JP2017134108A - マスクブランク用のガラス基板を製造する方法 - Google Patents

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【課題】凹状欠点数のばらつきを抑制する。【解決手段】マスクブランク用のガラス基板の製造方法でにおいて、(1)第1の表面および該第1の表面と対向する第2の表面を有する複数のガラス素材を準備する工程であって、各ガラス素材の前記第1の表面の表面積は、実質的に等しい、工程と、(2)研磨定盤に設置された研磨布に、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を接触させ、研磨スラリーが供給された状態で、前記研磨定盤を前記ガラス素材に対して回転させることにより、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を研磨する工程と、を有し、前記研磨布の面積をS1(m2)とし、前記ガラス素材の前記第1の表面の表面積をS2(m2)とし、前記(2)の工程において研磨される前記ガラス素材の枚数をN(枚)としたとき、Q=N×S2/S1(1)式で表される値Qが、0.05以上、0.2以下である。【選択図】図7

Description

本発明は、マスクブランク用のガラス基板を製造する方法に関する。
近年、半導体製造分野において、さらなる微細パターン転写を可能とするため、ArFエキシマレーザ光を用いたArF露光技術に代わり、EUV露光技術が有望視されている。EUV露光技術では、露光光として、ArFエキシマレーザ光よりも短波長のEUV(Extreme Ultra−Violet)光が用いられる。ここで、EUV光とは、軟X線および真空紫外光を含み、具体的には波長が0.2nm〜100nm程度の光のことである。現時点では、露光光として13.5nm程度の波長のEUV光が主に検討されている。
EUV露光技術では、反射型のマスクが用いられる。このマスクは、ガラス基板上に反射層、保護層、および吸収層などの各層をこの順に形成してマスクブランクを構成した後、該マスクブランクの吸収層を所定のパターンにパターン化することにより製造される。
特開2005−275388号公報
前述のようなマスクおよびマスクブランクにおいては、ガラス基板の表面の状態が、製造されるマスクおよびマスクブランクの品質に大きな影響を及ぼす。例えば、表面に多くの欠点(凹状欠点および凸状欠点)を有するガラス基板を用いて製造されたマスクでは、被加工体に対して、所望の位置に、所望の精度で、微細パターン転写を行うことができなくなるおそれがある。
そのため、マスクの製造に使用されるガラス基板には、表面に存在する欠点をできる限り少なくすることが要求される。
一方、マスク用のガラス基板を安定的に製造、供給するためには、ガラス基板の表面に存在する欠点数の「ばらつき」が少ないことも必要となる。ガラス基板毎に、欠点数に大きなばらつきがあると、高頻度で精密な品質検査を行うことが必要となり、製造工程が煩雑となり、製造期間が長期化してしまうからである。
しかしながら、これまで、ガラス基板の表面に存在する欠点数の「ばらつき」を抑制する技術に関しては、ほとんど検討されていないのが実情である。
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、凹状欠点数のばらつきを有意に抑制することが可能な、マスクブランク用のガラス基板を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明では、マスクブランク用のガラス基板の製造方法であって、
(1)第1の表面および該第1の表面と対向する第2の表面を有する複数のガラス素材を準備する工程であって、各ガラス素材の前記第1の表面の表面積は、実質的に等しい、工程と、
(2)研磨定盤に設置された研磨布に、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を接触させ、研磨スラリーが供給された状態で、前記研磨定盤を前記ガラス素材に対して回転させることにより、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を研磨する工程と、
を有し、
前記研磨布の面積をS(m)とし、前記ガラス素材の前記第1の表面の表面積をS(m)とし、前記(2)の工程において研磨される前記ガラス素材の枚数をN(枚)としたとき、

