JP2017135918A - インバータ装置、電動機駆動装置、及び電動機駆動システム - Google Patents

インバータ装置、電動機駆動装置、及び電動機駆動システム Download PDF

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Abstract

【課題】動作電圧が異なる複数の負荷装置を低いコストで動作させることを可能とする。【解決手段】インバータ装置は、単相交流電圧を出力するセルインバータCI1〜CI9を直列に多段接続した多段接続インバータ130u〜130wと、多段接続インバータ130u〜130wから伝送される交流電圧を出力する出力部150と、多段接続インバータ130u〜130wがそれぞれ備える最後段セルインバータCI9の出力を出力部150に伝送する伝送路Pu1、Pv1、Pw1と、多段接続インバータ130u〜130wがそれぞれ備える非最後段セルインバータCI1〜CI8のうちの少なくとも1つの出力を、後段に位置するセルインバータを迂回して、出力部150に伝送するバイパス161〜163と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、インバータ装置、電動機駆動装置、及び電動機駆動システムに関する。
負荷装置(例えば、電動機)に交流電圧を供給するインバータ装置が知られている。例えば、交流電動機を動作させる電動機駆動装置には、多くの場合、インバータ装置が使用される。
特開2015−80283号公報
動作電圧が異なる複数の負荷装置を動作させるには、出力電圧が異なる複数のインバータ装置をシステム内部に配置するか、或いは、インバータ装置の出力側にインバータ装置の出力電圧を変圧するためのトランスを配置する必要がある。これらの場合、負荷装置を動作させるシステムは、システム全体としてコストが高いものとなる。
本発明が解決しようとする課題は、動作電圧が異なる複数の負荷装置を低いコストで動作させることを可能とすることである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点に係るインバータ装置は、単相交流電圧を出力するセルインバータを直列に多段接続した多段接続インバータと、多段接続インバータから伝送される交流電圧を出力する出力部と、多段接続インバータの最後段セルインバータの出力を出力部に伝送する伝送路と、多段接続インバータが備える非最後段セルインバータのうちの少なくとも1つの出力を、後段に位置するセルインバータを迂回して、出力部に伝送するバイパスと、を備える。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の観点に係る電動機駆動装置は、電動機を駆動する交流電圧を出力する電動機駆動装置であって、単相交流電圧を出力するセルインバータを直列に多段接続した多段接続インバータと、多段接続インバータから伝送される交流電圧を出力する出力部と、多段接続インバータの最後段セルインバータの出力を出力部に伝送する伝送路と、多段接続インバータが備える非最後段セルインバータのうちの少なくとも1つの出力を、後段に位置するセルインバータを迂回して、出力部に伝送するバイパスと、を備える。
また、上記課題を解決するために、本発明の第3の観点に係る電動機駆動システムは、交流電源から供給される交流電圧を、電動機を駆動する交流電圧に変換する電動機駆動装置と、交流電源から供給される交流電圧を、電動機駆動装置を迂回して、電動機に伝送する第1のバイパスと、電動機に入力される交流電圧を、電動機駆動装置から出力される交流電圧と第1のバイパスを介して伝送される交流電圧のいずれかに切り替えるスイッチ部と、を備える。電動機駆動装置は、単相交流電圧を出力するセルインバータを直列に多段接続した多段接続インバータと、多段接続インバータから伝送される交流電圧を出力する出力部と、多段接続インバータの最後段セルインバータの出力を出力部に伝送する伝送路と、多段接続インバータが備える非最後段セルインバータのうちの少なくとも1つの出力を、後段に位置するセルインバータを迂回して、出力部に伝送する第2のバイパスと、を備える。
本発明によれば、動作電圧が異なる複数の負荷装置を低いコストで動作させることができる。
実施形態1の電動機駆動システムのブロック図である。 実施形態1のインバータ装置の回路図である。 図2に示す回路図から変圧器を取り除いたものである。 多段接続インバータの回路図である。 実施形態2の電動機駆動システムのブロック図である。 実施形態3のインバータ装置の回路図である。
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の電動機駆動システム1のブロック図である。電動機駆動システム1は、交流電源ACと、伝送路Pinと、電動機Ma〜Mcと、伝送路Poutと、スイッチ部SWa〜SWcと、インバータ装置100と、を備える。
