JP2017134967A - コネクタ付ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルのシールド層とコネクタ部品の金属シェルとが、安定して電気的に接続されるコネクタ付ケーブルを提供できる。【解決手段】コネクタ付ケーブル1は、ケーブル2の端末に、コネクタ部品20が実装されており、ケーブル2は、コンダクタ12と、コンダクタ12をシールドするシールド層7と、シールド層7を覆うケーブル外被6と、を備え、コネクタ部品20は、金属シェル5と、突起11を有するとともに金属シェル5と電気的に接続する金属部材10と、接着層9を有する金属テープ8と、を備え、ケーブル2の端末部分において、シールド層7はケーブル外被6の上に折り返されており、金属テープ8は、折り返されているシールド層7の上に巻きつけられており、金属部材10は、金属テープ8の周囲で金属テープ8を押さえ、突起11が接着層9を突き抜けて、シールド層7に接触している。【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタ付ケーブルに関するものである。
パソコン、携帯端末などとその周辺機器間での通信や、データセンタ―内の機器間の通信には、メタルケーブルに機器と接続するためのコネクタ部品が取り付けられた、コネクタ付ケーブルが用いられている。
このようなコネクタ付ケーブルに用いられるメタルケーブルは、複数の信号線を束ねた周囲にシールド層を有する構造となっているものが多い。このシールド層は、コネクタ部分に含まれる金属シェルなどの、シールド機能を有する部品と、電気的に接続される必要がある。
特許文献1では、多芯ケーブルの外被を除去して、前記除去された外被の内側にあったシールド層を折り返して、残った外被を覆い、前記折り返されたシールド層の上にリング状の金属部品を配置して、加締めている。この金属部品が金属シェルと嵌め合わされることにより、ケーブルのシールド層と端末金属シェルとが電気的に接続される。
特開2013−143342号公報
特許文献1のように、リング状の金属部品を折り返されたシールド層の上に配置する場合、折り返されたシールド層の一部又は全体が膨れることにより、当該リング状の金属部品に通しにくくなる場合がある。発明者らの知見によれば、折り返されたシールド層の上に予め銅などの金属テープを巻いて固定してから、金属部品に通すことにより、作業性を良くすることができる。
しかし、一般に市販されている銅テープは、片面が絶縁体の接着層となっているため、上述のように、ケーブルのシールド層の上にこの銅テープを巻いて、その上から金属部品を被せると、ケーブルのシールド層と、銅テープの外側の金属部品との電気的接続が不安定になる。その結果、ケーブルのシールド層と端末のコネクタ部品の金属シェルとが、安定して電気的に接続されない。
本発明では、ケーブルのシールド層と端末のコネクタ部品の金属シェルとが安定して電気的に接続されるコネクタ付ケーブルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための、本発明の一実施形態によるコネクタ付ケーブルは、ケーブルの端末に、コネクタ部品が実装された、コネクタ付ケーブルであって、前記ケーブルは、コンダクタと、前記コンダクタをシールドするシールド層と、前記シールド層を覆うケーブル外被と、を備え、前記コネクタ部品は、金属シェルと、突起を有するとともに前記金属シェルと電気的に接続する金属部材と、接着層を有する金属テープと、を備え、前記ケーブルの端末部分において、前記シールド層は前記ケーブル外被の上に折り返されており、前記金属テープは、前記折り返されているシールド層の上に巻きつけられており、前記金属部材は、前記金属テープの周囲で前記金属テープを押さえ、前記突起が前記接着層を突き抜けて、前記シールド層に接触している。
本発明によれば、ケーブルのシールド層とコネクタ部品の金属シェルとが、安定して電気的に接続されるコネクタ付ケーブルを提供できる。折り返されているシールド層の上に金属テープが巻かれているので、本発明のコネクタ付ケーブルは、作業性良く製造されるものである。