Q=N×S/S (1)式

で表される値Qが、0.05以上、0.2以下である、製造方法が提供される。
本発明では、凹状欠点数のばらつきを有意に抑制することが可能な、マスクブランク用のガラス基板を製造する方法を提供することができる。
本発明の一実施形態によるマスクブランク用のガラス基板の製造方法のフローを模式的に示した図である。 ガラス素材の概略的な斜視図である。 研磨定盤の研磨布の上に、複数のガラス素材が配置された様子を模式的に示した図である。 指標Aと凹状欠点の発生数との関係を概略的に示した図である。 面積比Qと凹状欠点の増加率ΔMとの関係を概略的に示した模式図である。 各サンプルにおいて得られた指標Aと凹状欠点数の関係を、まとめて示したグラフである。 面積比Qと凹状欠点の増加率ΔMとの関係を示したグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(本発明の一実施形態によるマスクブランク用のガラス基板の製造方法)
図1には、本発明の一実施形態によるマスクブランク用のガラス基板の製造方法(以下、「第1の製造方法」と称する)のフローを模式的に示す。また、図2〜図3には、第1の製造方法における各工程の態様を模式的に示す。
図1に示すように、第1の製造方法は、
(1)第1の表面および該第1の表面と対向する第2の表面を有する複数のガラス素材を準備する工程(工程S110)と、
(2)研磨定盤に設置された研磨布に、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を接触させ、研磨スラリーが供給された状態で、前記研磨定盤を前記ガラス素材に対して回転させることにより、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を研磨する工程(工程S120)と、
を有する。
以下、各工程について、詳しく説明する。
(工程S110)
まず、マスクブランク用のガラス素材が複数枚準備される。
図2には、ガラス素材の形態の一例を示す。図2に示すように、ガラス素材110は、相互に対向する第1の表面112および第2の表面114を有する。
なお、図2において、ガラス素材110は、略矩形状の形態を有する。ただし、これは単なる一例であって、ガラス素材110の形態は、特に限られない。
各ガラス素材110は、少なくとも第1の表面112の表面積が実質的に等しくなるように調整される。各ガラス素材110は、実質的に同じ寸法および形状を有してもよい。
ガラス素材110の組成は、特に限られない。ただし、ガラス素材110がEUV露光用のマスクブランク用の基板として使用される場合、ガラス素材110は、熱膨張係数が低いことが好ましい。
(工程S120)
次に、工程S110で準備されたガラス素材110が研磨加工される。
研磨加工には、研磨布が設置された研磨定盤が使用される。
通常の場合、研磨定盤は、水平に設置され、研磨布は、その上部に設置される。
図3には、研磨定盤の研磨布の上に、複数のガラス素材110が配置された様子を模式的に示す。
図3に示すように、研磨定盤120および研磨布130は、上面視において、中心を同一とする外円と内円の二つの円の間から構成されるドーナツ型であり、中心軸の周りで回転することができる。また、ガラス素材110は、研磨定盤120の研磨布130の上に、第1の表面112が下向きとなるように設置される。従って、第1の表面112がガラス素材110の被研磨面となる。
通常の場合、ガラス素材110は、所定の数がまとめてホルダ150に保持された状態で、研磨布130の上に配置される。
なお、図3に示した例では、研磨定盤120および研磨布130は中央部が空洞のドーナツ型をしているが、中央部に空洞のない円盤状であってもよい。また、一つのホルダ150に、4つのガラス素材110が保持されている。さらに、研磨布130上には、4つのホルダ150が配置されている。しかしながら、これは単なる一例に過ぎず、各ホルダに設置されるガラス素材110の数は、特に限られない。また、使用されるホルダ150の数も特に限られない。
このような研磨定盤120を用いて、ガラス素材110の第1の表面112を研磨する際には、ガラス素材110が第2の表面114の側から、研磨布130に押し付けられる。また、研磨布130に研磨スラリーが供給された状態で、研磨定盤120がガラス素材110に対して回転される。この態様としては、静止状態のガラス素材110に対して研磨定盤120が回転する態様、静止状態の研磨定盤120に対してガラス素材110が回転する態様、および回転状態の研磨定盤120に対してガラス素材110が回転する態様、などが想定される。
これにより、複数のガラス素材110の第1の表面112がまとめて研磨加工され、マスクブランク用のガラス基板が製造される。
ここで、第1の製造方法は、研磨布130の外円の直径(以下、外径という。)をDとし、内円の直径(以下、内径という。)をdとしたとき、
=π×(D/2)−π×(d/2)
で算出されるS(m)を研磨布130の面積とし、ガラス素材110の第1の表面112の表面積をS(m)とし、前記工程S120において一度に研磨されるガラス素材110の枚数をN(枚)としたとき、

