JP2017127590A - 遊技機 - Google Patents

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JP2017127590A JP2016010862A JP2016010862A JP2017127590A JP 2017127590 A JP2017127590 A JP 2017127590A JP 2016010862 A JP2016010862 A JP 2016010862A JP 2016010862 A JP2016010862 A JP 2016010862A JP 2017127590 A JP2017127590 A JP 2017127590A
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Toshio Ogura
敏男 小倉
好久 齊藤
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好久 齊藤
鈴木 勝幸
Katsuyuki Suzuki
勝幸 鈴木
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Abstract

【課題】遊技媒体の動きに注目させることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】打球発射装置(図示略)により発射された遊技球Pが通過可能であり、該通過した遊技球Pを特定領域としての普通入賞球装置6A,6Bに進入可能に誘導するための通路形成部としての通路形成ユニット300L,300Rは、遊技球Pが進入可能な進入口301と、進入口301から進入した遊技球Pを排出する排出口302と、を有し、進入口301から進入した遊技球Pを、進入口301と排出口302とを結ぶ直線状の仮想線Tに対し交差する方向へ移動しながら進行(落下)させるように案内する。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技媒体を発射することで遊技を行う遊技機に関する。
遊技機の一例であるパチンコ遊技機では、例えば、遊技者が所定の操作部を操作して遊技媒体を遊技領域へ発射することにより遊技が行われる。遊技領域には、遊技媒体が進入可能な複数の特定領域(例えば、入賞口など)や、遊技媒体を特定領域へ進入可能に誘導する複数の障害釘や風車などの障害物が設けられており、遊技媒体が特定領域へ進入するか否かの動きにより遊技者の興味を引き付けるようになっている。
この種の遊技機において、遊技媒体を特定領域へ進入可能に誘導する障害釘に替えて、正面視略ハの字形に形成した左右一対の湾曲案内片を有するハカマ装置を設け、該左右一対の湾曲案内片の間を遊技媒体が落下するようにしたもの等があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−223474号公報
上記特許文献1に記載の遊技機では、左右一対の湾曲案内片の間を遊技媒体が落下するだけであるため、遊技媒体の動きに注目させることができないといった問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技媒体の動きに注目させることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の手段1の遊技機は、
遊技媒体(例えば、遊技球P)を発射することで遊技を行う遊技機(例えば、パチンコ遊技機1)であって、
発射された遊技媒体が通過可能であり、該通過した遊技媒体を特定領域(例えば、特別入賞球装置6A,6Bなど)に進入可能に誘導するための通路形成部(例えば、通路形成ユニット300L,300R)を備え、
前記通路形成部は、
遊技媒体が進入可能な進入領域(例えば、進入口301)と、
前記進入領域から進入した遊技媒体を排出する排出領域(例えば、排出口302)と、
を有し、
前記進入領域から進入した遊技媒体を、前記進入領域と前記排出領域とを結ぶ仮想線に対し交差する方向へ移動しながら進行させるように案内する(例えば、螺旋突部306bは、図8(A)〜(C)に示すように、進入口301から進入した遊技球Pを、進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tに対し交差する方向、すなわち、遊技球Pが本来自重落下する鉛直下方向を中心として螺旋状に回転移動しながら落下させるように案内する。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、障害釘等の整備作業を省略しつつ、通路形成部を通過する遊技媒体の動きに注目させることができる。
本発明の手段2の遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、
所定方向に動作する振分部材(例えば、風車400L,400R)が設けられ、
前記振分部材により振り分けられた遊技媒体(例えば、遊技球P)が前記通路形成部(例えば、通路形成ユニット300L,300R)の前記進入領域(例えば、進入口301)に進入可能であり、
前記所定方向と前記仮想線に対し交差する方向とは互いに異なる方向である(例えば、通路形成ユニット300の通過空間303において遊技球Pが移動する方向、すなわち、進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tに対し交差する方向と、風車400が動作する所定の回転方向とは、互いに異なる方向となっている。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技媒体の動きが多様化し、遊技の興趣を向上できる。
本発明の手段3の遊技機は、手段1または2に記載の遊技機であって、
