JP2017127977A - 印刷機の検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成を採りながら、印刷媒体であるシートを確実に押さえことができ、しかも、異物が舞い上がることがない印刷機の検査装置を提供する。
【解決手段】シート3にインキを転写する印刷ユニットに接続され、印刷状態の検査のみを行う下流側表検査ユニット52と下流側裏検査ユニット54を備える。これらの検査ユニット52,54は、シート3を搬送する第四および第五の渡胴37,38(検査胴)と、押さえ胴74とを備える。押さえ胴74は、ゴムシート74bが周面に巻き付けられ、第四および第五の渡胴37,38によって搬送されるシート3にゴムシート74bが接触した状態でこれらの胴に対向して回転する。下流側表検査ユニット52と下流側裏検査ユニット54で搬送されるシートは、押さえ胴74にのみ押さえられる。これらの検査ユニットで搬送される全てのシート3がゴムシート74bの同一位置に接触する。
【選択図】 図4
【解決手段】シート3にインキを転写する印刷ユニットに接続され、印刷状態の検査のみを行う下流側表検査ユニット52と下流側裏検査ユニット54を備える。これらの検査ユニット52,54は、シート3を搬送する第四および第五の渡胴37,38(検査胴)と、押さえ胴74とを備える。押さえ胴74は、ゴムシート74bが周面に巻き付けられ、第四および第五の渡胴37,38によって搬送されるシート3にゴムシート74bが接触した状態でこれらの胴に対向して回転する。下流側表検査ユニット52と下流側裏検査ユニット54で搬送されるシートは、押さえ胴74にのみ押さえられる。これらの検査ユニットで搬送される全てのシート3がゴムシート74bの同一位置に接触する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、シートを検査胴上で押さえる押さえ胴を備えた印刷機の検査装置に関する。
従来の印刷機としては、印刷状態を検査するために、例えば特許文献1に記載されているような検査装置を備えることがある。特許文献1に開示された印刷機の検査装置は、印刷後の印刷用紙を圧胴によって搬送されている途中で撮像するカメラと、印刷用紙に向けてエアーを吹き付ける押さえ装置を備えている。
押さえ装置は、印刷用紙の検査を行う際に、印刷用紙の大きさに応じた必要な範囲にのみエアーを吹くことで、印刷用紙を押さえて検査精度の向上を図るものである。この押さえ装置は、印刷用紙のサイズに応じてエアーの吹出し領域を変えるために、エアーの供給、停止を切り換えるバルブをサーボモータによって駆動する構成が採られている。
特許文献1に示されている印刷機の検査装置は、後述する第一〜第三の問題点を有するものである。
第一の問題点は、エアーの吹出し領域を変えるためにバルブやサーボモータなどが必要で、構成が複雑になることである。
第二の問題点は、印刷用紙の大きさに応じた領域にエアーを吹くようにしたとしても、印刷用紙にいわゆる「あばれ」や「折れ」が生じるおそれがあるということである。ここでいう「あばれ」とは、印刷用紙の搬送方向上流側の端部が撓んで振れ、繰り返し圧胴から離れたり接触する現象である。
第一の問題点は、エアーの吹出し領域を変えるためにバルブやサーボモータなどが必要で、構成が複雑になることである。
第二の問題点は、印刷用紙の大きさに応じた領域にエアーを吹くようにしたとしても、印刷用紙にいわゆる「あばれ」や「折れ」が生じるおそれがあるということである。ここでいう「あばれ」とは、印刷用紙の搬送方向上流側の端部が撓んで振れ、繰り返し圧胴から離れたり接触する現象である。
このように「あばれ」や「折れ」が生じる理由は、エアーで印刷用紙を押さえる力には限界があるからである。すなわち、厚みが厚い印刷用紙や、硬い印刷用紙をエアーで確実に押さえることは難しいからである。
第三の問題点は、エアーを吹くことにより紙粉や塵埃などの異物が舞い上がり、この異物が印刷不良の原因になることである。
第三の問題点は、エアーを吹くことにより紙粉や塵埃などの異物が舞い上がり、この異物が印刷不良の原因になることである。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、簡単な構成を採りながら、印刷媒体であるシートを確実に押さえことができ、しかも、異物が舞い上がることがない印刷機の検査装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る印刷機の検査装置は、シートにインキを転写する印刷ユニットに接続され、前記印刷ユニットから印刷後のシートを受け取って印刷状態の検査のみを行う検査ユニットを備え、前記検査ユニットは、シートを搬送する検査胴と、ゴムシートが周面に巻き付けられ、前記検査胴によって搬送されるシートに前記ゴムシートが接触した状態で前記検査胴に対向して回転する押さえ胴とを備え、前記検査ユニットで搬送されるシートは、前記押さえ胴にのみ押さえられ、前記検査ユニットで搬送される全てのシートが前記ゴムシートの同一位置に接触するものである。
