JP2017138733A - 設備点検支援プログラム、設備点検支援方法および情報処理装置 - Google Patents

設備点検支援プログラム、設備点検支援方法および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】設備点検に必要な情報を表示させることができる設備点検支援プログラム、設備点検支援方法および情報処理装置を提供する。【解決手段】設備点検支援プログラムは、基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する処理をコンピュータに実行させる。また、設備点検支援プログラムは、設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、設備点検支援プログラム、設備点検支援方法および情報処理装置に関する。
近年、カメラを内蔵するタブレット端末等を用いて、物品に設置されたマーカを撮像することで、撮像画面上にコンテンツを表示する拡張現実(以下、AR(Augmented Reality)という。)と呼ばれるARコンテンツの表示が行われている。また、工場内の設備にARマーカを取り付けて、工場内の設備を管理することが提案されている。
特開2014−175709号公報 特開2014−010800号公報
一つの製品を製造する場合、工場内の製造ラインに複数の設備を並べて配置しておき、それぞれの設備が順番に所定の製造工程を実施する場合がある。この様な製造ラインでは、複数の設備のうち、一つの設備が異常状態を出力する場合に、異常状態を回復させるため、異常状態を出力する設備の確認が行われる。
しかしながら、異常状態を出力した設備そのものには異常はなく、製造ラインにおける他の設備による製造工程の実施が異常状態の出力の原因となっている場合がある。この場合には、他の設備について確認すべき項目は、工場管理者の経験に頼るしかなく、容易に異常状態の原因を探ることが困難である。
一つの側面では、本発明は、設備点検に必要な情報を表示させることができる設備点検支援プログラム、設備点検支援方法および情報処理装置を提供することにある。
一つの態様では、設備点検支援プログラムは、基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する処理をコンピュータに実行させる。また、設備点検支援プログラムは、設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える処理をコンピュータに実行させる。
設備点検に必要な情報を表示させることができる。
図1は、実施例の点検支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、点検カレンダ記憶部の一例を示す図である。 図3は、点検項目記憶部の一例を示す図である。 図4は、ARコンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図5は、異常情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、点検画面の一例を示す図である。 図7は、点検画面の他の一例を示す図である。 図8は、点検画面の他の一例を示す図である。 図9は、一覧画面の一例を示す図である。 図10は、実施例の第1支援処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施例の第2支援処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、設備点検支援プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する設備点検支援プログラム、設備点検支援方法および情報処理装置の実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例の点検支援システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す点検支援システム1は、端末装置10と、情報処理装置100とを有する。なお、図1では、端末装置10の数を1つとして一例として示したが、端末装置10の数は限定されず、任意の数の端末装置10を有してもよい。また、以下の実施例では、点検対象の設備がプロジェクタである場合を一例として説明する。
端末装置10および情報処理装置100の間は、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワークNには、有線または無線を問わず、インターネットを始め、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
端末装置10は、例えば、設備の点検を行う保全者が用いるコンピュータである。端末装置10は、例えば、保全者の操作により設備に取り付けられたARマーカを読み取って、ARマーカの識別情報を情報処理装置100に送信する。端末装置10は、情報処理装置100から送信された識別情報に対応するARコンテンツを受信して表示させる。端末装置10の一例としては、タブレット端末を採用できる。また、端末装置10は、可搬型の端末としては、上記のタブレット端末の他にも、例えば、可搬型のパーソナルコンピュータや、スマートフォン、携帯電話機等の移動体通信端末等を採用することもできる。
情報処理装置100は、端末装置10から受信した識別情報に応じて、受信した識別情報に対応するARコンテンツを端末装置10に送信して提供するコンピュータである。すなわち、情報処理装置100は、例えばARマーカ等の基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する。また、情報処理装置100は、設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える。これにより、情報処理装置100は、設備点検に必要な情報を表示させることができる。
次に、端末装置10の構成について説明する。図1に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、表示操作部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。なお、端末装置10は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
