JP2017134632A - 表示装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報であってもタッチ操作を行うことなく容易に確認できるようにする。【解決手段】 制御部1は、傾き検出部8から取得した傾きの検出結果に基づいて筐体の所定の傾きを検出した場合に、タッチスクリーン7へのタッチ操作(例えば、フリック操作)により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクト(例えば、アプリケーションメニューなど)を、タッチスクリーン7に表示する。【選択図】 図1

Description

本発明は、タッチ操作手段を備える表示装置、表示制御方法及びプログラムに関する。
一般に、スマートフォン、タブレット端末などの小型の電子機器においては、タッチパネルを搭載することで、タッチパネルへのタッチ操作により機器の小型化と操作性の両立を可能としているが、ソフトウェアによる操作子(メニュー、ボタン、アイコンなど)や情報の表示は、常時表示していると本来表示させたいコンテンツの表示に影響を与えてしまう。そのため、通常はその情報を表示せずに隠しておき、つまり、ユーザが視認できないようにしておき、タッチパネル上での所定のタッチ操作、例えば、表示画面の端から中央方向へのフリック操作により必要に応じて呼び出して表示するようにした技術が特許文献1のように開示されている。
特開2010−263425号公報
しかしながら、上述した特許文献の技術にあっては、所定のタッチ操作を行うことによりユーザが視認できない情報を容易に呼び出すことは可能であるが、通常はその情報が表示されずに全て隠されているため、情報を呼び出すことが可能であるか否かを知ることはできず、また、呼び出し可能な情報が存在していることが分かるようにその一部が表示されていたとしても、その情報の内容までも分からないという問題があった。
本発明の課題は、タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報であってもタッチ操作を行うことなく容易に確認できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明は、
表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置であって、
当該表示装置の傾きを検出する検出手段と、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係る情報であって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報であってもタッチ操作を行うことなく容易に確認することができる。
小型表示装置として適用したスマートフォンと呼ばれる多機能型携帯電話機の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)、(2)は、タッチスクリーン7上でのフリック操作に応じてそのタッチスクリーン7に出現する情報(オブジェクト)を説明するための図。 (1)、(2)は、筐体の傾きに応じてタッチスクリーン7に出現する情報(オブジェクト)を説明するための図。 電源投入に応じて実行開始されるスマートフォンの動作(第1実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 タッチ操作に応じた処理(図4のステップA3)を詳述するためのフローチャート。 傾きに応じた処理(図4のステップA15)を詳述するためのフローチャート。 第2実施形態において、(1)、(2)は、フリック操作に応じた画像送りによって静止画像を切り替え表示する様子を示した図、(3)は、筐体の傾きに応じて所定の情報(画像送りが可能な画像枚数)を表示する様子を示した図。 第2実施形態において、タッチ操作に応じた処理(図4のステップA3)を詳述するためのフローチャート。 第2実施形態において、傾きに応じた処理(図4のステップA15)を詳述するためのフローチャート。 第3実施形態において、(1)、(2)は、フリック操作に応じた画像送りにより動画像を早送り又は巻き戻し表示する様子を示した図、(3)は、筐体の傾きに応じて所定の情報(画像送りが可能な動画像の残り時間)を表示する様子を示した図。 第3実施形態において、タッチ操作に応じた処理(図4のステップA3)を詳述するためのフローチャート。 第3実施形態において、傾きに応じた処理(図4のステップA15)を詳述するためのフローチャート。 第4実施形態において、フリック操作が行われる前にはユーザが視認できない情報(オブジェクト)を、アプリケーションの起動指示に応じて、一時的に表示する様子を示した図。 電源投入に応じて実行開始されるスマートフォンの動作(第4実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態は、小型表示装置として、スマートフォンと呼ばれる多機能型携帯電話機に適用した場合で、図1は、スマートフォンの基本的な構成要素を示したブロック図である。
小型表示装置(スマートフォン)は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能、計時機能(時計機能、タイマ機能)などの基本的な機能の他、その筐体の姿勢を検出する姿勢検出機能、タッチ表示機能(表示画面上にタッチパネルが積層されたタッチスクリーン)を備えている。制御部1は、二次電池(図示省略)を備えた電源部2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこのスマートフォンの全体動作を制御する中央演算処理装置などである。
記憶部3は、プログラムメモリ3a、ワークメモリ3bなどを有し、プログラムメモリ3aは、図4〜図6に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されている他、それに必要とする情報などが記憶されている。ワークメモリ3bは、このスマートフォンが動作するために必要となる各種の情報(例えば、フラグ、タイマ時間など)を一時的に記憶するワーク領域である。なお、記憶部3は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、また、その一部が図示しない所定の外部サーバの領域を含むものであってもよい。
無線通信部4は、音声通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能時に使用される広域通信部である。押しボタン操作部5は、電源ボタンなどの押しボタン式の各種のキーを備えている。撮像部6は、図示省略したが、光学レンズからの被写体像が撮像素子(CCDやCMOSなど)に結像されることによって被写体を高精細に撮影可能なカメラ部である。タッチスクリーン7は、タッチ表示機能を構成するもので、表示部7aを構成する表示画面上にタッチパネル7bを積層配設した構成となっており、各種のソフトウェアキー(タッチキー)を割り当て配置してその機能名を表示したり、アイコンを表示したり、各種のメッセージを表示したりする他、指などによるタッチ操作を感知してそのタッチ操作に応じた操作信号を入力したりする入力表示デバイスである。
表示部7aは、例えば、液晶による表示部であるが、有機EL(Electro Luminescence)による表示部であってもよい。タッチパネル7bは、例えば、静電容量方式、あるいは抵抗皮膜方式を採用したもので、タッチパネル7bへのタッチ操作の種類として、制御部1は、任意の位置を接触してすぐに離すタップ操作、接触移動してからすぐに離す(はらう)フリック操作、複数の指を接触しながらその間隔を変化させるピンチ操作などのタッチジェスチャを検出する。制御部1は、タッチパネル7bからの接触有無信号に基づいてタッチパネル7b上の座標位置(接触位置)、接触方向、接触距離、接触時間を検出してタッチ操作の有無、タッチ操作の種類、操作内容を判別する。なお、上述のタッチ操作とは、指やペンを直接タッチする接触操作に限らず、その接触操作に近似する操作として、例えば、指やペンの接近や接近移動による静電容量変化、あるいは明るさ変化などに応じて指やペンの位置を検出する近接操作を含むことを意味している。
