記作業機械にそれぞれ取り付けられ、前記作業機械の作動状態、その周辺の粉塵濃度、及び環境温度を含む状態データを検出する複数の検出器と、
前記作業機械にそれぞれ取り付けられ、前記状態データを送信する複数の送信器と、
トンネル内に設けられ前記状態データを受信する受信器と、
前記状態データに応じて前記換気ファン、前記集塵機、及び前記冷風発生装置を制御する空調制御装置と、を備えるトンネル用空調システムが提供される。
(A)前記切羽近傍とトンネルの外部とを連通する風管を通して、換気ファンにより、トンネル内の空気を排気し、或は外気をトンネル内に導入する換気ステップと、
(B)集塵機によりトンネル内の空気から粉塵を除去する集塵ステップと、
(C)冷風発生装置によりトンネル内の空気を冷却して冷風を発生する冷風発生ステップと、
(D)前記作業機械にそれぞれ取り付けられた複数の検出器により、前記作業機械の作動状態、その周辺の粉塵濃度、及び環境温度を含む状態データを検出するデータ検出ステップと、
(E)前記作業機械にそれぞれ取り付けられた複数の送信器により、前記状態データを送信する送信ステップと、
(F)トンネル内に設けられた受信器により、前記状態データを受信する受信ステップと、
(G)空調制御装置により、前記状態データに応じて前記換気ファン、前記集塵機、及び前記冷風発生装置を制御する制御ステップと、を有するトンネル用空調方法が提供される。
しかし、表1において、作業者の「涼風ニーズからの換気風量」は、発破時を除き、常に大風量に設定されている。これは、従来、換気風量の設定は、作業責任者の判断に委ねており、実際の現場では、発破時を除き作業の環境温度を下げるため常に大風量が求められるためである。
機械掘削の場合、発破掘削よりも粉塵濃度が高く、換気ファン12と集塵機の稼働率が高い点が相違する。
この図において、トンネル用空調システム100は、切羽近傍で複数の作業機械5が稼動するシステムである。
窄孔機(ドリルジャンボ)は窄孔及びロックボルトの取り付けを行い、ずり出し装置(ダンプトラック、ずり積機、タイヤシャベル)は発破後の岩塊のずり出しを行う。また、吹付機(吹付ロボット)は掘削したトンネル内面にコンクリートを吹き付ける1次吹付と2次吹付を行い、支保工組立機(エレクター)は、トンネル内面に支保工を組み立てる。
集塵機は、この例では電気集塵機14であるが、バグフィルタであってもよい。
トンネル用の換気ファン12は、この例ではトンネル1の中間部に設置され、好ましくはインバータ制御により風量を連続的に制御する。なお、インバータ制御ではなく、風量をステップ状に調整可能であってもよい。
また、電気集塵機14は、トンネル1内を自由に移動できるように移動台車上に搭載するのがよい。
冷風発生装置16は、トンネル内の空気3を冷却して冷風9を発生する。
この図において、冷風発生装置16は、空気冷却器16a、送風ファン16b、及び制御盤16cを備える。
空気冷却器16aは、トンネル内の空気を地下水8で冷却する。
送風ファン16bは、空気冷却器16aにトンネル内の空気3を供給する。
制御盤16cは、送風ファン16bを制御する。
循環ポンプ15cは、一次熱交換器15aと二次熱交換器15bとの間で冷媒7を循環させる。
なお、冷風発生装置16には、各部の温度を検知する温度センサが搭載されている。
この図において、空気冷却器16aは、地下水タンク17a、熱交換器17b、及び水ポンプ17cを有する。
地下水タンク17aは、地下水8を溜める容器であり、その内部にポンプ16d等を用いて地下水8を供給する。
熱交換器17bは、ガス−液熱交換器(例えばラジエータ)であり、トンネル内の空気3を地下水8で冷却する。
水ポンプ17cは、地下水タンク17aから熱交換器17bへ地下水8を供給する。
なお、この例では、熱交換器17bを出た地下水8は、外部に排出している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
例えば、地下水8の温度が17℃の場合、約24℃の冷風9を発生できる。また冷風9の風量は、循環ポンプ15c(又は水ポンプ17c)と送風ファン16bの制御により、小動力(5〜15kW)で500〜1500m3/minを発生することができる。
検出器18は、加速度センサ18a、粉塵濃度センサ18b、及び温度センサ18cを有する。
作動状態Aは、例えば各作業の負荷状態(強、中、弱)であり、検出された振動加速度の大きさから決定する。
この場合、作動時の温度は、エンジン又はモータの温度、エンジンルーム内又はモータルーム内の温度、排気ガスの温度等であり、温度センサで検出することができる。
また、作動時の電流は、例えば電動機の電流であり、電流計で検出することができる。
また、作動信号は、エンジン又はモータの作動を示す信号、始動装置の信号、作業員によるスイッチ信号等であり信号センサ(例えばリレー)で検出することができる。
温度センサ18cは、作業機械5の周辺の環境温度Cを検出する。
送信器20は、検出器18による検出が一定時間以上継続した場合に、状態データ6を送信する。この一定時間は、任意に設定することができ、例えばエンジンの始動から実際に作業を開始するまでのタイムラグを考慮し、1〜3分間程度に設定する。
このように一定時間の継続を検出条件とすることで、実際に作業を開始しない場合、例えば点検作業等における検出を回避することができる。
作業種類は、各作業の種類(窄孔、ずり出し、吹付、支保工組立、等)であり、各作業機械5にそれぞれ予め設定された固有の識別番号である。