通信部11は、例えば、無線LAN等の通信モジュール等によって実現される。通信部11は、ネットワークNを介して情報処理装置100と無線で接続され、情報処理装置100との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部11は、制御部15から入力された識別情報および操作情報等を情報処理装置100に送信する。また、通信部11は、情報処理装置100からARコンテンツおよび各種画面等を受信する。通信部11は、受信したARコンテンツおよび各種画面等を制御部15に出力する。
入力部12は、例えば、設備であるプロジェクタに取り付けられたARマーカの識別情報の入力を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部12は、ARマーカを撮像するカメラによって実現される。入力部12は、例えば、撮像素子としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサまたはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を用いて、画像を撮像する。入力部12は、撮像素子が受光した光を光電変換しA/D(Analog/Digital)変換を行って撮像画像を生成する。入力部12は、生成した撮像画像を制御部15に出力する。
表示操作部13は、各種情報を表示するための表示デバイス、および、ユーザ、つまり保全者から各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、表示操作部13は、表示デバイスとして液晶ディスプレイ等によって実現される。また、例えば、表示操作部13は、入力デバイスとして、タッチパネル等によって実現される。つまり、表示操作部13は、表示デバイスと入力デバイスとが一体化される。表示操作部13は、保全者によって入力された操作を操作情報として制御部15に出力する。
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部14は、情報処理装置100から受信したARコンテンツおよび各種画面等を記憶する。また、記憶部14は、制御部15での処理に用いる情報を記憶する。
制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
制御部15は、入力部12から撮像画像が入力されると、撮像画像からARマーカを検出する。制御部15は、検出したARマーカから識別情報(以下、識別IDともいう。)を取得する。制御部15は、取得した識別情報を、通信部11およびネットワークNを介して、情報処理装置100に送信する。また、制御部15は、ネットワークNおよび通信部11を介して、情報処理装置100からARコンテンツおよび各種画面等を受信する。制御部15は、受信したARコンテンツおよび各種画面等を表示操作部13に出力して表示させる。制御部15は、例えば、情報処理装置100から点検画面を受信すると、受信した点検画面を表示操作部13に表示させる。このとき、制御部15は、例えば、点検画面内に入力部12から入力された撮像画像も表示させる。また、制御部15は、受信したARコンテンツおよび各種画面等を記憶部14に記憶する。また、制御部15には、表示操作部13から操作情報が入力される。制御部15は、例えば点検を開始する旨の操作情報が入力されると、通信部11およびネットワークNを介して、点検開始の操作情報を情報処理装置100に送信する。
次に、情報処理装置100の構成について説明する。図1に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークNを介して端末装置10と有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部110は、端末装置10から識別情報および操作情報等を受信する。通信部110は、受信した識別情報および操作情報等を制御部130に出力する。また、通信部110は、制御部130から入力されたARコンテンツおよび各種画面等を端末装置10に送信する。
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、点検カレンダ記憶部121と、点検項目記憶部122と、ARコンテンツ記憶部123と、異常情報記憶部124とを有する。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。
点検カレンダ記憶部121は、点検カレンダを記憶する。図2は、点検カレンダ記憶部の一例を示す図である。図2に示すように、点検カレンダ記憶部121は、「タスク名」、「予定開始日」、「予定終了日」、「期間」、「担当ID」、「担当名」、「メモ」といった項目を有する。点検カレンダ記憶部121は、例えば1回の点検ごとに1レコードとして記憶する。
「タスク名」は、点検のタスク名と回数を示す情報である。「タスク名」は、例えば、プロジェクタAの月次の点検について、1年間の点検回数を示す。「予定開始日」は、点検のタスクの予定開始日を示す情報である。「予定終了日」は、点検のタスクの予定終了日を示す情報である。「期間」は、タスク、つまり点検の期間を示す情報である。「担当ID」は、点検を担当する保全者を識別する識別子である。「担当名」は、点検を担当する保全者を示す情報である。「メモ」は、例えば、点検を担当する保全者に対する申送り事項等の情報である。図2の1行目の例では、タスク名「プロジェクタA(設備ID:E001)の月次の1回目」の点検は、予定開始日が「2015/01/06」、予定終了日が「2015/01/06」の期間「1」日であることを示す。また、1行目の例では、担当ID「H001」の担当名「保全者C」が点検を行うことを示す。
図1の説明に戻って、点検項目記憶部122は、設備の点検項目を記憶する。図3は、点検項目記憶部の一例を示す図である。図3に示すように、点検項目記憶部122は、「設備ID」、「設備名」、「通常点検項目」、「詳細点検項目」といった項目を有する。また、「通常点検項目」および「詳細点検項目」は、「項目1」、「項目2」、「項目3」といった、それぞれ複数の小項目を有する。点検項目記憶部122は、例えば設備名ごとに1レコードとして記憶する。
「設備ID」は、設備を識別する識別子である。「設備ID」は、例えばプロジェクタには「E001」、「E002」といった設備IDが付与され、複数のプロジェクタを含むように「E0xx」(xはワイルドカードである。)と示す。また、「設備ID」は、例えば「E101」、「E102」といった設備IDが付与されるスクリーンであれば、複数のスクリーンを含むように「E1xx」と示す。
