JP2017134760A - 情報管理装置、情報管理方法及び情報管理プログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法及び情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作成される情報の整理にかかる手間を削減しつつ、所望のデータを提供できるようにする。【解決手段】情報管理装置は、三次元モデルデータが表すものに関する属性情報であるプロパティデータを用いて生成された要求に応じて、情報を出力する。具体的には、他のコンピュータから三次元モデルデータが表すものに関する電子ファイルを受信した場合、当該電子ファイルのファイル名、当該電子ファイルの内容に含まれる文字列、及び他のコンピュータにおける当該電子ファイルの保存場所を示す階層構造を記憶装置に記憶させる受信部と、要求、及びユーザによって入力される検索条件に基づくキーワードを用いて、記憶装置に記憶されたファイル名、文字列、及び階層構造を検索する検索部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報管理装置、情報管理方法及び情報管理プログラムに関する。
土木構造物や建築物のようなインフラを効率的に維持管理するためには、計画、設計、施工、維持管理といった段階(「フェーズ」とも呼ぶ)の各々で発生する情報が引き継がれ、参照できるように蓄積されていくことが望ましい。従来、工事竣工時には、施工状況写真、品質管理データ、出来形確認データ等の施工管理記録に関する書類を「竣工図書」としてファイルに綴じたり、PDF(Portable Document Format)等の文書ファイル形式にして発注者に提供する。提供された情報は、構造物の維持管理段階や類似する工事の検討時に活用することができる。しかしながら、ファイルに綴じた書類や光ディスク等のメディアに保存された電子ファイルは、倉庫等に保管され、必要なときに情報を取り出すことは困難になりがちである。
また、計画、設計、施工、維持管理といったフェーズによっては、インフラの名称が異なる場合がある。すなわち、フェーズによってインフラの一部分を業務対象としたり、インフラを区割りして独自の呼称を付したりすることがある。区割りや呼称がフェーズによって異なると、例えば維持管理段階における担当者がインフラのある箇所の施工時のデータを確認したいとき、呼称の対応関係を踏まえて所望のデータを探す必要がある。このように、対応する箇所の名称が工程によって変わることは、データ抽出を困難にする一つの要因となっている。
また、三次元モデルと関連付けて構造物の情報を管理するCIM(Construction Information Modeling / Management)やBIM(Building Information Modeling)という手
法も用いられている。CIMやBIMは、土木構造物や建築物の三次元モデルに対し、インフラの情報をプロパティとして付加したものである。例えば、発注者は施工時の情報を保持したCIMモデル又はBIMモデルに対し、さらに維持管理に関する情報を追加して管理することができる。また、情報を三次元モデルに関連付けて格納するため、所望の箇所の名称を調べなくても、直感的に情報を取得することが容易になる。
例えば、3次元CADデータと建築関連情報との間でシームレスに適正な情報にアクセス可能とする建築情報統合管理システムを提供するという技術が提案されている(特許文献1)。
特開2012−68698号公報
従来、例えば3次元CADデータと建築関連情報との間でシームレスにアクセスできるようにする技術が提案されていた。ただし、3次元CADデータと建築関連情報(プロパティ)とは予め関連付けて記憶させておく必要があった。例えば、コンクリート打設日の外気温、コンクリートの強度等の数値や、使用する材料の名称等の文字列を、3次元モデルの部分と関連付けて入力する。上述の通り、構造物や、構造物の部分について、設計時や施工時、運用時の各フェーズで名称が変わることもあり、適切に関連付けの設定を行うことは容易ではない。
また、CIMやBIMでは、数値や文字列等の情報を三次元モデルに関連付けて保持するだけでなく、ハードディスク上の帳票や文書等を、ハイパーリンクを介して参照する形式も採用されている。しかしながら、帳票や文書等の数が多くなるほどハイパーリンクの作成やフォルダの整理は煩雑になるという問題もある。また、工事写真は、過去の現場の状況を知るための有用な情報であるが、改ざん防止のため名称の変更は運用上、規制されている。このような事情も、情報検索を困難にする要因となっている。
そこで、本発明は、作成される情報の整理にかかる手間を削減しつつ、所望のデータを提供できるようにすることを目的とする。
情報管理装置は、三次元モデルデータが表すものに関する属性情報であるプロパティデータを用いて生成された要求に応じて、情報を出力する。具体的には、他のコンピュータから三次元モデルデータが表すものに関する電子ファイルを受信した場合、当該電子ファイルのファイル名、当該電子ファイルの内容に含まれる文字列、及び他のコンピュータにおける当該電子ファイルの保存場所を示す階層構造を記憶装置に記憶させる受信部と、要求、及びユーザによって入力される検索条件に基づくキーワードを用いて、記憶装置に記憶されたファイル名、文字列、及び階層構造を検索する検索部とを備える。
