JP2017133882A - 車載機器及び車載システム - Google Patents

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【課題】車両側から簡単、かつ、操作性良好に携帯端末を操作することができる車載機器及び車載システムを提供する。【解決手段】車載機器1は、入力操作が行われるステアリングスイッチ30と、スマートフォン50の画面上で動作している機能を取得する機能取得手段と、取得した機能に基づいて、ステアリングスイッチ30からの入力操作をマウスのコンボコマンドに変換する変換手段(制御部4)と、変換手段により変換されたコンボコマンドをスマートフォン50に送信するコマンド送信手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリングスイッチ等を有する車載機器及び車載システムに関する。
スマートフォン等の携帯端末は様々な機能を有しており、ナビゲーション機能を有するものも知られている。そこで、携帯端末と車載機器とを接続して、例えばナビゲーションの画面を車載機器等に表示することが知られている。
前記したような携帯端末は、タッチパネルで操作する物が多いが、タッチによる操作は画面表示に合わせて行うことが前提となる。しかしながら、運転中に携帯端末の画面を注視することは例え運転操作をしていないときでも好ましくなく、車載機器としては操作性が良くなかった。
携帯端末を車載機器で操作するものとして特許文献1に記載の車両用表示装置が提案されている。特許文献1に記載の車両用表示装置は、車両用タッチパネル24を設け、車両用タッチパネル24でスライド操作された場合に、その操作をスマートフォン1の携帯タッチパネル部14に行われたと仮定した場合の操作位置の変化を示す情報を生成し、スマートフォン1に送信している。
特開2012−253736号公報
しかしながら、特許文献1の場合、タッチパネルを車両側に設ける必要がある。また、特許文献1に記載のタッチパネルは、車両側表示部と一体的に構成されているものであり、結局は上記したような画面を注視する可能性があるという問題は依然として残る。
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑み、車両側から簡単かつ操作性良好に携帯端末を操作することができる車載機器及び車載システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、車両に搭載される車載機器であって、入力操作が行われるボタンと、携帯端末で動作している機能を取得する機能取得手段と、前記機能取得手段が取得した前記機能に基づいて、前記ボタンからの入力操作を前記携帯端末の操作コマンドに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された操作コマンドを前記携帯端末に送信するコマンド送信手段と、を有することを特徴とする車載機器である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コマンド送信手段が送信した前記操作コマンドによる操作が反映された前記携帯端末の画面情報を受信する画面情報受信手段と、前記画面情報受信手段が受信した前記画面情報を表示する表示手段と、を有することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記変換手段は、前記入力操作を、前記携帯端末が認識可能なマウス操作に変換することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記機能取得手段及び前記コマンド送信手段は、第1の無線通信方式で前記携帯端末と通信し、前記画面情報受信手段は、前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式で前記携帯端末と通信する、ことを特徴とすることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、前記携帯端末と、請求項4に記載の車載機器と、を有する車載システムであって、前記携帯端末は、前記第1の無線通信方式での前記車載機器との接続後、前記第2の無線通信方式での接続要求を示す情報を前記車載機器に送信する接続要求送信手段を有し、前記車載機器は、前記第2の無線通信方式による接続履歴を保存する履歴保存手段と、前記携帯端末から前記第2の無線通信方式での接続要求を示す情報を受信した場合は、前記接続履歴に基づいて前記携帯端末への応答を行う接続制御手段と、を有する、ことを特徴とする車載システムである。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、携帯端末で動作している機能に基づいてボタンからの入力を携帯端末の操作コマンドに変換し、携帯端末へ送信しているので、タッチパネルのように操作のときに画面を注視することがなく、ボタン操作によって車両側から簡単かつ操作性良好に携帯端末を操作することができる。また、携帯端末の操作コマンドに変換するので、携帯端末で動作している機能(アプリ等)に何ら改造等を加えることなく、当該機能の操作をすることができる。
