JP2017133296A - 回転式掘削機、回転式掘削機の傾斜測定方法 - Google Patents

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【課題】 簡易な構造で精度よく回転式掘削機の先端位置を把握することが可能な回転式掘削機、回転式掘削機の傾斜測定方法を提供する。【解決手段】 ロッド5は中空の部材である。ロッド5の内部には、傾斜測定装置9とアンテナ部材19とが収容される。傾斜測定装置9は中空の部材であり、内部には、傾斜センサ11、電源13、アンテナ部15等が収容される。なお、傾斜測定装置9の容器は完全に密封されており、内部への水分等の浸入が防止される。傾斜測定装置9の容器には、上下に凹部17が形成される。凹部17は、アンテナ部材19が挿入される部位である。傾斜測定装置9の内部において、アンテナ部15は、例えば、凹部17の周囲に巻き付けられる。傾斜センサ11で測定された測定データは、アンテナ部15とアンテナ部材19との間で送受信される。【選択図】図2

Description

本発明は、土留め壁等を構築するための回転式掘削機等に関するものである。
従来、地下に構造物を施工する際には、周りの土が崩れることを防止するために、規模に応じた土留め壁を構築する必要がある。特に、大規模な土留め壁としては、ソイルセメント地中連続壁が採用されている。ソイルセメント地中連続壁は、原地盤とセメントミルクとを撹拌混合した柱体に形鋼などの芯材を挿入して構築される。
このようなソイルセメント地中連続壁は、回転式掘削機によって構築される。例えば、代表的な回転式掘削工法としては、オーガー撹拌方法(SMW工法)がある(例えば特許文献1)。
特開平11−131469号公報
ソイルセメント地中連続壁は、仮設の土留めとなる。このため、可能な限り敷地境界限度ギリギリで施工し、建ぺい率の有効な活用を図ることが望まれる。このような場合には、ソイルセメント地中連続壁が敷地境界を侵さないように、施工の精度管理が最も重要になる。
しかし、従来のソイルセメント地中連続壁の施工においては、掘削機の先端位置を正確に計測するシステムを使用した例がほとんどない。例えば、オーガースクリュウーの上部に傾斜計を設置し、傾斜計へのケーブルをコネクタで接続する方法も提案されているが、劣悪な環境下で使用されるため、十分な止水性を確保することが難しい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で精度よく回転式掘削機の先端位置を把握することが可能な回転式掘削機、回転式掘削機の傾斜測定方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は複数のロッドが継ぎ足された回転式掘削機であって、それぞれの前記ロッドに配置される傾斜測定装置と、前記傾斜測定装置に取り付け可能なアンテナ部材と、を具備し、前記傾斜測定装置の内部には、傾斜センサと、前記傾斜センサを駆動させる電源と、前記傾斜センサからの信号を送受信するアンテナ部と、が密封され、前記アンテナ部材と前記アンテナ部とは非接触で信号を送受信可能であり、前記ロッド同士の接続部において、前記アンテナ部材同士が信号を送受信可能であることを特徴とする回転式掘削機である。
前記ロッド同士の接続部において、前記アンテナ部材同士の間に、発泡体が挟み込まれることが望ましい。
前記傾斜測定装置は、マイクロ波を発生させることが望ましい。
前記傾斜測定装置と、前記アンテナ部材が、前記ロッドの内部に配置されてもよい。
前記傾斜測定装置と、前記アンテナ部材が、前記ロッドの外部に配置されてもよい。
前記アンテナ部材は、前記傾斜測定装置の両端に挿入されてもよい。
第1の発明によれば、傾斜測定装置の内部に傾斜センサと電源とアンテナ部とを密封することで、テープなどによる止水性の確保が不要である。このため、作業性が良好であり、信頼性が高い。
また、傾斜測定装置の内部のアンテナ部と、傾斜測定装置の外部のアンテナ部材とが非接触でアンテナによる信号の送受信を行うため、電線等を用いる必要がなく、構造が簡易であり、確実に止水性を確保することができる。この際、アンテナ部材は、棒状の部材を適用することができるため、長さ調整が容易である。このため、ロッドの長さに応じて、現場で長さ調整を行うこともできる。