このようにすれば、情報管理装置は、ファイルを受信するだけで、ファイル名、ファイルの内容、他のコンピュータにおける格納場所を検索対象とすることができる。すなわち、人手によってファイルを三次元モデルデータと関連付ける必要がなく、作成される情報の整理にかかる手間を削減しつつ、所望のデータを提供することができる。
また、同義語を互いに関連付けて記憶する同義語辞書をさらに有し、検索部は、要求又は検索条件に基づくキーワードの同義語をさらに用いて検索を行うようにしてもよい。このようにすれば、使用された用語が統一されていない場合であってもファイルを抽出することができる。
また、三次元モデルデータは、土木構造物又は建築物を表し、同義語辞書は、土木構造物又は建築物の設計段階、施工段階及び維持管理段階の少なくともいずれかにおいて異なる、三次元モデルデータが表すもの又はその一部を表す識別情報を関連付けて記憶するようにしてもよい。このようにすれば、構造物のライフサイクル全体において、ファイルを活用し易くなる。
また、同義語辞書は、所定の数値範囲と、三次元モデルデータが表すもの又はその一部を表す識別情報とを関連付けて記憶し、検索部は、所定の数値範囲を用いて検索を行うようにしてもよい。ある程度の幅を持った数値範囲によって同義語を定義できるため、より柔軟な判断ができるようになる。
また、三次元モデルデータは、土木構造物又は建築物を表し、検索部は、三次元モデルデータが示す土木構造物又は建築物の一部が選択された場合、プロパティデータに保持されている、選択された部分の識別情報を用いて検索を行うようにしてもよい。なお、識別情報は、三次元モデルデータに関する属性情報であるプロパティデータとして予め保持されているものとする。このようにすれば、構造物の三次元データから関連する電子データを検索できるようになる。すなわち、ユーザは、三次元モデルデータによって視覚的に表された構造物の一部を直感的に選択し、当該部分に関連するファイルを抽出することができる。また、抽出されたファイルの内容から、選択された部分に関する記述をさらに抽出及び表示するようにしてもよい。このようにすれば、該当箇所の名称を調査したり、抽出
されたファイルを開いてさらに所望の情報を検索等せずとも必要な情報を取得することが可能となる。
また、段階的に検索対象を絞るためのカテゴリが予め定められており、カテゴリが選択された場合、検索部は選択されたカテゴリに関連付けられたキーワードをさらに用いて検索を行うようにしてもよい。このようにすれば、予めカテゴリを用意しておくことで検索時の利便性を向上させることができる。さらに、カテゴリはユーザの種別に応じて変更できるようにしてもよい。このようにすれば、例えばユーザの立場に応じた観点で、情報を絞り込み易い項目分けをしておくことができる。
また、特定の電子ファイルに関連する電子ファイルの検索を要求された場合、検索部は、特定の電子ファイルの、他のコンピュータにおける保存場所を示す階層構造に含まれる語句をキーワードとして、検索を行うようにしてもよい。一般的に、他のコンピュータにおける保存場所を示す階層構造は、保存されるファイルの内容がわかるように整理されているため、上述のようにすれば、特定のファイルと類似するファイルを抽出することができるようになる。
なお、課題を解決するための手段に記載の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。また、課題を解決するための手段の内容は、コンピュータ等の装置若しくは複数の装置を含むシステム、コンピュータが実行する方法、又はコンピュータに実行させるプログラムとして提供することができる。なお、プログラムを保持する記録媒体を提供するようにしてもよい。
本発明によれば、土木工事や建築工事の過程で作成される情報の整理にかかる手間を削減しつつ、所望のデータを提供可能とすることができる。
システムの一例を示す図である。 建設情報管理装置の一例を示すブロック図である。 データ蓄積処理の一例を示す処理フロー図である。 メタ情報テーブルの一例を示す図である。 タグ情報テーブルの一例を示す図である。 データ検索処理の一例を示す処理フロー図である。 検索画面の一例を示す図である。 検索画面の他の例を示す図である。 ユーザの種別ごとに予め設定された検索項目の一例を示す図である。 同義語辞書の一例を示す図である。 同義語辞書の他の例を示す図である。 検索画面の一例を示す図である。 関連検索を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明は下記の構成には限定されない。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るシステムの一例を示す図である。図1の例では、本実施形態に係る建設情報管理装置1が、ユーザ端末2(2a、2b、2c・・・)と、ネットワークを介して接続されている。
建設情報管理装置1は、例えば、CIM(Construction Information Modeling / Management)やBIM(Building Information Modeling)において用いられるデータを保持