なお、同一の作業機械5(例えば、ドリルジャンボ)が異なる作業(例えば、窄孔とロックボルトの取り付け)を行う場合に、作業種類(固有の識別番号)を作業毎に設定してもよい。この場合、異なる作業の判別は、負荷状態(強、中、弱)又はトンネル掘削の作業工程から行うことができる。
受信器22は状態データ6を無線で受信する無線受信器であるのが好ましい。
受信器22は、トンネル内の切羽近傍の作業領域より後方側(すなわち抗口側)かつ状態データ6を受信可能な位置に設置されている。
また、受信器22は、トンネル掘削の作業工程中において、移動、配線の延長・変更等、が必要ないように、切羽近傍の作業領域から十分離れていることが好ましい。
従って、受信器22は、切羽2の近傍に位置する作業機械5に取り付けられた送信器20(無線送信器)からの状態データ6を確実に受信でき、かつ移動、配線の延長・変更等、が不要な位置、例えば切羽2から300〜500mに設置するのがよい。
また、例えばトンネル1の測量に通常使用されるレーザー装置に受信器22を併設してもよい。
また、同時に切羽2から後方に退避し作業を中止している作業機械5の周辺の粉塵濃度Bも、検出し受信することができる。
この例において、換気ファン12は、トンネル1の入口近傍に設置され、風管10を通してトンネル1の切羽2の近傍まで外気4(清浄空気)を導入する。
この例で、換気ファン12の換気風量が1500m3/min、トンネル1の断面直径が約10mであるとすると、風管10から切羽2の近傍に流入し、切羽2から下流側に向かって流れる空気3の平均風速は約0.3m/sとなる。
この構成において、外気4は、平均温度30℃前後であり、粉塵をほとんど含まないが、下流側に向かって流れる空気3には粉塵が含まれる。
この例において、第2実施形態と同様に、換気ファン12は、トンネル1の入口近傍に設置され、風管10を通してトンネル1の切羽2の近傍まで外気4(清浄空気)を導入する。
この構成により、風管10から導入される外気4の温度(約30℃)をさらに冷却するので、冷風9の温度を第1、第2実施形態より低くすることができ、作業中の作業員の体感温度をさらに下げることができる。
空調制御装置24は、状態データ6に応じて換気ファン12、電気集塵機14、及び冷風発生装置16を制御する。
空調制御装置24は、例えば、コンピュータ(PC)であり、入力装置、出力装置、外部記憶装置、内部記憶装置、及び中央処理装置を有する。
空調制御装置24は、この例では、工程判別部25、風量設定部26、ファン制御部27、集塵機制御部28、洗浄制御部29、及び、冷風制御部30を有する。
上述したように、トンネル1の掘削作業の作業工程は、発破掘削と機械掘削の場合に、5又は6の作業工程の繰り返しである。従って、どの作業機械5が主として作動しているかを作動状態Aから判別することで、現在の作業工程を容易に判別することができる。
作業工程の順序の変更や、作業工程の追加は、空調制御装置24の入力装置を用いて行うのがよい。
すなわち、風量設定部26は、状態データ6に基づき、各作業機械5の作動状態Aを把握して、その情報を統合し、統合した情報から作業工程における作業内容(作業の種類)を認識し、換気ファン12の風量を制御する。
例えば、表1と表2に例示したように、作業工程毎に、「粉塵濃度からの換気風量」を設定することができる。
換気ファン12の消費電力は、風量の3乗に比例するため、例えば風量を半分にすれば、消費電力を1/8に削減することができる。
この場合、換気ファン12は、インバータ制御により風量を連続的に制御可能になっていることが好ましい。
また、この場合、上述した風量設定部26を省略することができる。
また、フィードバック制御により後方位置の粉塵濃度Bを許容粉塵濃度以下(例えば、3mg/m3)に維持でき、同時に、換気風量を必要最小限まで減らして省エネルギー化を達成できる。
粉塵濃度Bの最大濃度は、切羽近傍の粉塵濃度であり、主として作動している作業機械5の粉塵濃度Bから得られる。予め設定した最大粉塵濃度は、許容粉塵濃度よりも高くてもよく、例えば6〜10mg/m3に設定する。
上述した集塵機制御部28により、主として作動している作業機械5の検出器18を用いて、フィードバック制御するので、フィードバック制御用の検出器18の移動、配線の延長・変更等を省略できる。
また、このフィードバック制御により切羽近傍の粉塵濃度を予め設定した最大粉塵濃度以下に維持でき、後方位置の粉塵濃度を低減できる。
なお、電気集塵機14の処理能力が不足する場合、換気ファン12の風量を増加させる制御をすることが好ましい。
電気集塵機14は、換気ファン12の風量の1.2倍以上であるのがよい。また、省エネのため、換気ファン12の風量の2倍以下に抑えてもよい。
この風量比率については、空調制御装置24の入力装置(図示せず)を用いて設定できるのがよい。
空調制御装置24の工程判別部25は、現場が今どの作業工程にあるのか、そして、次にどの工程が行われるのかを把握できるものである。一方、電気集塵機14を洗浄するには30分から1時間を要するので、洗浄を行ってよい現場工程を、予め現場の責任者の判断で選択しておくことが肝要である。そこで、洗浄機制御部29には、予め選択した作業工程を前もって入力できる機能を設ける。
工程判別部25と洗浄制御部29は、選択した作業工程に突入したと判断できる段階で、電気集塵機14の通風かつコロナ放電運転を自動で停止させ、それと同時に洗浄運転を開始する制御を行う。