また、ロッドの接続部において、アンテナ部材同士の間に発泡体を挟み込むことで、アンテナ部材同士の間に水分が浸入することを防止することができる。アンテナ部材同士の間に水分が浸入すると、アンテナによる信号が遮断されて伝わりにくくなるためである。
なお、発泡体を用いることで、アンテナ部材同士の長さのばらつきを吸収可能である。例えば、アンテナ部材同士が突き合わさると、ロッド同士の接続が十分でなくなるおそれがあるため、アンテナ部材同士は非接触となるが、発泡体は容易に変形可能であるため、アンテナ部材同士の隙間を確実に埋めて、確実に信号の送受信を行うことができる。
また、傾斜測定装置が高い周波数であるマイクロ波を発生させるようにすれば、傾斜測定装置を小型にすることができる。
また、傾斜測定装置とアンテナ部材をロッドの内部に配置すれば、ロッドの外部に部材が露出せず、水密性の確保が容易である。
また、傾斜測定装置とアンテナ部材をロッドの外部に配置すれば、傾斜測定装置のメンテナンスや電源交換等が容易である。
アンテナ部材が傾斜測定装置の両端に挿入されるようにすれば、構造が簡易であり、また、傾斜測定装置の外部のアンテナ部材とアンテナ部材とが確実に信号の送受信を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明にかかる回転式掘削機の傾斜測定方法であって、上方から、前記アンテナ部材を介して、それぞれの前記傾斜測定装置に対して測定開始指示を出し、前記アンテナ部材を介して、それぞれの前記傾斜測定装置からの測定データを取得することを特徴とする回転式掘削機の傾斜測定方法である。
上方から、前記アンテナ部材を介して、最深の前記ロッドの前記傾斜測定装置に対して測定開始指示を出し、当該傾斜測定装置で測定された結果は、前記アンテナ部材を介して一つ上方の前記傾斜測定装置に送信され、下方の前記傾斜測定装置で測定された結果を受信した一つ上方の前記傾斜測定装置は、当該ロッドの傾斜測定を行い、順次上方に、下方からの測定結果と自身の測定結果を前記アンテナ部材を介して送信して、それぞれの前記傾斜測定装置における測定結果を上方に送信してもよい。
第2の発明によれば、効率よくロッドの傾斜の測定データを取得することができる。
本発明によれば、簡易な構造で精度よく回転式掘削機の先端位置を把握することが可能な回転式掘削機、回転式掘削機の傾斜測定方法を提供することができる。
回転式掘削機1を示す全体図。 ロッド5の断面図。 傾斜測定装置9を示す図。 発泡体21を示す図。 データ収集方法を示す図。 傾斜測定装置9aを示す図。 傾斜測定装置9bを示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、回転式掘削機1を示す図である。回転式掘削機1は、主に、駆動部3、ロッド5、データ収集部7等から構成される。なお、ロッド5の本数や長さは、図示した例には限られない。
回転式掘削機1は、オーガー掘削機である。回転式掘削機1のベースマシン2には鉛直方向にガイドバー4が設けられる。ガイドバー4には、図示を省略した昇降装置によってガイドバー4に沿って昇降可能な駆動部3が配置される。
駆動部3の先端には、ロッド5が接続される。複数のロッド5は、互いに接続部6で接続される。なお、これら複数のロッドを総称してオーガーと称する。各ロッド5の外周には図示を省略した削孔ビッドが設けられる。また、複数のロッド5の先端にはオーガーヘッドが固定される。なお、回転式掘削機1は、例えば、3連のオーガーを有する。
ベースマシン2には、データ収集部7が配置される。データ収集部7は、例えばコンピュータやタブレット端末である。データ収集部7は、後述する各ロッド5の傾斜測定データを収集し、オーガーの傾斜を算出可能である。
次に、傾斜測定装置について説明する。図2は、ロッド5の内部構造を示す概略断面図であり、図3は、傾斜測定装置9の外観概略図である。ロッド5は中空の部材である。ロッド5の内部には、傾斜測定装置9とアンテナ部材19とが収容される。
傾斜測定装置9は中空の部材であり、内部には、傾斜センサ11、電源13、アンテナ部15等が収容される。なお、傾斜測定装置9の容器は完全に密封されており、内部への水分等の浸入が防止される。