傾き検出部8は、スマートフォンの姿勢(傾き)を検出する加速度センサを有し、スマートフォンを構成する筐体に加わる加速度を検出するピエゾ抵抗型、あるいは静電容量検出型のセンサで、互いに直交する3軸(X軸、Y軸、Z軸)を回転軸とする回転角度を検出することによりスマートフォンの姿勢として重力方向に対する傾きの角度を検出すると共に、X軸、Y軸、Z軸の加速度成分を比較して大きい方を傾きの方向として検出するようにしている。この場合、スマートフォンは、その全体が長方形の筐体であり、筐体の短辺の方向をX軸方向、筐体の長辺の方向をX軸方向、筐体の厚さ方向をZ軸方向としている。
傾き検出部8は、ユーザが長方形の筐体を縦長に把持している状態、つまり、筐体の短辺方向(X軸方向)が左右方向となる状態において、筐体が水平な状態(タッチスクリーン7が水平な状態)から筐体の左端が下方向、右端が上方向に向くように筐体全体が左方向に傾けられた場合、又は筐体の右端が下方向、左端が上方向に向くように筐体全体が右方向に傾けられた場合、つまり、Y軸を回転軸として回転された場合には、左右方向(X軸方向)を傾き方向として検出すると共に、Y軸を回転軸とする回転角度(傾き角度)を検出する。また、ユーザが長方形の筐体を横長に把持している状態、つまり、筐体の長辺方向(Y軸方向)が左右方向となる状態において、筐体が左方向又は右方向に傾けられた場合に、つまり、X軸を回転軸として回転された場合には、左右方向(Y軸方向)を傾き方向として検出すると共に、X軸を回転軸とする回転角度(傾き角度)を検出する。
制御部1は、傾き検出部8から取得した今回の傾きの検出結果(傾き角度と傾き方向)と、予め設定されている基準の傾き情報(後述する)とを比較することにより、スマートフォンの筐体の傾きを検出する。ここで、筐体の傾きとは、後で詳述するが、ユーザが意図して筐体を傾けた瞬間における傾きの変化量(角度)と傾きの変化の方向を示している。このように本実施形態においては、傾き検出部8から取得した傾きの検出結果に基づいて、筐体の左右方向への傾きを検出するようにしたが、それに限らず、更に筐体の前後方向における傾きを検出するようにしてもよい。すなわち、長方形の筐体が縦長に把持されている状態においては筐体の長辺方向(前後方向)への傾きを検出したり、長方形の筐体が横長に把持されている状態においては筐体の短辺方向(前後方向)への傾きを検出したりするようにしてもよい。
本実施形態においては、ユーザがスマートフォンを把持して操作する場合に、例えば、寝転んだり、横になったりして操作することも想定に入れているために、所定時間毎(例えば、0.3秒毎)に傾き検出部8から今回の傾き検出結果(傾き角度と傾き方向)を取得して、この今回の傾き検出結果と、後述する基準の傾き値である傾き初期値(図示省略)とを比較し、その差分値(傾きの変化量と傾きの変化の方向)が所定値以上であるか否かに基づいて、ユーザが意図して筐体を傾けたか否かを判別するようにしている。傾き初期値は、ユーザが意図して筐体を傾けたと判断されるまでの間、今回の傾き検出結果(傾き角度と傾き方向)が上書きされることによって今回の傾き検出結果が前回の検出結果として逐次更新されるもので、制御部1は、ユーザが意図して筐体を傾けたと判断された際にその初期値の更新を停止するようにしている。そして、制御部1は、今回の傾き検出結果が初期値に所定の範囲で一致すると(略一致すると)、ユーザが意図して筐体の傾きを元に戻したものと判断するようにしている。
以下、「傾きの変化量」を「傾き量」、「傾きの変化の方向」を「傾き方向」とする。
図2は、タッチスクリーン7を構成するタッチパネル7b上でのフリック操作に応じてその表示部7aの画面に出現するオブジェクトを説明するための図である。
図2(1)は、長方形の筐体が縦長に把持されている状態において、画面の右端からその中央方向にフリック操作が行われた場合を示し、図2(2)は、画面の左端からその中央方向にフリック操作が行われた場合を示している。図2(1)に示すように画面の右端から中央方向にフリック操作が行われると、制御部1は、所定のオブジェクト(アプリケーションメニュー)をその画面内に表示させ、また、図2(2)に示すように画面の左端から中央方向にフリック操作が行われると、所定のオブジェクト(アプリケーション内の操作メニュー)をその画面内に表示させる。
上述の所定のオブジェクト(アプリケーションメニュー)は、複数のアプリケーションの中からユーザの所望するアプリケーションを実行対象として選択するためのメニューであり、図示の例ではマトリックス状(3×3)に各項目(操作子)を有する構成となっている。また、上述の所定のオブジェクト(アプリケーション内の操作メニュー)は、実行対象として選択されたアプリケーションに係る機能の実行を指示するための操作子(ボタンやアイコン)を備えた操作メニューであり、図示の例は5個の操作子を設けた場合を示している。このようなオブジェクト(アプリケーションメニューやアプリケーション内の操作メニュー)は、タッチパネル7b上での所定のフリック操作により動作する所定の機能(オブジェクトを呼び出す機能)に係る情報であり、かつ該フリック操作が行われる前には表示されることがない情報(ユーザが視認することができない情報)である。
図3は、筐体の傾きに応じてタッチスクリーン7に出現するオブジェクトを説明するための図であり、筐体が左右いずれかに傾けられた状態を、筐体の底部から見た側面と正面とで表している。
図3(1)は、所定のアプリケーションが起動しているアプリケーション画面が表示されている状態において筐体が左方向に傾けられた場合に、そのアプリケーション画面の左と逆側の右側に隠れているオブジェクト(アプリケーションメニュー)がその自重で一部分が現れたように表示していることを示している。図3(2)は、アプリケーション画面が表示されている状態において、図3(1)の方向とは逆に筐体が右方向に傾けられた場合に、そのアプリケーション画面の右と逆側の左側に隠れているオブジェクト(アプリケーション内の操作メニュー)がその自重で一部分が現れたように表示していることを示している。
制御部1は、筐体が傾けられた場合にその傾き量と傾き方向(左右方向への変化)を検出するが、その変化量が所定値以上であれば、ユーザが意図して筐体を傾けたものと判断して、所定のオブジェクト(図3(1)の場合にはアプリケーションメニュー、図3(2)の場合にはアプリケーション内の操作メニュー)の一部分をアプリケーション画面に一時的に表示させる。この場合、表示されるオブジェクトの一部分は、筐体の傾き量に応じてその表示量が多くなるようにしている。
図示の例では、傾き量A、傾き量Bが、傾き量A<傾き量Bであれば、傾き量Bの方がオブジェクトの表示量が多くなるように制御している。例えば、変化量Aの場合にはオブジェクト全体の1/4を表示させ、変化量Aの場合にはオブジェクト全体の1/3を表示させるようにしているが、それに限らず、オブジェクトの一部分の表示であってもオブジェクトが存在していることをユーザに知らせたり、どのような種類のオブジェクトであるかをユーザに知らせたりすることができるようにしている。つまり、オブジェクトの存在の他にその内容も確認可能としている。また、筐体の傾きに応じて出現するオブジェクトは、図示のように、傾かせた側の画面の端からその一部分を出現させるようにしているが、オブジェクトをどのような形態で表示させるかも、これに限らず、任意である。また、アプリケーション画面が表示されている状態からオブジェクトの一部分を出現させるようにしたが、これに限らず、アプリケーション画面以外の画面(例えば、電源オン直後の初期画面など)が表示されている状態からオブジェクトの一部分を出現可能とするようにしてもよい。
