JP2017127594A - シャボン玉生成装置及び同装置を用いたシャボン玉でディスプレイ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャボン玉を確実に生成しかつこのシャボン玉をより効果的にディスプレイできるシャボン玉生成装置及びディスプレイ方法を提供する。【解決手段】 回転盤3を回転させ、装置本体2の底部に配置されるシャボン液Lの溜りに回転盤3の開口3aを浸漬させ、この開口3aにシャボン液Lによるシャボン膜を形成する。開口3aが本体2の仕切壁に形成された送風口4aに至るとこの送風口4aから噴出される空気流により開口3aのシャボン膜は膨らみ、シャボン玉として回転盤3から離脱する。この際、偏流部材5がこの送風口4aを一部覆うように配置されているため、前記空気流はその一部が風向を変えて偏流となり膨らんだシャボン膜を開口3aから離脱させるよう作用する。このため、開口3aから離脱できずに萎んでしまいシャボン玉が形成されない事態が殆ど無くなり、高い効率でシャボン玉を生成できる。【選択図】 図1

Description

本発明はシャボン玉を発生させるシャボン玉生成装置、及び同装置を用いたシャボン玉のディスプレイ方法に関する。
シャボン玉を生成する機械的な装置は下記特許文献に示されるように従来から幾つか提案されている。
特開2010−158349 実開平06−057399 実開平01−110798 実用新案登録3169614
これら各特許文献に記載の発明、考案は基本的にはシャボン玉それ自体を生成するために構成された技術的手段に関するものである。より具体的にはシャボン玉を間欠的に高く浮遊させるための技術的手段(特許文献1)、シャボン玉を連続的に多量に生成させるための技術的手段(特許文献2)、装置全体をコンパクトに構成する手段(特許文献3)等、何れもシャボン玉生成に関する個別的な技術的解決手段を示している。
また特許文献4に記載の実用新案登録3169614は本願発明者が先に考案したものである。
上記各特許文献1乃至3記載の技術的手段は何れも、シャボン玉生成に関しては有益な技術的解決手段ではあるが、本来シャボン玉はその生成や浮遊状態を見て楽しむ娯楽性にその主点があり、その意味において前記技術的手段はいずれもこの娯楽性を高めるための一つの手段としての意味合いを有するものであり、シャボン玉の娯楽性を全体的かつ直接に高めるよう構成した装置とは言い難い。
特許文献4の考案は上記の点に鑑み構成された装置であって、シャボン玉の生成状態及びその浮遊状態等により高い娯楽性を与え、或いはシャボン玉の生成・浮遊をよりイベント性の高いものとすることが可能なシャボン玉生成装置である。
即ちこの考案はシャボン玉を発生させるシャボン玉発生機と、このシャボン玉発生機に対してシャボン玉を生成する一種類以上の溶液を供給する溶液供給部と、シャボン玉に対して一種類以上の気体或いはシャボン玉内に対して微粉等の微細な固体を供給する添加材供給部とを有するシャボン玉発生成置であって、要すればこれら各部を自動的に制御する制御装置を接続したシャボン玉生成装置であることを特徴とする。
しかしながらこの特許文献4記載の考案であっても例えば次の点に関して更なる技術的課題が発生し、かつより新たなイベント、シャボン玉のディスプレーを求める聴衆・観客を十分に楽しませるためには機能的に不充分な装置となってしまっている。
本発明は、この特許文献4に記載の装置を改良発展させかつこの装置の利点を生かしつつ更に多様なニーズに対応可能なよう構成したシャボン玉生成装置と、この装置を用いたシャボン玉ディスプレイ方法に関する。
先ずこの特許文献4に記載の考案の概略を図11を用いて説明すると共にその解決すべき課題について検討する。
図11は前カバーを取り去った状態のシャボン玉発生機の正面を示す。
符号57はシャボン玉発生機の本体であり、図示の構成では把手57aを使って一人で持ち運ぶことが可能な大きさに形成されている。58は本体57内に収納されたシャボン玉発生用の回転盤であって、その中心において電動モータ(図示せず)により回転する回転軸と接続し、当該回転軸を介して所定の速度で回転するよう構成されている。また本体57の底部はシャボン玉溶液L2が滞留するシャボン玉液溜が形成されている。