するコンピュータである。CIMやBIMとは、土木構造物や建築物の三次元モデルや属性情報等を、設計から施工、維持管理にわたる工程において統一的に使用するシステムである。CIMにおいて用いられるデータには、土木構造物の形状を表す三次元モデル(「CIMモデル」とも呼ぶ)、及び当該三次元モデルが示す構造物の属性であるプロパティデータがある。同様に、BIMにおいて用いられる情報には、建築物の形状を表す三次元モデル(「BIMモデル」とも呼ぶ)、及び当該三次元モデルが示す構造物の属性であるプロパティデータがある。また、本実施形態においては、土木構造物や建築物の仕様を表す図面、工事や維持管理において作成される帳票や写真、文書等の電子ファイルをユーザ端末2から受信し、保持する。
ユーザ端末2は、発注者や設計者、施工者(元請会社)、協力会社、メンテナンス会社等に属するユーザが利用するコンピュータである。ユーザ端末2は複数存在し、その数は特に限定されない。設計者、施工者(元請会社)、協力会社、メンテナンス会社等のユーザは、設計段階における三次元モデル、図面、文書、施工や維持管理段階における文書、帳票、写真等のデータをユーザ端末2(2a、2b)から建設情報管理装置1へ送信し、建設情報管理装置1の記憶装置に格納する。後述するとおり、本実施形態では、特に図面、文書、帳票、写真等の送信時に、フォルダ構成やファイル名等の整理が不要になっている。また、発注者や施工者(元請会社)、協力会社、メンテナンス会社等のユーザは、ユーザ端末2(2c)を操作し、三次元モデルにおいて所望の箇所を選択すると共に、キーワードを指定したり、予め定められたカテゴリを選択して対象を絞ったりして検索処理を行い、建設情報管理装置1の記憶装置が保持するデータの中から所望のデータを取得する。
また、建設情報管理装置1とユーザ端末2とを接続するネットワークは、インターネットやイントラネット等の通信ネットワークである。建設情報管理装置1とユーザ端末2とは、ネットワークを介して所定の通信方式で接続されており、データを送受信することができる。
図2は、建設情報管理装置の装置構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。建設情報管理装置1は、いわゆるサーバ等のコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)11と、記憶装置12と、ネットワークIF(Interface)13とを備える。また、CPU11は、所定のプログラムを実行することにより、本実施形態に係る受信部111及び検索処理部112として働く。また、記憶装置12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、eMMC(embedded Multi Media Card)、フラ
ッシュメモリ等のいわゆる補助記憶装置である。記憶装置12は、例えば設計段階におけるCIMモデル又はBIMモデル、同義語や類義語を定義する辞書情報、発注者や設計者、施工者、協力会社、メンテナンス会社といったユーザの区分ごとに検索範囲を絞り込むための項目情報等が予め記憶されているものとする。また、記憶装置12は、各工程において発生する図面、文書、帳票、写真等のファイル、及び各ファイルに関する所定のメタ情報等を保持する。また、ネットワークIF13は、有線又は無線のネットワークカード等であり、インターネット等のネットワークを介し、他のコンピュータとの間でデータを送受信する。
受信部111は、ユーザ端末2から様々なファイルを受信し、記憶装置12に格納すると共に、記憶装置12に所定のメタ情報を記憶させる。また、受信部111は、ユーザ端末2からデータの検索要求を受ける。なお、ユーザ端末2は、一般的なコンピュータであり、詳細な構成の説明は省略する。
検索処理部112は、ユーザ端末2からの検索要求に基づいて記憶装置12に格納されているデータを検索し、ユーザ端末2に提示する。検索要求は、例えば、三次元モデル上における構造物を構成する部分の指定と、キーワードの入力による検索、及び所定の分類項目の選択の少なくともいずれかとを含む。そして、検索処理部112は、検索要求に基づいて、記憶装置12に格納されているデータからユーザに提示するデータを抽出する。また、検索処理部112は、記憶装置12に記憶されている同義語辞書に基づいて、検索要求に関連する語句の同義語についても検索を行うようにしてもよい。
以上のような建設情報管理装置1によれば、ユーザが三次元モデルとファイルの関連付けを行うことなく、所望のファイルを検索することができる。また、同義語を検索対象とすることにより、ユーザが入力した検索条件を拡張し、構造物やその構成要素について工事から維持管理までの様々な段階における情報を抽出できるようになっている。
<データ蓄積処理>
図3は、本実施形態に係るデータ蓄積処理の一例を示す処理フロー図である。ユーザ端末2において、構造物の工事や維持管理に関する1以上のファイルを送信すると、建設情報管理装置1において、図3に示すようなデータ蓄積処理が実行される。なお、ユーザ端末2におけるファイルの送信処理は、例えばユーザ端末2内のフォルダを指定することでフォルダ内に格納されている1以上のファイルをまとめて送信できるようにしてもよい。また、ユーザ端末2における所定のフォルダについて、予め建設情報管理装置1における所定のフォルダと同期させる設定をしておき、ユーザ端末2におけるファイルの追加、移動、削除等を自動的に建設情報管理装置1へ反映させるようにしてもよい。