交流電源ACは、位相が互いに異なる3系統の単相交流電圧を供給する三相交流電源である。三相交流は、位相が互いに120°ずれた対称三相交流である。以下の説明では、対称三相交流を単に三相交流と呼ぶ。交流電源ACは、例えば、事業所内の各設備に電力を供給する所内電源である。交流電源ACは、商用の系統電源であってもよい。一例として、交流電源ACは、事業所内に配置された発電機或いは変圧器である。交流電源ACが出力する電圧は600V以上の高圧、或いは7kV以上の特別高圧となっている。なお、以下の説明では、特別高圧を含め、600V以上の交流電圧を単に高圧という。本実施形態では、交流電源ACの出力電圧は11kVとするが、交流電源ACの出力電圧は11kVに限定されない。交流電源ACは、例えば、商用の送電系統から供給される特別高圧(例えば、154〜187kVの電圧)を降圧して出力電圧を生成する。
伝送路Pinは、三相交流電圧を伝送可能な送電線である。伝送路Pinは、交流電源ACが出力した三相交流電圧をインバータ装置100に伝送する。
電動機Ma〜Mcは三相交流電動機である。電動機Ma〜Mcはインバータ装置100によって駆動される。電動機Ma〜Mcの動作電圧(駆動電圧)は互いに異なっている。本実施形態では、一例として、電動機Ma、Mb,Mcの動作電圧は、それぞれ、11kV、6.6kV、3.3kVであるものとする。電動機Maの動作電圧は、交流電源ACの出力電圧と同じである。
伝送路Poutは、三相交流電圧を伝送可能な送電線である。伝送路Poutは、インバータ装置100が出力した三相交流電圧を電動機Ma〜Mcに伝送する。伝送路Poutは3つに分岐している。3つの岐は、それぞれ、三相交流電圧を伝送可能である。岐の端部には、それぞれ、電動機Ma、電動機Mb、電動機Mcが接続されている。
スイッチ部SWa〜SWcは、電動機Ma〜Mcの入力とインバータ装置100の出力との接続を切断するためのスイッチである。スイッチ部SWa〜SWcは、それぞれ、第1のスイッチ部として機能する。スイッチ部SWa〜SWcは、それぞれ、伝送路Poutの3つの岐の経路上に設けられている。スイッチ部SWa〜SWcは、インバータ装置100が備える制御部110によって、若しくは、電動機駆動システム1が備える不図示の制御装置によって制御される。スイッチ部SWa〜SWcは、ユーザが手動で制御可能であってもよい。以下の説明では、一例として、スイッチ部SWa〜SWcは、インバータ装置100の制御部110によって制御されるものとする。
インバータ装置100は、交流電圧若しくは直流電圧をユーザ所望の電圧、周波数、位相の交流電圧に変換する装置である。本実施形態では、インバータ装置100は、交流電源ACから入力された三相交流電圧を、電動機Ma〜Mcを駆動するための三相交流電圧に変換する。インバータ装置100は、電動機Ma〜Mcを駆動する電動機駆動装置として機能する。
インバータ装置100は、制御部110と、変圧器(トランス)120と、多段接続インバータ130u、130v、130wと、スイッチ部140u、140v、140wと、出力部150と、を備える。
制御部110は、プロセッサ等の処理装置である。制御部110は、不図示のユーザインターフェース或いは通信インタフェースを介して取得したユーザの指示に基づいて、インバータ装置100の各部を制御する。例えば、制御部110は、多段接続インバータ130u、130v、130wの内部に配置されているスイッチング素子にPWM(Pulse Width Modulation)信号を送信することで、多段接続インバータ130u、130v、130wの出力を制御する。また、制御部110は、スイッチ部140u、140v、140wを制御することで、インバータ装置100の出力を制御する。さらに、制御部110は、スイッチ部SWa〜SWcを制御することで、電動機Ma〜Mcへの入力を制御する。
変圧器120は、交流電源ACから入力された三相交流電圧を変圧する装置である。変圧器120は、多段接続インバータ130u〜130wが備える複数のセルインバータそれぞれに三相交流電圧を出力する。
図2は、インバータ装置100の回路図である。図2では、制御部110の図示は省略している。変圧器120は、伝送路Pinと接続された一次巻線121と、一次巻線121と磁気的に結合した二次巻線群122と、を備える。二次巻線群122は、複数の二次巻線から構成される。図2の例では、二次巻線群122は、S1r〜S9tの27個の二次巻線から構成されている。
二次巻線S1r〜S9tは、それぞれ、多段接続インバータ130u〜130wが備える複数のセルインバータと伝送路を介して接続されている。具体的には、S1r、S2r、・・・・、S9rの9つの二次巻線は、多段接続インバータ130uが備える9つのセルインバータと接続されている。S1s、S2s、・・・・、S9sの9つの二次巻線は、多段接続インバータ130vが備える9つのセルインバータと接続されている。S1t、S2t、・・・・、S9tの9つの二次巻線は、多段接続インバータ130wが備える9つのセルインバータと接続されている。1つの二次巻線が1つのセルインバータに対応している。二次巻線とセルインバータとを接続する伝送路は、それぞれ、三相交流電圧を伝送可能な送電線である。