前記排出領域は、前記特定領域に臨む位置に配置されている(例えば、通路形成ユニット300は、排出口302が特別入賞球装置6Aの始動入賞口に臨む位置(例えば、本実施例では特別入賞球装置6Aの始動入賞口の直上位置)に配置されている。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、排出領域から排出された遊技媒体が特定領域に進入するかどうかに注目させることができる。
本発明の手段4の遊技機は、手段1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記進入領域(例えば、進入口301)から進入した遊技媒体(例えば、遊技球P)が螺旋状に移動するように案内する螺旋部材(例えば、螺旋部材306)を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技媒体の動きが多様化し、遊技の興趣を向上できる。
本発明の手段5の遊技機は、手段4に記載の遊技機であって、
前記通路形成部(例えば、通路形成ユニット300)は、
前記進入領域から進入した遊技媒体を前記螺旋部材へ誘導する第1壁部(例えば、第1壁部305c)と、
前記螺旋部材により螺旋状に移動する遊技媒体と当接して前記排出領域へ誘導する第2壁部(例えば、第2壁部305e)と、
を有する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、進入領域から進入した遊技媒体を第1壁部により安定して螺旋部材へ誘導できるとともに、螺旋状に移動する遊技媒体を第2壁部により安定して排出領域へ誘導できる。また、第1壁部と第2壁部とにより通路形成部の強度を高めることができる。
尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであっても良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。
パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。 遊技領域に配置された風車、通路形成ユニット、特別入賞球装置の位置関係を示す正面図である。 通路形成ユニットの外観構成を示す斜視図である。 (A)は通路形成ユニットを前方斜め右上から見たときの分解斜視図、(B)は後方斜め左上から見たときの分解斜視図である。 (A)は通路形成ユニットの平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図、(E)は遊技球の正面図である。 (A)は図5(A)のA−A断面図、(B)は図5(B)のB−B断面図である。 (A)は図5(B)のC−C断面図、(B)は図5(B)のD−D断面図、(C)は図5(B)のE−E断面図である。 図5(A)のA−A端面図であって、(A)は通路形成ユニットの進入口に遊技球が進入した状態を示す図、(B)は通路形成ユニットの螺旋部材の螺旋突部に沿って遊技球が螺旋状に回転落下する様子を示す図、(C)は通路形成ユニットの排出口から遊技球が排出される様子を示す図である。 (A)は変形例1としての通路形成ユニットを示す概略正面図、(B)は変形例2としての通路形成ユニットを示す概略正面図、(C)は変形例3としての通路形成ユニットを示す概略正面図である。
本発明に係る遊技機を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。図2は、遊技領域に配置された風車、通路形成ユニット、特別入賞球装置の位置関係を示す正面図である。尚、以下において、図1の手前側をパチンコ遊技機1の前方(前面、正面)側、奥側を背面(後方)側とし、パチンコ遊技機1を前面側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。尚、本実施例におけるパチンコ遊技機1の前面とは、該パチンコ遊技機1にて遊技を行う遊技者と対向する対向面である。
図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(以下、遊技機と略記する場合がある)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤2(ゲージ盤ともいう)と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、ガイドレール2bによって囲まれた正面視略円形状の遊技領域10が形成されている。この遊技領域10には、遊技媒体としての遊技球P(図2参照)が打球発射装置(図示略)から発射されて打ち込まれる。また、遊技機用枠3には、ガラス窓50aを有するガラス扉枠50が左側辺を中心として回動可能に設けられ、該ガラス扉枠50により遊技領域10を開閉できるようになっており、ガラス扉枠50を閉鎖したときにガラス窓50aを通して遊技領域10を透視できるようになっている。
遊技盤2は、ベニヤ板等の非透光性部材にて正面見略四角形状に構成され、前面である遊技盤面に障害釘K(図2参照)やガイドレール2b等が設けられた盤面板にて構成されている。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域10の右側下部位置)には、特別図柄表示器(図示略)が設けられている。特別図柄表示器(図示略)は、変動表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)が、変動可能に表示(変動表示または可変表示ともいう)される。
遊技領域10の下部には、特別入賞球装置6A,6B,6Cが設けられている。特別入賞球装置6A,6B,6Cは、例えば所定の球受部材によって常に一定の開放状態に保たれる始動領域としての始動入賞口を形成する。始動入賞口を通過(進入)した遊技球Pが始動口スイッチ(図示略)によって検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球Pが賞球として払い出され、後述する始動開始条件が成立していれば、特別図柄表示器(図示略)により特別図柄の変動表示が開始される。
