JP2017134107A - 付属装置を取り付け可能な機器 - Google Patents

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翼 新山
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Abstract

【課題】付属装置を取り付け可能な機器においてシューユニットの不使用時にはアクセサリーシュー等を保護し、使用時には多種多様な付属装置を選択的に取り付け得る構造を実現した機器を提供する。【解決手段】付属装置を取り付け可能な機器において、外観部材2、3と、外観部材の一部に設けられた凹部3bと、凹部内に納められる収納位置と凹部から突出して付属装置の取付座を挿入して固定し得る突出位置との間で変位可能なシューユニット10とを具備してなる。【選択図】図2

Description

この発明は、閃光発光装置や電子ビュー接眼装置等の付属装置を取り付け可能な機器に関するものである。
従来、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等といった撮像装置等の機器においては、例えば閃光発光装置や電子ビュー接眼装置等の付属装置を取り付けるための部品(いわゆるアクセサリーシュー等と呼ばれる部品)を含む構成ユニット(いわゆるシューユニットという)を具備したものが一般に実用化され、また広く普及している。
上記従来の機器に適用されるシューユニットの一形態としては、例えば本体の一部(例えば本体上面)にアクセサリーシューを載置した形態のものがある。このような形態のものでは、アクセサリーシューが機器筐体の外面から外部に露呈しており、かつ当該アクセサリーシューの一部が外部に向けて突出した形態で配設されることになる。このような形態の機器では、当該機器の使用時や携帯時等にアクセサリーシューの突出部位が衣類等に引っ掛かったり、鞄の中等において他の共存物(器物)に接触し、その外面を傷付けてしまう等といった問題点があった。
また、例えば閃光発光装置を付属装置として取り付けられる形態のシューユニットである場合には、上記閃光発光装置の発光動作を実行させるための構成として、機器内部の電気回路と、上記機器に取り付けられる付属装置(閃光発光装置)の電気回路との間を互いに電気的に接続するための電気接点群を、上記シューユニットに備えたものが実用化されている。
さらに、シューユニットには、閃光発光装置用の電気接点のほかにも、付属装置や外部機器との電気的な接続を行う接続端子を具備するものがある。例えば、付属装置として電子ビュー接眼装置をシューユニットに取り付ける場合、アクセサリーシューを用いて付属装置の取付固定を行うと同時に、付属装置側の接続端子とシューユニット側の接続端子とが嵌合接続されるように構成されている。
このような形態のシューユニットでは、アクセサリーシューのほかに、上記電気接点群や接続端子等が機器筐体の外部に露呈した状態になる。この場合、電気接点群や接続端子等が常に外部に晒されていることから、各接点部や端子部に汚れや塵埃、水分等が付着する可能性が考えられる。接点部や端子部に汚れや塵埃、水分等が付着した状態で、付属装置(閃光発光装置、電子ビュー接眼装置等)を取り付けたとすると、機器との間の電気的な接触不良や短絡等が発生する可能性が考えられる。その場合、当該付属装置である閃光発光装置や電子ビュー接眼装置等は、正常な動作を実行することができないといった問題が生じる可能性も考えられる。
そこで、例えば機器筐体の内部にシューユニット全体を収納配置して構成すると共に、機器筐体に設けられた開口部を開閉自在に構成し、この開口部を開状態としたときにのみアクセサリーシューが外部に露呈するように構成した形態の機器が、例えば特開2006−79053号公報等によって開示されている。
特開2006−79053号公報
ところが、上記特開2006−79053号公報等によって開示されている形態の機器では、機器内部にシューユニットを収納配置しており、アクセサリーシューも機器内部に常に収納された状態となっている。そして、開口部を開状態としたときに、アクセサリーシューに対して付属装置の取付座を取り付けることができるように構成されている。
したがって、このような構成の機器においてアクセサリーシューに付属装置を取り付けるためには、付属装置の取付座を開状態とされた開口部から内部に挿入し、当該取付座をアクセサリーシューの配置位置にまで到達させなければ、付属装置の取り付けを完了させることができない構造である。つまり、この種の形態の機器では、アクセサリーシューに取り付け可能となる付属装置は、例えば上記開口部のサイズや形状によって制約が生じてしまうという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、付属装置を取り付け可能な機器において、シューユニットに付属装置等を取り付けていないときにはアクセサリーシュー若しくは外部の器物を保護し得ると共に、シューユニットに付属装置等を取り付けるのに際しては使用可能な付属装置を制約することなく多種多様な付属装置を選択的に取り付け得る構造を実現した機器を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の機器は、付属装置を取り付け可能な機器において、外観部材と、上記外観部材の一部に設けられた凹部と、上記凹部内に納められる収納位置と上記凹部から突出して上記付属装置の取付座を挿入して固定し得る突出位置との間で変位可能なシューユニットとを具備した。