前記回転盤58にはその円周方向に複数の開口58aが形成され、回転盤58の回転により、例えば図示の矢印X方向に回転下降することによってシャボン玉液溜に開口58aが位置してこの開口58aがシャボン玉溶液L2に浸漬し、この状態でY方向に回転することによって、シャボン玉液溜を通過した各開口58aにはシャボン玉溶液L2の膜が形成され、更にこの状態で上端の位置で気体噴出口(図示せず)からこの膜に対して噴出される気体によりこの気体を内包したシャボン玉が順次生成され飛ばされる。
ここで特許文献4の考案の装置において、回転盤58の開口58aに形成された溶液の被膜が、背後からの気流により膨らみ、開口から離れてシャボン玉になるわけであるが、シャボン玉用の溶液の濃度によっては、この気流に抗して被膜が離れず結果的に開口に付着したまま被膜が膨らみ、最終的には気流噴出部から変位することにより気流の供給が絶たれて萎んでしまうか、或いはある程度膨らんだ状態を保持しても回転盤58の回転により前カバーに引っ掛かり破裂していまい、シャボン玉が生成されない事態が発生していた。
また、溶液の濃度を薄くして、つまり溶液の粘性を低下させて開口58aから離れ易いようにしておくと、逆に開口58aに溶液の膜が形成されない確率が高くなり、これもまたシャボン玉が形成されないことになってしまう。
続いて、前記装置ではシャボン玉の生成自体が装置の作動工程の最終段階であり、必然的に生成されたシャボン玉の飛翔の制御は全くできなかった。つまり屋外において、風のある日は風に乗ってシャボン玉が勝手な方向に飛翔し、或いは装置から噴出されたシャボン玉が逆風に逢って殆ど飛ばない等の事態が生じ、シャボン玉の観覧者としては必ずしも満足のゆくものでは無く、装置としてのイベント性が十分とは言えなかった。また室内等の無風の環境下ではシャボン玉が自重によって思いの外早く落ちてしまい(例えば0.5m/sec程度)、これまた観覧者としては必ずしも満足のゆくものでは無かった。
本発明は上記従来技術の問題点を解決すべく構成したものであって、特に特許文献4記載の技術を発展改良したものである。
即ち、本発明の第1の構成は、回転盤の背後に位置する装置隔壁に形成された送風口に対して隔壁背後からこの隔壁に対して直交するよう送風される空気流の一部を偏流させるようにした空気流の制御部材(偏流板)を配置して、回転盤の開口において空気流により膨張したシャボン液の膜をこの偏流により開口部から離脱させるよう構成したシャボン玉生成装置である。
本発明の第2の構成は回転盤に形成された開口の内周部に対して、シャボン液の付着を良好にして当該シャボン液による膜(以下「シャボン膜」とする)の形成を確実にするため、凹凸面、シャボン液が浸潤しやすい多孔質材、繊維質材等によるライニングを行う等により溶液保持手段を形成したシャボン玉生成装置である。
本発明の第3の構成は風向きに対応してシャボン玉の吹き出し方向を変えるよう構成しかつ装置内に形成した装置回動手段、或いは装置本体を載置して当該装置を回動する回動手段を有するシャボン玉生成装置である。
本発明の第4の構成は風向きに対応してシャボン玉の吹き出し方向を変えるよう構成した装置内に形成した装置回動手段或いは装置本体を載置して装置を回動する街道手段と連動する風向き検知手段を内蔵する或いは当該風向き検知手段と接続可能なシャボン玉生成装置である。
本発明の第5の構成は噴出されたシャボン玉を上昇気流により長時間浮遊させる上昇流発生用の送風手段と接続可能に構成したシャボン玉生成装置である。
本発明の第6の構成は噴出されたシャボン玉を上昇気流により長時間浮遊させた状態のシャボン玉群をスクリーンとして、このシャボン玉群に映像を投影する映写装置と接続可能に構成されたシャボン玉生成装置及び同装置を用いたディスプレイ方法である。
本発明の第1の構成により、回転盤の開口に形成されかつ開口背後からの空気流により膨張したシャボン膜が、この偏流板により方向を変えられた編流によって、シャボン膜が開口部から離間させるように作用し、開口部に位置する膨張したシャボン膜をこの開口から確実に離間させることができ、離間する前に破裂するなどの問題が無く、シャボン玉として確実に生成することが可能となる。
