JP2017127127A - 振動型アクチュエータ及び電子機器 - Google Patents

振動型アクチュエータ及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】振動型アクチュエータにおいて、振動体と被駆動体とを加圧接触させるための加圧機構の小型化を実現すると共に必要な加圧力を発生させる。
【解決手段】振動型アクチュエータ10は、振動体17と被駆動体18を備える。振動体17は、強磁性材料からなり、突起部11bが形成された平板状の弾性体11と、弾性体11に接合された圧電素子12を有する。被駆動体18は、強磁性材料からなり、振動体17と突起部11bの先端で加圧接触する被駆動基材13と、被駆動基材13に接合された永久磁石14を有する。被駆動基材13と弾性体11は、永久磁石14を挟んで弾性体11の厚み方向において対向するように配置され、永久磁石14は、弾性体11の厚み方向に着磁され、弾性体11と被駆動基材13に対する永久磁石14の磁気作用により突起部11bと被駆動基材13を加圧接触させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動体と被駆動体とを加圧接触させ、振動体に励起させた駆動振動により振動体と被駆動体とを相対的に移動させる振動型アクチュエータと、振動型アクチュエータを備える電子機器に関する。
圧電素子等の電気−機械エネルギ変換素子と弾性体とを接合してなる振動体に被駆動体を加圧接触させ、振動体に励起した駆動振動によって振動体と被駆動体とを相対的に移動させる様々な振動型アクチュエータが知られている。このような振動型アクチュエータにおいて、磁力を用いて振動体と被駆動体とを加圧接触させる方法が知られている。例えば、被駆動体の少なくとも一部に永久磁石を設けた構成が提案されている(特許文献1,2参照)。また、振動体と被駆動体との間の空間に磁気部材を配置する構成が提案されている(特許文献3参照)。具体的には、被駆動体と接触する突起部を振動体の第1の面に設け、この第1の面と被駆動体との間に磁石を配置して、被駆動体を磁力により振動体側へ吸引する構成が提案されている。これらの永久磁石を用いた加圧機構には、例えば、バネを用いた加圧機構と比較すると、構成を簡略化することができる利点がある。
図11(a)は、従来技術に係る加圧機構を有する振動型アクチュエータ70の概略構成を示す斜視図である。振動型アクチュエータ70は、強磁性体からなる弾性体71に圧電素子72を接着等により一体化した振動体77と、永久磁石74を有する。永久磁石74は弾性体71の一部と加圧接触しており、振動体77に励起した駆動振動によって永久磁石74と振動体77とに相対的な移動を生じさせることができる。
図11(b)は、永久磁石74と振動体77が加圧接触している状態を示す断面図である。なお、図11(b)では、圧電素子72を不図示としている。永久磁石74の断面形状は略長方形であり、弾性体71と永久磁石74とは、図示紙面と直交する方向に相対的に移動する。永久磁石74は図11(b)中の左右方向に着磁されており、永久磁石74と弾性体71の磁気作用を図11(b)中に磁力線Iで示している。永久磁石74と弾性体71を通る磁力線Iにより生じる吸引作用により、弾性体71と永久磁石74との加圧力を生じさせることができる。
特許第4072518号公報 特許第5349768号公報 特許第4881064号公報
振動型アクチュエータが搭載される各種の機器には、小型化と高密度実装の実現が常に求められており、振動型アクチュエータの加圧機構にも更なる小型化が求められている。また、振動型アクチュエータの出力、特に発生力(トルク)は、振動体と被駆動体との間に生じる摩擦力に依存するため、必要とされる発生力を得るためには、振動体と被駆動体との間に所望の加圧力を発生させることが可能な加圧機構が必要となる。例えば、図11に示した振動型アクチュエータ70では、弾性体71を通らない磁力線Iが無視できない割合で生じている。特に、図11(b)中、永久磁石74の上面側には磁力線Iを導く構成がないため、弾性体71を通らない磁力線Iが増えてしまい、永久磁石74の磁力が有効に利用されていない。そのため、必要な加圧力を得るために、永久磁石74のサイズ等を小さくするには限度があり、故に、加圧機構を小型化することが容易ではない。
