JP2017132141A - 造形装置、造形方法、ステージの経路補正装置及びステージの経路補正方法 - Google Patents

造形装置、造形方法、ステージの経路補正装置及びステージの経路補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステージまたは積層部材が積層方向に移動可能な構成において、ステージまたは積層部材が、積層方向に移動する際に、積層方向に直交する方向に変位してしまうことを抑制する。
【解決手段】3次元形状データに基づいて造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、前記造形材料が積層されるステージと、前記ステージに前記造形材料を積層する積層部材と、前記造形材料を積層する方向である積層方向に平行な面を有する部材と、前記ステージまたは前記積層部材を、前記積層方向と、前記積層方向に直交する方向のうち少なくとも第1の方向とに駆動可能な駆動機構と、前記部材と前記ステージのうちいずれか一方の、前記積層方向に平行な面に形成されたマーカと、前記部材と前記ステージのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は造形装置、造形方法、ステージの経路補正装置及びステージの経路補正方法に関する。
多数の層を積み上げることで3次元造形物を形成する造形装置が注目を集めている。特許文献1、2には、電子写真プロセスを応用した造形方式が開示されている。
特開平10−224581号公報 特開2003−053846号公報
造形装置では、各層の断面画像の形状精度(画像形成精度)と各層を積み重ねるときの位置精度(積層精度)が、最終的な造形物の品質に大きな影響を与え得る。特許文献1、2の装置のように、各層の画像を独立に形成しそれらを順に積層するタイプの積層方式では、その問題が大きくなる。
位置精度に影響する要因は複数あると考えられるが、特許文献1、2のようにステージ(テーブル)を積層方向に移動させ、その上に各層を積層する構成の場合、ステージの上昇及び下降におけるステージの微妙な回転歪みや垂直軸の傾きが要因の一つとなる。これは、積層方向に移動可能な積層部材が、固定されたステージ上に各層を積層する構成の場合においても同様である。
しかしながら、特許文献1、2に開示された装置では、ステージの上昇及び下降におけるステージの微妙な回転歪みや垂直軸の傾きへの対処はなされておらず、積層精度を保証することができない。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであって、ステージまたは積層部材が積層方向に移動可能な構成において、ステージまたは積層部材が、積層方向に移動する際に、積層方向に直交する方向に変位してしまうことを抑制することを目的とする。
本発明の第1態様は、
3次元形状データに基づいて造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
前記造形材料が積層されるステージと、
前記ステージに前記造形材料を積層する積層部材と、
前記造形材料を積層する方向である積層方向に平行な面を有する部材と、
前記ステージまたは前記積層部材を、前記積層方向と、前記積層方向に直交する方向のうち少なくとも第1の方向とに駆動可能な駆動機構と、
前記部材と前記ステージのうちいずれか一方の、前記積層方向に平行な面に形成されたマーカと、
前記部材と前記ステージのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
を有することを特徴とする造形装置を提供する。
本発明の第2態様は、
積層部材とステージのいずれか一方を積層方向に移動して、前記積層部材と前記ステージとの相対位置を変えながら、3次元形状データに基づき前記積層部材により造形材料を前記ステージに積層して立体物を作製する造形方法であって、
前記積層方向に移動させたときの前記積層部材または前記ステージの前記積層方向に垂直な方向の変位量をあらかじめ取得しておき、
前記変位量を低減するように前記積層部材と前記ステージとの相対位置を補正しながら、前記造形材料を前記ステージに積層する
ことを特徴とする造形方法を提供する。
本発明の第3態様は、
3次元形状データに基づいて造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
前記造形材料が積層されるステージと、
前記ステージに前記造形材料を積層する積層部材と、
前記造形材料を積層する方向である積層方向に平行な面を有する部材と、
前記ステージまたは前記積層部材を、前記積層方向と、前記積層方向に直交する方向のうち少なくとも第1の方向とに駆動可能な駆動機構と、
前記部材と前記ステージのうちいずれか一方の、前記積層方向に平行な面に形成されたマーカと、
前記部材と前記ステージのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
を有する造形装置による造形方法であって、