本発明に係るコネクタ付ケーブルの外観図である。 図1のコネクタ付ケーブルのコネクタ部分の内部構造を説明する図である。 図2のコネクタ付ケーブルの、ケーブル端末部の加工手順を説明する図である。 第一実施形態に係る金属部材の斜視図を示したものである。 第一実施形態に係る金属部材の正面図を示したものである。 第二実施形態に係る金属部材の、ケーブルへの装着前の斜視図を示したものである。 第二実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、ケーブル端末部の加工手順を説明する図である。 第二実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、引張試験を説明する図である。 図8の試験前後での、コネクタ付ケーブルの、電圧降下の測定方法を示した図である。 第三実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、ケーブル端末部の加工手順を説明する図である。 第四実施形態に係るコネクタ付ケーブルでの、一体化した金属シェルと金属部材とを表す図である。 第五実施形態に係るコネクタ付ケーブルでの、金属シェルの構造を表す図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明のコネクタ付ケーブルの実施形態は、以下のような構成を備える。
(項目1)
ケーブルの端末に、コネクタ部品が実装された、コネクタ付ケーブルであって、
前記ケーブルは、コンダクタと、前記コンダクタをシールドするシールド層と、前記シールド層を覆うケーブル外被と、を備え、
前記コネクタ部品は、金属シェルと、突起を有するとともに前記金属シェルと電気的に接続する金属部材と、接着層を有する金属テープと、を備え、
前記ケーブルの端末部分において、前記シールド層は前記ケーブル外被の上に折り返されており、
前記金属テープは、前記折り返されているシールド層の上に巻きつけられており、
前記金属部材は、前記金属テープの周囲で前記金属テープを押さえ、
前記突起が前記接着層を突き抜けて、前記シールド層に接触している。
この構成によれば、ケーブルのシールド層と金属シェルとが安定して電気的に接続される。折り返されているシールド層の上に金属テープが巻かれているので、作業性良く製造されるものである。
(項目2)
前記金属部材は、円筒形状である。円筒形状には、円環形状も含まれる。
この構成によれば、金属部材にて安定して金属テープを押さえることができる。
(項目3)
前記金属部材は、金属箔が丸められた円筒形状である。
この構成によれば、製造時に金属部材をケーブル先端から通して配置する必要がないので、作業性が向上する。
(項目4)
前記金属部材は重なり部分を有し、前記重なり部分は、半田によって固定されている。
この構成によれば、金属部材が金属テープを押さえる力を高め、金属部材と金属シールド層とを電気的に安定に接続することができる。
(項目5)
前記金属部材は切欠部分を有し、前記切欠部分は、半田によって前記金属テープに固定されている。
この構成によれば、金属部材の金属テープへの固定の強度を高め、金属部材と金属部材シールド層とを電気的に安定に接続することができる。
(項目6)
前記金属部材と、前記シールド層との接触抵抗が30mΩ以下である。
この構成によれば、金属部材とシールド層とが安定して電気的に接続される。
(項目7)
前記金属テープの厚さをd1と表したときに、前記突起の長さhが以下の関係を満たすように設定されている。
d1<h
この構成によれば、金属部材とシールド層との接触が確実になり、両者が安定して電気的に接続される。
(項目8)
前記シールド層厚をd2、前記ケーブル外被厚をd3と表し、前記突起が接触する部分での前記金属テープの巻層数をnとしたときに、前記突起の長さhが以下の関係を満たすように設定されている。
n×d1<h<n×d1+2×d2+d3
この構成によれば、金属部材とシールド層とが安定して電気的に接続され、且つ、前記突起が、前記コンダクタに接触してショートすることを防ぐ。
(項目9)
前記金属部材が、ステンレス鋼、銅、またはアルミニウムを含む。
この構成によれば、金属部材に外力を与えて容易に変形させることができるので、製造時の作業性が向上する。
(項目10)
前記金属部材の前記突起の形状が錐体である。
この構成によれば、金属部材の突起が確実に金属テープの接着層を突き破って、シールド層に到達し、金属部材とシールド層とが安定して電気的に接続される。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、コネクタ部分とコネクタから延びるケーブル部分の外観図、図2はコネクタの内部を示す図である。
本実施形態のコネクタ付ケーブル1は、内部に1本以上のコンダクタ12を有するケーブル2とコネクタ部品20から構成される。コネクタ部品20は、筐体4、金属シェル5、プラグ3および回路基板13を有している。金属シェル5の内部には、回路基板13が配置されている。