「設備名」は、設備の名称を示す情報である。「通常点検項目」は、通常時、つまり異常が発見されない状態における点検項目を示す情報である。「詳細点検項目」は、例えば、点検対象の設備または同種の他の設備において異常が発生した状態における点検項目を示す情報である。図3の1行目の例では、設備ID「E0xx」の設備名「プロジェクタ」は、通常点検項目として「ランプ積算時間」、「フィルタ清掃」および「光束」を有し、詳細点検項目として「フォーカス」、「光軸」および「ファン」を有する。
図1の説明に戻って、ARコンテンツ記憶部123は、設備に対応するARコンテンツを記憶する。図4は、ARコンテンツ記憶部の一例を示す図である。図4に示すように、ARコンテンツ記憶部123は、「設備ID」、「コンテンツID」、「ARコンテンツ」、「関連設備で異常検出時のARコンテンツ」といった項目を有する。ARコンテンツ記憶部123は、例えば設備IDごとに、正常時と異常時における、それぞれの状態に対応したARコンテンツを組にして記憶する。
「設備ID」は、設備を識別する識別子である。「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別子である。「コンテンツID」は、例えば、正常時のARコンテンツには「C001T」のように末尾にTが付与される。また、「コンテンツID」は、例えば、異常時のARコンテンツには「C001F」のように末尾にFが付与される。「ARコンテンツ」は、ARコンテンツを示す情報である。「ARコンテンツ」には、例えば、文字、アイコン、静止画像、動画像等の各種コンテンツを用いることができる。「ARコンテンツ」は、例えば、各設備について、正常時と異常時とで異なるARコンテンツを用意することができる。
「関連設備で異常検出時のARコンテンツ」は、関連設備で異常が検出された場合のARコンテンツを示す情報である。「関連設備で異常検出時のARコンテンツ」は、例えば、プロジェクタAとプロジェクタBとが関連設備である場合に、前日のプロジェクタAの点検で異常が発生すると、当日のプロジェクタBの点検時に表示させるARコンテンツである。図4の1,2行目の例では、プロジェクタAが正常であって、プロジェクタBが正常であれば、コンテンツID「C001T」のARコンテンツ「ランプの積算時間を確認してください」が表示される。また、1,2行目の例では、プロジェクタAが正常であって、プロジェクタBが異常であれば、コンテンツID「C001F」のARコンテンツ「ランプ切れを確認してください 他のプロジェクタのランプの積算時間も確認してください」が表示される。また、1,2行目の例では、プロジェクタAが異常であって、プロジェクタBが正常であれば、コンテンツID「C001T」の関連設備で異常検出時のARコンテンツ「ランプの光束を確認してください 他のプロジェクタでランプ交換が発生しています」が表示される。また、1,2行目の例では、プロジェクタAが異常であって、プロジェクタBが異常であれば、コンテンツID「C001F」の関連設備で異常検出時のARコンテンツ「ランプ切れを確認してください 他のプロジェクタでランプ交換が発生しています」が表示される。
図1の説明に戻って、異常情報記憶部124は、設備で発生した異常と対応状況とを記憶する。図5は、異常情報記憶部の一例を示す図である。図5に示すように、異常情報記憶部124は、「設備ID」、「設備名」、「異常情報」、「対応状況」といった項目を有する。異常情報記憶部124は、例えば設備IDごとに1レコードとして記憶する。
「設備ID」は、設備を識別する識別子である。「設備名」は、設備の名称を示す情報である。「異常情報」は、異常が発生した設備から取得した異常に関する情報である。「対応状況」は、異常に対する対応状況を示す情報である。図5の1行目の例では、設備ID「E001」の「プロジェクタA」は、異常情報「ランプ切れ」が取得され、保全者によって「ランプ交換」が行われたことを示す。なお、「異常情報」は、例えば、ネットワークNに接続されたプロジェクタが異常を検出すると、ネットワークNを介して、プロジェクタから情報処理装置100に送信される異常情報である。また、「対応状況」は、例えば、対応した保全者の端末装置10から入力された情報である。
制御部130は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部130は、受付部131と、提供部132とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
受付部131には、ネットワークNおよび通信部110を介して、端末装置10から点検開始の操作情報が入力される。受付部131は、点検開始の操作情報が入力されると、点検カレンダ記憶部121および点検項目記憶部122を参照して点検画面を生成し、通信部110およびネットワークNを介して、生成した点検画面を端末装置10に送信する。
また、受付部131は、ネットワークNおよび通信部110を介して、端末装置10から識別情報、つまりプロジェクタの識別IDを受信すると、識別IDを受け付ける。すなわち、受付部131は、プロジェクタに取り付けられたARマーカの識別情報を受け付ける。受付部131は、受け付けた識別IDを提供部132に出力する。
提供部132は、受付部131から識別IDが入力されると、識別IDに対応するARコンテンツを提供する。まず、プロジェクタAを点検する場合に、他のプロジェクタの点検が未完了である場合について説明する。
提供部132は、受付部131から識別IDが入力されると、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタAについて異常が検出されたか否かを判定する。提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出されない場合には、ARコンテンツ記憶部123を参照し、正常時のプロジェクタAに関するARコンテンツを取得する。すなわち、提供部132は、「ランプの積算時間を確認してください」といったARコンテンツを取得する。提供部132は、通信部110およびネットワークNを介して、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する。