本発明の第2の構成により、回転盤に形成された開口の内周部に対して、シャボン液の付着を良好にして当該シャボン液によるシャボン膜の形成を確実にするため、凹凸面、多孔質材、繊維材等によるシャボン液の付着を良好にする手段を回転盤に形成された開口の内周部に対して配置したので、開口におけるシャボン液によるシャボン膜が確実に形成され、従ってシャボン玉も確実に生成することができる。
本発明の第3及び第4の構成により、シャボン玉生成装置本体内に形成した装置回動手段或いは装置本体を載置して装置を回動する回動手段を設けてあるので風向きに対応してシャボン玉の吹き出し方向を変えるようにすることができ、例えば風の下流方向に向けてシャボン玉を噴出させるなど、風向きに対してシャボン玉の噴出方向を自由に設定することができる。
本発明の第5及び第6の構成により、上昇流発生用の送風装置を接続してシャボン玉を長時間空中に浮遊させたり、シャボン玉群を所定の空間に一定時間留まらせることが可能となり、例えばこのシャボン玉群を映写装置の投影対象であるスクリーンとして利用する等、生成されたシャボン玉のイベント性をより一層高めることが可能となる。
シャボン玉生成装置の正面図である。 回転盤を取り外した状態のシャボン玉生成装置の正面図である。 回転盤の正面図である。 シャボン玉生成装置の一部破断側面図である。 シャボン玉生成装置の背面図である。 図2におけるA−A線における断面図である。 シャボン生成装置の風向きに対する回動システムの系統図である。 図7に示すシステムの実施の一例を示すフロー図である。 シャボン生成装置によるスクリーンの形成・映写システムの系統図である。 図9に示すシステムの実施の一例を示すフロー図である。 発明者が先に提案したシャボン玉生成装置の正面図である。
以下、本発明の実施例をそれぞれ具体的に説明する。
図1はシャボン玉生成装置1の正面図、図2は同装置から回転盤を取り外した状態の装置正面図、図3は回転盤の正面図、図4は装置本体の一部破断側面図、図5は背面図である。
先ずこれらの図面において、符号2はシャボン玉生成装置本体であり、把手2aを両手で持って一人で持ち運べる大きさ及び重量で構成されている。シャボン玉生成装置1はこの本体2に対して回転盤3を取り付けることにより構成される。
主として図3において、回転盤3は外周部に複数のシャボン玉形成用の開口3aがほぼ等間隔で複数形成されている。因みに図示の構成では12個の開口3aが形成されている。
またこれらの開口3aの内周縁部3a´は凹凸状の刻みが形成されている。この刻みは後述するシャボン液との親和性を高めて開口3aにおいてシャボン膜を確実に形成するためのものである。従って、この目的を実現するならば、刻みの形成以外でも、例えばスポンジ状の多孔質の材料や繊維質の素材等、シャボン液を浸潤させる部材を開口3aの内周縁部3a´に取り付ける等の方法も実施可能である。
次に主として図2において、前記回転盤3の取り付け位置の背後には装置本2の一部である壁面部(以下「仕切壁」と称する)4が位置している。符号4aはこの仕切壁4に形成された開口(以下「送風口」とする)であって、仕切壁4の背後の空気室(後述する)からの空気を回転盤3の開口3aに向かって流出させるためのものである。図示の構成ではこの送風口4aは回転盤3の回転方向に沿ったR形状の長穴として形成されている。つまり、回転盤3の回転軸(後述する)を中心とする円周上に位置する形状である弓型に湾曲した長穴として形成されている。しかし送風口はこの形状に限定するものではない。なお、図5の符号2dはシャボン玉形成用の空気を本体2内に流入させる空気流入部である。
符号5は前記送風口4aの一側に形成配置された偏流部材である。この偏流部材5は図6に示すように送風口4aの一側において、この送風口4aの一部を覆うように配置され、かつ上部の部分(天井部)がこの送風口4aの中心側に向かって立ち上がるよう斜めに構成・配置されている。
続いてシャボン玉生成装置本体2に対する回転盤3の取り付け状態を図1及び図4を用いて説明する。
回転盤3はその中心部が本体2に設けられた回転軸6に対してビスなどの取り付け手段により着脱可能に取り付けられる。このように構成したのは、開口3aの内径を図3の構成のものよりも大きくしたもの、或いは逆に小さくしたもの、更には大径、小径のものを混在させたもの等の各種回転盤を適宜選択することにより、生成されるシャボン玉の大小を選択することができるようにするためである。