次に、第1実施形態における小型表示装置(スマートフォン)の動作概念を図4〜図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図4は、電源投入に応じて実行開始されるスマートフォンの動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、電源投入操作に応じてメモリなどをクリアする初期化処理(ステップA1)を実行した後、タッチスクリーン7上でタッチ操作が行われたかを調べたり(ステップA2)、押しボタン操作部5の電源ボタンの操作による電源オフ操作されたかを調べたりする(ステップA4)。いま、電源オフ操作された場合には(ステップA4でYES)、図4のフローから抜けるが、タッチ操作が行われた場合には(ステップA2でYES)、タッチ操作に応じた処理(ステップA3)に移る。
図5は、タッチ操作に応じた処理(図4のステップA3)を詳述するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、タッチスクリーン7上でのタッチ操作を検出した場合にそのタッチ操作はフリック操作であるかを調べ(ステップB1)、フリック操作であれば(ステップB1でYES)、更に、タッチスクリーン7の画面の右端から中央方向へのフリック操作であるかを調べる(ステップB2)。ここで、画面の右端から中央方向へのフリック操作であれば(ステップB2でYES)、図2(1)に示すように所定のオブジェクト(アプリケーションメニュー)を表示させる(ステップB3)。ここでは、アプリケーションメニューはどのような画面を表示している状態であっても表示させることができるようにしている。
また、図2(2)に示すように画面の左端から中央方向へのフリック操作が行われた場合には(ステップB4でYES)、操作メニューのあるアプリケーションの起動中か、つまり、操作メニューが表示可能なアプリケーション画面の表示中かを調べ(ステップB5)、操作メニューが表示可能なアプリケーション画面の表示中でなければ(ステップB5でNO)、タッチ操作に応じた処理(ステップB7)に移るが、アプリケーション画面の表示中であれば(ステップB5でYES)、図2(2)に示すように所定のオブジェクト(アプリケーション内の操作メニュー)をアプリケーション画面に表示させる(ステップB6)。一方、その他のタッチ操作であれば(ステップB1でNO、B2及びB4でNO)、そのタッチ操作に応じた処理を行う(ステップB7)。なお、タッチ操作に応じた処理として、例えば、現在の表示内容がWebページの表示中であれば、タップ操作でリンク先へジャンプする処理を行い、画面の左端から中央方向へのフリック操作でも画面の右端から中央方向へのフリック操作でもないその他のフリック操作であれば、表示スクロール処理を行う。
このようにしてタッチ操作に応じた処理(図4のステップA3)が終ると、上述のステップA2に戻る。ここで、いずれかのタッチ操作や電源オフ操作が行われなければ(ステップA2及びA4でNO)、ステップA5に移り、後述する傾きフラグはオンされているかを調べるが、いま、傾きフラグがオフされていれば(ステップA5でNO)、傾き取得タイミング(0.3秒間隔)であるかを調べ(ステップA6)、傾き取得タイミング(0.3秒間隔)でなければ(ステップA6でNO)、上述のステップA2に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
ここで、傾き取得タイミング(0.3秒間隔)であれば(ステップA6でYES)、傾き検出部8から傾きの検出結果(傾き角度と傾き方向)を取得して(ステップA7)、その傾き方向は、オブジェクト表示に有効な所定の方向(本実施形態では左右方向)であるかを調べる(ステップA8)。いま、傾き方向が所定の方向(左右方向)でなければ(ステップA8でNO)、例えば、前後方向であれば、今回の傾き検出の結果を無視するために上述のステップA2に戻る。
また、所定の方向(左右方向)であれば(ステップA8でYES)、傾き取得タイミングの0.3秒の間に筐体の傾きが大きいかを調べるために、傾き検出部8から取得した今回の傾き検出結果(傾き角度と傾き方向)と、上述の傾き初期値(傾き角度と傾き方向)との差分値(傾き量)を算出し(ステップA9)、その差分値は所定値(例えば“5°”)以上であるかを調べる(ステップA10)。例えば、今回の傾き検出結果が“右方向(プラス方向)に10°”の傾き、傾き初期値が“左方向(マイナス方向)に5°”の傾きの場合、その差分値は“右方向(プラス方向)に15°”となるため所定値“5°”以上となる。
いま、差分値が所定値未満、つまり、前回と今回の傾き検出結果に大きな差がなければ(ステップA10でNO)、今回の傾き検出結果に基づいて傾きの初期値(図示省略)を更新する処理を行う(ステップA12)。この場合、今回の傾きの検出結果を傾きの初期値(図示省略)に上書きすることによってその初期値を更新するようにしている。その後、上述のステップA2に戻る。また、差分値が所定値以上、つまり、前回と今回の傾き検出結果に大きな差があれば(ステップA10でYES)、ユーザが意図して筐体を傾けたものと判断して、傾き方向(右方向又は左方向)をワークメモリ3bに一時記憶し、傾きフラグをオンする(ステップA11)。この場合、ステップA12(傾きの初期値の更新処理)をスキップする。すなわち、差分値が所定値以上の場合にはユーザが意図して筐体を傾けたものと判断して、初期値の更新を停止すると共に、傾きフラグをオンする。その後、上述のステップA2に戻る。
そして、傾きフラグがオンされていることを検出すると(ステップA5でYES)、通常の傾き取得タイミング(0.3秒間隔)よりも高速の傾き取得タイミング(0.1秒間隔)であるかを調べ(ステップA13)、高速の傾き取得タイミングでなければ(ステップA13でNO)、上述のステップA2に戻るが、高速の傾き取得タイミングであれば(ステップA13でYES)、傾き検出部8から傾きの検出結果(傾き角度と傾き方向)を取得して(ステップA14)、傾きに応じた処理(ステップA15)を実行した後、上述のステップA2に戻る。
図6は、傾きに応じた処理(図4のステップA15)を詳述するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、傾き検出部8から取得した傾きの検出結果に基づいて、その傾き方向は、オブジェクト表示に有効な所定の方向(本実施形態では左右方向)であるかを調べ(ステップC1)、所定の方向(左右方向)でなければ(ステップC2でNO)、例えば、前後方向であれば、図6のフローから抜けるが、所定の方向(左右方向)であれば(ステップC1でYES)、今回検出の傾きの検出結果と傾きの初期値とを比較し(ステップC2)、初期値に所定の範囲で一致するか(略一致するか)、つまり、ユーザが意図して筐体の傾きを元に戻したかを調べる(ステップC3)。
ここで、今回の傾きの検出結果が初期値に所定の範囲で一致しなければ(ステップC3でNO)、ユーザが筐体の傾きを元に戻していないと判断してステップC4に移り、今回の傾きの検出結果と、上述の傾き初期値(図示省略)との差分値を算出(検出)する。そして、傾き方向が一時記憶されている方向であって、変化量が所定値以上であるかを調べ(ステップC5)、一時記憶されている方向への所定値以上の傾きであれば(ステップC5でYES)、所定のオブジェクト(アプリケーションメニュー)の一部分を傾き量に応じて、タッチスクリーン7に表示させる(ステップC6)。例えば、一時記憶されている方向が右方向であれば、図3(1)に示すようにアプリケーションメニューの一部分をアプリケーション画面に重畳して一時的に表示させ、一時記憶されている方向が左方向であれば、図3(2)に示すようにアプリケーション内の操作メニューの一部分をアプリケーション画面に重畳して一時的に表示させる。このときのアプリケーションメニュー又は操作メニューの表示量は、傾き量が大きい程、多くなる。また、一時記憶されている方向への所定値以上の傾きでなければ(ステップC5でNO)、図6のフローから抜ける。
エラー! ブックマークが定義されていません。
一方、今回の傾きの検出結果が初期値に所定の範囲で一致する場合には(ステップC3でYES)、ユーザが筐体の傾きを元に戻したものと判断してステップC7に移り、一時記憶されている傾き方向を消去して、上述の傾きフラグをオフすることによって初期値更新の再開を可能な状態に戻す。そして、タッチスクリーン7に重畳して一時的に表示されているオブジェクト、すなわち、アプリケーションメニュー又は操作メニューを消去する処理(ステップC8)を行った後、図6のフローから抜ける。