提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出された場合には、ARコンテンツ記憶部123を参照し、異常時のプロジェクタAに関するARコンテンツを取得する。すなわち、提供部132は、「ランプ切れを確認してください 他のプロジェクタのランプの積算時間も確認してください」といったARコンテンツを取得する。提供部132は、通信部110およびネットワークNを介して、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する。
次に、プロジェクタBを点検する場合に、プロジェクタAの点検が完了している状態について説明する。なお、プロジェクタAは第1の設備であり、プロジェクタAに取り付けられているARマーカは第1の基準物である。また、プロジェクタBは、第2の設備であり、プロジェクタBに取り付けられているARマーカは第2の基準物である。
提供部132は、受付部131から識別IDが入力されると、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタAについて異常が検出されたか否かを判定する。提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出されない場合には、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタBについて異常が検出されたか否かを判定する。提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出されない場合には、ARコンテンツ記憶部123を参照し、正常時のプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。すなわち、提供部132は、「ランプの積算時間を確認してください」といったARコンテンツを取得する。提供部132は、通信部110およびネットワークNを介して、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する。
提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出された場合には、ARコンテンツ記憶部123を参照し、異常時のプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。すなわち、提供部132は、「ランプ切れを確認してください 他のプロジェクタのランプの積算時間も確認してください」といったARコンテンツを取得する。提供部132は、通信部110およびネットワークNを介して、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する。
提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出された場合には、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタBについて異常が検出されたか否かを判定する。提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出されない場合には、ARコンテンツ記憶部123を参照し、プロジェクタAでの異常検出時におけるプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。すなわち、提供部132は、「ランプの光束を確認してください 他のプロジェクタでランプ交換が発生しています」といったARコンテンツを取得する。提供部132は、通信部110およびネットワークNを介して、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する。
提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出された場合には、ARコンテンツ記憶部123を参照し、プロジェクタAおよびBでの異常検出時におけるプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。すなわち、提供部132は、「ランプ切れを確認してください 他のプロジェクタでランプ交換が発生しています」といったARコンテンツを取得する。提供部132は、通信部110およびネットワークNを介して、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する。
ここで、図6から図8を用いて、点検画面におけるARコンテンツの表示について説明する。図6は、点検画面の一例を示す図である。図6に示す点検画面20は、端末装置10の表示操作部13に表示される。点検画面20は、プロジェクタAおよびBについて異常が検出されない場合において、保全者CがプロジェクタAを点検する場合の画面である。点検画面20は、例えば、入力部12から入力された撮像画像を表示する領域21と、結果送信ボタン22と、点検項目一覧ボタン23と、申送り一覧ボタン24と、点検基準ボタン25と、設備図面ボタン26と、マニュアルボタン27とを有する。
結果送信ボタン22は、点検結果を情報処理装置100に送信するためのボタンである。点検項目一覧ボタン23は、点検項目一覧である一覧画面を表示するためのボタンである。申送り一覧ボタン24は、申送り事項一覧を表示するためのボタンである。点検基準ボタン25は、点検基準を表示するためのボタンである。設備図面ボタン26は、設備図面を表示するためのボタンである。マニュアルボタン27は、設備のマニュアルを表示するためのボタンである。
また、点検画面20は、例えば、申送り事項欄28と、点検入力欄29とを有する。申送り事項欄28は、申送り事項が表示される。点検入力欄29は、点検項目30と、点検結果欄31と、点検項目の表示を変更するボタン32a,32bとを有する。
領域21には、例えば、点検対象の設備であるプロジェクタ33が表示される。また、領域21には、例えば、プロジェクタ33に取り付けられたARマーカ34の識別情報に基づいて、プロジェクタ33の設備名「プロジェクタA」を示すARコンテンツ35と、点検項目に関するARコンテンツ36とが表示される。さらに、領域21には、例えば、点検プロセスの最初に戻るためのボタン37と、1つ前の点検プロセス、例えば1つ前のプロジェクタの点検に戻るボタン38と、次の点検プロセス、例えば次のプロジェクタの点検に進むボタン39とが表示される。例えば、保全者Cは、点検画面20のARコンテンツ36を確認し、プロジェクタAのランプの積算時間の確認を行う。
