JP2017140575A - プラズマリアクタ - Google Patents

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伸介 伊藤
Shinsuke Ito
伸介 伊藤
茂仁 坂井
Shigehito Sakai
茂仁 坂井
灘浪 紀彦
Norihiko Nadanami
紀彦 灘浪
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Abstract

【課題】複数のパネルを安定して保持し、かつパネルの破損を防止することにより、信頼性を向上させることが可能なプラズマリアクタを提供すること。【解決手段】本発明のプラズマリアクタは、プラズマパネル積層体20及びクランプ71を備える。プラズマパネル積層体20は、複数の内層パネル30と一対の外層パネル50とを積層した構造を有し、隣接する内層パネル30間に電圧を印加することによってプラズマを発生させる。クランプ71は、複数の内層パネル30及び外層パネル50を積層方向に挟み込んで固定する。なお、外層パネル50の機械的強度は、内層パネル30の機械的強度よりも高くなっている。【選択図】図6

Description

本発明は、プラズマリアクタに関するものであり、特には、内燃機関(エンジン)の排ガスを浄化するための装置に好適なプラズマリアクタに関するものである。
従来、エンジンの排ガスや焼却炉の排ガスをプラズマ場に通すことにより、排ガス中に含まれているCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)及びPM(Particulate Matter:粒子状物質)などの有害物質を処理するプラズマリアクタが開示されている。例えば、放電電極が形成された複数のパネルを積層し、隣接するパネル間に電圧を印加して誘電体バリア放電による低温プラズマ(非平衡プラズマ)を発生させることにより、パネル間を流れる排ガス中のPMを酸化して除去するプラズマリアクタが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−75778号公報([0027]、図7等)
なお、特許文献1に記載の従来技術は、複数のパネルを積層してなるプラズマパネル積層体を収容するためのケースを備え、ケースとプラズマパネル積層体との間に生じる空間を板状アルミナ充填層で充填する構造である。しかしながら、排気量が大きいエンジンの排気管にプラズマリアクタを取り付ける等の理由で、パネルの枚数を増やしたりする場合には、パネル同士のずれが生じる可能性が高い。この場合、複数のパネルを安定して保持するために、保持力を大きくする必要があるが、パネルに大きな応力が作用してしまい、パネルに割れ等が生じて破損してしまうという問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のパネルを安定して保持し、かつパネルの破損を防止することにより、信頼性を向上させることが可能なプラズマリアクタを提供することにある。
上記課題を解決するための手段(手段1)としては、放電電極を有する複数の内層パネルと、前記複数の内層パネルよりも外層側に位置する一対の外層パネルとを積層した構造を有し、隣接する前記内層パネル間に電圧を印加することによってプラズマを発生させるプラズマパネル積層体と、前記複数の内層パネル及び前記外層パネルを積層方向に挟み込んで固定するクランプとを備えるプラズマリアクタであって、前記外層パネルの機械的強度が、前記内層パネルの機械的強度よりも高くなっていることを特徴とするプラズマリアクタがある。
従って、上記手段1に記載の発明では、クランプの弾性力により、内層パネル及び外層パネルからなる複数のパネル(プラズマパネル積層体)を安定して保持することができる。しかも、クランプが接触する外層パネルの機械的強度を、クランプが接触しない内層パネルの機械的強度よりも高くしているため、クランプによって内層パネル及び外層パネルを挟み込む力を強くしたとしても、内層パネル及び外層パネルでの割れ等の発生が抑制される。ゆえに、プラズマリアクタの信頼性を向上させることができる。
上記プラズマリアクタを構成するプラズマパネル積層体は、放電電極を有する複数の内層パネルと、複数の内層パネルよりも外層側に位置する一対の外層パネルとを積層した構造を有する。放電電極の形成材料としては、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、酸化ルテニウム(RuO)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)などを挙げることができる。