立体物の作製に先立ち、前記ステージまたは前記積層部材が前記積層方向に相対移動したときの前記ステージと前記積層部材との相対位置の前記第1の方向における変位量を、前記検出部の検出結果に基づいて計測する工程と、
立体物を作製するときに、計測された前記変位量に基づいて、前記ステージまたは前記積層部材が前記積層方向に移動するときの前記第1の方向の位置を、前記駆動機構により補正する工程と、
を含むことを特徴とする造形方法を提供する。
本発明の第4態様は、
載置面を有し、前記載置面に対して垂直方向に移動可能なステージと、
前記載置面に対して垂直方向と平行な面を有する部材と、
前記載置面に対して平行な方向のうち少なくとも第1の方向に前記ステージを駆動する駆動機構と、
前記部材と前記ステージとのうちいずれか一方に形成されたマーカと、
前記部材と前記ステージとのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
前記ステージが前記垂直方向に移動したときの前記ステージの前記第1の方向への変位量を、前記検出部の検出結果に基づいて計測する計測部と、
前記計測部で計測された変位量に基づいて、前記ステージが前記垂直方向に移動するときの前記第1の方向の前記ステージの位置を、前記駆動機構により補正する補正部と、
を有することを特徴とするステージの経路補正装置を提供する。
本発明の第5態様は、
載置面を有し、前記載置面に対して垂直方向に移動可能なステージと、
前記載置面に対して垂直方向と平行な面を有する部材と、
前記載置面に対して平行な方向のうち少なくとも第1の方向に前記ステージを駆動する
駆動機構と、
前記部材と前記ステージとのうちいずれか一方に形成されたマーカと、
前記部材と前記ステージとのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
を有するステージの経路補正装置による経路補正方法において、
前記ステージが前記垂直方向に移動したときの前記ステージの前記第1の方向への変位量を、前記検出部の検出結果に基づいて計測する工程と、
計測された前記変位量に基づいて、前記ステージが前記垂直方向に移動するときの前記第1の方向の前記ステージの位置を、前記駆動機構により補正する工程と、
を有することを特徴とするステージの経路補正方法を提供する。
本発明によれば、ステージまたは積層部材が積層方向に移動可能な構成において、ステージまたは積層部材が、積層方向に移動する際に、積層方向に直交する方向に変位してしまうことを抑制することができる。
実施形態に係る造形装置の構成を模式的に示す図。 造形コントローラの回路ブロック図。 マーカとステージの位置関係を説明する図。 キャリブレーション及び経路補正のフローチャート。 マーカ検出の概念図。 マーカ検出の概念図。 ステージの移動経路の補正の概念図。 ステージ側にマーカを形成した例について示す図。
以下、この発明を実施するための形態を図面を参照して例示的に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている各部材の寸法、材質、形状、その相対配置など、各種制御の手順、制御パラメータ、目標値などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態>
(造形装置の構成)
図1を参照して、本発明の実施形態に係る造形装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る造形装置の構成を模式的に示す図である。
造形装置は、多数の薄膜を積層することによって立体物を作製する装置である。この装置は、AM(Additive Manufacturing)システム、3Dプリンタ、RP(Rapid Prototyping)システムなどとも呼ばれる。
本実施形態の造形装置は、概略、制御部、画像形成部、及び、造形部を有する。制御部は、造形対象物の3次元形状データから複数層のスライス画像データ(断面データ)を生成する処理、造形装置の各部の制御、などを担う構成部分である。制御部は、制御ユニット60、造形コントローラ70、画像生成コントローラ10、複数のモータ112〜114、複数のセンサ44,45,54,55、57などで構成される。画像形成部は、各層のスライス画像データに基づき、造形材料からなる1層分の画像を形成する構成部分である。画像形成部は、レーザスキャナ(露光装置)20、プロセスカートリッジ30、転写ローラ41などで構成される。造形部は、画像形成部で形成された複数層の画像を順に積層し固着することによって、3次元構造をもつ立体物を形成する構成部分である。造形部
は、転写体42、ヒータローラ43、ステージ52、ステージガイド53、側面ガイド56などで構成される。
(制御部)
