JP2017135842A - 非接触給電システム - Google Patents

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貴大 大堀
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Abstract

【課題】検知部を故障しにくくした非接触給電システムを提供する。【解決手段】非接触給電システムは、コイルユニットと、検知部5と、筐体34と、保持部材6とを備えている。コイルユニットは、給電コイルを含み、給電コイルに電磁結合される受電コイルへ給電コイルから電力を供給する。検知部5は、コイルユニットの少なくとも一部を含む検知領域からの光を検知する。筐体34は、少なくともコイルユニットと検知部5とが収納される。保持部材6は、弾性を有する材料からなり、筐体34に取り付けられて検知部5を保持する。保持部材6は、検知部5に対して外力が作用すると筐体34に収まる第1位置に検知部5が移動し、検知部5に対して外力が作用しなくなると検知部5の少なくとも一部が筐体34から突出する第2位置に検知部5が移動するように弾性変形する。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触給電システムに関する。
従来、非接触で電力の伝送を行う非接触電力伝送装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の非接触電力伝送装置は、異物検出装置(検知部)と、送電部(給電コイル)と、電力制御部とを備えている。送電部は、受電部(受電コイル)に対して非接触で電力を送電する。受電部は、例えば車両に搭載される。受電部で受電された電力は、例えばバッテリの充電に用いられる。異物検出装置は、送電部から受電部への電力伝送経路またはその近傍に位置する異物を検出する。電力制御部は、異物検出装置により異物が検出されたか否かに応じて、送電部から送電する電力を制御する。
特開2014−230299号公報
上述の特許文献1に記載の非接触電力伝送装置では、車両のタイヤが接触する車止めに異物検出装置が取り付けられているため、車両のタイヤを車止めに接触させた際に異物検出装置が故障する可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされており、検知部を故障しにくくした非接触給電システムを提供することを目的とする。
本発明の非接触給電システムは、給電コイルを含み、前記給電コイルに電磁結合される受電コイルへ前記給電コイルから電力を供給するコイルユニットと、前記コイルユニットの少なくとも一部を含む検知領域からの光を検知する検知部と、少なくとも前記コイルユニットと前記検知部とが収納される筐体と、弾性を有する材料からなり、前記筐体に取り付けられて前記検知部を保持する保持部材とを備え、前記保持部材は、前記検知部に対して外力が作用すると前記筐体に収まる第1位置に前記検知部が移動し、前記検知部に対して外力が作用しなくなると前記検知部の少なくとも一部が前記筐体から突出する第2位置に前記検知部が移動するように弾性変形することを特徴とする。
本発明の非接触給電システムは、検知部が故障しにくい、という効果がある。
図1A及び図1Bは、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの要部の動作を説明する説明図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムのブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの概略図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの配置の一例を示す斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態の変形例に係る非接触給電システムの要部の動作を説明する説明図である。
以下の実施形態は、非接触給電システムに関し、特に給電コイルから受電コイルへ非接触で電力を供給する非接触給電システムに関する。
本実施形態の非接触給電システム1は、図1A〜図4に示すように、コイルユニット3と、検知部(検知ユニット)5と、筐体34と、保持部材6とを備えている。コイルユニット3は、給電コイル31を含み、給電コイル31に電磁結合される受電コイル41へ給電コイル31から電力を供給する。検知部5は、コイルユニット3の少なくとも一部を含む検知領域A1からの光を検知する。筐体34は、少なくともコイルユニット3と検知部5とが収納される。保持部材6は、弾性を有する材料からなり、筐体34に取り付けられて検知部5を保持する。保持部材6は、検知部5に対して外力が作用すると筐体34に収まる第1位置に検知部5が移動し、検知部5に対して外力が作用しなくなると検知部5の少なくとも一部が筐体34から突出する第2位置に検知部5が移動するように弾性変形する。