本発明によれば、付属装置を取り付け可能な機器において、シューユニットに付属装置等を取り付けていないときにはアクセサリーシューを保護し得ると共に、シューユニットに付属装置等を取り付けるのに際しては使用可能な付属装置を制約することなく多種多様な付属装置を選択的に取り付け得る構造を実現した機器を提供することができる
本発明の一実施形態の機器(撮像装置)の主に背面側の外観を示し、シューユニットが機器筐体の収納位置に配置された状態を示す外観斜視図 図1の状態からシューユニットが機器筐体の突出位置に変位した状態を示す外観斜視図 図1の機器(撮像装置)を分解して主要部分のみを示す要部分解斜視図 図1の機器(撮像装置)のシューユニットの近傍構成のうち特に突没機構を主に示し、背面カバーの内壁面側における凹部及び突没機構近傍を主に示す要部拡大斜視図 図1の機器(撮像装置)の背面側から見た平面図(シューユニットが収納位置に配置されている状態) 図5の[6]−[6]線に沿う断面図 図1の機器(撮像装置)の背面側から見た平面図(シューユニットが突出位置に配置されている状態) 図7の[8]−[8]線に沿う断面図 本発明の一実施形態の変形例を示し、機器(撮像装置)のシューユニットが収納位置にある状態の背面側から見た外観斜視図 図9の状態からシューユニットが突出位置にある状態に変位した際の背面側の外観斜視図
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
本発明の実施形態は、例えば撮像光学系により結像された光学像を、例えばCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor;相補性金属酸化膜半導体)型イメージセンサー等の光電変換素子等(以下、撮像素子という)を用いて順次光電変換し、これにより得られた画像信号を所定の形態の画像データ(例えば静止画像又は動画像を表わすデジタル画像データ)として記憶媒体に記録すると共に、この記憶媒体に記録されたデジタル画像データに基いて静止画像又は動画像を再生表示する表示パネル等を備えた表示ユニット、例えば液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL;Organic Electro-Luminescence:OEL)ディスプレイ等を備えて構成された機器である撮像装置、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等を例示するものである。
なお、以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これら各図面に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、各構成要素の相対的な位置関係等に関し、図示の形態のみに限定されるものではない。
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す図である。このうち、図1、図2は、本実施形態の機器(撮像装置)の主に背面側の外観を示す外観斜視図である。なお、図1は、当該機器(撮像装置)のシューユニットが機器筐体の収納位置に配置された状態を示している。図2は、図1の状態からシューユニットが機器筐体の突出位置に変位した状態を示している。図3は、本実施形態の機器(撮像装置)を分解して主要部分のみを示す要部分解斜視図である。
図4〜図8は、本実施形態の機器(撮像装置)のシューユニットの近傍構成のうち特に突没機構を主に示す要部拡大図である。このうち、図4は、背面カバーの内壁面側における凹部及び突没機構近傍を主に示す要部拡大斜視図である。図5は当該機器(撮像装置)の背面側から見た平面図であって、シューユニットが収納位置に配置されている状態を示している。図6は、図5の[6]−[6]線に沿う断面図である。図7は当該機器(撮像装置)の背面側から見た平面図であって、シューユニットが突出位置に配置されている状態を示している。図8は、図7の[8]−[8]線に沿う断面図である。
まず、本実施形態の機器である撮像装置の概略構成について、主に図1〜図4を用いて以下に説明する。
図1〜図4に示すように、本実施形態の機器である撮像装置1は、主に前面と両側面と底面を覆う外観部材である前面カバー2と、主に背面を覆う外観部材である背面カバー3とによって機器筐体が構成されている。この機器筐体の外面のうち主に上面及び背面の一部には複数の操作部材が配設されている。例えば、機器筐体上面には、シャッターレリースボタン5と、モード選択ダイヤル6等が配設されている。また、機器筐体背面には、電源オンオフ操作を行う電源レバー8と、複数の操作部材7が設けられている。
ここで、複数の操作部材7としては、撮像条件や動作状態等の各種の設定操作や切り換え操作等を行う押しボタン式操作部材若しくはダイヤル操作部材、スライド式操作部材等が適用される。
操作部材7に割り当てられる機能の具体例としては、例えばISO感度設定、AF動作モード設定、ホワイトバランス設定、ドライブモード設定、AFロックやAEロック設定等の設定機能のほか、再生モードへの切り換え操作や再生モード時の削除操作、メニュー表示の呼び出し操作、背面表示ユニットへの再生表示時若しくはライブビュー表示時における各種情報表示形態の切り換え操作等に対応する機能等である。