制御ユニット60は、造形対象物の3次元形状データを積層造形用のスライス画像データへ変換する機能、各層のスライス画像データを画像生成コントローラ10へ出力する機能、積層造形工程を管理する機能、などを有する。制御ユニット60は、例えばパーソナルコンピュータや組み込み型コンピュータにこれらの機能を有するプログラムを実装することにより構成することができる。3次元形状データとしては、3次元CAD、3次元モデラー、3次元スキャナなどで作成されたデータを用いることができる。3次元形状データのフォーマットは問わないが、例えば、STL(StereoLithography)などのポリゴンデータを好ましく用いることができる。またスライス画像データのフォーマットとしては、例えば、多値の画像データ(各値が材料の種類を表す)やマルチプレーンの画像データ(各プレーンが材料の種類に対応する)を用いることができる。
造形コントローラ70は、造形装置のメカトロ制御を行う機能を有している。駆動系は、ステージ52が3軸移動を行うように駆動可能なステージ駆動Xモータ112,ステージ駆動Yモータ113,及びステージ駆動Zモータ114を含む。センシング系は、オフラインキャリブレーションで利用される材料先端検知センサ44、45、材料左先端センサ54、材料右先端センサ55、検出部としてのステージ水平位置検出センサ(以下、水平位置検出センサ)57を含む。
図2に、造形コントローラ70の回路ブロックの一例を示す。造形コントローラ70は、CPU71、メモリ72、インタフェース73、UI手段74、モータ駆動回路75、モータドライバ76、センサ回路77、センサインタフェース78、その他のIO回路79、ヒータ回路80、IOインタフェース81を有する。モータドライバ76には、ステージ駆動Xモータ112、ステージ駆動Yモータ113、及びステージ駆動Zモータ114が接続される。センサインタフェース78には、材料先端検知センサ44、材料先端検知センサ45、材料左先端センサ54、材料右先端センサ55、水平位置検出センサ57が接続される。ヒータ回路80には、ヒータローラ43内のヒータ及び熱電対が接続される。IOインタフェース81には、図示しないが、造形装置のカバーオープン検知スイッチ、ステージ52のホームポジションセンサなどが接続される。
画像生成コントローラ10は、制御ユニット60から入力されるスライス画像データ及び造形コントローラ70から入力される制御信号などに基づき、画像形成部における画像形成プロセスを制御する機能を有する。具体的には、画像生成コントローラ10は、スライス画像データの解像度変換や復号処理、レーザスキャナ20による画像書き出し位置及びタイミングの制御などを行う。その他にも、画像生成コントローラ10は、一般的なレーザプリンタ(2Dプリンタ)に内蔵されるプリンタコントローラと同じような機能を有していてもよい。
なお、本実施形態では、制御ユニット60と造形コントローラ70と画像生成コントローラ10を別々のコンピュータにて構成したが、これらの機能を1つのコンピュータにより構成しても構わない。
(画像形成部)
画像形成部は、電子写真プロセスを利用して造形材料からなる1層分の画像を形成するユニットである。電子写真プロセスとは、感光体を帯電し、露光によって潜像を形成し、現像剤粒子を潜像に付着させて画像を形成するという一連のプロセスによって、所望の画像を形成する手法である。造形装置では、トナーの代わりに、造形材料からなる粒子を現
像剤として用いるが、電子写真プロセスの基本原理は2Dプリンタのものとほぼ同じである。
感光ドラム34は、有機感光体やアモルファスシリコン感光体などの感光体層を有する像担持体である。一次帯電ローラ33は、感光ドラム34の感光体層を一様に帯電するための帯電装置である。レーザスキャナ20は、画像生成コントローラ10から与えられる画像信号にしたがい、レーザ光で感光ドラム34上をスキャンし、潜像を描画する露光装置である。造形材料供給部31は現像剤としての造形材料を収容・供給する装置である。現像ローラ32は、感光ドラム34上の静電潜像に造形材料を供給する現像装置である。転写ローラ41は、感光ドラム34上に形成された造形材料の画像を転写体(転写ベルト)42に転写する転写装置である。図示しないが、感光ドラム34と転写ローラ41のあいだの転写ニップの下流に、感光ドラム34の表面をクリーニングするためのクリーニング装置を設けてもよい。本実施形態では、感光ドラム34、一次帯電ローラ33、造形材料供給部31、現像ローラ32が、プロセスカートリッジ30として一体化され、交換が容易になっている。
造形材料としては、作製する立体物の用途・機能・目的などに応じてさまざまな材料を選択することができる。本明細書では、造形目的である立体物を構成する材料を「構造材料」と呼ぶ。以下、構造材料からなる部分を構造体と呼ぶ場合がある。作製途中の構造体を支持するためのサポート体(例えばオーバーハング部を下から支える構造)を構成する材料を「サポート材料」と呼ぶ。また両者を特に区別する必要がない場合には、単に「造形材料」という用語を用いる。構造材料としては、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、ABS、PS(ポリスチレン)など、熱可塑性の樹脂を用いることができる。また、サポート材料としては、構造体からの除去を簡単にするため、熱可塑性と水溶性を有する材料を好ましく用いることができる。サポート体用の材料としては、例えば、糖質、ポリ乳酸(PLA)、PVA(ポリビニルアルコール)、PEG(ポリエチレングリコール)などを例示できる。