以下、本実施形態の非接触給電システム1について、図面を参照して具体的に説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は下記の実施形態に限定されない。したがって、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
まず、本実施形態の非接触給電システム1の概要について図2〜図4を参照して説明する。非接触給電システム1は、本体ユニット2と、給電コイル31を有するコイルユニット3と、受電コイル41を有する受電ユニット4と、検知ユニット(検知部)5と、保持部材6と、位置検知部7とを備えている。受電ユニット4は、コイルユニット3を介して本体ユニット2から非接触で出力電力が供給されるように構成されている。出力電力は、本体ユニット2から給電コイル31に交流電圧が印加されることにより、給電コイル31から受電コイル41に非接触で供給される電力である。
本実施形態では、受電ユニット4が車両100に搭載されている場合を例に説明する。また、車両100に搭載されている充電装置201及び蓄電池(バッテリ)202が負荷200である場合を例に説明する。ここで、車両100は、例えば蓄電池202に蓄積された電気エネルギーを用いて走行する電動車両である。本実施形態では、電動機で生じる駆動力によって走行する電気自動車を電動車両の例として説明するが、電動車両は電気自動車に限らず、例えばハイブリッド電気自動車や二輪車(電動バイク)、電動自転車などであってもよい。
本体ユニット2は、商用電源(系統電源)や、太陽光発電設備などの発電設備から供給される電力を受けて、コイルユニット3を介して出力電力を受電ユニット4に非接触で供給する。
本体ユニット2は、図4に示すように、例えば商業施設や公共施設、あるいは集合住宅などの駐車場に設置される充電スタンドである。コイルユニット3は、駐車場の床あるいは地面などの設置面300に設置される。ここで、図4における一対の「301」は、それぞれ車両100の車止めである。図4における一対の「302」は、それぞれ車両100の駐車スペースを規定する白線である。また、本体ユニット2は、地中に配線されたケーブル8(図3参照)により、コイルユニット3に電気的に接続されている。
本体ユニット2は、コイルユニット3上に駐車された車両100の受電ユニット4に対して非接触で出力電力を供給する。このとき、受電ユニット4の受電コイル41は、給電コイル31の上方に位置することで、給電コイル31と電磁結合(電界結合と磁界結合との少なくとも一方)される。すなわち、本実施形態の非接触給電システム1では、上下方向(鉛直方向)が給電コイル31と受電コイル41との配列方向になる。なお、給電コイル31は、設置面300から露出するように設置される構成に限らず、設置面300に埋め込まれるように設置されていてもよい。つまり、コイルユニット3は、設置面300に埋め込まれるように設置されていてもよい。
本体ユニット2は、図2に示すように、電力変換部21と、制御部22と、判断部23と、通信部24とを備えている。これらの電力変換部21、制御部22、判断部23及び通信部24は、筐体に収納されている。
電力変換部21は、例えばAC/DCコンバータ回路と、インバータ回路とを備えている。電力変換部21は、商用電源10から供給される交流電力を受けて、制御部22の制御に応じて、給電コイル31に交流電圧を印加する。また、本実施形態では、AC/DCコンバータ回路は、PFC(Power Factor Correction)回路としても機能する。
制御部22及び判断部23は、それぞれ例えばマイコン(マイクロコンピュータ)を主構成として備えている。マイコンは、そのメモリに記録されているプログラムをCPU(Central Processing Unit)で実行することにより、制御部22及び判断部23としての機能を実現する。プログラムは、予めマイコンのメモリに記録されていてもよいし、メモリカードのような記録媒体に記録されて提供されたり、電気通信回線を通して提供されたりしてもよい。
制御部22は、給電コイル31に交流電圧が印加される(交流電流が流れる)ように電力変換部21を制御することで、給電コイル31から受電コイル41に非接触で給電させる。
判断部23は、検知領域A1(図4参照)における異物の有無、及び異物の種類を判断するように構成されている。ここで、検知領域A1は、コイルユニット3の少なくとも一部を含むように設定されている。本実施形態では、検知領域A1は、コイルユニット3の第1筐体34A(後述する)の上板341の表面である。判断部23の判断処理については後述する。
