JP2017130290A - 電気機器を接続する接続構造及び電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを上昇させることなく、コンパクトな電気機器を実現する。
【解決手段】第1機器と第2機器とを接続する接続構造であって、第1機器に接続された第1リード線の端部を固定する第1固定部と、第1固定部から延設され中途部で屈曲された第1屈曲部とを含む第1端子と、第2機器に接続された第2リード線の端部を固定する第2固定部と、第2固定部から延設され中途部で屈曲された第2屈曲部とを含む第2端子と、第2端子を含む端子台と、を備え、第1屈曲部と第2屈曲部とが当接され、且つ、少なくとも当接された部分が樹脂モールドされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機等の電気機器と他の電気機器とを電気的に接続する接続構造及びその接続構造を備えた電気機器に関する。
モータ又は発電機のような回転電機は、一般的な電気製品又はハイブリッド自動車の他、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等の作業機等にも搭載される。このような回転電機は、ステータ(固定子)に、電源、バッテリ又は制御機器等の外部デバイスに繋がったリード線との接続のための端子(接続端子)が設けられる。ステータに設けられた端子とリード線との接続について、専用端子を用いる接続構造が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された接続構造は、ステータに設けられた専用端子とリード線とを接続する。ステータは、鋼板を積層して形成されたステータコアと、ステータコアに設けられたコイルと、コイルを形成する導線の端部に連続して繋がる引出線部が接続され、且つ、リード線が接続される専用端子と、ステータコアの一方の端面の側でコイルエンドを被覆するモールド部とを備える。この専用端子は、ステータコアの一方の端面の側で、引出線部が接続される部分がモールド部の内部に設けられ、リード線が接続される外部接続部がモールド部からロータの回転軸の側に突出して設けられる。
特開2014−131438号公報
特許文献1の接続構造では、専用端子を用いていたため、製造コストが上昇する。一方、このような専用端子ではなく一般的な汎用品(例えば丸端子及び端子台)を用いた接続構造は、端子が回転電機の外表面から軸方向に突出するので回転電機の寸法が大きくなりコンパクト化が図ることが困難であったり、モールド処理時に端子からリード線が外れる等の不具合が発生したりする。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、製造コストを上昇させることなく、コンパクトな電気機器を実現することのできる接続構造及び電気機器を提供することを目的とする。
技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下の通りである。
第1機器と第2機器とを接続する接続構造であって、前記第1機器に接続された第1リード線の端部を固定する第1固定部と、前記第1固定部から延設され中途部で屈曲された第1屈曲部とを含む第1端子と、前記第2機器に接続された第2リード線の端部を固定する第2固定部と、前記第2固定部から延設され中途部で屈曲された第2屈曲部とを含む第2端子と、前記第2端子を含む端子台と、を備え、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部とが当接され、且つ、少なくとも前記当接された部分が樹脂モールドされている。
前記端子台は、前記第2固定部と前記第2屈曲部との境界部から前記第2屈曲部と反対方向に延びる延設部を有している。
前記第2端子は、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部との当接位置を規定する位置決め部を有している。
前記第1屈曲部は、貫通孔を形成する環状縁部を有し、前記位置決め部は、前記第2屈曲部に設けられ且つ前記環状縁部の内面に当接する隆起部である。
前記端子台は、前記第1端子側に向けて突出するフィンを有している。
前記第1端子と前記第2端子とが溶着されている。
前記第1機器は回転電機であって、前記第1リード線は前記回転電機の固定子から前記固定子の外部に引き出される引き出し線であって、前記第2機器は前記回転電機を制御する制御機器である。