本発明は、前記印刷機の検査装置において、前記印刷ユニットは、シートの表面に印刷を行う表印刷ユニットと、シートの裏面に印刷を行う裏印刷ユニットとを備え、前記検査ユニットは、シートの表面の検査を行う表検査ユニットと、シートの裏面の検査を行う裏検査ユニットとを備えていてもよい。
本発明は、前記印刷機の検査装置において、さらに、前記押さえ胴を洗浄する洗浄手段を備えていてもよい。
本発明は、前記印刷機の検査装置において、前記印刷ユニットは、シートを保持して搬送する搬送胴と、前記搬送胴で搬送されているシートにインキを転写するゴム胴とを備え、前記押さえ胴は、円周長が前記ゴム胴と等しいものであってもよい。
本発明において、シートは、押さえ胴によって押さえられた状態で検査胴によって搬送される。このため、厚みが厚いシートや硬いシートであっても確実に押さえることができる。また、押さえ胴は、一定の位置で回転するだけの単純な構造のものであるから、簡単な構成でシートを押さえることが可能になる。さらに、エアーをシートに吹き付けてシートを押さえる場合と較べて、異物が舞い上がることがないから、印刷不良を起こし難い。
このため、本発明に係る検査装置は、簡単な構成でシートを確実に押さえることができ、しかも、異物が舞い上がることがないものとなる。
このため、本発明に係る検査装置は、簡単な構成でシートを確実に押さえることができ、しかも、異物が舞い上がることがないものとなる。
また、本発明によれば、押さえ胴で押さえたシートのインキが押さえ胴に付着するようなことがあったとしても、このインキで次のシートが汚れることはない。この理由は、押さえ胴に付着したインキは、次のシートにおける、先のシートと同一の位置に付着するからである。このため、シートを押さえ胴で押さえる構成を採っているにもかかわらず、高い印刷品質を維持した状態で検査を行うことができる。
したがって、本発明によれば、シートの検査を高精度で行うことが可能な印刷機の検査装置を提供することができる。
したがって、本発明によれば、シートの検査を高精度で行うことが可能な印刷機の検査装置を提供することができる。
以下、本発明に係る印刷機の一実施の形態を図1〜図6によって詳細に説明する。
図1に示す印刷機1は、紙幣や有価証券、銀行券、パスポートおよびその他の同様の書類などを印刷するためのオフセット印刷機である。この印刷機1は、図1において右側の端部に位置するシート供給部2と、シート3の表裏両面に印刷を施すオフセット印刷部3と、印刷品質の検査を行う検査部5と、シート3を排出するためのシート排出部6などを備えている。
図1に示す印刷機1は、紙幣や有価証券、銀行券、パスポートおよびその他の同様の書類などを印刷するためのオフセット印刷機である。この印刷機1は、図1において右側の端部に位置するシート供給部2と、シート3の表裏両面に印刷を施すオフセット印刷部3と、印刷品質の検査を行う検査部5と、シート3を排出するためのシート排出部6などを備えている。
シート供給部2は、多数のシート3が積載された昇降式のフィーダーパイル7と、最も上に位置するシート3をフィーダーボード8に載せるサッカー装置(図示せず)とを備えている。フィーダーボード8に載せられたシート3は、スイング装置9によってオフセット印刷部4の第一の渡胴11に渡される。
オフセット印刷部4は、シート3の表面に印刷を施すための表印刷部12と、シート3の裏面に印刷を施すための裏印刷部13と、シート3を表印刷部12に供給するための第一〜第三の渡胴11,14,15とを備えている。
オフセット印刷部4は、シート3の表面に印刷を施すための表印刷部12と、シート3の裏面に印刷を施すための裏印刷部13と、シート3を表印刷部12に供給するための第一〜第三の渡胴11,14,15とを備えている。
表印刷部12は、シート搬送方向に並ぶ第一〜第五の表印刷ユニット16〜20によって構成されている。裏印刷部13は、シート搬送方向に並ぶ第一〜第五の裏印刷ユニット21〜25によって構成されている。これらの表印刷部12と裏印刷部13の印刷ユニット16〜25は、それぞれ圧胴31と、ゴム胴32と、版胴33と、インキ装置34および給水装置35と、洗浄装置36などを備えている。この実施の形態においては、第一〜第五の表印刷ユニット16〜20が請求項2記載の発明でいう「表印刷ユニット」に相当し、第一〜第五の裏印刷ユニット21〜25が請求項2記載の発明でいう「裏印刷ユニット」に相当する。また、この実施の形態においては、圧胴31が請求項4記載の発明でいう「搬送胴」に相当する。
圧胴31と上述した第一〜第三の渡胴11,14,15は、シート3の搬送方向下流側の端部をくわえて保持するくわえ爪装置(図示せず)をそれぞれ備えている。シート3は、上述した第三の渡胴15から第一の表印刷ユニット16の圧胴31に送られる。