また、背面カバー3の一部領域には、使用者(ユーザ)が当該撮像装置1を手に持って使用する際に、例えば右手拇指を宛がうことで当該撮像装置1を確実に保持し得るように形成される指掛け部(サムレスト)3aが形成されている。
さらに、背面カバー3の背面側の外表面のうち上記複数の操作部材7及び電源レバー8、指掛け部3a等が配設されている領域以外の領域の全体を覆い得るような形態で背面表示ユニット4が配設されている。この背面表示ユニット4は、表示面を外面に向けて配設される表示パネル4pを含む構成ユニットである。なお、図3においては背面表示ユニット4の図示を省略している。
背面表示ユニット4は、背面カバー3に対して、例えば図1、図2の矢印符号Rに示す方向に傾倒可能とする回動機構を備えて構成されている。したがって、当該背面表示ユニット4を傾倒させることにより、背面表示ユニット4による背面カバー3の背面側外表面を覆う状態を解除して、当該背面カバー3の外表面を外部に露呈させることができるように構成されている。なお、背面表示ユニット4の回動機構自体については、従来のデジタルカメラ等の撮像装置において一般に普及している公知の機構が適用されているものとする。したがって、その詳細説明及び図示は省略する。
そして、詳細は後述するが、背面カバー3には、シューユニット10の突没機構に連動し、所定の操作を行うことによりシューユニット10を突出させるための操作部材であるロックレバー17の一部が外面に露呈するように配設されている。
一方、前面カバー2の上面における中程の部位には、付属装置を取り付け可能とするシューユニット10が配設されている。このシューユニット10は、本撮像装置1の外観部材に対して突没自在に構成されている。なお、シューユニット10の突没機構の詳細は後述するものとし、ここでは概略構成を述べるに留める。
上記シューユニット10は、アクセサリーシュー11と、複数の電気接点12と、機器接続端子13と、後述する突没機構等を有して主に構成されている。
アクセサリーシュー11は、例えば閃光発光装置や電子ビュー接眼装置等の付属装置(不図示)を本実施形態の機器である撮像装置1に対して着脱可能な状態で機械的に取り付ける構成部位である。そのために、アクセサリーシュー11は、付属装置を取り付けた状態で、当該付属装置の取付座(不図示)を挿入して固定するための機構(例えば図1、図2等に示す板ばね11a等)を備えた付属装置取付固定機構部である。なお、アクセサリーシュー11自体の構成は、従来のデジタルカメラ等の撮像装置において一般に普及している公知の機構が適用されているものとする。したがって、その詳細説明及び図示は省略する。
複数の電気接点12は、付属装置として、例えば閃光発光装置を取り付けた時に、当該閃光発光装置の発光を行うために設けられる構成部である。即ち、複数の電気接点12は、付属装置としての閃光発光装置(不図示)が、当該撮像装置1(本実施形態の機器)の上記アクセサリーシュー11に取り付けられたときに、閃光発光装置(付属装置)の取付座(不図示)に設けられた電気接点(不図示)に接触することによって、本撮像装置1と上記閃光発光装置(付属装置)との間を電気的に接続する構成部である。
機器接続端子13は、当該撮像装置1(機器)と、これに取り付けられる付属装置若しくは外部機器との間で電気的な接続を確保するために設けられる構成部材である。つまり、当該撮像装置1のアクセサリーシュー11に付属装置(不図示)若しくは当該機器に対応する外部機器(不図示)を正規の状態で取り付けた時に、取り付けられた付属装置が有する付属接続端子(不図示)若しくは取り付けられた外部機器に設けられる外部接続端子(不図示)等に対して接続可能に構成された構成部材である。
上記機器接続端子13には、具体的には例えば電子ビュー接眼装置等の付属装置の接続端子(不図示)が接続される。これにより、撮像装置1の本体側からアクセサリーシュー11に取り付けられた付属装置である電子ビュー接眼装置等に対して表示用若しくはライブビュー用の画像データが送られて、当該電子ビュー接眼装置を用いた表示画像若しくはライブビュー画像を観察することができるようになる。
また、背面表示ユニット4の外縁部の所定の部位には、シューユニット10が後述する収納位置にあるとき(図1の状態)にアクセサリーシュー11の一部を外部に露呈させるための切欠部4aが形成されている。この場合において、上記背面表示ユニット4の外縁部の所定の部位は、背面表示ユニット4を背面カバー3の外表面と略平行に配置した閉状態(図1、図2に示す状態)としたときに、背面表示ユニット4が機器接続端子13の開口13aを覆い隠すと同時に、アクセサリーシュー11の一部(例えば挿入開口部位)に対向する部位である。なお、上記アクセサリーシュー11の一部としての挿入開口部位は、例えばアクセサリーシュー11における背面側に面する部分であって、付属装置や外部機器(不図示)を取り付ける際に、これら付属装置等の取付座(不図示)を挿入する側の部位を言うものとする。
上記シューユニット10は、上述したように、撮像装置1の外観部材に対して突没自在に構成されている。そのために、外観部材である背面カバー3の一部には、図3に示すように凹部3bが形成されている。この凹部3bは、シューユニット10の主要部を内部に収納し得るだけのサイズ(容積)を有して上記機器筐体の内部に形成される空間領域である。さらに、凹部3bは、背面カバー3の背面側に向けて開口を有して形成されている。