ケーブル2は内部にコンダクタ12を有している。コンダクタ12は、金属導体を含む電線であり、通常は絶縁材料によって絶縁されている。コンダクタ12は同軸ケーブルなども含むことができ、コンダクタ毎に外被を有していてもよいし、外被を有していなくてもよい。ケーブル2の先端部分では、コンダクタ12が剥き出しになっていて、回路基板13と電気的に接続されている。回路基板13の先端(コンダクタ12が接続されるのと逆側)には、プラグ3が接続されている。金属シェル5は、回路基板13、ケーブル2の先端部分の一部、プラグ3の一部を覆う構造になっており、複数シェルの組み合わせで構成されていてもよい。
プラグ3は接続端子部品であり、他の機器に接続される。コンダクタ12、回路基板13上の回路、及びプラグ3とは電気的に接続されており、コネクタ付ケーブル1を伝送してきた信号や電力が、プラグ3から他の機器に伝わる。
ケーブル2は外側に、外被6を有する。外被6は、ポリオレフィン、ポリエステル、フッ素樹脂、ポリ塩化ビニルなどの樹脂材料から構成される。外被6の内側には、シールド層7が配置されている。シールド層7は、金属からなり、たとえば編組された金属線や金属テープなどで構成されている。
ケーブル2の先端部分では、シールド層7が、外被6の上に折り返されている。折り返されているシールド層7の周囲には金属テープ8が巻かれている。金属テープ8は、例えば銅でできており、一方の面に粘着性の樹脂などでできている接着層9を有している。さらに、金属テープ8の周りには、金属部材10が配置され、金属部材10の内側に配置された突起11が金属テープ8および接着層9を突き破って、シールド層7に達している。金属テープは接着層9が内側になるように巻かれるのが好ましいが、接着層9が外側になるように巻かれていてもよい。また、金属テープ8は、その両面に接着層9を有していてもよい。
金属部材10と、金属シェル5とは互いに電気的に接続されている。金属部材10と金属シェル5とは、両者が嵌め合わされる構造になっていてもよいし、互いに電気的に接続された状態で筐体4に把持されていてもよい。あるいは、図示していない部品によって両者が電気的に接続された状態で固定されていてもよい。
ケーブル2の端部の構造をより分かり易くするために、図3にケーブル2の端末の加工手順の一部を示した。なお、図3では、図2におけるコンダクタ12は省略されている。
まず、図3(a)に示すように、ケーブル2の先端の外被6の端を、シールド層7の端よりも短くする。具体的には外被6の端の部分を除去してシールド層7を露出させる。露出したシールド層7を図3(b)のように折り返して外被7に被せる。さらに、図3(c)のように折り返したシールド層7の上から金属テープ8を巻く。金属テープ8を巻くことにより、編組状のシールド層がばらばらになって膨れるのを防ぎ、作業性が向上する。金属テープ8は片面に、図では見えていない接着層9を有しており、接着層9がシールド層7に接触して金属テープ8がシールド層7上に固定される。
さらに、図3(d)〜(e)のように、金属テープ8の上から、金属部材10を被せ、工具などを用いてかしめる。金属部材10は径が小さくなるように塑性変形してシールド層7を押さえつけてシールド層7に固定される。これにより、金属部材10とシールド層7は、電気的に十分に接続される。金属部材10とシールド層7との電気的な接続状態は、例えば、金属部材10と、部分的に露出しているシールド層7との接触抵抗を、テスターなどの抵抗測定器を用いて測定することにより確認することができる。金属部材10とシールド層7との接触抵抗は小さい方が好ましく、例えば30mΩ以下が好ましい。金属部材10とシールド層7との接触抵抗が小さいということは、コネクタ付ケーブル1がシールド層7や金属シェル5によってシールドされていることを示している。これによって、コネクタ付きケーブル1は、ノイズの影響を受けにくくなり、特に高周波での信号特性が優れた伝送を行うことができる。
なお、金属テープ8を用いずに、シールド層7の上から金属部材10を被せた場合は、両者が物理的に接するため、両者の接触抵抗30mΩ以下が達成可能である。しかし、シールド層7が広がるため金属部材10を容易に被せることができない場合がある。本実施形態では、金属テープ8を使用することにより、金属部材10を容易に被せることができ、且つ、シールド層7と金属部材10との電気的な接続を維持することが可能であり、伝送特性に優れるコネクタ付きケーブルを実現することができる。
図4は、金属部材10の斜視図である。金属部材、例えば10は銅(銅合金を含む)で構成されている。また、金属部材10は、ステンレス鋼やアルミニウムなどを含んでいてもよく、これらを主成分とする材料で構成されているとより良い。図4(a)に示すように、金属部材10は、内部に突起11を有する円筒状の部品である。図に示す例では、突起11の数は2個であるが、1個、あるいは3個以上でも良い。ここで言う円筒は、円環も含む。
