JP2017139418A - 作業支援プログラム、作業支援装置、及び作業支援方法 - Google Patents

作業支援プログラム、作業支援装置、及び作業支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業支援の精度を向上することを可能とする。【解決手段】取得部42が、結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得し、特定部44が、作業画像に含まれるマーカ情報と、複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得した作業画像における、複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定し、判定部48が、特定した接続部の位置について画像解析処理を実行して、設計情報に基づいて生成された設計画像と作業画像との比較結果に基づいて、作業単位毎に行われた接続の良否を判定し、出力部50が、判定結果を示す情報を表示部26に出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、作業支援プログラム、作業支援装置、及び作業支援方法に関する。
基板上に取り付けられた装置間を接続するケーブルの結線状態が正しいか否かを検証する作業を支援する技術が提案されている。
例えば、基板の設計図等から作成した設計画像と、全てのケーブルが結線済みの状態(すなわち、全配線作業の完了後)の基板を撮影した実画像とを合成した合成画像を表示装置に表示する技術が提案されている。この技術では、作業者が、表示装置に表示された合成画像を目視で確認することによって、ケーブルの結線状態が正しいか否かを判定する。
また、例えば、接続元のケーブルのコネクタ、及び接続先のポートに各々識別番号を付与して予め関連付けておく技術が知られている。この技術では、結線後に、接続元のケーブルのコネクタ、及び接続先のポートの各々の識別番号を撮影する。そして、この技術では、撮影により得られた各識別番号が予め関連付けられているか否かによって、ケーブルの結線状態が正しいか否かを判定する。
特開2007−005358号公報 特開2012−152016号公報
設計画像と全配線作業の完了後の基板を撮影した実画像との比較によってケーブルの結線状態を判定する技術では、ケーブルの結線状態の良否を正しく判定できない場合がある。一例として、設計画像が図29に示す画像であり、実画像が図30に示す画像である場合について説明する。図29に示すように、基板400には、装置402、404、406が取り付けられている。また、装置402、404、406は、各々ケーブルの接続先であるポート402A〜402C、404A〜404C、406A〜406Cを備えている。そして、ケーブル408Aはポート402A及びポート404Bを接続し、ケーブル408Bはポート402B及びポート404Aを接続し、ケーブル408Cはポート402C及びポート404Cを接続するものとされている。
これに対し、実画像では、図30の破線で囲まれた部分に示すように、例えばケーブル408Aとケーブル408Bとが重なって撮影される場合がある。この場合、例えば、ケーブル408Bがポート402Aとポート404Aとを接続していると判定される等、結線状態の判定結果に誤りが生じる場合がある。
一方、ケーブルのコネクタ及びポートに識別番号を付与する技術では、例えばコネクタやポートの形状によっては識別番号が比較的小さく撮影される場合があり、この場合は識別番号を撮影しても、識別番号を正しく認識できない可能性がある。
本発明は、一つの側面として、作業支援の精度を向上することを目的とする。
本発明は、一つの側面として、複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得する。また、前記作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得した前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定する。そして、特定した前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定し、判定結果を示す情報を表示部に出力する。
一つの側面として、作業支援の精度を向上することができる、という効果を有する。
第1及び第2実施形態に係る作業支援システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 第1及び第2実施形態に係る結線対象とする基板の概略構成の一例を示す平面図である。 設計情報の一例を示す図である。 重畳情報の一例を示す図である。 第1及び第2実施形態に係る作業支援装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る作業支援処理の一例を示すフローチャートである。 配置情報に情報が追加された重畳情報の一例を示す図である。 作業1の作業前の作業支援画面の一例を示す図である。 作業2の作業前の作業支援画面の一例を示す図である。 作業3の作業前の作業支援画面の一例を示す図である。 作業1の作業後の設計画像の一例を示す図である。 作業1の作業後の作業画像の一例を示す図である。 作業2の作業後の設計画像の一例を示す図である。 作業2の作業後の作業画像の一例を示す図である。 作業3の作業後の設計画像の一例を示す図である。 作業3の作業後の作業画像の一例を示す図である。 第2実施形態に係る結線対象とする基板の概略構成を示す平面図である。 図17の基板を装置が取り付けられている面側の斜め上方から矢印A方向に見た斜視図である。 図17の基板を装置が取り付けられている面側の斜め上方から矢印B方向に見た斜視図である。 第2実施形態に係る作業支援処理の一例を示すフローチャートである。 作業1の作業前の作業支援画面の一例を示す図である。 作業1の作業後の設計画像の一例を示す図であり、図17の基板を装置が取り付けられている面側の斜め上方から矢印A方向に見た斜視図である。 