つまり、上記シューユニット10は、その主要部が上記凹部3b内に納められる収納位置と、同主要部が凹部3bから突出して付属装置の取付座(不図示)を挿入し固定し得る突出位置との間で変位可能となるように構成されている。このとき、上記シューユニット10は、上記電気接点12と共に収納位置と突出位置との間で変位可能となっている。また、シューユニット10が突出位置にあるとき、アクセサリーシュー11には付属装置の取付座(不図示)を挿入して固定し得る状態となる。
換言すると、シューユニット10が上記突出位置にあるときには、当該シューユニット10は撮像装置1の機器筐体の上面から外部に向けて突出した状態となっている(図2参照)。このとき、シューユニット10の機器接続端子13の開口13aは、外部に露出された状態となる。したがって、これにより、当該機器接続端子13に対しては、上記付属装置の付属接続端子(不図示)若しくは外部機器の外部接続端子(不図示)が電気的に接続可能な状態となる。
一方、シューユニット10が上記収納位置にあるときには、当該シューユニット10は撮像装置1の機器筐体の上面から外部に向けて突出しない状態となっている(図1参照)。このとき、シューユニット10の機器接続端子13の開口13aは、上述したように上記背面表示ユニット4によって覆われた状態になる。
なお、本実施形態の撮像装置1においては、上記シューユニット10の突没方向は、機器筐体の上面に直交する方向であって、図3等に示す矢印Yに沿う方向(以下、この方向をY軸方向というものとする)としている。
次に、上記シューユニット10の突没機構の構成を、主に図3、図4等を用いて以下に説明する。上述したように、当該シューユニット10は、上記アクセサリーシュー11と、上記電気接点12と、上記機器接続端子13と、突没機構等を有して主に構成されている。
また、図3等に示すように、シューユニット10は、これらに加えてさらに上記電気接点12及び上記機器接続端子13に対して一端が電気的に接続され他端が当該撮像装置1の内部電気回路(不図示)に接続されるフレキシブルプリント基板14を有している。そして、これらアクセサリーシュー11、電気接点12、機器接続端子13、フレキシブルプリント基板14等の構成部材は保持部材10aに固設されて、当該シューユニット10の主要部を構成している。
上記シューユニット10における上記主要部には、機器筐体内部に向けて図3の矢印Yに沿うY軸方向に延出するように形成され、略平板形状の係止腕15が一体に設けられている。この係止腕15の先端側には、図3等に示すように、フック形状を有する係止爪部15aが形成されている。この係止爪部15aは、シューユニット10を収納位置に留めておくための係止手段として機能する部位である。この場合において、係止爪部15aは、シューユニット10の突出方向とは反対方向(即ち、矢印Y2方向)に向けて鋭角となる斜面形成部が形成されている。この係止爪部15aの斜面形成部の斜面角度は、後述する被係止爪部17aの斜面角度と略一致するように構成されている。
そして、上記係止腕15は、図5、図7に示すように、背面カバー3の内壁面に形成された係止腕ガイド部3eに沿ってY軸方向に移動可能に配設されている。つまり、係止腕15は、背面カバー3の内壁面に沿ってY軸方向に移動可能に配設されている。
上記係止腕ガイド部3eは、背面カバー3の内壁面に形成され、機器筐体の上面に直交する方向であって図3等に示す矢印Yに沿うY軸方向に上記係止腕15を摺動自在にガイドする溝状部である。係止腕15は、2条の係止腕ガイド部3eによって形成される溝状部内に配置され、当該溝状部に沿う方向(Y軸方向)にのみ移動し得るように配設されている。なお、図3においては、図面の煩雑化を避けるために係止腕ガイド部3eについての図示を簡略化している(図5、図7等参照)。
また、上記背面カバー3の凹部3bにおける底面部3bbには、シューユニット10が収納位置に配置されたときに、当該シューユニット10の底面を受ける受部3fが形成せされている。また、上記底面部3bbには、シューユニット10をY軸方向に沿って外部に向けて突出させる(ポップアップさせる)付勢力を有するポップアップ用の付勢部材であるポップアップ用ばね16が配設されている。このポップアップ用ばね16は、本実施形態においては、図示のように、Y軸方向に伸縮自在に形成されるコイルばねを例示している。なお、ポップアップ用ばね16の形態は、この形態に限られることはなく、他の形態のものを適用してもよい。
また、背面カバー3の内壁面には、図5、図7等に示すように、シューユニット10がポップアップ用ばね16に付勢されて矢印Y1方向へ移動する際に、当該シューユニット10を所定の突出位置で係止するストッパ部3gが形成されている。
このストッパ部3gは、背面カバー3の内壁面上であって、係止腕15の係止爪部15aが移動する経路上に形成されている。つまり、シューユニット10がポップアップ用ばね16の付勢力によって矢印Y1方向に移動するとき、同方向に移動する係止腕15の係止爪部15aがストッパ部3gに当接することによって、シューユニット10に働くポップアップ用ばね16の付勢力が維持された状態で係止されるように構成されている。そのために、係止腕15には、矢印Y1方向に移動するときにストッパ部3gとの干渉を回避し、当該ストッパ部3gを通過させるための切欠溝部15bが形成されている。このような構成により、シューユニット10の移動が阻止されて、当該シューユニット10の突出位置が維持される。