装置本体2に取り付けられた回転盤3は、回転軸6により回転し(図1の矢印Z方向)、シャボン玉を生成する。特定の開口3aを想定して説明すると、当該開口3aが装置本体の下方に回動した際に装置本体の下部に位置している溶液溜2b(図4参照)内のシャボン液Lに浸漬し、更に回転して液面から出る際にシャボン液Lによるシャボン膜が形成され、この状態の開口3aが背後に送風口4aが形成されている位置まで到達すると、シャボン膜の背後から流れる空気流A1(図4参照)によりこのシャボン膜が膨らみかつ回転盤3から離脱してシャボン玉B(図6,7等参照)が生成される。回転盤3が回転することによって各開口3aから順次シャボン玉Bが離脱生成されることにより連続的に多数のシャボン玉Bが生成される。
上記シャボン玉Bの生成過程で、偏流部材5が確実なシャボン玉生成に大きな役割を果たしている。
即ち、図6において仕切壁4の開口4aを通過した空気流A1の一部は、偏流部材5に当たり流れを開口4aの中央部方向に変える偏流A2となる。
回転盤3の開口3aに形成されたシャボン膜B´は背後からの空気流A1により膨張すると共にこの偏流A2によって回転盤3の回動方向であるZ方向に押される力を受け、所定の大きさに膨張した被膜B´を開口3aから引き離す作用を受ける。この結果、各開口3aのシャボン膜B´は開口3aから離脱して確実にシャボン玉Bとして生成される。
因みに、この偏流部材5が設けられていない従来装置では、開口3aに形成されたシャボン膜が背後からの空気流の流速のみでは開口3aから離れない場合が発生した。この場合、多くは回転盤3の回転により開口3aが送風口4aの位置からずれると、背後からの空気流の供給が無くなることによりシャボン膜が萎み、シャボン玉が形成されなくなってしまう。
反対に、シャボン液を薄くして粘性を下げ、開口3aからのシャボン膜の離脱を容易にするようにすると、シャボン膜そのものが形成されなかったり、或いはシャボン膜の強度が弱くなって、送風口4aに至る前に破れて消滅したり、送風口4aに至っても背後からの空気流により破れて消滅するなど、いずれにしてもシャボン玉Bの生成効率が本発明に比較して低いものとなっていた。本発明では、比較的高い濃度のシャボン液を用いて確実にシャボン玉を生成することが可能であるため、生成されたシャボン玉の寿命も薄いシャボン液のものよりも長くすることができる。この点は、後述するシャボン玉群を映写用のスクリーンとして利用する等の場合にも大きな利点となる。
また発明者等が行った実験において、粘性の高いシャボン玉溶液を用いたシャボン玉では、水分を噴霧した人工芝に対してシャボン玉を噴き出した場合、この人工芝に落下したシャボン玉は破裂せず、一定時間球体を保持し、人工芝上に多数のシャボン玉が転がっているという幻想的な風景が創出されることを確認できた。
なお図4の符号2cで示される空間は、シャボン玉を膨張させる空気に対して、スモークを混入するスモーク発生装置を収納する空間である。スモーク発生装置により適宜着色したスモークを混入させることにより任意の色のシャボン玉を生成することができる。
図7及び図8は本発明の第2の実施例を示す。
この構成は、主として屋外においてシャボン玉を生成する場合に、外気の風向きに対して、所望の方向にシャボン玉を排出するように構成したものである。なお、風下方向に排出した場合がシャボン玉の滞空時間が長く飛距離も大きくなるので、以下風下方向に排出する場合を例に説明する。
図7において、符号7は風向検知器である。この風向検知器7は各種のものが考えられるが、矢羽型の指向部7aの先端が風Wの風上方向に位置して風向きをデジタル出力する市販型の装置で十分である。図示の構成は説明の都合上風向検知器7をシャボン玉生成装置本体2(図7では装置本体2を上から見た平面図として描かれている)とは別個に描かれているが、当該検知器7は装置本体2の一部として配置されてもよい。