130u〜130wの3つの多段接続インバータは、それぞれ、セルインバータが直列に多段接続されたインバータである。3つの多段接続インバータの最後段セルインバータCI9からは、それぞれ、単相交流電圧が出力される。3つの最後段セルインバータCI9の出力は、それぞれ、伝送線路Pu1〜Pw1を介してスイッチ部140u〜140wと接続されている。3つの多段接続インバータの出力電圧の位相は、互いに120°ずれている。インバータ装置100は、多段接続インバータ130u〜130wの出力を、三相交流電圧として外部に出力する。
図3は、図2に示す回路図から変圧器120を取り除いたものである。図3では、変圧器120から多段接続インバータ130u〜130wへ伸びる伝送路は省略している。多段接続インバータ130u〜130wは中性点NでY結線されている。図4は、多段接続インバータの構成を示す図である。多段接続インバータ130u〜130wの構成は、出力電圧の位相が互いに120°ずれている以外は同じである。図4では、代表として、多段接続インバータ130uの構成を示している。
多段接続インバータ130uは、CI1〜CI9の9つのセルインバータを備える。セルインバータCI1〜CI9は、それぞれ出力OUT1、OUT2を備える。セルインバータCI1〜CI9は、それぞれ、変圧器120から三相交流電圧が入力されている。具体的には、セルインバータCI1、CI2、CI3、CI4、・・・、CI9uは、それぞれ、二次巻線S1u、S2u、S3u、S4u、・・・、S9uから三相交流電圧が入力されている。
セルインバータCI1〜CI9の出力は直列に接続されている。すなわち、セルインバータCI1の出力OUT2はセルインバータCI2の出力OUT1と接続されており、セルインバータCI2の出力OUT2はセルインバータCI3の出力OUT1と接続されており、・・・・、セルインバータCI8の出力OUT2はセルインバータCI9の出力OUT1と接続されている。セルインバータCI1の出力OUT1は中性点Nに接続されており、セルインバータCI9の出力OUT2は伝送線路Pu1を介してスイッチ部140uと接続されている。
セルインバータCI1〜CI9が直列に接続されることにより、セルインバータCI1〜CI9の出力は重畳される。結果として最後段セルインバータCI9からは高い電圧レベルの交流電圧が出力される。本実施形態では、最後段セルインバータCI9の出力OUT2からは11kVの単相交流電圧が出力される。
セルインバータは、入力された交流電圧或いは直流電圧を、ユーザ所望の電圧、周波数、位相の交流電圧に変換する電圧形のインバータである。セルインバータの出力は単相交流である。セルインバータは、単位インバータ、或いは単相インバータと呼ばれることもある。本実施形態のセルインバータCI1〜CI9は、直流電圧ではなく、交流電圧をユーザ所望の交流電圧に変換する。本実施形態のセルインバータCI1〜CI9は、1つあたり、およそ1.1〜1.5kVの単相交流電圧を出力する。セルインバータI1〜CI9の構成は、セルインバータ毎に異なっていてもよいが、本実施形態では全て同じ構成であるものとする。
図4には、セルインバータI1〜CI9の代表として、セルインバータCI3の構成を示している。セルインバータCI3は、整流部131と、平滑部132と、インバータ部133と、を備える。
整流部131は、直列接続された2つのダイオード131aを三本並列に接続した回路構成となっている。直列接続された2つのダイオード131aの中間には、それぞれ、二次巻線S3uの三相の出力の1つが接続されている。また、平滑部132はコンデンサ132aから構成されている。コンデンサ132aは整流部131とインバータ部133の間に配置されている。また、インバータ部133は、直列接続された2つのスイッチング素子133aを二本並列に接続した回路構成となっている。スイッチング素子133aは、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。スイッチング素子133aそれぞれには、スイッチング素子133aと平行に還流ダイオード133bが接続されている。スイッチング素子133aは、制御部110によって制御される。2つのスイッチング素子133aの間からは、出力OUT1、出力OUT2が取り出されている。
二次巻線S3uから入力された三相交流電圧は、整流部131で整流されて直流電圧に変換される。平滑部132は、整流された直流電圧を平滑する。その後、インバータ部133は、平滑された直流電圧をユーザ所望の単相交流電圧に変換する。単相交流電圧は、出力OUT1、出力OUT2からセルインバータCI3の外部に出力される。
