JP2017132333A - 無人移動体および無人移動体を用いた検査方法 - Google Patents

無人移動体および無人移動体を用いた検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズの影響を軽減して、高いS/N比の出力信号を得ることができる、無人移動体および無人移動体を用いた検査方法を提供する。
【解決手段】検査対象物の検査を行なう移動可能な無人移動体8は、検査対象物の検査を行なう検査機器14と、検査対象物に向かって延出し、少なくとも検査機器14のグランド線となる電線16と、電線16に設けられ検査対象物に接続されて電線16を検査対象物に電気的に接続する接続機構17と、電線16を巻き取る巻取機構15とを備えている。
【選択図】図6

Description

この発明は、検査対象物の検査を行なう無人移動体および無人移動体を用いた検査方法に関する。
橋梁や風力発電設備のロータブレードなどの点検方法として、目視検査や打音検査などが実施されている。たとえば橋梁の検査では、橋梁点検車(ブリッジチェッカー)が利用されている。しかし、橋梁点検車でも検査が困難な場所では、作業者がロープアクセスを行なって検査を行なっているため、作業者の負担が大きかった。
風力発電設備のロータブレードの検査においても、作業者がロータブレードの一本ごとにロープアクセスを行なっている。作業者が数十メートルものロータブレードを上から下へ降下する形で検査を行なっているため、作業者の負担が大きかった。
その一方、小型の無人移動体に検査装置を搭載し、無人移動体を用いて検査を実施することで、作業者への負担を軽減する提案がなされている。
橋梁の検査方法を開示したものとして特許文献1(特開2015−034428号公報)がある。特許文献1には、空中移動機器を用いて橋梁を検査する方法が開示されている。空中移動機器は、橋梁を構成する部材に生じるひび割れや損傷の程度を撮影する。撮影したデータを分析することで、橋梁の損傷状態を調査している。
風力発電設備のロータブレードの検査方法を開示したものとして特許文献2(特表2013−542360号公報)がある。特許文献2には、空気熱デバイスを用いてロータブレード内部の温度を変化させ、無人飛行機などに搭載した赤外線カメラなどでこれを外側から観察する方法が開示されている。赤外線カメラなどにより正常部と異常部の温度変化の差異を観察することで、ロータブレードの欠陥を見つけている。
原子力施設内等の被災地の調査に適した無人走行の調査用移動体を開示したものとして特許文献3(特開2013−112028号公報)がある。特許文献3は、クローラで覆われた本体と、本体の上部に装着された調査用センサ機器などを備えた無人走行の調査用移動体を開示している。
特開2015−034428号公報 特表2013−542360号公報 特開2013−112028号公報
しかしながら、上述したような小型の無人移動体においては、搭載した検査装置のグランド線は、無人移動体に搭載した電源に接続することしかできない。無人移動体は、無人移動体を駆動するためのモータや、モータなどを制御するためのドライバを備えているが、これらのグランド線も同様に、小型無人移動体に搭載した電源に接続することしかできない。
そのため、モータやドライバから発生する多くの電気ノイズが検査装置から出力される信号に混入し、出力信号のS/N比を低下させてしまうという問題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ノイズの影響を軽減して、高いS/N比の出力信号を得ることができる、無人移動体および無人移動体を用いた検査方法を提供することを目的とする。
この発明に基づいた検査対象物の検査を行なう移動可能な無人移動体に従えば、検査対象物の検査を行なう検査機器と、検査対象物に向かって延出し、少なくとも上記検査機器のグランド線となる電線と、上記電線に設けられ、検査対象物に接続されて上記電線を検査対象物に電気的に接続する接続機構と、上記電線を巻き取る巻取機構とを備えている。
上記無人移動体において好ましくは、回転翼をさらに備え、無人飛行体として構成されている。
上記無人移動体において好ましくは、上記接続機構は、検査対象物の受雷器に接続される。
上記無人移動体において好ましくは、上記受雷器は、風力発電設備のロータブレードに設けられたレセプターである。
上記無人移動体において好ましくは、上記接続機構は、上記レセプターに設けられたアタッチメントに接続されるものである。
この発明に基づいた移動可能な無人移動体を用いて検査対象物の検査を行なう、無人移動体を用いた検査方法に従えば、上記無人移動体は、検査対象物の検査を行なう検査機器と、少なくとも上記電子機器のグランド線となる電線と、上記電線に設けられ検査対象物に接続されて上記電線を検査対象物に電気的に接続する接続機構とを備えている。上記検査方法は、上記無人移動体を移動させて検査対象物に接近する工程と、上記接続機構を上記検査対象物に接続する工程と、上記接続機構を上記検査対象物に接続した状態で、上記検査機器により上記検査対象物の検査を行なう工程とを備えている。
