JP2017139143A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングと、カバーとの取り付け強度が向上されたコネクタを提供する。【解決手段】雌コネクタ10は、電線15の端末に接続された雌端子20が収容されるキャビティ35を有する雌ハウジング30と、雌ハウジング30から導出された電線15を外側から覆うカバー60と、を備え、カバー60には、雌ハウジング30に組み付けられた状態で、雌端子20をキャビティ35内に抜け止めするリテーナ50が一体に形成されている。【選択図】図1

Description

本明細書に記載された技術は、コネクタに関する。
従来、電線を保護するためのカバーが取り付けられたコネクタとして、特開2006−196349号公報に記載のものが知られている。このコネクタは、電線の端末に接続された端子が収容されるハウジングを有している。ハウジングのうち、電線が導出される電線導出部には、ハウジングから導出された電線の外側を覆うカバーが装着されている。
電線導出部の外壁には、外方に突出する鍔部が、略円環板状に突出して形成されている。この鍔部に、カバーに設けられた溝部が外嵌されるようになっている。
特開2006−196349号公報
上記の構成によると、ハウジングとカバーとは、鍔部と溝部との係合構造によって組み付けられている。このように、ハウジングに、カバーを組み付けるための特別な構造を設けることは、カバー有りの場合とカバー無しの場合にそれぞれ異なる2つの品番を用意しなければならないため、金型費及び管理費が増加し、製造コストの増加を招くので好ましくない。
一方で、既存のハウジングにカバーを無理に取り付けようとすると、ハウジングとカバーとの取り付け強度が不足することが懸念される。これは、元来、カバーを取り付けることを想定していなかった部材にカバーを取り付けることになるため、電線を介してカバーに力が加えられた時に、カバーが取り付けられた部材に想定された以上の力が加わってカバーが外れてしまうことが懸念されるからである。
本明細書に記載された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングと、カバーとの取り付け強度が向上されたコネクタを提供することを目的とする。
本明細書に記載された技術は、コネクタであって、電線の端末に接続された端子が収容されるキャビティを有するハウジングと、前記ハウジングから導出された前記電線を外側から覆うカバーと、を備え、前記カバーには、前記ハウジングに組み付けられた状態で、前記端子を前記キャビティ内に抜け止めするリテーナが一体に形成されている。
上記の構成によれば、本実施形態によれば、ハウジングとリテーナとが本係止することにより、ハウジングに、リテーナと一体に形成されたカバーが強固に組み付けられるようになっている。これにより、ハウジングとカバーとの取り付け強度を向上させることができる。
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記カバーは、第1カバーと、前記第1カバーに組み付けられる第2カバーと、を備え、前記第1カバーと前記第2カバーとは回動ヒンジを介して一体に形成されており、前記回動ヒンジを軸として前記第1カバーと前記第2カバーとが相対的に回動可能に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、これにより、第1カバーと第2カバーとが別体に形成された場合に比べて、部品点数を削減することができる。
前記第1カバー及び前記第2カバーの少なくとも一方には、前記電線が導出される方向と交差する方向に延びる退避ヒンジが設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、退避ヒンジを軸にして、第1カバー及び第2カバーの少なくとも一方の一部を回動させることができる。これにより、ハウジングから導出された電線から、第1カバー及び第2カバーの一方を退避させることができる。これにより、電線と、第1カバー及び第2カバーの一方とが干渉することを抑制することができるので、ハウジングへのカバーの組み付け作業の作業性が向上する。
前記カバーは、前記ハウジングに組み付けられた状態で、前記ハウジングの側壁の少なくとも一部に外側から重なるオーバーラップ領域を有することが好ましい。
上記の構成によれば、これにより、カバーと雌ハウジングとの組み付け強度を一層向上させることができる。
前記ハウジングには、前記カバーに形成された前記リテーナと、前記カバーに形成された前記リテーナとは異なるものであって、前記ハウジングに組み付けられた状態で、前記端子を前記キャビティ内に抜け止めする別体リテーナとが、選択的に取り付け可能になっていることが好ましい。
上記の構成によれば、ハウジングから導出される電線を異物から保護する必要がない場合には、ハウジングに別体リテーナを取り付ける。これにより、コネクタにおいて、ハウジングに収容された端子をキャビティ内に抜け止めすることができる。
