JP2017137604A - 電界紡糸装置 - Google Patents

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具道 中
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Abstract

【課題】堆積させたい領域にファイバを効率よく堆積させることができる電界紡糸装置の提供。
【解決手段】第1のノズル20と、第1のノズル20に隣接して設けられた第2のノズルと、第1のノズル20および第2のノズルに原料液を供給する原料液供給部3と、第1のノズル20及び第2のノズルに所定の極性の電圧を印加する電源4と、を備え、第1のノズルの軸線20cと、第2のノズルの軸線20cが交差している電界紡糸装置1。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電界紡糸装置に関する。
エレクトロスピニング法(電界紡糸法、電荷誘導紡糸法などとも称される)により、微細なファイバを部材の表面に堆積させる電界紡糸装置がある。
この様な電界紡糸装置において、原料液を排出するノズルの数を増やせば生産性を向上させることができる。この場合、ノズル同士の間の距離を短くすると、装置内に設置可能なノズルの数を増加させることができる。
ところが、ノズル同士の間の距離を短くすると、ノズル同士の間の電場干渉が大きくなる。ノズル同士の間の電場干渉が大きくなると、電界がノズルの先端に集中し難くなりファイバが形成されなくなるおそれがある。
また、ファイバは、同極性に帯電している。そのため、ファイバ同士の間に斥力が生じる。ノズル同士の間の距離を短くすると、ファイバ同士の間の距離が短くなるので、斥力が大きくなる。斥力が大きくなれば、堆積させたい領域にファイバが堆積しなくなるおそれがある。
特開2008−274522号公報
本発明が解決しようとする課題は、堆積させたい領域にファイバを効率よく堆積させることができる電界紡糸装置を提供することである。
実施形態に係る電界紡糸装置は、第1のノズルと、前記第1のノズルに隣接して設けられた第2のノズルと、前記第1のノズルおよび前記第2のノズルに原料液を供給する原料液供給部と、前記第1のノズルおよび前記第2のノズルに所定の極性の電圧を印加する電源と、を備えている。
前記第1のノズルの軸線と、前記第2のノズルの軸線が交差している。
本実施の形態に係る電界紡糸装置1を例示するための模式図である。 比較例に係る電界紡糸装置11を例示するための模式図である。 ノズル20の他の配設形態を例示するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る電界紡糸装置1を例示するための模式図である。
図1に示すように、電界紡糸装置1には、紡糸部2、原料液供給部3、電源4、収集部5、および制御部6が設けられている。
紡糸部2は、ノズル20および保持部21を有する。
ノズル20の内部には、原料液が収納される空間が設けられている。
ノズル20の、原料液が排出される側の先端には、排出口20aが設けられている。排出口20aの寸法には特に限定はなく、形成したいファイバ100の断面寸法に応じて適宜変更することができる。排出口20aの寸法は、例えば、200μm以上としてもよい。排出口20aは、1つ設けられるようにしてもよいし、複数設けられるようにしてもよい。また、ノズル20の、原料液が排出される側の形状は、針状とすることもできる。排出口20aが設けられる部分の形状を針状とすれば、排出口20aの近傍における電界の強度を高めることができる。そのため、ノズル20と収集体51の間に電界を形成するのが容易となる。
また、ノズル20には、供給口20bが設けられている。原料液供給部3から供給された原料液は、供給口20bを介してノズル20の内部に導入される。供給口20bの配設位置と数には、特に限定はない。供給口20bは、例えば、ノズル20の、排出口20aが設けられる側とは反対側に設けることができる。
ノズル20は、導電性材料から形成されている。ノズル20の材料は、導電性と原料液に対する耐性を有するものとすることが好ましい。ノズル20の材料は、例えば、導電性のあるアルミニウムなどとすることができる。
ノズル20は、複数設けられている。ノズル20の数には特に限定がなく、収集体51の大きさなどに応じて適宜変更することができる。
ここで、ノズル20の配設形態について説明する。
図2は、比較例に係る電界紡糸装置11を例示するための模式図である。
図2に示すように、電界紡糸装置11には、紡糸部2、原料液供給部3、電源4、収集体51、および制御部6が設けられている。
ただし、複数のノズル20は、軸線20cが互いに平行となるように設けられている。すなわち、隣接するノズル20の軸線20cが互いに平行となっている。