本発明によれば、製造コストを上昇させることなく、コンパクトな電気機器を実現することができる。
本発明の実施形態における接続構造を備えた電気機器を示す斜視図である。 本発明の実施形態における接続構造の斜視図である。 (A)図2の接続構造の平面図、(B)接続構造の側面図、(C)接続構造の正面図である。 (A)図2の接続構造を構成する端子台の斜視図、(B)端子台の第1正面図、(C)端子台の平面図、(D)端子台の第2正面図、(E)端子台の側面図である。 (A)図2の接続構造における端子接続を示す第1斜視図、(B)端子接続を示す第2斜視図である。 (A)図2の接続構造における端子接続を示す第1分解斜視図、(B)図2の端子接続の第2分解斜視図、(C)図2の端子接続の第3分解斜視図である。 作業機の一例であるトラックローダを示す側面図である。 キャビンを上昇させた状態のトラックローダの一部を示す側面図である。 トラックローダの動力伝達機構の概略配置を示す斜視図である。
以下、本発明に係る接続構造及びこの接続構造を備えた電気機器の好適な実施形態について、この電気機器を搭載した作業機を一例として、適宜図面を参照しながら説明する。
[作業機の全体構成]
まず、作業機の全体の構成から説明する。
本発明に係る作業機1は、図7及び図8に示すように、機体2と、この機体2に装着した作業装置3と、機体2を支持する走行装置4とを備えている。尚、図7及び図8では、作業機の一例としてトラックローダを示しているが、本発明に係る接続構造を備えた電気機器が搭載される作業機はトラックローダに限定されず、例えば、トラクタ、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、バックホー等であってもよい。尚、本発明において、作業機の運転席に着座した運転者の前側(図7の左側)を前方、運転者の後側(図7の右側)を後方、運転者の左側(図7の手前側)を左方、運転者の右側(図7の奥側)を右方として説明する。
機体2の上部であって前部には、キャビン5が搭載されている。キャビン5の後部は、機体2の支持ブラケット11に支持軸12回りに揺動自在に支持されている。キャビン5の前部は、機体2の前部に載置可能となっている。
キャビン5内には運転席13が設けられている。運転席13の一側(例えば、左側)には、走行装置4を操作するための走行用操作装置14が配置されている。
走行装置4は、クローラ式走行装置により構成されている。走行装置4は、機体2の左の下方及び機体2の右の下方に設けられている。走行装置4は、油圧駆動で作動する第1走行部21Lと、第2走行部21Rとを有し、第1走行部21L及び第2走行部21Rによって走行可能である。
作業装置3は、ブーム22Lと、ブーム22R、バケット23(作業具)とを備える。ブーム22Lは、機体2の左に配置されている。ブーム22Rは、機体2の右に配置されている。ブーム22Lとブーム22Rとは、連結体によって相互に連結されている。ブーム22L及びブーム22Rは、第1リフトリンク24及び第2リフトリンク25に支持されている。ブーム22L及びブーム22Rの基部側と機体2の後下部との間には、複動式の油圧シリンダからなるリフトシリンダ26が設けられている。リフトシリンダ26を同時に伸縮させることによりブーム22L及びブーム22Rが上下に揺動する。ブーム22L及びブーム22Rの先端側には、それぞれ装着ブラケット27が横軸回りに回動自在に枢支され、左及び右に設けられた装着ブラケット27にバケット23の背面側が取り付けられている。
また、装着ブラケット27とブーム22L及びブーム22Rの先端側中途部との間には、複動式の油圧シリンダからなるチルトシリンダ28が介装されている。チルトシリンダ28の伸縮によってバケット23が揺動(スクイ・ダンプ動作)する。
バケット23は、装着ブラケット27に対して着脱自在とされている。バケット23を取り外して装着ブラケット27に各種のアタッチメント(後述する油圧アクチュエータを有する油圧駆動式の作業具)を取り付けることで、掘削以外の各種の作業(又は他の掘削作業)を行えるように構成されている。機体の後側には原動機29が設けられている。原動機29は、エンジンである。尚、原動機29は、電動モータ(モータ・ジェネレータ)であっても、エンジン及び電動モータの両方を有するものであってもよいが、以下においては両方を有するものとして説明する。また、機体2には作動油を貯留するタンク(作動油タンク)31が設けられている。