請求項2記載の発明によれば、操作コマンドによる操作が反映された携帯端末の画面情報を受信し、表示手段に表示しているので、携帯端末の画面を視認する必要が無く、例えば、ドライバーから視認しやすいメータ内などの位置に携帯端末の画面を表示させることができる。
請求項3記載の発明によれば、マウス操作により入力操作が認識される機能をアプリ等に何ら改造等を加えることなく、当該アプリの操作をすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、携帯端末とのコマンド等のやり取りと、画面情報と、を異なる通信方式で行うことで、それぞれに最適な通信方式で通信することが可能となる。また、1つの通信方式とした場合に一方の通信(例えば画面情報)により他方の通信(例えばコマンド等)が妨げられるようなことを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、携帯端末は、第1の無線通信方式による接続をトリガとして第2の無線通信方式での接続動作をすることができる。また、車載機器は、一度第2の無線通信方式で接続が行われれば、二度目以降は自動的に携帯端末と接続することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる携帯端末と車載機器と有する車載システムを示す概略構成図である。 図1に示されたステアリングスイッチの構成図である。 図1に示された車載機器の機能的構成図である。 図3に示された記憶部に記憶されているテーブル例の説明図である。 図1に示された車載機器とスマートフォンの動作を示したシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態にかかる車載機器とスマートフォンの動作を示したシーケンス図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る車載システムについて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る車載システムの概略構成図である。
車載システム100は、図1や図2に示すように、車載機器1とスマートフォン50と、を有している。
車載機器1は、図1に示すように、自動車等の車両に搭載され、車両用計器10内に設けられた表示部13と、ステアリングホイール20に設けられたステアリングスイッチ30と、を有している。
車両用計器10は、自動車の走行スピードを表示する速度メータ11と、エンジンの回
転数を表示するタコメータ12と、表示部13と、を有している。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイで構成され、後述するスマートフォン50が実行中(スマートフォン50の画面に表示中)のアプリ(アプリケーションプログラム)の画面が表示される。即ち、本実施形態における携帯端末で動作している機能とは、スマートフォン50で実行中で、当該スマートフォン50の画面に表示中のアプリを示している。
なお、表示部13は、アプリの画面を表示していない時は、各種警告メッセージやシフトインジケータ等を表示してもよい。また、本実施形態では、速度メータ11とタコメータ12とは別に表示部13を設けているが、車両用計器10を1つの液晶ディスプレイで構成して、速度メータ11やタコメータ12を画像とし、速度メータ11、タコメータ12、表示部13を適宜選択して(切り替えて)表示するようにしてもよい。
ステアリングスイッチ30は、図2に示したように、十字キー部31と、決定ボタン32、戻るボタン33と、を有している。十字キー部31は、図面上向かって上側に凸な上方向キー31aと、下側に凸な下方向キー31bと、右側に凸な右方向キー31cと、左側に凸な左方向キー31dと、から構成されている。この十字キー部31は、それぞれの示す方向のキーを押すことによってカーソルやメニューを押された方向キーの方向に移動させる。
決定ボタン32は、十字キー部31の左側かつ戻るボタン33の上側に設けられている。決定ボタン32は、例えば、十字キー部31で選択したメニュー等を決定(確定)する際に押して操作される。
戻るボタン33は、十字キー部31の左側かつ決定ボタン32の下側に設けられている。戻るボタン33は、例えば、現在の表示の1つ前の表示に戻る際に押して操作される。