表印刷部12の圧胴31と裏印刷部13の圧胴31は、シート3を受け渡し可能な状態で水平方向に並べられている。また、第一〜第四の裏印刷ユニット21〜25の圧胴31は、それぞれ表印刷部12の圧胴31どうしの間に位置付けられている。
表印刷部12の圧胴31と裏印刷部13の圧胴31は、シート3を受け渡し可能な状態で水平方向に並べられている。また、第一〜第四の裏印刷ユニット21〜25の圧胴31は、それぞれ表印刷部12の圧胴31どうしの間に位置付けられている。
第五の裏印刷ユニット25の圧胴31は、第五の表印刷ユニット20の圧胴31と、後述する第四の渡胴37との間に配置されている。オフセット印刷部4と後述するシート排出部6との間には、第四〜第六の渡胴37〜39が水平方向に並ぶ状態で配置されている。これらの第四〜第六の渡胴37〜39は、シート3の搬送方向下流側の端部を保持するくわえ爪装置(図示せず)を有し、オフセット印刷部4で印刷が施されたシート3をシート排出部6に搬送する。
ゴム胴32は、圧胴31に対接可能に構成されており、版胴33のインキが転写される。また、ゴム胴32は、図2に示すように、胴本体32aと、この胴本体32aの外周面に巻き付けられたゴムシート32bとを備えている。胴本体32aは、図示していない駆動装置に接続されており、圧胴31と同期して回転する。このゴム胴32に転写されたインキは、シート3がゴム胴32と圧胴31との間を通るときにシート3に転写される。版胴33は、インキ装置34からインキが供給されるとともに、給水装置35から湿し水が供給される。
洗浄装置36は、ゴム胴32の外周面を洗浄するためのもので、図6に示すように、ゴム胴32の外周面に接触する洗浄布41を有している。洗浄布41の一端部は、供給ロール42に巻き付けられ、他端部は、巻取りロール43に巻き付けられている。供給ロール42と巻取りロール43は、フレーム44に回転可能に支持されており、図示していない回転装置により駆動されることによって、所定の回転速度で回転する。供給ロール42と巻取りロール43とが回転することにより、洗浄布41が供給ロール42から引き出されてフレーム44の支持部材45と一対の案内部材46,47とに沿って移動する。
洗浄布41は、一対の案内部材46,47の間を通過するときにゴム胴32の外周面に接触し、ここを洗浄する。一対の案内部材46,47のうち、洗浄布41の移動方向において上流側に位置する案内部材46の近傍には、噴射ノズル48が設けられている。この噴射ノズル48は、洗浄布41に洗浄液を供給するためのもので、フレーム44に支持されている。ゴム胴32を洗浄した洗浄布41は、巻取りロール43に巻取られる。
フレーム44は、図6において下側の端部に位置する揺動ピン49に揺動自在に支持されており、図示していない駆動装置により駆動されることによって、図6に示す洗浄位置と、洗浄布41がゴム胴32から離れる離反位置との間で揺動する。離反位置は、ゴム胴32が圧胴31や版胴33から離反する方向に移動した場合であっても、洗浄布41がゴム胴32に接触することがないように設定されている。
検査部5は、第五の表印刷ユニット20と第五の裏印刷ユニット25に接続され、これらの印刷ユニットから印刷後のシート3を受け取って印刷状態の検査を行うものである。
検査部5は、シート3の表面において印刷品質の検査を行う上流側表検査ユニット51および下流側表検査ユニット52と、シート3の裏面において印刷品質の検査を行う上流側裏検査ユニット53および下流側裏検査ユニット54と、これらの検査ユニット51〜54に接続された制御装置55(図7参照)とを備えている。この実施の形態においては、検査部5によって本発明に係る「検査装置」が構成されている。
検査部5は、シート3の表面において印刷品質の検査を行う上流側表検査ユニット51および下流側表検査ユニット52と、シート3の裏面において印刷品質の検査を行う上流側裏検査ユニット53および下流側裏検査ユニット54と、これらの検査ユニット51〜54に接続された制御装置55(図7参照)とを備えている。この実施の形態においては、検査部5によって本発明に係る「検査装置」が構成されている。
この検査部5の各検査ユニット51〜54においては、シート3の印刷状態の検査のみが行われ、シート3に対する印刷は行われない。この実施の形態においては、下流側表検査ユニット52と下流側裏検査ユニット54が本発明でいう「検査ユニット」に相当する。また、この実施の形態においては、下流側表検査ユニット52が請求項2記載の発明でいう「表検査ユニット」に相当し、下流側裏検査ユニット54が請求項2記載の発明でいう「裏検査ユニット」に相当する。さらに、この実施の形態においては、第四の渡胴37と第五の渡胴38が本発明でいう「検査胴」に相当する。この実施の形態による検査部5には、シート3を押さえるためのエア吹き装置は設けられておらず、この検査部5でエア吹きが行われることはない。
上流側表検査ユニット51は、図2および図3に示すように、第五の表印刷ユニット20の圧胴31を斜め上方から指向する2台の可視光検査用カメラ56および1台の赤外光検査用カメラ57と、可視光用照明58および赤外光用照明59とを備えている。