(造形部)
転写体42は、画像形成部で形成された造形材料の画像を担持し、ステージ52(積層ニップ)まで搬送する搬送部材である。転写体42は、例えば、樹脂、ポリイミドなどの無端ベルトで構成される。ヒータローラ43は、ヒータを内蔵しており、転写体42上の造形材料画像を溶融し、ステージ52上の造形物上に積層する積層部材である。ステージ52は、作製中の造形物を保持する部材であり、駆動機構としての、ステージガイド53及びステージ駆動Xモータ112、ステージ駆動Yモータ113、及びステージ駆動Zモータ114によりXYZの3軸方向に移動可能である。ここで、本実施形態では、画像形成部で形成された複数層の画像が、ステージ52の表面(積層面、載置面)に対して垂直に積層されていく方向を指す積層方向をZ方向としている。側面ガイド56は、Z方向と平行になるように固定されたガイド面にマーカが形成された部材である。ただし、装置本体の側壁など、側面ガイド56としての機能を兼ねることのできる部材がある場合は、専用の部材として設ける必要はない。
(造形装置の動作)
次に、造形装置による造形物作製の基本動作について説明する。
制御ユニット60は、造形対象物の3次元形状データに基づき、当該造形対象物を所定のピッチ(例えば数ミクロンから十数ミクロンの厚さ)でスライスして各層の断面形状を計算し、各層のスライス画像データを生成する。最下層のスライス画像データから順に画像生成コントローラ10に入力される。画像生成コントローラ10は、入力されたスライス画像データにしたがって、レーザスキャナ20のレーザ発光及びスキャンを制御する。
画像形成部では、一次帯電ローラ33によって感光ドラム34の表面が均一に帯電される。レーザスキャナ20からのレーザ光により感光ドラム34の表面が露光されると、その露光部分が除電される。現像バイアスで帯電された造形材料が現像ローラ32によって除電部分に供給され、造形材料からなる1層分の画像(以下「材料画像」と呼ぶ)が感光ドラム34の表面に形成される。この材料画像は、転写ローラ41により転写体42上に転写される。
転写体42は材料画像を担持しつつ回転し、材料画像を積層位置へと搬送する。一方、造形コントローラ70は、ステージ52(又はステージ52上の造形物)が材料画像と同じタイミング且つ同じ速度で積層位置へと進入するように、ステージ52を制御する。そして、ステージ52と転写体42を同期して移動させつつ、ヒータローラ43により熱を与えることで、材料画像がステージ52上(又はステージ52上の造形物の上面)に熱溶着される。材料画像が積層されるたび、造形コントローラ70はステージ52を積層方向(Z方向)に一層の厚み分だけ下降させ、次の層の積層に備える。
以上の材料画像を形成する画像形成工程、及び材料画像を積層する積層工程を含む造形動作を、スライス画像データの枚数分繰り返すことで、ステージ52上に造形物が形成される。
なお、本明細書では、1層分の画像の形成に用いられるデジタルデータを「スライス画像データ」と呼ぶ。スライス画像データに基づき画像形成部で形成される、造形材料からなる1層分の画像を「材料画像」と呼ぶ。また、造形装置で作製しようとする目的の構造体(つまり造形装置に与えられる画像データが表す物体)を「造形対象物」と呼び、造形装置で作製された(出力された)物体(立体物)を「造形物」と呼ぶ。また、造形物がサポート体を含む場合において、サポート体を除いた部分である構造体が造形対象物の立体物となる。
(積層造形の課題)
本実施形態のように、多数の画像を積層して造形物を形成するタイプの造形装置では、材料画像の形状精度と積層時の位置精度の2つが、造形物の品質を左右する。各層の材料画像をステージ上の造形物に積層する際に位置のばらつきがあると、造形物の側面が凹凸になり、滑らかな表面を得ることができず、造形物の寸法や形状に無視できない影響が表れる。これらは、数百から数万枚の画像を重ねて造形物を作る造形装置に特有の課題といえる。ステージの上昇及び下降におけるステージの微妙な回転歪みや垂直軸の傾きなどが、積層造形では無視できない変位を生ずる要因の一つとなっている。
そこで、本実施形態では、各層の材料画像による垂直方向の形状精度を担保するために、造形物の形成に先立ち、ステージ52の上下動による水平位置の変位量データを取得する(キャリブレーションと呼ぶ)。そして、画像形成時には、変位量を低減するように、ステージ52の水平位置の補正を施す。以下、キャリブレーションの詳細を説明する。
(キャリブレーション)
造形物の生成前に行われるキャリブレーションについて説明する。
造形コントローラ70は、キャリブレーションに関わる機能として、水平位置検出センサ57、計測部701、補正部702を有する。
キャリブレーションでは、まず、前述した側面ガイド56のガイド面に形成されたマーカを、ステージ52をZ方向に相対移動(上下動)させることによりステージ52上の水平位置検出センサ57で検出する。そして、その検出結果から水平方向の変位量(位置ずれ量)を計測部701で計測する。このように、マーカの位置ずれから、ステージ52がZ方向に移動したときの、ステージ52と積層部材43との相対位置の水平方向の変位量を取得することができる。