なお、図4に示したセルインバータの構成は、あくまで一例である。セルインバータには既知の様々な構成を採用可能である。例えば、スイッチング素子133aは、バイポーラトランジスタ、MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)、GTO(Gate Turn Off Thyristor)等、IGBT以外の自己消弧素子であってもよい。
多段接続インバータ130u〜130wには、図3に示すように、バイパス161〜163が接続されている。バイパス161は多段接続インバータ130uに接続されており、バイパス162は多段接続インバータ130vに接続されており、バイパス163は多段接続インバータ130wに接続されている。
バイパス161〜163は、非最後段セルインバータの出力を、後段に位置するセルインバータを迂回して、出力部150に伝送するための伝送路である。ここで非最後段セルインバータとは、最後段セルインバータCI9の前段(出力部150とは反対側)にあるセルインバータのことである。図3の例であれば、セルインバータCI1〜CI8のことである。また、後段に位置するセルインバータとは、該当のセルインバータより出力部150側に位置するセルインバータのことである。該当のセルインバータがセルインバータCI3なのであれば、後段に位置するセルインバータはセルインバータCI4〜CI9である。バイパス161〜163は、それぞれ、複数の伝送路を備える。複数の伝送路は、それぞれ、単相交流電圧を伝送可能である。
バイパス161はPu2とPu3の2つの伝送路を備える。伝送路Pu2はセルインバータCI5の出力OUT2とスイッチ部140uとを接続しており、伝送路Pu3はセルインバータCI3の出力OUT2とスイッチ部140uとを接続している。伝送路Pu2には、セルインバータCI1〜CI5で重畳された単相交流電圧が出力される。本実施形態では、伝送路Pu2には、6.6kVの単相交流電圧が出力される。また、伝送路Pu3には、セルインバータCI1〜CI3で重畳された単相交流電圧が出力される。本実施形態では、伝送路Pu3には、3.3kVの単相交流電圧が出力される。
同様に、バイパス162とバイパス163も2つの伝送路を備える。バイパス162はPv3とPv3の2つの伝送路を備えており、バイパス163はPw2とPw3の2つの伝送路を備えている。伝送路Pv2はセルインバータCI5の出力OUT2とスイッチ部140vとを接続しており、伝送路Pv3はセルインバータCI3の出力OUT2とスイッチ部140wとを接続している。また、伝送路Pv2はセルインバータCI5の出力OUT2とスイッチ部140vとを接続しており、伝送路Pv3はセルインバータCI3の出力OUT2とスイッチ部140wとを接続している。伝送路Pv2、Pw2には、セルインバータCI1〜CI5で重畳された単相交流電圧が出力され、伝送路Pv3、Pw3には、セルインバータCI1〜CI3で重畳された単相交流電圧が出力される。本実施形態では、伝送路Pv2、Pw2には、6.6kVの単相交流電圧が出力され、伝送路Pv3、Pw3には、3.3kVの単相交流電圧が出力される。
スイッチ部140u〜140wは、出力部150に伝送する交流電圧を、多段接続インバータから出力される複数の単相交流電圧のいずれかに切り替えるためのスイッチである。スイッチ部140u〜140wは、それぞれ、第2のスイッチ部として機能する。スイッチ部140u〜140wは、それぞれ、内部に3つのスイッチを備える。これらのスイッチは、ユーザ或いは制御装置によって制御可能である。本実施形態では、スイッチ部140u〜140wは、制御部110によって制御される。
スイッチ部140uは、制御部110の制御に従って、出力部150に伝送する交流電圧を多段接続インバータ130uから出力される3つの出力のいずれかに切り替える。また、スイッチ部140vは、制御部110の制御に従って、出力部150に伝送する交流電圧を多段接続インバータ130vから出力される3つの出力のいずれかに切り替える。また、スイッチ部140wは、制御部110の制御に従って、出力部150に伝送する交流電圧を多段接続インバータ130wから出力される3つの出力のいずれかに切り替える。
出力部150は、インバータ装置100の出力インタフェースである。出力部150は、多段接続インバータ130u〜130wから伝送される3系統の単相交流電圧を三相交流電圧としてインバータ装置100の外部に出力する。出力部150から出力された三相交流電圧は、電動機Ma〜Mcのいずれかに伝送される。
次にこのような構成を有する電動機駆動システム1の動作について説明する。
伝送路Pinを介してインバータ装置100に三相交流電圧が入力されると、インバータ装置100の制御部110は動作を開始する。まず、制御部110は、ユーザからの指示に基づいて、図1に示すスイッチ部SWa〜SWcを制御する。制御部110の動作は、3つある電動機のいずれを動作させるかで異なる。