傾斜センサ11は、公知の傾斜センサであり、例えば、鉛直方向に対してX方向およびY方向の傾斜をそれぞれ計測可能なジャイロを適用可能である。なお、以下の説明では、傾斜センサ11の動作を制御する制御部については説明を省略するが、傾斜センサ11は、傾斜センサ11の駆動やデータ変換を行う制御部を含むものとして説明する。電源13は、傾斜センサ11を駆動するためのものである。また、アンテナ部15は、傾斜センサ11からの信号を送受信するための部位である。
傾斜測定装置9の容器には、上下に凹部17が形成される。凹部17は、アンテナ部材19が挿入される部位である。傾斜測定装置9の内部において、アンテナ部15は、例えば、凹部17の周囲に巻き付けられる。傾斜センサ11で測定された測定データは、アンテナ部15とアンテナ部材19との間で送受信される。すなわち、傾斜測定装置9の内部と外部とでは、アンテナによって信号の送受信が行われる。
アンテナ部材19は、棒状の部材であり、例えば鋼棒または鋼管である。したがって、現場でも自由に長さを調整することができる。アンテナ部材19は、傾斜測定装置9の両側の凹部17にそれぞれ挿入される。すなわち、凹部17は、アンテナ部材19の外形に対応した形状である。
ロッド5同士は、公知の方法で接続される。なお、ロッド5は、掘削深さに応じて、適宜長さを組み合わせて使用される。すなわち、長さの異なるロッド5を組み合わせることで、所望のオーガー長さにすることができる。この際、前述した様に、アンテナ部材19は容易に切断することができるため、最長のロッド5に合わせて準備すれば、現場で切断して長さ調整することも可能である。
ロッド5同士の接続部6では、アンテナ部材19同士が非接触で対向する。アンテナ部材19同士も、アンテナによって非接触でデータを送受信することができる。
ここで、本発明では、データの送受信にマイクロ波を用いることが望ましい。例えば、周波数が300MHz〜3THzの電波を用いることが望ましく、さらに望ましくは、0.9GHz以上である。このような高周波を用いることで、発振器およびアンテナ部をコンパクトにすることができる。
一方、このような高周波を用いると、土中などでの減衰が大きいことが知られている。特に、水中では電波が伝わりにくい。したがって、アンテナ部材19同士の隙間に水分が浸入すると、アンテナ部材19同士の間のデータの送受信が困難となる場合がある。例えば、ロッド5の内部には、水や土が浸入する可能性があり、アンテナ部材19同士の隙間に入ると、アンテナ部材19同士の通信障害をきたす恐れがある。
これに対し、本実施形態では、アンテナ部材19同士の間に、発泡体21を挟み込むことが望ましい。図4は、発泡体21の概形を示す図である。発泡体21は、例えば発泡スチロールなどの樹脂製である。発泡体21の両側には、それぞれ、アンテナ部材19を挿入可能な凹部23が形成される。
接続部6においては、発泡体21のそれぞれの側の凹部23に、上下のロッド5に収容されるアンテナ部材19の先端が挿入される。このように、発泡体21によって、アンテナ部材19同士の隙間に空気層を確保することができる。このため、確実にアンテナ部材19間のデータの送受信を行うことができる。なお、部材間の距離が短く、アンテナ部材19同士の信号の送受信が確保できれば、発泡体21は必ずしも必要ではない。
次に、本実施形態における回転式掘削機1を用いた傾斜測定方法について説明する。図5は、アンテナ部材19と傾斜測定装置9a、9b、9c、9dのデータの送受信の流れを示す図である。
データ収集部7は、有線または無線により、最上部のロッドに収容されるアンテナ部材19に対して、測定開始指示を送信する。測定開始指示を受信したアンテナ部材19は、測定開始指示情報を最上部のロッドに収容される傾斜測定装置9aに送信する(図中矢印A)。
測定開始指示を受信した傾斜測定装置9aは、測定開始指示情報を下方のアンテナ部材19に送信し(図中矢印B)、さらに一つ下のロッドに収容されるアンテナ部材19に測定開始指示情報が送信される(図中矢印C)。以上を繰り返し、上方から順に、アンテナ部材19を介して、最深のロッドの傾斜測定装置9dに対して測定開始指示が伝達される(図中矢印D〜G)。