一方、ハウジングから導出される電線を異物から保護する必要がある場合には、ハウジングにカバーを取り付けて、コネクタを形成すればよい。これにより、電線を保護することができると共に、ハウジングに収容された端子をキャビティ内に抜け止めすることができる。しかも、ハウジングとカバーとは、リテーナを介して強固に組み付けられる。
このように、本態様によれば、電線を保護する必要に応じて、ハウジングにカバーを取り付けるか、別体リテーナを取り付けるかを選択することができる。これにより、電線を保護する必要がある場合と、電線を保護する必要がない場合とで、異なる形状のコネクタハウジングを製造しなくてもよい。この結果、コネクタの製造コストを低減することができる。
本明細書に記載された技術によれば、ハウジングにカバーが取り付けられるコネクタにおいて、ハウジングと、カバーとの取り付け強度を向上させることができる。
実施形態1に係る雌コネクタを示す断面図 雌ハウジングを示す斜視図 カバーを示す斜視図 カバーを示す正面図 雌ハウジングに、カバーに設けられたリテーナを仮係止した状態を示す斜視図 雌ハウジングに、カバーに設けられたリテーナを仮係止した状態を示す正面図 図6におけるVII−VII線断面図 図7におけるVIII−VIII線断面図 雌ハウジングに、カバーに設けられたリテーナを本係止した状態を示す斜視図 雌ハウジングに、カバーに設けられたリテーナを本係止した状態を示す正面図 図10におけるXI−XI線断面図 図11におけるXII−XII線断面図 雌コネクタを示す斜視図 雌コネクタを示す平面図 雌コネクタを示す側面図 図15におけるXVI−XVI線断面図 実施形態2に係る雌コネクタにおいて、退避ヒンジを軸に第1カバーの一部を回動させた状態を示す断面図 実施形態3に係る別体リテーナを示す斜視図 実施形態3に係る雌コネクタを示す斜視図
<実施形態1>
本明細書に開示された技術に係る実施形態について図1〜図17を参照して説明する。本実施形態は、芯線16を合成樹脂製の絶縁被覆17で覆った電線15の端末に接続される雌コネクタ10(コネクタの一例)であって、図示しない雄コネクタと嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、上下方向とは、図1における上下方向を基準とし、前後方向とは雌コネクタ10の嵌合方向を基準として、嵌合する側を前側として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材に係る符号を省略することがある。
(雌コネクタ10)
雌コネクタ10は、図1に示すように、電線15の端末に接続される複数の雌端子(端子の一例)20と、複数の雌端子20を後方から収容する合成樹脂製の雌ハウジング30(ハウジングの一例)と、雌ハウジング30に取り付けられるカバー60と、を備える。
雌端子20は、銅または銅合金からなる金属板材をプレス加工することにより形成されている。図示しない雄端子のタブが内部に挿入される接続筒部21と、電線15の端末に露出された芯線16に圧着されるワイヤバレル24と、電線15の絶縁被覆17に圧着されるインシュレーションバレル25と、を備える。接続筒部21は、角筒状をなしている。
雌ハウジング30は、図2に示すように、ブロック状に形成されており、雌ハウジング30の上部には、雄コネクタに設けられたロック部と係止可能なロックアーム34が設けられている。このロックアーム34は、雌コネクタ10と雄コネクタとが嵌合した際に、雄コネクタに設けられたロック部と弾性的に係止することで、雌コネクタ10と雄コネクタとを嵌合状態に保持するようになっている。
また、雌ハウジング30は、図2に示すように、雌ハウジング30の前部に配された端子収容部31と、端子収容部31の後方に設けられたリテーナ挿入口33と、を有する。リテーナ挿入口33には、リテーナ50が挿入されるようになっている。
図1に示すように、端子収容部31の内部には、前後方向に貫通するキャビティ35が上下左右に複数並んで形成されている。キャビティ35には、雌端子20が後方から挿入可能とされている。キャビティ35内に雌端子20が挿入されると、雌端子20の接続筒部21が収容されるようになっている。そして、雌端子20がキャビティ35の正規の位置まで挿入されると、キャビティ35の内壁に設けられたランス36が接続筒部21に設けられた係止部21Aに係止することで雌端子20が端子収容部31に保持されるようになっている。
雌ハウジング30の前壁37には、雄端子のタブが挿入される複数のタブ挿入孔32が端子収容部31の各キャビティ35に対応して形成されている。
後壁38には、雌端子20が前後方向に挿通される複数の端子挿入孔41が形成されている。
(カバー60)
図3及び図4に示すように、カバー60は、第1カバー61と、第1カバー61に回動ヒンジ63を介して一体に形成された第2カバー62と、を備える。第1カバー61の前端部には、リテーナ50が一体に形成されている。