従って、空調制御装置24により、電気集塵機14を自動停止し、電気集塵機14を完全自動により洗浄することができるので、作業員の判断なしに、適切な洗浄を実施して集塵性能を維持することができる。
環境温度Cの最高温度は、切羽近傍の環境温度であり、主として作動している作業機械5の環境温度Cから得られる。環境温度Cの最高温度は例えば約35℃(32〜38℃)である。
予め設定した許容温度は、例えば約30℃(27〜32℃)である。上述した冷風発生装置16により、約24℃の冷風9を発生させ、主として作動している作業機械5に向けて送風することにより、切羽近傍の環境温度Cを許容温度以下まで下げることができる。
本発明のトンネル用空調方法は、切羽近傍で複数の作業機械5が稼動する方法である。
トンネル1の掘削作業は、自然を相手とするため、各作業自体は、現場の作業員の判断に委ねられる。従って、各作業工程に要する時間(又は日数)は変動し、それぞれの作業工程に用いられる作業機械5の台数も変動する。
送信ステップS5では、作業機械5にそれぞれ取り付けられた複数の送信器20により、状態データ6を送信する。
受信ステップS6では、トンネル内に設けられた受信器22により、状態データ6を受信する。
制御ステップS7では、空調制御装置24により、状態データ6に応じて換気ファン12、電気集塵機14、及び冷風発生装置16を制御する。
また、上述したステップS4〜S7は、本発明の方法を実施中は、繰り返し実施するのがよい。
この構成により、外気4は、平均温度30℃前後であり、粉塵をほとんど含まないことから、切羽2から十分はなれた後方位置の粉塵濃度は所望の許容粉塵濃度以下に維持することができる。
また、検出器18と送信器20を搭載した別の少なくとも1台の作業機械5が、切羽2から十分はなれた後方位置に位置しており、その状態データ6も、受信器22を介して空調制御装置24にリアルタイムに入力されている。
従って、例えば、表1と表2に例示したように、作業工程毎に、「粉塵濃度からの換気風量」を設定することができ、過剰な換気風量を減らして省エネルギー化を達成できる。
この場合、切羽2から後方に退避して作動していない作業機械5の検出器18を用いて、フィードバック制御するので、フィードバック制御用の検出器18の移動、配線の延長・変更等を省略できる。
また、フィードバック制御により後方位置の粉塵濃度Bを許容粉塵濃度以下(例えば、3mg/m3)に維持でき、同時に、換気風量を必要最小限まで減らして省エネルギー化を達成できる。
制御ステップS7において、集塵機制御部28により、複数の粉塵濃度Bの最大値に基づき、最大値が予め設定した最大粉塵濃度以下となるように、電気集塵機14の風量をフィードバック制御する。
また、このフィードバック制御により切羽近傍の粉塵濃度を予め設定した最大粉塵濃度以下に維持でき、後方位置の粉塵濃度を低減できる。
またこの例で、電気集塵機14の風量が900m3/minの場合、その分の空気3が切羽近傍との間で循環するので、切羽近傍において切羽2に向かって流れる空気3の平均風速をさらに高める(約0.48m/sまで)ことができる。
この場合、上述した制御ステップS7において、電気集塵機14の風量が、換気ファン12の風量の1.2倍以上になるように、フィードバック制御する。
この方法により、集塵されずに電気集塵機14の側方をすり抜ける風の流れを防止できるので、切羽近傍の領域で発生した粉塵を効率良く捕集することができる。また、換気ファン12の風量と連動して電気集塵機14の風量を制御するので、換気ファン12と集塵ファン(図示せず)の両者について、省エネルギー化を達成することができる。
この構成により、電気集塵機14により、切羽2から十分はなれた後方位置の粉塵濃度Bを所望の許容粉塵濃度以下に維持することができる。
制御ステップS7において、冷風制御部30により、複数の環境温度Cの最高温度に基づき、最高温度が予め設定した許容温度以下となるように、冷風発生装置16の風量をフィードバック制御する。冷風発生装置16の制御は、フィードバックによるON−OFF制御であってもよい。
環境温度Cの最高温度は、切羽近傍の環境温度であり、主として作動している作業機械5の環境温度Cから得られる。
また、上述したように、冷風発生装置16は、トンネル内で多量に発生する湧水(地下水8)を用いて、小動力で大量の冷風9を発生させることができるので、換気ファン12による換気風量を減らして省エネルギー化を達成できる。
この構成により、風管10から導入される外気4の温度(約30℃)をさらに冷却するので、冷風9の温度を第1、第2実施形態より低くすることができ、作業中の作業員の体感温度をさらに下げることができる。
4 外気、5 作業機械、6 状態データ、7 冷媒、8 地下水、9 冷風、
10 風管、12 換気ファン、14 電気集塵機、15a 一次熱交換器、
15b 二次熱交換器、15c 循環ポンプ、16 冷風発生装置、
16a 空気冷却器、16b 送風ファン、16c 制御盤、16d ポンプ、
17a 地下水タンク、17b 熱交換器、17c 水ポンプ、18 検出器、
18a 加速度センサ、18b 粉塵濃度センサ、18c 温度センサ、
20 送信器、22 受信器、24 空調制御装置、25 工程判別部、
26 風量設定部、27 ファン制御部、28 集塵機制御部、29 洗浄制御部、
30 冷風制御部、100 トンネル用空調システム
Claims (12)
- 切羽近傍で複数の作業機械が稼動するトンネル用空調システムであって、