したがって、この構成により、シューユニット10は、係止腕ガイド部3eによってY軸に沿う方向のみに移動自在とされる。また、シューユニット10には、ポップアップ用ばね16によってY軸に沿う方向であって、機器筐体の上面から外部に向けて突出する方向、即ち矢印Y1方向への付勢力が働いている。これにより、シューユニット10は、矢印Y1方向へ移動する。そして、このあと、シューユニット10の係止爪部15aがストッパ部3gに係止することにより、当該シューユニット10の矢印Y1方向への移動が規制(停止)されている。したがって、当該シューユニット10は、所定の突出位置に維持されるように構成されている。
一方、背面カバー3の内壁面には、機器筐体の上面に平行な方向であって、図3等に示す矢印Xに沿う方向(以下、この方向をX軸方向というものとする)に背面カバー3の内壁面に沿って摺動自在となるようにロックレバー17が配設されている。そのために、背面カバー3の内壁面には、当該係止腕ガイド部3eに直交する方向に向けて延びる2条のレバーガイド部3ccが、上記係止腕ガイド部3eの一端部近傍に連設されている。ロックレバー17は、上記2条のレバーガイド部3ccによって形成される溝状部3c内に配置され、当該溝状部3cに沿う方向(X軸方向)にのみ移動し得るように配設されている。なお、図3においては、図面の煩雑化を避けるためにレバーガイド部3ccについての図示を簡略化している(図5、図7等参照)。
ロックレバー17は、被係止爪部17aと、操作ツマミ部17b等を有して構成されている。被係止爪部17aは、ロックレバー17の先端に形成された斜面形状部である。この場合において、被係止爪部17aは矢印X1方向に向けて鋭角となるように形成されている。そして、この被係止爪部17aの斜面形成部の斜面角度は、上記係止爪部15aの斜面角度と略一致するように構成されている。
また、操作ツマミ部17bは、外部に向けて露出し、突出するように凸形状に形成される部位である。この操作ツマミ部17bは、シューユニット10を突出させるための操作を行う際の操作部材である。したがって、当該操作ツマミ部17bは、使用者(ユーザ)の手指がかかりやすいような形状に形成されている。
操作ツマミ部17bは、図3等によって示すように、背面カバー3の一部に穿設された長円形状の孔部3dから外部に向けて突出するように配設されている。この孔部3dの長軸は、X軸方向に延びるように形成されている。なお、上記長円形の孔部3dについては、図面の煩雑化を避けるために、図5、図7においては二点鎖線によって示している。
2条のレバーガイド部3ccに挟まれる溝状部3cには、当該溝状部3c内に配設された状態のロックレバー17を矢印X1方向に向けて常に付勢する付勢部材であるロック用ばね18が配設されている。このロック用ばね18は、本実施形態においては、図示のように、X軸方向に伸縮自在に形成されるコイルばねを例示している。なお、ロック用ばね18の形態は、この形態に限られることはなく、他の形態のものを適用してもよい。
この場合において、ロックレバー17がロック用ばね18に付勢されて矢印X1方向へ移動したとき、当該ロックレバー17の操作ツマミ部17bの一端が、上記長円形の孔部3dの一端に当接することによって、当該ロックレバー17の移動を阻止し、これによって当該ロックレバー17を所定の定位置に係止している。ロックレバー17が上記定位置(図5、図7等に示す位置)にあるとき、即ちロックレバー17にロック用ばね18による付勢力が働いており、その付勢力が孔部3dによって係止されている状態において、ロックレバー17の被係止爪部17aは、上記係止腕15の係止爪部15aの移動経路上に配置されるように構成されている。
つまり、シューユニット10がポップアップ用ばね16の付勢力に抗して収納位置に配置されたとき(図5に示す状態)に、係止腕15の係止爪部15aとロックレバー17の被係止爪部17aとが係合するように構成されている。
また、この状態(図5の状態)において、使用者(ユーザ)がロックレバー17を矢印X2方向に移動させることによって、係止爪部15aと被係止爪部17aとの係合状態が解除されるように構成されている。そのために、上記長円状の孔部3dの長軸方向における長さ寸法は、ロックレバー17の操作ツマミ部17bが図5に示す状態(ロック状態)から矢印X2方向に移動して、係止爪部15aと被係止爪部17aとの係合状態を解除するのに充分な長さ寸法が確保されるように設定されている。
なお、図5、図7においては、図面の煩雑化を避けるために、凹部3bの一部と、係止腕ガイド部3eと、レバーガイド部3ccと、ポップアップ用ばね16と、ロックレバー17と、ロック用ばね18と、係止腕15(係止爪部15aを含む)等の構成部を明確に実線を用いて図示しているが、これらの構成部は、実際には、背面カバー3の内壁面側、即ち図5、図7では目視できない側の面に配設されているものである。なお、図4参照。
本実施形態の撮像装置1におけるシューユニット10と、その突没機構の構成は以上である。本実施形態の撮像装置1においては、その他の各種の構成部材、例えば被写体像を結像させる撮影光学系等を含むレンズ鏡筒ユニットや、撮像光学系によって結像される被写体像を光電変換して画像データを取得する撮像素子等を含む撮像ユニット等のほか、各種の構成ユニットを制御し駆動するための電気回路を実装する電気基板等を有して構成されるものである。しかしながら、これらの構成部材は、本発明に直接関連しない部分である。したがって、従来のデジタルカメラ等の撮像装置において一般に普及している公知の技術が適用されているものとして、その説明及び図示を省略している。