第1カバー61は、底壁64と、底壁64の左右両側縁から上方に立ち上がる2つの下側壁65と、底壁64の後端部から後方に突出する下側導出口66と、を備える。
第1カバー61の底壁64は、前後方向に延びる板状をなしている。底壁64の前端部には、後述するリテーナ50が、底壁64と一体に形成されている。底壁64の後端部は、後方に向かうに従って先細り形状に形成されている。底壁64の後端部に形成された下側導出口66は、後方から見て略半円形状をなしている。下側導出口66と、後述する上側導出口とが上下方向から組み付けられることにより、断面形状が略円形状をなす電線導出路67が形成される。
下側壁65の一方には、回動ヒンジ63を介して第2カバー62が一体に形成されている。回動ヒンジ63を構成する壁部は、下側壁65に比べて薄く形成されている。これにより、第2カバー62は、回動ヒンジ63を軸として回動可能に形成されている。
第2カバー62は、上壁68と、上壁68の左右両側縁から下方に垂下した2つの上側壁69と、上壁68の後端部から後方に突出する上側導出口70と、を備える。
第2カバー62の上壁68は、前後方向について、第1カバー61の底壁64よりも前端部が短く形成されている。上壁68の後端部は、後方に向かうに従って先細り形状に形成されている。上壁68の後端部に形成された上側導出口70は、後方から見て略半円形状をなしている。
上側壁69のうち、回動ヒンジ63が形成された上側壁69と反対側の上側壁69には、弾性変形可能なカバーロック部71が形成されている。一方、下側壁65のうち、回動ヒンジ63が形成された下側壁65と反対側の下側壁65には、カバーロック部71と係止するカバーロック受け部72が形成されている。カバーロック部71とカバーロック受け部72とが弾性的に係止することにより、第2カバー62と第1カバー61とが閉じられた状態に保持されるようになっている(図16参照)。
上記したように、第2カバー62と第1カバー61とが閉じられた状態で、上側導出口70と、下側導出口66とが上下から組み合わされる。これにより、断面形状が略円形状をなした電線導出路67が形成される。
雌ハウジング30の後端部から後方に導出された電線15は、第2カバー62と第1カバー61とが組み合されたことにより形成された空間内に配索され、更に電線導出路67内に配索された後、カバー60の後方から導出される。換言すると、雌ハウジング30から導出された電線15は、カバー60によって外側から覆われている。
(リテーナ50)
リテーナ50は、雌ハウジング30のリテーナ挿入口33に嵌合可能な抜け止め部51と、抜け止め部51の幅方向両端部から上方に立ち上がる一対のロック片52と、を備えて構成されている。
抜け止め部51は、前後方向に貫通する略矩形状の挿通孔54を幅方向に複数有した格子状に形成されており、抜け止め部51の上端部と挿通孔54の下側内周面とには、雌端子20の接続筒部21を後方から係止する端子係止部55が雌ハウジング30のキャビティ35に対応して複数形成されている。
また、抜け止め部51は、端子係止部55がキャビティ35内に突出することで雌端子20の接続筒部21を後方から係止して、雌端子20をキャビティ35内に抜け止めする本係止位置(図9〜図12参照)と、端子係止部55がキャビティ35内から退避してキャビティ35への雌端子20の挿抜を許容する仮係止位置(図5〜図8参照)との間を移動可能とされている。つまり、キャビティ35内に雌端子20を収容し、抜け止め部51を本係止位置まで移動させると、図11に示すように、雌端子20の接続筒部21が端子係止部55によって後方から係止され、雌端子20がランス36と端子係止部55とによって二重に係止されるようになっている。
一対のロック片52は、図8および図12に示すように、平板状をなし、抜け止め部51と連結された基端部を支点に幅方向に弾性変形可能に形成されている。また、ロック片52の前後方向略中央部よりも後側の上端縁には、幅方向内側に向かって突出するロック爪56が形成されている。このロック爪56は、ロック片52が弾性変形することで、雌ハウジング30の一対の側壁39の外面に突設された仮係止突起42および本係止突起43に対して上方から係止可能とされている。側壁39の仮係止突起42と本係止突起43とは、図2に示すように、上下方向に並んだ配置とされ、仮係止突起42が本係止突起43よりも下側に配されている。そして、ロック片52のロック爪56が仮係止突起42に対して上方から係止することで抜け止め部51が仮係止位置に保持され、ロック片52のロック爪56が本係止突起43に対して上方から係止することで抜け止め部51が本係止位置に保持されるようになっている。
図14〜図15に示すように、リテーナ50が雌ハウジング30に本係止した状態であって、且つ、カバーロック部71とカバーロック受け部72とが弾性的に係止することにより、第2カバー62と第1カバー61とが閉じられた状態においては、第1カバー61の側壁は、雌ハウジング30の側壁39の少なくとも一部に対して、外側から重なるオーバーラップ領域73を有する。