遊技領域10の中央付近には、特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、図示しないソレノイドによって開閉駆動される一対の可動翼片7A,7Bによって開放状態と閉鎖状態とに変化する大入賞口を形成する。このように、大入賞口は、遊技球Pが通過(進入)しやすく遊技者にとって有利な開放状態と、遊技球Pが通過(進入)できない(または通過(進入)しにくい)遊技者にとって不利な閉鎖状態とに変化する。可動翼片7A,7Bは、閉鎖状態において垂直位置(図1参照)に位置して大入賞口を閉鎖し、開放状態において傾動位置に位置して大入賞口を開放する。
大入賞口を通過(進入)した遊技球Pがカウントスイッチ(図示略)によって検出されたことに基づき、所定個数(例えば5個)の遊技球Pが賞球として払い出される。従って、特別可変入賞球装置7は、大入賞口が開放状態となれば、その大入賞口に遊技球Pが進入可能となり、遊技者にとって有利な第1状態となる。その一方で、大入賞口が閉鎖状態となれば、大入賞口に遊技球Pを通過(進入)させて賞球を得ることが不可能または困難になり、遊技者にとって不利な第2状態となる。
大入賞口から特別可変入賞球装置7の内部へ進入した遊技球Pは、V入賞口20Aまたは該V入賞口20Aの左右に配設されるはずれ入賞口20Bに誘導される。遊技球PがV入賞口20Aに進入した場合、遊技者にとって有利な大当り遊技状態に制御される。尚、大入賞口から進入した遊技球Pは、V入賞口20Aよりも高い割合ではずれ入賞口20Bに誘導されるようになっているが、V入賞口20Aとほぼ同じ割合ではずれ入賞口20Bに誘導されるようにしてもよいし、はずれ入賞口20Bよりも高い割合でV入賞口20Aに誘導されるようにしてもよい。
図1及び図2に示すように、遊技盤2の前面である遊技盤面2aには、障害釘K、ガイドレール2b、特別入賞球装置6A,6B,6C、特別可変入賞球装置7以外にも、例えば、遊技球Pが通過可能であり、該通過した遊技球Pを特定領域としての特別入賞球装置6A,6Bに進入可能に誘導するための通路形成ユニット300L,300Rや、遊技球Pを通路形成ユニット300L,300Rに進入可能に左右方向に振り分ける風車400L,400Rや、特別可変入賞球装置7といった構造物が設けられている。
風車400L,400Rは、図2に示すように、遊技盤面2aに対し略垂直に立設された前後方向を向く回動軸401と、回動軸401から放射状に延びる複数(ここでは3枚)の球受板402と、これら複数の球受板402の前面に取付けられる正面視円形の装飾板403と、から構成され、回動軸401を中心として球受板402及び装飾板403が回転可能に設けられている。そして上方から流下してくる遊技球Pを、回動軸401の左側または右側に振り分けることで、風車400L,400Rの直下の通路形成ユニット300L,300Rへ進入可能に誘導したり、通路形成ユニット300L,300Rの左右側方へ誘導したりする。
図2に示すように、通路形成ユニット300Lの直上には風車400Lが配設され、通路形成ユニット300Lの直下には特別入賞球装置6Aの始動入賞口が配設されている。具体的には、風車400L、通路形成ユニット300L及び特別入賞球装置6Aは、各々の左右方向の中心位置が合致するように、上方から下方に向けて風車400L、通路形成ユニット300L、特別入賞球装置6Aの順に配設されている。
また、風車400Lと通路形成ユニット300Lとの上下方向の離間寸法と、通路形成ユニット300Lと特別入賞球装置6Aとの上下方向の離間寸法は、それぞれ遊技球Pの直径よりも長寸とされている。また、風車400L、通路形成ユニット300L及び特別入賞球装置6Aの周囲には、複数の障害釘Kが所定の配列で設けられている。
尚、風車400R、通路形成ユニット300R及び特別入賞球装置6Bについては、風車400L、通路形成ユニット300L及び特別入賞球装置6Aと各々同様に構成され、かつ、同様の位置関係で配設されているため、ここでの説明は省略する。
また、遊技領域10の下部には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球Pが取り込まれるアウト口25が設けられている。尚、特に図示しないが、特別入賞球装置6A,6B,6Cや特別可変入賞球装置7以外に、所謂一般入賞口が設けられていてもよい。
遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L,8Rが設けられており、さらに遊技領域10の周辺部には、演出用LED9が設けられている。遊技機用枠3の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球Pを遊技領域10に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられている。
遊技領域10の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球Pや所定の球貸機により貸し出された遊技球Pを、打球発射装置(図示略)へと供給可能に保持(貯留)する上皿90(打球供給皿)が設けられている。遊技機用枠3の下部には、上皿90から溢れた余剰球などを、パチンコ遊技機1の外部へと排出可能に保持(貯留)する下皿91が設けられている。
次に、パチンコ遊技機1における遊技の進行を概略的に説明する。パチンコ遊技機1では、遊技者によって打球操作ハンドルが操作されることにより、打球発射装置(図示略)が作動して遊技球Pが遊技領域10に向けて発射されることにより遊技が開始される。