符号8は装置本体底部に配置されたシャボン玉生成装置本体2を回動させる回動装置であって、モータMの駆動により装置本体2全体をX−Yの所定の方向に回動させる。なおこの回動装置8は装置本体2に組み込まれて一体化する構成の外、回動装置8自体は別個の装置として構成され、この回動装置8に本体2が載置されるように構成するものであってもよい。符号9はCPU(中央処理装置)であり、シャボン玉生成装置本体2に予め組み込まれるか、或いは本体2に接続するパーソナルコンピュータ(パソコン)であってもよい。
上記の構成において、図8を含めてその作動状態を示す。
シャボン玉生成装置1の作動開始に先立って、風向検知器7で風Wの風向きを検知し(SA−1)、その風向き情報をCPU9にデジタル出力する。CPU9はこの情報に基づいてシャボン玉の排出方向を確認し(SA−2)、風下方向でなければ回動装置8のモータMを作動させ(SA−3)、回動装置8を介してシャボン玉生成装置本体2をX或いはY方向に回動して当該装置本体2のシャボン玉排出方向が風Wの風下側に位置するようにして(SA−4)、シャボン玉の生成・吹き出しを開始する(SA−5)。この場合、風向きが変化しても上記ルーチンを実施することによりシャボン玉の排出方向を常時風下側に自動的にセットさせることができる。
以上、シャボン玉Bを風下側に排出する場合を例に説明したが、もとよりこの方法に限るものではなく、風が弱い場合には敢えて風上側に排出したり、場合によっては装置本体2を例えばX方向に連続的に回動させて装置本体2を中心として全周にシャボン玉を排出したり、或いは当該装置本体2をX又はY方向適宜回動させることにより首を振らせてシャボン玉を排出する等、操作者が作動を自由に設定することができる。
図9及び図10は本発明の第3の実施例を示す。
この実施例は、シャボン玉生成装置1を他の機器と接続して生成されたシャボン玉(シャボン玉群)をより一層観衆の興味を引くようにした、つまりイベント性を高めたシャボン玉のディスプレイに関するものである。
図9及び図10は本発明の第3の実施例を示す。
この実施例は、シャボン玉生成装置1を他の機器と接続し生成されたシャボン玉(シャボン玉群)のより一層観衆の興味を引くようにした、つまりイベント性を高めたシャボン玉のディスプレイに関するものである。
図9において、符号10は送風機であって、図の矢印のように空気の上昇流を生じさせるためのものである。符号11はシャボン玉生成装置1におけるシャボン玉Bの生成用の空気に混入させるためのスモークを発生させるスモーク装置であって通常シャボン玉生成装置本体2内に収納されている(図4の符号2c参照)。
符号12は映写装置である。この映写装置12は必要に応じて動画、静止画の何れも映写出来るものが望ましい。13はスピーカ等の音響装置であり、例えばCPU9のメモリーに蓄積された音楽、効果音等を流すために用いられる。
上記のシステムの作動例を図10も加えて説明する。
先ずシャボン玉生成装置1を作動させてシャボン玉Bの生成・吹き出しを開始する(SB−1)。この時点で送風機10を作動させ、送風機10により空気の上昇流A3を形成する(図9参照)。空気の上昇流A3を適宜調節することにより、シャボン玉Bはこの上昇流A3の中に入ると自重による下降と上昇流A3とにより符号Zで示すゾーンに比較長時間とどまることができる。このゾーンZ内に多数のシャボン玉Bが留まり、シャボン玉群を構成する。この場合シャボン玉溶液の濃度を高めても実施例1の如く、シャボン玉の生成効率が高いので寿命の長いシャボン玉群をゾーンZ内に形成することができる。なお、この上昇流A3が無いと、シャボン玉Bは符号Bnで示す軌跡のように短時間で地面に落下する。
次に本システムの作動の一例を図10も含めて説明する。
先ず、シャボン玉生成装置1によりシャボン玉Bを生成し、その吹き出しを開始する(SB−1)。この状態で送風機10の運転を開始(SB−2)してシャボンBの飛翔ルートに対して空気の上昇流A3を形成する。
ゾーンZ内に多数のシャボン玉Bが一定時間滞留してシャボン玉群によりスクリーンが形成されているかをチェックし(SB―3)、形成されていないならば送風機10からの風量を調節し(SB−4)、最終的にはシャボン玉群により安定的にゾーンZ内にスクリーンを形成して、このスクリーンに対して映写装置12により画像を映写する(SB−5)。