複数のノズル20から引き出された原料液(ファイバ100)のそれぞれは、同じ極性(例えば、プラス)に帯電している。そのため、ファイバ100同士の間に斥力が生じる。ファイバ100同士の間に斥力が生じると、収集体51上の堆積させたい領域120にファイバ100が堆積しなくなるおそれがある。その結果、堆積体110の厚みの均一化が図れなくなったり、ファイバ100の局所的な堆積が図れなくなったりするおそれがある。
これに対して、本実施の形態に係る電界紡糸装置1においては、隣接するノズル20の軸線20cが交差している。すなわち、第1のノズルの軸線と、第1のノズルに隣接して設けられた第2のノズルの軸線が交差している。また、第2のノズルは、第1のノズルに対して、原料液が排出される側の先端同士が近づく方向に傾いている。
この様にすれば、ファイバ100同士の間の距離が長くなるので、ファイバ100同士の間に生じる斥力を小さくすることができる。なお、堆積させたい領域120の近傍においては、ファイバ100同士の間の距離が短くなるので、斥力が大きくなる。しかしながら、堆積させたい領域120の近傍において斥力が大きくなったとしても、堆積させたい領域120までの距離が短いので、意図した堆積位置からのズレ量は少ないものとなる。 すなわち、本実施の形態に係る電界紡糸装置1によれば、堆積させたい領域120にファイバ100を堆積させることができる。
ここで、ノズル20同士の間の距離を短くすると、ノズル20同士の間の電場干渉が大きくなる。ノズル20同士の間の電場干渉が大きくなると、電界がノズル20の先端に集中し難くなりファイバ100が形成されなくなるおそれがある。
本発明者らの得た知見によれば、複数のノズル20の原料液が排出される側の先端における電界強度をE1、ノズル20を一つだけ設けた場合のノズル20の原料液が排出される側の先端における電界強度をE2とした場合に、E1/E2が0.64以上であれば、ファイバ100の形成に支障は生じない。
そのため、E1/E2が0.64以上となるように、ノズル先端同士の間の距離Lを設定することが好ましい。
また、第1のノズル20の軸線20cと、隣接する第2のノズル20の軸線20cとがなす角度θは、0°を超え、90°以下とすることができる。
図3は、ノズル20の他の配設形態を例示するための模式図である。
図3に示すように、第1のノズル20の軸線20cと、隣接する第2のノズル20の軸線20cとがなす角度θは、90°とすることもできる。
ただし、本発明者らの得た知見によれば、角度θは、45°以上、60°以下とすることが好ましい。この様にすれば、ファイバ100同士の間に発生する斥力の影響を抑制することができるとともに、スペース効率の向上、ひいては配設可能なノズル20の数の増加を図ることができる。
図1に示すように、保持部21は、複数のノズル20を保持する。保持部21は、例えば、板状を呈するものとすることができる。保持部21の形状には特に限定はなく、前述したノズル20の配設形態に応じて適宜変更することができる。
保持部21は、導電性材料から形成されている。保持部21の材料は、例えば、ノズル20の材料と同じとすることができる。保持部21の材料は、例えば、導電性のあるアルミニウムなどとすることができる。
原料液供給部3は、収納部31、供給部32、制御部33、および配管34を有する。 収納部31は、原料液を収納する。収納部31は、原料液に対する耐性を有する材料から形成されている。
原料液は、高分子物質を溶媒に溶解したものである。
高分子物質には特に限定がなく、形成したいファイバ100の材質に応じて適宜変更することができる。高分子物質は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ナイロン、アラミドなどとすることができる。
溶媒は、高分子物質を溶解することができるものであればよい。溶媒は、溶解させる高分子物質に応じて適宜変更することができる。溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、ベンゼン、トルエンなどとすることができる。
なお、高分子物質および溶媒は、例示をしたものに限定されるわけではない。
原料液の粘度は、排出口20aの寸法などに応じて適宜変更することができる。原料液の粘度は、実験やシミュレーションを行うことで求めることができる。また、原料液の粘度は、溶媒と高分子物質の混合割合により制御することができる。
供給部32は、収納部31に収納されている原料液をノズル20に供給する。供給部32は、例えば、原料液に対する耐性を有するポンプなどとすることができる。また、供給部32は、例えば、収納部31にガスを供給し、収納部31に収納されている原料液を圧送するものとすることもできる。