ここで、複数の内層パネルは、放電電極を内蔵してなる構造を有していることがよい。このようにすれば、放電電極の劣化を防止することができる。一方、外層パネルは、厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面を有し、かつ一対の主面間を導通させる導通構造を有しており、導通構造は、外層パネルを厚さ方向に貫通するスルーホール導体と、一対の主面にそれぞれ形成され、スルーホール導体の両端部に対してそれぞれ電気的に接続されるパッドとを備えることがよい。このようにすれば、クランプにより、外層パネルを複数の内層パネルとともに挟み込んだとしても、導通構造を介して放電電極と電源とを導通させることができる。つまり、例えば、内層パネルのみを挟み込むクランプ(電気導通部材としての機能を有するクランプ)とは別に、外層パネル及び内層パネルの両方を挟み込むクランプ(電気導通部7材としての機能を有しないクランプ)を設けたりしなくても済むため、プラズマリアクタの部品点数を減らすことができる。
また、外層パネルの機械的強度を内層パネルの機械的強度よりも高くする方法は、特に限定される訳ではなく、例えば、外層パネルの厚さを内層パネルの最大厚さよりも厚くすることや、外層パネルと内層パネルとを互いに異なる材料(例えば、組成が異なる材料)によって形成することなどが挙げられる。なお、外層パネルの厚さは、内層パネルの最大厚さよりも厚いことが好ましい。このようにすれば、クランプが接触する外層パネルの機械的強度が、クランプが接触しない内層パネルの機械的強度よりも高くなるため、クランプによって内層パネル及び外層パネルを挟み込む力を強くした際に、内層パネル及び外層パネルでの割れ等の発生が確実に抑制される。ゆえに、プラズマリアクタの信頼性がより確実に向上する。
また、外層パネルは放電電極を有していてもよい。このようにした場合、内層パネルの数を増やさなくても、プラズマの発生に用いられる放電電極の数を増やすことが可能となる。その結果、排気量が大きいエンジンの排気管にプラズマリアクタを取り付ける等の理由で、多くのプラズマが必要となる場合に、パネル同士のずれを回避しつつ、必要量のプラズマを確保することができる。なお、外層パネルが有する放電電極は、内層パネル寄りに配置されていることが好ましい。このようにすれば、外層パネルが有する放電電極を、外層パネルに隣接する内層パネルが有する放電電極に近付けることができるため、安定してプラズマを発生させることができる。
上記プラズマリアクタは、複数の内層パネル及び一対の外層パネルを積層方向に挟み込んで固定するクランプを備える。ここで、クランプの形成材料は、熱へたり等を防止するために、使用温度に合わせて適宜選択される。クランプの形成材料としては、例えば、SUS301−CSP(熱膨張係数:約18ppm/℃)、SUS304−CSP(熱膨張係数:約18ppm/℃)、SUS430(熱膨張係数:約11〜13ppm/℃)、SUS631−CSP(熱膨張係数:約11〜12ppm/℃)、インコネルX−750(熱膨張係数:約14ppm/℃)、インコネル718(熱膨張係数:約14ppm/℃)などを挙げることができる。ここで、クランプの熱膨張係数は、常温〜500℃間の測定値の平均値をいう。
なお、上記プラズマリアクタでは、クランプが複数設けられ、複数のクランプの少なくとも1つが、放電電極に電気的に接続される電気導通部材としての機能を有していることがよい。このようにすれば、クランプを構成する押さえ部材が外層パネルの表面を押圧することにより、クランプがプラズマパネル積層体に強固に固定されるため、電気導通部材としての機能を有するクランプと放電電極との電気的な接続を確実に行うことができる。また、クランプと電気導通部材とを別々に設ける場合よりも部品点数を減らすことができるため、プラズマリアクタの軽量化や小型化を図ることができる。
上記課題を解決するための別の手段(手段2)としては、放電電極を有する複数の内層パネルと、前記複数の内層パネルよりも外層側に位置する一対の外層パネルとを積層した構造を有し、隣接する前記内層パネル間に電圧を印加することによってプラズマを発生させるプラズマパネル積層体と、前記複数の内層パネル及び前記外層パネルを積層方向に挟み込んで固定するクランプとを備えるプラズマリアクタであって、前記クランプは、前記積層方向に延びるクランプ本体と、前記クランプ本体の少なくとも一方の端部に取り付けられ、前記外層パネルの表面を押圧する押さえ部材とを備え、前記押さえ部材と前記外層パネルの表面との間に、板状の補強体が挟み込まれ、前記補強体の面積は、前記補強体と前記押さえ部材との接触部の面積よりも大きいことを特徴とするプラズマリアクタがある。
従って、上記手段2に記載の発明では、クランプが、クランプ本体と、外層パネルの表面を押圧する押さえ部材とを備えているため、押さえ部材の弾性力により、内層パネル及び外層パネルからなる複数のパネル(プラズマパネル積層体)を安定して保持することができる。しかも、押さえ部材と外層パネルの表面との間に、クランプが接触する補強体が挟み込まれているため、クランプによって内層パネル及び外層パネルを挟み込む力を強くしたとしても、内層パネル及び外層パネルでの割れ等の発生が抑制される。ゆえに、プラズマリアクタの信頼性を向上させることができる。
