JP2017132117A - 血液・ウイルスバリア性積層布帛 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)ポリエステル系合成繊維を含む基布の片面に樹脂膜を有する血液・ウイルスバリア性積層布帛である。前記樹脂膜は内層及び外層の2層からなり、かつ厚みが10〜35μmであり、前記内層はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、架橋アクリル微粒子3〜15質量部、イソシアネート化合物1.5〜10質量部、及びポリエステル系樹脂2〜15質量部含有し、厚みは前記樹脂膜の総厚みの1/3以下、かつ2〜10μmであり、前記外層はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、及び架橋アクリル微粒子12〜40質量部含有する。
(2)ポリエステル系合成繊維を含む基布の片面に樹脂膜を有する血液・ウイルスバリア性積層布帛である。前記樹脂膜は内層、中層、及び外層の3層からなり、かつ厚みが30〜50μmであり、前記内層は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、架橋アクリル微粒子3〜15質量部、イソシアネート化合物1.5〜10質量部、及びポリエステル系樹脂2〜15質量部を含有し、前記内層の厚みは前記樹脂膜の総厚みの1/3以下、かつ2〜10μmであり、中層、及び外層は、各々、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、及び架橋アクリル微粒子12〜40質量部を含有する。
(4)前記中層及び外層の各々が、さらにイソシアネート化合物1.5〜10質量部を含有する、(2)の血液・ウイルスバリア性積層布帛。
(6)工業洗濯10回分と湿熱滅菌処理10回分との連続処理を1サイクルとして、10サイクル処理後に、ASTM F 1670−08B法に従って評価した人工血液バリア性の判定が合格である、(1)〜(5)の何れかの血液・ウイルスバリア性積層布帛。
(7)工業洗濯10回分と湿熱滅菌処理10回分との連続処理を1サイクルとして、5サイクル処理後に、ASTM F 1671−07B法に従って評価したウイルスバリア性の判定が合格である、(1)〜(6)の何れかの血液・ウイルスバリア性積層布帛。
本発明の積層布帛は、ポリエステル系合成繊維を含む基布の片面に樹脂膜が積層されてなる。この樹脂膜はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分として含む。
基布としては、工業洗濯及び湿熱滅菌処理に耐え得るだけの強度を有するものであればよい。特に汎用性に加え、高温かつ高圧下での耐湿熱性に優れるため、ポリエステル系合成繊維を主たる構成繊維とするものが好ましい。例えば、ポリエステル系合成繊維の混率が90質量%以上、好ましくは100質量%である基布が好ましい。
(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂)
樹脂膜は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主たる成分として含む。ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂は、それ自体が耐熱性及び耐加水分解性などに優れる。そのため、本発明の積層布帛は、工業洗濯及び湿熱滅菌処理に対する耐久性に優れるものとなる。
第一の樹脂膜は、内層及び外層からなる。図1に示すように、第一の樹脂膜5を備える本発明の積層布帛1は、基布2上に、内層3、及び外層4をこの順に積層してなる。第一の樹脂膜の厚みは10〜35μmであり、15〜30μmであることが好ましい。厚みが10μm以上であると、血液・ウイルスバリア性、並びに工業洗濯及び湿熱滅菌処理後の耐久性に優れる。35μm以下であると風合いが良好となり、さらに、例えば56dtex以下の細繊度糸が用いられた布帛を基布として用いた場合に、樹脂膜と基布との界面で負荷を受けにくく、初期の耐剥離性、並びに、多サイクルの工業洗濯及び湿熱滅菌処理が施された場合の耐剥離性に優れる。なお、第一の樹脂膜において、内層及び外層は同一の組成を有するものであってもよいが、強度などに優れる観点から、本発明の範囲内で、それぞれ異なる組成を有するものであることが好ましい。
架橋アクリル微粒子は、内層及び後述の外層に含有されるものであり、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂との相溶性に優れるため樹脂膜全体の耐久性を向上させる。外層に含有させると、外層表面にマット感を付与し、タッチ感及び耐摩耗性を向上させる。架橋アクリル微粒子としては、例えば、アクリル酸エステル類、又はメタクリル酸エステル類などを主成分とする重合性モノマーと、架橋性モノマーとを重合反応することにより得られる微粒子が挙げられる。