作業1の作業後の作業画像の一例を示す図であり、図17の基板を装置が取り付けられている面側の斜め上方から矢印A方向に見た斜視図である。 作業1の作業後の設計画像の一例を示す図であり、図17の基板を装置が取り付けられている面側の斜め上方から矢印B方向に見た斜視図である。 作業1の作業後の作業画像の一例を示す図であり、図17の基板を装置が取り付けられている面側の斜め上方から矢印B方向に見た斜視図である。 ポートからケーブルが抜けた場合の形態例を説明するための平面図である。 ポートからケーブルが抜けた場合の再接続を促す再接続表示画面の一例を示す図である。 作業画像の撮像タイミングの変形例を説明するための平面図である。 従来技術を説明するための設計画像の一例を示す図である。 従来技術を説明するための実画像の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、基板10に設けられた複数の装置の結線作業及び結線状態の検証作業を行う作業者による検証作業の支援を行う作業支援システム20の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る作業支援システム20は、Head Mounted Display(HMD)22、サーバ30、及び作業支援装置40を備えている。なお、作業支援装置40の一例としてはスマートフォンやウェアラブル・コンピュータ等の携帯型の装置等が挙げられる。
HMD22は、入力部24、表示部26、及びカメラ28を備えており、作業者の頭部に装着される。入力部24は、作業者が発した音声が入力され、入力された音声を音声認識する。表示部26は、HMD22が作業者の頭部に装着された状態で、作業者が視線を下方に向けた場合に視認可能な位置に設けられている。カメラ28は、作業者の顔が向いている方向を撮像可能な位置に設けられており、カメラ28により所定の撮像間隔(フレームレート)で撮像された動画像が表示部26に表示される。また、カメラ28は、入力部24を介して静止画像の撮像を行うことを指示する音声(本実施形態では「カメラ」という音声)が入力された場合に、静止画像を撮像して作業支援装置40に出力する。
サーバ30の記憶部31の所定の記憶領域には、後述するポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cの位置情報と結線態様を示す情報とを含む設計情報32、及び後述する重畳情報34が記憶される。図2〜図4を参照して、本実施形態に係る基板10、設計情報32、及び重畳情報34について説明する。
図2に示すように、基板10は、作業者による結線対象とされる複数(本実施形態では3つ)の装置12、14、16を備えている。また、装置12、14、16は、各々ケーブルが接続される接続部の一例としてのポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cを備えている。また、基板10の所定の位置(本実施形態では、図2の左下端部の位置)には、矩形状で所定の模様のマーカMが形成されている。なお、マーカMの形状及び模様については、マーカMであることが特定可能であれば特に限定されない。
なお、本実施形態では、ケーブル18Aがポート12B及びポート14Aを接続し、ケーブル18Bがポート12A及びポート14Bを接続し、ケーブル18Cがポート12C及びポート14Cを接続した状態が正しい結線状態であるものとして説明する。また、以下では、基板10を平面視した場合の基板10の長辺に沿った方向(図2の左右方向)をX軸方向といい、短辺に沿った方向(図2の上下方向)をY軸方向という。また、以下では、基板10の高さ方向(図2の手前奥手方向)をZ軸方向という。
図3に示すように、設計情報32には、基板10、装置12、14、16、及びポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cの各部材について、寸法及び取付位置が記憶される。また、設計情報32には、マーカMについて、寸法が記憶される。さらに、設計情報32には、ポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cについて、接続ポート及び接続フラグが記憶される。
本実施形態に係る設計情報32の寸法には、各部材のX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の各方向についての各部材の長さを示す情報が記憶される。設計情報32の取付位置には、各部材が取り付けられている基板10上のマーカMの位置を基準とした位置に関する情報が記憶される。
具体的には、本実施形態では、例えば、X軸方向の取付位置として、マーカMのX軸方向の端部(図2に示す右端部)から各部材の対応する端部までの距離を示す情報が記憶される。また、例えば、Y軸方向の取付位置として、マーカMのY軸方向の端部(図2に示す上端部)から各部材の対応する端部までの距離を示す情報が記憶される。さらに、例えば、Z軸方向の取付位置として、基板10の上面から各部材の上面までの距離を示す情報が記憶される。
なお、上記長さを示す情報及び距離を示す情報としては、実際の寸法を適用してもよいし、後述する設計画像を生成する際の画素数等を適用してもよい。
設計情報32の接続ポートには、各ポートについて、接続先のポートを示す情報が記憶される。設計情報32の接続フラグには、各ポートが接続済みであることを示す情報(本実施形態では、「1」)、又は各ポートが未接続であることを示す情報(本実施形態では、「0」)が記憶される。すなわち、基板10の結線作業を開始する前の初期状態では、接続フラグには「0」が記憶される。
本実施形態に係る重畳情報34には、表示部26に重畳して表示するための情報が記憶される。図4に示すように、重畳情報34には、表示部26にテキストを重畳して表示するためのテキスト関連情報34A、及び表示部26に図形を重畳して表示するための図形関連情報34Bが含まれる。
