JP2017133601A - ロックアップクラッチ - Google Patents

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秀剛 廣澤
Shugo Hirozawa
秀剛 廣澤
広慈 宮本
Hiroshige Miyamoto
広慈 宮本
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Abstract

【課題】トルクコンバータのロックアップ時に、ピストンに設けられている摩擦材がフロントカバーに対して片当たり状態になるなどの不具合を適切に防止することが可能なロックアップクラッチを提供する。
【解決手段】ロックアップクラッチLCは、ピストン5またはピストン5に取り付けられた部材に回転支点40を介して支持された複数のロックアップアシスト部材4を備え、かつ各ロックアップアシスト部材4は、第2端部42が回転支点40に相対してピストン5の後方側に変位させられる向きの力Fbを受けることにより、第1端部41がピストン5の外周縁寄り領域の後面部を前方に押圧可能とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン出力を変速機側に伝達するためのトルクコンバータに適用されるロックアップクラッチに関する。
この種のロックアップクラッチは、たとえば図6(a)に示すように、エンジン(不図示)により回転されるフロントカバー1の主板部10と、トルクコンバータのタービンシェル20との相互間に、ピストン5が配された構成とされているのが一般的である。図面では省略しているが、ピストン5とタービンシェル20とは連動回転可能に係合している。ロックアップを行なう際には、トルクコンバータ内の油圧を利用してピストン5が主板部10側に前進する。ピストン5の外周縁寄り領域の前面部には、耐摩耗性に優れた摩擦材9が設けられており、ピストン5が前進したロックアップ時には、摩擦材9が主板部10に当接(圧接)するようになっている。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、改善すべき余地があった。
すなわち、図6(b)に示すロックアップ状態においては、ピストン5の後面側の広い範囲に油圧が作用している。この際にフロントカバー1と接するのは摩擦材9のみであるため、摩擦材9が設けられている外周縁寄り領域よりも中心寄り領域の方がフロントカバー1の主板部10に接近するように変形し易い。このような変形を生じると、摩擦材9は傾斜姿勢となって、この摩擦材9の外周縁部分はフロントカバー1の主板部10から離間し、摩擦材9の前面部の略全域を主板部10に対して均一に当接させることが困難となる。これでは、摩擦材9とフロントカバー1との当接面積が小さくなるため、ロックアップ状態を確実かつ強固なものとするには、ピストン5をフロントカバー1に押し付けるための油圧をかなり高くする必要が生じ、効率が悪くなる。また、摩擦材9の接触面積が少ないことに起因して、摩擦材9の使用寿命が短くなる。さらには、摩擦材9がフロントカバー1に対して、いわゆる片当たり状態となっているため、ジャダー(異音の発生などを伴う異常振動)も発生し易い。
なお、前記した不具合を抑制するための一手段として、摩擦材の前面部を傾斜面とし、ロックアップ時においてピストンが撓み変形した場合に、摩擦材の前面部がフロントカバーの主板部に略平行となるように設定する手段がある(特許文献1)。ところが、このような手段によれば、摩擦材の前面部を所定の傾斜角の傾斜面に形成するための加工が必要であり、その加工が煩雑である。また、摩擦材の前面部を前記したような傾斜面に形成しているものの、摩擦材の内周縁側が外周縁側よりもフロントカバーに対して強く圧接される傾向がある点については、根本的な改善はなされていない。したがって、長期間の繰り返し使用がなされると、摩擦材に偏摩耗が発生し易い。その結果、結局は、摩擦材がフロントカバーに片当たりすることとなって、ジャダーが発生するなどの虞がある。
特開2004−11710号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、トルクコンバータの
ロックアップ時に、ピストンに設けられている摩擦材がフロントカバーに対して片当たり状態になるなどの不具合を適切に防止することが可能なロックアップクラッチを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供されるロックアップクラッチは、エンジンにより回転されるフロントカバーの主板部とトルクコンバータのタービンシェルとの相互間に往復動可能に配され、かつ前記トルクコンバータ内の油圧を利用して前記フロントカバーの主板部側への前進が可能とされたピストンと、このピストンの外周縁寄り領域の前面部に設けられ、かつ前記ピストンが前進したロックアップ時に前記フロントカバーに当接させるための摩擦材と、を備えているロックアップクラッチであって、前記ピストンまたは前記ピストンに取り付けられた部材に回転支点を介して支持され、かつ前記回転支点を挟んで互いに離間する第1端部および第2端部を有する複数のロックアップアシスト部材を、さらに備えており、前記各ロックアップアシスト部材は、前記ロックアップ時において、前記第2端部が前記回転支点に相対して前記ピストンの後方側に変位させられる向きの力を受けることにより、前記第1端部が前記ピストンの外周縁寄り領域の後面部を前方に押圧可能な構成とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、トルクコンバータのロックアップ時において、ピストンが、その外周縁寄り領域よりも中心寄り領域の方がフロントカバーの主板部に接近するように撓み変形したとしても、ピストンの外周縁寄り領域は、ロックアップアシスト部材の第1端部によって前方に押圧され、フロントカバーの主板部に押し付けられる。