最深の傾斜測定装置9dが測定開始指示を受信すると、傾斜センサは当該ロッド5(傾斜測定装置9d)の傾斜を測定し、測定された結果を、アンテナ部材19を介して一つ上方の傾斜測定装置9cに送信する(図中矢印H,I)。さらに、下方の傾斜測定装置9dで測定された結果を受信した一つ上方の傾斜測定装置9cは、当該ロッド5の傾斜測定結果と、一つ下のロッドの測定結果とを、一つ上方の傾斜測定装置9bに送信する(図中矢印J,K)。
以上のように、順次上方に、下方からの測定結果と自身の測定結果とをアンテナ部材19を介して送信して、それぞれの傾斜測定装置における測定結果を上方に送信する(図中矢印L〜N)。なお、それぞれの測定結果は、測定された傾斜測定装置のIDと紐づけられており、識別が可能である。
データ収集部7には、予め各ロッドの長さが入力されており、それぞれのロッドの傾斜角度によって、ロッドの先端位置を算出可能である。例えば、オーガーの最上部の位置をGPS等で把握し、上方のロッドの上端位置が分かれば、当該ロッドの傾斜から、当該ロッドの下端位置を算出することができる。以上の計算を上方から順に行うことで、オーガーの下端位置を知ることができる。なお、掘削深さは、別途深度検出器によって測定することができる。
このように、上方から、アンテナ部材19を介して、それぞれの傾斜測定装置9a、9b、9c、9dに対して測定開始指示を出し、アンテナ部材19を介して、それぞれの傾斜測定装置9a、9b、9c、9dからの測定データを取得することができる。したがって、オーガーの各部の位置を把握することができる。
なお、各傾斜測定装置の測定データの収集方法は、上述した方法には限られない。例えば、タイマなどを用いて所定の間隔で自動的に傾斜の測定とデータ送信とを行うようにしてもよい。また、データ収集部7と測定開始指示とは別系統で行ってもよい。
以上、本実施の形態によれば、傾斜測定装置9を貫通するようなケーブル等を配置する必要がない。このため、確実に傾斜測定装置9を密封することができる。また、傾斜センサ11、電源13、アンテナ部15を傾斜測定装置9の容器内に密封するため、ロッド5の内部に土水が浸入した場合でも、信頼性を確保することができる。また、アンテナ部材19は傾斜測定装置9の外部に配置されるため、アンテナ部材19によって、傾斜測定装置9の水密性が悪化することがない。
また、傾斜測定装置9の両端に凹部17が設けられ、凹部17にアンテナ部材19が挿入されるため、組立が容易である。また、凹部17の内部にアンテナ部15が配置されるため、確実にアンテナ部材19とアンテナ部15との間でデータの送受信を行うことができる。
また、アンテナ部材19同士の対向部には、発泡体21が配置される。このため、アンテナ部材19同士の隙間に土水が浸入することを防止し、確実に空気層を確保することができる。したがって、アンテナ部材19同士は、非接触で確実にデータの送受信を行うことができる。この際、発泡体21に凹部23が形成されるため、アンテナ部材19との間の設置が容易である。
また、傾斜測定装置9がマイクロ波を発生させるようにすることで、装置を小型化することができる。この場合でも、発泡体21を用いることで、確実にアンテナ部材19同士のデータの送受信を行うことができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施の形態にかかる傾斜測定装置9の設置状態を示す図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同一の機能を奏する構成については、図1〜図5等と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
前述した実施形態では、ロッド5の内部に、傾斜測定装置9とアンテナ部材19とが配置される例について説明した。本実施形態では、傾斜測定装置9とアンテナ部材19が、ロッド5の外部に配置される。傾斜測定装置9は、ロッド5の外周面に接合される。また、ロッド5は、傾斜測定装置9の凹部17に挿入されるとともに、必要に応じて、傾斜測定装置9またはロッド5に接合される。
前述した様に、傾斜測定装置9は完全に密封されているため、ロッド5の外部に配置しても、傾斜測定装置9の内部に水等が浸入することがない。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、ロッド5の外部に傾斜測定装置9を配置することで、傾斜測定装置9のメンテナンスや電源の交換等が容易である。