図7は、点検画面の他の一例を示す図である。図7に示す点検画面40は、端末装置10の表示操作部13に表示される。点検画面40は、プロジェクタAについて異常が検出され、プロジェクタBについて異常が検出されない場合において、保全者CがプロジェクタAを点検する場合の画面である。点検画面40では、点検画面20と比べて、プロジェクタAに対応するARコンテンツが、異常が検出された場合のARコンテンツ41に切り替わっている。この場合、例えば、保全者Cは、点検画面40のARコンテンツ41を確認し、プロジェクタAのランプ切れの確認を行い、ランプ交換を行う。また、保全者Cは、他のプロジェクタであるプロジェクタBのランプの積算時間の確認を行う。
図8は、点検画面の他の一例を示す図である。図8に示す点検画面50は、端末装置10の表示操作部13に表示される。点検画面50は、先に保全者Cによって点検されたプロジェクタAにおいて異常が検出されランプ交換が行われた場合に、保全者Dが、異常が検出されていないプロジェクタBを点検する場合の画面である。点検画面50では、例えば、領域51に点検対象の設備であるプロジェクタ52が表示される。また、領域51には、例えば、プロジェクタ52に取り付けられたARマーカ53の識別情報に基づいて、プロジェクタ52の設備名「プロジェクタB」を示すARコンテンツ53と、点検項目に関するARコンテンツ54とが表示される。また、点検入力欄55には、プロジェクタAでの異常検出に基づいて、プロジェクタBに影響のある点検項目、つまりランプの明るさを点検するために、光束の点検項目56が優先的に表示される。なお、点検入力欄55には、プロジェクタBに影響のある点検項目として、例えば通常点検項目に加えて詳細点検項目が表示されるようにしてもよい。
点検画面50では、プロジェクタBに対応するARコンテンツが、正常時のARコンテンツから、関連設備で異常検出時のARコンテンツ54に切り替わっている。この場合、保全者Dは、例えば、点検画面50のARコンテンツ54を確認し、他のプロジェクタであるプロジェクタAでランプ交換が発生していることを踏まえて、プロジェクタBのランプの光束の確認を行う。
続いて、点検画面20で点検項目一覧ボタン23が押下された場合に表示される一覧画面について説明する。図9は、一覧画面の一例を示す図である。図9に示す一覧画面60には、点検項目の一覧表61と、閉じるボタン62とが表示される。一覧表61は、項目として、項目名63と、今回値64と、前回値65と、判定基準等66とを有する。項目名63は、点検項目の項目名が表示される。今回値64は、今回の点検結果が入力される。前回値65は、前回の点検結果が表示される。判定基準等66は、点検の判定基準や作業内容等が表示される。閉じるボタン62は、一覧画面60を閉じるためのボタンである。保全者Dは、例えば、点検画面50において点検結果を入力してもよいし、複数の点検項目を点検した後に、一覧画面60において点検結果を入力してもよい。
次に、実施例の点検支援システム1の動作について説明する。まず、プロジェクタAを点検する場合に、他のプロジェクタの点検が未完了である状態の第1支援処理について説明する。図10は、実施例の第1支援処理の一例を示すフローチャートである。
端末装置10の制御部15は、表示操作部13から点検を開始する旨の操作情報が入力されると、点検開始の操作情報を情報処理装置100に送信する。情報処理装置100の受付部131は、端末装置10から点検開始の操作情報が入力されると、点検カレンダ記憶部121および点検項目記憶部122を参照して点検画面を生成し、生成した点検画面を端末装置10に送信する。
端末装置10の制御部15は、情報処理装置100から点検画面を受信すると、受信した点検画面を表示操作部13に表示させる。また、制御部15は、入力部12からプロジェクタAが撮像された撮像画像が入力されると、撮像画像からARマーカを検出する。制御部15は、検出したARマーカから識別IDを取得する。制御部15は、取得した識別IDを情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100の受付部131は、端末装置10から識別IDを受信すると、識別IDを受け付ける。すなわち、受付部131は、プロジェクタAに取り付けられたARマーカの識別IDを受け付ける(ステップS1)。受付部131は、受け付けた識別IDを提供部132に出力する。
提供部132は、受付部131から識別IDが入力されると、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタAについて異常が検出されたか否かを判定する(ステップS2)。提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出されない場合には(ステップS2:否定)、ARコンテンツ記憶部123を参照し、正常時のプロジェクタAに関するARコンテンツを取得する。提供部132は、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する(ステップS3)。
提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出された場合には(ステップS2:肯定)、ARコンテンツ記憶部123を参照し、異常時のプロジェクタAに関するARコンテンツを取得する。提供部132は、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する(ステップS4)。
端末装置10の制御部15は、情報処理装置100からARコンテンツを受信すると、受信したARコンテンツを、例えば、図6の点検画面20に示すように表示させる。これにより、情報処理装置100は、設備点検に必要な情報を表示させることができる。
次に、プロジェクタBを点検する場合に、プロジェクタAの点検が完了している状態である第2支援処理について説明する。図11は、実施例の第2支援処理の一例を示すフローチャートである。
端末装置10の制御部15は、表示操作部13から点検を開始する旨の操作情報が入力されると、点検開始の操作情報を情報処理装置100に送信する。情報処理装置100の受付部131は、端末装置10から点検開始の操作情報が入力されると、点検カレンダ記憶部121および点検項目記憶部122を参照して点検画面を生成し、生成した点検画面を端末装置10に送信する。