突起11は、錐体が好ましい。錐体とすることにより、効率よく、金属テープ8の接着層9を突き抜け、シールド層7に達する。図4(a)では円錐形状の突起11の例を、図4(b)では、四角錐形状の突起11の例を示している。
図5は、金属部材10の正面図である。突起11は金属テープ8を突き抜けて、折り返されたシールド層7に達する必要があるため、金属テープ8の接着層9を含む厚さをd1、とすると、突起11の高さhは、突起11が接触する部分での金属テープ8の巻層数が1の場合、以下の関係を満たすように設定されている。
d1<h
また、突起11は、金属テープ8を突き抜けて折り返されたシールド層7に達し、且つ、外被6の内側の折り返されていないシールド層7より内部(コンダクタ12部分など)には到達しないようにする必要がある。このため、シールド層7の厚さd2、外被6の厚さをd3と表すと、突起11の高さhは、突起11が接触する部分での金属テープ8の巻層数nに対して、以下の関係を満たすように設定されている。
n×d1<h<n×d1+2×d2+d3
本実施例では、nは1であり、d1、d2、d3、hは、例えば、d1=0.1mm、d2=0.1mm、d3=0.5mm、h=0.2mmである。このとき金属部材10とシールド層7との接触抵抗は、例えば20mΩである。
(第二実施形態)
図6は、第二実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、金属部材10aの、ケーブル端末への装着前の形状を表した斜視図である。金属部材10aは第一実施形態での連続した円筒形状ではなく、装着前には金属箔を丸めた例えばU字形状である。
図7は本実施形態に係るコネクタケーブルの、ケーブル末端部分を、組み立て手順の一部と共に示した図である。第一実施形態同様、折り返されたシールド層7の上から、金属テープ8を巻き、その上に、図7(a)のように、金属部材10aを装着する。
さらに、図7(b)のように、金属部材10aを金属テープ8の上に巻きつけて円筒(または円環)形状とする。金属部材10aが金属テープ8を押さえる状態で金属部材10aをかしめ、金属部材10aの両端30が重なった部分に半田14を装着し、固定する。
本実施形態では、金属部材10を装着前に、回路基板13などの部品をケーブル6に取り付けておくことができる。例えば、コンダクタ12を回路基板13上の所定の接点に半田付けするなどして接続することができる。図7では、図2におけるコンダクタ12は省略されている。
図8は本発明に係るコネクタ付ケーブルの、引張試験の図である。図8に示すように、筐体4部分をジグ15で固定し、ケーブル2の部分を引っ張る。ケーブル2に対する張力は、例えば、40Nで、60秒間印加される。
図9は、コネクタ付ケーブルの、電圧降下の測定例である。測定は、筐体4を外し、金属シェル5を露出させて実施する。外力により、金属部材10とシールド層7との間での電気的な接続状態が悪くなった場合、両者間での抵抗値が増す。抵抗値が増すと、電圧降下が発生するため、引張試験前後に、図9に示す系で電圧降下を測定すると、電気的な接続状態の変化の有無を評価することができる。
第一実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、図8に示す引張試験前後での、図9の系での電圧降下は、例えば、試験前200mV、試験後200mVであり、良好に金属部材10とシールド層7とが電気的に接続されている。一方、金属テープ8をかしめるために、突起を持たない円筒状の金属部材を用いると、例えば、試験前200mVで、試験後320mVであり、試験前後で接触抵抗が増大し、電気的な接続状態が劣化していることが分かる。
第二実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、図8に示す引張試験前後での、図9の系での電圧降下は、例えば、試験前200mV、試験後200mVであり、本実施形態におけるコネクタ付ケーブルにおいても、良好に金属部材10aとシールド層7とが電気的に接続されている。一方、図7(b)の半田14装着による固定を施さない場合は、試験前200mVで、試験後270mVである。
(第三実施形態)
図10は第三実施形態に係るコネクタケーブルの、ケーブル末端部分を、組み立て手順の一部と共に示した図である。第二実施形態同様、折り返されたシールド層7の上から、金属テープ8を巻き、その上から、図10(a)のように、金属部材10bを装着する。