遊技領域10へ進入した遊技球Pは、障害釘Kや特別可変入賞球装置7などの構造物に接触することで左右に誘導されながら流下する。流下する遊技球Pは、特別可変入賞球装置7の大入賞口または特別入賞球装置6A,6B,6Cの始動入賞口のいずれかに入賞した場合、そのまま遊技盤2の背面側へ導かれてパチンコ遊技機1外へ排出される。一方、いずれの入賞口にも入賞しなかった場合、アウト口25から遊技盤2の背面側へ導かれてパチンコ遊技機1外へ排出される。
また、例えば、風車400Lへ誘導された遊技球Pは、風車400Lにより左右いずれかに振り分けられた後、図2において2点鎖線で示すように、風車400Lの周囲に配設されている障害釘Kに接触すること等により、通路形成ユニット300Lへ進入または通路形成ユニット300Lの左右側方へ誘導される。通路形成ユニット300Lへ進入した遊技球Pは、後述するように通路内部を螺旋状に移動しながら下方へ向けて流下する。そして通路形成ユニット300Lから下方へ排出された遊技球Pは、特別入賞球装置6Aの始動入賞口に進入可能に誘導される。つまり、通路形成ユニット300Lから下方へ排出された遊技球Pは、特別入賞球装置6Aの始動入賞口に進入する場合もあれば進入しない場合もある。
遊技球Pが特別入賞球装置6A,6B,6Cのいずれかの始動入賞口に入賞したことなどにより始動条件が成立した後、例えば前回の特図ゲームや小当り遊技状態や大当り遊技状態が終了したことなどにより始動開始条件が成立したことに基づいて、特別図柄表示器(図示略)による特図ゲームが開始される。
特図ゲームでは、特別図柄の変動表示を開始させた後、所定の変動表示時間(例えば、1秒)が経過すると確定特別図柄(特図表示結果)を導出表示する。このとき、特定の特別図柄(小当り図柄)が停止表示されれば、特定表示結果としての「小当りA」または「小当りB」となり、可動翼片7A,7Bが垂直位置から傾動位置へ回動して特別可変入賞球装置7が第1状態となる小当り遊技状態に制御される。
尚、本実施例では、特図ゲームでの変動表示結果は100%の確率で「小当り」となり、小当り遊技状態に制御される形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特図ゲームでの変動表示結果として小当り図柄とは異なる特別図柄が停止表示されれば「はずれ」となり、小当り遊技状態に制御されないようにしてもよい。また、特図ゲームでの変動表示結果が「大当り」となった場合に、後述する大当り遊技状態に制御されるようにしてもよい。
また、本実施例では、特別入賞球装置6A,6Bへの始動入賞に基づく特図ゲームでの変動表示結果は「小当りA」となり、特別入賞球装置6Cへの始動入賞に基づく特図ゲームでの変動表示結果は「小当りB」となる。変動表示結果が「小当りA」となった場合、小当り遊技状態において可動翼片7A,7Bが回動して大入賞口を第1期間(例えば、0.5秒)にわたり開放する開放動作を1回実行する。また、変動表示結果が「小当りB」となった場合、小当り遊技状態において可動翼片7A,7Bが回動して大入賞口を第2期間(例えば、1秒)にわたり開放する開放動作を複数回(例えば、2回)実行する。尚、変動表示結果が「小当りA」となった場合と「小当りB」となった場合とで、大入賞口の開放期間や開放回数を同一としてもよいし、また、上記以外の開放期間や開放回数としてもよい。
そして、小当り遊技状態において大入賞口が開放されているときに遊技球Pが進入し、該進入した遊技球PがV入賞口20Aに入賞(V入賞)すると、小当り遊技状態が終了し、遊技者にとって有利なラウンド(「ラウンド遊技」ともいう)を所定回数実行する特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。尚、大入賞口から進入した遊技球Pがはずれ入賞口20Bに入賞した場合は、小当り遊技状態が終了しても大当り遊技状態に制御されない。
大当り遊技状態においては、大当り遊技状態が開始されてから所定の上限時間(例えば、約29秒)が経過するまでの期間あるいは所定個数(例えば、9個)の入賞球が発生するまでの期間にて、所定回数可動翼片7A,7Bを開閉させる制御を行うラウンドが実行される。尚、所定回数可動翼片7A,7Bを開閉させる制御に替えて、所定の上限時間開放状態を維持する制御を行うようにしてもよい。
また、ラウンドの実行中に遊技球PがV入賞口20Aに入賞することによりラウンド継続条件が成立し、実行中のラウンドが終了して次のラウンドが開始される。また、ラウンドの実行中に遊技球PがV入賞口20Aに入賞しなければ、ラウンド継続条件が成立しなかったとして実行中のラウンドが終了して大当り遊技状態が終了する。また、大入賞口の開放サイクルであるラウンドは、例えば、小当り遊技状態にて遊技球PがV入賞口20Aに入賞(V入賞)したときを1ラウンド目とし、その実行回数が所定の上限回数(例えば「16」など)に達するまで、繰り返し実行可能となっている。
次に、通路形成ユニット300について、図3〜図8に基づいて説明する。図3は、通路形成ユニットの外観構成を示す斜視図である。図4は、(A)は通路形成ユニットを前方斜め右上から見たときの分解斜視図、(B)は後方斜め左上から見たときの分解斜視図である。図5は、(A)は通路形成ユニットの平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図、(E)は遊技球の正面図である。図6は、(A)は図5(A)のA−A断面図、(B)は図5(B)のB−B断面図である。図7は、(A)は図5(B)のC−C断面図、(B)は図5(B)のD−D断面図、(C)は図5(B)のE−E断面図である。図8は、図5(A)のA−A端面図であって、(A)は通路形成ユニットの進入口に遊技球が進入した状態を示す図、(B)は通路形成ユニットの螺旋部材の螺旋突部に沿って遊技球が螺旋状に回転落下する様子を示す図、(C)は通路形成ユニットの排出口から遊技球が排出される様子を示す図である。
図3〜図5に示すように、通路形成ユニット300は、例えばアクリルやポリカーボネートなどの透光性を有する合成樹脂等の材質で射出成形された、所定の肉厚を有する成型品であって、遊技球Pが通過可能な上下方向を向く球通路を形成する構造物である。