通信部24は、例えばCAN(Controller Area Network)などの通信手段により、受信ユニット4の通信部45との間で通信を行うように構成されている。本体ユニット2の通信部24と、受電ユニット4の通信部45との間の通信は、無線通信であってもよい。
コイルユニット3は、本体ユニット2とは異なる筐体34に、給電コイル31と、一対のコンデンサ32,33とを収納して構成されている。筐体34は、第1筐体34Aと、第2筐体34Bとで構成されている。第1筐体34Aは、扁平な箱状に形成されており、少なくとも給電コイル31と検知ユニット(検知部)5とが収納される。第2筐体34Bは、箱状であって、第1筐体34Aと一体に形成されている。第2筐体34Bは、鉛直方向において、第1筐体34Aよりも上向きに突出している。また、第1筐体34Aの上板341の略中央には、円形の貫通孔341A(図1A参照)が設けられている。
給電コイル31は、平面視において導線が渦巻き状に巻かれたスパイラル型のコイルである。本実施形態では、給電コイル31は、平面視において外形が長方形状になるように形成されている。給電コイル31は、一対のコンデンサ32,33とともに共振回路を構成している。給電コイル31は、図3に示すように、中心軸P1の方向が給電コイル31と受電コイル41との配列方向(鉛直方向)と平行になるように配置されている。
受電ユニット4は、給電コイル31に電磁結合される受電コイル41と、一対のコンデンサ42,43と、整流平滑回路44と、通信部45とを備えている。受電ユニット4の出力端には、負荷200(本実施形態では、充電装置201及び蓄電池202)が電気的に接続されている。
受電コイル41は、例えば給電コイル31と同様にスパイラル型のコイルである。受電コイル41は、一対のコンデンサ42,43とともに共振回路を構成している。整流平滑回路44は、受電コイル41の両端間に発生する交流電圧を整流・平滑する。そして、整流平滑回路44は、整流・平滑により得られる直流電圧を負荷200に出力する。
本実施形態の非接触給電システム1は、給電コイル31を含む共振回路と、受電コイル41を含む共振回路とを共鳴させることにより電力の伝送を行う磁界共鳴方式(磁気共鳴方式)を採用している。このため、本実施形態の非接触給電システム1は、給電コイル31と受電コイル41とが比較的離れた状態でも、本体ユニット2の出力電力を受電ユニット4に対して高効率で伝送可能である。本体ユニット2から受電ユニット4への出力電力の伝送方式は、磁界共鳴方式に限らず、例えば電磁誘導方式やマイクロ波伝送方式などであってもよい。
検知ユニット(検知部)5は、筐体50に、撮像装置51と、温度検知装置52とを収納して構成されている。検知ユニット5は、図1Aに示すように、伸縮方向が鉛直方向となるように配置されたコイルばね61からなる保持部材6の一端(上端)に取り付けられている。保持部材6の他端(下端)は、コイルユニット3の第1筐体34Aの下板342の上面に取り付けられている。検知ユニット5は、外力が作用していない状態では、図1Aに示すように、保持部材6からの上向きの弾性力によって少なくとも一部が第1筐体34Aの貫通孔341Aから突出している。本実施形態では、筐体50の表面501が貫通孔341Aから突出している。また、検知ユニット5は、外力が作用すると、図1Bに示すように、保持部材6の弾性力に抗って第1筐体34Aに収納される。つまり、検知ユニット5は、保持部材6の伸縮方向(鉛直方向)において、第1筐体34Aに収まる第1位置と、筐体50の表面501が第1筐体34Aの貫通孔341Aから突出する第2位置との間で移動可能である。検知ユニット5及び保持部材6の動作については後述する。
筐体50は、例えばアクリル樹脂などの透光性を有する材料によって、平面視の形状が円形である扁平な円板状に形成されている。検知ユニット5が第2位置にある状態で第1筐体34Aの貫通孔341Aから突出する筐体50の表面(上面)501は、上側(受電コイル41側)に突出する曲面となっている。本実施形態では、筐体50が全方位レンズとして機能し、筐体50によって撮像装置51及び温度検知装置52の検知領域A1が設定される。ここに、本実施形態では、筐体50により光学部材が構成されている。
撮像装置51は、例えばCCD(Charge-Coupled Device)センサやCMOS(Complementary MOS)センサ等を備えて構成されている。撮像装置51は、検知領域A1からの光(可視光)を検知して画像信号を生成し、ケーブル8を通して画像信号を判断部23に送信する。判断部23は、画像信号を処理することで、検知領域A1を表す画像データを生成し、生成した画像データに基づいて異物の有無を判断する。