可視光検査用カメラ56と赤外光検査用カメラ57とが指向する位置は、図1に示すように、第五の表印刷ユニット20の圧胴31における、ゴム胴32と対接する位置よりシート搬送方向の下流側であって、第五の裏印刷ユニット25の圧胴31と対接する位置よりシート搬送方向の上流側である。
可視光検査用カメラ56と赤外光検査用カメラ57とが指向する位置は、図1に示すように、第五の表印刷ユニット20の圧胴31における、ゴム胴32と対接する位置よりシート搬送方向の下流側であって、第五の裏印刷ユニット25の圧胴31と対接する位置よりシート搬送方向の上流側である。
これらのカメラ56,57の光軸は、図2に示すように、圧胴31の軸方向から見て、圧胴31の外周面を通る法線方向Nと一致することが望ましい。このようにカメラ56,57を配置することによって、シート3の表面をこの表面に対して垂直な方向から見た画像を取得することができる。
可視光検査用カメラ56は、入射された可視光を画像データとして制御装置55に送る。赤外光検査用カメラ57は、入射された赤外光を画像データとして制御装置55に送る。
可視光検査用カメラ56は、入射された可視光を画像データとして制御装置55に送る。赤外光検査用カメラ57は、入射された赤外光を画像データとして制御装置55に送る。
2台の可視光検査用カメラ56と赤外光検査用カメラ57は、図3に示すように、圧胴31の軸方向(図3においては左右方向)に並べられている。赤外光検査用カメラ57は、2台の可視光検査用カメラ56どうしの間であって、可視光検査用カメラ56によって撮像されることがない位置に配置されている。可視光検査用カメラ56の視野は、図3中に二点鎖線で示すように、赤外光検査用カメラ57の視野より狭い。可視光検査用カメラ56の検査幅L1は、全てのカメラ56,57が圧胴31から等しい距離だけ離間した状態において、赤外光検査用カメラ57の検査幅L2の約1/2である。赤外光検査用カメラ57は、赤外光のみを通すフィルタ57aを有している。
これらの3台のカメラ56,57は、圧胴31の軸方向に延びる支持部材61に取付けられている。この支持部材61の両端部は、上下方向に延びる一対の支柱62を介して第一および第二のフレーム63,64に支持されている。第一および第二のフレーム63,64は、圧胴31の両端部を回転自在に支持するものである。可視光検査用カメラ56および赤外光検査用カメラ57と圧胴31との距離は、図3に示すように、これら両カメラ56,57の視野の広さに基づいて決められている。可視光検査用カメラ56は、2台分の検査幅(L1×2)がシート3の幅(圧胴31の軸方向における長さ)より長くなる位置に配置されている。赤外光検査用カメラ57は、検査幅L2がシート3の幅より長くなる位置に配置されている。
可視光用照明58は、例えば白色LEDを光源とするものを用いることができる。この実施の形態による可視光用照明58は、図2に示すように、可視光検査用カメラ56の光軸を上下方向の両側から挟む位置にそれぞれ配置されており、上述した支持部材61あるいは支柱62に図示していない支持用ステーを介して支持されている。この可視光用照明58から出た可視光は、シート3の表面で反射して可視光検査用カメラ56に入射する。
赤外光用照明59は、例えば赤外線LEDを光源とするものを用いることができる。この実施の形態による赤外光用照明59は、赤外光検査用カメラ57の光軸を上下方向の両側から挟む位置にそれぞれ配置されており、可視光用照明58とともに上述した支持用ステーを介して支持部材61あるいは支柱62に支持されている。この赤外光用照明59から出た赤外光は、シート3の表面で反射して赤外光検査用カメラ57に入射する。
上流側裏検査ユニット53は、検査対象の位置が異なるだけで上流側表検査ユニット51と同等の構成が採られている。
上流側裏検査ユニット53の2台の可視光検査用カメラ56と、これらの可視光検査用カメラ56どうしの間に位置する1台の赤外光検査用カメラ57は、図1に示すように、第五の裏印刷ユニット25の圧胴31を指向している。
上流側裏検査ユニット53の2台の可視光検査用カメラ56と、これらの可視光検査用カメラ56どうしの間に位置する1台の赤外光検査用カメラ57は、図1に示すように、第五の裏印刷ユニット25の圧胴31を指向している。
詳述すると、これらのカメラ56,57は、この圧胴31における第五の裏印刷ユニット25のゴム胴32と対接する位置よりシート搬送方向の下流側であって、第四の渡胴37と対接する位置よりシート搬送方向の上流側を斜め下方から指向している。また、上流側裏検査ユニット53の3台のカメラ56,57は、第一および第二のフレーム63,64どうしの間に架け渡された下側支持部材(図示せず)に取付けられている。上流側裏検査ユニット53の可視光用照明58と赤外光用照明59は、図示していない支持用ステーを介して下側支持部材あるいは第一および第二のフレーム63,64に支持されている。