電動機Maを動作させる場合は、制御部110は、スイッチ部SWb、SWcをOFFにするとともに、スイッチ部SWaをONにする。これにより、インバータ装置100の出力部150と電動機Maとが接続される。電動機Mbを動作させる場合は、制御部110は、スイッチ部SWa、SWcをOFFにするとともに、スイッチ部SWbをONにする。これにより、出力部150と電動機Mbとが接続される。また、電動機Mcを動作させる場合は、制御部110は、スイッチ部SWa、SWbをOFFにするとともに、スイッチ部SWcをONにする。これにより、出力部150と電動機Mcとが接続される。
次に、制御部110は、多段接続インバータ130u〜130wの制御を開始する。具体的には、制御部110は、多段接続インバータ130u〜130wのセルインバータCI1〜CI3が備えるスイッチング素子133aのスイッチング制御を開始する。制御部110のスイッチング制御により、セルインバータCI1〜CI9は、それぞれ、単相交流電圧を出力する。セルインバータCI1〜CI9は直列に接続されているので、単相交流電圧は多段接続インバータの内部で重畳されて高圧の単相交流電圧となる。
重畳された単相交流電圧は伝送路を介してスイッチ部140u〜140wに送信される。上述したように、多段接続インバータ130u〜130wには、伝送路Pu1、Pv1、Pw1に加えて、バイパス161〜163が接続されている。そのため、多段接続インバータ130u〜130wは、それぞれ、電圧レベルの異なる複数の単相交流電圧を出力する。具体的には、多段接続インバータ130u〜130wは、それぞれ、11kV、6.6kV、3.3kVの単相交流電圧を出力する。
続いて、制御部110は、スイッチ部140u〜140wとスイッチ部SWa〜SWcの制御を開始する。制御内容は、3つある電動機のいずれを動作させるかで異なる。
電動機Maを動作させる場合、制御部110は、図3に示すスイッチ部140u〜140wを制御して、バイパス161〜163(すなわち、伝送路Pu2、Pv2、Pw2、Pu3、Pv3、Pw3)と出力部150との接続を切断する。そして、制御部110は、伝送路Pu1、Pv1、Pw1と出力部150とを接続する。これにより、出力部150からは、11kVの三相交流電圧が出力される。電動機Maは11kVの三相交流電圧を駆動電圧として動作を開始する。
電動機Mbを動作させる場合、制御部110は、図3に示すスイッチ部140u〜140wを制御して、伝送路Pu1、Pv1、Pw1、Pu3、Pv3、Pw3と出力部150との接続を切断する。そして、制御部110は、伝送路Pu2、Pv2、Pw2と出力部150とを接続する。これにより、出力部150からは、6.6kVの三相交流電圧が出力される。電動機Mbは6.6kVの三相交流電圧を駆動電圧として動作を開始する。
電動機Mcを動作させる場合、制御部110は、図3に示すスイッチ部140u〜140wを制御して、伝送路Pu1、Pv1、Pw1、Pu2、Pv2、Pw2と出力部150との接続を切断する。そして、制御部110は、伝送路Pu3、Pv3、Pw3と出力部150とを接続する。これにより、出力部150からは、3.3kVの三相交流電圧が出力される。電動機Mcは3.3kVの三相交流電圧を駆動電圧として動作を開始する。
本実施形態によれば、インバータ装置100は、電力変換回路として多段接続インバータを備える。そして、多段接続インバータは、非最後段セルインバータの出力を、後段のセルインバータを迂回して出力部150に伝送するバイパスを備える。これにより、インバータ装置100は電圧レベルの異なる複数の交流電圧を出力することが可能となるので、電動機駆動システム1は、駆動電圧が異なる複数の電動機を低いコストで動作させることができる。
例えば、インバータ装置100が電圧レベルの異なる複数の交流電圧を出力できるので、ユーザは、電動機駆動システム1を構築するために、出力電圧が異なる複数のインバータ装置を用意する必要がない。また、インバータ装置一台で電動機駆動システム1を構築する場合であっても、ユーザは、インバータ装置の出力側にトランスを設置する必要がない。よって、ユーザは、低いコストで電動機駆動システム1を構築できる。
また、インバータ装置100が電圧レベルの異なる複数の交流電圧を出力できるので、ユーザは、インバータ装置100の出力側にトランスを設置する必要がない。そのため、システム構築者は、電動機駆動システム1の内部に、電力損失の原因となるトランスをあまり配置しなくてもよい、その結果として、電動機駆動システム1はシステム全体として電力損失が小さくなるので、ユーザは、低いランニングコストで電動機駆動システム1を動作させることができる。
また、ユーザは、電動機駆動システム1を構築するために、複数のインバータ装置を用意する必要がなく、また、インバータ装置100の出力側にトランスを配置する必要もない。すなわち、電動機駆動システム1は、メンテナンスを必要とする機器が少ない。結果として、ユーザは、小さなメンテナンスコストで電動機駆動システム1を動作させることができる。また、機器が少ないので、電動機駆動システム1の設置スペースも小さくて済む。