そして、造形の際には、ステージ駆動Zモータ114によりステージ52がZ方向に一層の厚み分だけ下降するときに、補正部702が、水平方向の変位量に基づき、ステージ駆動Yモータ113を制御してステージ52を水平方向に移動させる。
これにより、ステージ52は、造形の際、補正された移動経路に沿って移動することができ、ステージ52がZ方向に移動したときの、ステージ52と積層部材43との相対位置の水平方向の変位量を低減することができる。
ここで、マーカは、ステージ52の水平方向の変位量を計測する際に、ステージ52がZ方向に等速で移動したときのステージ52の水平方向への位置ずれ量に応じて、水平位置検出センサ57により検出される時間が異なるように形成されているものであるとよい。
図3A〜図3Dは、マーカとステージの位置関係を説明するための図であり、図3A、図3Bに斜視図を示し、図3C、図3Dにはそれぞれ図3A、図3Bの平面図を示している。
図3Aは、比較例として、側面ガイド56,58にステージ52がガイドされる場合のステージ52と側面ガイド56,58との位置関係を示す図である。このように、側面ガイド56,58にステージ52がガイドされる構成であれば、ステージ52は水平移動せず、側面ガイド56,58とステージ52との隙間は存在しない。
図3Bは、本実施形態においてキャリブレーション時、又はレジストレーション時に、ステージ52の水平方向への移動が可能な形態を示す図である。
ステージ52と側面ガイド56,58との間には隙間が存在し、これが水平位置の補正可動範囲となる。本実施形態では、ガイド面が、X方向及びY方向にそれぞれ沿うように配置された2つの側面ガイド56,58を示している。
以下の説明では、2つの側面ガイド56,58のうち側面ガイド56に沿う水平方向の位置ずれを補正する場合について説明するが、側面ガイド58に沿う水平方向の位置ずれの補正方法も同様である。なお、本実施形態では、2つの側面ガイドに従って、ステージ52の水平方向への移動が可能となる形態について説明するが、これに限るものではなく、ステージ52の可動方向が1方向であれば、側面ガイドは1つであってもよい。ここで、側面ガイド56は、Z方向及びY方向それぞれに平行な壁面に相当する。
図5及び図6を用いて、キャリブレーションの詳細を説明する。図5は、ステージ52がZ方向に移動したときに、水平位置検出センサ57の検出ラインが1方向に沿うようにステージ52が水平方向に変位する場合について説明するための図である。図6は、ステージ52がZ方向に移動したときに、水平位置検出センサ57の検出ラインが曲線を描くようにステージ52が水平方向に変位する場合について説明するための図である。
図5を用いて、側面ガイド56上に形成されたマーカを検出する概念について説明する。マーカM1〜M4は、側面ガイド56上のステージ52可動範囲の所定位置に形成されている。本実施形態のマーカは、側面ガイド56のZ方向に対し直交する第1エッジと、Z方向に対し斜めの第2エッジを有する、直角三角形状の図形である。
マーカのZ方向に平行なエッジとZ方向に対し直交する第1エッジが交差する角の位置を基準点Oとして、直角三角形の斜辺の変化量を式にあらわすと、
Y=1−aZ
となる。ここで、aは斜辺の傾きであり、三角形のZ方向に対し直交する一辺の長さは1である。
基準点OをY=0.5ずらした点(ラインL1とZ方向に対し直交する第1エッジが交差する点)を正規位置とすると、正規位置からの変位量ΔYは、
ΔY=Y−0.5=(1−aZ)−0.5=0.5−aZ
と表すことができる。
斜辺の角度が45°であればa=1であり、
Z=0.5のときに ΔY=0
Z=0のときに ΔY=0.5
Z=1のときに ΔY=−0.5
となる。0<Z<1の範囲とする。
水平位置検出センサ57により、マーカM1の第1エッジと第2エッジを検出する。L1は、ステージ52が側面ガイド56上のマーカM1〜M4上の正規位置を通過した場合の水平位置検出センサ57の検出ラインである。つまり、水平位置検出センサ57がラインL1を通過する状態が基準(変位量ΔY=0)となる。ラインL1を通過したときの水平位置検出センサ57の出力信号をS1に示す。マーカM1の第1エッジを検出すると信号はローレベルからハイレベルに変化する。第2エッジを検出すると信号はハイレベルからローレベルに変化する。
ここで仮にステージ52が基準からマーカM4においてΔYだけ左にシフトした場合、水平位置検出センサ57はラインL3を通過することになる。ラインL3を通過したときの水平位置検出センサ57の出力信号をS3に示す。マーカの第1エッジを検出すると信号はローレベルからハイレベルに変化する。第2エッジを検出すると信号はハイレベルからローレベルに変化する。例えば、マーカM4の位置ではラインL4で示される。本来、正規経路でステージ52が下降した場合の位置をラインL2で示すと、L2とL4の時間差ΔZ分が水平方向の変位量ΔYに変換されることになる。
以上の動作を、マーカM1からM4まで繰り返した結果の変位量データ群を蓄積し、造形時にステージ52の水平方向の位置の補正量として使用することができる。