本発明に係る接続構造は、この作業機1の動力伝達機構に用いられる。ここではこの動力伝達機構は、パラレルハイブリッド形式であるとして説明する。この動力伝達機構の概略配置を示す斜視図(図9)を参照して、本発明に係る接続構造及び電気機器の位置を説明する。以下においては、本発明に係る電気機器は、第1機器がモータ・ジェネレータ34であって、第2機器がこのモータ・ジェネレータ34を制御する制御機器(例えばインバータ機器)であるとして説明する。さらに詳しくは、本発明に係る接続機器は、モータ・ジェネレータ34のステータ(固定子)の引き出し線(リード線)をインバータ機器に電気的に接続するための接続機器であるとして説明する。
図9に示すように、動力伝達機構は、エンジン32、フライホイール33及びモータ・ジェネレータ34を少なくとも備える。動力伝達機構は、エンジン32の動力とモータ・ジェネレータ34の動力とを、択一的に又は組み合わせて被動機の一例である油圧ポンプ35に伝達する。
エンジン32は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等である。エンジン32のクランク軸は、油圧ポンプ35側に向けて突出し、クランク軸の先端(油圧ポンプ35側)には、フライホイール33が連結されている。
フライホイール33は、略円板状であって、質量が大きい材料(例えば鋳鉄等の金属)から形成されている。フライホイール33の中心には、エンジン32のクランク軸が連結されている。フライホイール33は、フライホイールハウジングによって包囲されている。
モータ・ジェネレータ34は、フライホイール33の油圧ポンプ35側に配置されている。モータ・ジェネレータ34は、ロータ(回転子)とステータとを有している。モータ・ジェネレータ34としては、永久磁石埋込式の三相交流同期モータが好適に使用されるが、他の種類の同期モータであってもよい。
モータ・ジェネレータ34が発電機(ジェネレータ)として機能する場合、ロータは、フライホイール33の回転動力を受ける。一方、モータ・ジェネレータ4が電動機(モータ)として機能する場合、ロータは、フライホイール33に回転動力を与える。つまり、モータ・ジェネレータ34は、フライホイール33を介して回転動力を授受する。
被動機である油圧ポンプ35は、エンジン32及び/又はモータ・ジェネレータ34からの動力を受けて駆動される。この油圧ポンプ35は、具体的には静油圧式トランスミッションの油圧ポンプを例示することができる。
このような概略配置を備えた作業機1の動力伝達機構において、本発明に係る接続構造40は、図9に示すようにモータ・ジェネレータ34の油圧ポンプ35側に設けられている。尚、図9に示すように、接続構造40は端子台カバー42に覆われている。限定されるものではないが、ソケット41が端子台カバー42の外部に取り付けられ、ソケット41を介してインバータ機器とモータ・ジェネレータ34とが接続される。
[接続構造の概略構成]
次に、このような位置に配置された本発明に係る接続構造40をさらに詳細に説明する。図1は、図9における端子台カバー42を取り外した接続構造40を示す斜視図である。図2は、図1における樹脂モールド部45(端子台モールド部43及びステータモールド部44)を仮想的に取り外した接続構造40を示す斜視図である。図3は、図2に示した接続構造40の平面図(三面図)である。図4は、接続構造40を構成する端子台70(ここでは第2端子60を含む端子台70である)の斜視図及び平面図である。図5は、接続構造40における端子の接続状態(ここでは第1端子50と第2端子60との接続状態である)を示す斜視図である。図6は、端子の分解斜視図である。
図1〜図6に示すように、接続構造40は、第1機器(第1電気機器)であるモータ・ジェネレータ34と第2機器(第2電気機器)であるインバータ機器とを電気的に接続する接続構造である。接続構造は、大略的には、モータ・ジェネレータ34側の第1端子50と、インバータ機器側の第2端子60と、この第2端子60を含む端子台70とを備える。ここで、第1端子50、第2端子60、第1リード線46及び第2リード線47は、インバータ機器からモータ・ジェネレータ34のステータに三相交流電力(U相、V相、W相)を供給するために、それぞれ3個ずつ備える。以下においては、第1端子50を第1端子50U、第1端子50V及び第1端子50Wと、第2端子60を第2端子60U、第2端子60V及び第2端子60Wと、第1リード線46を第1リード線46U、第1リード線46V及び第1リード線46Wと、第2リード線47を第2リード線47U、第2リード線47V及び第2リード線47Wと、区別して示す場合と、三相を区別しないで第1端子50、第2端子60、第1リード線46及び第2リード線47として示す場合とがある。特に、同じ機能を備えた構造に付した符号は、図面を含めて、区別していない。