このため、従来とは異なり、摩擦材の外周縁部分がフロントカバーの主板部から離間した状態になるように摩擦材が主板部に片当たり状態になることは解消され、摩擦材の前面部の略全域を前記主板部に対して均一に当接させることが可能となる。その結果、ピストンの前進に利用されるトルクコンバータ内の油圧を、さほど高くする必要がなくなり、エネルギ効率をよくすることができる。
第2に、摩擦材がフロントカバーに片当たり状態となることが解消されるため、フロントカバーに対する摩擦材の接触面積を大きくして、その使用寿命を長くすることができる。さらには、摩擦材の片当たりに起因するジャダー(異音の発生などを伴う異常振動)の発生も適切に防止することができる。
第3に、摩擦材の前面部を傾斜面にするといった特許文献1に記載された煩雑な手段を採用する必要がなくなる他、そのような手段では解決することのできなかった根本的な不具合、すなわち摩擦材の内周縁側が外周縁側よりもフロントカバーに強く圧接するように摩擦材が偏った力を受けるという根本的な不具合が適切に解消される。
第4に、ロックアップアシスト部材の第1端部によってピストンの外周縁寄り領域を押圧させるための手段として、ロックアップアシスト部材を回転可能に支持させ、かつその第2端部が所定方向の力を受けるようにしているが、このような構成は、たとえば後述する実施形態においても示されているように、第2端部をフロントカバーに接触させたり、あるいはタービンシェルに係合させるなどして簡易に実現することが可能である。したがって、ロックアップアシスト部材を回転動作させるための特別な駆動源などは不要であり、製造コストが大幅に上昇するといった不具合も適切に回避することが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明に係るロックアップクラッチの一例を示す概略断面図であり、(b)は、(a)に示す構造のロックアップ時の状態を示す要部断面図である。 (a)は、図1に示したロックアップクラッチを構成するダンパアッセンブリを示す図であって、図1のIIa−IIaに相当する断面図(フロントカバーなどを省略した概略断面図)であり、(b)は、(a)の要部分解断面図である。 (a)は、図2(a)のIIIa−IIIa断面図であり、(b)は、図2(a)のIIIb−IIIb断面図であり、(c)は、図2(a)のIIIc−IIIc断面図である。 本発明の他の例を示す要部概略断面図である。 本発明の他の例を示す要部概略断面図である。 (a),(b)は、従来技術の一例を示す要部概略断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
なお、理解の容易のため、図6に示した従来技術と同一または類似の要素には、従来技術と同一の符号を用いる。
図1(a)に示すように、本実施形態のロックアップクラッチLCは、不図示のエンジンにより回転されるフロントカバー1の主板部10とトルクコンバータ2のタービンシェル20との相互間に配されたピストン5、摩擦材9、ピストン5に後述する複数のバネ6やロックアップアシスト部材4などの部材を組み付けて構成されたダンパアッセンブリA、およびタービンシェル20に固定されたロックアッププレート3を備えている。図1(a)は、摩擦材9がフロントカバー1の主板部10から適当な寸法Sa離間した非ロックアップ状態を示し、同図(b)は、摩擦材9が主板部10に当接したロックアップ状態を示している。
図面においては、トルクコンバータ2のステータを省略しているが、トルクコンバータ2は、インペラ21なども備えており、その基本的な構成は、従来既知のものと同様である。
ダンパアッセンブリAは、ピストン5、このピストン5に保持された複数のバネ6、および複数のロックアップアシスト部材4に加え、複数のバネ6の位置規制などを図るためのリテーニングプレート7(図2では網点模様領域)、ならびに中間子8(図2ではクロスハッチング領域)も備えている。
ピストン5は、タービンハブ22にスライド可能に外嵌されており、フロントカバー1の主板部10に対向し、かつこの対向方向に往復動可能である。ピストン5の後面部(主板部10側とは反対側)には、トルクコンバータ2内の油圧が作用しており、ピストン5と主板部10との相互間領域から作動オイルが排出されると、ピストン5は主板部10側に前進し、摩擦材9が主板部10に当接したロックアップ状態となる。摩擦材9は、ピストン5の外周縁寄りの前面部に設けられており、耐摩耗性に優れた材質の円形リング状である。