十字キー部31は、4つの方向キーが押されると、当該キーの部分がステアリングホイール20内に向かって没する。また、決定ボタン32、戻るボタン33が押されると、ステアリングホイール20内に向かって没する。即ち、これらのキーやボタンは物理的に突没自在になっている。したがって、ドライバーは、これらのキーやボタンを注視しなくても手探りで操作が可能となる。即ち、ステアリングスイッチ30は、特許請求の範囲の入力操作が行われるボタンに相当する。
次に、本実施形態にかかる車載機器1の機能的構成を図3を参照して説明する。図3に示したように、車載機器1は、BT通信部2と、WF通信部3と、制御部4と、記憶部5と、表示出力部6と、表示部13と、ステアリングスイッチ30と、を有している。
BT通信部2は、スマートフォン50と、第1の無線通信方式としてのBluetooth(登録商標)規格に沿った通信を行う。本実施形態では、主にステアリングスイッチ30でされた操作を、後述する制御部4においてマウスのレポートコマンドとしてスマートフォン50に送信する際に利用される。
WF通信部3は、スマートフォン50と、第2の無線通信方式としてのWi−Fi(登録商標)規格に沿った通信を行う。本実施形態では、主にスマートフォン50で動作している(画面に表示されている)アプリの画面情報をスマートフォン50から受信する際に利用される。本実施形態では、Wi−Fi(登録商標)を利用した画面情報の送信として、Wi−Fi Allianceによって策定されたMiracastを使用する。以降、Wi−Fi(登録商標)のうちMiracastを第2の無線通信方式として使用する例を説明する。
制御部4は、車載機器1の全体制御を司る。制御部4は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有するマイクロコンピュータで構成される。制御部4は、ROMに格納されている制御プログラム等に基づいて、ステアリングスイッチ30の操作をマウスのコンボコマンドに変換してBT通信部2に送信させたり、WF通信部3が受信した画面情報を表示出力部6に出力したりする。
記憶部5は、例えば不揮発性メモリで構成され、ステアリングスイッチ30の操作をアプリごとの動作に変換するためのテーブルが保存されている。テーブルの例を図4に示す。
図4の最上段がTOPとなる列は、現在スマートフォン50で動作して画面上に表示されているアプリである。また、TOPの右側の列は、ステアリングスイッチ30の各キー(ボタン)を示している。即ち、上は上方向キー31a、下は下方向キー31b、右は右方向キー31c、左は左方向キー31d、戻るが戻るボタン33、決定が決定ボタン32をそれぞれ示している。
また、図4ではアプリの例として、地図アプリ、音楽再生アプリ、ラジオアプリ、ブラウザアプリを挙げている。そして、これらのアプリの右側に、各キー(ボタン)が操作された際に割り当てられる動作が示されている。これらの動作は、実際はマウスのコンボコマンドに変換される。マウスのコンボコマンドとは、マウスの複数の操作を組み合わせたコマンドをいい、例えば、拡大操作の場合、タップ+タップ+ドラッグといったマウス操作の組み合わせとなる。
図4において、地図アプリとブラウザアプリとにおいて斜線で区切られている部分は、斜線の下側は長押しの際に割り当てられる動作である。例えば、現在スマートフォン50に地図アプリが表示されている際に、上方向キー31aを短押しすると、地図の拡大を示す動作となり、長押しすると、カーソルを上方向に移動させることを示す動作となる。
また、例えば、音楽再生アプリの場合、上方向キー31aを操作したときはアルバム送りの動作となる。したがって、当該アプリにおいてアルバム送りとなるコンボコマンドに変換される。このように、アプリごとに各キー(ボタン)に動作を割り当てているので、アプリに応じた操作が可能となっている。
図4に示したテーブルは、予め、アプリごとに割り当てる動作や、当該動作をアプリに行わせることができるコンボコマンドを調査して設定すればよい。
表示出力部6は、WF通信部3が受信した画面情報を制御部4を介して取得し、表示部13に表示するフォーマットに変換して表示部13に出力する。
スマートフォン50は、周知の携帯端末であって、本実施形態では、Bluetooth(登録商標)と、Wi−Fi(登録商標)、特にMiracastに対応している物である。なお、スマートフォン50に限らず、タブレット端末や携帯電話等車内に持ち込める機器であればよい。
次に、上述した構成の車載機器1の動作について図5のシーケンス図を参照して説明する。図5のシーケンス図は、車載システム100における車載機器1とスマートフォン50とのシーケンスを示したものであり、車載機器1側の動作は制御部4で実行される。
まず、ステップS101において、イグニッションスイッチがON(IG ON)になったか否かを判断し、ONになった場合(YESの場合)は、ステップS102において、制御部4は、BT通信部2に対して、スマートフォン50へBluetooth(登録商標)による接続の要求をさせる。ステップS101でONにならない場合(NOの場合)はステップS101で待機する。