建設情報管理装置1の受信部111は、ユーザ端末2から送信されたファイルを、ネットワークを介して受信し、記憶装置12に記憶させる(図3:S1)。本ステップでは、例えば、予め定められた規則に基づいて建設情報管理装置1内におけるファイルの格納先を決定し、受信したファイルを保存する。
また、受信部111は、S1で保存したファイルに関する所定の情報を、記憶装置12のメタ情報テーブル及びタグ情報テーブルに記憶させる(S2)。
図4は、記憶装置12に記憶されるメタ情報テーブルの一例を示す図である。図3のS2では、図4に示すようなメタ情報テーブルにレコードが登録される。図4のメタ情報テーブルは、ファイル名、アプリケーション名、登録者、ファイルサイズ、登録日、内容、ページ数、リンク等の項目(属性)を含む。「ファイル名」のフィールドには、S1で受信したファイルの名称が登録される。「アプリケーション名」のフィールドには、当該ファイルを開くためのアプリケーションの名称が登録される。「登録者」のフィールドには、当該ファイルを建設情報管理装置1へ送信したユーザの識別情報が登録される。「ファイルサイズ」のフィールドには、ファイル格納時のサイズが登録される。「登録日」のフィールドには、ファイルが格納された日時が登録される。「内容」のフィールドには、文書ファイルの内容に含まれる文字列が登録される。なお、文書ファイルとは、PDFのような汎用的な文書形式のファイルや、所定のワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト等で作成されたファイル、図面作成ソフトで作成されたファイル、プレーンテキスト、マークアップ言語で記述されたファイル等である。「ページ数」のフィールドには、当該ファイルのページ数が登録される。「リンク」のフィールドには、記憶装置12における当該ファイルの建設情報管理装置1における保存先が登録される。ファイルの保存先は、当該ファイルをダウンロードする際のリンクとして用いられる。本実施形態では、S1で受信し、記憶装置12に記憶されたファイルごとに、メタ情報テーブルのレコードが作成されるものとする。
また、図5は、記憶装置12に記憶されるタグ情報テーブルの一例を示す図である。図5のテーブルは、ユーザ端末2においてファイルが保存されていた格納場所を示す階層構造(「ディレクトリ」又は「フォルダ構成」とも呼ぶ)を記憶する。すなわち、図5のタグ情報テーブルには、ファイルが格納されている「格納フォルダ名」から、ファイルの格納先の最上位のフォルダである「ルートディレクトリ」までの階層構造に含まれる各フォルダ名が登録される。なお、ファイルが格納されている階層の深さによって、フォルダの数は変わる。また、記憶装置に格納されたファイルの各々について、図5に示すような情報が登録される。なお、図4のメタ情報テーブルと図5のタグ情報テーブルとを分けて説明したが、これらの情報を同一のテーブルに保持するようにしてもよい。ユーザ端末2におけるファイルの格納場所を示す階層構造も、当該ファイルのいわゆるメタ情報といえる。
S1で受信したファイルの各々についてのメタ情報を、メタ情報テーブル及びタグ情報テーブルに登録すると、図3のデータ蓄積処理は終了する。
<データ検索処理>
次に、本実施形態に係るデータ検索処理について説明する。
図6は、データ検索処理の一例を示す処理フロー図である。ユーザ端末2は、ユーザの操作に基づいて三次元モデルに含まれる領域の選択を受け、建設情報管理装置1へ送信する。一方、建設情報管理装置1の受信部111は、三次元モデルに含まれる領域の選択を受信する。(図6:S11)。
図7は、ユーザ端末2に表示される三次元モデルの一例を示す図である。データ検索処理の開始に際し、ユーザ端末2は、建設情報管理装置1からデータを受信し、図7に示すような画面を表示する。図7の画面は、三次元モデルと、当該三次元モデルに含まれる領域に関連付けて登録された属性情報であるプロパティデータとを含む。図7の例では、函渠を表す三次元モデルが描画されている。例えば図7に示すような画面において、ユーザは三次元モデルにおける所望の領域をさらに選択し、データ蓄積処理で蓄積された情報の中から、選択された領域に関する情報の検索を行うことができる。例えばプロパティや三次元モデル上をクリックすることで表示されるコンテキストメニュー(図7の吹出し)から「関連ファイルの検索」を選択することにより、図6のS11で受信部111が受信する三次元モデルに含まれる領域の選択が、ユーザ端末2から送信されるものとする。なお、後の検索処理においては、選択された領域の名称及び当該領域の同義語をキーワードとして情報を絞り込むことにより、選択された領域に関連する情報を抽出する。
例えば、図7の画面は既存のCIMやBIMによって提供される。また、プロパティデータは、予めCIMやBIMと関連付けて保持されている。S11において、「関連ファイルの検索」を押下すると、本実施形態に係るプログラムが起動する。後述するように、このとき、選択されていた三次元モデルの部分を示す情報(例えば、図7の「ブロック名」である「B1」)が本実施形態に係るプログラムに渡され、本実施形態に係るプログラムにおいては当該部分に関する情報を抽出できるようにする。
また、受信部111は、検索結果をさらに絞り込むための検索要求を受信する(図6:S12)。本ステップでは、ユーザ端末2におけるユーザの操作に応じて、ユーザ端末2から検索要求が送信される。
図8は、ユーザ端末2に表示される検索画面の一例を示す図である。図8の検索画面は、本実施形態に係るプログラムによって生成される。また、検索画面は、検索項目(大項