第二の樹脂膜は、内層、中層及び外層からなる。図2に示すように、第二の樹脂膜9を備える本発明の積層布帛1は、基布2上に、内層6、中層7及び外層8をこの順に積層してなる。第二の樹脂膜の厚みは、30〜50μmであり、32〜45μmであることが好ましい。厚みが30μm以上であると、工業洗濯及び湿熱滅菌処理後においても血液・ウイルスバリア性によりいっそう優れる。50μm以下であると、例えば太番手糸が用いられた中厚地の布帛を基布として用いた場合であっても樹脂膜の耐剥離性が十分に向上し、さらに風合い硬化が抑制される。樹脂層を3層構成とすることにより、2層構成と比較して、風合い硬化を抑制しつつ、膜厚みを大きくすることができる。なお、第二の樹脂膜において、内層、中層及び外層は同一の組成を有するものであってもよいが、強度などに優れる観点から、本発明の範囲内で、それぞれ異なる組成を有するものであることが好ましい。
上記のような樹脂膜(例えば、2層構成である第一の樹脂膜、3層構成である第二の樹脂膜)を基布表面に形成することで、本発明の積層布帛を製造することができる。
経糸及び緯糸に、ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント56dtex48fを用い、経糸密度150本/2.54cmかつ緯糸密度110本/2.54cmの平組織織物を製織した。続いて、日華化学株式会社製精練剤「サンモールFL(商品名)」1g/Lを使用して80℃で20分間精練し、その後、ダイスタージャパン株式会社製分散染料「Dianix Blue UN−SE(商品名)」を0.5%omf使用して130℃で30分間染色した。
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MZ−10HN 2質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が10μmの架橋アクリル微粒子)
レザミンX 2質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分100質量%のイソシアネート化合物)
UE3220が20質量%のトルエン溶液 15質量部
トルエン 27質量部
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MR−7GC 5質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が6μmの架橋アクリル微粒子)
トルエン 20質量部
メチルエチルケトン 5質量部
実施例1において、処方2の外層用樹脂組成物に代えて、下記処方3の外層用樹脂組成物(粘度11000mPa・s/25℃、固形分28質量%、)を用い、厚みが約17μmの外層(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、架橋アクリル微粒子17質量部、イソシアネート化合物5質量部を含有)を積層した以外は、実施例1と同様の方法により、実施例2の血液・ウイルスバリア性積層布帛を得た。
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MR−7GC 5質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が6μmの架橋アクリル微粒子)
レザミンX 1.5質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分100質量%のイソシアネート化合物)
トルエン 20質量部
メチルエチルケトン 5質量部
経糸及び緯糸にポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント84dtex72fを用い、経糸密度190本/2.54cm、緯糸密度110本/2.54cmの2/2ツイル織物を製織した。続いて、日華化学株式会社製精練剤「サンモールFL(商品名)」を1g/L使用して、80℃で20分間精練し、その後、ダイスタージャパン株式会社製分散染料「Dianix Blue UN−SE(商品名)」を0.5%omf使用して130℃で30分間染色した。
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、不揮発分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MX−150 3質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が3μmの架橋アクリル微粒子)
レザミンX 2質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分100質量%のイソシアネート化合物)
UE3220が20質量%のトルエン溶液 20質量部
トルエン 25質量部