本発明は、振動型アクチュエータにおいて振動体と被駆動体とを加圧接触させるための加圧機構の小型化を実現すると共に、必要な加圧力を発生させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る振動型アクチュエータは、振動体と被駆動体とを加圧接触させ、前記振動体に励起した駆動振動により前記振動体と前記被駆動体とを相対的に移動させる振動型アクチュエータであって、前記振動体は、強磁性材料からなる平板状の弾性体と、前記弾性体の一方の面に接合される電気−機械エネルギ変換素子と、前記弾性体において前記電気−機械エネルギ変換素子が接合された面の反対側の面に設けられた少なくとも1つの突起部とを有し、前記被駆動体は、強磁性材料からなり、前記振動体と前記突起部の先端で加圧接触する被駆動基材と、前記被駆動基材に接合された永久磁石とを有し、前記被駆動基材と前記弾性体は、前記永久磁石を挟んで前記弾性体の厚み方向において対向するように配置され、前記永久磁石は前記弾性体の厚み方向に着磁され、前記弾性体および前記被駆動基材に対する前記永久磁石の磁気作用により前記弾性体の厚み方向において前記突起部と前記被駆動基材が加圧接触していることを特徴とする。
本発明によれば、振動体と被駆動体とを加圧接触させるための加圧機構の小型化を実現することができ、これにより振動型アクチュエータの小型化を実現することができる。また、本発明によれば、振動体と被駆動体との間に必要な加圧力を容易に発生させることができ、これにより、所望の発生力を有する振動型アクチュエータを提供することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る振動型アクチュエータの概略構成を示す斜視図と、振動型アクチュエータを構成する振動体の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す振動型アクチュエータを駆動するために用いられる第1の振動モードと第2の振動モードの各振動による振動体の変形を模式的に示す図である。 図1に示す振動型アクチュエータの側面図である。 図1に示す振動型アクチュエータにおいて永久磁石によって形成される磁気回路を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る振動型アクチュエータの概略構成を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る振動型アクチュエータの概略構成を示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係る振動型アクチュエータを構成する振動体の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る振動型アクチュエータの概略構成を示す斜視図と側面図である。 本発明の第6実施形態に係る振動型アクチュエータの概略構成を示す側面図と、この振動型アクチュエータを構成する振動体の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す振動型アクチュエータを用いた撮像装置の概略構成を示す上面図とブロック図である。 従来技術に係る、加圧機構を有する振動型アクチュエータの概略構成を示す斜視図と、永久磁石によって形成される磁気回路を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る振動型アクチュエータ10の概略構成を示す斜視図である。振動型アクチュエータ10は、振動体17及び被駆動体18を有する。振動体17は弾性体11及び圧電素子12を有し、被駆動体18は被駆動基材13及び永久磁石14を有する。なお、説明の便宜上、図1(a)に示すように、互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向を定める。後述するように、X方向は振動体17と被駆動体18の相対的な移動方向であり、弾性体11の長手方向である。Z方向は、振動体17と被駆動体18とを加圧接触させる加圧方向であり、弾性体11の厚み方向である。Y方向は、X方向及びZ方向の両方向と直交する方向であり、弾性体11の短手方向である。
被駆動体18は、直方体状のネオジム磁石である永久磁石14と強磁性材料からなる被駆動基材13を接着剤等により接合して構成される。被駆動基材13の一部(図3を参照して後述する摺動部13b)は、振動体17(図1(b)を参照して説明する突起部11b)と加圧接触して、突起部11bにより摩擦駆動される。そのため、被駆動基材13における摩擦摺動面には耐摩耗性が必要となることから、被駆動基材13はマルテンサイト系のステンレス材を熱処理して形成されている。なお、これに限らず、被駆動基材13には、電磁軟鉄の表面にメッキ処理や窒化処理を施す等して、摩擦摺動面の耐摩耗性を高めたものを用いてもよい。つまり、被駆動基材13は、強磁性材料からなる部位を有し、且つ、摩擦摺動面が耐摩耗性を有していればよい。よって、被駆動基材13は、強磁性材料からなる母材に対して耐摩耗性に優れる材料が摩擦摺動面となるように接合された構造を有するものであってもよい。