なお、外層パネルの機械的強度は、内層パネルの機械的強度よりも高くなっていることがよい。このようにすれば、クランプによって内層パネル及び外層パネルを挟み込む力を強くした場合に、内層パネル及び外層パネルでの割れ等の発生が確実に抑制される。ゆえに、プラズマリアクタの信頼性をよりいっそう向上させることができる。
また、押さえ部材は、クランプ本体の一方の端部のみに取り付けられていてもよいし、クランプ本体の両端部に取り付けられていてもよいが、特には、クランプ本体の両端部に取り付けられていることがよい。このようにすれば、複数の内層パネル及び一対の外層パネルを両側から押圧できるため、より安定的に複数の内層パネル及び一対の外層パネル(プラズマパネル積層体)を保持することができ、プラズマリアクタの信頼性がよりいっそう向上する。
さらに、上記プラズマリアクタでは、クランプが複数設けられ、1つの補強体が、2個以上の押さえ部材と外層パネルの表面との間に挟み込まれていてもよい。このようにすれば、補強体をそれぞれの押さえ部材(クランプ)ごとに設ける場合よりも部品点数を減らすことができるため、プラズマリアクタの軽量化を図ることができる。
本実施形態におけるプラズマリアクタを示す概略断面図。 プラズマリアクタを示す平面図。 プラズマリアクタを示す斜視図。 プラズマパネル積層体がケースに収容されている状態を示す斜視図。 プラズマパネル積層体、クランプ及び電源供給端子を示す斜視図。 プラズマパネル積層体及びクランプを示す概略断面図。 内層パネルを示す斜視図。 外層パネルを示す斜視図。 他の実施形態において、プラズマパネル積層体及びクランプを示す概略断面図。 他の実施形態において、プラズマパネル積層体、クランプ及び電源供給端子を示す斜視図。 他の実施形態において、プラズマパネル積層体及びクランプを示す概略断面図。 他の実施形態において、プラズマパネル積層体、クランプ、補強体及び電源供給端子を示す斜視図。 他の実施形態において、プラズマパネル積層体、クランプ及び補強体を示す概略断面図。
以下、本発明のプラズマリアクタ1を具体化した一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図4に示されるように、本実施形態のプラズマリアクタ1は、自動車のエンジン(図示略)の排ガスに含まれているPMを除去する装置であり、排気管2に取り付けられている。プラズマリアクタ1は、電源3、ケース10及びプラズマパネル積層体20を備えている。
ケース10は、例えばステンレス鋼を用いて矩形筒状に形成されている。ケース10の熱膨張係数は、10〜18ppm/℃程度となっている。なお、ケース10の熱膨張係数は、常温〜300℃間の測定値の平均値をいう。ケース10の第1端部(図1では左端部)には第1コーン部11が接続され、ケース10の第2端部(図1では右端部)には第2コーン部12が接続されている。さらに、第1コーン部11は、排気管2の上流側部分4(エンジン側の部分)に接続され、第2コーン部12は、排気管2の下流側部分5(エンジン側とは反対側の部分)に接続されている。なお、エンジンからの排ガスは、排気管2の上流側部分4から第1コーン部11を介してケース10内に流入し、ケース10内を通過した後、第2コーン部12を介して排気管2の下流側部分5に流出する。
図4に示されるように、プラズマパネル積層体20は、ケース10内に収容されており、ケース10とプラズマパネル積層体20との間にはマット8が介在されている。マット8は、プラズマパネル積層体20をケース10に固定する機能を有している。ここで、マット8を構成する材料としては、例えば、セラミック繊維、金属繊維、発泡金属等の絶縁材料を用いることができる。
図1,図4〜図6に示されるように、プラズマパネル積層体20は、一対のガス通過面21,22と、4つのガス非通過面23,24,25,26とを有する略直方体状を成している。両ガス通過面21,22は、プラズマパネル積層体20において互いに反対側に位置している。一方、各ガス非通過面23〜26は、一対のガス通過面21,22の間に位置している。
また、プラズマパネル積層体20は、複数の内層パネル30と、各内層パネル30よりも外層側に位置する一対の外層パネル50とを積層した構造を有している。各パネル30,50は、ケース10内における排ガスの通過方向(第1コーン部11から第2コーン部12に向かう方向)と平行に配置されており、互いに隙間(本実施形態では、0.5mmの隙間)を有するように配置されている。
図1に示されるように、各パネル30,50には、プラズマパネル積層体20の厚さ方向に沿って第1の配線6及び第2の配線7が交互に電気的に接続されている。第1の配線6は、電源3の第1の端子に電気的に接続され、第2の配線7は、電源3の第2の端子に電気的に接続されている。
