JP2014137659A - 異常計測器判定システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラントにおける同じ被計測量を第1の計測器100と第2の計測器200とで計測し、上記第1の計測器100の計測出力と上記第2の計測器200の計測出力とを比較して上記計測器の異常を判定する異常計測器判定システムであって、上記第1の計測器100の計測出力の変化率と上記第2の計測器200の計測出力の変化率との差に依存して上記計測器の異常を判定する。
【選択図】図1
Description
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図5により説明する。図1は異常計測器判定システムの全体構成の一例を示す図、図2は図1に例示の異常計測器判定システムの動作の例をフローチャートで示す図、図3は事例としてポンプが停止状態から起動しポンプが定常運転になるまでのポンプ流量のようなポンプ計測値の変化の一例を示す図、図4は事例としてポンプの状態変化における計測値の変化率の一例を示す図、図5は計測値変化率による異常判定の閾値の変化の一例を示す図である。
水処理プラントの各工程において、主計測器100は計測部101において水処理の各工程の計測対象を計測(ステップS101)し、計測値出力部102から計測値を出力(ステップS102)する。同様に、副計測器200は計測部201において水処理の各工程の計測対象を計測(ステップS101)し、計測値出力部202から計測値を出力(ステップS102)する。
しかし、前記ポンプ起動時のように変化率の差が大きくなったとき、計測器が正常であっても2つの計測値の差は大きくなってしまう。このとき計測器を異常と判定する閾値を常に一定とすると、計測器が正常であるにも拘らず、計測値の差が閾値を超えてしまうため計測器を異常と誤判定してしまう恐れがある。
以下、この発明の実施の形態2を図6および図7により説明する。図6は異常計測器判定システムの全体構成の他の例を示す図、図7は図6に例示の異常計測器判定システムの動作の例をフローチャートで示す図である。
以下、この発明の実施の形態3を図8および図9により説明する。図8は異常計測器判定システムの全体構成の更に他の例を示す図、図9は図8に例示の異常計測器判定システムの動作の例をフローチャートで示す図である。
以下、この発明の実施の形態4を図10および図11により説明する。図10は異常計測器判定システムの全体構成の更に他の例を示す図、図11は図10に例示の異常計測器判定システムの動作の例をフローチャートで示す図である。
以下、この発明の実施の形態5を図12および図13により説明する。図12は異常計測器判定システムの全体構成の更に他の例を示す図、図13は図12に例示の異常計測器判定システムの動作の例をフローチャートで示す図である。
特徴1:プラントにおける同じ被計測量を第1の計測器と第2の計測器とで計測し、上記第1の計測器の計測出力と上記第2の計測器の計測出力とを比較して上記計測器の異常を判定する異常計測器判定システムであって、上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に依存して上記計測器の異常を判定する異常計測器判定システムである。
特徴2:特徴1に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記第1の計測器の計測出力と上記第2の計測器の計測出力との差が閾値を超えたことを検出しこの検出に基づいて上記計測器の異常を判定する異常計測器判定システムである。
特徴3:特徴2に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記閾値の大きさが上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に依存していることを特徴とする異常計測器判定システムである。
特徴4:特徴1〜特徴3の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記第1の計測器の計測出力と上記第2の計測器の計測出力が蓄積されると共に上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に依存して上記計測器の異常を判定した結果が表示されるプラント監視サーバ、および上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に基づいて上記計測器の異常を判定する機能を有する設備情報サーバが設けられている異常計測器判定システムである。
特徴5:特徴1〜特徴4の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記計測器の異常を判定し当該異常が所定期間継続すると上記計測器が故障であると判定する異常計測器判定システムである。
特徴6:特徴4に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記計測器の異常を判定し当該異常が所定期間継続すると上記計測器が故障であると判定する機能を設備情報サーバが有し、上記計測器が故障であると判定した結果が上記プラント監視サーバに表示される異常計測器判定システムである。
特徴7:特徴4〜特徴6の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記判定の条件が上記プラント監視サーバから上記設備情報サーバに設定される異常計測器判定システムである。
特徴8:特徴4〜特徴7の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記設備情報サーバに、上記計測器および上記計測器と同じ種類の他の計測器のそれぞれのメーカ名、型番、納入年月日の少なくとも一が設備情報として登録されている異常計測器判定システムである。
特徴9:特徴8に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記プラント監視サーバに、上記計測器の異常の表示と併せて上記設備情報が表示される異常計測器判定システムである。