複数のバネ6は、ロックアップ時の衝撃吸収作用などを得るためのものであり、コイル圧縮バネである。これらのバネ6は、図2および図3(a)に示すように、ピストン5の半径方向において、リテーニングプレート7の外周縁部と中間子8の外周縁の起立壁部8bとの間に挟まれるようにしてピストン5の後面部側に保持されている。リテーニングプレート7は、リベット91を利用してピストン5に固定されており、その外周縁部には、2つのストッパ片部70が中心軸Cを挟む対向配置状態に設けられている(図3(b)も参照)。複数のバネ6は、円弧状に湾曲した状態で2つのストッパ片部70の相互間領域に直列配列で並べられている。本実施形態では、2つのバネ6(6a,6b)が1つのバネ列Rを構成しており、このバネ列Rは、図2に示すように、計2列設けられている。各
バネ列Rの両端部は、2つのストッパ片部70に当接している(図3(b)も参照)。
中間子8は、その内周縁部8aがリテーニングプレート7とピストン5との相互間に挟み込まれていることにより中心軸C周りに回転可能であり、中心軸Cを挟んで対向する2つの爪部80を有している(図3(c)も参照)。これら2つの爪部80は、バネ6a,6b間に介装されている。このような構成によれば、爪部80を設けない場合と比較すると、バネ6の個々の寸法を短くすることが可能であり、バネ6が伸縮する際の挙動を小さくし、バネ6の伸縮時のフリクションの減少、およびヒステリシスの抑制を図ることが可能である。
ロックアッププレート3は、タービンシェル20に固定されている。このロックアッププレート3には、ピストン5側に向けて突出し、かつ中心軸Cを挟んで対向する2つの爪部30が設けられている。これら2つの爪部30は、図2において仮想線で示すように、リテーニングプレート7のストッパ片部70に対応する位置であって、2列のバネ列Rの相互間の位置に介装されている(図3(b)も参照)。
図2の矢印Da方向は、エンジンの出力軸およびフロントカバー1の回転方向であり、ピストン5が同方向に回転する際には、爪部30が各バネ列Rの一端部Raに当接し、かつこの一端部Raを同方向に押圧する。各バネ列Rは、その他端部Rbがストッパ片部70の端部70bによって支持されているため、前記押圧により圧縮変形する。トルクコンバータ2のロックアップ時においては、ピストン5の回転力は、複数のバネ6を介してロックアッププレート3に伝達する。
図1および図2において、複数のロックアップアシスト部材4は、トルクコンバータ2のロックアップ時に、摩擦材9の前面部の略全域をフロントカバー1の主板部10に対して均一に当接させるための部材であり、テコの原理を利用し、ピストン5の外周縁寄り領域を前方(主板部10側)に押圧するようになっている。
具体的には、各ロックアップアシスト部材4は、ピストン5の後面部側に設けられた回転支点40を中心として、ピストン5の往復動方向と略同一方向に回転可能に設けられている。回転支点40は、たとえばピストン5またはリテーニングプレート7の後面部に突設された支持片40aに、ロックアップアシスト部材4の支持用の軸体40bを取り付けた構成である。
ロックアップアシスト部材4は、ピストン5の半径方向に延びており、回転支点40を挟んで互いに離間した第1端部41および第2端部42を有している。第1端部41は、ピストン5の外周縁寄り領域の後面部に対向する配置とされている。好ましくは、この第1端部41は、ピストン5の後面部のうち、摩擦材9よりもピストン5の半径方向外方側に対向する配置とされている。第2端部42は、その一部分がピストン5よりも前方に突出するようにピストン5を貫通した構成とされている。図1(b)に示すトルクコンバータ2のロックアップ時には、第2端部42の一部分は、フロントカバー1の主板部10に当接し、ピストン5の後方側への力Fbを受ける。この力Fbにより、ロックアップアシスト部材4には回転支点40を中心とする回転力を生じる結果、第1端部41は、ピストン5の外周縁寄り領域の後面部を力Faで前方に押圧する。好ましくは、第1端部41および第2端部42のそれぞれの回転支点40からの距離La,Lbは、La<Lbの関係とされ、力Fa,Fbは、Fa>Fbとなるように構成されている。
図2に示すように、各ロックアップアシスト部材4の第1端部41は、ピストン5の外周縁寄り領域の周方向に延びる円弧状であり、外周縁寄り領域の比較的広い範囲を押圧可能な形状とされている。本実施形態では、ロックアップアシスト部材4は、計4つ具備さ
れており、これらはピストン5の周方向に略等間隔で配置され、ピストン5の外周縁寄り領域の複数箇所をバランスよく押圧可能とされている。なお、爪部30,80は、図2(a)の矢印Da方向に移動するが、これら爪部30,80とロックアップアシスト部材4とは、不当に干渉しないようにされている。
次に、前記したロックアップクラッチLCの作用について説明する。
まず、図1(a)に示すトルクコンバータ2の非ロックアップ状態において、フロントカバー1の主板部10とピストン5との相互間領域から作動オイルを流出させると、既述したように、ピストン5はトルクコンバータ2内の油圧により、主板部10側に前進する。その結果、同図(b)に示すように、摩擦材9が主板部10に当接(圧接)したロックアップ状態となる。ただし、その際には、ロックアップアシスト部材4の第2端部42が主板部10に当接して力Fbを受け、第1端部41がピストン5の外周縁寄り領域を力Faで前方に押圧する。この押圧力Faは、第2端部42が受ける力Fbよりも大きくすることが可能である。