このように構成された本実施形態の撮像装置1において、シューユニット10を突没させる際の作用を、主に図5〜図8を用いて以下に説明する。
本実施形態の撮像装置1が図1に示す状態、即ちシューユニット10が凹部3bに収納された収納位置にあるものとする。このときの図1に示す状態では、背面表示ユニット4は、背面カバー3の背面側外表面の一部の領域を覆う状態となっている。この状態にある撮像装置1におけるシューユニット10を突出させるには、使用者(ユーザ)は、まず、背面表示ユニット4を例えば図1、図2の矢印符号Rに沿う方向に傾倒させる。これによって、背面表示ユニット4による背面カバー3の被覆状態が解除され、よって背面カバー3の背面側外表面が露出される。
背面カバー3の背面側外表面には、ロックレバー17の操作ツマミ部17bが露呈している。使用者(ユーザ)は、この操作ツマミ部17bに手指をかけて、これを図5に示す矢印符号X2方向にスライド移動させる。この操作によって、操作ツマミ部17bは、背面カバー3の長円状の孔部3dの長軸方向に沿って移動する。すると、ロックレバー17はロック用ばね18の付勢力に抗して同方向(X2方向)に移動して、同ロック用ばね18を緊縮させる。
このようにロックレバー17が矢印X2方向へと移動すると、やがて、当該ロックレバー17の被係止爪部17aと係止腕15の係止爪部15aとの係合状態が解除される。使用者(ユーザ)は、この時点でロックレバー17の操作ツマミ部17bへの操作を解除してもよい。使用者(ユーザ)がロックレバー17の操作ツマミ部17bへの操作を解除すると、ロックレバー17はロック用ばね18によって所定の位置(図5等に示す位置)に復帰する。
上述したように、被係止爪部17aと係止爪部15aとの係合状態が解除されると、シューユニット10は、ポップアップ用ばね16の付勢力によって矢印Y1方向へと移動を開始する。そして、係止爪部15aがストッパ部3gに係止されることによって、シューユニット10の移動が規制(停止)される。これにより、当該シューユニット10は、所定の突出位置に配置され、この突出位置が維持される。このときの状態が、図1、図7、図8に示す状態である。
この状態、即ちシューユニット10が突出位置にある状態においては、図1、図7、図8に示すように、機器接続端子13の開口13aが外部に露呈した状態となる。また、アクセサリーシュー11も機器筐体の上面から突出した位置に配置される。したがって、この状態としたときには、アクセサリーシュー11に対して付属装置若しくは外部機器を容易に取り付け可能である。また、当該アクセサリーシュー11に取り付けた付属装置(不図示)若しくは外部機器(不図示)における付属接続端子(不図示)若しくは外部接続端子(不図示)を、上記機器接続端子13に電気的に接続させることが容易に可能である。
一方、この状態、即ちシューユニット10が突出位置にある状態からシューユニット10を収納位置へと変位させる場合の作用は次の通りである。即ち、まず、アクセサリーシュー11に取り付けた付属装置(不図示)若しくは外部機器(不図示)を取り外す。なお、付属装置(不図示)若しくは外部機器(不図示)は必ずしも取り外す必要はなく、場合によっては、そのままでもよい。
図2、図7、図8に示すように、機器筐体の上面から突出した状態にあるシューユニット10に対し、例えばアクセサリーシュー11の上面側から矢印Y2に向けて押圧する操作を行う。シューユニット10に対する上記押圧操作によって、シューユニット10は、ポップアップ用ばね16の付勢力に抗して、同矢印Y2方向へと移動して、その主要部が凹部3bに収納された収納位置へと変位する。
即ち、上記シューユニット10への押圧操作を行うと、シューユニット10は全体として矢印Y2方向へと移動する。すると、やがて係止爪部15aの斜面形成部が、ロックレバー17の被係止爪部17aの斜面形成部に当接する。
両者、即ち係止爪部15aの斜面形成部と被係止爪部17aの斜面形成部とが当接した状態で、さらにシューユニット10を矢印Y2方向へ押圧すると、係止爪部15aが矢印Y2方向へと移動する力量は、被係止爪部17aを矢印X2方向へと押圧する力量として働く。したがって、ロックレバー17がロック用ばね18の付勢力に抗して矢印X2方向へと移動する。この状態で、シューユニット10を矢印Y2方向へと押圧し続けると、やがて、係止爪部15aの先端部が被係止爪部17aの先端部を乗り越える。すると、ロックレバー17は、ロック用ばね18の付勢力によって矢印X1方向へと付勢されて所定の位置に復帰する。このとき、ロックレバー17の被係止爪部17aは、係止爪部15aに係合した状態になり、シューユニット10は収納位置に配置される。このときの状態が図1、図5、図6に示す状態である。
このように、シューユニット10が収納位置にあるとき、機器接続端子13の開口13aは、背面カバー3によって覆われた状態になる。また、同時にアクセサリシュー11は、機器筐体の上面から突出しない状態になる。しかし、このときアクセサリシュー11の背面側に面する部分、即ち付属装置や外部機器を取り付ける際の挿入開口部位が露呈するように構成すれば、シューユニット10が収納位置にあるときにも、アクセサリーシュー11を利用して付属装置としての閃光発光装置等を取り付けることも可能である。