前記切羽近傍とトンネルの外部とを連通する風管と、
前記風管を通してトンネル内の空気を排気し、或は外気をトンネル内に導入する換気ファンと、
トンネル内の空気から粉塵を除去する集塵機と、
トンネル内の空気を冷却して冷風を発生する冷風発生装置と、
前記作業機械にそれぞれ取り付けられ、前記作業機械の作動状態、その周辺の粉塵濃度、及び環境温度を含む状態データを検出する複数の検出器と、
前記作業機械にそれぞれ取り付けられ、前記状態データを送信する複数の送信器と、
トンネル内に設けられ前記状態データを受信する受信器と、
前記状態データに応じて前記換気ファン、前記集塵機、及び前記冷風発生装置を制御する空調制御装置と、を備えるトンネル用空調システム。 - 前記空調制御装置は、複数の前記作業機械の前記作動状態に基づき、発破掘削時又は機械掘削時の作業工程を判別する工程判別部を有する、請求項1に記載のトンネル用空調システム。
- 前記空調制御装置は、前記作業工程に基づき前記換気ファンの風量を予め設定した設定風量に設定する風量設定部を有する、請求項2に記載のトンネル用空調システム。
- 前記空調制御装置は、複数の前記粉塵濃度の最小値に基づき、前記最小値が予め設定した許容粉塵濃度以下となるように、前記換気ファンの風量をフィードバック制御するファン制御部を有する、請求項1に記載のトンネル用空調システム。
- 前記空調制御装置は、複数の前記粉塵濃度の最大値に基づき、前記最大値が予め設定した最大粉塵濃度以下となるように、前記集塵機の風量をフィードバック制御する集塵機制御部を有する、請求項1に記載のトンネル用空調システム。
- 前記空調制御装置は、前記換気ファンの風量の1.2倍以上になるように、前記集塵機の風量をフィードバック制御する集塵機制御部を有する、請求項1に記載のトンネル用空調システム。
- 前記集塵機は、電気集塵機であり、
前記空調制御装置は、予め設定した前記作業工程において、前記電気集塵機を停止し、前記電気集塵機の自動洗浄を実施する洗浄制御部を有する、請求項2に記載のトンネル用空調システム。 - 前記空調制御装置は、複数の前記環境温度の最高温度に基づき、前記最高温度が予め設定した許容温度以下となるように、前記冷風発生装置の風量をフィードバック制御する冷風制御部を有する、請求項1に記載のトンネル用空調システム。
- 前記冷風発生装置は、
トンネル内の空気を地下水で冷却する空気冷却器と、
前記空気冷却器にトンネル内の空気を供給する送風ファンと、
前記送風ファンを制御する制御盤と、を備える、請求項1に記載のトンネル用空調システム。 - 前記空気冷却器は、冷媒を地下水で冷却する一次熱交換器と、
トンネル内の空気を前記冷媒で冷却する二次熱交換器と、
前記一次熱交換器と前記二次熱交換器との間で前記冷媒を循環させる循環ポンプと、を有する、請求項9に記載のトンネル用空調システム。 - 前記空気冷却器は、地下水を溜める地下水タンクと、
トンネル内の空気を前記地下水で冷却する熱交換器と、
前記地下水タンクから前記熱交換器へ前記地下水を供給する水ポンプと、を有する、請求項9に記載のトンネル用空調システム。 - 切羽近傍で複数の作業機械が稼動するトンネル用空調方法であって、
(A)前記切羽近傍とトンネルの外部とを連通する風管を通して、換気ファンにより、トンネル内の空気を排気し、或は外気をトンネル内に導入する換気ステップと、
(B)集塵機によりトンネル内の空気から粉塵を除去する集塵ステップと、
(C)冷風発生装置によりトンネル内の空気を冷却して冷風を発生する冷風発生ステップと、
(D)前記作業機械にそれぞれ取り付けられた複数の検出器により、前記作業機械の作動状態、その周辺の粉塵濃度、及び環境温度を含む状態データを検出するデータ検出ステップと、
(E)前記作業機械にそれぞれ取り付けられた複数の送信器により、前記状態データを送信する送信ステップと、
(F)トンネル内に設けられた受信器により、前記状態データを受信する受信ステップと、
(G)空調制御装置により、前記状態データに応じて前記換気ファン、前記集塵機、及び前記冷風発生装置を制御する制御ステップと、を有するトンネル用空調方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017227008A JP2019094726A (ja) | 2017-11-27 | 2017-11-27 | トンネル用空調システムと方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017227008A JP2019094726A (ja) | 2017-11-27 | 2017-11-27 | トンネル用空調システムと方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094726A true JP2019094726A (ja) | 2019-06-20 |
Family
ID=66971162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017227008A Pending JP2019094726A (ja) | 2017-11-27 | 2017-11-27 | トンネル用空調システムと方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019094726A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110966035A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-07 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种移动式隧道局部通风制冷设备 |