図1,図6,図7に示されるように、本実施形態の内層パネル30は、厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面(第1主面31及び第2主面32)を有し、縦100mm×横120mmの略矩形板状を成している。また、内層パネル30の厚さ(最大厚さT1)は、1mmとなっている。さらに、内層パネル30は、第2主面32にて開口する凹部35を有している。凹部35は、内層パネル30の横方向に延びており、内層パネル30の両端面にて開口している。また、本実施形態では、凹部35の深さD1が0.5mmであるため、凹部35の形成領域における内層パネル30の厚さT2は、0.5mm(=T1−D1)となっている。そして、本実施形態のプラズマパネル積層体20では、凹部35の内側面と下層側に隣接する内層パネル30の第1主面31との間、及び、凹部35の内側面と下層側に隣接する外層パネル50の第1主面51との間に、排ガスの流路が構成される。
また、内層パネル30は、矩形板状の誘電体33に放電電極34(厚さ10μm)を内蔵してなる構造を有している。放電電極34は、第1主面31寄りに配置されている。そして、放電電極34の第1主面37(図6参照)と内層パネル30の第1主面31との距離は、放電電極34の第2主面38(図6参照)と凹部35の底面との距離と等しくなっている。なお、本実施形態において、誘電体33はアルミナ(Al)等のセラミックからなり、放電電極34はタングステン(W)からなる。また、誘電体33の熱膨張係数は、2〜8ppm/℃程度であり、誘電体33がアルミナからなる本実施形態においては、8ppm/℃程度となっている。なお、誘電体33の熱膨張係数は、常温〜400℃間の測定値の平均値をいう。
図6,図7に示されるように、内層パネル30における凹部35の両側部分には、第1主面31側と第2主面32側とを導通させる導通構造40がそれぞれ1つずつ設けられている。各導通構造40は、スルーホール導体41、第1パッド42及び第2パッド43を備えている。スルーホール導体41は、内層パネル30を厚さ方向に貫通している。そして、一方の導通構造40に設けられたスルーホール導体41は、放電電極34から外周側に延出する延出部36を貫通している。また、第1パッド42は、第1主面31に形成されており、スルーホール導体41の第1主面31側端部に対して電気的に接続されている。一方、第2パッド43は、第2主面32に形成されており、スルーホール導体41の第2主面32側端部に対して電気的に接続されている。なお、第1パッド42及び第2パッド43は、それぞれ長方形状を成しており、表面にNi等のめっきが施されている。
図1,図6,図8に示されるように、本実施形態の外層パネル50は、上述した内層パネル30とほぼ同じ構造を有している。詳述すると、外層パネル50は、厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面(第1主面51及び第2主面52)を有し、縦100mm×横120mmの略矩形板状を成している。また、外層パネル50の厚さT3(最大厚さ)は、2mmであり、内層パネル30の最大厚さT1(1mm)よりも厚くなっている。さらに、外層パネル50は、第2主面52にて開口する凹部55を有している。凹部55は、外層パネル50の横方向に延びており、外層パネル50の両端面にて開口している。また、本実施形態では、凹部55の深さD2が0.5mmであるため、凹部55の形成領域における外層パネル50の厚さT4は、1.5mm(=T3−D2)となっている。そして、本実施形態のプラズマパネル積層体20では、凹部55の内側面と下層側に隣接する内層パネル30の第1主面31との間に、排ガスの流路が構成される。なお、一対の外層パネル50のうち下層側に位置する外層パネル50には、下層側に内層パネル30や外層パネル50が存在しないため、凹部55が形成されていない。
また、外層パネル50は、矩形板状の誘電体53に放電電極54(厚さ10μm)を内蔵してなる構造を有している。放電電極54は、内層パネル30寄りに配置されている。よって、上層側の外層パネル50では、放電電極54の第2主面58(図6参照)と凹部55の底面(または、外層パネル50の第2主面52)との距離が、放電電極54の第1主面57(図6参照)と外層パネル50の第1主面51との距離よりも小さくなる。一方、下層側の外層パネル50では、放電電極54の第1主面57と第1主面51との距離が、放電電極54の第2主面58と第2主面52との距離よりも小さくなる。なお、本実施形態において、誘電体53はアルミナ等のセラミックからなり、放電電極54はタングステンからなる。即ち、本実施形態の外層パネル50は、内層パネル30と同じ材料を用いて、内層パネル30よりも厚く形成されている。よって、外層パネル50の機械的強度は、内層パネル30の機械的強度よりも高くなる。また、誘電体53の熱膨張係数は、8ppm/℃程度となっている。なお、誘電体53の熱膨張係数は、常温〜400℃間の測定値の平均値をいう。