図1(b)は、振動体17の概略構成を示す斜視図である。電気−機械エネルギ変換素子である圧電素子12は、略矩形平板状の圧電セラミックスの各面に所定の電極が形成され、電極を利用して圧電セラミックスが厚み方向に分極されたものである。弾性体11は、強磁性材料からなる略矩形平板状の平板部11aと、平板部11aの長手方向の略中央部、且つ、Y方向の端部において平板部11aからZ方向(平板部11aの厚み方向)に突出するように形成された一対の突起部11bとを有する。弾性体11もまた、被駆動基材13と同様に、強磁性材料からなる部位を有し、且つ、摩擦摺動面(突起部11bの先端面)の耐摩耗性が高められていればよい。よって、弾性体11は、例えば、マルテンサイト系のステンレス材を熱処理することにより作製される。圧電素子12は、弾性体11の平板部11aにおいて突起部11bが形成されている面の反対側の面に接着等により接合されている。振動体17は、突起部11bが被駆動体18側を向くように配置され、被駆動体18は、永久磁石14が振動体17側を向くように配置される。
図2(a)は、振動型アクチュエータ10を駆動するために用いられる第1の振動モード(以下「モードA」という)の振動による振動体17の変形を模式的に示す図である。図2(b)は、振動型アクチュエータ10を駆動するために用いられる第2の振動モード(以下「モードB」という)の振動による振動体17の変形を模式的に示す図である。
モードAの振動とモードBの振動を組み合わせることにより振動型アクチュエータ10を駆動するための駆動振動を生成することができる。すなわち、モードAの振動により、一対の突起部11bにはZ方向(弾性体11の厚み方向)に往復運動する振動成分が発生する。また、モードBの振動により、一対の突起部11bにはX方向に往復運動する振動成分が発生する。なお、前述の通り、X方向は、Y方向(一対の突起部11bを結ぶ方向)及びZ方向の両方向と直交する方向である。よって、モードA,Bのそれぞれの振動成分を時間的な位相差を有するように発生させることにより、略XZ面内での楕円運動を一対の突起部11bに生じさせることができる。こうして一対の突起部11bに生じた楕円運動により、一対の突起部11bと加圧接触している被駆動体18に対して一対の突起部11bから摩擦駆動力(推力)が加えられ、振動体17と被駆動体18とをX方向で相対的に移動させることができる。
図3は、振動型アクチュエータ10の側面図(X方向から見た図)である。被駆動体18を構成する被駆動基材13は、永久磁石14が接合される磁石接合部13aと、磁石接合部13aを挟むように磁石接合部13aと一体的に形成された一対の摺動部13bを有する。図3に示す端面形状の通り、磁石接合部13aと摺動部13bには、Z方向において一定の段差が設けられている。換言すれば、摺動部13bは、磁石接合部13aからZ方向へ延出するように形成されている。永久磁石14は、振動体17及び被駆動基材13よりもY方向の幅が狭く、被駆動基材13のY方向中央部において磁石接合部13aに接着されている。振動体17と被駆動体18は、被駆動基材13と弾性体11が永久磁石14を挟んでZ方向において対向するように、且つ、2カ所の摺動部13bと2カ所の突起部11bとがそれぞれ接触するように配置される。
被駆動基材13は、振動体17と被駆動体18を加圧接触させたときに、一対の摺動部13bが磁石接合部13aよりも振動体17に近接する形状に設計されている。また、永久磁石14は、Y方向において2カ所の突起部11bの中間に配置される。ここで、永久磁石14は、略Z方向に着磁されている。よって、永久磁石14による磁気作用によって、振動体17と被駆動体18は略Z方向で互いに引き寄せられ、これにより振動体17と被駆動体18の間に略Z方向において加圧力が与えられる。このとき、振動型アクチュエータ10は、Y方向において実質的に対称となる形状を有する。よって、振動体17と被駆動体18の間に生じる加圧力は2つの突起部11bで略同一となるため、それぞれの突起部11bが被駆動体18に与える摩擦駆動力の大きさを等しくすることができる。これにより、2つの突起部11bが被駆動体18に与える摩擦駆動力の合力をX方向に効率的に発生させることができるため、振動型アクチュエータ10では駆動効率を高めることができる。