Q=N×S/S (1)式

で表される値Qが、0.05以上、0.2以下であるという特徴を有する。以下、Qを、「面積比Q」とも称する。なお、研磨定盤および研磨布が中央部に空洞のない円盤状の形状をしている場合は、内径dを0とすることでSおよびQを計算することができる。
面積比Qをこのように調整した場合、以下に詳しく説明するように、製造されるガラス基板の第1の表面(ガラス素材110の第1の表面112に対応する)に生じ得る凹状欠点数のばらつきを、有意に抑制することが可能となる。
従って、第1の製造方法では、高品質な表面が要求されるマスクブランク用のガラス基板を、安定的に製造、供給することが可能になる。
なお、以上の説明では、ガラス素材110は、いわゆる「片面研磨方式」により、研磨される。しかしながら、ガラス素材110は、いわゆる「両面研磨方式」により、研磨されてもよい。この場合、ガラス素材110の上部に、第2の研磨布が設置された別の定盤が配置される。そして、ガラス素材110の両側から、それぞれの研磨布を接触させることにより、ガラス素材110の第1の表面112と第2の表面114とが同時に研磨される。
「両面研磨方式」の場合、第1の表面112と研磨布の間で、および/または第2の表面114と第2の研磨布の間で、前述の(1)式が満たされるように、研磨条件を調整しても良い。
(面積比Qについて)
次に、前述のような(1)式で規定される面積比Qを所定の範囲に制御することにより、製造されるガラス基板の第1の表面に生じ得る凹状欠点数のばらつきが抑制される理由について考察する。
まず、指標Aを導入する。ここで、指標Aは、研磨布において、単位スラリー量が存在する面積を表し、従って、単位は(m/L)である。この指標Aは、研磨布の単位面積当たりに存在する研磨スラリーの量B(L/m)の逆数と相関する。
例えば、Bが大きいことは、研磨布の規定面積の表面に対して、研磨スラリーが厚く存在している状態を表す。また、Bが小さいことは、研磨布の規定面積の表面に対して、研磨スラリーが薄く存在している状態を表す。
この反対に、指標Aが大きいことは、規定量の研磨スラリーが、研磨布の大きな面積を占めており、従って、研磨スラリーが薄く広がっている状態を意味する。一方、指標Aが小さいことは、規定量の研磨スラリーが、研磨布の小さな面積を占め、従って、研磨スラリーがあまり広がっていない(狭い領域に厚く配置されている)状態を意味する。
この指標Aは、研磨布に供給される研磨スラリーの供給量P(L/min)、研磨布の半径D/2(m)、研磨定盤のガラス素材110(静止していると仮定する)に対する回転数ω(rpm)との間で、以下の関係を満たす:
Figure 2017134108
すなわち、研磨布に供給される研磨スラリーの供給量Pは、研磨布上の研磨スラリー移動速度ω×D/2と、研磨スラリーが排出される研磨定盤の外周部の長さ2π×(D/2)とに比例し、指標Aに反比例する。
よって、Aは、以下の(3)式で表される:
Figure 2017134108
指標Aは、後述のように、1以上、15以下であることが好ましい。Aの値が1未満の場合、研磨スラリーの量が過剰に多くなり、研磨工程の安定性が低下するおそれがある。一方、Aの値が15を超えると、研磨スラリーの量が不足するようになり、十分な研磨処理が行えなくなるおそれがある。
ここで、本願発明者らの実験では、この指標Aは、研磨工程においてガラス素材の第1の表面に生じる凹状欠点の発生数と相関することが認められている。
図4には、指標Aと凹状欠点の発生数との関係を概略的に示す。図4において、横軸は、指標Aを示し、縦軸は、凹状欠点の発生数を示している。
このように、指標Aが大きくなると、凹状欠点の発生数は増加し、指標Aが小さくなると、凹状欠点の発生数は減少する傾向にある。これは、指標Aが大きくなると、研磨布の表面全体における研磨スラリーの量が減少し(すなわち研磨スラリーが薄くなり)、ガラス素材に対する研磨条件が相対的に厳しくなるためであると予想される。一方、指標Aが小さくなると、研磨布の表面全体における研磨スラリーの量が増加し(すなわち研磨スラリーが厚くなり)、ガラス素材の研磨条件が相対的に緩和され、凹状欠点の発生数が減少すると予想される。
ここで、本願発明者らによれば、図4に示した関係から得られる勾配、すなわち指標Aの変化による凹状欠点の増加率(ΔMで表す)は、前述の面積比Qと相関することが確認されている。
図5には、面積比Qと凹状欠点の増加率ΔMとの関係を概略的に示す。図5において、横軸は、面積比Qを示し、縦軸は、凹状欠点の増加率ΔMを示している。
図5に示すように、凹状欠点の増加率ΔMは、面積比Qの変化に対して、指数関数的に変化し、面積比Qがある領域(臨界面積比Qと称する)を超えると、面積比Qの増加により急激に上昇する傾向を示す。
このことは、ガラス素材の研磨工程において、面積比Qを臨界面積比Q以下に抑制することによって、凹状欠点数の変動を有意に抑制できることを示唆するものである。すなわち、面積比Qを臨界面積比Q以下に制御した状態で、ガラス素材を研磨加工することにより、第1の表面に生じる凹状欠点数のばらつきを、有意に抑制することが可能となる。