特徴11:特徴10において、異常計測器判定条件を設定した前記「設備情報サーバ」が計測器異常と判断した判定結果を出力した回数を蓄積し計測器異常と判断した判定結果をある任意の回数出力したときプラント運転員に前記「主計測器」と「副計測器」の点検を促す表示をし、計測器異常と判断した判定結果を一定時間出力し続けときプラント運転員に前記「主計測器」と「副計測器」が故障したことを表示する表示装置を備えた「プラント監視サーバ」と、計測器異常と判断した判定結果をある任意の回数出力したとき前記「主計測器」と「副計測器」の点検を促す判定結果を出力し計測器異常と判断した判定結果を一定時間出力し続けたとき前記「主計測器」と「副計測器」が故障であるという判定結果を出力する機能を備えた「設備情報サーバ」を設けたことを特徴とする異常計測器判定システムである。
特徴12:特徴11において、特徴10の水処理プラントに「主計測器」や「副計測器」と同一の計測対象を計測する同種の「異常検出用計測器」を設置し特徴11の「設備情報サーバ」を用いて特定の計測器の異常を検出し計測器の点検を促す判定結果及び計測器が故障であるという判定結果を出力する機能を持つ「設備情報サーバ」を備えた異常計測器判定システムである。
特徴13:特徴10〜 特徴12のいずれかに記載の「異常計測器判定システム」において、異常と判断された計測器のメーカや型番、納入年度等を登録した設備情報データベース機能を持った「設備情報サーバ」と、異常な計測器の設備情報データを表示する表示装置を備えた「プラント監視サーバ」を備えたことを特徴とする異常計測器判定システムである。
特徴14:特徴13において、異常計測器と同種の計測器を抽出しかつ異常計測器と同種の他の計測器設備情報データを出力する機能を持った「設備情報サーバ」と、異常と判定された計測器と同種の他の計測器の点検を促す表示をする表示装置を備えた「プラント監視サーバ」を備えたことを特徴とする異常計測器判定システムである。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
300 プラント監視サーバ、 400 設備情報サーバ。
Claims (9)
- プラントにおける同じ被計測量を第1の計測器と第2の計測器とで計測し、上記第1の計測器の計測出力と上記第2の計測器の計測出力とを比較して上記計測器の異常を判定する異常計測器判定システムであって、上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に依存して上記計測器の異常を判定することを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項1に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記第1の計測器の計測出力と上記第2の計測器の計測出力との差が閾値を超えたことを検出しこの検出に基づいて上記計測器の異常を判定することを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項2に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記閾値の大きさが上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に依存していることを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項1〜請求項3の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記第1の計測器の計測出力と上記第2の計測器の計測出力が蓄積されると共に上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に依存して上記計測器の異常を判定した結果が表示されるプラント監視サーバ、および上記第1の計測器の計測出力の変化率と上記第2の計測器の計測出力変化率との差に基づいて上記計測器の異常を判定する機能を有する設備情報サーバが設けられていることを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項1〜請求項4の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記計測器の異常を判定し当該異常が所定期間継続すると上記計測器が故障であると判定することを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項4に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記計測器の異常を判定し当該異常が所定期間継続すると上記計測器が故障であると判定する機能を設備情報サーバが有し、上記計測器が故障であると判定した結果が上記プラント監視サーバに表示されることを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項4〜請求項6の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記判定の条件が上記プラント監視サーバから上記設備情報サーバに設定されることを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項4〜請求項7の何れか一に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記設備情報サーバに、上記計測器および上記計測器と同じ種類の他の計測器のそれぞれのメーカ名、型番、納入年月日の少なくとも一が設備情報として登録されていることを特徴とする異常計測器判定システム。
- 請求項8に記載の異常計測器判定システムにおいて、上記プラント監視サーバに、上記計測器の異常の表示と併せて上記設備情報が表示されることを特徴とする異常計測器判定システム。
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