通路形成ユニット300は、振分部材により落下方向が振り分けられた後の遊技球Pが進入可能な位置に形成された進入領域としての進入口301と、進入口301に進入した遊技球Pを該通路形成ユニット300の下部から外方へ排出する排出領域としての排出口302と、進入口301に進入した遊技球Pが排出口302から排出されるまでの間に該遊技球Pが通過する通過領域としての通過空間303と、を備えている。
そして、これら進入口301と排出口302と通過空間303が該通路形成ユニット300を構成する複数の筐体である第一筐体304及び第二筐体305に形成されている。さらに、通過空間303の内部には、当該内部を通過する遊技球Pの進行方向を鉛直下方向に対して交差する方向に変化させるための通過方向可変部材としての螺旋部材306が配置されている。
進入口301は、通路形成ユニット300の上部において外部と通過空間303とを連通する開口であって、該進入口301の上方に配置された風車400Lにより振り分けられた遊技球Pや、風車400Lと通路形成ユニット300との間に側方から入り込むように進入してきた遊技球Pが進入可能となっており、この進入した遊技球Pが通過空間303へ移動可能となっている。尚、進入口301は、図3等においては第二筐体305に形成してあるが、第二筐体305に限るものではなく、第一筐体304に形成してもよいし、第一筐体304と第二筐体305の両方に形成してもよい。
排出口302は、第二筐体305の下部において通過空間303と外部とを連通する開口である。遊技盤2において通路形成ユニット300は、排出口302が特別入賞球装置6Aの始動入賞口に臨む位置(例えば、本実施例では特別入賞球装置6Aの始動入賞口の直上位置)に配置されている。このため、該排出口302から排出された遊技球Pが特別入賞球装置6Aに向かって落下可能となっている。これにより、排出口302から排出された遊技球Pが特別入賞球装置6Aの始動入賞口に進入するかどうかに注目させることができる。
排出口302は、少なくとも遊技球Pが通過可能な大きさに形成されていればよい。例えば、通路形成ユニット300を下方から見たときに排出口302が矩形に形成されている場合には、図5(D)に示すように、矩形の各辺の長さをL1、L2とし、遊技球Pの直径を2Rとしたときに、長さL1が直径2Rよりも長く(L1>2R)かつ長さL2が直径2Rよりも長くとなっている(L2>2R)のが望ましい。このような構成により、遊技球Pが排出口302からスムーズに排出されるので該排出口302における遊技球Pの詰まりを防止するとともに、該排出口302から排出されるときの遊技球Pの落下方向が直下方向だけでなく斜め下方向にも広がるので、遊技球Pの動きが多様化し、遊技の興趣を向上できる。
通過空間303は、第一筐体304に形成された半円筒形状の中空胴部304aと第二筐体305に形成された半円筒形状の中空胴部305aとを重ね合わせることで略円筒形状に形成された空間であって、進入口301に進入した遊技球Pが排出口302から排出されるまでの間に通過する球通路を構成する。また、本実施例では、進入口301の直下に排出口302が配置されているため、通過空間303は上下方向に向けて直線状に形成されている。
第一筐体304は、通過空間303の外壁のうち後側半分を構成する中空胴部304aと、遊技盤2の開口2cに嵌合可能な形状に突設形成された嵌合突部304bと、中空胴部304aの開口周縁から側方に広がる取付板部304eと、を備えている。このような構成を有することにより、第一筐体304は、図6(B)及び図7に示すように、遊技盤2の開口2cに対し該遊技盤2の前方から中空胴部304aと嵌合突部304bを嵌合させ、取付板部304eをネジ307cにより遊技盤面2aに取付けることで、該遊技盤2に取付け可能となっている。
尚、螺旋部材306は第一筐体304に嵌合されるとともにネジ307aを用いて螺着され、第二筐体305は第一筐体304に係合するとともにネジ307bを用いて螺着され、これら第一筐体304と螺旋部材306と第二筐体305が一体となった状態で遊技盤2の開口2cに取付けられる。尚、通路形成ユニット300は、遊技盤2の前面側から開口2cに嵌合して固定するものであってもよいし、遊技盤2の背面側から開口2cに嵌合して固定するものであってもよい。
螺旋部材306は、長手方向が上下方向となるように配置された棒状部306aと、棒状部306aの周面に螺旋状に突設形成された螺旋突部306bと、第一筐体304の中空胴部304aの内側に形成された溝304dに嵌合可能な嵌合部306cとを備えている。
螺旋突部306bは、図8(A)〜(C)に示すように、進入口301から進入した遊技球Pを、進入口301と排出口302とを結ぶ直線状の仮想線Tに対し交差する方向、すなわち、遊技球Pが本来自重落下する鉛直下方向を中心として螺旋状に回転移動しながら落下させるように案内する。つまり、仮想線Tに対し交差する方向とは、前後左右方向を含む。
ここで、螺旋部材306自体は、何らかの駆動装置によって自転動作するというものではなく、固定した形状のままで通路形成ユニット300の通過空間303の内部に取付けられ固定される。そして、進入口301から進入した遊技球Pは、図2及び図6(B)に示すように、螺旋突部306bの螺旋形状に沿って自重により螺旋状に回転しながら落下していく。