前記したような動作を生じる結果、図6(b)を参照して説明したように、仮に、ピストン5に撓み変形が発生したとしても、摩擦材9の前面部の略全域をフロントカバー1の主板部10に均一に当接させ、主板部10に対して摩擦材9が片当たり状態にならないようにすることが可能となる。このため、フロントカバー1に対する摩擦材9の当接面積が過少になることを解消し、トルクコンバータ2内の油圧をさほど高くしなくても、トルクコンバータ2のロックアップ状態を安定させることが可能となる。また、摩擦材9の片当たり状態が解消される結果、摩擦材9の偏摩耗防止による使用寿命の長期化、ならびにジャダーの発生防止を適切に図ることもできる。特許文献1とは異なり、摩擦材9の前面部を傾斜面に形成する必要もない。
図4および図5は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図4に示す実施形態においては、ピストン5の外周縁部に、後方側に向けて突出するフランジ部50が形成されている。ロックアップアシスト部材4の第1端部41は、フランジ部50を押圧可能とされている。このような構成によっても、本発明が意図する作用を適切に得ることが可能であり、第1端部41によってピストン5の外周縁寄り領域の後面部を押圧する場合、前記したような構成を採用することもできる。
図5に示す実施形態においては、タービンシェル20に補助部材38が固定され、この補助部材38とタービンシェル20との相互間に隙間38aが形成されている。この隙間38aに、ロックアップアシスト部材4の第2端部42が係入している。なお、隙間38aは、タービンシェル20の周方向に延びて形成されており、ロックアップアシスト部材4とタービンシェル20との相対回転が許容される構成とされている。
本実施形態によれば、図5に示す状態からピストン5が主板部10側に前進すると、ロックアップアシスト部材4の第2端部42の位置は一定のままであるため、この第2端部42は、回転支点40に相対してピストン5の後方側に変位させられる力Fcを受ける。その結果、第1端部41は、ピストン5の外周縁寄り領域を力Fdで前方に押圧することとなり、摩擦材9が主板部10に片当たり状態にならないようにする作用が得られる。本実施形態では、先の実施形態とは異なり、ピストン5に第2端部42を貫通させるための孔部を設ける必要を無くすことができる利点が得られる。なお、好ましくは、図5に示す距離La,Lbは、先の実施形態と同様に、La<Lbの関係とされる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るロックアップクラッチの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
ロックアップアシスト部材、ピストン、および摩擦材などの具体的な形状、サイズ、材質などは限定されない。ロックアップアシスト部材を支持する回転支点は、ピストンに直接設けられた構成に代えて、ピストンに間接的に設けられた構成としてもよい。ロックアップアシスト部材の第1端部は、ピストンの外周縁寄り領域の後面部に対向するように配置され、かつロックアップ時にその部分を前方に押圧可能であればよい。ロックアップアシスト部材の第2端部は、ロックアップ時に、回転支点に相対してピストンの後方側に変位させられる向きの力を受けるように設けられていればよい。
LC ロックアップクラッチ
A ダンパアッセンブリ
1 フロントカバー
10 主板部(フロントカバーの)
2 トルクコンバータ
20 タービンシェル
3 ロックアッププレート
4 ロックアップアシスト部材
40 回転支点(ロックアップアシスト部材の)
41 第1端部(ロックアップアシスト部材の)
42 第2端部(ロックアップアシスト部材の)
5 ピストン
9 摩擦材

Claims (1)

  1. エンジンにより回転されるフロントカバーの主板部とトルクコンバータのタービンシェルとの相互間に往復動可能に配され、かつ前記トルクコンバータ内の油圧を利用して前記フロントカバーの主板部側への前進が可能とされたピストンと、
    このピストンの外周縁寄り領域の前面部に設けられ、かつ前記ピストンが前進したロックアップ時に前記フロントカバーに当接させるための摩擦材と、
    を備えているロックアップクラッチであって、
    前記ピストンまたは前記ピストンに取り付けられた部材に回転支点を介して支持され、かつ前記回転支点を挟んで互いに離間する第1端部および第2端部を有する複数のロックアップアシスト部材を、さらに備えており、
    前記各ロックアップアシスト部材は、前記ロックアップ時において、前記第2端部が前記回転支点に相対して前記ピストンの後方側に変位させられる向きの力を受けることにより、前記第1端部が前記ピストンの外周縁寄り領域の後面部を前方に押圧可能な構成とされていることを特徴とする、ロックアップクラッチ。
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