次に、第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施の形態にかかる傾斜測定装置20を示す図である。
傾斜測定装置20は、傾斜測定装置9と略同様であるが、凹部17の形態が異なる。傾斜測定装置20は、凹部17が傾斜測定装置20の端面に配置されるのではなく、側面に形成される。
傾斜測定装置20の内部には、傾斜測定装置9と同様に、傾斜センサ11、電源13、アンテナ部15が密封される。アンテナ部15は、U字状の凹部17の周囲に配置される。
アンテナ部材19は、凹部17に配置される。この際、平面視において、凹部17は略U字状に側面に開口するように形成されるため、アンテナ部材19は、傾斜測定装置20の側方から配置することができる。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。このように、傾斜測定装置に対するアンテナ部材19の配置は適宜アレンジすることができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………回転式掘削機
2………ベースマシン
3………駆動部
4………ガイドバー
5………ロッド
6………接続部
7………データ収集部
9、20………傾斜測定装置
11………傾斜センサ
13………電源
15………アンテナ部
17………凹部
19………アンテナ部材
21………発泡体
23………凹部

Claims (8)

  1. 複数のロッドが継ぎ足された回転式掘削機であって、
    それぞれの前記ロッドに配置される傾斜測定装置と、
    前記傾斜測定装置に取り付け可能なアンテナ部材と、
    を具備し、
    前記傾斜測定装置の内部には、傾斜センサと、前記傾斜センサを駆動させる電源と、前記傾斜センサからの信号を送受信するアンテナ部と、が密封され、
    前記アンテナ部材と前記アンテナ部とは非接触で信号を送受信可能であり、
    前記ロッド同士の接続部において、前記アンテナ部材同士が信号を送受信可能であることを特徴とする回転式掘削機。
  2. 前記ロッド同士の接続部において、前記アンテナ部材同士の間に、発泡体が挟み込まれることを特徴とする請求項1記載の回転式掘削機。
  3. 前記傾斜測定装置は、マイクロ波を発生させることを特徴とする請求項2記載の回転式掘削機。
  4. 前記傾斜測定装置と、前記アンテナ部材が、前記ロッドの内部に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転式掘削機。
  5. 前記傾斜測定装置と、前記アンテナ部材が、前記ロッドの外部に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転式掘削機。
  6. 前記アンテナ部材は、前記傾斜測定装置の両端に挿入されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の回転式掘削機。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の回転式掘削機の傾斜測定方法であって、
    上方から、前記アンテナ部材を介して、それぞれの前記傾斜測定装置に対して測定開始指示を出し、前記アンテナ部材を介して、それぞれの前記傾斜測定装置からの測定データを取得することを特徴とする回転式掘削機の傾斜測定方法。
  8. 上方から、前記アンテナ部材を介して、最深の前記ロッドの前記傾斜測定装置に対して測定開始指示を出し、当該傾斜測定装置で測定された結果は、前記アンテナ部材を介して一つ上方の前記傾斜測定装置に送信され、下方の前記傾斜測定装置で測定された結果を受信した一つ上方の前記傾斜測定装置は、当該ロッドの傾斜測定を行い、順次上方に、下方からの測定結果と自身の測定結果を前記アンテナ部材を介して送信して、それぞれの前記傾斜測定装置における測定結果を上方に送信することを特徴とする請求項7記載の回転式掘削機の傾斜測定方法。
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