このように進入口301から進入した遊技球Pは、螺旋部材306の周囲において螺旋状に回転しながら落下するといった複雑な動きをするので、遊技者に対し遊技球Pの動きを注目させることができる。また、その遊技球Pに複雑な動きをさせる手段として障害釘Kを用いていないので、例えば、パチンコ遊技機1の製造メーカーにて遊技盤2を製造する際において、複数の障害釘Kを釘打ち機にて打設した後、所定のゲージデータ等に基づいて遊技盤面2aに対する傾斜角度や配置位置のずれ等がある障害釘Kを整備する作業や、遊技場にて使用されていたパチンコ遊技機1をパチンコ遊技機1の製造メーカーにて回収して再使用する際に、所定のゲージデータ等に基づいて遊技盤面2aに対する傾斜角度や配置位置のずれ等がある障害釘Kを整備する作業等を省略できる。さらに、第二筐体305が透過性部材で形成されているので、通路形成ユニット300の内部で螺旋状に回転しながら落下する遊技球Pの動きを、第二筐体305を通して視認できる。
また、遊技盤面2aとガラス窓50aとの間に形成される遊技領域10を流下する遊技球Pの動きとして、例えば、障害釘Kへの衝突あるいは風車400Lによる振り分けなどにより下方向や左右の斜め下方向、つまり、遊技盤面2aに沿う方向へ動くものがあったが、本実施例のパチンコ遊技機1では、前後方向、つまり、遊技盤面2aに対し交差する方向にも遊技球Pが動くようになっている。
これは、図6(B)に示すように、遊技盤2の開口2cに通路形成ユニット300が取付けられた状態では、遊技盤2の遊技盤面2aと同一面上に螺旋部材306の棒状部306aが位置し、第一筐体304の中空胴部304aが遊技盤2の開口2cの内部に位置していることから、遊技球Pが、遊技盤2の遊技盤面2aの前方を移動するだけでなく、螺旋部材306を中心として遊技盤2における遊技盤面2aより後方に入り込んで移動していくようになる。このように、遊技盤面2aより後方の空間を利用して前後方向へ移動可能とすることで、遊技盤面2aの前方の空間のみで移動させるものに比べて動きが複雑になるため、遊技者に対し遊技球Pの動きを注目させることができる。
また、図7(A)に示すように、螺旋部材306の棒状部306aの周面と第一筐体304の中空胴部304aの内側面との距離をL3とし、螺旋部材306の棒状部306aの周面と第二筐体305の中空胴部305aの内側面との距離をL4とし、遊技球Pの直径を2Rとすると、距離L3と距離L4は、いずれも直径2Rよりも長くなっている。これにより、第一筐体304の中空胴部304aの内側面と螺旋部材306との間や第二筐体305の中空胴部305aの内側面と螺旋部材306との間を遊技球Pがスムーズに螺旋降下することができる。
また、通路形成ユニット300は、図4(B)、図6(A)、図8(A)〜(C)に示すように、進入口301から進入した遊技球Pを螺旋部材306へ誘導する第1壁部305cと、螺旋部材306により案内されて螺旋状に回転落下する遊技球Pと当接して排出口302へ誘導する第2壁部305eと、を備えている。
第1壁部305cは、進入口301に進入した遊技球Pの下部が当接するテーパー状の当接面305dを有している。当接面305dは、第一筐体304の中空胴部304aの内側壁面304cから中空内部に向かって下降する方向に傾斜する傾斜面である。
この第1壁部305cを備えることにより、進入口301から進入した遊技球Pを第1壁部305cの当接面305dに当接させ、該遊技球Pの落下方向を鉛直方向から斜め下方向へ変化させることができるので、その斜め下方向の前方に配置された螺旋部材306の螺旋突部306bへ向けて安定して誘導できる。また、落下する遊技球Pが螺旋部材306に直接衝突して衝撃により破損することを回避できる。
第2壁部305eは、螺旋部材306により案内されて螺旋状に回転落下してきた遊技球Pが当接する垂直な当接面305fを有している。当接面305fは、遊技球Pの回転移動を停止させることで、該当接面305fの直下に位置する排出口302へ向かって遊技球Pを自然落下させる。これにより、回転移動していた遊技球Pを安定して排出口302へ誘導できる。
また、第1壁部305cと第2壁部305eは、第二筐体305の中空胴部305aの内側に形成されたリブとして機能する。これにより、通路形成ユニット300の強度を高めることができる。
また、通路形成ユニット300の通過空間303において遊技球Pが移動する方向、すなわち、進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tに対し交差する方向と、風車400Lが動作する所定の回転方向とは、互いに異なる方向となっている。
これにより、遊技盤2における遊技球Pの動きが、風車400Lにより左右いずれかの方向へ振り分けられて落下していくといった動きの他に、遊技球Pが通路形成ユニット300の螺旋部材306を中心として螺旋状に回転落下するといった動きも加わるので、該遊技球Pの動きが多様化し、遊技球Pの落下軌跡を注視する遊技者に対して遊技の興趣を向上させることができる。
さらに、通路形成ユニット300の第一筐体304と第二筐体305はいずれも透明な部材で形成されているので、LEDなどの発光手段を第二筐体305の背面側に配置し、該通路形成ユニット300に向かって照明することで、該通路形成ユニット300の内部を光により装飾したり、点灯あるいは点滅による発光演出を行うことができる。
以上説明したように、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1にあっては、打球発射装置(図示略)により発射された遊技球Pが通過可能であり、該通過した遊技球Pを特定領域としての特別入賞球装置6A,6Bに進入可能に誘導するための通路形成部としての通路形成ユニット300L,300Rは、遊技球Pが進入可能な進入口301と、進入口301から進入した遊技球Pを排出する排出口302と、を有し、進入口301から進入した遊技球Pを、進入口301と排出口302とを結ぶ直線状の仮想線Tに対し交差する方向へ移動しながら進行(落下)させるように案内する。