一方、スマートフォン50では、ステップS201において、Bluetooth(登録商標)による接続の要求を受信すると、ステップS202において、Bluetooth(登録商標)による接続許可を車載機器1に送信する。そして、続くステップS203において、Miracastによる接続要求を車載機器1に送信する。
次に、車載機器1では、ステップS103において、BT通信部2がスマートフォン50からBluetooth(登録商標)による接続許可を受信し、続くステップS104において、WF通信部3がMiracastによる接続要求を車載機器1に受信する。そして、ステップS105において、制御部4は、WF通信部3に対して、スマートフォン50へMiracastによる接続許可を送信させる。
スマートフォン50では、ステップS204において、Miracastによる接続許可を受信する。以降は、スマートフォン50の画面に表示されているアプリの画面情報がMiracastにより送信開始される。車載機器1では、WF通信部3が画面情報を受信し、制御部4が、表示出力部6を介して表示部13に当該画面情報を表示させる。
車載機器1では、画面情報の表示が開始された以降、ステップS106において、ステアリングスイッチ(STSW)30の操作を検出したか否を判断し、操作を検出した場合(YESの場合)は、ステップS107において、制御部4は、スマートフォン50の画面に表示されているアプリの情報(アプリ名、種類等)の要求をBT通信部2に送信させる。操作を検出しない場合(NOの場合)は、ステップS106で待機する。
スマートフォン50では、ステップS205において、アプリ情報要求を受信し、ステップS206において、画面に表示されているアプリの情報を送信する。
車載機器1では、ステップS108において、BT通信部2がアプリの情報を受信し、続くステップS109において、図4に示したテーブルを用いてステップS106で検出された操作に対応するマウスのコンボコマンドに変換し、そのコンボコマンドをBT通信部2がBluetooth(登録商標)のHIDプロファイルによりマウスのレポートコマンドとして送信する。即ち、取得したアプリ情報(機能)に基づいて、ステアリングスイッチ30(ボタン)からの入力操作をスマートフォン50(携帯端末)が認識可能なマウス操作コマンドに変換して送信している。
上記した説明から明らかなように、制御部4が機能取得手段、変換手段として機能し、BT通信部2がコマンド送信手段として機能する。
スマートフォン50では、ステップS207において、マウスのレポートコマンドを受信し、ステップS208において、受信したレポートコマンドを画面に反映させる。例えば、地図アプリで拡大操作を示すレポートコマンドを受信した場合は、地図を拡大する。この拡大などレポートコマンドが反映されると反映された画面情報がMiracastで車載機器1へ送信される。
車載機器1では、その反映された画面情報が表示部13に表示される。したがって、ドライバーは、ステアリングスイッチ30を操作することで、表示部13の表示を直接操作しているように感じることができる。即ち、WF通信部3が、スマートフォン50(携帯端末)においてBT通信部2(コマンド送信手段)が送信したレポートコマンド(操作コマンド)による操作が反映された画面情報を受信する画面情報受信手段として機能し、表示部13が、WF通信部3(画面情報受信手段)が受信した画面情報を表示する表示手段として機能する。
なお、車載機器1において、ステップS110で、IG OFF等の接続終了を示す動作又はスマートフォン50側から接続解除等を受信したか否かを判断し、接続終了の場合(YESの場合)は、本シーケンスを終了し、そうでない場合(NOの場合)は、ステップS106に戻る。
また、スマートフォン50においても、ステップS209で、接続終了を示す動作又は車載機器1側から接続解除等を受信したか否かを判断し、接続終了の場合(YESの場合)は、本シーケンスを終了し、そうでない場合(NOの場合)は、ステップS205に戻る。
なお、図5のシーケンス図では、アプリ情報の要求をステアリングスイッチ30の操作検出後に行っていたが、それに限らない。例えば、ステアリングスイッチ30の操作検出前でもよい。或いは、スマートフォン50側でアプリが切り替わったタイミングで、車載機器1からアプリ情報の要求が無くともアプリ情報を送信してもよい。