図4は、振動型アクチュエータ10において永久磁石14によって形成される磁気回路を説明する断面図(YZ断面図)である。図4(a)は、突起部11bを含む断面を示しており、図4(b)は、突起部11bを含まない断面を示している。図4(a),(b)のそれぞれに、振動体17及び被駆動体18とその周辺空間に生じる磁力線Iが模式的に示されている。
図4(a)に示すように、突起部11bを含む部位において、磁力線Iは永久磁石14の上面から生じて、永久磁石14の上側に当接する被駆動基材13の内部を通る。磁力線Iは、被駆動基材13から摺動部13bと当接する弾性体11の突起部11b及び永久磁石14の下方に位置する平板部11aを通り、空中を介して永久磁石14の底面に戻る。永久磁石14によって弾性体11の内部に生じる磁力線Iの作用により、弾性体11には永久磁石14及び被駆動基材13への吸引作用が生じる。永久磁石14により生じる磁力線Iはほぼ全てが被駆動基材13及び弾性体11を通っているため、永久磁石14の磁力を効果的に吸引作用に利用することができる。
また、図4(b)に示すように、突起部11bを含まず平板部11aのみ含む部位では、磁力線Iは、永久磁石14の上面から生じて、永久磁石14の上側に当接する被駆動基材13の内部を通る。磁力線Iは、被駆動基材13から空中を介して永久磁石14の下方に位置する平板部11aを通り、再度、空中を介して永久磁石14の底面に戻る。よって、図4(a)と同様に、永久磁石14によって弾性体11内部に生じる磁力線Iの作用により、弾性体11には永久磁石14及び被駆動基材13への吸引作用が生じる。このように、永久磁石14を挟むように被駆動基材13及び弾性体11を配置することにより、永久磁石14の磁力を効果的に吸引作用に利用することができる。
こうして永久磁石14によって生じる被駆動基材13と弾性体11との間の吸引作用により、互いに接触している摺動部13bと突起部11bとの間に所望の加圧力を生じさせることができる。このとき、振動体17及び被駆動体18の周辺空間への磁束の漏れが殆ど生じていないことから、永久磁石14の磁力を効率的に加圧力として作用させることができる。よって、永久磁石14の小型化が可能となることで、被駆動体18の軽量化とコスト軽減を図ることができる。
また、前述したように振動型アクチュエータ10はY方向において略対称となる形状を有することから、磁力線IもY方向対称となるように生じている。これにより、2カ所ある摺動部13bと突起部11bとの2カ所の接触部のそれぞれに生じる加圧力の大きさを等しくすることができるため、それぞれの突起部11bが被駆動体18に与える摩擦駆動力の大きさを等しくすることができる。以上の説明の通り、振動型アクチュエータ10では、小型化を図ることができると共に、簡素な構成でありながら所望の加圧力を発生させることができることで、所望の発生力を得ることができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る振動型アクチュエータ20の概略構成を示す断面図である。振動型アクチュエータ20は、振動体27及び被駆動体28を有する。振動体27は、弾性体21及び圧電素子22を有し、弾性体21には突起部21bが形成されている。振動体27は、第1実施形態で説明した振動体17と同じ(弾性体21及び圧電素子22はそれぞれ弾性体11及び圧電素子12と同じ)であるため、ここでの説明を省略する。また、被駆動体28は、被駆動基材23と、永久磁石24とを有する。永久磁石24は、第1実施形態で説明した永久磁石14と同じである。
被駆動基材23は、側面形状が単純な矩形となっている点で、第1実施形態で説明した被駆動基材13と異なる。なお、弾性体21及び被駆動基材23に求められる磁気特性や機械的特性は、第1実施形態で説明した弾性体11及び被駆動基材13と同様であるため、ここでの説明を省略する。振動型アクチュエータ20の構成は、Z方向において永久磁石14の厚みよりも突起部21bの高さが高く、振動体27と被駆動体28の相対的な移動に支障が生じない(振動体27と被駆動体28との間に不要な接触が生じない)場合に採用することができる。振動型アクチュエータ10で得られる効果は、振動型アクチュエータ20でも同様に得ることができることは言うまでもない。
<第3実施形態>
振動型アクチュエータの仕様は、使用目的に応じて設計される。例えば、第1実施形態で説明した振動型アクチュエータ10に対して、高速駆動性能は求められず、大きな発生力が求められる場合には、振動体17と被駆動体18との間の加圧力をより大きくする必要がある。加圧力をより大きく1つの方法として、弾性体11の平板部11aと被駆動基材13の摺動部13bとの間隔を狭くする方法がある。