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MR−7GC 5質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が6μmの架橋アクリル微粒子)
トルエン 40質量部
メチルエチルケトン 15質量部
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MR−7GC 7質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が6μmの架橋アクリル微粒子)
トルエン 30質量部
メチルエチルケトン 10質量部
実施例3において、処方5の中層用樹脂組成物を下記処方7の中層用樹脂組成物(粘度5000mPa・s/25℃、固形分22質量%)に変更して中層(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、架橋アクリル微粒子17質量部、イソシアネート化合物3質量部を含有)を形成し、上記処方6の外層用樹脂組成物を下記処方8の外層用樹脂組成物(粘度8100mPa・s/25℃、固形分26質量%)に変更して外層(ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、架橋アクリル微粒子27質量部、イソシアネート化合物3質量部を含有)を形成した以外は、実施例3と同様の方法により、実施例4の血液・ウイルスバリア性積層布帛を得た。
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MR−7GC 5質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が6μmの架橋アクリル微粒子)
レザミンX 1質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分100質量%のイソシアネート化合物)
トルエン 40質量部
メチルエチルケトン 15質量部
レザミンCUS−1500 100質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分30質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液)
MR−7GC 8質量部
(綜研化学株式会社製、球状で平均粒子径が6μmの架橋アクリル微粒子)
レザミンX 1質量部
(大日精化工業株式会社製、固形分100質量%のイソシアネート化合物)
トルエン 30質量部
メチルエチルケトン 10質量部
実施例1において、処方2の外層用樹脂組成物の塗布量を15g/m2に変更し外層の厚みを4μmに変更した以外は、実施例1と同様の方法により、比較例1の積層布帛を得た。
実施例1において、処方2の外層用樹脂組成物の塗布量を130g/m2に変更し、90℃で1分間の乾燥を2分間に、120℃で2分間の乾燥を4分間に変更し、厚みが34μmの外層を積層した以外は、実施例1と同様の方法により、比較例2の積層布帛を得た。
実施例1において、処方1の内層用樹脂組成物から架橋アクリル微粒子(MZ−10HN)を除き、実施例1と同様の方法により内層を形成したところ、基布表面と内層との密着性が過度に強くなり、取扱が困難となり巻取ることができなくなった。そのため次工程に進むことができなかったので加工中止とした。
実施例1において、処方1の内層用樹脂組成物からイソシアネート化合物(レザミンX)を除いて内層を形成した以外は、実施例1と同様の方法により、比較例4の積層布帛を得た。
実施例1において、処方1の内層用樹脂組成物からポリエステル系樹脂(UE3220の濃度が20質量%のトルエン溶液)を除いて内層を形成した以外は、実施例1と同様の方法により、比較例5の積層布帛を得た。
実施例1で用いた基布の目潰し面に、処方1の樹脂組成物をコンマコータにて85g/m2塗布し、90℃で1分間の乾燥後、続いて120℃で2分間の乾燥を行い、厚みが20μmの樹脂層(単層)を形成し、比較例6の積層布帛を得た。
実施例1で用いた基布の目潰し面に、処方2の樹脂組成物をコンマコータにて85g/m2塗布し、90℃で1分間の乾燥後、続いて120℃で2分間の乾燥を行い、厚みが20μmの樹脂層(単層)を形成し、比較例7の積層布帛を得た。
実施例1において、処方1の内層用樹脂組成物の塗布量を60g/m2に変更し、厚みが13μmの内層を積層した以外は、実施例1と同様の方法により、比較例8の積層布帛を得た。
実施例3において、処方4の内層用樹脂組成物からイソシアネート化合物のレザミンXを除いて内層を形成した以外は、実施例3と同様の方法により、比較例9の積層布帛を得た。
実施例3において、処方6の外層用樹脂組成物の塗工量を20g/m2に変更し外層の厚みを4μmとした以外は、実施例3と同様の方法により、比較例10の積層布帛を得た。
実施例3において、処方6の樹脂組成物の塗布量を180g/m2に変更し外層の厚みを34μmとした以外は、実施例3と同様の方法により、比較例11の積層布帛を得た。
[工業洗濯]