以上説明したように上記一実施形態によれば、撮像装置1(機器)における機器筐体(背面カバー3;外観部材)の一部に凹部3bを設け、シューユニット10を機器筐体の凹部3bに対して突没自在に構成している。即ち、シューユニット10は、凹部3b内に納められる収納位置と、同凹部3bから突出して付属装置の取付座を挿入して固定し得る突出位置との間で変位可能に構成している。
さらに、シューユニット10を機器筐体の凹部3bに収納した収納位置に配置したときには、シューユニット10を収納位置に留めておくための係止手段(被係止爪部17aと係止爪部15a)を設けている。
したがって、この構成により、シューユニット10を上記突出位置に配置したときには、シューユニット10におけるアクセサリーシュー11の周囲に広い空間領域を確保することできるので、取り付け可能な付属装置の制約を受けることなく多種多様な付属装置を取り付けることができるようになる。
また、シューユニット10を上記収納位置に配置したときには、アクセサリーシュー11の機器筐体の外面から外部への突出を抑えた配置構成(レイアウト)としたので、例えば、機器の使用時や携帯時等にアクセサリーシュー11が他の器物に引っ掛かったり接触する等に起因して生じる問題点を解消することができる。
さらに、シューユニット10を上記収納位置に配置したときに、機器接続端子13の開口13aが外観部材(背面カバー3)によって覆われた状態となるように構成されている。このことは、上記開口13aを介して塵埃、水分等が内部に浸入するのを抑止することができ、よって機器接続端子13等に対する汚れや塵埃、水分等の付着を抑止することができる。
なお、シューユニット10が上記突出位置にあるときには、機器接続端子13は外部に露出される。しかし、このときにはアクセサリーシュー11に付属装置が取り付けられると同時に、機器接続端子13には付属装置(若しくは外部機器)側の付属接続端子(若しくは外部接続端子)が電気的に接続される。このことから、上記開口13aは、上記付属接続端子(若しくは外部接続端子)によって塞がれる。したがって、このとき、上記開口13aを介して内部に塵埃、水分等は侵入しない。
ところで、上述の一実施形態においては、撮像装置1(機器)における機器筐体(背面カバー3;外観部材)の一部に凹部3bを設け、この凹部3b内に納められる収納位置と、上記凹部3bから突出して付属装置の取付座(不図示)を挿入して固定し得る突出位置との間で変位可能なシューユニット10を具備して構成している。この場合において、シューユニット10が突出位置に配置された時には、シューユニット10の主要部が機器筐体の外部に突出し露出した状態になる。この状態の撮像装置1(機器)の使用中には、例えば機器を落下させる等に起因して、機器筐体の外部に突出している部位(シューユニット10の主要部)に対して意図しない外力等が加わる可能性もある。
そこで、例えば図9、図10に示すように、本撮像装置1Aの背面カバー3Aの凹部3bの外縁を囲うように壁部31を配設する形態が考えられる。このような構成を採用することによって、突出位置にあるシューユニット10を意図しない外力から保護することができる。
図9、図10は、上記一実施形態の変形例を示す図である。このうち図9は、本変形例の機器(撮像装置)のシューユニットが収納位置にある状態の背面側から見た外観斜視図である。図10は、図9の状態からシューユニットが突出位置にある状態に変位した際の背面側の外観斜視図である。なお、図9は上記一実施形態における図1に対応し、図10は上記一実施形態における図2に対応する。
本変形例の撮像装置1Aにおいては、シューユニット10が突出位置に配置されたときには、シューユニット10の周囲近傍に、背面カバー3Aの上面から延設される壁部31を形成している。この場合において、壁部31の延設方向は、シューユニット10の突出方向であって、図9、図10に示す矢印Y方向である。
この構成とすることにより、例えば図9に示すように、シューユニット10を収納位置に配置したときには、上記一実施形態と全く同様に、シューユニット10の主要部が凹部3b内に納められる。このとき、機器接続端子13は、図9に示すように、機器筐体によって覆われた状態となる。なお、このときアクセサリーシュー11の挿入開口は、背面カバー3Aの切欠部4aに開放されている。したがって、この状態でも、アクセサリーシュー11に付属装置又は外部機器を取り付けることが可能である。
一方、図10に示すように、シューユニット10が突出位置に配置されたときには、機器接続端子13は外部に露出した状態となる。つまり、この状態では、付属装置の付属接続端子(不図示)若しくは外部機器の外部接続端子(不図示)と、上記機器接続端子13とを電気的に接続が可能となる。この状態においては、シューユニット10は、機器筐体の外面に設けられた壁部31によって保護される。その他の構成及び作用は、上述の一実施形態と全く同様である。
以上説明したように、本変形例の構成においても上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本変形例の構成によれば、突出位置にあるシューユニット10を壁部31によって囲うことにより、突出状態のシューユニット10を保護することができる。
また、上述の一実施形態及びその変形例においては、シューユニット10の主要部を納められる凹部3bは、外観部材である背面カバー3の一部に設けた例を示している。しかし、上記凹部は、必ずしも外観部材に設けられていなくともよく、機器内部を凹として形成してもよいし、さらに他の形態とすることもできる。例えば、外観部材のうち前面カバー2の一部に凹部を設けて構成してもよい。