本実施形態の雌コネクタ10は以上のような構成であって、続いて雌コネクタ10の組立方法の一例を簡単に説明し、続けて雌コネクタ10の作用効果を説明する。なお、雌コネクタ10の組立方法は以下の記載に限定されない。
まず、雌ハウジング30の下方にカバー60を配置する。詳細には、雌ハウジング30のリテーナ挿入口33の下方にリテーナ50が位置するようにカバー60を配置する。次いで、リテーナ50の抜け止め部51を雌ハウジング30のリテーナ挿入口33に嵌合させる。すると、抜け止め部51が仮係止位置に至ったところでリテーナ50のロック片52におけるロック爪56が雌ハウジング30の仮係止突起42に対して上方から係止し、図5〜図6に示すように、抜け止め部51が仮係止位置に保持された状態となる。
次に、電線15の端末に接続された雌端子20を後方から雌ハウジング30に挿入する。そして、雌端子20がキャビティ35の正規の位置まで挿入されると、接続筒部21の係止部21Aにランス36が係止することで、図7に示すように、雌端子20が端子収容部31に保持される。
そして、同様の手順によって全ての雌端子20が雌ハウジング30に挿入されたところで、カバー60を上方に移動させる。すると、図12に示すようにリテーナ50のロック片52におけるロック爪56が雌ハウジング30の本係止突起43に上方から係止することで、抜け止め部51が本係止位置に配される。この状態において、図11に示すように、雌ハウジング30内に挿入された全ての雌端子20がランス36と端子係止部55とによって二重に係止される。
そして、第2カバー62を、回動ヒンジ63を軸として、図10における時計回り方向に回動させる。第2カバー62が第1カバー61を上方から覆う状態にまで回動させると、第2カバー62のカバーロック部71が、第1カバー61のカバーロック受け部72と上方から弾性的に係止する(図16参照)。これにより、第1カバー61が第2カバー62によって覆われた状態で組み付けられる。これにより、雌コネクタ10が完成する(図13参照)。
(実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、雌ハウジング30から導出された電線15はカバー60によって外側から覆われているので、電線15に異物が接触することが抑制される。これにより、電線15が損傷することが抑制される。
また、本実施形態によれば、カバー60に設けられたリテーナ50を雌ハウジング30に本係止することにより、雌ハウジング30にカバー60を組み付けることができる。これにより、雌ハウジング30にカバー60を組み付けるための特別な構成を設けなくてもよいので、製造コストが上昇することを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、雌ハウジング30とリテーナ50とが本係止することにより、雌ハウジング30に、リテーナ50と一体に形成されたカバー60が強固に組み付けられるようになっている。これにより、雌ハウジング30とカバー60との取り付け強度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、カバー60は、第1カバー61と、第1カバー61に組み付けられる第2カバー62と、を備え、第1カバー61と第2カバー62とは回動ヒンジ63を介して一体に形成されており、回動ヒンジ63を軸として第1カバー61と第2カバー62とが相対的に回動可能に形成されている。これにより、第1カバー61と第2カバー62とが別体に形成された場合に比べて、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態によれば、カバー60は、雌ハウジング30に組み付けられた状態で、雌ハウジング30の側壁39の少なくとも一部に外側から重なるオーバーラップ領域73を有する。これにより、カバー60と雌ハウジング30との組み付け強度を一層向上させることができる。
<実施形態2>
続いて、本明細書に開示された技術の実施形態2について、図17を参照しつつ説明する。図17に示すように、本実施形態においては、第1カバー61の底壁64には、前後方向の略中央位置に、底壁64の幅方向の全域に亘って、退避ヒンジ80が形成されている。換言すると、退避ヒンジ80は、電線15の導出方向と交差する方向に延びている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
上記の退避ヒンジ80を軸にして、底壁64の後半部分を回動させることができる。これにより、雌ハウジング30から導出された電線15から、底壁64を退避させることができる。これにより、電線15と底壁64とが干渉することを抑制することができるので、雌ハウジング30へのカバー60の組み付け作業の作業性が向上する。