下流側表検査ユニット52は、図1、図4および図5に示すように、第四の渡胴37を斜め上方から指向する紫外光検査用カメラ71および紫外光用照明72と、遮蔽部材73と、第四の渡胴37と対接する押さえ胴74、洗浄装置75とを備えている。紫外光検査用カメラ71は、入射された紫外光を画像データとして制御装置55に送る。
下流側表検査ユニット52の紫外光検査用カメラ71が指向する位置は、図1に示すように、第四の渡胴37における、第五の裏印刷ユニット25の圧胴31と対接する位置よりシート搬送方向の下流側であって、第五の渡胴38と対接する位置よりシート搬送方向の上流側である。
このカメラ71の光軸は、図4に示すように、第四の渡胴37の軸方向から見て、第四の渡胴37の外周面を通る法線方向Nと一致することが望ましい。このように紫外光検査用カメラ71を配置することによって、シート3の表面をこの表面に対して垂直な方向から見た画像を取得することができる。
このカメラ71の光軸は、図4に示すように、第四の渡胴37の軸方向から見て、第四の渡胴37の外周面を通る法線方向Nと一致することが望ましい。このように紫外光検査用カメラ71を配置することによって、シート3の表面をこの表面に対して垂直な方向から見た画像を取得することができる。
紫外光検査用カメラ71は、図5に示すように、第四の渡胴37の軸方向の中央部と対向する位置に位置付けられており、第四の渡胴37の軸方向に延びる支持部材76に取付けられている。この支持部材76の両端部は、上下方向に延びる一対の支柱77,77を介して第一および第二のフレーム63,64に支持されている。紫外光検査用カメラ71と第四の渡胴37との距離は、図5に示すように、紫外光検査用カメラ71の視野の広さに基づいて決められている。この実施の形態においては、紫外光検査用カメラ71の検査幅L3がシート3の幅(第四の渡胴37の軸方向における長さ)より長くなる位置に紫外光検査用カメラ71が位置付けられている。
遮蔽部材73は、紫外光用照明72で生じた紫外光の到達範囲を制限するためのもので、第四の渡胴37の外周面にのみ向けて開口する箱状に形成されている。この遮蔽部材73は、紫外光検査用カメラ71とともに支持部材76に固定することができる。
紫外光用照明72は、例えば紫外線LEDを光源とするものを用いることができる。この実施の形態による紫外光用照明72は、図4に示すように、紫外光検査用カメラ71の光軸を上下方向の両側から挟む位置にそれぞれ配置されており、上述した支持部材76あるいは支柱77に図示していない支持用ステーを介して支持されている。この紫外光用照明72から出た紫外光は、シート3の表面で反射して紫外光検査用カメラ71に入射する。
紫外光用照明72は、例えば紫外線LEDを光源とするものを用いることができる。この実施の形態による紫外光用照明72は、図4に示すように、紫外光検査用カメラ71の光軸を上下方向の両側から挟む位置にそれぞれ配置されており、上述した支持部材76あるいは支柱77に図示していない支持用ステーを介して支持されている。この紫外光用照明72から出た紫外光は、シート3の表面で反射して紫外光検査用カメラ71に入射する。
押さえ胴74は、シート3を第四の渡胴37との間に挟んで押さえるためのものである。下流側表検査ユニット52で搬送されるシート3は、押さえ胴74にのみ押さえられる。この押さえ胴74は、第四の渡胴37と同様にフレーム63,64に回転可能に支持されており、図示していない駆動装置により駆動されることによって、第四の渡胴37と同期して回転する。この押さえ胴74は、第四の渡胴37における紫外光検査用カメラ71と対向する部位よりシート3の搬送方向上流側に配置されている。
押さえ胴74の外径は、第四の渡胴37の外径の1/2である。第四の渡胴37の外径は、圧胴31の外径と等しい。押さえ胴74は、円周長がゴム胴32と等しいものである。また、この押さえ胴74は、図4に示すように、胴本体74aと、この胴本体74aの外周面に巻き付けられたゴムシート74bとを備えている。これらの胴本体74aとゴムシート74bは、上述したゴム胴32の胴本体32aとゴムシート32bとを流用することができる。
押さえ胴74のゴムシート74bは、第四の渡胴37の周面と対向しており、第四の渡胴37によって搬送されたシート3と接触する。このため、押さえ胴74は、第四の渡胴37によって搬送されるシート3にゴムシート74bが接触した状態で第四の渡胴37に対向して回転する。
押さえ胴74のゴムシート74bは、第四の渡胴37の周面と対向しており、第四の渡胴37によって搬送されたシート3と接触する。このため、押さえ胴74は、第四の渡胴37によって搬送されるシート3にゴムシート74bが接触した状態で第四の渡胴37に対向して回転する。