図6,図8に示されるように、外層パネル50における凹部55の両側部分には、第1主面51側と第2主面52側とを導通させる導通構造60がそれぞれ1つずつ設けられている。各導通構造60は、スルーホール導体61、第1パッド62及び第2パッド63を備えている。スルーホール導体61は、外層パネル50を厚さ方向に貫通している。そして、一方の導通構造60に設けられたスルーホール導体61は、放電電極54から外周側に延出する延出部56を貫通している。また、第1パッド62は、第1主面51に形成されており、スルーホール導体61の第1主面51側端部に電気的に対して接続されている。一方、第2パッド63は、第2主面52に形成されており、スルーホール導体61の第2主面52側端部に対して電気的に接続されている。なお、第1パッド62及び第2パッド63は、それぞれ長方形状を成しており、表面にNi等のめっきが施されている。
図5,図6に示されるように、プラズマリアクタ1は、複数の内層パネル30及び一対の外層パネル50を積層方向に挟み込んで固定する2つのクランプ71を備えている。各クランプ71は、各パネル30,50を積層方向に挟み込む機能に加えて、放電電極34,54に電気的に接続される電気導通部材としての機能を有している。また、各クランプ71は、金属板(例えば、SUS430等の材料からなるステンレス板)を折り曲げることによって形成されている。なお、クランプ71の熱膨張係数は、約11〜13ppm/℃となっている。クランプ71の熱膨張係数は、常温〜500℃間の測定値の平均値をいう。なお、本実施形態では、クランプ71の形成材料をSUS430としているが、SUS430は500℃以上の温度域で熱へたりが大きくなることが知られている。このため、特に高い耐熱性(例えば、500℃以上)が求められる場合には、熱膨張係数よりも熱変形への対応を優先的に考慮して、インコネル718やインコネルX−750等の耐熱性に優れた材料を用いてクランプ71を形成することがよい。
また、各クランプ71は、板部材72及び押さえ板73を備えている。板部材72は、パネル30,50の積層方向に延びている。押さえ板73は、板部材72の両端部に取り付けられ、板部材72と一体に形成されている。各押さえ板73は、弾性を有しており、折り返し構造を有する板ばねである。また、各押さえ板73は、外層パネル50の表面(具体的には、上層側の外層パネル50の第1主面51、または、下層側の外層パネル50の第2主面52)を押圧している。さらに、各押さえ板73は、上層側の外層パネル50の第1主面51に形成された第1パッド62、または、下層側の外層パネル50の第2主面52に形成された第2パッド63に圧接している。なお、押さえ板73は、金属板の屈曲により形成されているため、弾性を有している。本実施形態において、押さえ板73のばね定数は約100N/mmとなっている。
図2〜図5に示されるように、プラズマリアクタ1は、電源を放電電極34,54に供給する一対の電源供給端子81を備えている。本実施形態の電源供給端子81は、スパークプラグと同様の構造を有している。詳述すると、電源供給端子81は、外部接続部、金属粉末を含む導電性シール、絶縁体、主体金具、滑石、パッキン類等を備えている。外部接続部は、導電性シールを介して中心軸82に接続されている。中心軸82は、先端部が絶縁体内に挿入されている。なお、電源供給端子は、本実施形態のものに限定される訳ではなく、絶縁体によって外部接続部とケース10との間が絶縁されている構造であれば、他の構造であってもよい。
また、各電源供給端子81は、基端部(中心軸82)がクランプ71の板部材72の中央部に電気的に接続され、先端部がケース10から露出している。そして、各電源供給端子81は、互いに反対方向に突出している。なお、本実施形態では、一方の電源供給端子81の先端部が第1の配線6(図1参照)に接続されるとともに、第1の配線6に接続される電源供給端子81とは別の電源供給端子81の先端部が第2の配線7(図1参照)に接続されるようになっている。
なお、図1に示されるように、本実施形態のプラズマリアクタ1は、例えば、排ガスに含まれているPMを除去するために用いられる。この場合、隣接する内層パネル30間や隣接するパネル30,50間に対して電源3からパルス電圧(例えば、ピーク電圧:5kV(5000V)、パルス繰返し周波数:100Hz)が印加されると、誘電体バリア放電が生じ、放電電極34,54間に誘電体バリア放電によるプラズマが発生する。そして、プラズマの発生により、放電電極34,54間を流通する排ガスに含まれるPMが酸化(燃焼)されて除去される。
次に、プラズマリアクタ1の製造方法を説明する。
まず、アルミナ粉末を主成分とするセラミック材料を用いて、誘電体33,53となる第1〜第3のセラミックグリーンシートを形成する。なお、セラミックグリーンシートの形成方法としては、テープ成形や押出成形などの周知の成形法を用いることができる。そして、各セラミックグリーンシートに対してレーザ加工を行い、スルーホール導体41,61用の貫通孔を形成する。なお、貫通孔の形成は、パンチング加工、ドリル加工等によって行ってもよい。