このようにすることで、パチンコ遊技機1の製造時や再使用時に整備が必要となる障害釘Kを用いなくても、遊技球Pが通路形成ユニット300L,300Rの通過空間303を通過する際に螺旋状に移動することで、通過空間303内で一時的に滞留する、つまり、進入口301から排出口302へ直進させた場合比べて通過空間303を通過する時間が長くなるため、特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口に入賞するかどうかの動きに注目させることができるので、遊技球Pの動きに注目させて興趣を向上させることができるとともに、製造メーカーや遊技場における障害釘K等の整備作業を簡略化することができる。
また、通路形成ユニット300は、第一筐体304に形成された半円筒形状の中空胴部304aと第二筐体305に形成された半円筒形状の中空胴部305aとにより囲まれた略円筒形状の通過空間303を遊技球Pが通過可能に形成されていることで、図2に示すように、通過途中で進入口301以外から他の遊技球Pが進入して進行を阻害されることがないので、特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口に入賞可能に誘導する通路形成ユニット300における遊技球Pの動きにより注目させることができる。
また、遊技盤2の製造時や再使用に伴う整備作業時などにおいて、通過空間303が第一筐体304と第二筐体305とにより保護されるため、螺旋部材306等が工具などに衝突して破損したり、あるいは、特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口に入賞しやすくなるように螺旋部材306や第2壁部305eを不正に改造するといった不正行為が行われること等を好適に抑制できる。特に、通過空間303の前方を覆う第二筐体305は、通路形成ユニット300を遊技盤2から取外さない限り第一筐体304から前方に取外すことはできないため、遊技盤2に通路形成ユニット300が取付けられた状態で螺旋部材306等に対する不正行為が行われることを抑制できる。また、螺旋部材306が破損したり不正に改造されるなどして交換が必要になった場合、通路形成ユニット300ごと遊技盤2から取外すことができるため、交換作業が容易になる。
また、前後方向を向く回動軸401を中心として左右方向に回転する振分部材としての風車400L,400Rが設けられ、風車400L,400Rにより振り分けられた遊技球Pが通路形成ユニット300L,300Rの進入口301に進入可能であり、通路形成ユニット300の通過空間303において遊技球Pが移動する方向、すなわち、進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tに対し交差する方向と、風車400L,400Rが動作する所定の回転方向とは、互いに異なる方向となっている。
このようにすることで、遊技球Pが風車400L,400Rにより振り分けられる方向と通路形成ユニット300L,300R内で移動する方向とが異なることにより、遊技球Pの動きが多様化するので、遊技の興趣を向上できる。
また、通路形成ユニット300は、排出口302が特別入賞球装置6Aの始動入賞口に臨む位置に配置されていることで、排出口302から排出された遊技球Pが特別入賞球装置6Aの始動入賞口に進入するかどうかに注目させることができる。
また、進入口301から進入した遊技球Pが螺旋状に移動するように案内する螺旋部材306を備えることで、遊技球Pの動きが左右方向だけでなく前後方向にも動くことで多様化するので、遊技の興趣を向上できる。
また、通路形成ユニット300は、進入口301から進入した遊技球Pを螺旋部材306へ誘導する第1壁部305cと、螺旋部材306により螺旋状に移動する遊技球Pと当接して排出口302へ誘導する第2壁部305eと、を有することで、進入口301から進入した遊技球Pを第1壁部305cにより安定して螺旋部材306へ誘導できるとともに、螺旋状に移動する遊技球Pを第2壁部305eにより安定して排出口302へ誘導できる。また、第1壁部305cと第2壁部305eとにより通路形成ユニット300の強度を高めることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、通路形成ユニット300の通過空間303の中央に螺旋部材306を立設し、この周面に沿って遊技球Pを螺旋状に回転落下させる構成としたが、以下の変形例1〜3に示すように、螺旋部材306を用いずに遊技球Pの通過方向を可変することもできる。
具体的には、図9(A)に示すように、通路形成ユニット300の第一筐体304の中空胴部304aの内側壁面304c(又は第二筐体305の中空胴部305aの内側壁面305b)に、該内側壁面304c(305b)から通過空間303の内部に向かって突出した傾斜状の突設部308を設け、進入口301から進入した遊技球Pを突設部308に当接させて通過方向を変化させる(変形例1)。この変形例1では、通路形成ユニット300において進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tが垂直方向に延びる線であるのに対し、遊技球Pの通過方向は、その仮想線Tに対し交差する方向となっている。
また、図9(B)に示すように、通路形成ユニット300の側面上部に進入口301を形成し、該通路形成ユニット300の側面下部であって進入口301から離れた位置に排出口302を形成し、該通路形成ユニット300の内部において進入口301と排出口302とを繋ぐとともに遊技球Pが通過可能な内径を有する貫通孔の通過空間303を形成し、通過空間303の形状が、進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tに沿った形状ではなく、段差あるいは傾斜を有する形状に形成されることで、遊技球Pの通過方向がその仮想線Tに対し交差する方向とする(変形例2)。