なお、後述するように、臨界面積比Qは、0.18以上、0.24未満の範囲であり、例えば、約0.2である。
また、面積比Qの下限は、0.05である。なぜならQが0.05を下回ると、研磨布と全ガラス素材との間における接触面積が極端に少なくなり、研磨処理そのものが難しくなってしまうからである。
なお、図5に示すように、凹状欠点の増加率ΔMが、面積比Qの変化に対して指数関数的に変化する理由として、次のことが考えられる。
ガラス素材110の研磨処理の際に供給される研磨スラリーは、複数のガラス素材110の研磨処理に関与する。これは、研磨スラリーが、時系列的に、複数回ガラス素材110の研磨処理に供されることと等価である。
研磨スラリーは、ガラス素材の研磨処理を進めるうちに、徐々に劣化して行く。すなわち、研磨スラリーは、第1のガラス素材の研磨処理(第1研磨処理)の段階では、フレッシュな状態であるものの、第2のガラス素材の研磨処理(第2研磨処理)、第3のガラス素材の研磨処理(第3研磨処理)、…と何度も研磨処理を遂行するうちに、研磨能力が初期の状態から大きく変化していく。
ここで、n回の研磨処理に関与したスラリーの量をaとすると、この量aは、研磨布に含まれるスラリー量をbとして、以下の式で表すことができる:
Figure 2017134108
Qは、前述の(1)式で表される面積比である。
このとき、研磨処理に関与する全体のスラリー量Sは、
Figure 2017134108
となる。よって、
Figure 2017134108
が得られる。
この(6)式から、Sの極限値、すなわち複数回の研磨に関与したスラリーの総量(以下、「劣化スラリー総量」という)は、面積比Qの関数で表されることがわかる。すなわち、劣化スラリー総量は、面積比Qの増加とともに指数関数的に増加する。
この劣化スラリー総量は、研磨処理後のガラス素材の品質に、大きな影響を及ぼすことが予想される。例えば、研磨処理の際の劣化スラリー総量が多くなるほど、ガラス素材の第1の表面における凹状欠点の増加率ΔMも大きくなるものと予想される。
そして、このような要因により、図5に示すように、凹状欠点の増加率ΔMは、面積比Qの変化に対して指数関数的に上昇するものと考えられる。
なお、以上の考察は、本願発明者らが現在所有する実験データに基づいて考察したものである。従って、今後のデータの蓄積により、凹状欠点の増加率ΔMが面積比Qの変化に対して指数関数的に変化する原因がより明確になる可能性がある。また、その際に得られる考察結果が、現在のものと異なる場合もあり得る。
いずれにせよ、凹状欠点の増加率ΔMは、面積比Qの変化に対して指数関数的に変化する。従って、面積比Qを0.05〜臨界面積比Qcの範囲とすることにより、凹状欠点数のばらつきを有意に抑制することが可能になる。
(研磨工程の具体的説明)
次に、前述の工程S120において使用される部材および研磨条件等について、より詳しく説明する。なお、ここでは、明確化のため、各部材を表す際に、図2および図3に使用した参照符号を使用する。
(ガラス素材110)
前述のように、ガラス素材110がEUV露光用のマスクブランク用の基板として使用される場合、ガラス素材110は、熱膨張係数が低いことが好ましい。
例えば、ガラス素材110は、20℃における熱膨張係数が0±30ppb/℃以下の低膨張ガラスで構成されてもよい。20℃における熱膨張係数は、0±10ppb/℃以下であることが好ましく、0±5ppb/℃以下であることがより好ましい。
このような低熱膨張係数のガラス素材110を使用して、EUV露光用のマスクブランクを製造した場合、半導体製造工程において、高精細の回路パターンを良好に転写できる。
ガラス素材110の第1の表面112の表面積Sは、例えば、2.26×10−2〜2.32×10−2の範囲である。
一度に研磨されるガラス素材110の枚数Nは、例えば、5枚以上25枚以下であり、好ましくは9枚以上20枚以下である。枚数Nが5枚未満である場合、研磨時の荷重バランスが悪くなり安定して研磨ができない問題が発生する。また、枚数Nが25枚よりも多い場合、1枚に働く有効スラリー量が減りキズが発生するおそれが高まる。
(研磨定盤120および研磨布130)
研磨布130には、従来よりマスクブランク用ガラス基板の研磨のために使用されているものが使用できる。
例えば、研磨布130は、基材の上にナップ層が設置されて構成されてもよい。
基材は、例えば、不織布およびシート状樹脂で構成されてもよい。また、ナップ層は、例えば、スエード系のパッドで構成されてもよい。スエード系のパッドは、適度の弾性を有する軟質の樹脂発泡体で構成されることが好ましい。そのような樹脂発泡体としては、例えば、エーテル系、エステル系、およびカーボネート系などの樹脂発泡体が挙げられる。
ナップ層の厚さは、例えば、0.3mm〜1.0mm程度である。