以上の説明した車載機器1によれば、スマートフォン50で動作しているアプリに基づいてステアリングスイッチ30からの入力操作をマウスのコンボコマンドに変換し、当該コンボコマンドをレポートコマンドとしてBluetooth(登録商標)でスマートフォン50へ送信している。このようにすることにより、ステアリングスイッチ30は、タッチパネルと異なり物理的に突没するボタン状であるので、操作のときに画面を注視することがなく、車両側から簡単かつ操作性良好にスマートフォン50を操作することができる。また、マウスのコンボコマンドに変換するので、スマートフォン50で動作しているアプリ等に何ら改造等を加えることなく、当該アプリの操作をすることができる。なお、図5に示したスマートフォン50のシーケンスはBluetooth(登録商標)とMiracastに対応していれば当然に実行可能な動作である。
また、本実施形態では、ステアリングスイッチ30を利用している。ステアリングスイッチ30は操作できるキーやボタンの数が限られているので、割り当てることができる機能も限定される。しかしながら、車載機器1の場合、ドライバーは運転に集中する必要があるため、多くの機能が操作可能となることは好ましくない。したがって、ステアリングスイッチ30のような少ないキーやボタン等で機能を限定することで、より簡単かつ操作性良好にアプリの操作をすることができる。
また、車載機器1はコンボコマンドによる操作が反映された画面情報をMiracastで受信し、表示部13に表示しているので、スマートフォン50の画面を視認する必要が無く、例えば、ドライバーから視認しやすい車両用計器10内などの位置にスマートフォン50の画面を表示させることができる。
また、マウスのコンボコマンドに変換して、レポートコマンドとして送信しているのでスマートフォン50のアプリでマスス操作による操作が可能な機能をアプリ等に何ら改造等を加えることなく、当該アプリの操作をすることができる。
また、スマートフォン50とのコマンド等のやり取りと、画面情報と、を異なる通信方式(Bluetooth(登録商標)及びMiracast)で行うことで、それぞれに最適な通信方式で通信することが可能となる。また、1つの通信方式とした場合に一方の通信(例えば画面情報)により他方の通信(例えばコマンド等)が妨げられるようなことを防止することができる。
なお、上述した実施形態では、マウスのコンボコマンド、即ち、スマートフォン50が認識可能なマウス操作に変換していたが、マウス操作に限らずスマートフォン50が認識可能なキーボード操作に変換してもよい。
また、上述した実施形態では、複数のボタンとしてステアリングスイッチ30で説明したが、ステアリングホイール20に設けられるボタン類に限らず、運転席の周囲に設けられるボタン状の入力手段であればよい。
また、上述した実施形態では、表示手段として車両用計器10内の表示部13で説明したが、車両用計器10内に限らず、ダッシュボードの上部等他の位置に設けた表示部であってもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図6を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
通常、Bluetooth(登録商標)は一度ペアリングすれば、次回以降は自動的に接続が可能であることが知られているが、Miracastは、例えばスマートフォンからテレビ上にディスプレイをミラーリングといった、比較的手動接続が煩わしくない(或いはその都度接続設定をする必要がある)用途で主に用いられていたため、その都度手動で接続をする必要があった。
しかしながら、車載機器1と接続する場合、車両に乗車する度に接続の設定をするのは煩わしく、自動接続が好ましい。そこで、本実施形態では、Miracastも自動的に接続するようにしたものである。
図6に本実施形態にかかるシーケンス図を示す。図6に示したシーケンス図は、スマートフォン50側はステップS203がS203aに変更される以外は図5に示したシーケンス図と同じである。また、車載機器1側は、ステップS104とステップS105との間にステップS111、S112、S113を挿入した点が図5に示したシーケンス図と異なる。
ステップS203aは、ステップS202におけるBluetooth(登録商標)の接続許可をトリガとしてMiracast接続要求を車載機器1に自動送信する。図5のステップS203では、実質的にはMiracast接続要求をする際にユーザ等が接続先を指定する操作が行われていたが、本実施形態では、Bluetooth(登録商標)の接続許可が行われたことをトリガとして、自動的にMiracast接続要求を行う。即ち、スマートフォン50には、Bluetooth(登録商標)の接続許可が行われたことをトリガとしてMiracast接続要求を行うアプリ等がインストールされている。このアプリ等がBluetooth(登録商標)(第1の無線通信方式)での車載機器1との接続後、Miracast(第2の無線通信方式)での接続要求を示す情報を車載機器1に送信する接続要求送信手段として機能する。