図6は、本発明の第3実施形態に係る振動型アクチュエータ30の概略構成を示す側面図である。振動型アクチュエータ30は、振動体37及び被駆動体38を有する。振動体37は、弾性体31及び圧電素子32を有する。被駆動体38は、被駆動基材33及び永久磁石34を有する。圧電素子32及び永久磁石34はそれぞれ、第1実施形態で説明した圧電素子12及び永久磁石14と同じであるため、ここでの説明を省略する。弾性体31及び被駆動基材33に求められる磁気特性や機械的特性は、第1実施形態で説明した弾性体11及び被駆動基材13と同様であるため、ここでの説明を省略する。
弾性体31は、略矩形平板状の平板部31aと、平板部31aのY方向端に設けられた一対の突起部31bを有する。平板部31aは、第1実施形態で説明した弾性体11の平板部11aと同じであり、一対の突起部31bは、第1実施形態で説明した一対の突起部11bよりも突出長さが短い(Z方向での高さが低い)点で、一対の突起部11bと相違している。これは、高速駆動性能が求められない場合には、突起部31bに発生させる振動変位は小さくても構わないからである。また、被駆動基材33は、Z方向における磁石接合部33aと摺動部33bとの段差が大きくなっている点で、第1実施形態で説明した被駆動基材13と相違する。被駆動基材33にこのようなZ方向での段差を設けることにより、永久磁石34の配置を可能にすると共に、摺動部33bを弾性体31の平板部31aに近づけることができる。こうして、平板部31aと摺動部33bの間隔を狭めることにより、永久磁石34の磁気により平板部31aと摺動部33bとの間に生じる吸引力を増大させて大きな加圧力を得ることができ、ひいては大きな発生力を得ることができる。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態に係る振動型アクチュエータを構成する振動体47の概略構成を示す斜視図である。振動体47は、弾性体41及び圧電素子42を有する。圧電素子42は、第1実施形態で説明した圧電素子12と同じである。弾性体41は、平板部41aと、平板部41aのY方向端においてX方向に沿ってZ方向に突出するように形成された一対の側壁部41cと、側壁部41cの上端面から更にZ方向に突出するように形成された突起部41bとを有する。側壁部41cは、不図示の被駆動体とは非接触となる高さに設計されている。突起部41bは、側壁部41cのそれぞれに、2カ所ずつ形成されている。つまり、一対の側壁部41cに二対の突起部41bが形成されている。突起部41bを4カ所とすることで、突起部41bと摺動部33bとの接触面積を増やして、互いの摺動により生じる摩耗を減らすことができる。また、突起部41bを複数の対とすることで、一対であるよりも加圧力を増やすことができる。但し、このことは、一対の側壁部41cに一対の突起部41bを形成した構成を排除するものではない。
上述した第3実施形態では、突起部31bの高さを低くすると共に被駆動基材33の磁石接合部33aと摺動部33bにZ方向で大きな段差を設けることにより、弾性体31の平板部31aと被駆動基材33の摺動部33bとの間隔を狭くした。これに対して、振動体47と第2実施形態で説明した被駆動体28を組み合わせることにより、永久磁石24の配置を可能にすると共に、側壁部41cにより平板部41aと被駆動基材23の間隔を狭めることができる。よって、突起部41bと被駆動基材23との間に十分な加圧力を生じさせることが可能な振動型アクチュエータを実現することができる。
<第5実施形態>
図8(a)は、本発明の第5実施形態に係る振動型アクチュエータ50の概略構成を示す斜視図である。図8(b)は、振動型アクチュエータ50の側面図(X方向から見た図)である。振動型アクチュエータ50は、振動体57及び被駆動体58を有する。振動体57は、弾性体51及び圧電素子52を有する。被駆動体58は、被駆動基材53及び永久磁石54を有する。永久磁石54は、第1実施形態で説明した永久磁石14と同じである。弾性体51及び被駆動基材53に求められる磁気特性や機械的特性は、第1実施形態で説明した弾性体11及び被駆動基材13と同様であるため、ここでの説明を省略する。
弾性体51は、平板部51aと、平板部51aのY方向端(幅方向端)の一方に形成された1つの突起部51bを有する。被駆動基材53は、磁石接合部53aと、磁石接合部53aから一方のY方向へ延出する摺動部53bと、磁石接合部53aから他方のY方向へ延出した後に振動体57に対して組み付けられた状態で振動体57側へ延出する延出部53cとを有する。