図6に示すように、第1端子50は、モータ・ジェネレータ34に接続された第1リード線46の端部を固定する第1固定部52と、第1固定部52から延設され第1リード線46の方向に対して略直角に曲げられた(L字形状に曲げられた)開放端を有する第1屈曲部56とを含む。この第1端子50は汎用的な端子であって、例えば丸端子(丸形圧着端子)と呼ばれる端子を採用することができる。また、第2端子60は、インバータ機器に接続された第2リード線47の端部を固定する第2固定部62と、第2固定部62から延設され第2リード線47の方向に対して略直角に曲げられた(L字形状に曲げられた)開放端を有する第2屈曲部66とを含む。ここで、第2リード線47の方向は第1リード線46の方向と同じであるとする。この第2端子60を含めて端子台70が構成される。
この端子台70は、図4に示すように、(1)第2端子60の第2屈曲部66に隆起部68を備える点、(2)樹脂モールド漏れを防止する縁部75を備える点、(3)樹脂モールドとの一体性を強化するフィン74を備える点、を除いて、汎用的な端子台を採用することができる。なお、第1端子50や第2端子60は、丸端子以外の端子、例えば、U字、四角の端子であっても、その他の端子であってもよい。
さらに、この接続構造40においては、図5及び図6に示すように第1屈曲部56の開放端側と第2屈曲部66の開放端側とが当接され、図2及び図3に示すように当接された部分を含み且つ第2固定部62を含まないように端子台70が端子台モールド部43により樹脂モールドされて一体化されている。尚、樹脂モールド時には、ステータモールド部44とともに端子台モールド部43が一体的に樹脂モールドされて、端子台モールド部43とステータモールド部44とで構成される樹脂モールド部45を形成する。
[接続構造を構成する機器の詳細構成]
この接続構造40を構成する、第1端子50、第2端子60および端子台70について、さらに詳しく説明する。
第1端子50は、図6(C)に示すように、上述したように汎用の丸端子である。第1屈曲部56は、第1固定部52に対して折り曲げ部(中途部、境界部)55で第1リード線46の方向に対して略直角に曲げられている。第1固定部52は貫通孔を形成する環状縁部54を有し、この貫通孔に第1リード線46の端部が固定される。第1屈曲部56は貫通孔58を形成する環状縁部59を有し、矢示X方向に第1端子50が第2端子60に接近して(接近方向は逆でも構わない)この貫通孔58に第2屈曲部66の隆起部68が嵌め込まれる。したがって、貫通孔58に第2屈曲部66の隆起部68を嵌め込むことによって、第2端子60に対する第1端子50の当接位置を決定することができる。即ち、隆起部68は、第1屈曲部56と第2屈曲部66との当接位置を規定する位置決め部である。この実施形態では、第2端子60の第2屈曲部66に隆起を形成することにより位置決め部を形成しているが、その他の構成であってもよい。
第2端子60は、図6(C)に示すように、上述したように汎用の端子台70が備える端子である。第2屈曲部66は、第2固定部62に対して折り曲げ部(中途部、境界部)65で第2リード線47の方向(第1リード線46の方向と同じ)に対して略直角に曲げられている。第2固定部62は貫通孔を形成する環状縁部64を有し、この貫通孔を通したボルト等の雄ねじが図5に示すナット64Bにねじ込まれることにより、第2リード線47の端部に設けられた圧着端子が端子台70に固定される。これにより、第2リード線47の端部が第2固定部62に固定される。
第2屈曲部66は、第1屈曲部56の貫通孔58に嵌め込まれる隆起部68を備える。
この隆起部68は、先端面68Sに面取り部68R及び側面69を備えた略円筒形状であって、その径は貫通孔58に嵌め込むことのできる大きさである。なお、隆起部68は、円筒形状に限定されず貫通孔58(第1屈曲部56)の形状に合えばどのような形状であってもよい。隆起部68が貫通孔58に嵌め込まれることにより、三相分の第1端子50と第2端子60とを容易に位置決めすることができる。尚、面取り部68Rを設けることにより、隆起部68を貫通孔58に嵌め込みやすい。