次に、従来周知のペースト印刷装置(図示略)を用いて、スルーホール導体41,61用の貫通孔に導電性ペースト(本実施形態では、タングステンペースト)を充填し、スルーホール導体41,61となる未焼成のスルーホール導体部を形成する。
次に、第1のセラミックグリーンシートを支持台(図示略)に載置する。さらに、ペースト印刷装置を用いて、第1のセラミックグリーンシートの裏面上に導電性ペーストを印刷する。その結果、第1のセラミックグリーンシートの裏面上に、放電電極34,54となる厚さ10μmの未焼成電極が形成される。なお、第1のセラミックグリーンシートに対する未焼成電極の印刷方法としては、スクリーン印刷などの周知の印刷法を使用することができる。
そして、導電性ペーストの乾燥後、未焼成電極が印刷された第1のセラミックグリーンシートの裏面上に、第2のセラミックグリーンシート及び第3のセラミックグリーンシートを順番に積層し、シート積層方向に押圧力を付与する。その結果、各セラミックグリーンシートが一体化され、セラミック積層体が形成される。さらに、ペースト印刷装置を用いて、第1のセラミックグリーンシートの主面上に導電性ペーストを印刷し、未焼成の第1パッド42,62を形成するとともに、第3のセラミックグリーンシートの裏面上に導電性ペーストを印刷し、未焼成の第2パッド43,63を形成する。なお、第3のセラミックグリーンシートは、凹部35,55の形状に合わせた打抜加工を施した後に積層される。
次に、周知の手法に従って乾燥工程や脱脂工程などを行った後、セラミック積層体(セラミックグリーンシート及び未焼成電極)をアルミナ及びタングステンが焼結しうる所定の温度(例えば、1400℃〜1600℃程度)に加熱する同時焼成を行う。その結果、セラミックグリーンシート中のアルミナ、及び、導電性ペースト中のタングステンが同時焼結し、誘電体33,53、放電電極34,54、スルーホール導体41,61、第1パッド42,62及び第2パッド43,63が同時焼成によって形成され、セラミック積層体がパネル30,50となる。
その後、積層工程を行い、得られたパネル30,50を複数積層して、プラズマパネル積層体20を形成する。次に、クランプ71を用いて、複数の内層パネル30及び一対の外層パネル50を積層方向に挟み込んで固定する。このとき、クランプ71を構成する一対の押さえ板73が、上層側の外層パネル50の第1パッド62と下層側の外層パネル50の第2パッド63とに圧接する。さらに、溶接等を行うことにより、クランプ71を構成する板部材72の中央部に電源供給端子81の中心軸82を電気的に接続する。次に、プラズマパネル積層体20の外表面を覆うようにマット8を取り付けた後、マット8の外表面を覆うようにケース10を取り付ける。その後、一方の電源供給端子81の先端部に第1の配線6を接続するとともに、第1の配線6に接続した電源供給端子81とは別の電源供給端子81の先端部に第2の配線7を接続する。以上のプロセスを経て、プラズマリアクタ1が完成する。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプラズマリアクタ1では、クランプ71の弾性力により、内層パネル30及び外層パネル50(プラズマパネル積層体20)を安定して保持することができる。その結果、内層パネル30や外層パネル50のずれを抑制することができる。
しかしながら、本実施形態のクランプ71を用いる場合には、プラズマパネル積層体20の最外層に位置するパネル(外層パネル50)に対して応力集中が生じるため、外層パネル50に割れ等が生じやすい。何故なら、クランプ71の押さえ板73は、いわゆる「点当り」に近い状態で外層パネル50に圧接するからである。因みに、プラズマパネル積層体20の内層側にあるパネル(内層パネル30)には押さえ板73が直接接触しないため、内層パネル30に掛かる応力は分散される。このため、押さえ板73は、いわゆる「面当り」に近い状態で内層パネル30に接触する。
そこで、本実施形態では、外層パネル50の厚さT3を内層パネル30の最大厚さT1よりも厚くすることにより、クランプ71が接触する外層パネル50の機械的強度を、クランプ71が接触しない内層パネル30の機械的強度よりも高くしている。その結果、クランプ71でパネル30,50を挟み込む力を強くすることにより、外層パネル50に応力集中が生じたとしても、外層パネル50での割れ等の発生が抑制される。ゆえに、プラズマリアクタ1の信頼性を向上させることができる。
(2)本実施形態では、内層パネル30が放電電極34を有するのに加えて、外層パネル50も放電電極54を有している。このため、パネルの数を増やさなくても、プラズマの発生に用いられる放電電極の数を増やすことが可能となる。その結果、排気量が大きいエンジンの排気管にプラズマリアクタ1を取り付ける等の理由で、多くのプラズマが必要となる場合であっても、パネル30,50同士のずれを回避しつつ、必要量のプラズマを確保することができる。