したがって、水平位置検出センサ57の出力信号S3の立ち上がりのタイミングによってステージ52のZ方向位置がわかる。また、出力信号S3のハイレベルの期間(第1エッジの検出タイミングと第2エッジの検出タイミングの差)と式Y=1−aZから、Y方向の変位量ΔYを求めることができる。このように、複数のマーカ及び1つの水平位置検出センサ57により、Z、Yの2方向の位置の検出が可能となる。これは、構成及び処理が簡易化されるというコストメリットと、2方向の変位量検出データ取得を高速に行うことができるというメリットがある。造形時はステージ52が高速に移動するために、本実施形態のような構成が有効である。
次に、ステージ52がZ方向に移動するときに、水平位置検出センサ57の測定結果に基づいて行われる、ステージ52の水平方向の位置の補正について説明する。
ラインL3で示された水平位置検出センサ57の経路データからマーカ位置毎のΔYの値を検出し、造形時に、ステージ52の下降経路をマーカ位置毎に−ΔYだけY方向に移動させれば、ステージ52はあたかも垂直に下降したごとく軌道経路をたどる。ここでは、積層ピッチに対して水平位置検出タイミングは十分大きいため離散的なデータとなっている。
従って、隣り合うマーカの各変位量から線形補間(直線近似)により積層ピッチ毎の水平方向の変位量(移動量)を求めることで、この変位量から、積層ピッチ毎にステージ52が下降する時の補正量を求めることができる。すなわち、ステージ52のZ方向の可動範囲における複数のマーカ以外の位置での水平方向の変位量を、複数のマーカの変位量を補間して求めることができる。この補正量は、図5において補正ベクトルV0〜V4で示すことができる。図5に示す形態では、補正ベクトルV0〜V4は1つの直線で表される。
この補正量を用いてステージ52を移動させることで、ステージ52がZ方向に移動す
るときの移動経路の補正を行うことができる。
図7を用いて、隣り合うマーカの各変位量から線形補間により積層ピッチ毎の水平方向の変位量を求め、ステージ52を移動させてZ方向への移動経路の補正を行う形態について説明する。図7Aには、キャリブレーション時のマーカM1とマーカM2との間を水平位置検出センサ57が検出した位置をラインL3で示している。このようなZ方向の移動経路をとるステージ52において、移動経路の補正をせずに、そのまま造形を行った場合には、図7Aに示すように、円筒状の造形物はΔY1だけY方向に傾く。
図7Bには、マーカM1,M2間の補正ベクトルV1を線形補間して求められる積層ピッチ毎の補正ベクトルV1a〜V1gを示している。
ステージ52の移動経路補正を行い、造形を行った場合、図7Bに示すように、円筒状の造形物として造形される。
図6には、図5に示す水平位置検出センサ57の通過経路であるラインL3が曲線状となる場合を示している。ラインL3が曲線状となる場合においても、ラインL3が直線状となる場合同様に、ステージ52がZ方向に移動するときの、移動経路の補正を行うことができる。
すなわち、ラインL3が曲線状となる場合には、より補正精度を上げるために、補正ベクトルV0〜V4を曲線近似させ、かつ隣り合うマーカの各変位量から2次曲線近似により積層ピッチ毎の水平方向の変位量を求めればよい。
以下に、図4Aのフローチャートに沿って、造形コントローラ70によるキャリブレーションの流れを説明する。
ステップ301では、造形コントローラ70が、ステージ駆動Zモータ114を用いてステージ52をZ軸の原点(造形開始位置)に移動する。
ステップ302では、キャリブレーションを開始し造形コントローラ70が、ステージ駆動Zモータ114を用いてステージ52の下降を行う。
ステップ303では、水平位置検出センサ57により、マーカM1の第1エッジ(先端位置)を検出する。
ステップ304では、水平位置検出センサ57により、マーカM1の第2エッジ(後端位置)を検出する。
ステップ305では、水平位置検出センサ57がマーカM1の第2エッジを通過したタイミングと正規(水平方向の変位量が0)タイミングとの差の時間を水平方向の変位量ΔY1として経路誤差演算を行い蓄積する。
ステップ306では、最下端となるマーカ(本実施形態ではマーカM4)の変位量を検出したかどうかを判断する。ステップ306でNOの場合、ステップ303に戻り、次のマーカ(1つ下のマーカ)の検出を行う。ステップ306でYESの場合には、次のステップ307に進む。
ステップ307では、ステップ305で行った経路誤差演算結果を経路変位情報として出力し蓄積する。
ステップ308では、キャリブレーションが完了し造形コントローラ70が、ステージ駆動Zモータ114を用いてステージ52をZ軸の原点(造形開始位置)に移動する。
次に、図4Bのフローチャートに沿って、造形時の造形コントローラ70の動作を説明する。
ステップ311では、造形コントローラ70から経路変位情報が取得される。
ステップ312では、経路変位情報として得られた経路誤差演算結果から補正ベクトルを算出し、積層ピッチに従って補正ベクトル内を補間することによって、層ごとの補正経路パラメータを算出する。補正経路パラメータは、例えば、補正前の経路におけるステージ52の水平方向の位置座標と、補正後の経路におけるステージ52の水平方向の位置座