制御部33は、ノズル20に供給される原料液の流量、圧力などを制御して、新しい原料液をノズル20の内部に供給する。原料液の供給が停止された際に、制御部33は、ノズル20の内部にある原料液が押し出されないようにする。なお、制御部33に対する制御量は、排出口20aの寸法や原料液の粘度などにより適宜変更することができる。制御部33に対する制御量は、実験やシミュレーションを行うことで求めることができる。
また、制御部33は、原料液の供給の開始と、供給の停止を切り替えるものとすることもできる。
なお、供給部32および制御部33は、必ずしも必要ではない。例えば、ノズル20の位置より高い位置に収納部31を設けるようにすれば、重力を利用して原料液をノズル20に供給することができる。そして、収納部31の高さ位置を適宜設定することで、ノズル20の内部にある原料液が押し出されないようにすることができる。なお、収納部31の高さ位置は、排出口20aの寸法や原料液の粘度などにより適宜変更することができる。収納部31の高さ位置は、実験やシミュレーションを行うことで求めることができる。
配管34は、収納部31と供給部32との間、供給部32と制御部33との間、制御部33とノズル20との間に設けられている。配管34は、原料液の流路となる。配管34は、原料液に対する耐性を有する材料から形成されている。
電源4は、保持部21を介してノズル20に電圧を印加する。ノズル20に印加する電圧の極性は、プラスとすることもできるし、マイナスとすることもできる。なお、図1に例示をした電源4は、ノズル20にプラスの電圧を印加する。
ノズル20に印加する電圧は、原料液に含まれる高分子物質の種類、ノズル20と収集体51との間の距離などに応じて適宜変更することができる。例えば、電源4は、ノズル20と収集体51との間の電位差が10kV以上となるように、ノズル20に電圧を印加するものとすることができる。
電源4は、例えば、直流高圧電源とすることができる。電源4は、例えば、10kV以上100kV以下の直流電圧を出力するものとすることができる。
収集部5は、収集体51、堆積調整部52、および電源53を有する。
収集体51は、複数のノズル20の原料液が排出される側に設けられている。収集体51は、接地されている。収集体51には、ノズル20に印加する電圧と逆極性の電圧を印加するようにしてもよい。収集体51は、導電性材料から形成することができる。収集体51の材料は、導電性と原料液に対する耐性を有するものとすることが好ましい。収集体51の材料は、例えば、ステンレスなどとすることができる。
収集体51は、例えば、板状やシート状を呈するものとすることができる。シート状を呈する収集体51の場合には、ロール等に巻きつけられた収集体51にファイバ100を堆積させるようにしてもよい。
また、収集体51は、移動するものであってもよい。例えば、一対の回転ドラムと、回転ドラムを回転させる駆動部を設け、ベルトコンベアのように一対の回転ドラムの間を収集体51が移動するようにしてもよい。この様にすれば、ファイバ100を堆積させる領域を移動させることができるので、連続的な堆積作業が可能となる。そのため、ファイバ100からなる堆積体110の生産効率を向上させることができる。
収集体51の上に形成された堆積体110は、収集体51から取り外される。堆積体110は、例えば、不織布やフィルタなどに用いられる。なお、堆積体110の用途は例示をしたものに限定されるわけではない。
また、収集体51は、省くこともできる。例えば、導電性を有する部材の表面に、ファイバ100からなる堆積体110を直接形成することもできる。この様な場合には、導電性を有する部材を接地したり、導電性を有する部材にノズル20に印加する電圧と逆極性の電圧を印加したりすればよい。
堆積調整部52は、収集体51の、ノズル20が設けられる側とは反対側に設けられている。
堆積調整部52は、導電性材料から形成されている。堆積調整部52は、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
堆積調整部52の収集体51側の端部は尖っている。堆積調整部52の収集体51側の端部が尖っていれば、電界集中が生じ易くなる。そのため、ノズル20と堆積調整部52の間に電界を形成するのが容易となる。
電源53は、堆積調整部52に電圧を印加する。電源53は、ノズル20に印加される電圧と逆極性の電圧を堆積調整部52に印加する。電源53は、例えば、直流高圧電源とすることができる。電源53は、例えば、10kV以上100kV以下の直流電圧を出力するものとすることができる。