以上のように、第1実施形態において制御部1は、傾き検出部8から取得した傾きの検出結果に基づいて、筐体の所定の傾きを検出した場合に、タッチスクリーン7へのタッチ操作(例えば、フリック操作)により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトを、タッチスクリーン7に表示するようにしたので、タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトであってもタッチ操作を行うことなく容易に確認することができる。
制御部1は、所定の傾きを検出する前の傾き(初期値)に戻った際にその前の表示に戻すようにしたので、ユーザにあっては筐体を傾けている間だけオブジェクトを確認し、状態を変えることなく確認前の状態に戻すことができる。
制御部1は、検出した傾き量に応じてオブジェクトの表示が異なるように制御するようにしたので、オブジェクトの表示を筐体の傾き量に応じて変化させることができ、使い勝手を向上させることができる。
制御部1は、検出した傾き量に応じてオブジェクトの量が異なるように制御するようにしたので、オブジェクトの表示量を必要に応じて変化させることができる。
制御部1は、傾き方向を検出し、この傾き方向に応じてオブジェクトの表示が異なるように制御するようにしたので、オブジェクトの表示を傾き方向に応じて変えることができ、使い勝手を向上させることができる。
制御部1は、傾き方向に応じて異なるオブジェクトを表示するようにしたので、ユーザにあっては筐体を傾けるだけで異なる内容のオブジェクトを確認することができる。
タッチ操作により動作する機能は、該タッチ操作が行われる前にユーザが視認できないオブジェクトを呼び出す機能であり、制御部1は、筐体の傾きの変化の検出に応じて、そのオブジェクトを呼び出して表示するようにしたので、ユーザにあっては筐体を傾けるだけで、例えば、アプリケーションメニューやアプリケーション内の操作メニューを確認することができる。
制御部1は、傾きの変化の検出に応じて、オブジェクトの一部分を表示するようにしたので、ユーザにあってはそのオブジェクトが存在していることを容易に確認することができる。
なお、上述した第1実施形態においては、オブジェクトの表示量を傾き量(角度)に応じて変えるようにしたが、オブジェクトの表示位置、表示サイズなどを変えるようにすれば、ユーザにあっては筐体の傾きを変えるだけでオブジェクト表示を所望する形態とすることが可能となる。
上述した第1実施形態においては、傾き方向に応じて異なるオブジェクトを表示するようにしたが、同一のオブジェクトを傾き方向に応じて異なるように表示するようにしてもよい。例えば、同一のオブジェクトを、傾き方向に応じて、画面の左端からオブジェクトの右側を表示したり、画面の右端オブジェクトの左側を表示したりするようにしてもよい。
上述した第1実施形態においては、オブジェクトが完全に隠れていてユーザが全く視認することがでないため、呼び出すことができるオブジェクトが存在するか否かが分からない場合を例示したが、これに限らず、オブジェクトの、例えば、端部といった部分は表示されていて、呼び出すことができるオブジェクトが存在することまでは分かるが、そのオブジェクトの内容までは視認できない場合にも適用することができる。この場合も、傾き量や変化の方向に応じて、表示する情報の量や種類を変化させるようにすればよい。すなわち、傾き検出部8から取得した傾きの検出結果に基づいて、筐体の所定の傾きを検出した場合に、タッチスクリーン7へのタッチ操作(例えば、フリック操作)により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザがその内容を視認できないオブジェクトを、タッチスクリーン7に表示させるようにすれば、タッチ操作が行われる前にはユーザがその内容を視認できないオブジェクトであってもタッチ操作を行うことなく、その内容を容易に確認することができる。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図7〜図9を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、タッチ操作により動作する機能として、該タッチ操作が行われる前にユーザが視認できないオブジェクトを呼び出す機能に適用した場合を示し、筐体の傾きの変化を検出したことに応じて、オブジェクト(例えば、アプリケーションメニューやアプリケーション内の操作メニュー)を呼び出して一時的に表示するようにしたが、この第2実施形態においては、タッチ操作により動作する機能として、複数の静止画像の中からタッチ操作毎に所定の順序にしたがって順次指定された静止画像を切り替え表示する画像送り機能に適用した場合で、静止画像が表示されている場合に筐体の傾きの変化を検出したことに応じて、順方向又は逆方向に画像送りが可能な静止画像の数を一時的に表示するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図7(1)、(2)は、タッチスクリーン7上に静止画像が表示されている状態でフリック操作が行われた場合に、そのフリック操作に応じた画像送りによって静止画像を切り替え表示する様子を示した図である。
所定の配列順(日時順など)で配列されている複数の静止画像のうち、そのいずれかの静止画像nがタッチスクリーン7上に表示されている状態において、図7(1)に示すように左方向へのフリック操作が行われると、順方向への画像送りによって次の静止画像n+1に切り替え表示させ、また、図7(2)に示すように右方向へのフリック操作が行われると、逆方向への画像送りによって1つ前の静止画像n−1に切り替え表示させる。
図7(3)は、タッチスクリーン7上に静止画像が表示されている状態において筐体の傾きに応じて画像送りが可能な画像枚数を表示する様子を示した図であり、筐体が左右いずれかに傾けられた状態を、筐体の底部から見た側面と正面とで表している。
図示の例は、タッチスクリーン7上に静止画像nが表示されている状態において、筐体の右方向に傾けられた場合には、順方向とは逆側に隠れている、順方向に画像送りが可能な静止画像がその自重で一部分が現れたようにその枚数(図示の例では7枚)が数値表示され、筐体の左方向に傾けられた場合には、逆方向とは逆側に隠れている、逆方向に画像送りが可能な静止画像がその自重で一部分が現れたようにその枚数(図示の例では5枚)が数値表示されることを例示したもので、図示の例では、この枚数表示と共に、画像送り方向に画像が存在していることを示すアイコンも併せて表示される。
図8は、第2実施形態において、タッチ操作に応じた処理(図4のステップA3)を詳述するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、タッチ操作を検出した場合にそのタッチ操作はフリック操作であるかを調べ(ステップD1)、フリック操作であれば(ステップD1でYES)、タッチスクリーン7上に静止画像が表示されているかを調べる(ステップD2)。ここで、静止画像が表示されている状態で行われたフリック操作が左方向へのフリック操作であれば(ステップD3でYES)、画像配列の順方向に画像送りを行って次の静止画像を呼び出し(ステップD4)、この静止画像をタッチスクリーン7上に切り替え表示させる(ステップD7)。
また、右方向へのフリック操作であれば(ステップD5でYES)、画像配列の逆方向に画像送りを行って1つ前の静止画像を呼び出し(ステップD6)、この静止画像をタッチスクリーン7上に切り替え表示させる(ステップD7)。一方、フリック操作以外のタッチ操作である場合(ステップD1でNO)、フリック操作であっても静止画像が表示されていない場合(ステップD2でNO)、フリック操作であっても左右方向へのフリック操作ではない場合には(ステップD3、D5でNO)、そのタッチ操作に応じた処理を行う(ステップD8)。例えば、ピンチ操作に応じて静止画像を縮小又は拡大表示する処理を行う。その後、図8のフローから抜ける。