CN111472830A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-07-31 | 西南交通大学 | 隧道静电除尘设备选择方法及设计方法 |
CN112196600A (zh) * | 2020-05-21 | 2021-01-08 | 青海省公路建设管理局 | 一种并列式轴流隧道新风补偿系统 |
CN113175343A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-27 | 华能云南滇东能源有限责任公司 | 一种煤矿开采防尘系统及其使用方法 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05288370A (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-02 | Akuteio:Kk | 坑内冷房換気装置 |
JPH09280000A (ja) * | 1996-04-18 | 1997-10-28 | Kajima Corp | トンネル内の換気システム |
JP2005139733A (ja) * | 2003-11-06 | 2005-06-02 | Kajima Corp | トンネル内冷却装置 |
WO2005088076A1 (en) * | 2004-03-04 | 2005-09-22 | Graham Paul Bloom | An airconditioning system |
JP2008031715A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Ohbayashi Corp | セントルフォーム |
JP2009256929A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Maeda Corp | 掘削施工中のトンネル換気方法及び換気システム |
JP2010022968A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Ohbayashi Corp | 除湿空気供給装置 |
JP2010022967A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Ohbayashi Corp | 除湿空気供給装置 |
JP2010229698A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Taisei Corp | トンネル用の冷却装置 |
JP2012102484A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Kajima Corp | 地下空間における換気システム |
JP2014077236A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Mcm:Kk | トンネル掘削用換気装置とその制御方法 |
JP2015212462A (ja) * | 2014-05-01 | 2015-11-26 | 大成建設株式会社 | トンネル換気方法 |
-
2017
- 2017-11-27 JP JP2017227008A patent/JP2019094726A/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05288370A (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-02 | Akuteio:Kk | 坑内冷房換気装置 |
JPH09280000A (ja) * | 1996-04-18 | 1997-10-28 | Kajima Corp | トンネル内の換気システム |
JP2005139733A (ja) * | 2003-11-06 | 2005-06-02 | Kajima Corp | トンネル内冷却装置 |
WO2005088076A1 (en) * | 2004-03-04 | 2005-09-22 | Graham Paul Bloom | An airconditioning system |
JP2008031715A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Ohbayashi Corp | セントルフォーム |
JP2009256929A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Maeda Corp | 掘削施工中のトンネル換気方法及び換気システム |
JP2010022968A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Ohbayashi Corp | 除湿空気供給装置 |
JP2010022967A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Ohbayashi Corp | 除湿空気供給装置 |