目)、検索項目(中項目)、ファイルタイプ、フリーワード入力欄、検索ボタン、検索結果表示領域を含む。ユーザは、ユーザ端末2に表示される図8のような画面に対して検索条件を入力する。検索項目(大項目)、検索項目(中項目)は、ユーザの区分ごとに予め設定されている分類項目である。これらの分類項目は、段階的に検索対象を絞るためのカテゴリといえる。検索項目(大項目)、検索項目(中項目)のいずれかが選択された場合、例えば予め各項目に関連付けられているキーワードでファイルの検索を行う。
図9は、ユーザの種別ごとに予め設定された検索項目の一例を示す図である。図9の表は、ユーザ、大項目、及び中項目の列(属性)を有する。ユーザの列には、発注者、施工者、協力会社、メンテナンス会社等のユーザの種別が登録される。また、大項目及び中項目の列には、ユーザの種別ごとに設定された項目名が登録される。例えば発注者に対しては、情報を構造物単位や道路単位で整理するための項目名を予め登録しておく。また、施工者に対しては、情報を構造物の種別や工事の種別ごとに整理するための項目名を予め登録しておく。また、大項目又は中項目が選択された場合、後の検索処理において、各項目名と同じキーワードで検索結果を絞り込むものとする。なお、ユーザ端末2を操作するユーザは、ユーザの種別が関連付けられたアカウントを有しており、図示していない認証処理を経て建設情報管理装置1にアクセスするものとする。このようにすれば、図8に示した検索画面において、ユーザの種別に応じて適切な観点で予め設定された検索項目(大項目及び中項目)を提示することができる。
図8のファイルタイプは、検索対象とするファイルの拡張子を絞り込むための選択肢である。ユーザは、検索対象とするファイルのチェックボックスにチェックを入れ、検索対象を絞り込むことができる。なお、ファイルタイプは、タブやラジオボタン等のようにいずれか1つしか選択できない形式で提示するようにしてもよい。また、フリーワード入力欄は、検索する1以上のキーワードを入力するためのテキストボックスである。また、検索ボタンは、検索処理の開始を指示するためのボタンである。検索ボタンが押下されると、キーワードや検索対象のファイルタイプ、検索項目等を含む検索条件が、検索要求として建設情報管理装置1に送信される。
また、図8の検索結果の表示領域は、検索条件に合致するファイルを所定の優先順位に基づいて表示するための領域である。図8の例では、画像ファイルを検索し、検索結果の表示領域には各画像のサムネイルが表示されている。なお、検索結果の各ファイルには「関連検索」のリンクが設けられている。後述するように、関連検索は、特定のファイルと関連性が高いと判断される他のファイルを抽出する操作である。
図6のS12では、図8に示した検索項目、ファイルタイプ、フリーワードの少なくとも1つを検索条件として取得する。
また、建設情報管理装置1の検索処理部112は、記憶装置12に記憶されている同義語辞書を読み出し、検索条件に関連する語句を抽出する(S13)。本ステップでは、S11で受信した選択領域の名称やS12で受信した項目名やフリーワードといったキーワードについて、同義語を抽出する。
図10は、同義語辞書の一例を示す図である。図10の表は、フェーズ、名称1〜6等の各属性を有する。そして、設計、施工、維持管理といったフェーズごとに、構造物(図10の例では、トンネル)の対応する箇所(区画)を示す名称が登録されている。また、各フェーズにおける名称のほか、所定の位置を基準とした客観的な数値範囲である距離程(キロ程)によっても、各箇所を定義している。本実施形態では、設計、施工、維持管理といった各フェーズにおける区画の端部は、距離程と対応付けられているものとする。
また、上述のように、同一の構造物の同一の箇所であっても、各フェーズにおいて名称が異なる場合がある。例えば、図10の定義では、施工フェーズの「1BL」〜「3BL」という範囲は、設計フェーズの「TYPE−I」と対応する。また、施工フェーズの「1BL」及び「2BL」は、維持管理フェーズの「○×トンネルS6」と対応する。このような対応関係は、距離程を基準として特定できるようになっている。
また、本実施形態では、あるフェーズにおける区画の同義語として、他のフェーズにおける区画のうち少なくとも一部が対応する(重なる)区画が取得されるものとする。例えば、設計フェーズにおける「TYPE−I」の同義語として、施工フェーズにおける「1BL」、「2BL」及び「3BL」、並びに維持管理フェーズにおける「○×トンネルS6」及び「○×トンネルS7」が取得される。また、維持管理フェーズにおける「○×トンネルS7」の同義語として、設計フェーズにおける「TYPE−I」及び「TYPE−II」、並びに施工フェーズにおける「3BL」及び「4BL」が取得される。同様に、例えば土砂崩れ等の災害時に、距離程を基準としてある数値範囲の区画に関する資料を検索したいとき、同義語辞書に基づいて各フェーズにおける名称を取得することができ、取得した語句を例えばOR(論理和)で接続して検索できるようになる。
このように、本実施形態に係る同義語辞書によれば、同一の構造物の同一の箇所を示す名称について対応関係がわかるようになっている。また、同義語辞書を用いることにより、所望の箇所に関連する情報について、各フェーズで登録された情報を漏れなく抽出することができる。