図9は、第2実施形態において、傾きに応じた処理(図4のステップA15)を詳述するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、図6のステップC1〜C3と同様に、筐体の傾き方向は、情報表示に有効な所定の方向(本実施形態では左右方向)であるかを調べ(ステップE1)、所定の方向(左右方向)でなければ(ステップE1でNO)、図9のフローから抜けるが、所定の方向(左右方向)であれば(ステップE1でYES)、今回検出の傾きと傾きの初期値とを比較し(ステップE2)、初期値に所定の範囲で一致するか(略一致するか)、つまり、ユーザが意図して筐体の傾きを元に戻したかを調べる(ステップE3)。
ここで、今回の傾き検出結果が初期値に所定の範囲で一致しなければ(ステップE3でNO)、ユーザが筐体の傾きを元に戻していないと判断してステップE4に移り、今回の傾きの検出結果と、上述の傾き初期値(図示省略)との差分値を算出(検出)する。そして、傾き方向が一時記憶されている方向であって、変化量が所定値以上であるかを調べる(ステップE5)。一時記憶されている方向への所定値以上の傾きであれば(ステップE5でYES)、傾き方向に応じた画像配列の方向に画像送りが可能な静止画像の枚数を計数し(ステップE6)、図7(3)に示すように、右方向への傾きであれば順方向への画像送りを示すアイコンと共に、順方向への画像送りが可能な静止画像の枚数を重畳して一時的に数値表示させ、左方向への傾きであれば逆方向への画像送りを示すアイコンと共に、逆方向への画像送りが可能な静止画像の枚数を重畳して一時的に数値表示させる(ステップE7)。
一方、今回検出の傾きが初期値に所定の範囲で一致する場合には(ステップE3でYES)、ユーザが筐体の傾きを元に戻したものと判断してステップE8に移り、一時記憶されている傾き方向を消去して、傾きフラグをオフすることによって初期値更新の再開を可能な状態となる。そして、タッチスクリーン7に表示されている画像送りの方向を示すアイコンと、画像送りが可能な静止画像の枚数の表示を消去(ステップE9)した後、図9のフローから抜ける。
以上のように、第2実施形態において制御部1は、タッチスクリーン7上に静止画像が表示されている場合に、画像送り機能によって画像送りが可能な静止画像の枚数を、筐体の傾きが検出されたことに応じて、タッチスクリーン7に表示するようにしたので、ユーザにあっては筐体を傾けるだけで画像送りが可能な画像数を知ることができる。
制御部1は、複数の画像を順方向に送ることが可能な静止画像の枚数、又は逆方向に送ることが可能な静止画像の枚数を、傾き方向に応じて表示するようにしたので、ユーザにあっては傾き方向を変えるだけで、順方向又は逆方向に送ることが可能な画像数を知ることができる。
なお、上述した第2実施形態においては、筐体を左右方向に傾けることによって静止画像の枚数を表示するようにしたが、更に筐体を前後方向に傾けることによって、例えば、表示中の静止画像に係る情報(撮影日時、撮影場所など)を表示するようにしてもよい。これによって更に利便性を高めることが可能となる。
上述した第2実施形態においては、画像送りが可能な静止画像の枚数を数値表示するようにしたが、数値以外のレベル表示、図形表示、アイコンの大きさなどで静止画像の枚数を表示するようにしてもよい。
(第3実施形態)
以下、この発明の第3実施形態について図10〜図12を参照して説明する。
なお、上述した第2実施形態においては、タッチ操作により動作する機能として、複数の静止画像の中からタッチ操作毎に所定の順序にしたがって順次指定された静止画像を切り替え表示する画像送り機能に適用した場合で、静止画像が表示されている状態で筐体の傾きの変化を検出したことに応じて、画像送りが可能な静止画像の数を一時的に表示するようにしたが、第3実施形態においては、画像送り機能として、再生、早送りや巻き戻し、等の動画像の再生制御機能に適用したもので、動画像が再生されている場合に筐体の傾きの変化を検出したことに応じて、順方向又は逆方向に画像送りが可能な動画像の残り時間を一時的に表示するようにしたものである。ここで、第1、第3実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第3実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図10(1)、(2)は、タッチスクリーン7上に動画像が表示されている状態でフリック操作が行われた場合に、そのフリック操作に応じた画像送りを行って動画像を早送り又は巻き戻し表示する様子を示した図である。
タッチスクリーン7上に動画像が表示されている再生中において、図10(1)に示すように左方向へのフリック操作が行われると、制御部1は、タッチスクリーン7上で動画像の早送り再生を行い(順方向への高速再生を行い)、また、図10(2)に示すように右方向へのフリック操作が行われると、タッチスクリーン7上で動画像の巻き戻し再生を行う(逆方向への高速再生を行う)。
図10(3)は、タッチスクリーン7上に動画像が表示されている状態において筐体の傾きに応じて画像送りが可能な動画像の残り時間を表示する様子を示した図である。
図示の例は、タッチスクリーン7上に動画像が表示されている状態において、筐体の右方向に傾けられた場合には動画像の再生を一時停止して、順方向とは逆側に隠れている、順方向に画像送りが可能な動画像がその自重で一部分が現れたようにその残り時間(図示の例では、5分19秒)を数値表示させ、筐体の左方向に傾けられた場合には動画像の再生を一時停止して、逆方向とは逆側に隠れている、逆方向に画像送りが可能な動画像がその自重で一部分が現れたようにその残り時間(図示の例では、3分25秒)を数値表示させる。
図11は、第3実施形態において、タッチ操作に応じた処理(図4のステップA3)を詳述するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、タッチスクリーン7上に動画像が表示されている再生中であるかを調べ(ステップF1)、動画像の再生中でなければ(ステップF1でNO)、その他のタッチ操作に応じた処理(ステップF2)を行った後、図11のフローから抜ける。また、動画像再生中でのタッチ操作であれば(ステップF1でYES)、そのタッチ操作の種類としてタップ操作であるか(ステップF3)、フリック操作であるか(ステップF4)、ピンチイン操作であるかを調べ(ステップF5)、それ以外のタッチ操作であれば(ステップF5でNO)、その他のタッチ操作に応じた処理に移る(ステップF2)。
動画像の再生中にタップ操作が行われた場合には(ステップF3でYES)、早送り又は巻き戻し再生中であるかを調べるが(ステップF6)、いま、通常の再生中であれば(ステップF6でNO)、動画像の再生を一時停止(ステップF7)させるが、早送り又は巻き戻し再生中であれば(ステップF6でYES)、早送り又は巻き戻しを解除して通常の動画像再生を再開する(ステップF8)。その後、図11のフローから抜ける。また、動画像の再生中にフリック操作が行われた場合には(ステップF4でYES)、左方向へのフリック操作であるか(ステップF9)、右方向へのフリック操作であるかを調べる(ステップF11)。
いま、図10(1)に示すように左方向へのフリック操作であれば(ステップF9でYES)、動画像を3倍速で早送り再生させ(ステップF10)、また、図10(2)に示すように右方向へのフリック操作であれば(ステップF11でYES)、動画像を3倍速で巻き戻し再生させる(スップF12)。なお、左右方向へのフリック操作でなければ(ステップF9及びF11でNO)、その他のタッチ操作に応じた処理(ステップF2)に移る。また、ピンチイン操作であれば(ステップF5でYES)、動画像の再生を終了させる(ステップF13)。その後、図11のフローから抜ける。
図12は、第3実施形態において、傾きに応じた処理(図4のステップA15)を詳述するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、図6のステップC1〜C3と同様に、傾き方向は、情報表示に有効な所定の方向(本実施形態では左右方向)であるかを調べ(ステップG1)、所定の方向(左右方向)でなければ(ステップG1でNO)、図12のフローから抜けるが、所定の方向(左右方向)であれば(ステップG1でYES)、今回の傾き検出結果と、傾きの初期値とを比較し(ステップE2)、初期値に所定の範囲で一致するか(略一致するか)、つまり、ユーザが意図して筐体の傾きを元に戻したかを調べる(ステップG3)。