前記スクリーンを形成するシャボン玉Bはシャボン玉を形成する空気A1、A2(図4参照)に白色のスモークを添加して白いシャボン玉群を形成することを前提としており、この色チェック(SB−6)の段階で十分であるならば映写を続ける。またシャボン玉群の色を変えてスクリーンの色を変えたい場合はスモーク装置11を調節し、添加するスモークの色を変えて(SB−7)、この状態でスクリーンの色を再度チェックし(SB−6),所望の色彩のスクリーンに映像を映写する。なお上記のフローでは説明されていないが、図9に示す音響装置(スピーカ等)13を介してCPU9またはこのCPU9に接続するメモリー装置に蓄積された音楽データにより映像に対応して適宜音楽を流すなどを行うことによりシャボン玉ディスプレのより一層の効果を果たすよう構成することは当然可能である。
以上本発明に係る装置を、比較的少人数で持ち運び可能なコンパクトな装置として構成した場合を例に説明したが、シャボン玉生成装置は一台である必要はなく、複数のシャボン玉生成装置を設置し、例えばこれら複数の装置を特定の制御装置で集中的に制御することにより統一的かつ大規模なシャボン玉ディスプレイシステムを構成することも可能である。
1 シャボン玉生成装置
2 シャボン玉生成装置本体
2a 把手
2b 溶液溜
2c スモーク装置収納室
2d 空気流入部
3 回転盤
3a (回転盤の)開口
3a´ (回転盤開口の)刻み
4 仕切壁
4a (仕切壁の)送風口
5 偏流部材
6 回転軸
7 風向検知器
8 回動装置
9 CPU
10 送風機
11 スモーク装置
12 映写装置
13 音響装置
A1 (シャボン玉生成用)空気
A2 偏流
A3 (スクリーン形成用)上昇流
B シャボン玉
B´ シャボン膜
L シャボン液
W 風
Z (スクリーンが形成される)ゾーン

Claims (8)

  1. シャボン膜形成用の複数の開口が形成された回転盤が装置本体の回転軸に取り付けられ、回転盤の背後には装置本体の仕切壁が位置し、仕切壁には送風口が形成され、かつ送風口に対してこの送風口を一部覆うように偏流部材が配置されていることを特徴とするシャボン玉生成装置。
  2. 前記送風口は回転軸を中心とする円周上に位置する形状の弓形に湾曲した長穴として形成され、前記偏流部材はこの形状の長穴を一部覆うよう配置されていることを特徴とする請求項1記載のシャボン玉生成装置。
  3. 回転盤の開口の内周縁にはシャボン液保持用の刻みが形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のシャボン玉生成装置。
  4. 回転盤の開口の内周縁に前記刻みに変えて又はこれに加えてシャボン液を浸潤させる部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のシャボン玉生成装置。
  5. シャボン玉生成装置本体は回動装置に載置可能に構成されるか又は当該回動装置が内蔵され、この回動装置によりシャボン玉の吹き出し方向を変更可能に構成したこと特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のシャボン玉生成装置。
  6. シャボン玉生成装置本体が回動装置に載置可能に構成されるか又は当該回動装置が内蔵され、この回動装置によりシャボン玉の吹き出し方向を変更可能に構成されており、当該回動装置は制御装置と接続され、かつ同様に風向検知器も制御装置と接続されることにより、風向検知器の風向きデータに基づいて制御装置は回動装置を介してシャボン玉の吐出方向を風向きに対して任意に決めることができることを特徴とするシャボン玉のディスプレイ方法。
  7. シャボン玉生成装置は制御装置を介して、上向きに送風する送風機、映写装置と接続され、シャボン玉生成装置からシャボン玉はこの送風機からの空気の上昇流により所定のゾーンに一定時間留まり、この留まったシャボン玉群によりスクリーンを形成し、このスクリーンに対して映写装置により画像を映写することを特徴とするシャボン玉のディスプレイ方法。
  8. 前記制御装置にスモーク装置及び又は音響装置が接続されたことを特徴とする請求項7記載のシャボン玉のディスプレイ方法。
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