図11は、同義語辞書の他の例を示す図である。図11の表は、同一のものを表す際の用字用語の不統一(「表記ゆれ」とも呼ぶ)の発生が想定される複数の語句を互いに関連付けて保持している。このような語句についても同義語として定義しておき、キーワードの同義語をOR(論理和)で接続して検索すれば、所望の情報を漏れなく抽出できるようになる。図11の例では、ある区画を表す「1B」と、「1BL」、「ブロック1」とが相互に関連付けられている。同義語辞書に登録されている語句をOR(論理和)で接続して検索することにより、複数のファイル間において、又は1つのファイル内において、同一の区画を表す用語が統一されていない場合であっても、漏れなく抽出することができるようになる。
なお、いわゆる同義語のほか、互いに上位概念及び下位概念に相当する語句を定義した、語句の関係(間柄)を定義する辞書を記憶させておき、例えばキーワードの下位概念に当たる語句についても検索するようにしてもよい。
S13においては、図10及び図11に示したような同義語辞書を用いて、S12で取得した検索要求に含まれるキーワードの各々について同義語を取得する。このとき、1対1又は1対Nで語句が対応付けられている場合、対応付けられている語句を取得し、後の検索処理においては取得した語句をOR(論理和)で接続して用いる。また、検索要求に含まれるキーワード又はその同義語に所定の幅が定義された数値範囲を含む場合、検索キーワードが示す数値範囲と、少なくとも一部が対応する(重なる)数値範囲によって規定される語句が取得される。したがって、同義語辞書において互いにずれのある数値範囲がN対Nで対応付けられているような場合であっても、キーワードを基準として対応し得る語句を漏れなく取得することができる。
また、検索処理部112は、取得した検索条件に基づいて検索処理を実行する(図6:S14)。本ステップでは、S11で選択されたオブジェクトの名称(三次元モデルデータのプロパティに登録された識別情報)及びその同義語をキーワードとして、抽出するファイルを絞り込む。また、S12において検索項目(大項目)、検索項目(中項目)の少
なくともいずれかが選択されている場合、予め各項目に関連付けられているキーワード(例えば、検索項目の名称そのもの)で抽出するファイルを絞り込む。同様に、フリーワード入力欄に入力されたキーワードでも抽出するファイルを絞り込む。なお、キーワードを検索する対象は、図4に示した項目のうち、ファイル名、登録日時、及び内容、並びに図5に示したファイルの格納場所を示す階層構造とし、これらのフィールドに登録された内容に対して全文検索を行う。また、S12においてファイルタイプが指定されている場合、抽出するファイルの拡張子を絞り込む。本ステップでは、S13で取得された同義語についても検索することで、関連するファイルを漏れなく抽出することができる。
そして、検索処理部112は、検索結果を表示させる(図6:S15)。本ステップでは、例えば、図8に示したような検索結果を示す画面が、ユーザ端末2に表示される。なお、検索結果として表示するファイルの順序は、例えばキーワードの出現回数や、キーワードの出現頻度(ファイルに含まれる文字列の分量に対するキーワードの出現回数の割合)に基づいて決定するようにしてもよい。
本実施形態では、図4のS2において登録したファイルの格納場所を示す階層構造も全文検索の対象とするため、文字情報を含まない画像ファイル等も検索対象とすることができる。画像ファイルは、例えば工事の過程で撮影される写真であるが、このような画像ファイルは、改ざん防止のため名称の変更が禁止されている。よって、一般的に、ユーザ端末2内において、工事の名称や構造物における部位を示す語句、作業の段階を示す語句等を用いたフォルダ名を用いて整理されるため、上述した階層構造を全文検索の対象とすることにより、所望の情報を抽出することができる。また、本実施形態に係る検索処理では、キーワードの同義語でも検索を行うものとする。このようにすれば、例えば同一の構造物の同一の箇所に関連するデータについて、各フェーズで発生したものを網羅的に抽出できるため、構造物の設計から維持管理にわたるライフサイクル全体において関連する情報を活用し易くなる。また、表記ゆれを吸収するための同義語辞書によれば、ファイルの作成者によって使用する用語に差異があってももれなく抽出できるようになる。
図12は、PDFや、ワープロソフト又は表計算ソフトで作成された文書ファイルを検索対象とした場合の検索結果を示す画面の一例である。検索結果の表示領域には、強調表示された検索キーワードと、当該キーワードの周辺の文字列が表示されている。検索対象のファイルタイプに応じて、検索結果の表示画面は様々に変更することができる。
また、図8や図12に示したような検索結果に対し、ユーザはファイルの表示やダウンロードを行うことができる。また、検索結果に列挙されたファイルを選択し、当該ファイルと関連度の高い他のファイルを検索(「関連検索」とも呼ぶ)することができる。
検索結果の表示後、検索処理部112は、「関連検索」が指示されたか判断する(図6:S16)。本ステップでは、図8や図12に表示された「関連検索」が押下された場合、「関連検索」が指示されたものと判断する。関連検索が指示されないと判断された場合(S16:NO)、データ検索処理を終了する。
一方、関連検索が指示されたと判断された場合(S6:YES)、関連検索が指示されたファイルの階層構造に含まれる各フォルダの名称を品詞分解し、キーワードの抽出を行う(S17)。