ステップS111においては、Miracast接続要求がなされたユーザが登録済みのユーザか否かを判断し、登録済みである場合(YESの場合)はステップS105に進みMiracast接続許可を送信する。登録済みでない場合(NOの場合)はステップS112に進む。記憶部5には、過去に接続されたスマートフォン50のMAC(Media Access Control)アドレスを接続履歴として記憶(保存)する。そして、制御部4では、記憶部5に記憶されたMACアドレスと現在接続要求が送信されてきたスマートフォン50のMACアドレスとを照合することによって登録済みか否かを判断する。即ち、制御部4が、スマートフォン50の(携帯端末)からMiracast(第2の無線通信方式)での接続要求を示す情報を受信した場合は、MACアドレス(接続履歴)に基づいてスマートフォン50(携帯端末)への応答を行う接続制御手段として機能する。
次に、ステップS112において、ステップS111において、登録済みユーザでない場合は、Miracastによる接続可否を判断し、接続を許可する場合(可の場合)はステップS113に進み、許可しない場合(否の場合)はシーケンスを終了する。この接続可否は、例えば表示部13に接続可否を選択させるメッセージ等を表示し、ユーザ(ドライバー)にステアリングスイッチ30等を利用して選択させればよい。
次に、ステップS113において、ユーザ登録を行ってステップS105に進む。本ステップでは、現在接続要求が送信されてきたスマートフォンのMACアドレスを記憶部5に記憶する。
本実施形態の記憶部5は、上述したように、第2の無線通信方式による接続履歴を保存する履歴保存手段として機能する。また、接続履歴は動作中に書き込みが行われるので、書き込みが可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリが好ましい。
本実施形態によれば、スマートフォン50は、Bluetooth(登録商標)による接続をトリガとしてMiracastでの接続動作をすることができる。また、車載機器1は、一度Miracastで接続が行われれば、二度目以降は自動的にスマートフォン50と接続することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の車載機器の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 車載機器
2 BT通信部(コマンド送信手段)
3 WF通信部(画面情報受信手段)
4 制御部(機能取得手段、変換手段、接続制御手段)
5 記憶部(履歴保存手段)
13 表示部(表示手段)
30 ステアリングスイッチ(ボタン)
50 スマートフォン(携帯端末)
100 車載システム

Claims (5)

  1. 車両に搭載される車載機器であって、
    入力操作が行われるボタンと、
    携帯端末で動作している機能を取得する機能取得手段と、
    前記機能取得手段が取得した前記機能に基づいて、前記ボタンからの入力操作を前記携帯端末の操作コマンドに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された操作コマンドを前記携帯端末に送信するコマンド送信手段と、
    を有することを特徴とする車載機器。
  2. 前記コマンド送信手段が送信した前記操作コマンドによる操作が反映された前記携帯端末の画面情報を受信する画面情報受信手段と、
    前記画面情報受信手段が受信した前記画面情報を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車載機器。
  3. 前記変換手段は、前記入力操作を、前記携帯端末が認識可能なマウス操作に変換することを特徴とする請求項1または2に記載の車載機器。
  4. 前記機能取得手段及び前記コマンド送信手段は、第1の無線通信方式で前記携帯端末と通信し、
    前記画面情報受信手段は、前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式で前記携帯端末と通信する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の車載機器。
  5. 前記携帯端末と、請求項4に記載の車載機器と、を有する車載システムであって、
    前記携帯端末は、前記第1の無線通信方式での前記車載機器との接続後、前記第2の無線通信方式での接続要求を示す情報を前記車載機器に送信する接続要求送信手段を有し、
    前記車載機器は、前記第2の無線通信方式による接続履歴を保存する履歴保存手段と、前記携帯端末から前記第2の無線通信方式での接続要求を示す情報を受信した場合は、前記接続履歴に基づいて前記携帯端末への応答を行う接続制御手段と、を有する、
    ことを特徴とする車載システム。
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