押さえ胴74の外径が第四の渡胴37の外径の1/2であることは、第四の渡胴37が1回転するときに押さえ胴74が2回転することになり、第四の渡胴37によって搬送される2枚のシート3と押さえ胴74とがそれぞれ同一位置で接触することを意味する。すなわち、押さえ胴74は、一回転毎に同じ位置でシート3と接触する。このため、押さえ胴74は、常に同じ位相で各シート3に接することになり、下流側表検査ユニット52で搬送される全てのシート3がゴムシート74bの同一位置に接触する。
洗浄装置75は、押さえ胴74の外周面(ゴムシート74bの表面)を洗浄するためのものである。この実施の形態による洗浄装置75は、ゴム胴32を洗浄する洗浄装置36と同等のものが用いられている。すなわち、洗浄装置75は、図6に示すように、洗浄布41を有する供給ロール42および巻取りロール43と、フレーム44と、噴射ノズル48と、揺動ピン49と、図示していない回転装置および駆動装置などを備えている。この実施の形態においては、この洗浄装置75によって請求項3記載の発明でいう「洗浄手段」が構成されている。この洗浄装置75(洗浄装置36)においては、洗浄布41に噴射ノズル48から洗浄液が供給され、洗浄布41が押さえ胴74(ゴム胴32)に接触した状態で供給ロール42と巻取りロール43とが回転することにより、押さえ胴74(ゴム胴32)が洗浄される。
下流側裏検査ユニット54は、検査対象の位置が異なるだけで下流側表検査ユニット52と同等の構成が採られている。
下流側裏検査ユニット54の紫外光検査用カメラ71は、図1に示すように、第五の渡胴38を指向している。
詳述すると、このカメラ71は、第五の渡胴38における第四の渡胴37と対接する位置よりシート搬送方向の下流側であって、第六の渡胴39と対接する位置よりシート搬送方向の上流側を斜め下方から指向している。また、下流側裏検査ユニット54の紫外光検査用カメラ71は、第一および第二のフレーム63,64どうしの間に架け渡された下側支持部材(図示せず)に取付けられている。
下流側裏検査ユニット54の紫外光用照明62は、図示していない支持用ステーを介して下側支持部材あるいは第一および第二のフレーム63,64に支持されている。
下流側裏検査ユニット54の紫外光検査用カメラ71は、図1に示すように、第五の渡胴38を指向している。
詳述すると、このカメラ71は、第五の渡胴38における第四の渡胴37と対接する位置よりシート搬送方向の下流側であって、第六の渡胴39と対接する位置よりシート搬送方向の上流側を斜め下方から指向している。また、下流側裏検査ユニット54の紫外光検査用カメラ71は、第一および第二のフレーム63,64どうしの間に架け渡された下側支持部材(図示せず)に取付けられている。
下流側裏検査ユニット54の紫外光用照明62は、図示していない支持用ステーを介して下側支持部材あるいは第一および第二のフレーム63,64に支持されている。
上述した各カメラ56,57,71から画像データが送られる制御装置55は、次の三つの機能を有している。第一の機能は、各カメラの撮像時期を含めて各検査ユニット51〜54の動作を制御する機能である。第二の機能は、画像処理を行って印刷品質の良否判定を行う機能である。良否判定は、各カメラから送られた実際の画像データと、予めメモリ78(図7参照)に記録されている判定用の画像データとを比較して行われる。第三の機能は、良否判定の結果に基づいてシート3の排出先を切り換える機能である。シート3の排出先は、後述するシート排出部6に設けられている複数のデリバリーパイル81〜83(図1参照)である。
シート排出部6は、図1に示すように、第六の渡胴39と隣接するチェーン式の搬送装置84と、第一〜第3のデリバリーパイル81〜83とを有している。搬送装置84は、第六の渡胴39の軸方向に並ぶ一対のデリバリーチェーン84aと、これらのデリバリーチェーン84aの間に架け渡された多数の爪竿(図示せず)と、これらの爪竿にそれぞれ設けられたくわえ爪装置(図示せず)などを備えている。デリバリーチェーン84aは、第六の渡胴39と、デリバリーパイル81〜83の上方との間に配置されている。
搬送装置84のくわえ爪装置は、シート3の搬送方向下流側の端部を保持する保持状態と、シート3を解放する解放状態とを切替可能に構成されており、シート3を第六の渡胴39から受取った状態でデリバリーチェーン84aの回転に伴ってデリバリーパイル81〜83の上方に向けて移動する。第一〜第三のデリバリーパイル81〜83の上方には、くわえ爪装置を選択的に解放状態とするための解放装置85がそれぞれ設けられている。これらの解放装置85の動作は、制御装置55によって制御される。
第一および第二のデリバリーパイル81,82の上方に位置する解放装置85は、上述した良否判定で良品と判定されたシート3が通過するときに、くわえ爪装置を解放状態とする。また、この解放装置85は、不良品と判定されたシート3が通過するときには、くわえ爪装置が保持状態で通過する形態を採る。第三のデリバリーパイル83の上方に位置する解放装置85は、上述した良否判定で不良品と判定されたシート3が通過するときに、くわえ爪装置を解放状態とし、それ以外の場合はくわえ爪装置が保持状態で通過する形態を採る。このため、良否判定により良品と判定されたシート3は、第一および第二のデリバリーパイル81,82に積載され、不良品と判定されたシート3は第三のデリバリーパイル83に積載される。