(3)特許文献1に記載の従来技術には、アルミナ板と高圧極(放電電極)とを交互に積層してなるプラズマパネル積層体が開示されている。また、米国特許第6537507号明細書に記載の従来技術には、絶縁体と放電電極とを交互に積層した構造が開示されている。しかしながら、これらの従来技術では、放電電極が外部に露出しているため、放電電極が劣化しやすいという問題がある。しかも、特許文献1に記載の従来技術では、浄化性能を一時的に向上させることを目的として、放電電極間に印加する電圧を上昇させると、電源に接続された第1電極と高圧極との間で放電が生じる虞がある。そこで、本実施形態では、放電電極34,54を誘電体33,53に内蔵することにより、パネル30,50を構成している。その結果、放電電極34,54の劣化を防ぐことが可能となる。しかも、放電電極34,54と他の導電部分との間に放電が生じるといった問題を解消することができる。
(4)本実施形態のプラズマリアクタ1は、第1コーン部11及び第2コーン部12を介して排気管2に取り付けられている。その結果、排気管2の上流側部分4→第1コーン部11→プラズマリアクタ1→第2コーン部12→排気管2の下流側部分5の順番に排ガスが流れる排ガス流路内の抵抗が低減されるため、排ガス流路内における圧力損失を抑えることができる。ひいては、圧力損失に伴うエンジンの出力低下も防止することができる。
なお、上記実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態のプラズマパネル積層体20では、内層パネル30が放電電極34を有するのに加えて、外層パネル50も放電電極54を有していた。しかし、図9のプラズマパネル積層体91に示されるように、一対の外層パネル92を、放電電極を有しないパネルとしてもよい。このようにすれば、排ガスの流路(放電電極93が対向する空間)とは別の箇所において、不要なプラズマ(不具合の発生や部材の劣化の原因となるプラズマ)の発生を抑制することができる。
・図10,図11に示されるように、プラズマパネル積層体101は、複数の内層パネル102及び一対の外層パネル103を積層方向に挟み込んで固定する4つのクランプ104と、複数の内層パネル102及び1つ(下層側)の外層パネル103のみを積層方向に挟み込んで固定する2つのクランプ105とを備えていてもよい。なお、上層側の外層パネル103には、同外層パネル103を厚さ方向に貫通する切欠部106が配置され、切欠部106の内側領域にはクランプ105の押さえ板107が位置している。また、各クランプ104,105のうち2つのクランプ105が、放電電極108に電気的に接続される電気導通部材としての機能を有している。
・図12,図13に示されるように、クランプ111が、板部材112(クランプ本体)及び押さえ板113(押さえ部材)を備えている場合、押さえ板113と外層パネル114の表面115との間に、板状の補強体116を挟み込み、補強体116の面積を、補強体116と押さえ板113との接触部の面積より大きくしてもよい。なお、補強体116の面積は、外層パネル114の面積より小さくなっている。また、外層パネル114の厚さは、内層パネル117の厚さと等しくなっている。この場合、クランプ111の押さえ板113と外層パネル114の表面115との間に補強体116が挟み込まれているため、外層パネル114と内層パネル117との機械的強度が等しい状態で、クランプ111によってパネル114,117を挟み込む力を強くしたとしても、外層パネル114での割れ等の発生が抑制される。ゆえに、プラズマリアクタの信頼性を向上させることができる。なお、図12,図13に示されるように、2個以上(ここでは2個)の押さえ板113と外層パネル114の表面115との間に、1つの補強体118(図12,図13の一点鎖線参照)を挟み込むようにしてもよい。
・上記実施形態のパネル30,50は、誘電体33,53に放電電極34,54を内蔵することによって構成されていた。しかし、誘電体33,53の表面に放電電極34,54を形成することによってパネルを構成してもよい。
・上記実施形態のプラズマリアクタ1は、自動車のエンジンの排ガス浄化に用いられていたが、例えば、船舶等のエンジンの排ガス浄化に用いてもよい。また、プラズマリアクタ1は、プラズマ処理を行うものであればよく、排ガスの処理を行うものでなくてもよいし、浄化に用いるものでなくてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段1において、前記外層パネルに、同外層パネルを厚さ方向に貫通する切欠部が配置され、前記切欠部の内側領域に前記クランプが位置していることを特徴とするプラズマリアクタ。