さらに、図10(b)のように、金属部材10bをかしめる。この時に、本実施形態では、金属部材10bはその両端が重なっておらず、ケーブルの外周方向に連続していない、つまり切欠31を有するものである。切欠31を挟む金属部材10bの部分および、切欠31から露出している金属テープ8を、半田14を装着し、固定する。図10では、図2におけるコンダクタ12は省略されている。
(第四実施形態)
図11は、本実施形態に係るコネクタ付ケーブルの、金属部材10および金属シェル5が一体化した部品16を図示している。この場合、金属シェルには、蓋を設けてもよい。
(第五実施形態)
図12は、本実施形態に係るコネクタ付ケーブルを示している。図12(a)では、金属部材10と、プラグ3先端を露出させて、回路基板13が樹脂17で覆われている。さらに、その上から、図12(b)のように金属テープ5bが樹脂17および金属部材10を巻いて覆っており、この金属テープ5bが金属シェル5を構成している。
上記の各実施形態では、コネクタ付ケーブルの先端に接続端子部品としてプラグ3が取り付けられているが、必ずしもプラグ3は必要ではなく、内部の回路基板13が、コネクタ先端部で露出して、接続端子部品としての機能を有していてもよい。
上記の各実施形態では、コネクタ部分の内部に回路基板13を有しているが、回路基板を有さず、ケーブル2のコンダクタ12が、直接接続端子部品であるプラグ3と接続されていてもよい。
上記の各実施形態では、金属シェル5の周りを筐体4が覆っているが、筐体4がなく、金属シェル5が露出していてもよい。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
1:コネクタ付ケーブル
2:ケーブル
3:プラグ
4:筐体
5:金属シェル
5b:金属テープによって構成された金属シェル
6:外被
7:シールド層
8:金属テープ
9:金属テープの接着層
10、10a、10b:金属部材
11:突起
12:コンダクタ
13:回路基板
14:半田
15:ジグ
16:一体化した金属部材と金属シェル
17:樹脂
20:コネクタ部品
30:金属部材10aの端
31:金属部材10bの切欠

Claims (10)

  1. ケーブルの端末に、コネクタ部品が実装された、コネクタ付ケーブルであって、
    前記ケーブルは、コンダクタと、前記コンダクタをシールドするシールド層と、前記シールド層を覆うケーブル外被と、を備え、
    前記コネクタ部品は、金属シェルと、突起を有するとともに前記金属シェルと電気的に接続する金属部材と、接着層を有する金属テープと、を備え、
    前記ケーブルの端末部分において、前記シールド層は前記ケーブル外被の上に折り返されており、
    前記金属テープは、前記折り返されているシールド層の上に巻きつけられており、
    前記金属部材は、前記金属テープの周囲で前記金属テープを押さえ、
    前記突起が前記接着層を突き抜けて、前記シールド層に接触しているコネクタ付ケーブル。
  2. 前記金属部材は、円筒形状である、請求項1に記載のコネクタ付ケーブル。
  3. 前記金属部材は、金属箔が丸められた円筒形状である請求項2に記載のコネクタ付ケーブル。
  4. 前記金属部材は重なり部分を有し、前記重なり部分は、半田によって固定されている、請求項3に記載のコネクタ付ケーブル。
  5. 前記金属部材は切欠部分を有し、前記切欠部分は、半田によって前記金属テープに固定されている、請求項3に記載のコネクタ付ケーブル。
  6. 前記金属部材と、前記シールド層との接触抵抗が30mΩ以下である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたコネクタ付ケーブル。
  7. 前記金属テープの厚さをd1と表したときに、前記突起の長さhが以下の関係を満たすように設定されている、請求項6に記載のコネクタ付ケーブル。
    d1<h
  8. 前記シールド層厚をd2、前記ケーブル外被厚をd3と表し、前記突起が接触する部分での前記金属テープの巻層数をnとしたときに、前記突起の長さhが以下の関係を満たすように設定されている、請求項7に記載のコネクタ付ケーブル。
    n×d1<h<n×d1+2×d2+d3
  9. 前記金属部材が、ステンレス鋼、銅、またはアルミニウムを含む、請求項1に記載のコネクタ付ケーブル。
  10. 前記金属部材の前記突起の形状が錐体である、請求項1に記載のコネクタ付ケーブル。
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