温度検知装置52は、例えば熱画像センサ(サーモグラフィ)で構成されている。温度検知装置52は、検知領域A1からの光(赤外線)を検知して熱画像信号を生成し、ケーブル8を通して熱画像信号を判断部23に送信する。判断部23は、熱画像信号を処理することで、検知領域A1の温度分布を、二次元配置された複数の画素にて表す熱画像データを生成し、生成した熱画像データに基づいて異物の種類を判断する。
また、本実施形態では、撮像装置51及び温度検知装置52は、それぞれケーブル8を通して信号を判断部23に送信しているが、他の構成であってもよい。例えば、撮像装置51及び温度検知装置52は、それぞれ無線通信により信号を判断部23に送信する構成であってもよい。
位置検知部7は、例えばマイクロスイッチからなり、検知ユニット5に外力が作用して検知ユニット5が第1位置に移動した際に内部接点がオンになるように構成されている。したがって、上述の判断部23は、位置検知部7から入力される検知信号の有無によって、検知ユニット5の位置を判断することができる。つまり、判断部23は、位置検知部7からの検知信号がない場合には検知ユニット5が第2位置にあると判断し、位置検知部7からの検知信号がある場合には検知ユニット5が第1位置にあると判断する。なお、位置検知部7はマイクロスイッチに限らず、例えば圧電素子などで構成されていてもよい。
ここで、検知ユニット5は、図3及び図4に示すように、給電コイル31の中心軸P1上に位置している。言い換えれば、検知ユニット5の移動先である第1位置と第2位置とが給電コイル31の中心軸P1上に位置している。また、検知ユニット5の筐体50は、全方位レンズとしての機能を有している。上述の構成により、検知ユニット5の視野角が広がることから、第1筐体34Aの上板341の表面を含むように検知領域A1を設定することができる。
以下、本実施形態の非接触給電システム1の動作について説明する。本実施形態では、判断部23は、図5に示すように、コイルユニット3が給電していない停止期間において、第1判断処理と第2判断処理とを組み合わせて、検知領域A1における異物の有無、及び異物の種類を判断する。ここで、判断部23が停止期間の全体にわたって異物の有無、及び異物の種類を判断するのは非効率的である。したがって、判断部23は、例えばコイルユニット3からの給電を開始する前に異物の有無、及び異物の種類を判断するのが好ましい。本実施形態では、判断部23は、給電の開始を指示する指令を車両100から受けたときに、異物の有無、及び異物の種類を判断する。その他、判断部23は、本体ユニット2において給電の開始を指示する操作がなされたときに、異物の有無、及び異物の種類を判断してもよい。
まず、判断部23は、検知領域A1における異物の有無を判断する第1判断処理を実行する(ステップS1)。判断部23は、第1判断処理において検知領域A1に異物が存在すると判断した場合、次に第2判断処理を実行する。また、判断部23は、第1判断処理において検知領域A1に異物が存在しないと判断した場合、制御部22に指令を与えることでコイルユニット3からの給電を開始させる(ステップS6)。
第2判断処理は、異物が生体(例えば猫や人間の子供など)であるか否かを判断する生体判断処理と、異物が金属であるか否かを判断する金属判断処理とに分けられる。つまり、第2判断処理は、異物の種類を判別する処理である。判断部23は、第2判断処理として、まず生体判断処理を実行する(ステップS2)。
判断部23は、生体判断処理において異物が生体でないと判断した場合、次に第2判断処理として金属判断処理を実行する(ステップS3)。また、判断部23は、生体判断処理において異物が生体であると判断した場合、制御部22に指令を与えることでコイルユニット3からの給電を開始させない(ステップS4)。
さらに、判断部23は、金属判断処理において異物が金属でないと判断した場合、制御部22に指令を与えることでコイルユニット3からの給電を開始させる(ステップS6)。また、判断部23は、金属判断処理において異物が金属であると判断した場合、制御部22に指令を与えることでコイルユニット3からの給電を開始させない(ステップS5)。
判断部23は、コイルユニット3が給電する給電期間において、検知領域A1への異物の侵入の有無を判断する侵入判断処理を実行する(ステップS7)。判断部23は、侵入判断処理において検知領域A1への異物の侵入があると判断した場合、制御部22に指令を与えることでコイルユニット3からの給電を停止させる(ステップS8)。その後、判断部23は、第2判断処理(生体判断処理、金属判断処理)を実行することで、侵入した異物の種類を再度判断する。判断部23は、侵入判断処理において検知領域A1への異物の侵入がないと判断した場合、コイルユニット3からの給電を継続させる。