さらに、図9(C)に示すように、通路形成ユニット300の上部に進入口301を形成し、該通路形成ユニット300の下部に排出口302を形成し、進入口301と排出口302とを繋ぐとともに遊技球Pが通過可能な内径を有する貫通孔の通過空間303を形成し、通過空間303の形状が、進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tに沿った形状ではなく、湾曲あるいは屈曲した形状に形成されることで、遊技球Pの通過方向がその仮想線Tに対し交差する方向とする(変形例3)。
これら図9(A)〜(C)に示した通路形成ユニット300においても、障害釘を用いることなく遊技球Pの通過方向を変化させることができるので、障害釘K等の整備作業を簡略化できる。また、遊技球Pの通過方向が多方向に変化するので、遊技者に対し遊技球Pの動きを注目させることができる。
また、進入口301や排出口302の配置位置は、通路形成ユニット300の上面や下面に限定されるものではなく、図9(B)に示すように、左右側面であってもよい。さらに、進入口301と排出口302との配置位置関係も任意であり、前記実施例のように進入口301の直下に排出口302が配置されるものに限定されるものではない。すなわち、通過空間303も直線状のものだけでなく、図9(B)に示すように蛇行していたり、図9(C)に示すように湾曲していたりしてもよい。
また、図9(A)に示すように、進入口301から進入した遊技球Pの進行方向が、進入口301と排出口302とを結ぶ仮想線Tに対し交差するようになっていれば、必ずしも通過空間303の形状(球通路の形状)が上記のように非直線状でなくてもよい。
また、前記実施例では、特定領域の一例として、特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口を適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特別入賞球装置6Cや、遊技球が進入しやすい状態と遊技球が進入困難または進入不可能な状態とに変化可能な特別可変入賞球装置7の大入賞口や、図示しない一般入賞口を適用してもよいし、このような入賞口だけでなく、遊技球Pが通過可能な通過ゲート等も適用可能である。
また、前記実施例では、所定方向に動作する振分部材の一例として風車400L,400Rを適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定の駆動源により所定の動作パターンにて駆動(例えば、回動、揺動、スライドなど)するように設けられた可動部材等も適用可能である。
また、前記実施例では、排出口302は、特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口の直上に配置された形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口に臨む位置に配置されていれば、特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口の直上でなくても、例えば、排出口302の一部が特別入賞球装置6A,6Bの始動入賞口に対し左右いずれかにずれて配置されていてもよい。
遊技機の一例としてパチンコ遊技機1を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、予め定められた球数の遊技球Pが遊技機内部に循環可能に内封され、遊技者による貸出要求に応じて貸し出された貸出球や、入賞に応じて付与された賞球数が加算される一方、遊技に使用された遊技球P数が減算されて記憶される、所謂、封入式遊技機にも本発明を適用可能である。尚、これら封入式遊技機においては遊技球Pではなく得点やポイントが遊技者に付与されるので、これら付与される得点やポイントが遊技価値に該当する。
また、前記実施例では、遊技媒体の一例として、球状の遊技球P(パチンコ球)が適用されていたが、球状の遊技媒体に限定されるものではなく、例えば、メダル等の非球状の遊技媒体であってもよい。
また、前記実施例では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機が適用されていたが、例えば遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な変動表示装置に変動表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該変動表示装置に導出された変動表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンも適用可能である。
スロットマシンに適用する場合、例えば、発射された演出用の遊技媒体が通過可能であり、該通過した演出用の遊技媒体を演出用の特定領域に進入可能に誘導するための通路形成部を備え、演出用の特定領域を遊技媒体が通過することで演出を開始したり抽選を行うといった演出装置としてスロットマシンに搭載すればよい。
1 パチンコ遊技機
2 遊技盤
6A〜6C 特別入賞球装置
10 遊技領域
300 通路形成ユニット
301 進入口
302 排出口
303 通過空間
304 第一筐体
305 第二筐体
305c 第1壁部
305e 第2壁部
306 螺旋部材
400L,400R 風車

Claims (1)

  1. 遊技媒体を発射することで遊技を行う遊技機であって、
    発射された遊技媒体が通過可能であり、該通過した遊技媒体を特定領域に進入可能に誘導するための通路形成部を備え、
    前記通路形成部は、
    遊技媒体が進入可能な進入領域と、
    前記進入領域から進入した遊技媒体を排出する排出領域と、
    を有し、
    前記進入領域から進入した遊技媒体を、前記進入領域と前記排出領域とを結ぶ仮想線に対し交差する方向へ移動しながら進行させるように案内する
    ことを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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