研磨布130の面積Sは、例えば、0.5m〜6.2mの範囲であり、好ましくは0.9m以上5.0m以下、より好ましくは1.5m以上4.0m以下である。面積Sが0.5mより小さい場合、一度に研磨できる枚数が少なく、生産性が低下するおそれが生じ、6.2mより大きい場合、研磨定盤が研磨対象基板に比べ大きくなりすぎ、研磨時における、研磨基板内の荷重バランスが悪くなり安定して研磨できないおそれが生じる。また、研磨布130の外径Dは、例えば、0.8m〜2.2mの範囲であり、内径dは、例えば、0.35m〜0.75mの範囲である。ガラス素材110に対して研磨定盤120を回転させる際の回転数は、例えば、5rpm〜40rpmの範囲であり、好ましくは30rpm以下、より好ましくは25rpm以下である。研磨定盤120の回転数が5rpmよりも小さい場合、研磨レートが低くなり、十分な研磨量をとるのに時間がかかる問題が生じ、40rpmより大きい場合、研磨スラリーが遠心力によって定盤の外に排出されやすくなり、ガラス素材110にかかる有効スラリー量が減少し、キズが発生するおそれが高まる。
また、研磨中にガラス素材110に加えられる研磨荷重は、例えば、50g/cm〜200g/cmの範囲である。ただし、研磨荷重は、その他の条件とのバランスにより、任意に設定されればよい。
(研磨スラリー)
研磨スラリーとしては、従来よりマスクブランク用ガラス基板の研磨のために使用されているものが使用できる。
例えば、研磨スラリーは、水と、コロイダルシリカ(シリカ粒子)を含んでもよい。研磨スラリーは、さらに、pH調整用の酸を含んでもよい。
pHは、例えば、0.5〜4の範囲であり、好ましくは1〜4の範囲である。研磨スラリーをこのように酸性にすることにより、ガラス素材の表面を化学的および機械的に研磨することが可能となる。すなわち、酸性の研磨スラリーで機械的研磨すると、ガラス素材の表面の凸部が研磨スラリーの酸によって軟化されるため、凸部を機械的研磨で容易に除去できるようになる。
このようなpHの調整は、無機酸または有機酸を、単独または組み合わせて使用することにより行うことができる。無機酸としては、例えば、硝酸、硫酸、塩酸、過塩素酸、およびリン酸などが挙げられる。中でも、硝酸が取り扱いやすさの点で好ましい。また、有機酸としては、シュウ酸およびクエン酸などが挙げられる。
コロイダルシリカの平均一次粒子径は、60nm以下が好ましく、より好ましくは20nm未満、特に好ましくは15nm未満である。また、コロイダルシリカの平均一次粒子径の下限は限定されないが、研磨効率を向上させる観点から、5nm以上が好ましく、より好ましくは10nm以上である。
また、コロイダルシリカとしては、粒子径をきめ細かく管理する観点から、一次粒子が凝集してできる二次粒子をできるだけ含有していないことが好ましい。また、二次粒子を含む場合でも、その平均粒子径は、70nm以下であることが好ましい。なお、コロイダルシリカの粒子径は、SEM(走査電子顕微鏡)を用いて1.5〜10.5×10倍の画像を計測することによって得ることができる。
研磨スラリー中のコロイダルシリカの含有量は、10質量%〜30質量%が好ましく、18質量%〜25質量%であることがより好ましく、18質量%〜22質量%であることが特に好ましい。コロイダルシリカの含有量が10質量%未満では、研磨効率が低下するし、研磨時間が長くなる。
研磨中の研磨スラリーの供給量は、例えば、5L/min〜30L/minの範囲であってもよく、好ましくは10L/mn以上、30L/min以下である。研磨スラリー供給量が5L/minより少ない場合、ガラス基板にかかる有効スラリー量が足りず、キズが発生するおそれがある。また、30L/minより多い場合、研磨中にガラス基板がホルダから外れ、ガラス基板が割れるおそれがある。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
(サンプル1)
両面研磨装置を用いて、複数のガラス素材の第1の表面および第2の表面を同時に研磨し、ガラス基板を製造した。
ガラス素材としては、縦152mm×横152mm×厚さ6.4mmの寸法を有する矩形状のものを使用した。
研磨装置は、上下一組の研磨定盤(上研磨定盤および下研磨定盤)を有する。各研磨定盤の形状は、ドーナツ状であり、この研磨定盤の外径をDとしたときの半径(D/2)が0.85m、空洞部の内径をdとした時の半径(d/2)が0.25mであり、このドーナツ状研磨定盤表面には、同形状の研磨布が設置されている。研磨布としては、Filwel社製ベラトリックスN7512を使用した。
下研磨定盤の研磨布の上に、ホルダで保持された複数のガラス素材を配置した。ガラス素材は、第1の表面が研磨布と接するように配置した。各ガラス素材の第1の表面の合計面積は、0.347mである。従って、前述の(1)式で表される面積比Qは、0.18である。
研磨スラリーとしては、コロイダルシリカを含む水溶液を使用した。水溶液のpHは、約4である。また、コロイダルシリカの平均一次粒子径は、10〜20μmであり、含有量は、20質量%である。
研磨スラリーは、回転数10rpmで回転する上研磨定盤および下研磨定盤の研磨布に、10L/minの流量で、均一に供給した。
この状態で、上研磨定盤の研磨布を各ガラス素材の第2の表面に押し付け、各ガラス素材の両表面を研磨した。このとき押圧は、100g/cmとした。