このように構成された印刷機1においては、シート3がシート供給部2からオフセット印刷部4に送られることにより、オフセット印刷部4でシート3の両面に印刷が施される。印刷後のシート3は、検査部5で印刷品質の検査を受ける。
シート3の表面の印刷品質は、上流側表検査ユニット51と下流側表検査ユニット52とによって検査される。一方、印刷後のシート3の裏面の印刷品質は、上流側裏検査ユニット53と下流側裏検査ユニット54とによって検査される。これらの各検査は、各検査ユニットの各カメラで撮像して得られた画像データを用いて制御装置55が実施する。この検査により、検査対象のシート3が良品と不良品とのいずれか一方に決められる。このように検査が行われたシート3は、検査の結果に基づいてシート排出部6の第一〜第三のデリバリーパイル81〜83に排出される。
シート3の表面の印刷品質は、上流側表検査ユニット51と下流側表検査ユニット52とによって検査される。一方、印刷後のシート3の裏面の印刷品質は、上流側裏検査ユニット53と下流側裏検査ユニット54とによって検査される。これらの各検査は、各検査ユニットの各カメラで撮像して得られた画像データを用いて制御装置55が実施する。この検査により、検査対象のシート3が良品と不良品とのいずれか一方に決められる。このように検査が行われたシート3は、検査の結果に基づいてシート排出部6の第一〜第三のデリバリーパイル81〜83に排出される。
この実施の形態による下流側表検査ユニット52と下流側裏検査ユニット54において、シート3は、押さえ胴74によって押さえられた状態で第四の渡胴37または第五の渡胴38によって搬送される。このため、シート3の厚みが厚い場合や、シート3が通常より硬いものであったとしても、このシート3を確実に押さえることができる。また、押さえ胴74は、一定の位置で回転するだけの単純な構造のものであるから、簡単な構成でシート3を押さえることが可能になる。さらに、押さえ胴74でシート3を押ているから、エアーをシートに吹き付けてシートを押さえる場合と較べて、異物が舞い上がることがないから、印刷不良を起こし難い。
このため、この実施の形態による検査部5(検査装置)は、簡単な構成でシート3を確実に押さえることができ、しかも、異物が舞い上がることがないものとなる。
また、この実施の形態によれば、押さえ胴74で押さえたシート3のインキが押さえ胴74に付着するようなことがあったとしても、このインキで次のシート3が汚れることはない。この理由は、押さえ胴74に付着したインキは、次のシート3における、先のシート3と同一の位置に付着するからである。このため、シート3を押さえ胴74で押さえる構成を採っているにもかかわらず、高い印刷品質を維持した状態で検査を行うことができる。
したがって、この実施の形態によれば、シート3の検査を高精度で行うことが可能な印刷機の検査装置を提供することができる。
また、この実施の形態によれば、押さえ胴74で押さえたシート3のインキが押さえ胴74に付着するようなことがあったとしても、このインキで次のシート3が汚れることはない。この理由は、押さえ胴74に付着したインキは、次のシート3における、先のシート3と同一の位置に付着するからである。このため、シート3を押さえ胴74で押さえる構成を採っているにもかかわらず、高い印刷品質を維持した状態で検査を行うことができる。
したがって、この実施の形態によれば、シート3の検査を高精度で行うことが可能な印刷機の検査装置を提供することができる。
この実施の形態による印刷機1の印刷部4(印刷ユニット)は、シート3の表面に印刷を行う表印刷部12(第一〜第五の表印刷ユニット16〜20)と、シート3の裏面に印刷を行う裏印刷部13(第一〜第五の裏印刷ユニット21〜25)とを備えている。また、検査部5は、シート3の表面の検査を行う下流側表検査ユニット52と、シート3の裏面の検査を行う下流側裏検査ユニット54とを備えている。
このため、シート3の表面と裏面との両方において、シート3を押さえ胴74によって第四の渡胴37または第五の渡胴38(検査胴)に確実に押さえ付けた状態で検査を行うことができる。したがって、この実施の形態によれば、シート3の表裏両面に印刷を施す場合であっても高い精度で検査を行うことが可能な印刷機の検査装置を提供できる。
このため、シート3の表面と裏面との両方において、シート3を押さえ胴74によって第四の渡胴37または第五の渡胴38(検査胴)に確実に押さえ付けた状態で検査を行うことができる。したがって、この実施の形態によれば、シート3の表裏両面に印刷を施す場合であっても高い精度で検査を行うことが可能な印刷機の検査装置を提供できる。