テキスト関連情報34Aには、基本情報、テキスト情報、及び配置情報が含まれる。また、図形関連情報34Bには、基本情報、図形情報、及び配置情報が含まれる。テキスト関連情報34A及び図形関連情報34Bの基本情報には、種別及びマーカIdentification(ID)が含まれる。また、テキスト関連情報34A及び図形関連情報34Bの配置情報には、表示部26に表示する際の次元数を示す投影方法が含まれる。
また、テキスト関連情報34Aのテキスト情報には、表示部26に表示する文字列を示すテキスト、該文字列のフォントサイズ、及び該文字列のフォントカラーが含まれる。また、図形関連情報34Bの図形情報には、表示部26に表示する図形を示す選択図形が含まれる。
図1に示すように、作業支援装置40は、取得部42、特定部44、生成部46、判定部48、出力部50、及び導出部52を備えている。
取得部42は、ポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cを結線する結線作業における所定の作業単位毎にカメラ28により撮像された作業画像を取得する。具体的には、取得部42は、上記結線作業における1対のポートを結線する作業を1つの作業単位として作業画像を取得する。また、取得部42は、サーバ30から設計情報32及び重畳情報34を各々取得する。
特定部44は、作業画像に含まれるマーカMの情報と設計情報32とに基づいて、作業画像における、装置12、14、16それぞれが備えるポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cの位置を特定する。具体的には、特定部44は、作業画像におけるマーカMの大きさ及び歪み等と、設計情報32の寸法及び取付位置とに基づいて、作業画像におけるポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cの位置を特定する。
生成部46は、設計情報32に基づいて設計画像を生成する。また、生成部46は、作業画像におけるマーカMの大きさ及び歪み等と、設計情報32の寸法及び取付位置とに基づいて、設計画像に縮尺を合わせた作業画像を生成する。
判定部48は、特定部44により特定されたポート12A〜12C、14A〜14C、16A〜16Cの位置について画像解析処理を実行する。そして、判定部48は、画像解析処理に伴う設計画像と作業画像との比較結果に基づいて、作業単位毎に行われた接続の良否を判定する。
出力部50は、判定部48による判定結果を示す情報をHMD22の表示部26に出力する。また、出力部50は、作業単位毎における結線作業前に取得部42により取得された作業画像及び重畳情報34に基づいて、重畳情報34の配置情報として所定の情報を追加してHMD22の表示部26に出力する。
導出部52は、取得部42により取得された設計情報32に基づいて、作業者による結線作業の作業順番を導出する。具体的には、本実施形態に係る導出部52は、設計情報32の寸法、取付位置、及び接続ポートに基づいて、結線対象の各ポートのうち、ポート間の距離が短いものから順番に結線が行われるよう作業順番を導出する。なお、作業順番はこの例に限定されず、例えば、ポート番号順、特定の位置(作業者の位置)から遠い順等の他の順番でもよい。
作業支援装置40は、例えば図5に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60はCentral Processing Unit(CPU)61、一時記憶領域としてのメモリ62、及び不揮発性の記憶部63を備えている。また、コンピュータ60は、入出力装置64、記録媒体68に対するデータの読み込みと書き込みとを制御するR/W部65、及びインターネット等のネットワークに接続されるネットワークI/F66を備えている。CPU61、メモリ62、記憶部63、入出力装置64、R/W部65、及びネットワークI/F66は、バス67を介して互いに接続されている。
記憶部63は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現することができる。記憶媒体としての記憶部63には、コンピュータ60を作業支援装置40として機能させるための作業支援プログラム70が記憶される。作業支援プログラム70は、取得プロセス71、特定プロセス72、生成プロセス73、判定プロセス74、出力プロセス75、及び導出プロセス76を有する。
CPU61は、作業支援プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、作業支援プログラム70が有するプロセスを順次実行する。CPU61は、取得プロセス71を実行することで、図1に示す取得部42として動作する。また、CPU61は、特定プロセス72を実行することで、図1に示す特定部44として動作する。また、CPU61は、生成プロセス73を実行することで、図1に示す生成部46として動作する。また、CPU61は、判定プロセス74を実行することで、図1に示す判定部48として動作する。また、CPU61は、出力プロセス75を実行することで、図1に示す出力部50として動作する。また、CPU61は、導出プロセス76を実行することで、図1に示す導出部52として動作する。これにより、作業支援プログラム70を実行したコンピュータ60が、作業支援装置40として機能することになる。
なお、作業支援プログラム70により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る作業支援システム20の作用について説明する。作業支援装置40において、作業者により結線作業を開始する旨の指示が入力されると、作業支援装置40が、作業支援プログラム70を実行することで、図6に示す作業支援処理を実行する。
図6に示す作業支援処理のステップ100で、取得部42は、サーバ30から設計情報32を取得する。次のステップ102で、導出部52は、ステップ100で取得された設計情報32の寸法、取付位置、及び接続ポートに基づいて、結線対象の各ポートのうち、ポート間の距離が短いものから順番に結線が行われるよう作業順番を導出する。以下では、1番目の作業(以下、「作業1」という。)として、ポート12Aとポート14Bとを結線する作業を行う場合について説明する。また、以下では、2番目の作業(以下、「作業2」という。)として、ポート12Bとポート14Aとを結線する作業を行う場合について説明する。また、以下では、3番目の作業(以下、「作業3」という。)として、ポート12Cとポート14Cとを結線する作業を行う場合について説明する。