端末装置10の制御部15は、情報処理装置100から点検画面を受信すると、受信した点検画面を表示操作部13に表示させる。また、制御部15は、入力部12からプロジェクタBが撮像された撮像画像が入力されると、撮像画像からARマーカを検出する。制御部15は、検出したARマーカから識別IDを取得する。制御部15は、取得した識別IDを情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100の受付部131は、端末装置10から識別IDを受信すると、識別IDを受け付ける。すなわち、受付部131は、プロジェクタBに取り付けられたARマーカの識別IDを受け付ける(ステップS11)。受付部131は、受け付けた識別IDを提供部132に出力する。
提供部132は、受付部131から識別IDが入力されると、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタAについて異常が検出されたか否かを判定する(ステップS12)。提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出されない場合には(ステップS12:否定)、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタBについて異常が検出されたか否かを判定する(ステップS13)。提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出されない場合には(ステップS13:否定)、ARコンテンツ記憶部123を参照し、正常時のプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。提供部132は、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する(ステップS14)。
提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出された場合には(ステップS13:肯定)、ARコンテンツ記憶部123を参照し、異常時のプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。提供部132は、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する(ステップS15)。
提供部132は、プロジェクタAについて異常が検出された場合には(ステップS12:肯定)、異常情報記憶部124を参照し、プロジェクタBについて異常が検出されたか否かを判定する(ステップS16)。提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出されない場合には(ステップS16:否定)、ARコンテンツ記憶部123を参照し、プロジェクタAでの異常検出時におけるプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。提供部132は、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する(ステップS17)。
提供部132は、プロジェクタBについて異常が検出された場合には(ステップS16:肯定)、ARコンテンツ記憶部123を参照し、プロジェクタAおよびBでの異常検出時におけるプロジェクタBに関するARコンテンツを取得する。提供部132は、取得したARコンテンツを端末装置10に送信し、ARコンテンツを提供する(ステップS18)。
端末装置10の制御部15は、情報処理装置100からARコンテンツを受信すると、受信したARコンテンツを、例えば、図8の点検画面50に示すように表示させる。なお、点検画面50のARコンテンツ54は、ステップS17で提供されるARコンテンツの一例である。これにより、情報処理装置100は、他のプロジェクタの点検結果に応じたARコンテンツを表示させるので、設備点検に必要な情報を表示させることができる。また、情報処理装置100は、複数の設備について点検を行う者が異なっても、異常情報を共有することができる。
このように、情報処理装置100は、基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する。また、情報処理装置100は、設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える。その結果、設備点検に必要な情報を表示させることができる。
また、情報処理装置100では、設備について異常が検出されない場合は、設備に関する点検項目を示す情報を含み、設備について異常が検出される場合は、設備に関連する他の設備の点検を示唆する情報を含む。その結果、異常の原因となる設備に関する情報を表示させることができる。
また、情報処理装置100は、設備に対応づけて配置された基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する。また、情報処理装置100は、第1の設備に対応づけて配置された第1の基準物の識別情報を受信した場合に、第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出されたか、異常が検出されていないかに応じて、第1の設備に関する異なるARコンテンツを提供するように制御する。その結果、同種の設備について予防点検を提案できる。
また、情報処理装置100は、第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出された場合は、異常が検出されていない場合に比べて、第1の設備の点検項目のうち、第2の設備に影響のある点検項目が多くまたは優先的に表示されるように提供する。その結果、より優先度が高い点検項目に対する点検を提案できる。
なお、上記実施例では、異常を検出した設備に関連する設備の点検を提案するようなARコンテンツを表示させたが、これに限定されない。例えば、異常を検出した設備を緊急停止させる場合に、設備の停止手順をARコンテンツとして表示させてもよい。これにより、設備の停止手順を守らないことによる設備の損傷を防止することができる。