上記無人移動体を用いた検査方法において好ましくは、上記無人移動体は回転翼をさらに備え無人飛行体として構成されている。
上記無人移動体を用いた検査方法において好ましくは、上記接続機構は、検査対象物の受雷器に接続されている。
上記無人移動体を用いた検査方法において好ましくは、上記受雷器は、風力発電設備のロータブレードに設けられたレセプターである。
上記無人移動体を用いた検査方法において好ましくは、上記レセプターには上記接続機構と接続するためのアタッチメントが設けられている。上記接続機構を検査対象物に接続する工程においては、上記接続機構は、上記アタッチメントに接続される。
本発明に係る無人移動体および無人移動体を用いた検査方法によると、ノイズの影響を軽減して、高いS/N比の出力信号を得ることができる、無人移動体および無人移動体を用いた検査方法を提供することができる。
この発明に基づいた実施の形態における風力発電設備の外観を示す正面図である。 この発明に基づいた実施の形態における風力発電設備のロータブレードの先端部の構造を示す正面図である。 この発明に基づいた実施の形態における無人飛行体の構造を示す平面図である。 この発明に基づいた実施の形態における無人飛行体の構造を示す正面図である。 この発明に基づいた実施の形態において検査を行なうときのロータブレードの位置を示す正面図である。 この発明に基づいた実施の形態において、無人飛行体を用いてロータブレードを検査する状態を示す正面図である。
この発明に基づいた実施の形態における無人移動体および無人移動体を用いた検査方法について、図を参照しながら説明する。本実施の形態においては、小型の無人飛行体を用いて風力発電設備のロータブレードの検査を行なう場合について説明する。
本実施の形態の無人移動体および無人移動体を用いた検査方法の検査対象物は、これに限定されるものではなく、橋梁、高層建築、工場プラントその他の構築物の検査にも用いることができる。また無人移動体は無人飛行体に限定されるものではなく、検査対象物上を走行したり、検査対象物に向かって地上を走行するものなども含む。
図1は、本実施の形態における風力発電設備の外観を示す正面図である。風力発電設備1は、タワー5と、タワー5の上部に搭載されたナセル2と、ナセル2に搭載されているロータ3と、3枚のロータブレード4(4a,4bおよび4c)を有する。ロータブレード4の中心側端部はロータ3に接続されている。ロータブレード4は、ナセル2内を水平方向に延びる軸を中心に図1に示す角度φの方向に回転することが可能である。この回転は図示しないブレーキ機構によって停止させることが可能である。
また、ロータブレード4は、図示しない回転機構によって各ロータブレード4a,4bおよび4cの長手方向に延びる軸を中心として回転が可能である。ロータブレード4の長手方向を軸とする回転は、図1に示す角度θまたはピッチ角の方向に回転が可能とされている。この回転は図示しないブレーキ機構によって停止させることが可能である。
図2は、風力発電設備のロータブレードの先端部の構造を示す正面図である。図2は、ロータブレード4の腹側または背側を地面とおおよそ垂直に停止させた状態を示している。ロータブレード4の先端部にはレセプター(受雷部)6が設けられている。レセプター6にはダウンコンダクタ7が接続されている。レセプター6はロータブレード4の表面に露出する金属部材である。図2では、円形の金属部分が露出するレセプター6を示している。レセプター6は、円形以外の種々の形状とすることができる。ロータブレード4の先端部の全体をレセプター6とすることもできる。
ダウンコンダクタ7は、一端がレセプター6に電気的に接続されている。ダウンコンダクタ7は、ロータブレード4の内部を通ってロータブレード4の付け根まで延びる導線である。レセプター6およびダウンコンダクタ7は、ロータブレード4が受雷した際の雷電流を大地に流すために設けられている。雷電流は、レセプター6、ダウンコンダクタ7、ナセル2およびタワー5を経由して接地極へと逃がされる。
図3は本実施の形態における無人飛行体の構造を示す平面図である。図4は本実施の形態における無人飛行体の構造を示す正面図である。
無人飛行体8は、無人飛行体本体21と、モータ9と、モータ9に接続された回転翼10とを有する。無人飛行体本体21は、機体制御を行なうコントローラ11を有している。コントローラ11には、モータ9を駆動させるインバータ12および無線通信を行う無線通信ユニット13が接続されている。
無人飛行体本体21は平面視略矩形に形成されている。無人飛行体本体21の対角線方向に延びる4本のアーム22の各々の先端に、モータ9および回転翼10が設けられている。無人飛行体本体21の外形ならびにモータ9および回転翼10の数などは種々変更することができる。