得られたガラス基板を「サンプル1」と称する。
(サンプル2)
サンプル1の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル2」と称する)を製造した。
ただし、サンプル2の製造では、回転数を30rpmとした。その他の研磨条件は、サンプル1の場合と同様である。
(実施例2)
(サンプル3)
サンプル1の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル3」と称する)を製造した。
ただし、サンプル3の製造では、面積比Qを0.11とした。その他の研磨条件は、サンプル1の場合と同様である。
(サンプル4)
サンプル3の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル4」と称する)を製造した。
ただし、サンプル4の製造では、上研磨定盤および下研磨定盤の回転数を20rpmとした。その他の研磨条件は、サンプル3の場合と同様である。
(比較例1)
(サンプル5)
サンプル1の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル5」と称する)を製造した。
ただし、サンプル5の製造では、面積比Qを0.24とした。その他の研磨条件は、サンプル1の場合と同様である。
(サンプル6)
サンプル5の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル6」と称する)を製造した。
ただし、サンプル6の製造では、上研磨定盤および下研磨定盤の回転数を20rpmとした。その他の研磨条件は、サンプル5の場合と同様である。
(サンプル7)
サンプル5の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル7」と称する)を製造した。
ただし、サンプル7の製造では、上研磨定盤および下研磨定盤の回転数を30rpmとした。その他の研磨条件は、サンプル5の場合と同様である。
(比較例2)
(サンプル8)
サンプル2の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル8」と称する)を製造した。
ただし、サンプル8の製造では、面積比Qを0.30とした。その他の研磨条件は、サンプル2の場合と同様である。
(サンプル9)
サンプル8の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル9」と称する)を製造した。
ただし、サンプル9の製造では、スラリー供給量を20L/minとした。その他の研磨条件は、サンプル8の場合と同様である。
(サンプル10)
サンプル8の製造方法と同様の方法により、ガラス基板(「サンプル10」と称する)を製造した。
ただし、サンプル10の製造では、スラリー供給量を30L/minとした。その他の研磨条件は、サンプル8の場合と同様である。
以下の表1には、各サンプルの製造条件、面積比Qおよび指標A等の値を、まとめて示した。
Figure 2017134108
(評価)
前述の各サンプルを用いて、表面の状態を評価した。各サンプルの第1の表面を評価対象とし、具体的には、レーザーテック社製のフォトマスク用表面欠点検査機を用い、142mm×142mm内の欠点数を計数し、同時に欠点の凹凸判定を行った。なお、各欠点はPSL(ポリスチレンラテックス)標準粒子の大きさに換算し、それぞれ0.06μm〜0.2μmの欠点と0.2μm超の欠点に分けて計算した。
前述の表1には、各サンプルにおいて得られた評価結果をまとめて示した。
図6には、各サンプルにおいて得られた結果をまとめて示す。図6において、横軸は、指標Aの値であり、縦軸は、凹状欠点数である。
この結果から、全般的に、指標Aが大きくなるほど、凹状欠点の数は増加する傾向にあることがわかる。また、各面積比Q毎に得られたプロット点を整理すると、面積比Qが一定の場合、指標Aと凹状欠点の数の間には、略直線的な関係が得られることがわかる。
なお、面積比Q=0.18、(サンプル1および2)、ならびに面積比Q=0.11の場合(サンプル3および4)、面積比Q=0.24(サンプル5〜サンプル7)、ならびに面積比Q=0.30(サンプル8〜サンプル10)に比べて、直線の傾きが有意に抑制されることがわかった。
図6において、各直線の傾きは、前述の凹状欠点の増加率ΔMに対応する。
図7には、面積比Qと凹状欠点の増加率ΔMの関係を示す。この図7から、面積比Qと凹状欠点の増加率ΔMの関係は、前述の考察で示した図5の関係と酷似していることがわかる。
また、図7から、前述の臨界面積比Qcは、約0.2であり、より正確には、0.18以上、0.24未満の範囲にあることがわかった。
このように、ガラス素材の研磨処理の際の面積比Qを約0.2以下とすることにより、第1の表面に生じる凹状欠点数のばらつきを有意に抑制できることが確認された。
110 ガラス素材
112 第1の表面
114 第2の表面
120 研磨定盤
130 研磨布
150 ホルダ