また、以下の各ステップの処理は、ステップ102で導出された順番に従って、各結線作業毎に繰り返し実行される。
作業者は、各ポートの結線作業を行うにあたり、表示部26を参照してカメラ28により基板10の全体が撮像されていることを確認して、「カメラ」と発声する。これにより、入力部24を介して「カメラ」との音声が入力され、カメラ28は音声が入力された時点での静止画像(作業画像)を撮像して作業支援装置40に送信する。そこで、ステップ104で、取得部42は、作業画像が受信されるまで待機する。作業画像が受信されると、ステップ104が肯定判定となり、処理はステップ106に移行する。
ステップ106で、取得部42は、サーバ30から重畳情報34を取得する。次のステップ108で、出力部50は、設計情報32の結線対象とするポートの寸法及び取付位置と、ステップ104で受信された作業画像のマーカMの大きさ及び歪み等に基づいて、重畳情報34の配置情報として所定の情報を追加する。具体的には、図7に示すように、出力部50は、テキスト関連情報34A及び図形関連情報34Bの各々の配置情報として、座標位置、回転角度、及びスケール(拡大・縮小率)を、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の各方向について追加する。
より具体的には、出力部50は、結線対象とするポート及びポート間を結ぶ経路上を避けた位置にテキストが表示されるように、テキスト関連情報34Aの配置情報として、座標位置、回転角度、及びスケールを追加する。また、出力部50は、結線対象とするポートが図形関連情報34Bの選択図形で囲まれるように、図形関連情報34Bの配置情報として、座標位置、回転角度、及びスケールを追加する。
そして、出力部50は、情報が追加された重畳情報34をHMD22に出力する。HMD22は、作業支援装置40から重畳情報34が入力されると、入力された重畳情報34に基づく情報を表示部26に重畳して表示する。図8から図10には、重畳情報34に基づく情報が表示部26に重畳されて表示された作業支援画面の一例が示されている。なお、図8は作業1の結線作業前に表示される作業支援画面の一例を示し、図9は作業2の結線作業前に表示される作業支援画面の一例を示し、図10は作業3の結線作業前に表示される作業支援画面の一例を示している。
図8〜図10に示すように、本実施形態では、結線作業前にテキスト関連情報34Aに基づくテキスト34C、及び図形関連情報34Bに基づく図形34Dが表示部26に重畳されて表示される。従って、作業者が結線対象のポートを間違えて結線する可能性を低減することができる。なお、図8〜図10に示すように、結線経路を示す線(図8〜図10に示す破線)を重畳させてもよい。また、図8〜図10に示すように、テキスト34Cを枠線で囲って吹き出しの形で表示してもよい。
作業者は、HMD22に作業支援画面が表示されると、作業支援画面に表示された内容に従って、1対のポートを結線する。そして、作業者は、1対のポートを結線した後、「カメラ」と発声する。これにより、入力部24を介して「カメラ」との音声が入力され、カメラ28は、該音声が入力された時点での静止画像(作業画像)を撮像して作業支援装置40に送信する。そこで、ステップ110で、取得部42は、作業画像が受信されるまで待機する。作業画像が受信されると、ステップ110が肯定判定となり、処理はステップ112に移行する。
ステップ112で、取得部42は、サーバ30から設計情報32を取得する。次のステップ114で、生成部46は、ステップ112で取得された設計情報32に基づいて、設計画像を生成する。具体的には、生成部46は、ステップ112で取得された設計情報32に基づいて、この時点で結線対象とするポートがケーブルにより結線された状態の設計画像を生成する。例えば、この時点が、作業1が終了した時点であれば、生成部46は、ポート12Aとポート14Bとが結線された状態の設計画像を生成する。
ステップ116で、生成部46は、ステップ110で受信された作業画像のマーカMの大きさ及び歪み等と、設計情報32とに基づいて、該作業画像のスケール、及び角度をステップ114で生成された設計画像に合わせた作業画像を生成する。図11、図13、及び図15に、各々作業1から作業3の結線作業後においてステップ114で生成された設計画像の一例を示す。また、図12、図14、及び図16に、各々作業1から作業3の結線作業後においてステップ116で生成された作業画像の一例を示す。
ステップ118で、特定部44は、ステップ116で生成された作業画像に含まれるマーカM及びステップ112で取得された設計情報32に基づいて、該作業画像におけるポートの位置を特定する。なお、本実施形態に係る特定部44は、ステップ112で取得された設計情報32において、接続フラグが「1」であるポートについては対象外として上記ポートの位置を特定する。そして、特定部44は、特定したポートの位置を含む所定の範囲を後述するステップ120で設計画像と作業画像とを比較する比較範囲Rとして特定する。本ステップ118で特定された設計画像の比較範囲Rは図11、図13、及び図15においてR1で示され、作業画像の比較範囲Rは図12、図14、及び図16においてR2で示されている。例えば、作業2の作業後には、作業1で接続されたポート12A、14Bの位置が除外されて、図13に示すR1及び図14に示すR2のように比較範囲Rが特定される。
ステップ120で、判定部48は、ステップ118で特定された比較範囲Rについて画像解析処理を実行する。そして、判定部48は、画像解析処理に伴う設計画像と作業画像との比較結果に基づいて、結線対象とするポートの接続の良否を判定する。具体的には、一例として、判定部48は、比較範囲R1及び比較範囲R2の画像について、画像の類似度を導出する画像解析処理を行い、該類似度が所定の閾値(例えば90%)以上であるか否かによって接続が良好であることを示す「良」であるか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップ124に移行する一方、否定判定となった場合は、処理はステップ122に移行する。