さらに、側面69が貫通孔58の環状縁部59に当接するので、第1端子50と第2端子60との接触面積を増加させることができ、電気抵抗を低下させることができる。尚、電気抵抗の低下を図る観点に基づくと、貫通孔58ではなく、第1屈曲部56に隆起部68の径及び高さに対応した窪みを設けて(貫通孔ではなく閉塞孔)、先端面68Sを第1屈曲部56(窪み底面)に当接させることにより、第1端子50と第2端子60との接触面積を増加させることも好ましい。
このように、三相分の第1端子50と第2端子60とが位置決めされて当接された後に、第1端子50と第2端子60とを溶着させて、その後に樹脂モールドするが、この手順については後述する。ここで、製造コストの大幅な上昇が発生しないで、且つ、三相分の第1端子50と第2端子60とを容易に位置決めすることができるのであれば、第1端子50が隆起部を備え、第2端子60が貫通孔又は閉塞孔を備えるようにしても構わない。
次に、図2〜図4を参照して、端子台70について説明する。この端子台は、三相の電気絶縁性を確保するための素材(例えば電気絶縁性を備えた樹脂)で構成される。図4に示すように、端子台70は、矩形状の取付部71を有している。取付部71は、略台形形状の断面(図4(B)参照)を有していて、段部72を有している。段部72は、第2端子60が装着されるとともに、第2端子60に接続される第2リード線47の端部に設けられた圧着端子の大きさに対応した形状である。図3に示すように、この段部72に装着される第2端子60の第2固定部62を含まないように、端子台70が端子台モールド部43により樹脂モールドされる。
さらに、この端子台70は、取付部71の第1端子50側の周縁に、縁部(延設部)75を備える。縁部(延設部)75は、少なくとも第2固定部62と第2屈曲部66との境界部55から第2屈曲部66と反対方向に延びる。縁部(延設部)75は、取付部71において、段部72を形成した外面よりも外方に突出する突起状である。端子台70は、取付部71の第1端子50側に伸びるように、三相の仕切りとなる略角柱形状のフィン74を備える。さらに、この端子台70は、フィン74に平行に、取付部71の第1端子50側に伸びるように、ガード73を備える。図3に示すように、このフィン74及びガード73を含めて、端子台70が端子台モールド部43により樹脂モールドされる。この樹脂モールドを形成する時における樹脂漏れ防止を実現でき、且つ、樹脂モールドを形成した後の端子台70と端子台モールド部43との一体化を実現できるように、縁部75及びフィン74の大きさが設定されている。
[接続構造の製造手順]
以上のような構成からなる第1端子50及び第2端子60を備えた端子台70を用いた本実施形態に係る接続構造40の製造手順について説明する。
まず、三相分の第2端子60を備えた端子台70に向けて、三相分の第1端子50を、図6(C)の矢示X方向に接近させる。この場合において、第2端子60に第1端子50が当接するときに、貫通孔58に第2屈曲部66の隆起部68が嵌め込まれる。このため、三相分の第1端子50と三相分の第2端子60とを容易に位置決めすることができる。さらに、側面69が貫通孔58の環状縁部59に当接するので、第1端子50と第2端子60との接触面積を増加させることができ、電気抵抗を低下させることができる。
第1端子50と第2端子60とが位置決めされた状態で、第1端子50と第2端子60とを溶着させる。このとき、貫通孔58に嵌め込まれた隆起部68が潰されて、第1端子50と第2端子60とが強固に一体化される。
この場合において、第1端子50と第2端子60とが溶着されることにより、端子を構成する金属のみで接続部分が構成されて、端子を構成する金属以外の物質(特にモールド樹脂)が介在しないために、電気抵抗を低下させることができる。さらに、後述する樹脂モールド時において高圧で樹脂が圧入されても、第1端子50と第2端子60とが溶着されており端子間に樹脂が入り込むことがない。このため、端子間に樹脂が入り込んで電気抵抗が上昇して異常発熱等を発生させることを防止できる。さらに、後述する樹脂モールド時において高圧で樹脂が圧入されても、貫通孔58に嵌め込まれた隆起部68が潰されて第1端子50と第2端子60とが強固に一体化されているので、第1端子50と第2端子60とが外れることがない。
第1端子50と第2端子60とが溶着された状態で、第1端子50と第2端子60とを含み、フィン74及びガード73を含み、且つ、段部72に装着される第2端子60の第2固定部62を含まないように、端子台70が端子台モールド部43により樹脂モールドされる。このとき、端子台モールド部43のみならず、ステータモールド部44も樹脂モールドされて、端子台モールド部43とステータモールド部44とが一体化した樹脂モールド部45を形成する。このとき、樹脂モールド部45(端子台モールド部43及びステータモールド部44)を形成するための金型がセットされて、樹脂が金型内に圧入される。