なお、本発明の一実施形態においては、付属装置を取り付け可能な機器の一例として、デジタルカメラ等の撮像装置を用いて説明している。しかし、本発明を適用し得る機器の形態としては、上記一実施形態に限られることはない。本発明は、付属装置を取り付け可能なシューユニットを具備する機器であれば、他の形態の機器であっても全く同様に適用可能である。
本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記一実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
本発明は、デジタルカメラ、ムービーカメラ等の撮像装置に限られることはなく、付属装置を取り付け可能に構成された他の形態の機器、例えば携帯電話、スマートフォン、電子手帳、電子辞書、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末機器、ゲーム機器、テレビジョン受像器、時計、GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器等、各種の撮像機能付き電子機器に対して広く適用することができる。
さらに、撮像素子を用いて画像を取得し、その取得画像を表示装置を用いて表示する機能を有し付属装置を取り付け可能な機器、例えば望遠鏡、双眼鏡、単眼鏡、顕微鏡等の観察用機器に対しても同様に適用することができる。また、内視鏡、顕微鏡のような産業用若しくは医療用の観察機器等のほか、監視カメラや車載用カメラ等の撮像装置であっても同様に適用することができる。
1、1A……撮像装置
2……前面カバー
3、3A……背面カバー
3a……指掛け部
3b……凹部
3bb……底面部
3c……溝状部
3cc……レバーガイド部
3d……孔部
3e……係止腕ガイド部
3f……受部
3g……ストッパ部
4……背面表示ユニット
4a……切欠部
4p……表示パネル
5……シャッターレリースボタン
6……モード選択ダイヤル
7……操作部材
8……電源レバー
10……シューユニット
10a……保持部材
11……アクセサリーシュー
12……電気接点
13……機器接続端子
13a……開口
14……フレキシブルプリント基板
15……係止腕
15a……係止爪部
15b……切欠溝部
17……ロックレバー
17a……被係止爪部
17b……操作ツマミ部
31……壁部
上述したように、被係止爪部17aと係止爪部15aとの係合状態が解除されると、シューユニット10は、ポップアップ用ばね16の付勢力によって矢印Y1方向へと移動を開始する。そして、係止爪部15aがストッパ部3gに係止されることによって、シューユニット10の移動が規制(停止)される。これにより、当該シューユニット10は、所定の突出位置に配置され、この突出位置が維持される。このときの状態が、図2、図7、図8に示す状態である。
この状態、即ちシューユニット10が突出位置にある状態においては、図2、図7、図8に示すように、機器接続端子13の開口13aが外部に露呈した状態となる。また、アクセサリーシュー11も機器筐体の上面から突出した位置に配置される。したがって、この状態としたときには、アクセサリーシュー11に対して付属装置若しくは外部機器を容易に取り付け可能である。また、当該アクセサリーシュー11に取り付けた付属装置(不図示)若しくは外部機器(不図示)における付属接続端子(不図示)若しくは外部接続端子(不図示)を、上記機器接続端子13に電気的に接続させることが容易に可能である。

Claims (5)

  1. 付属装置を取り付け可能な機器において、
    外観部材と、
    上記外観部材の一部に設けられた凹部と、
    上記凹部内に納められる収納位置と上記凹部から突出して上記付属装置の取付座を挿入して固定し得る突出位置との間で変位可能なシューユニットと、
    を具備したことを特徴とする機器。
  2. 上記シューユニットを上記収納位置に留めておくための係止手段を、さらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の機器。
  3. 上記付属装置は閃光発光装置であり、
    上記シューユニットは、前記閃光発光装置の発光を行うための電気接点を有し、
    上記シューユニットは、前記電気接点と共に上記収納位置と上記突出位置との間で変位可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機器。
  4. 上記シューユニットは、
    上記付属装置に設けられ当該付属装置との間で電気的接続を可能とする付属接続端子
    若しくは
    外部機器に設けられ当該外部機器との間で電気的接続を可能とする外部接続端子
    に対して接続可能な機器接続端子を有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一つに記載の機器。
  5. 上記シューユニットが上記収納位置にあるときには上記機器接続端子を覆い、
    上記シューユニットが上記突出位置にあるときには上記機器接続端子を外部に露出させて上記付属接続端子若しくは上記外部接続端子と上記機器接続端子とを電気的に接続可能とすることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一つに記載の機器。
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