図13は、関連検索を説明するための図である。例えば、ユーザ端末2において「・・・002-1-1 32 工事打合せ簿(承諾)¥DATA 02 切回し道路における○○県道1号××の
排水設備追加について¥写真¥」という階層に格納されている写真について、関連検索が指示されたものとする(図13(1))。この場合、検索処理部112は、まず、階層構
造を品詞分解する。具体的には、既存の形態素解析手法を用いて階層構造に含まれる文字列を品詞ごとに分解する。例えば上述の階層構造は、「002-1-1」、「32」、「工事」、
「打合せ簿」、「承諾」、「DATA」、「02」、「道路」、「○○県道」、「1号」、「××」、「排水」、「設備」、「追加」といった単語に分解される(図13(2))。そして、検索処理部112は、品詞分解された単語からキーワードを取捨選択する。具体的には、所定の規則に基づいてキーワードを抽出する。例えば、英字のみ、数字のみ、記号のみ、又は数字と記号との組み合わせで構成される単語は、ユーザ端末2においてフォルダをソートするために付された情報である可能性が高いため、キーワードとして抽出しないようにしてもよい。ここでは、上述の単語から、「工事」、「打合せ簿」、「承諾」、「道路」、「○○県道」、「1号」、「××」、「排水」、「設備」、「追加」が抽出されたものとする(図13(3))。なお、工事に関する一般的な用語である、「工事」、「承諾」、「道路」、「追加」をさらに抽出しないようにしてもよい。一般的な用語を除外することで、固有の用語をキーワードとして検索を行うことができ、検索結果の精度が向上する。
その後、S13の処理に戻り、同義語の取得を行う。ここでは、図10や図11に示した同義語辞書に基づいて、同一の箇所を表す、各フェーズにおける名称や、同一の語句を表す様々な別称等が取得される。また、S17で抽出されたキーワードを用いて、S14で説明した全文検索を行う。S17で抽出されたキーワードを用いてAND検索を行えば、関連検索を指示されたファイルと同じ階層に格納されているファイルや、当該階層よりも深い階層に格納されているファイル、抽出されたキーワードを含む他の階層に格納されているファイル、抽出されたキーワードをファイル名や内容に含むファイル等が抽出される(図13(4))。その後、S15において検索結果を表示し、処理が繰り返される。
<効果>
本実施形態に係るデータ蓄積処理によれば、ユーザは、ユーザ端末2に保持されているファイルをそのままの構成で建設情報管理装置1にアップロードするだけで、アップロードされたファイルのメタ情報として記憶された所定の属性が検索の対象となる。すなわち、CIMやBIMのプロパティを登録する手間が削減されるだけでなく、ファイルへのハイパーリンクの設定に要する手間も削減することができる。したがって、本実施形態に係る建設情報管理装置1によれば、土木工事又は建築工事の過程で発生する情報の整理にかかる手間を削減しつつ、所望のデータを提供可能とすることができる。また、予め定められた同義語辞書を用いることで、データ検索処理においては、設計から維持管理にわたる各フェーズの情報を横断的に漏れなく抽出することができる。特に、同義語辞書には語句同士の対応関係だけでなく語句と数値範囲との対応関係を定義しておくこともでき、所望の情報を漏れなく抽出できるようになっている。
<その他>
本発明において管理される情報は、CIMモデルやBIMモデルが表す土木構造物や建築物に関するものには限定されない。例えば、何らかの製品に関する情報を管理するようにしてもよい。
画像ファイルのメタ情報として、いわゆるディープラーニング等の機械学習手法を用いて当該画像ファイルに撮影されたものを自動的にタグ付けしてもよい。例えば、工事の各工程における一般的な構造物の写真を用いて構造物の特徴を学習させておき、S1において受信した画像ファイルにタグ付けする。
図1の例では、三次元モデルデータを建設情報管理装置1が保持しているものとして説明したが、このような例には限定されない。例えば、ファイルの検索を行うユーザ端末2(2c)がCIMデータやBIMデータを記憶する態様であってもよい。この場合、ユー
ザ端末2においてファイルの検索プログラムの起動が指示されると、ユーザ端末2が保持する三次元モデルデータ及びプロパティに基づいて、建設情報管理装置1が保持するプログラムが起動される。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更することができる。また、上記の実施形態及び適宜言及した変形例は、可能な限り組み合わせて実施することができる。
例えば、建設情報管理装置1は、複数のサーバによって構成される態様であってもよい。また、実施の形態に示した処理フローは、結果が変わらない限りにおいて処理の順序を変更してもよい。実施の形態では、メタ情報テーブル、タグ情報テーブル、検索項目の表、同義語辞書等に格納する情報を行及び列からなる一般的な表で例示したが、テーブル設計や形式は特に限定されない。テーブル設計については、ソフトウェアの性能等を考慮して適宜、正規化または非正規化することができる。例えば、メタ情報テーブルの「内容」について別のテーブルに保持するようにしてもよい。形式については、RDBMS(Relational Database Management System)を採用するようにしてもよいし、いわゆるカラム