この実施の形態による検査部5は、押さえ胴74を洗浄する洗浄装置75を備えている。このため、シート3の絵柄が変わったときや、押さえ胴74が汚れたときに洗浄装置75で押さえ胴74を洗浄することができ、押さえ胴74の汚れがシート3に転写されることを防ぐことができる。したがって、この実施の形態によれば、シート3を押さえ胴74で押さえる構成を採っているにもかかわらず、印刷品質が低下することなく検査を行うことができる。
この実施の形態による第一〜第五の表印刷ユニット16〜20と、第一〜第五裏印刷ユニット21〜25は、シート3を保持して搬送する圧胴31と、圧胴31で搬送されているシート3にインキを転写するゴム胴32とを備えている。押さえ胴74は、円周長がゴム胴32と等しいものである。
このため、印刷ユニットに用いられるゴム胴32と同一のゴム胴を押さえ胴74として使用することが可能になり、ゴム胴32のゴムシート32bを押さえ胴74に流用することができる。また、ゴム胴32を洗浄する洗浄装置36は、押さえ胴用の洗浄装置75として流用できるから、検査装置に洗浄装置を装備するにあたって洗浄装置を新たに設計する必要がない。
したがって、この実施の形態によれば、印刷ユニットのゴム胴32と押さえ胴74とで部品を共有できるから、経済的であり、製造コストが低い印刷機の検査装置を提供することができる。
このため、印刷ユニットに用いられるゴム胴32と同一のゴム胴を押さえ胴74として使用することが可能になり、ゴム胴32のゴムシート32bを押さえ胴74に流用することができる。また、ゴム胴32を洗浄する洗浄装置36は、押さえ胴用の洗浄装置75として流用できるから、検査装置に洗浄装置を装備するにあたって洗浄装置を新たに設計する必要がない。
したがって、この実施の形態によれば、印刷ユニットのゴム胴32と押さえ胴74とで部品を共有できるから、経済的であり、製造コストが低い印刷機の検査装置を提供することができる。
この実施の形態による押さえ胴74の外径は、ゴム胴32と同一である。しかし、押さえ胴74の外径は、第四および第五の渡胴37,38と同一とすることができる。
上述した実施の形態においてはオフセット印刷機を示した。しかし、本発明に係る検査装置は、その他の印刷機、たとえばゴム胴のない凹版印刷機や、凸版印刷機、スクリーン印刷機などにも適用することができる。
1,100…印刷機、3…シート、5…検査部、12…表印刷部、13…裏印刷部、37…第四の渡胴、38…第五の渡胴、52…下流側表検査ユニット(表検査ユニット)、54…下流側裏検査ユニット(裏検査ユニット)、71…紫外光検査用カメラ、72…紫外光用照明、74…押さえ胴、75…洗浄装置。
Claims (4)
- シートにインキを転写する印刷ユニットに接続され、前記印刷ユニットから印刷後のシートを受け取って印刷状態の検査のみを行う検査ユニットを備え、
前記検査ユニットは、
シートを搬送する検査胴と、
ゴムシートが周面に巻き付けられ、前記検査胴によって搬送されるシートに前記ゴムシートが接触した状態で前記検査胴に対向して回転する押さえ胴とを備え、
前記検査ユニットで搬送されるシートは、前記押さえ胴にのみ押さえられ、
前記検査ユニットで搬送される全てのシートが前記ゴムシートの同一位置に接触することを特徴とする印刷機の検査装置。 - 請求項1記載の印刷機の検査装置において、
前記印刷ユニットは、シートの表面に印刷を行う表印刷ユニットと、シートの裏面に印刷を行う裏印刷ユニットとを備え、
前記検査ユニットは、シートの表面の検査を行う表検査ユニットと、シートの裏面の検査を行う裏検査ユニットとを備えていることを特徴とする印刷機の検査装置。 - 請求項1または請求項2記載の印刷機の検査装置において、
さらに、前記押さえ胴を洗浄する洗浄手段を備えていることを特徴とする印刷機の検査装置。 - 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載の印刷機の検査装置において、
前記印刷ユニットは、シートを保持して搬送する搬送胴と、前記搬送胴で搬送されているシートにインキを転写するゴム胴とを備え、
前記押さえ胴は、円周長が前記ゴム胴と等しいものであることを特徴とする印刷機の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006838A JP2017127977A (ja) | 2016-01-18 | 2016-01-18 | 印刷機の検査装置 |
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Country | Link |
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-
2016
- 2016-01-18 JP JP2016006838A patent/JP2017127977A/ja active Pending
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