ここで、今回の傾き検出結果が初期値に所定の範囲で一致しなければ(ステップG3でNO)、ユーザが筐体の傾きを元に戻していないと判断してステップG4に移り、今回の傾きの検出結果と、上述の傾き初期値(図示省略)との差分値を算出(検出)する。そして、傾き方向が一時記憶されている方向であって、変化量が所定値以上であるかを調べる(ステップG5)。いま、一時記憶されている方向への所定値以上の傾きであれば(ステップG5でYES)、傾き方向に応じた画像送りが可能な動画像の残り時間を計数し(ステップG6)、図10(3)に示すように右方向への傾きであれば順方向への画像送りを示すアイコンと共に、順方向への画像送りが可能な動画像の残り時間を重畳して一時的に数値表示させ、左方向への傾きであれば逆方向への画像送りを示すアイコンと共に、逆方向への画像送りが可能な動画像の残り時間を重畳して一時的に数値表示させる(ステップG7)。
一方、今回検出の傾きが初期値に所定の範囲で一致する場合には(ステップG3でYES)、ユーザが筐体の傾きを元に戻したものと判断してステップG9に移り、一時記憶されている傾き方向を消去して、傾きフラグをオフすることによって初期値更新の再開を可能な状態となる。そして、タッチスクリーン7に表示されている画像送りの方向を示すアイコンと、画像送りが可能な動画像の残り時間の表示を消去(ステップG10)した後、図12のフローから抜ける。
以上のように、第3実施形態において制御部1は、タッチスクリーン7上に動画像が表示されている再生中に、画像送り機能によって画像送りが可能な動画像の残り時間を、筐体の傾きが検出されたことに応じて、タッチスクリーン7に表示するようにしたので、ユーザにあっては筐体を傾けるだけで画像送りが可能な動画像の残り時間を知ることができる。
制御部1は、早送りといった順方向への画像送りが可能な動画像の残り時間、又は巻き戻しといった逆方向への画像送りが可能な動画像の残り時間を、筐体の傾き方向に応じて表示するようにしたので、ユーザにあっては筐体の傾き方向を変えるだけで、順方向又は逆方向への残り時間を知ることができる。
なお、画像送りは、早送りや巻き戻しに限らず、スロー再生やコマ送りなどであってもよい。
なお、上述した第3実施形態においては、動画像の残り時間を、筐体の傾きが検出されたことに応じて表示するようにしたが、更に、傾き量を検出し、この傾き量に対して2つの閾値(第1及び第2の閾値)を設定し、この2つの閾値が第1の閾値<第2の閾値の関係にある場合に、傾き量が第1の閾値を超えたときには、動画像の残り時間を表示し、第2の閾値を超えたときには、再生中の動画像とは異なる別の動画像(ファイル)群であって、その動画像群の配列の順方向又は逆方向に存在している動画像の数を表示する制御を行うようにしてもよい。
なお、上述した第3実施形態においては、筐体を左右方向に傾けることによって動画像の残り時間を表示するようにしたが、更に筐体を前後方向に傾けることによって、例えば、再生中の動画像に係る情報(撮影日時、撮影場所など)を表示するようにしてもよい。これによって更に利便性を高めることが可能となる。
上述した第3実施形態においては、動画像の残り時間を数値表示するようにしたが、数値表示以外のレベル表示、図形表示、アイコンの大きさなどで動画像の残り時間を表示するようにしてもよい。
(第4実施形態)
以下、この発明の第4実施形態について図13及び図14を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、タッチスクリーン7へのフリック操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクト(アプリケーションメニュー又はアプリケーション内の操作メニュー)を、傾き検出部8によって筐体の所定の傾きが検出されたことに応じて、タッチスクリーン7に表示するようにしたが、第4実施形態においては、タッチスクリーン7へのフリック操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクト(アプリケーション内の操作メニュー)を、アプリケーションの起動指示に応じて、タッチスクリーン7上に一時的に視認可能に表示するようにしたものである。ここで、第1、第4実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第4実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図13は、フリック操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクト(アプリケーション内の操作メニュー)を、アプリケーションの起動指示に応じて、タッチスクリーン7上に一時的に表示する様子を示した図である。
図13(1)は、タッチスクリーン7上にアプリケーションメニューが表示されている状態において、ユーザが任意のアプリケーションをタッチ操作によって選択してその起動を指示した状態を示している。
図13(2)は、選択されたアプリケーションの起動直後のアプリケーション画面を示し、その画面の左端にはアプリケーション内の操作メニューの一部が表示される。図13(3)は、アプリケーションの起動から所定時間(例えば、1秒)経過後におけるアプリケーション画面を示し、操作メニューの表示量は、図13(2)に示した起動直後の2倍程度となっている。図13(4)は、アプリケーションの起動から所定時間(例えば、2秒)経過後におけるアプリケーション画面を示し、操作メニューの表示量は、図13(2)に示した起動直後と同程度となっている。図13(5)は、アプリケーションの起動から所定時間(例えば、3秒)経過後におけるアプリケーション画面を示し、操作メニューの表示は消去される。
図14は、電源投入に応じて実行開始されるスマートフォンの動作(第4実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
まず、制御部1は、タッチスクリーン7上にアプリケーションメニューを表示させ(ステップH1)、そのメニュー内から任意のアプリケーションがタッチ操作によって選択されると(ステップH2)、選択されたアプリケーションを起動する(ステップH3)と共に、そのアプリケーション内の操作メニューの一部分を表示させる(ステップH4)。そして、3秒タイマ(図示省略)の計測動作を開始(ステップH5)させた後、そのタイマの計測時間に応じて操作メニューの表示量を減少させる(ステップH6)。以下、タイムアウトとなるまで、つまり、アプリケーションの起動から3秒が経過するまで(ステップH7でNO)、上述のステップH6に戻り、その計測時間に応じて操作メニューの表示量を図13(2)〜(4)のように段階的に増加減少させる。
タイムアウトとなると(ステップH7でYES)、操作メニューの表示を消去(ステップH8)した後、タイマの計測動作を終了させる(ステップH9)。その後、操作待ち状態となる(ステップH10)。いま、いずれかの操作が行われた場合に(ステップH10でYES)、電源オフ操作以外の操作であれば(ステップH11でNO)、その他の操作に応じた処理に移る(ステップH12)。ここで、アプリケーション終了処理を行った場合には(ステップH13でYES)、上述のステップH1に戻るが、終了処理以外の処理を行った場合には(ステップH13でNO)、上述のステップH10に戻る。また、電源オフ操作が行われた場合には(ステップH11でYES)、図14のフローの終了となる。
以上のように、第4実施形態において制御部1は、タッチスクリーン7へのフリック操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクト(アプリケーション内の操作メニュー)を、アプリケーションの起動指示に応じて、タッチスクリーン7上に一時的に視認可能に表示するようにしたので、タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトであってもタッチ操作を行うことなく容易に確認することができる。