ストア型データベース等の管理システムを採用してもよい。
また、本発明は、上述した処理を実行するコンピュータプログラムや、当該プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を含む。当該プログラムが記録された記録媒体は、プログラムをコンピュータに実行させることにより、上述の処理が可能となる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ、メモリカード等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としては、ハードディスクドライブやROM等がある。
1 :建設情報管理装置
2 :ユーザ端末
11 :CPU
111 :受信部
112 :検索処理部
12 :記憶装置
13 :ネットワークIF

Claims (9)

  1. 三次元モデルデータが表すものに関する属性情報であるプロパティデータを用いて生成された要求に応じて、情報を出力する情報管理装置であって、
    他のコンピュータから前記三次元モデルデータが表すものに関する電子ファイルを受信した場合、当該電子ファイルのファイル名、当該電子ファイルの内容に含まれる文字列、及び前記他のコンピュータにおける当該電子ファイルの保存場所を示す階層構造を記憶装置に記憶させる受信部と、
    前記要求、及びユーザによって入力される検索条件に基づくキーワードを用いて、前記記憶装置に記憶された前記ファイル名、前記文字列、及び前記階層構造を検索する検索部と、
    を備える情報管理装置。
  2. 同義語を互いに関連付けて記憶する同義語辞書をさらに有し、
    前記検索部は、前記要求又は前記検索条件に基づくキーワードの同義語をさらに用いて検索を行う
    請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記三次元モデルデータは、土木構造物又は建築物を表し、
    前記同義語辞書は、前記土木構造物又は前記建築物の設計段階、施工段階及び維持管理段階の少なくともいずれかにおいて異なる、前記三次元モデルデータが表すもの又はその一部を表す識別情報を関連付けて記憶する
    請求項2に記載の情報管理装置。
  4. 前記同義語辞書は、所定の数値範囲と、前記三次元モデルデータが表すもの又はその一部を表す識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記検索部は、前記所定の数値範囲を用いて検索を行う。
    請求項2又は3に記載の情報管理装置。
  5. 前記三次元モデルデータは、土木構造物又は建築物を表し、
    前記検索部は、前記三次元モデルデータが示す土木構造物又は建築物の一部が選択された場合、前記プロパティデータに保持されている、選択された部分の識別情報を用いて検索を行う
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  6. 段階的に検索対象を絞るためのカテゴリが予め定められており、
    前記カテゴリが選択された場合、前記検索部は選択されたカテゴリに関連付けられたキーワードをさらに用いて検索を行う
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  7. 特定の電子ファイルに関連する電子ファイルの検索を要求された場合、前記検索部は、前記特定の電子ファイルの、前記他のコンピュータにおける保存場所を示す階層構造に含まれる語句をキーワードとして、検索を行う
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  8. 三次元モデルデータが表すものに関する属性情報であるプロパティデータを用いて生成された要求に応じて、情報を出力する情報管理方法であって、
    他のコンピュータから前記三次元モデルデータが表すものに関する電子ファイルを受信した場合、当該電子ファイルのファイル名、当該電子ファイルの内容に含まれる文字列、及び前記他のコンピュータにおける当該電子ファイルの保存場所を示す階層構造を記憶装
    置に記憶させる受信ステップと、
    前記要求、及びユーザによって入力される検索条件に基づくキーワードを用いて、前記記憶装置に記憶された前記ファイル名、前記文字列、及び前記階層構造を検索する検索ステップと、
    をコンピュータが実行する情報管理方法。
  9. 三次元モデルデータが表すものに関する属性情報であるプロパティデータを用いて生成された要求に応じて、情報を出力する情報管理プログラムであって、
    他のコンピュータから前記三次元モデルデータが表すものに関する電子ファイルを受信した場合、当該電子ファイルのファイル名、当該電子ファイルの内容に含まれる文字列、及び前記他のコンピュータにおける当該電子ファイルの保存場所を示す階層構造を記憶装置に記憶させる受信ステップと、
    前記要求、及びユーザによって入力される検索条件に基づくキーワードを用いて、前記記憶装置に記憶された前記ファイル名、前記文字列、及び前記階層構造を検索する検索ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報管理プログラム。
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