ここで、第1判断処理、第2判断処理(生体判断処理、金属判断処理)、及び侵入判断処理について説明する。判断部23は、第1判断処理において、撮像装置51に検知領域A1を撮像させる。そして、判断部23は、撮像装置51で撮像された画像に基づいて異物の有無を判断する。
具体的には、判断部23は、検知領域A1に異物が存在しない状態で予め撮像された画像(背景画像)データと、第1判断処理において撮像した画像データとから、差分画像を生成する。判断部23は、画素ごとに差分を検出してもよいし、複数の画素で構成されるセグメントごとに差分を検出してもよい。そして、判断部23は、例えば差分画像において画素値(例えば輝度値)が閾値を超えている画素数が規定数以上であれば、検知領域A1に異物が存在すると判断する。また、判断部23は、差分画像において画素値が閾値を超えている画素数が規定数未満であれば、検知領域A1に異物が存在しないと判断する。
次に、第2判断処理における生体判断処理について説明する。判断部23は、生体判断処理において、温度検知装置52に異物の温度を測定させ、測定により得られた異物の温度と閾値とを比較する。本実施形態では、第1判断処理において、異物の位置を画像によりある程度特定できる。そこで、判断部23は、画像における異物の位置を温度検知装置52で撮像された熱画像に反映し、熱画像における異物の位置での温度を異物の温度と見做して閾値と比較する。判断部23は、異物の温度が閾値と等しい場合、異物が生体であると判断し、異物の温度が閾値と等しくない場合、異物が生体ではないと判断する。ここで、生体判断処理における閾値は、生体の表面温度に相当する温度(例えば37度)である。
次に、第2判断処理における金属判断処理について説明する。判断部23は、金属判断処理において、温度検知装置52に異物の温度を測定させる。そして、判断部23は、測定により得られた異物の温度を初期温度としてメモリに記憶させる。次に、判断部23は、予備給電の開始を指示する指令を制御部22に与える。指令を受けた制御部22は、電力変換部21を制御することで予備給電を開始する。ここで、予備給電とは、コイルユニット3が給電する給電期間中よりも小さな電流を給電コイル31に供給することをいう。
判断部23は、予備給電中において、温度検知装置52に異物の温度を再度測定させる。そして、判断部23は、予備給電中における異物の温度と、メモリに記憶させた初期温度とを比較する。判断部23は、初期温度に対して異物の温度が上昇している場合、異物が金属であると判断し、初期温度に対して異物の温度が上昇していない、又は殆ど上昇していない場合、異物が金属ではないと判断する。
次に、侵入判断処理について説明する。判断部23は、侵入判断処理において、撮像装置51に検知領域A1を撮像させる。そして、判断部23は、第1判断処理と同様に、撮像装置51で撮像された画像に基づいて異物の有無を判断する。
次に、検知ユニット5及び保持部材6の動作について図1A及び図1Bを参照して説明する。図1Aに示すように、検知ユニット5に対して外力が作用していない状態では、検知ユニット5は、保持部材6からの上向きの弾性力によって第2位置に位置している。このとき、筐体50の表面(上面)501は、第1筐体34Aの貫通孔341Aから突出している。またこのとき、検知ユニット5が第2位置に位置していることから、位置検知部7はオフになっている。そのため、判断部23は、検知ユニット5が第2位置にあると判断する。この状態において、車両100を正規の位置(一対の白線302,302の内側の領域)に駐車した場合には、本体ユニット2は、受電ユニット4への給電を開始することができる。
図1Bに示すように、車両100を駐車スペースに駐車する際にタイヤ100Aで検知ユニット5を踏みつけた場合、タイヤ100Aから検知ユニット5に作用する外力によって検知ユニット5が第2位置から第1位置に移動する。このとき、保持部材6は、検知ユニット5の移動に伴って圧縮される。またこのとき、検知ユニット5が第1位置に位置していることから、位置検知部7はオンになっている。そのため、判断部23は、検知ユニット5が第1位置にあると判断する。この状態では、判断部23は、制御部22に指令を与えることでコイルユニット3からの給電を開始させず、かつ検知ユニット5に検知動作を行わせない。このように、本実施形態の非接触給電システム1は、検知ユニット5に対して外力が作用すると、検知ユニット5が第1筐体34Aに収まるように保持部材6が弾性変形する構造であり、これにより検知ユニット5が故障しにくいという利点がある。また、検知ユニット5が第1位置にある状態、すなわち検知ユニット5が第1筐体34A内に収納された状態では、給電も検知動作も行わないことから、異物があるにもかかわらず誤って給電してしまうことを抑えることもできる。