(実施形態2)
実施形態1では、インバータ装置100が電動機Maに駆動電圧を供給した。しかしながら、電動機Maの動作電圧は、交流電源ACの出力電圧を同じであるので、場合によっては、交流電源ACの出力電圧を、インバータ装置100を介さず、そのまま電動機Maに入力することも可能である。以下、実施形態2の電動機駆動システム1について説明する。
図5は、実施形態2の電動機駆動システム1を示す図である。電動機駆動システム1は、交流電源ACと、伝送路Pinと、バイパス170と、電動機Ma〜Mcと、伝送路Poutと、スイッチ部SWa〜SWcと、インバータ装置100と、を備える。バイパス170及びスイッチ部SWa以外の構成は実施形態1と同じである。
バイパス170は、交流電源ACから供給される交流電圧を、インバータ装置100(電動機駆動装置)を迂回して、電動機に伝送する伝送路である。バイパス170は第1のバイパスとして機能する。インバータ装置100が備えるバイパス161〜163は第2のバイパスとして機能する。バイパス170は、三相交流電圧を伝送可能な送電線である。伝送路Pinは、交流電源ACが出力した三相交流電圧をスイッチ部SWaに伝送する。
スイッチ部SWaは、電動機Maへ入力される三相交流電圧を切り替えるための、或いは遮断するためのスイッチである。スイッチ部SWaは、電動機Maへ入力される電圧を、インバータ装置100から伝送される三相交流電圧、若しくは、交流電源ACから伝送される三相交流電圧に切り替える。又は、スイッチ部SWaは、電動機Maへ入力される電圧を遮断する。スイッチ部SWaは、インバータ装置100が備える制御部110によって、若しくは、電動機駆動システム1が備える不図示の制御装置によって制御される。スイッチ部SWa〜SWcは、ユーザが手動で制御可能であってもよい。以下の説明では、スイッチ部SWaは制御部110によって制御されるものとする。
次にこのような構成を有する電動機駆動システム1の動作について説明する。
伝送路Pinを介してインバータ装置100に三相交流電圧が入力されると、制御部110は動作を開始する。ユーザから電動機Maの動作開始の開始が指示された場合、制御部110は、スイッチ部SWb、SWcをOFFにするとともに、スイッチ部SWaの接続を伝送路Pout側にする。これにより、インバータ装置100の出力部150と電動機Maとが接続される。
また、制御部110は、図3に示すスイッチ部140u〜140wを制御して、バイパス161〜163と出力部150との接続を切断するとともに、伝送路Pu1、Pv1、Pw1と出力部150とを接続する。これにより、出力部150からは、11kVの三相交流電圧が出力される。電動機Maは11kVの三相交流電圧を駆動電圧として動作を開始する。
電動機Maに三相交流電圧の出力が開始されてから予め設定された時間が経過すると、制御部110は、図5に示すスイッチ部SWaの接続をバイパス170側にする。これにより、交流電源ACと電動機Maとが接続される。電動機Maは、交流電源ACから供給される11kVの三相交流電圧を駆動電圧として動作を継続する。
スイッチ部SWaの接続がバイパス170側に切り替わった後、制御部110は、ユーザの指示に基づいて電動機Mb或いは電動機Mcを動作させてもよい。制御部110が電動機Mb或いは電動機Mcを動作させる方法は、実施形態1と同様である。
電動機は、通常、起動時に大きな電力を消費する。電動機Maを交流電源ACに直接接続して起動させた場合、交流電源ACは電動機Maによって一時的に大きな電力を供給しなければならない。この場合、交流電源ACには大きな負荷がかかる。しかしながら、インバータは消費電力の急激な上昇を抑制する機能を有する。電動機の起動時に、インバータを介して電動機に電力を供給することにより、電動機の電力消費は緩やかになる。
本実施形態の電動機駆動システム1は、電動機Maへ入力される電圧を、インバータ装置100から伝送される三相交流電圧、又は、交流電源ACから伝送される三相交流電圧に切り替え可能なスイッチ部SWaを備えている。そのため、電動機駆動システム1は、電動機Maの起動時にインバータ装置100を介して電動機Maに電力を供給することができるので、交流電源ACにかかる負荷を小さくできる。
また、電動機駆動システム1は、電動機Maの出力が安定した後、電動機Maへ入力される電圧を交流電源ACから伝送される交流電圧に切り替えることができる。交流電源ACから電動機Maに直接電力を供給することで、インバータ装置100で電力損失が生じない。そのため、電動機駆動システム1は、ランニングコストを低くできる。
また、交流電源ACから電動機Maに直接電力を供給している最中は、インバータ装置100がフリーになる。そのため、電動機駆動システム1は、電動機Maを動作させている最中に、インバータ装置100を使用して、電動機Mb若しくは電動機Mbに駆動電圧を供給することも可能になる。
(実施形態3)