なお、上述した第4実施形態においては、オブジェクトの表示量をアプリケーションの起動時からの経過時間に応じて減少させるようにしたが、その経過時間に応じてオブジェクトの表示位置、表示サイズなどを変えるようにしてもよい。
上述した第1及び第4実施形態においては、オブジェクトの存在の他にその内容も確認可能とする場合を示したが、オブジェクトの存在が可能となる程度に、オブジェクトの一部分を表示するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態において、タッチ操作により動作する所定の機能として第1及び第4実施形態では、オブジェクトの呼び出し機能、第2及び第3実施形態では画像送り機能を例示したが、これに限らず、その他の機能にであって適用してもよい。また、その所定の機能に係る情報もオブジェクト又は画像送りが可能な画像の量に限らない。更に、タッチスクリーン7へのフリック操作に限らず、スライド操作などであってもよい。
また、上述した各実施形態においては、表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置として、スマートフォンに適用した場合を示したが、これに限らず、表示手段及びタッチ操作手段を備えたデジタルカメラ・パーソナルコンピュータ・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・タブレット端末装置・電子ゲーム・音楽プレイヤーなどであってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置であって、
当該表示装置の傾きを検出する検出手段と、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係る情報であって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示装置において、
前記表示制御手段は、前記検出手段により所定の傾きが検出される前の傾きに戻ったことが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示していた情報を消去して、前記所定の傾きが検出される前の表示に戻す制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の表示装置において、
前記検出手段は、前記傾きとして、傾き量を検出し、
前記表示制御手段は、前記検出手段により検出される傾き量に応じて異なるように、前記ユーザが視認できない情報を、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の表示装置において、
前記表示制御手段は、前記検出手段により検出される傾き量に応じて、前記ユーザが視認できない情報の量が異なるように前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記検出手段は、前記傾きとして傾き方向を検出し、
前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された傾き方向に応じて異なるように、前記ユーザが視認できない情報を、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の表示装置において、
前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された傾き方向に応じて、前記ユーザが視認できない情報であって異なる情報を、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する機能は、該タッチ操作が行われる前にユーザが視認できないオブジェクトを呼び出す機能であり、
前記表示制御手段は、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記オブジェクトを呼び出して前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の表示装置において、
前記表示制御手段は、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記オブジェクトの一部分を、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項1又は2に記載の表示装置において、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する機能は、複数の画像の中からタッチ操作毎に所定の順序にしたがって順次指定された画像を前記表示手段に切り替え表示する画像送り機能であり、
前記表示制御手段は、前記表示手段に画像が表示されている場合に、前記ユーザが視認できない情報として画像送りが可能な画像の量を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の表示装置において、
前記検出手段は、前記傾きとして傾き方向を検出し、
前記表示制御手段は、前記表示手段に画像が表示されている場合に、前記画像送り機能によって順方向に画像送りが可能な画像の量、又は逆方向に画像送りが可能な画像の量を、
前記検出手段により所定の傾き方向が検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の表示装置において、
前記表示手段に表示さている画像は静止画像であり、
前記表示制御手段は、前記表示手段に静止画像が表示されている場合に、前記画像送り機能によって画像送りが可能な静止画像の数を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項9又は10に記載の表示装置において、
前記表示手段に表示されている画像は動画像であり、
前記表示制御手段は、前記表示手段に動画像が表示されている場合に、前記画像送り機能によって画像送りが可能な動画像の残り時間を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、
表示手段上にタッチ操作手段を備える表示装置であって、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトを、前記所定の機能の起動指示に応じて、前記表示手段に一時的に視認可能に表示する制御を行う表示制御手段を備える、
ことを特徴とする。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、
表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置における表示制御方法であって、
当該表示装置の傾きを検出する処理と、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係る情報であって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報を、前記所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う処理と、
を含むことを特徴とする。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、
表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置のコンピュータに対して、
当該表示装置の傾きを検出する機能と、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係る情報であって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報を、前記所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う機能と、
を実現させるためのプログラムである。
(請求項16)