ステップ122で、出力部50は、接続が良好ではないことを示す「否」であることを示す情報をHMD22に出力した後、ステップ110に戻る。具体的には、一例として、出力部50は、ステップ108で出力した重畳情報34のテキスト関連情報34Aのテキストを、再接続を促す旨の文字列に置き換えた重畳情報34をHMD22に出力する。これにより、HMD22の表示部26には、再接続を促す旨の文字列、及び図形が表示される。この結果、作業者は、再接続を行う必要があることを把握できる。
一方、ステップ124で、出力部50は、接続が「良」であることを示す情報をHMD22に出力する。具体的には、一例として、出力部50は、接続結果が正常である旨を示す文字列をHMD22に出力する。
次のステップ126で、出力部50は、結線が完了したポートについて、設計情報32の接続フラグを「1」に更新する。次のステップ128で、出力部50は、結線対象とする全ポートについて接続フラグが「1」となったか否かを判定することで、結線作業が完了したか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合は、処理はステップ104に戻る一方、肯定判定となった場合は、本作業支援処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、作業単位毎に行われた接続の良否を判定しているので、作業支援の精度が向上する。
また、本実施形態によれば、設計画像及び作業画像の比較対象が、結線が完了済みのポート以外のポートを含む比較範囲Rに絞られている。これにより、設計画像及び作業画像の比較処理の演算量を低減することができる。さらに、比較範囲Rをポート周辺の範囲とすることで、形状が不定となり易いケーブルの中間部分を除外し、ポートに対するケーブルの形状が予め定めた形状になり易い接続部分での類似度を用いて比較することができるため、比較処理の判定精度も向上する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る作業支援システムにおいて、第1実施形態に係る作業支援システムと同様の部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、本実施形態では、第1実施形態に係る基板10に加え、図17〜図19に示す基板210も結線対象とする形態例について説明する。
まず、図17〜図19を参照して基板210の構成について説明する。なお、図17〜図19における図2と同一の部分については、図2と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図17〜図19に示すように、基板210は、作業者による結線対象とされる複数(本実施形態では3つ)の装置212、14、16を備えている。また、装置212は、各々ケーブルが接続される接続部の一例としてのポート212A〜212Dを備えている。また、ポート212A及びポート212Bは平面視した場合に重なる位置に設けられている。なお、以下では、ポート212A及びポート212Bのように、平面視した場合に重なる位置に設けられている構成を「多段構成」という。
次に、図1を参照して本実施形態に係る作業支援システム220の構成について説明する。図1に示すように、作業支援システム220は、HMD22、サーバ30、及び作業支援装置240を備えている。作業支援装置240は、取得部42、特定部44、生成部246、判定部248、出力部250、及び導出部252を備えている。
判定部248は、第1実施形態に係る判定部48の機能に加えて以下の機能を有する。判定部248は、取得部42により取得された設計情報32の寸法及び取付位置に基づいて、多段構成となっているポートがあるか否かを判定し、多段構成となっているポートがある場合は、多段構成となっているポートを特定する。
導出部252は、取得部42により取得された設計情報32に基づいて、作業者による結線作業の作業順番を導出する。具体的には、本実施形態に係る導出部252は、設計情報32の寸法、取付位置、及び接続ポートに基づいて、結線対象の各ポートのうち、ポート間の距離が短いものから順番に結線が行われるよう作業順番を導出する。さらに、導出部252は、判定部248により多段構成となっているポートがあると判定された場合は、該ポートの下の段から順番に結線が行われるよう作業順番を導出する。
出力部250は、第1実施形態に係る出力部50の機能に加えて以下の機能を有する。出力部250は、判定部248により多段構成となっているポートがあると判定された場合は、ポートが見える位置で画像を撮像する旨の文字列を示す情報を追加した重畳情報34をHMD22の表示部26に出力する。
生成部246は、第1実施形態に係る生成部46の機能に加えて以下の機能を有する。生成部246は、判定部248により多段構成となっているポートがあると判定された場合は、設計画像を生成する際に、ポートが見える状態での設計画像を生成する。
作業支援装置240は、第1実施形態と同様に、例えば図5に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60の記憶部63には、コンピュータ60を作業支援装置240として機能させるための作業支援プログラム70Aが記憶される。作業支援プログラム70Aは、取得プロセス71、特定プロセス72、生成プロセス73A、判定プロセス74A、出力プロセス75A、及び導出プロセス76Aを有する。
CPU61は、作業支援プログラム70Aを記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、作業支援プログラム70Aが有するプロセスを順次実行する。CPU61は、生成プロセス73Aを実行することで、図1に示す生成部246として動作する。また、CPU61は、判定プロセス74Aを実行することで、図1に示す判定部248として動作する。また、CPU61は、出力プロセス75Aを実行することで、図1に示す出力部250として動作する。また、CPU61は、導出プロセス76Aを実行することで、図1に示す導出部252として動作する。他のプロセスについては、第1実施形態に係る作業支援プログラム70と同様である。これにより、作業支援プログラム70Aを実行したコンピュータ60が、作業支援装置240として機能することになる。