標の対応を示す情報である。
ステップ313では、補正経路パラメータに従ってステージ52のZ方向の位置に対する水平方向の位置を算出しておく。
その後、造形対象物の3次元形状データが読み込まれ、造形を開始し(ステップ314)、材料画像が積層されるたび、ステージ52をZ方向に一層の厚み分だけ下降させて造形を継続する(ステップ315)。
このとき、ステージ駆動Zモータ114を用いてステージ52をZ方向に一層の厚み分だけ下降させると共に、ステップ313で算出した、ステージ52のZ方向の位置に対する水平方向の位置に、ステージ駆動Yモータ113を用いてステージ52を移動させる。これにより、ステージ52は、補正された移動経路に沿って移動することができる。
以上述べた本実施形態の造形装置の構成によれば、キャリブレーション及びステージ52の移動経路の補正を行うことにより、ステージ52が下降する過程で発生する水平方向の位置ずれを可及的に抑えることができる。したがって、形状精度及び寸法精度の高い、高品質な造形物を形成することが可能となる。
ここで、本実施形態では、ステージ52が上下動する装置構成におけるキャリブレーションについて説明したが、これに限るものではない。本発明は、積層方向に垂直な方向におけるステージと積層部材との相対位置の変位を補正するものである。従って、固定されたステージに対して積層部材を移動させる装置構成にも適用することができる。固定されたステージ52に対して積層部材を移動させる装置構成とは、具体的には、図1の造形装置の場合はヒータローラ43がステージ52に対して積層方向に移動する構成である。この場合、積層部材の移動経路は、側面ガイド56をヒータローラ43と一体で移動させ、ステージ52に固定したセンサでマーカを検出するとよい。例えば、ステージ52が他の部材とは別体となっており、他の部材がステージ52に対してZ方向に一体で動く構成が考えられる。あるいは、ヒータローラ43と転写ローラ41との間にガイドローラを追加し、積層ベルト42が撓まないようにヒータローラ43とガイドローラを連携して移動させながら、ヒータローラ43をステージ52に対してZ方向に移動させる構成である。この時、側面ガイド56をヒータローラ43の軸と共にZ方向に移動させるとよい。
また、本実施形態では、側面ガイド56にマーカが形成され、ステージ52に水平位置検出センサ57が配置されるものであったが、これに限るものではない。すなわち、ステージ52がZ方向に相対移動したときのステージ52の水平方向の位置を検出できるものであればよく、造形装置の側面ガイド56とステージ52の垂直面のうちいずれか一方にマーカが形成され、他方に水平位置検出センサ57が配置されるものであればよい。図8にステージ52の垂直面にマーカを形成し、本体側面ガイド56に水平位置検出センサ57が配置される例を示す。この例ではステージ52が固定されセンサ57が垂直移動しても良い。
また、本実施形態では、マーカはZ方向に離れて複数配置されるものであったが、マーカの数や形状は特に限定されるものではなく、ステージ52のZ方向の可動範囲、造形物の高さ、造形装置の仕様等に応じて、適宜設定されるものであるとよい。
34:感光ドラム、42:転写体、52:ステージ、56:側面ガイド、57:水平位置検出センサ、113:ステージ駆動Yモータ、701:計測部、702:補正部、M1〜M4:マーカ

Claims (10)

  1. 3次元形状データに基づいて造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
    前記造形材料が積層されるステージと、
    前記ステージに前記造形材料を積層する積層部材と、
    前記造形材料を積層する方向である積層方向に平行な面を有する部材と、
    前記ステージまたは前記積層部材を、前記積層方向と、前記積層方向に直交する方向のうち少なくとも第1の方向とに駆動可能な駆動機構と、
    前記部材と前記ステージのうちいずれか一方の、前記積層方向に平行な面に形成されたマーカと、
    前記部材と前記ステージのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
    を有することを特徴とする造形装置。
  2. 前記検出部の検出結果から、前記ステージまたは前記積層部材を前記積層方向に移動させたときの、前記ステージと前記積層部材との相対位置の前記第1の方向における変位量を計測する計測部と、
    前記変位量に基づき、前記ステージまたは前記積層部材の前記積層方向の移動経路を前記駆動機構により補正する補正部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の造形装置。
  3. 前記マーカは、前記ステージまたは前記積層部材が前記積層方向に等速で移動したときの前記ステージと前記積層部材との相対位置の前記第1の方向における変位量に応じて、前記検出部により検出される時間が異なるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の造形装置。