請求項16に記載の発明は、
表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置における表示制御方法であって、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトを、前記所定の機能の起動指示に応じて、前記表示手段に一時的に視認可能に表示する制御を行う処理、
を含むことを特徴とする。
(請求項17)
請求項17に記載の発明は、
表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置における表示制御方法であって、
前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトを、前記所定の機能の起動指示に応じて、前記表示手段に一時的に視認可能に表示する制御を行う機能、
を実現させるためのプログラムである。
1 制御部
3 記憶部
3a プログラムメモリ
7 タッチスクリーン
7a 表示部
7b タッチパネル
8 傾き検出部

Claims (17)

  1. 表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置であって、
    当該表示装置の傾きを検出する検出手段と、
    前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係る情報であって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記検出手段により所定の傾きが検出される前の傾きに戻ったことが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示していた情報を消去して、前記所定の傾きが検出される前の表示に戻す制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記検出手段は、前記傾きとして、傾き量を検出し、
    前記表示制御手段は、前記検出手段により検出される傾き量に応じて異なるように、前記ユーザが視認できない情報を、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記検出手段により検出される傾き量に応じて、前記ユーザが視認できない情報の量が異なるように前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記検出手段は、前記傾きとして傾き方向を検出し、
    前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された傾き方向に応じて異なるように、前記ユーザが視認できない情報を、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された傾き方向に応じて、前記ユーザが視認できない情報であって異なる情報を、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する機能は、該タッチ操作が行われる前にユーザが視認できないオブジェクトを呼び出す機能であり、
    前記表示制御手段は、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記オブジェクトを呼び出して前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記オブジェクトの一部分を、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する機能は、複数の画像の中からタッチ操作毎に所定の順序にしたがって順次指定された画像を前記表示手段に切り替え表示する画像送り機能であり、
    前記表示制御手段は、前記表示手段に画像が表示されている場合に、前記ユーザが視認できない情報として画像送りが可能な画像の量を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  10. 前記検出手段は、前記傾きとして傾き方向を検出し、
    前記表示制御手段は、前記表示手段に画像が表示されている場合に、前記画像送り機能によって順方向に画像送りが可能な画像の量、又は逆方向に画像送りが可能な画像の量を、
    前記検出手段により所定の傾き方向が検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記表示手段に表示さている画像は静止画像であり、
    前記表示制御手段は、前記表示手段に静止画像が表示されている場合に、前記画像送り機能によって画像送りが可能な静止画像の数を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の表示装置。
  12. 前記表示手段に表示されている画像は動画像であり、
    前記表示制御手段は、前記表示手段に動画像が表示されている場合に、前記画像送り機能によって画像送りが可能な動画像の残り時間を、前記検出手段により所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の表示装置。
  13. 表示手段上にタッチ操作手段を備える表示装置であって、
    前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトを、前記所定の機能の起動指示に応じて、前記表示手段に一時的に視認可能に表示する制御を行う表示制御手段を備える、
    ことを特徴とする表示装置。
  14. 表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置における表示制御方法であって、
    当該表示装置の傾きを検出する処理と、
    前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係る情報であって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報を、前記所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う処理と、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  15. 表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置のコンピュータに対して、
    当該表示装置の傾きを検出する機能と、
    前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係る情報であって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できない情報を、前記所定の傾きが検出されたことに応じて、前記表示手段に表示する制御を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  16. 表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置における表示制御方法であって、
    前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトを、前記所定の機能の起動指示に応じて、前記表示手段に一時的に視認可能に表示する制御を行う処理、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  17. 表示手段及びタッチ操作手段を備える表示装置における表示制御方法であって、
    前記タッチ操作手段へのタッチ操作により動作する所定の機能に係るオブジェクトであって該タッチ操作が行われる前にはユーザが視認できないオブジェクトを、前記所定の機能の起動指示に応じて、前記表示手段に一時的に視認可能に表示する制御を行う機能、
    を実現させるためのプログラム。
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