この場合において、縁部(延設部)75を用いて金型を位置決めすることができるので(金型内における端子台70の位置を正確且つ一定にできるので)、樹脂モールドの成型不良率を低下させることができる。さらに、端子台70に形成された縁部75により、縁部75から樹脂が漏れ出すことを防止することができるので、樹脂モールドの成型不良率を低下させることができる。さらに、フィン74を含んで端子台モールド部43が形成されるので、端子台70と樹脂との接触面積が増加して、端子台70と樹脂との固定強度を向上させることができる。
以上のようにして、本実施形態に係る接続構造によると、
(A)第1端子50および第2端子60をリード線の方向に対して略直角に曲げて(L字形状に曲げて)曲げられた屈曲部どうしを溶着させて接続させたので、リード線の引き出し方向の長さを短くすることができるために作業機を小型化でき、
(B)汎用の端子及び端子台を用いることができるので製造コストを抑えることができ、(C)端子と端子台とを一体化して樹脂モールドするので接続構造を小型化でき、(D)端子台を樹脂モールドしたので、リード線を樹脂モールドして樹脂モールドから引き出されたリード線を端子台に接続する場合に発生する、多数の銅線から構成された引き出し線の内部から樹脂モールド時に樹脂が漏れ出すことを防止できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した実施形態においてはリード線の取り出し方向はロータ回転軸に平行な方向であったが、他の方向であっても構わない。また、上述した実施形態においては第1端子と第2端子との位置決めは隆起部と貫通孔との組合せであったが、端子の外形形状を用いても構わない。
1 作業機
34 モータ・ジェネレータ
35 油圧ポンプ
40 接続構造
41 ソケット
42 端子台カバー
43 端子台モールド部
44 ステータモールド部
45 樹脂モールド部
46(46U、46V、46W) 第1リード線
50(50U、50V、50W) 第1端子
52 第1固定部
54 環状縁部
56 第1屈曲部
58 貫通孔
59 環状縁部
60(60U、60V、60W) 第2端子
62 第2固定部
64 環状縁部
64B ナット
66 第2屈曲部
68 隆起部
68R 面取り部
68S 先端面
69 側面
70 端子台
71 取付部
72 段部
73 ガード
74 フィン
75 縁部

Claims (7)

  1. 第1機器と第2機器とを接続する接続構造であって、
    前記第1機器に接続された第1リード線の端部を固定する第1固定部と、前記第1固定部から延設され中途部で屈曲された第1屈曲部とを含む第1端子と、
    前記第2機器に接続された第2リード線の端部を固定する第2固定部と、前記第2固定部から延設され中途部で屈曲された第2屈曲部とを含む第2端子と、
    前記第2端子を含む端子台と、を備え、
    前記第1屈曲部と前記第2屈曲部とが当接され、且つ、少なくとも前記当接された部分が樹脂モールドされた接続構造。
  2. 前記端子台は、前記第2固定部と前記第2屈曲部との境界部から前記第2屈曲部と反対方向に延びる延設部を有している請求項1に記載の接続構造。
  3. 前記第2端子は、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部との当接位置を規定する位置決め部を有している請求項1又は2に記載の接続構造。
  4. 前記第1屈曲部は、貫通孔を形成する環状縁部を有し、
    前記位置決め部は、前記第2屈曲部に設けられ且つ前記環状縁部の内面に当接する隆起部である請求項3に記載の接続構造。
  5. 前記端子台は、前記第1端子側に向けて突出するフィンを有している請求項1〜4のいずれかに記載の接続構造。
  6. 前記第1端子と前記第2端子とが溶着されている請求項1〜5のいずれかに記載の接続構造。
  7. 前記第1機器は回転電機であって、前記第1リード線は前記回転電機の固定子から前記固定子の外部に引き出される引き出し線であって、
    前記第2機器は前記回転電機を制御する制御機器である
    請求項1〜6のいずれかに記載の接続構造を備えている電気機器。
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