また、図1Bに示す状態から車両100を移動させて検知ユニット5に作用する外力を取り除くと、検知ユニット5は、保持部材6からの上向きの弾性力によって元の位置(図1Aに示す第2位置)に移動する。このとき、検知ユニット5が第2位置に移動することで、位置検知部7はオフになり、受電ユニット4への給電が可能になる。
また、保持部材6は、図6A及び図6Bに示すように、一対の板ばね62,62で構成されていてもよい。一対の板ばね62,62の各々は、図6Aに示すように、第1筐体34Aの貫通孔341Aの開口近傍で、かつ第1筐体34Aの上板341の内面に取り付けられている。図6Aに示すように、検知ユニット5に対して外力が作用していない状態では、検知ユニット5は、一対の板ばね62,62からの上向きの弾性力によって第2位置に位置している。このとき、筐体50の表面(上面)501は、第1筐体34Aの貫通孔341Aから突出している。またこのとき、検知ユニット5が第2位置に位置していることから、位置検知部7はオフになっている。そのため、判断部23は、検知ユニット5が第2位置にあると判断する。
図6Bに示すように、車両100を駐車スペースに駐車する際にタイヤ100Aで検知ユニット5を踏みつけた場合、タイヤ100Aから検知ユニット5に作用する外力によって検知ユニット5が第2位置から第1位置に移動する。このとき、一対の板ばね62,62の各々は、検知ユニット5の移動に伴って下向きに撓められる。またこのとき、検知ユニット5が第1位置に位置していることから、位置検知部7はオンになっている。そのため、判断部23は、検知ユニット5が第1位置にあると判断する。この場合も同様に、検知ユニット5に対して外力が作用すると、検知ユニット5が第1筐体34Aに収まるように保持部材6が弾性変形する構造であり、これにより検知ユニット5が故障しにくいという利点がある。また、検知ユニット5が第1位置にある状態では、給電も検知動作も行わないことから、異物があるにもかかわらず誤って給電してしまうことを抑えることもできる。
また、図6Bに示す状態から車両100を移動させて検知ユニット5に作用する外力を取り除くと、検知ユニット5は、一対の板ばね62,62からの上向きの弾性力によって元の位置(図6Aに示す第2位置)に移動する。このとき、検知ユニット5が第2位置に移動することで、位置検知部7はオフになり、受電ユニット4への給電が可能になる。
なお、本実施形態では、検知部(検知ユニット)5が撮像装置51と温度検知装置52とを備えているが、撮像装置51のみを備えていてもよいし、温度検知装置52のみを備えていてもよい。また、検知部5は、コイルユニット3を含む検知領域A1内の異物を検知できればよく、撮像装置51や温度検知装置52の代わりに、例えば超音波センサを備えていてもよい。
さらに、本実施形態では、撮像装置51及び温度検知装置52を収納する筐体50が全方位レンズとして機能する場合を例に説明したが、筐体50とは別に全方位レンズが設けられていてもよい。この場合、全方位レンズは、筐体50内に収納されていてもよいし、表面(入射面)が筐体50から突出していてもよい。また、光学部材は、全方位レンズに限らず、例えば全方位ミラーであってもよい。この場合、全方位ミラーは、破損しにくいように筐体50内に収納されているのが好ましい。
また、本実施形態で説明した保持部材6は一例であって、外力の有無によって検知部5が第1位置と第2位置との間で移動できるようになっていればよく、例えば弾性率が高い合成ゴムなどで保持部材が構成されていてもよい。また、非接触給電システム1にて非接触で出力電力が供給される負荷は、電動車両に限らず、例えば、携帯電話機やスマートフォンなどの蓄電池を備えた電気機器、又は蓄電池を備えない照明器具などの電気機器であってもよい。
以上説明したように、本実施形態の非接触給電システム1では、例えば筐体34から突出する検知部(検知ユニット)5の一部がタイヤ100A等で踏まれた場合、保持部材6が弾性変形することで検知部5が筐体34に収まる第1位置に移動する。これにより、従来例のように異物検出装置が車止めに取り付けられている場合に比べて、検知部5が故障しにくくなるという利点がある。また、本実施形態の非接触給電システム1によれば、検知部5を配置する位置が限定されず、検知部5の配置の自由度が高くなるという利点もある。
また、本実施形態の非接触給電システム1のように、検知部5の位置を検知する位置検知部7をさらに備えているのが好ましい。この場合、位置検知部7により検知された検知部5の位置が第1位置である間は、コイルユニット3は給電を停止し、検知部5は検知動作を停止する。この構成によれば、検知部5が第1位置にある間は検知動作と給電とを停止するので、異物があるにもかかわらず誤って給電してしまうことを抑えることができる。ただし、この構成は非接触給電システム1の必須の構成ではなく、位置検知部7を備えていなくてもよい。