<実施形態3>
続いて、本明細書に開示された技術の実施形態3について、図18〜図19を参照しつつ説明する。本実施形態においては、図18〜図19に示すように、雌ハウジング30には、カバー60に形成されたリテーナ50とは別体の、別体リテーナ90が取り付けられるようになっている。これにより、雌コネクタ91が形成される。別体リテーナ90の構造は、リテーナ50の構造と略同一なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
雌ハウジング30には、カバー60に設けられたリテーナ50と、別体リテーナ90とが、選択的に取り付けることができるようになっている。
本実施形態によれば、雌ハウジング30から導出される電線15を異物から保護する必要がない場合には、雌ハウジング30に別体リテーナ90を取り付ける。これにより、雌コネクタ91において、雌ハウジング30に収容された雌端子20をキャビティ35内に抜け止めすることができる。
一方、雌ハウジング30から導出される電線15を異物から保護する必要がある場合には、上記したように、雌ハウジング30にカバー60を取り付けて、雌コネクタ10を形成すればよい。これにより、電線15を保護することができると共に、雌ハウジング30に収容された雌端子20をキャビティ35内に抜け止めすることができる。しかも、雌ハウジング30とカバー60とは、リテーナ50を介して強固に組み付けられている。
このように、本実施形態によれば、電線15を保護する必要に応じて、雌ハウジング30にカバー60を取り付けるか、別体リテーナ90を取り付けるかを選択することができる。これにより、電線15を保護する必要がある場合と、電線15を保護する必要がない場合とで、異なる形状のコネクタハウジングを製造しなくてもよい。この結果、雌コネクタ10、91の製造コストを低減することができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、第1カバー61にリテーナ50を一体に設ける構成としたが、これに限られず、リテーナ50は第2カバー62に設ける構成としてもよい。
(2)本実施形態においては、雌コネクタ10にカバー60が取り付けられる構成としたが、これに限られず、カバー60は、雄端子が収容された雄コネクタに取り付けられる構成としてもよい。
(3)本実施形態においては、退避ヒンジ80は、第1カバー61に設ける構成としたが、これに限られず、第2カバー62に設ける構成としてもよい。
(4)本実施形態においては、オーバーラップ領域73を設けない構成としてもよい。
(5)本実施形態においては、第1カバー61と第2カバー62とは回動ヒンジ63を介して一体に形成される構成としたが、これに限られず、第1カバー61と、第2カバー62とを別体に形成する構成としてもよい。
10:雌コネクタ
15:電線
20:雌端子
30,91:雌ハウジング
35:キャビティ
50:リテーナ
60:カバー
61:第1カバー
62:第2カバー
63:回動ヒンジ
73:オーバーラップ領域
80:退避ヒンジ
90:別体リテーナ

Claims (5)

  1. 電線の端末に接続された端子が収容されるキャビティを有するハウジングと、
    前記ハウジングから導出された前記電線を外側から覆うカバーと、を備え、
    前記カバーには、前記ハウジングに組み付けられた状態で、前記端子を前記キャビティ内に抜け止めするリテーナが一体に形成されている、コネクタ。
  2. 前記カバーは、第1カバーと、前記第1カバーに組み付けられる第2カバーと、を備え、
    前記第1カバーと前記第2カバーとは回動ヒンジを介して一体に形成されており、前記回動ヒンジを軸として前記第1カバーと前記第2カバーとが相対的に回動可能に形成されている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1カバー及び前記第2カバーの少なくとも一方には、前記電線が導出される方向と交差する方向に延びる退避ヒンジが設けられている請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記カバーは、前記ハウジングに組み付けられた状態で、前記ハウジングの側壁の少なくとも一部に外側から重なるオーバーラップ領域を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングには、
    前記カバーに形成された前記リテーナと、
    前記カバーに形成された前記リテーナとは異なるものであって、前記ハウジングに組み付けられた状態で、前記端子を前記キャビティ内に抜け止めする別体リテーナとが、
    選択的に取り付け可能になっている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
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