無人飛行体8は、無線通信ユニット13で他装置と通信を行ない、マニュアル操縦または自動操縦で飛行する。無人飛行体8は、図示しないGPSユニットや磁気センサ、ジャイロセンサ、気圧計などの各種センサを搭載している。無人飛行体8は、これらのセンサから得られた値により回転翼10の回転数などを制御することで、3次元の位置決めを行ないながら飛行する。
無人飛行体8はロータブレード4の検査を行なう検査機器14を有している。検査機器14はコントローラ11と協調しながら各種の検査を行なう。検査には、ロータブレード4の状態を取得する作業、たとえばカメラによる写真撮影や打音検査など種々の検査が含まれる。また検査には、検査対象物を測定する作業も含む。
写真撮影が行われる場合には、検査機器14にカメラが含まれる。打音検査が行われる場合には、検査機器14に打音検査装置が含まれる。打音検査装置は、ロータブレード4を打撃する打撃部と、打撃部によってロータブレード4に発生した振動を取得するセンサとを含む。打撃部としてはソレノイドアクチュエータなどを用いることができる。センサとしては、加速度ピックアップなど振動を測定可能なものを用いることができる。このセンサをロータブレード4に配置し、打撃部によって発生した振動をロータブレード4のセンサで取得してもよい。
無人飛行体8により、検査以外のメンテナンスなどを行なう場合には、検査機器14と一体または別体のメンテナンスユニットを設けてもよい。
無人飛行体8はその下部に、グランド線を構成する電線16と、図示しないモータによって電線16を巻き上げおよび送り出す巻取機構15と、脚部23とを有している。巻取機構15は、図示しないドラムとドラムを回転駆動するモータとを有している。電線16はドラムに巻き付けられている。
なお、電線16を常に同じ長さで用い、飛行中に電線16が垂下していても障害にならないような使用方法の場合には、巻取機構15を省略することもできる。
本実施の形態では、脚部23は下方に突出する4本の棒状部材により構成されている。脚部23の先端を検査対象物に当接することで無人飛行体8を安定して着陸させることができる。脚部23の形状は、検査対象物に適合させて種々の形状とすることができる。また、脚部23に代えて、あるいは、脚部23に加えて、無人飛行体8を移動させるための車輪を設けてもよい。
電線16はたとえば被覆された銅線などの金属線で構成されている。電線16は巻き取りが可能な導線であれば種々の材質および形態のものを用いることができる。電線16は、巻取機構15により電線16を送り出した状態において、図示するように無人飛行体8の下面から下方に向かって垂下する。
一方、巻取機構15により電線16を巻き取ることにより電線16を無人飛行体8に収納することができる。電線16を収納することで、無人飛行体8の飛行中に電線16を安定して保持することができる。無人飛行体8をロータブレード上を移動させながら検査等するために、電線16は必要な範囲で長尺であることが好ましい。
電線16は、無人飛行体8に搭載されたモータ9、コントローラ11、インバータ12および無線通信ユニット13、各種センサなどのすべての電子機器や検査機器14のグランド線として機能する。電線16に接続する電子機器は必要に応じて選択して、一部の電子機器のみを接続することもできる。
電線16の先端にはレセプター6に接続するための接続機構17が設けられている。接続機構17がレセプター6に接続されると、電線16とレセプター6とが電気的に接続される。電線16がレセプター6に接続されることで、電線16に電気的に接続された電子機器や検査機器14は、検査対象物である風力発電設備を介して大地に接地される。
接続機構17は、たとえば磁石のように容易に脱着可能なものが好ましい。接続機構17を電線16の先端に設けることにより、電線16のレセプター6への接続が容易となる。ただし、接続機構17は必ずしも電線16の先端に設けなくてもよい。また、接続機構17により接続される場所は、受雷部であるレセプター6に限定されない。たとえば、検査対象物が金属製である場合には、金属が露出した箇所に接続機構17を接続することにより、検査対象物をグランド線の一部として用いることができる。
レセプター6に代えて、接続機構17を接続するための専用の接続端子を検査対象物に予め設けてもよい。当該専用の接続端子を複数個所に設けてもよい。
レセプター6の表面に、接続機構17の接続を容易にするためのアタッチメントを設けてもよい。アタッチメントとしては、たとえば接続機構17の形状に適合したフック状の電極や、接続機構17を磁着するための磁石などが考えられる。アタッチメントを磁石で構成した場合には、接続機構17を鉄などの磁性材料で構成することができる。
本実施の形態における無人飛行体8を用いた風力発電設備のロータブレード4の検査方法について説明する。
図5は、本実施の形態において検査を行なうときのロータブレードの位置を示す正面図である。まず、図5に示すように、検査の対象となるロータブレード4aを地面と略水平となるように停止させる。ロータブレード4aは、トレーリングエッジおよびリーデングエッジが水平方向に並ぶように停止させる。無人飛行体8をロータブレード4aの上空付近まで飛行させる。