  4. 前記マーカは、前記部材の前記積層方向及び前記第1の方向それぞれに平行な壁面に形成され、前記積層方向に対し直交する第1のエッジと前記積層方向に対し斜めの第2のエッジとを有する図形であり、
    前記計測部は、
    前記第1のエッジの検出タイミングから、前記積層方向に関する前記ステージの位置を取得し、
    前記第1のエッジの検出タイミングと前記第2のエッジの検出タイミングの差から、前記ステージの前記第1の方向への変位量を取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載の造形装置。
  5. 前記マーカは、前記積層方向に離れて複数配置され、
    前記計測部は、前記ステージまたは前記積層部材の前記積層方向の可動範囲における複数の前記マーカ以外の位置での前記変位量を、複数の前記マーカの前記変位量を補間して求める
    ことを特徴とする請求項4に記載の造形装置。
  6. 前記補間が、直線近似又は曲線近似による補間である
    ことを特徴とする請求項5に記載の造形装置。
  7. 積層部材とステージのいずれか一方を積層方向に移動して、前記積層部材と前記ステージとの相対位置を変えながら、3次元形状データに基づき前記積層部材により造形材料を前記ステージに積層して立体物を作製する造形方法であって、
    前記積層方向に移動させたときの前記積層部材または前記ステージの前記積層方向に垂
    直な方向の変位量をあらかじめ取得しておき、
    前記変位量を低減するように前記積層部材と前記ステージとの相対位置を補正しながら、前記造形材料を前記ステージに積層する
    ことを特徴とする造形方法。
  8. 3次元形状データに基づいて造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
    前記造形材料が積層されるステージと、
    前記ステージに前記造形材料を積層する積層部材と、
    前記造形材料を積層する方向である積層方向に平行な面を有する部材と、
    前記ステージまたは前記積層部材を、前記積層方向と、前記積層方向に直交する方向のうち少なくとも第1の方向とに駆動可能な駆動機構と、
    前記部材と前記ステージのうちいずれか一方の、前記積層方向に平行な面に形成されたマーカと、
    前記部材と前記ステージのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
    を有する造形装置による造形方法であって、
    立体物の作製に先立ち、前記ステージまたは前記積層部材が前記積層方向に相対移動したときの前記ステージと前記積層部材との相対位置の前記第1の方向における変位量を、前記検出部の検出結果に基づいて計測する工程と、
    立体物を作製するときに、計測された前記変位量に基づいて、前記ステージまたは前記積層部材が前記積層方向に移動するときの前記第1の方向の位置を、前記駆動機構により補正する工程と、
    を含むことを特徴とする造形方法。
  9. 載置面を有し、前記載置面に対して垂直方向に移動可能なステージと、
    前記載置面に対して垂直方向と平行な面を有する部材と、
    前記載置面に対して平行な方向のうち少なくとも第1の方向に前記ステージを駆動する駆動機構と、
    前記部材と前記ステージとのうちいずれか一方に形成されたマーカと、
    前記部材と前記ステージとのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
    前記ステージが前記垂直方向に移動したときの前記ステージの前記第1の方向への変位量を、前記検出部の検出結果に基づいて計測する計測部と、
    前記計測部で計測された変位量に基づいて、前記ステージが前記垂直方向に移動するときの前記第1の方向の前記ステージの位置を、前記駆動機構により補正する補正部と、
    を有することを特徴とするステージの経路補正装置。
  10. 載置面を有し、前記載置面に対して垂直方向に移動可能なステージと、
    前記載置面に対して垂直方向と平行な面を有する部材と、
    前記載置面に対して平行な方向のうち少なくとも第1の方向に前記ステージを駆動する駆動機構と、
    前記部材と前記ステージとのうちいずれか一方に形成されたマーカと、
    前記部材と前記ステージとのうち前記マーカが形成されていない方に配置され、前記マーカを検出する検出部と、
    を有するステージの経路補正装置による経路補正方法において、
    前記ステージが前記垂直方向に移動したときの前記ステージの前記第1の方向への変位量を、前記検出部の検出結果に基づいて計測する工程と、
    計測された前記変位量に基づいて、前記ステージが前記垂直方向に移動するときの前記第1の方向の前記ステージの位置を、前記駆動機構により補正する工程と、
    を有することを特徴とするステージの経路補正方法。
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