なお、作業支援プログラム70Aにより実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る作業支援システム220の作用について説明する。作業支援装置240において、作業者により結線作業を開始する旨の指示が入力されると、作業支援装置240が、作業支援プログラム70Aを実行することで、図20に示す作業支援処理を実行する。
図20に示す作業支援処理のステップ300で、取得部42は、サーバ30から設計情報32を取得する。次のステップ302で、判定部248は、ステップ300で取得された設計情報32の寸法及び取付位置に基づいて、多段構成となっているポートがあるか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合は、処理はステップ304に移行する一方、肯定判定となった場合は、処理はステップ306に移行する。
ステップ304で、作業支援装置240は、上記第1実施形態に係る作業支援処理のステップ102〜ステップ128と同様の処理を実行した後、本作業支援処理を終了する。一方、ステップ306で、導出部252は、前述したように、ステップ300で取得された設計情報32に基づいて、作業者による結線作業の作業順番を導出する。以下では、1番目の作業(以下、「作業1」という。)として、ポート212Bとポート14Bとを結線する作業を行う場合について説明する。
ステップ308で、取得部42は、上記ステップ104と同様に、作業画像が受信されるまで待機する。作業画像が受信されると、ステップ308が肯定判定となり、処理はステップ310に移行する。ステップ310で、取得部42は、サーバ30から重畳情報34を取得する。
次のステップ312で、出力部250は、上記ステップ108と同様に、設計情報32の結線対象とするポートの寸法及び取付位置と、ステップ308で受信された作業画像のマーカMの大きさ及び歪み等に基づいて、重畳情報34の配置情報として情報を追加する。そして、出力部250は、ポートが見える位置で画像を撮像する旨の文字列を示す情報をさらに追加した重畳情報34をHMD22の表示部26に出力する。
HMD22は、作業支援装置240から重畳情報34が入力されると、入力された重畳情報34に基づく情報を表示部26に重畳して表示する。図21には、重畳情報34に基づく情報が表示部26に重畳されて表示された作業支援画面の一例が示されている。なお、図21は作業1の結線作業前に表示される作業支援画面の一例を示している。
図21に示すように、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、テキスト34C、及び図形34Dが表示部26に重畳されて表示される。さらに、本実施形態では、ステップ312で追加されたポートが見える位置で画像を撮像する旨の文字列を示す情報に基づくテキスト34Eも表示部26に重畳されて表示される。
作業者は、HMD22に作業支援画面が表示されると、作業支援画面に表示された内容に従って、1対のポートを結線する。そして、作業者は、1つのポートにケーブルを接続する毎に、接続対象のポートが見える位置で「カメラ」と発声する。これにより、入力部24を介して「カメラ」との音声が入力され、カメラ28は該音声が入力された時点での静止画像(作業画像)を撮像して作業支援装置240に送信する。そこで、ステップ314で、取得部42は、作業画像が受信されるまで待機する。作業画像が受信されると、ステップ314が肯定判定となり、処理はステップ316に移行する。
ステップ316で、取得部42は、サーバ30から設計情報32を取得する。次のステップ318で、生成部246は、ステップ114と同様に、ステップ316で取得された設計情報32に基づいて、設計画像を生成する。生成部246は、この設計画像を生成する際、結線対象とするポートが見える状態での設計画像を生成する。
ステップ320で、生成部246はステップ116と同様に、ステップ314で受信された作業画像のマーカMの大きさ及び歪み等と設計情報32とに基づき、該作業画像のスケール及び角度をステップ318で生成された設計画像に合わせた作業画像を生成する。
次のステップ322で、特定部44は、ステップ118と同様に、ステップ320で生成された作業画像に含まれるマーカM及びステップ316で取得された設計情報32に基づいて、該作業画像におけるポートの位置を特定する。そして、特定部44は、特定したポートの位置を含む所定の範囲を設計画像及び作業画像の比較範囲Rとして特定する。
次のステップ324で、特定部44は、結線対象とする1対のポートについてステップ314〜ステップ322の処理が完了したか否かを判定することによって、作業単位が完了したか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合は、処理はステップ314に戻る一方、肯定判定となった場合は、処理はステップ326に移行する。
図22に、作業1について、1回目のステップ318で生成された設計画像の一例を示す。また、図23に、作業1について、1回目のステップ320で生成された作業画像の一例を示す。また、作業1について、1回目のステップ322で特定された設計画像の比較範囲は図22においてR3で示され、作業画像の比較範囲は図23においてR4で示されている。
また、図24に、作業1について、2回目のステップ318で生成された設計画像の一例を示す。また、図25に、作業1について、2回目のステップ320で生成された作業画像の一例を示す。また、作業1について、2回目のステップ322で特定された設計画像の比較範囲は図24においてR5で示され、作業画像の比較範囲は図25においてR6で示されている。