また、本実施形態の非接触給電システム1のように、給電コイル31は、平面視において導線が渦巻き状に巻かれたスパイラル型のコイルであるのが好ましい。この場合、給電コイル31は、中心軸P1の方向が給電コイル31と受電コイル41との配列方向と平行になるように配置されるのが好ましい。そして、検知部5は、給電コイル31の中心軸P1上に位置しているのが好ましい。この構成によれば、給電コイル31の中心軸P1上に検知部5を配置することで、給電コイル31と受電コイル41との間で発生する磁界の影響を受けにくくなるという利点がある。また、検知部5が全方位レンズや全方位ミラーを備えている場合には、検知部5の視野角を広げることができ、これにより検知領域A1における異物の検知精度が向上するという利点もある。ただし、この構成は非接触給電システム1の必須の構成ではなく、例えば給電コイルがソレノイド型のコイルであってもよい。
また、本実施形態の非接触給電システム1のように、筐体34から突出する検知部5の表面501が受電コイル41側に突出する曲面であるのが好ましい。この構成によれば、検知部5がタイヤ100A等に踏まれた場合でも検知部5が筐体34内に引っ込みやすくなっており、検知部5がさらに故障しにくくなるという利点がある。ただし、この構成は非接触給電システム1の必須の構成ではなく、検知部5が引っ込みやすくなっていれば検知部5の表面501は曲面でなくてもよい。
また、本実施形態の非接触給電システム1のように、検知領域A1からの光を検知部5に集光する光学部材(筐体50)をさらに備えているのが好ましい。この構成によれば、例えば光学部材が全方位レンズや全方位ミラーである場合には、検知部5の視野角を広げることができ、これにより検知領域A1における異物の検知精度が向上するという利点がある。ただし、この構成は非接触給電システム1の必須の構成ではなく、光学部材を備えていなくてもよい。
また、本実施形態の非接触給電システム1のように、受電コイル41をさらに備えているのが好ましい。ただし、この構成は非接触給電システム1の必須の構成ではなく、受電コイル41を備えていなくてもよい。
1 非接触給電システム
3 コイルユニット
5 検知ユニット(検知部)
6 保持部材
7 位置検知部
31 給電コイル
34 筐体
41 受電コイル
50 筐体(光学部材)
51 撮像装置
52 温度検知装置
P1 中心軸

Claims (6)

  1. 給電コイルを含み、前記給電コイルに電磁結合される受電コイルへ前記給電コイルから電力を供給するコイルユニットと、
    前記コイルユニットの少なくとも一部を含む検知領域からの光を検知する検知部と、
    少なくとも前記コイルユニットと前記検知部とが収納される筐体と、
    弾性を有する材料からなり、前記筐体に取り付けられて前記検知部を保持する保持部材とを備え、
    前記保持部材は、前記検知部に対して外力が作用すると前記筐体に収まる第1位置に前記検知部が移動し、前記検知部に対して外力が作用しなくなると前記検知部の少なくとも一部が前記筐体から突出する第2位置に前記検知部が移動するように弾性変形することを特徴とする非接触給電システム。
  2. 前記検知部の位置を検知する位置検知部をさらに備え、
    前記位置検知部により検知された前記検知部の位置が前記第1位置である間は、前記コイルユニットは給電を停止し、前記検知部は検知動作を停止することを特徴とする請求項1記載の非接触給電システム。
  3. 前記給電コイルは、平面視において導線が渦巻き状に巻かれたコイルであり、
    前記給電コイルは、中心軸の方向が前記給電コイルと前記受電コイルとの配列方向と平行になるように配置されており、
    前記検知部は、前記給電コイルの中心軸上に位置していることを特徴とする請求項1または2記載の非接触給電システム。
  4. 前記筐体から突出する前記検知部の表面が前記受電コイル側に突出する曲面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非接触給電システム。
  5. 前記検知領域からの光を前記検知部に集光する光学部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非接触給電システム。
  6. 前記受電コイルをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の非接触給電システム。
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