ノズル20に印加する電圧と逆極性の電圧が堆積調整部52に印加されると、ノズル20と堆積調整部52の間にも電界が形成される。ノズル20と収集体51の間に形成された電界は、ノズル20と堆積調整部52の間に形成された電界の影響を受けて変化する。 後述するように、ノズル20の排出口20aの近傍にある原料液は、電気力線に沿って作用する静電力によって引き出される。そのため、ノズル20と収集体51の間に形成される電界を変化させれば、ファイバ100を堆積させる領域を変化させることができる。 すなわち、堆積調整部52は、ノズル20と収集体51の間に形成される電界を変化させて、ファイバ100を堆積させる領域を変化させる。
堆積調整部52および電源53を設ける様にすれば、堆積させたい領域120にファイバ100を堆積させることがより容易となる。
また、堆積調整部52および電源53を設ける様にすれば、堆積体110の厚みの均一化、ファイバ100の局所的な堆積、堆積体110に形成されたピンホール等の開口部分の補修などを行うことができる。
また、堆積調整部52に印加される電圧を制御することで、ノズル20と堆積調整部52の間に形成される電界、ひいては、ノズル20と収集体51の間に形成される電界を制御することができる。
また、図1中のX方向(複数のノズルが並ぶ方向)に堆積調整部52を移動させる図示しない駆動装置を設けることができる。堆積調整部52を移動させる様にすれば、電界の制御がより容易となる。
また、堆積調整部52は、複数設けられる様にしてもよい。
制御部6は、供給部32、制御部33、電源4、および電源53の動作を制御する。
制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリなどを備えたコンピュータとすることができる。
次に、電界紡糸装置1の作用について説明する。
原料液は、表面張力によりノズル20の排出口20aの近傍に留まっている。
電源4は、保持部21を介してノズル20に電圧を印加する。すると、排出口20aの近傍にある原料液が所定の極性に帯電する。図1に例示をしたものの場合には、排出口20aの近傍にある原料液がプラスに帯電する。
収集体51は、接地されているので、ノズル20と収集体51の間に電界が形成される。そして、電気力線に沿って作用する静電力が表面張力より大きくなると、排出口20aの近傍にある原料液が静電力により収集体51に向けて引き出される。引き出された原料液は、引き伸ばされ、原料液に含まれる溶媒が揮発することでファイバ100が形成される。形成されたファイバ100が収集体51の上に堆積することで、堆積体110が形成される。
本実施の形態に係る電界紡糸装置1においては、隣接するノズル20の軸線20cが交差している。そのため、ファイバ100同士の間に生じる斥力を小さくすることができるので、堆積させたい領域120にファイバ100を堆積させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 電界紡糸装置、2 紡糸部、3 原料液供給部、4 電源、5 収集部、6 制御部、20 ノズル、20a 排出口、20b 供給口、20c 軸線、21 保持部、31 収納部、32 供給部、33 制御部、51 収集体、52 堆積調整部、53 電源、100 ファイバ、110 堆積体、120 堆積させたい領域

Claims (5)

  1. 第1のノズルと、
    前記第1のノズルに隣接して設けられた第2のノズルと、
    前記第1のノズルおよび前記第2のノズルに原料液を供給する原料液供給部と、
    前記第1のノズルおよび前記第2のノズルに所定の極性の電圧を印加する電源と、
    を備え、
    前記第1のノズルの軸線と、前記第2のノズルの軸線が交差している電界紡糸装置。
  2. 前記第2のノズルは、前記第1のノズルに対して、前記原料液が排出される側の先端同士が近づく方向に傾いている請求項1記載の電界紡糸装置。
  3. 前記第1のノズルおよび前記第2のノズルの前記原料液が排出される側の先端における電界強度をE1、ノズルを一つだけ設けた場合の前記ノズルの前記原料液が排出される側の先端における電界強度をE2とした場合に、E1/E2が0.64以上となる請求項1または2に記載の電界紡糸装置。
  4. 前記第1のノズルおよび前記第2のノズルの前記原料液が排出される側に設けられ、前記第1のノズルおよび前記第2のノズルに印加される電圧と逆極性の電圧が印加される堆積調整部をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1つに記載の電界紡糸装置。
  5. 前記第1のノズルおよび前記第2のノズルの前記原料液が排出される側に設けられ、接地、または、前記第1のノズルおよび前記第2のノズルに印加される電圧と逆極性の電圧が印加される収集体をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1つに記載の電界紡糸装置。
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