JP2010229698A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Taisei Corp | トンネル用の冷却装置 |
JP2012102484A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Kajima Corp | 地下空間における換気システム |
JP2014077236A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Mcm:Kk | トンネル掘削用換気装置とその制御方法 |
JP2015212462A (ja) * | 2014-05-01 | 2015-11-26 | 大成建設株式会社 | トンネル換気方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110966035A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-07 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种移动式隧道局部通风制冷设备 |
CN111472830A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-07-31 | 西南交通大学 | 隧道静电除尘设备选择方法及设计方法 |
CN112196600A (zh) * | 2020-05-21 | 2021-01-08 | 青海省公路建设管理局 | 一种并列式轴流隧道新风补偿系统 |
CN113175343A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-27 | 华能云南滇东能源有限责任公司 | 一种煤矿开采防尘系统及其使用方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019094726A (ja) | トンネル用空調システムと方法 | |
JP5101376B2 (ja) | 掘削施工中のトンネル換気方法及び換気システム | |
JP4759520B2 (ja) | 削岩時の出力消費の制御方法及びシステム並びにその削岩装置 | |
JP5935091B1 (ja) | 集塵機の制御システム及び制御方法 | |
JP4644049B2 (ja) | 換気方法および換気装置 | |
JP6393700B2 (ja) | トンネル坑内の環境を制御する環境制御システム | |
JP2014077236A (ja) | トンネル掘削用換気装置とその制御方法 | |
CN103225484B (zh) | 瓦斯含量定点取样方法和装置 | |
CN105971602A (zh) | 综掘机机载除尘装置 | |
JP5491360B2 (ja) | 地下空間における換気システム | |
JP4276925B2 (ja) | トンネル内冷却装置 | |
CN206338028U (zh) | 一种探洞排风清理测深车 | |
JP6876527B2 (ja) | トンネル内温度改善システム | |
JP6333590B2 (ja) | 送風集塵機 | |
JPH11247575A (ja) | 繰粉検出装置 | |
JPH05273111A (ja) | 粉じんセンサの測定範囲拡大方法および装置 | |
JP2023182348A (ja) | 環境制御システム | |
Apel | Designing the ventilation system for the McArthur River Mine—World largest uranium deposit | |
EP3911833B1 (en) | A rock drilling system for geothermal drilling, a method and use of such a rock drilling system | |
Calizaya et al. | Comparative evaluation of block cave ventilation systems | |
CN218759991U (zh) | 一种隧道施工降温除尘装置 | |
Warden et al. | Tunnel dust control project | |
Halim | Ventilation and air conditioning challenges in deep Swedish mines | |
JP2021080783A (ja) | 粉塵発生源の在る構造物内で作業する自走式作業機械の冷却装置用の空調システムおよび空調方法 | |
Manos et al. | Diesel emissions at the Detroit Mine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200901 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20201225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210622 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211214 |