Claims (9)

  1. マスクブランク用のガラス基板の製造方法であって、
    (1)第1の表面および該第1の表面と対向する第2の表面を有する複数のガラス素材を準備する工程であって、各ガラス素材の前記第1の表面の表面積は、実質的に等しい、工程と、
    (2)研磨定盤に設置された研磨布に、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を接触させ、研磨スラリーが供給された状態で、前記研磨定盤を前記ガラス素材に対して回転させることにより、前記複数のガラス素材の前記第1の表面を研磨する工程と、
    を有し、
    前記研磨布の面積をS(m)とし、前記ガラス素材の前記第1の表面の表面積をS(m)とし、前記(2)の工程において研磨される前記ガラス素材の枚数をN(枚)としたとき、

    Q=N×S/S (1)式

    で表される値Qが、0.05以上、0.2以下である、製造方法。
  2. 前記研磨布は、外形がD(m)の略円形であり、
    前記研磨定盤の前記ガラス素材に対する回転数をω(rpm)とし、
    前記研磨スラリーの供給量をP(L/min)としたとき、

    A=(2π(D/2)ω)/P 式(1)

    式(1)で表される値Aは、1以上、15以下である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記回転数ωは、10rpm以下、30rpm以下である、請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記供給量Pは、10L/min以上、30L/min以下である、請求項2または3に記載の製造方法。
  5. 前記研磨布の面積Sは、0.9m以上、5.0m以下である、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の製造方法。
  6. 前記研磨スラリーは、平均一次粒子径が20nm未満のコロイダルシリカを含む、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の製造方法。
  7. 前記Nは、9以上、20以下の範囲である、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の製造方法。
  8. 前記研磨布は、軟質のスエード系パッドで構成される、請求項1乃至7のいずれか一つに記載の製造方法。
  9. 前記(2)の工程において、前記ガラス素材は、前記第1の表面が下向きとなるようにして、前記研磨布の上に配置される、請求項1乃至8のいずれか一つに記載の製造方法。
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