また、上記実施例では、異常情報を設備であるプロジェクタからネットワークNを介して情報処理装置100に収集したが、これに限定されない。例えば、点検を行った保全者により点検結果が入力されるようにしてもよい。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、受付部131と提供部132とを統合してもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の各実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の各実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図12は、設備点検支援プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図12に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、データ入力を受け付ける入力装置202と、モニタ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置204と、各種装置と接続するためのインタフェース装置205と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置206とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM207と、ハードディスク装置208とを有する。また、各装置201〜208は、バス209に接続される。
ハードディスク装置208には、図1に示した受付部131および提供部132の各処理部と同様の機能を有する設備点検支援プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置208には、点検カレンダ記憶部121、点検項目記憶部122、ARコンテンツ記憶部123、異常情報記憶部124、および、設備点検支援プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置202は、例えば、コンピュータ200の管理者から操作情報、管理情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ203は、例えば、コンピュータ200の管理者に対して管理情報の画面等の各種画面を表示する。インタフェース装置205は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置206は、例えば、図1に示した通信部110と同様の機能を有しネットワークNと接続され、端末装置10と各種情報をやりとりする。
CPU201は、ハードディスク装置208に記憶された各プログラムを読み出して、RAM207に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図1に示した受付部131および提供部132として機能させることができる。
なお、上記の設備点検支援プログラムは、必ずしもハードディスク装置208に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ200が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの設備点検支援プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから設備点検支援プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する処理をコンピュータに実行させる設備点検支援プログラムにおいて、
設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする設備点検支援プログラム。
(付記2)前記設備について異常が検出されない場合は、前記設備に関する点検項目を示す情報を含み、前記設備について異常が検出される場合は、前記設備に関連する他の設備の点検を示唆する情報を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の設備点検支援プログラム。
(付記3)設備に対応づけて配置された基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する処理をコンピュータに実行させる設備点検支援プログラムにおいて、
第1の設備に対応づけて配置された第1の基準物の識別情報を受信した場合に、前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出されたか、異常が検出されていないかに応じて、前記第1の設備に関する異なるARコンテンツを提供するように制御する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする設備点検支援プログラム。
(付記4)前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出された場合は、異常が検出されていない場合に比べて、前記第1の設備の点検項目のうち、前記第2の設備に影響のある点検項目が多くまたは優先的に表示されるように提供する、
ことを特徴とする付記3に記載の設備点検支援プログラム。
(付記5)基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する設備点検支援方法において、
設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする設備点検支援方法。
(付記6)前記設備について異常が検出されない場合は、前記設備に関する点検項目を示す情報を含み、前記設備について異常が検出される場合は、前記設備に関連する他の設備の点検を示唆する情報を含む、
ことを特徴とする付記5に記載の設備点検支援方法。
(付記7)設備に対応づけて配置された基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する設備点検支援方法において、
第1の設備に対応づけて配置された第1の基準物の識別情報を受信した場合に、前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出されたか、異常が検出されていないかに応じて、前記第1の設備に関する異なるARコンテンツを提供するように制御する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする設備点検支援方法。
(付記8)前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出された場合は、異常が検出されていない場合に比べて、前記第1の設備の点検項目のうち、前記第2の設備に影響のある点検項目が多くまたは優先的に表示されるように提供する、