インバータ装置100は、電圧レベルの異なる複数の交流電圧を出力可能である。インバータ装置100には、過電圧もしくは過電流の出力が発生しないように、出力を監視するためのセンサーが設けられていてもよい。以下、実施形態3の電動機駆動システム1について説明する。なお、インバータ装置100以外の構成は、実施形態1と同じであるので説明を省略する。
図6は、インバータ装置100の回路図である。インバータ装置100の構成は実施形態1と略同じであるが、伝送路にセンサーが設けられている点で実施形態1と異なっている。
インバータ装置100は、181u1〜181w3の9つの電圧センサーと、182u〜182wの3つの電流センサーを備える。
電圧センサー181u1〜181w3は、多段接続インバータ130u〜130wの出力電圧を計測する電圧計である。電圧センサー181u1〜181u3の3つのセンサーは、それぞれ、伝送路Pu1〜Pu3に配置されている。電圧センサー181v1〜181v3の3つのセンサーは、それぞれ、伝送路Pv1〜Pv3に配置されている。電圧センサー181w1〜181w3の3つのセンサーは、それぞれ、伝送路Pw1〜Pw3に配置されている。電圧センサー181u1〜181w3は、接触式のセンサーであってもよいし、非接触式のセンサーであってもよい。電圧センサー181u1〜181w3は制御部110に接続されている。各伝送路の電圧は制御部110によって監視される。
電流センサー182u〜182wは、多段接続インバータ130u〜130wの出力電流を計測する電流計である。電流センサー182uは、スイッチ部140uと出力部150とを接続する伝送路に配置されている。電流センサー182vは、スイッチ部140vと出力部150とを接続する伝送路に配置されている。電流センサー182wは、スイッチ部140uと出力部150とを接続する伝送路に配置されている。電流センサー182u〜182wは、接触式のセンサーであってもよいし、非接触式のセンサーであってもよい。電流センサー182u〜182wは制御部110に接続されている。各伝送路の電流は制御部110によって監視される。
制御部110は、電圧センサー181u1〜181w3のいずれかで予め設定された電圧値以上の電圧が計測されたのを検知すると、スイッチ部140u〜140wをOFFにして、出力部150からの出力を停止する。また、制御部110は、電流センサー182u〜182wのいずれかで予め設定された電流値以上の電流が計測されたのを検知すると、スイッチ部140u〜140wをOFFにして、出力部150からの出力を停止する。設定電圧レベル及び設定電流レベルは、伝送路毎に異なったものであってもよい。
本実施形態によれば、インバータ装置100からの出力に過電圧、過電流が発生するのを少なくすることができる。
上述の各実施形態はそれぞれ一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、バイパス161〜163は、セルインバータCI3、CI5の出力OUT2と接続され、セルインバータCI3、CI5の出力を、スイッチ部140u〜140wを介して出力部150に伝送した。しかしながら、バイパス161〜163が伝送する交流電圧は、セルインバータCI3、CI5の出力に限られない。他のセルインバータの出力であってもよい。
また、上述の実施形態では、多段接続インバータ130u〜130wは、それぞれ、電圧レベルの異なる3つの交流電圧を出力するものとした。しかしながら、多段接続インバータ130u〜130wは、それぞれ、3つより多くの交流電圧を出力するよう構成されていてもよいし、2つの交流電圧を出力するよう構成されていてもよい。多段接続インバータ130u〜130wが出力する交流電圧の電圧レベルは、11kV、6.6kV、3.3kVに限られない。電圧レベルは、690V、1.25kV、10kV等他の高圧であってもよい。勿論、電圧レベルは、460V、575V等、600Vより小さな電圧であってもよい。
また、上述の実施形態では、インバータ装置100の出力部150は、電圧レベルが異なる複数の三相交流電圧のいずれかを出力するものとした。しかしながら、出力部150は、多段接続インバータ130u〜130wが生成する複数の三相交流電圧を全て出力するよう構成されていてもよい。例えば、システム設計者は、図1に示すインバータ装置100からスイッチ部140u〜140wを取り除く。多段接続インバータ130u〜130wの複数の出力は、直接、出力部150に接続される。出力部150は、11kV、6.6kV、3.3kVに対応する3組の出力端子を備える。そして、インバータ装置100は、出力部150から11kV、6.6kV、3.3kVの3つの三相交流電圧を出力する。
また、上述の実施形態では、インバータ装置100が出力する交流電圧は三相交流電圧であるものとしたが、インバータ装置100が出力する交流電圧は単相交流電圧であってもよい。この場合、インバータ装置100が備える多段接続インバータは1つであってもよい。