図6は本実施の形態における無人飛行機を用いてロータブレードを検査する状態を示す正面図である。
図6に示すように無人飛行体8をレセプター6の略直上に位置させ、ロータブレード4に着陸させる。着陸後、電線16を送り出して電線16の接続機構17をレセプター6に接続する。接続機構17を接続した後、電線16を巻取機構15で所望の長さまで送り出し、無人飛行体8をロータブレード4の検査位置まで移動させる。接続機構17をレセプター6に接触させた状態で、搭載した検査機器14によりロータブレード4の検査を実施する。
このように電線16をグランド線としてレセプター6に接続して検査を行なうことで、モータ9やインバータ12などから発生するノイズが検査機器14の出力信号に混入することを低減することができる。その結果、検査結果の出力信号のS/N比を改善することができる。検査実施後、巻取機構15で電線16を巻き取る。電線16を十分に長いものとした場合でも、巻取機構15で電線16を巻き取ることで、電線16を安定して保持することができる。
上記の例では無人飛行体8をロータブレード4上に着陸させた。無人飛行体8をロータブレード4上に着陸させずに空中で検査を行なう場合には、無人飛行体8が空中に浮上した状態で、電線16を送り出して接続機構17をレセプター6に接続させてもよい。
検査結果の出力信号はコントローラ11に記録される。検査結果を無線通信ユニット13で地上にある他装置に送信してもよい。
上述のような無人飛行体8にメンテナンスユニットを設けた場合には、ロータブレード4のメンテナンス作業を行なうことができる。無人飛行体8によるメンテナンス作業には、ロータブレード4の欠陥修復作業、清掃作業などが含まれる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 風力発電設備、2 ナセル、3 ロータ、4(4a,4b,4c) ロータブレード、5 タワー、6 レセプター、7 ダウンコンダクタ、8 無人飛行体、9 モータ、10 回転翼、11 コントローラ、12 インバータ、13 無線通信ユニット、14 検査機器、15 巻取機構、16 電線、17 接続機構、21 無人飛行体本体、22 アーム、23 脚部。

Claims (10)

  1. 検査対象物の検査を行なう移動可能な無人移動体であって、
    検査対象物の検査を行なう検査機器と、
    検査対象物に向かって延出し、少なくとも前記検査機器のグランド線となる電線と、
    前記電線に設けられ、検査対象物に接続されて前記電線を検査対象物に電気的に接続する接続機構と、
    前記電線を巻き取る巻取機構とを備えた、無人移動体。
  2. 回転翼をさらに備え、無人飛行体として構成された、請求項1に記載の無人移動体。
  3. 前記接続機構は、検査対象物の受雷器に接続される、請求項1または請求項2に記載の無人移動体。
  4. 前記受雷器は、風力発電設備のロータブレードに設けられたレセプターである、請求項3に記載の無人移動体。
  5. 前記接続機構は、前記レセプターに設けられたアタッチメントに接続されるものである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無人移動体。
  6. 移動可能な無人移動体を用いて検査対象物の検査を行なう、無人移動体を用いた検査方法であって、
    前記無人移動体は、検査対象物の検査を行なう検査機器と、少なくとも前記電子機器のグランド線となる電線と、前記電線に設けられ検査対象物に接続されて前記電線を検査対象物に電気的に接続する接続機構とを備え、
    前記検査方法は、
    前記無人移動体を移動させて検査対象物に接近する工程と、
    前記接続機構を前記検査対象物に接続する工程と、
    前記接続機構を前記検査対象物に接続した状態で、前記検査機器により前記検査対象物の検査を行なう工程とを備えた、無人移動体を用いた検査方法。
  7. 前記無人移動体は回転翼をさらに備え無人飛行体として構成された、請求項6に記載の無人移動体を用いた検査方法。
  8. 前記接続機構は、検査対象物の受雷器に接続される、請求項6または請求項7に記載の無人移動体を用いた検査方法。
  9. 前記受雷器は、風力発電設備のロータブレードに設けられたレセプターである、請求項8に記載の無人移動体を用いた検査方法。
  10. 前記レセプターには前記接続機構と接続するためのアタッチメントが設けられ、
    前記接続機構を検査対象物に接続する工程においては、前記接続機構は、前記アタッチメントに接続する、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の無人移動体を用いた検査方法。
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