ことを特徴とする付記7に記載の設備点検支援方法。
(付記9)基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する情報処理装置において、
設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える制御部、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
(付記10)前記設備について異常が検出されない場合は、前記設備に関する点検項目を示す情報を含み、前記設備について異常が検出される場合は、前記設備に関連する他の設備の点検を示唆する情報を含む、
ことを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記11)設備に対応づけて配置された基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する情報処理装置において、
第1の設備に対応づけて配置された第1の基準物の識別情報を受信した場合に、前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出されたか、異常が検出されていないかに応じて、前記第1の設備に関する異なるARコンテンツを提供するように制御する制御部、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
(付記12)前記制御部は、前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出された場合は、異常が検出されていない場合に比べて、前記第1の設備の点検項目のうち、前記第2の設備に影響のある点検項目が多くまたは優先的に表示されるように提供する、
ことを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
1 点検支援システム
10 端末装置
11 通信部
12 入力部
13 表示操作部
14 記憶部
15 制御部
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 点検カレンダ記憶部
122 点検項目記憶部
123 ARコンテンツ記憶部
124 異常情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 提供部
N ネットワーク

Claims (8)

  1. 基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する処理をコンピュータに実行させる設備点検支援プログラムにおいて、
    設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする設備点検支援プログラム。
  2. 前記設備について異常が検出されない場合は、前記設備に関する点検項目を示す情報を含み、前記設備について異常が検出される場合は、前記設備に関連する他の設備の点検を示唆する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備点検支援プログラム。
  3. 設備に対応づけて配置された基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する処理をコンピュータに実行させる設備点検支援プログラムにおいて、
    第1の設備に対応づけて配置された第1の基準物の識別情報を受信した場合に、前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出されたか、異常が検出されていないかに応じて、前記第1の設備に関する異なるARコンテンツを提供するように制御する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする設備点検支援プログラム。
  4. 前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出された場合は、異常が検出されていない場合に比べて、前記第1の設備の点検項目のうち、前記第2の設備に影響のある点検項目が多くまたは優先的に表示されるように提供する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の設備点検支援プログラム。
  5. 基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する設備点検支援方法において、
    設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする設備点検支援方法。
  6. 設備に対応づけて配置された基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する設備点検支援方法において、
    第1の設備に対応づけて配置された第1の基準物の識別情報を受信した場合に、前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出されたか、異常が検出されていないかに応じて、前記第1の設備に関する異なるARコンテンツを提供するように制御する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする設備点検支援方法。
  7. 基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する情報処理装置において、
    設備について異常が検出される場合と、異常が検出されない場合とで提供するARコンテンツを切り替える制御部、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  8. 設備に対応づけて配置された基準物の識別情報の受信に応じて、受信した該識別情報に対応するARコンテンツを提供する情報処理装置において、
    第1の設備に対応づけて配置された第1の基準物の識別情報を受信した場合に、前記第1の設備と関連づけられた第2の設備について異常が検出されたか、異常が検出されていないかに応じて、前記第1の設備に関する異なるARコンテンツを提供するように制御する制御部、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
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