また、上述の実施形態では、インバータ装置100は、変圧器120を備え、交流電源ACから入力された三相交流電圧を、変圧器120を介して多段接続インバータ130u〜130wに入力した。しかしながら、インバータ装置100は必ずしも変圧器120を備えていなくてもよい。例えば、インバータ装置100は、交流電源ACから入力された三相交流電圧を分配する分配器を備え、分配器で分配しした三相交流電圧を、多段接続インバータ130u〜130wの各セルインバータに入力してもよい。変圧器120での電力損失がなくなるので、インバータ装置100のランニングコストが低くなる。
また、上述の実施形態では、インバータ装置100が交流電圧を供給する負荷装置は電動機であるものとしたが、インバータ装置100が交流電圧を供給する負荷装置は電動機に限られない。インバータ装置100は、電動機以外の電気機器に交流電圧を供給してもよい。勿論、インバータ装置100は、他のインバータ装置に交流電圧を供給してもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…電動機駆動システム
100…インバータ装置
110…制御部
120…変圧器
121…一次巻線
122…二次巻線群
S1r〜S9t…二次巻線
130u、130v、130w…多段接続インバータ
131…整流部
131a…ダイオード
132…平滑部
132a…コンデンサ
133…インバータ部
133a…スイッチング素子
133b…還流ダイオード
140u、140v、140w…スイッチ部
150…出力部
161、162、163、170…バイパス
181u1〜181w3…電圧センサー
182u、182v、182w…電流センサー

Claims (6)

  1. 単相交流電圧を出力するセルインバータを直列に多段接続した多段接続インバータと、
    前記多段接続インバータから伝送される交流電圧を出力する出力部と、
    前記多段接続インバータの最後段セルインバータの出力を前記出力部に伝送する伝送路と、
    前記多段接続インバータが備える非最後段セルインバータのうちの少なくとも1つの出力を、後段に位置する前記セルインバータを迂回して、前記出力部に伝送するバイパスと、を備える、
    インバータ装置。
  2. 前記伝送路及び前記バイパスに接続され、前記出力部の出力を、前記伝送路及び前記バイパスを介して伝送される複数の交流電圧のいずれかに切り替えるスイッチ部、を備える、
    請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記多段接続インバータの出力電圧或いは出力電流を計測するセンサーと、
    前記スイッチ部を制御する制御部と、を備え、
    前記スイッチ部は、前記多段接続インバータと前記出力部との接続を切断可能であり、
    前記制御部は、予め設定された値以上の前記出力電圧或いは前記出力電流が前記センサーで計測されたのを検知した場合に、前記スイッチ部を制御して、前記出力部からの出力を停止する、
    請求項2に記載のインバータ装置。
  4. 出力電圧の位相が異なる複数の前記多段接続インバータを備える、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインバータ装置。
  5. 電動機を駆動する交流電圧を出力する電動機駆動装置であって、
    単相交流電圧を出力するセルインバータを直列に多段接続した多段接続インバータと、
    前記多段接続インバータから伝送される交流電圧を出力する出力部と、
    前記多段接続インバータの最後段セルインバータの出力を前記出力部に伝送する伝送路と、
    前記多段接続インバータが備える非最後段セルインバータのうちの少なくとも1つの出力を、後段に位置する前記セルインバータを迂回して、前記出力部に伝送するバイパスと、を備える、
    電動機駆動装置。
  6. 交流電源から供給される交流電圧を、電動機を駆動する交流電圧に変換する電動機駆動装置と、
    前記交流電源から供給される交流電圧を、前記電動機駆動装置を迂回して、前記電動機に伝送する第1のバイパスと、
    前記電動機に入力される交流電圧を、前記電動機駆動装置から出力される交流電圧と第1のバイパスを介して伝送される交流電圧のいずれかに切り替えるスイッチ部と、を備え、
    前記電動機駆動装置は、
    単相交流電圧を出力するセルインバータを直列に多段接続した多段接続インバータと、
    前記多段接続インバータから伝送される交流電圧を出力する出力部と、
    前記多段接続インバータの最後段セルインバータの出力を前記出力部に伝送する伝送路と、
    前記多段接続インバータが備える非最後段セルインバータのうちの少なくとも1つの出力を、後段に位置する前記セルインバータを迂回して、前記出力部に伝送する第2のバイパスと、を備える、
    電動機駆動システム。
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