工業洗濯機(株式会社大栄科学精器製作所製、型式;WS−1SE)を用いて、標準的な1回分の洗濯条件「73℃×20分間」を下記条件に変更し、10回分の洗濯とした。
浴比;1:40(1.5kg:60L)
洗剤;ピュア−石鹸(株式会社不動化学製)1g/L、苛性ソーダ0.08g/Lを添加しPH値を10に調整したものを用いた。
工程;洗い(73℃×200分間)→湯洗(40℃×30分間)→オーバーフローすすぎ(常温×15分間)→脱水→タンブル乾燥(60℃×20分間)
高圧蒸気滅菌器(株式会社平山製作所製、「HV50型」)を用いて、標準的な1回分の滅菌条件「135℃×8分間」を「135℃×80分間」に変更し、10回分の湿熱滅菌処理とした。
前記工業洗濯10回分と前記湿熱滅菌処理10回分との連続処理を、1サイクル(10回分)として処理を行った。
JIS L1092(高水圧法)に基づいて測定した。
JIS L1089 6.10に基づいて経方向の剥離強度を測定した。10サイクル処理後の剥離強度が4.0N/2.54cm以上であれば、実用に十分に耐えうるものであると評価した。
5サイクル(5Cとも表記する)及び10サイクル(10Cとも表記する)の連続処理を行い、下記基準に基づき目視判定し、耐剥離性の評価とした。
○:全く剥離なし
○−△;僅かではあるが部分的に剥離した部分があった
△:部分的に剥離し、剥離した部分が多かった
×:全て(全面で)剥離した
ASTM F 1670−08B法に基づいて評価した。10サイクル後の判定が合格であれば実用に十分耐えうるものであると評価した。
ASTM F 1671−07B法に基づいて評価した。5サイクル後の判定が合格であれば実用に十分耐えうるものであると評価した。
2 基布
3 内層
4 外層
5 第一の樹脂膜
6 内層
7 中層
8 外層
9 第二の樹脂膜
Claims (7)
- ポリエステル系合成繊維を含む基布の片面に樹脂膜を有する血液・ウイルスバリア性積層布帛であって、
前記樹脂膜は内層及び外層の2層をこの順に積層してなり、かつ厚みが10〜35μmであり、
前記内層はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、架橋アクリル微粒子3〜15質量部、イソシアネート化合物1.5〜10質量部、及びポリエステル系樹脂2〜15質量部含有し、厚みは前記樹脂膜の総厚みの1/3以下、かつ2〜10μmであり、
前記外層はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、及び架橋アクリル微粒子12〜40質量部含有することを特徴とする、血液・ウイルスバリア性積層布帛。 - ポリエステル系合成繊維を含む基布の片面に樹脂膜を有する血液・ウイルスバリア性積層布帛であって、
前記樹脂膜は内層、中層、及び外層の3層をこの順に積層してなり、かつ厚みが30〜50μmであり、
前記内層は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、架橋アクリル微粒子3〜15質量部、イソシアネート化合物1.5〜10質量部、及びポリエステル系樹脂2〜15質量部を含有し、
前記内層の厚みは前記樹脂膜の総厚みの1/3以下、かつ2〜10μmであり、
中層、及び外層は、各々、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部、及び架橋アクリル微粒子12〜40質量部を含有することを特徴とする、血液・ウイルスバリア性積層布帛。 - 前記外層が、さらにイソシアネート化合物1.5〜10質量部を含有することを特徴とする、請求項1に記載の血液・ウイルスバリア性積層布帛。
- 前記中層及び外層の各々が、さらにイソシアネート化合物1.5〜10質量部を含有することを特徴とする、請求項2に記載の血液・ウイルスバリア性積層布帛。
- 工業洗濯10回分と湿熱滅菌処理10回分との連続処理を1サイクルとして、10サイクル処理後に、JIS L1089 6.10に従って測定した経方向の剥離強度が4.0N/2.54cm以上であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の血液・ウイルスバリア性積層布帛。
- 工業洗濯10回分と湿熱滅菌処理10回分との連続処理を1サイクルとして、10サイクル処理後に、ASTM F 1670−08B法に従って評価した人工血液バリア性の判定が合格であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の血液・ウイルスバリア性積層布帛。
- 工業洗濯10回分と湿熱滅菌処理10回分との連続処理を1サイクルとして、5サイクル処理後に、ASTM F 1671−07B法に従って評価したウイルスバリア性の判定が合格であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の血液・ウイルスバリア性積層布帛。
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