ステップ326で、判定部248は、ステップ322で特定された比較範囲Rについて画像解析処理を実行する。そして、判定部248は、画像解析処理に伴う設計画像と作業画像との比較結果に基づいて、結線対象とするポートの接続の良否を判定する。具体的には、一例として、判定部248は、比較範囲R3及び比較範囲R4の画像について、画像の類似度を導出する画像解析処理を行い、該類似度が所定の閾値以上であるか否かによって、接続が「良」であるか否かを判定する。また、判定部248は、比較範囲R5及び比較範囲R6の画像について、画像の類似度を導出する画像解析処理を行い、該類似度が所定の閾値以上であるか否かによって、接続が「良」であるか否かを判定する。これらの双方の判定が肯定判定となった場合は、処理はステップ330に移行する一方、少なくとも一方の判定が否定判定となった場合は、処理はステップ328に移行する。
ステップ328で、出力部250は、ステップ122と同様に、接続が「否」であることを示す情報をHMD22に出力した後、ステップ314に戻る。
一方、ステップ330で、出力部250は、ステップ124と同様に、出力部250は、接続が「良」であることを示す情報をHMD22に出力する。次のステップ332で、出力部250は、結線が完了したポートについて、設計情報32の接続フラグを「1」に更新する。次のステップ334で、出力部250は、結線対象とする全ポートについて接続フラグが「1」となったか否かを判定することで、結線作業が完了したか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合は、処理はステップ308に戻る一方、肯定判定となった場合は、本作業支援処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、多段構成となっているポートがある場合においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記各実施形態において、接続したケーブルがポートから抜けたことを検知する処理を行う形態としてもよい。この場合の形態例として、ケーブルの各端部に識別番号が記載されたタグ等を付けておき、設計情報32の各ポートについて接続されるケーブルの識別番号を記憶しておく形態が例示される。
そして、カメラ28により撮像されている動画像について、接続済みのポートを監視しておき、ケーブルがポートから抜けたことを検知した場合に、作業支援処理を中断する。さらに、ケーブルのタグを含む部分(一例として図26に示す破線で囲まれた部分)をカメラ28により撮像する旨を示す情報を表示部26に表示する。作業者は、表示部26に表示された情報に従い、カメラ28によりケーブルのタグを撮像する。そして、作業支援装置は、設計情報32及び撮像されたタグに記載された識別番号に基づいて、ポートから抜けたケーブルを再接続する旨を示す情報を表示部26に表示する形態としてもよい。
この形態例において表示部26に表示される再接続表示画面を図27に示す。図27に示すように、この形態例では、抜けたケーブルを再接続する旨を示す情報に基づくテキスト34F、及び接続先のポートを示す図形34Gが表示部26に重畳して表示される。
また、上記各実施形態では、入力部24を介して入力された音声の音声認識結果に応じてカメラ28により静止画像を撮像する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、図28に示すように、作業者の手が結線対象とするケーブルから離れたタイミングでカメラ28により静止画像を撮像する形態としてもよい。この場合、例えば、画像内からの物体検出技術を利用して、カメラ28で撮像される動画像内で作業者の手領域を追跡し、作業者の手領域が結線対象とするケーブルから離れたタイミングを検出する形態が例示される。また、例えば、作業者により、作業支援装置を実現するコンピュータ60の入出力装置64を介して、静止画像を撮像する旨の指示が入力された場合に、カメラ28により静止画像を撮像する形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、1対のポートを結線する作業を1つの作業単位とした場合について説明したが、これに限定されない。例えば、1つのポートにケーブルを接続する作業を1つの作業単位としてもよいし、2対のポートを結線する作業を1つの作業単位としてもよい。
また、上記各実施形態において、カメラ28を所定の位置に固定して設け、カメラ28により撮像された作業画像に縮尺を合わせて設計画像を生成してもよい。
また、上記各実施形態において、HMD22、サーバ30、作業支援装置40(240)の何れか2つを1つの装置で実現してもよいし、これら3つを1つの装置で実現してもよい。
また、上記各実施形態では、作業支援プログラム70、70Aが記憶部63に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。本発明に係る作業支援プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得し、
前記作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得した前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定し、
特定した前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定し、
判定結果を示す情報を表示部に出力する、
ことを含む処理を実行させる作業支援プログラム。
(付記2)
前記設計情報は、前記接続部が結線済みであるか否かを示す情報を含み、
前記接続部の位置を特定する場合に、結線済みである接続部以外の前記接続部の位置を特定する、
付記1記載の作業支援プログラム。
(付記3)
前記結線作業が行われる前に、前記設計情報に基づいて前記結線作業の順番を導出し、
導出した前記順番に従って、前記作業単位毎に結線対象とする前記接続部を示す情報を前記表示部に出力する、
付記1又は付記2記載の作業支援プログラム。
(付記4)
前記結線作業の順番を導出する場合に、前記設計情報に基づいて結線対象とする1対の前記接続部間の距離が短い接続部から結線されるよう前記順番を導出する、