(2)上記手段2において、前記補強体の面積は、前記外層パネルの面積よりも小さいことを特徴とするプラズマリアクタ。
(3)上記手段1または2において、前記内層パネルは、厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面を有し、かつ前記一対の主面間を導通させる導通構造を有しており、前記導通構造は、前記内層パネルを厚さ方向に貫通するスルーホール導体と、前記一対の主面にそれぞれ形成され、前記スルーホール導体の両端部に対してそれぞれ電気的に接続されるパッドとを備えることを特徴とするプラズマリアクタ。
1…プラズマリアクタ
20,91,101…プラズマパネル積層体
30,102,117…内層パネル
34,54,93,108…放電電極
50,92,103,114…外層パネル
51…主面としての第1主面
52…主面としての第2主面
60…導通構造
61…スルーホール導体
62…パッドとしての第1パッド
63…パッドとしての第2パッド
71,105,111…電気導通部材としてのクランプ
104…クランプ
112…クランプ本体としての板部材
113…押さえ部材としての押さえ板
115…外層パネルの表面
116,118…補強体
T1…内層パネルの最大厚さ
T3…外層パネルの厚さ

Claims (10)

  1. 放電電極を有する複数の内層パネルと、前記複数の内層パネルよりも外層側に位置する一対の外層パネルとを積層した構造を有し、隣接する前記内層パネル間に電圧を印加することによってプラズマを発生させるプラズマパネル積層体と、
    前記複数の内層パネル及び前記外層パネルを積層方向に挟み込んで固定するクランプと
    を備えるプラズマリアクタであって、
    前記外層パネルの機械的強度が、前記内層パネルの機械的強度よりも高くなっていることを特徴とするプラズマリアクタ。
  2. 放電電極を有する複数の内層パネルと、前記複数の内層パネルよりも外層側に位置する一対の外層パネルとを積層した構造を有し、隣接する前記内層パネル間に電圧を印加することによってプラズマを発生させるプラズマパネル積層体と、
    前記複数の内層パネル及び前記外層パネルを積層方向に挟み込んで固定するクランプと
    を備えるプラズマリアクタであって、
    前記クランプは、前記積層方向に延びるクランプ本体と、前記クランプ本体の少なくとも一方の端部に取り付けられ、前記外層パネルの表面を押圧する押さえ部材とを備え、
    前記押さえ部材と前記外層パネルの表面との間に、板状の補強体が挟み込まれ、
    前記補強体の面積は、前記補強体と前記押さえ部材との接触部の面積よりも大きい
    ことを特徴とするプラズマリアクタ。
  3. 前記外層パネルの機械的強度が、前記内層パネルの機械的強度よりも高くなっていることを特徴とする請求項2に記載のプラズマリアクタ。
  4. 前記クランプが複数設けられ、
    1つの前記補強体が、2個以上の前記押さえ部材と前記外層パネルの表面との間に挟み込まれている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のプラズマリアクタ。
  5. 前記外層パネルの厚さが、前記内層パネルの最大厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプラズマリアクタ。
  6. 前記クランプが複数設けられ、
    複数の前記クランプの少なくとも1つが、前記放電電極に電気的に接続される電気導通部材としての機能を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプラズマリアクタ。
  7. 前記複数の内層パネルは、前記放電電極を内蔵してなる構造を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプラズマリアクタ。
  8. 前記外層パネルは、厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面を有し、かつ前記一対の主面間を導通させる導通構造を有しており、
    前記導通構造は、前記外層パネルを厚さ方向に貫通するスルーホール導体と、前記一対の主面にそれぞれ形成され、前記スルーホール導体の両端部に対してそれぞれ電気的に接続されるパッドとを備える
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプラズマリアクタ。
  9. 前記外層パネルが前記放電電極を有していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプラズマリアクタ。
  10. 前記外層パネルが有する前記放電電極は、前記内層パネル寄りに配置されていることを特徴とする請求項9に記載のプラズマリアクタ。
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