付記3記載の作業支援プログラム。
(付記5)
複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得する取得部と、
前記取得部により取得された作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得された前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を示す情報を表示部に出力する出力部と、
を含む作業支援装置。
(付記6)
前記設計情報は、前記接続部が結線済みであるか否かを示す情報を含み、
前記特定部は、結線済みである接続部以外の前記接続部の位置を特定する、
付記5記載の作業支援装置。
(付記7)
前記結線作業が行われる前に、前記設計情報に基づいて前記結線作業の順番を導出する導出部をさらに備え、
前記出力部は、前記導出部により導出された順番に従って、前記作業単位毎に結線対象とする前記接続部を示す情報を前記表示部に出力する、
付記5又は付記6記載の作業支援装置。
(付記8)
前記導出部は、前記設計情報に基づいて結線対象とする1対の前記接続部間の距離が短い接続部から結線されるよう前記順番を導出する、
付記7記載の作業支援装置。
(付記9)
コンピュータに、
複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得し、
前記作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得した前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定し、
特定した前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定し、
判定結果を示す情報を表示部に出力する、
ことを含む処理を実行させる作業支援方法。
(付記10)
前記設計情報は、前記接続部が結線済みであるか否かを示す情報を含み、
前記接続部の位置を特定する場合に、結線済みである接続部以外の前記接続部の位置を特定する、
付記9記載の作業支援方法。
(付記11)
前記結線作業が行われる前に、前記設計情報に基づいて前記結線作業の順番を導出し、
導出した前記順番に従って、前記作業単位毎に結線対象とする前記接続部を示す情報を前記表示部に出力する、
付記9又は付記10記載の作業支援方法。
(付記12)
前記結線作業の順番を導出する場合に、前記設計情報に基づいて結線対象とする1対の前記接続部間の距離が短い接続部から結線されるよう前記順番を導出する、
付記11記載の作業支援方法。
(付記13)
コンピュータに、
複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得し、
前記作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得した前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定し、
特定した前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定し、
判定結果を示す情報を表示部に出力する、
ことを含む処理を実行させる作業支援プログラムを記憶した記憶媒体。
10 基板
12、14、16 装置
12A〜12C、14A〜14C、16A〜16C ポート
18A、18B、18C ケーブル
20、220 作業支援システム
22 HMD
24 入力部
26 表示部
28 カメラ
30 サーバ
32 設計情報
34 重畳情報
40 作業支援装置
42 取得部
44 特定部
46、246 生成部
48、248 判定部
50、250 出力部
52、252 導出部
60 コンピュータ
61 CPU
62 メモリ
63 記憶部
68 記録媒体
70、70A 作業支援プログラム
M マーカ

Claims (4)

  1. コンピュータに、
    複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得し、
    前記作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得した前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定し、
    特定した前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定し、
    判定結果を示す情報を表示部に出力する、
    ことを含む処理を実行させる作業支援プログラム。
  2. 前記設計情報は、前記接続部が結線済みであるか否かを示す情報を含み、
    前記接続部の位置を特定する場合に、結線済みである接続部以外の前記接続部の位置を特定する、
    請求項1記載の作業支援プログラム。
  3. 複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得された前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を示す情報を表示部に出力する出力部と、
    を含む作業支援装置。
  4. コンピュータに、
    複数の装置を結線する結線作業における所定の作業単位毎に撮像された作業画像を取得し、
    前記作業画像に含まれるマーカ情報と、前記複数の装置についての、接続部の位置情報と結線態様とを含む設計情報と、に基づいて、取得した前記作業画像における、前記複数の装置それぞれが備える接続部の位置を特定し、
    特定した前記接続部の位置について画像解析処理を実行して、前記設計情報に基づいて生成された設計画像と前記作業画像との比較結果に基づいて、前記作業単位毎に行われた接続の良否を判定し、
    判定結果を示す情報を表示部に出力する、
    ことを含む処理を実行させる作業支援方法。
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