振動型アクチュエータ50でも、永久磁石54による磁気作用により、被駆動基材53と弾性体51の間に所望の加圧力を発生させて、摺動部53bと突起部51bとを加圧接触させる。このとき、振動型アクチュエータ50では特に、平板部51aと延出部53cとの間に強い吸引力が生じ、この吸引力が突起部51bと摺動部53bにおいて加圧力として作用する。その際に、振動体57及び被駆動体58は、平板部51aと延出部53cとが接触せずに所望の間隙(ギャップ)を保つように配置される。このような配置を実現するために、振動体57及び被駆動体58はそれぞれ、独立した不図示の支持部材により、少なくともそれぞれがX軸回りに回転することができないように支持される。振動型アクチュエータ10で得られる効果は、振動型アクチュエータ50でも同様に得ることができる。
<第6実施形態>
図9(a)は、本発明の第6実施形態に係る振動型アクチュエータ60の概略構成を示す側面図(X方向から見た図)である。図9(b)は、振動型アクチュエータ60を構成する振動体67の概略構成を示す斜視図である。振動型アクチュエータ60は、振動体67及び被駆動体68を有する。振動体67は、弾性体61及び圧電素子62を有する。被駆動体68は、被駆動基材63及び2つの永久磁石64を有する。2つの永久磁石64はそれぞれ、第1実施形態で説明した永久磁石14と同じであり、被駆動基材63は、第2実施形態で説明した被駆動基材23と同じである。被駆動基材63に求められる磁気特性や機械的特性は、第1実施形態で説明した弾性体11及び被駆動基材13と同様であるため、ここでの説明を省略する。
弾性体61は、平板部61aと、平板部61aのY方向中央においてX方向に所定の間隔で設けられた2つの突起部61bを有する。振動体67は、X方向及びY方向の各方向において略対称形状となっている。振動体67には、圧電素子62に所定の交流電圧を印加することにより、突起部61bをZ方向に往復運動させる一次の面外曲げ振動モードの振動と、突起部61bをX方向に往復運動させる二次の面外曲げモードの振動とが所定の位相差で励起される。これにより、突起部61bに略ZX面内での楕円運動を生じさせて、振動体57と被駆動体58をX方向に相対的に移動させることができる。
振動型アクチュエータ60は、2つの突起部61bが被駆動基材63のY方向の略中央部に接触し、Y方向において2つの永久磁石64の略中央に2つの突起部61bが位置するように構成されている。よって、永久磁石64による磁気作用により、弾性体61の平板部61aと被駆動基材63の間に所望の加圧力を発生させて、被駆動基材63と2つの突起部61bとを加圧接触させることができる。このとき、振動型アクチュエータ60では、2つの永久磁石64を備えているために、平板部61aと被駆動基材63の間に大きな加圧力を発生させることができる。なお、突起部61bの高さと永久磁石64の厚みは、所望する特性に応じて設計される。振動型アクチュエータ10で得られる効果は、振動型アクチュエータ60でも同様に得ることができる。
<第7実施形態>
第7実施形態では、第1実施形態で説明した振動体17を備える電子機器の一例としての撮像装置について説明する。図10(a)は、撮像装置700の概略構成を示す上面図である。撮像装置700は、撮像素子710及び電源ボタン720を搭載したカメラ本体730を備える。また、撮像装置700は、第1レンズ群(不図示)、第2レンズ群320、第3レンズ群(不図示)、第4レンズ群340、振動型駆動装置620,640を有するレンズ鏡筒740を備える。レンズ鏡筒740は、交換レンズとして取り換え可能であり、撮影対象に合わせて適したレンズ鏡筒740をカメラ本体730に取り付けることができる。撮像装置700では、2つの振動型駆動装置620,640によってそれぞれ、第2レンズ群320,第4レンズ群340の駆動が行われる。
振動型駆動装置620の詳細な構成は不図示であるが、振動型駆動装置620は、第1実施形態で説明した振動体17と、円環状の被駆動体と、振動体17の圧電素子12に駆動信号を印加する駆動回路を有する。被駆動体は、ラジアル方向が光軸と略直交するように、レンズ鏡筒740内に配置される。被駆動体は、円環状の被駆動基材及び円環状の永久磁石を有する。永久磁石は、被駆動基材と同心となるように被駆動基材の略中央に接着剤を用いて接合されている。被駆動基材は、レンズ鏡筒740内に配置された状態で、光軸と略直交する摺動面を有する。被駆動基材の摺動面とは、被駆動基材において永久磁石が接合されている面において永久磁石を挟む内径側の円環状領域と外径側の円環状領域である。例えば、3つの振動体17が、それぞれの突起部11bが被駆動基材の摺動面と加圧接触し、光軸を中心とする円の接線方向に被駆動基材に対して摩擦駆動力(推力)を与えるように、光軸を中心とする円周上に等間隔で円環状の基台に固定される。なお、突起部11bと被駆動基材の摺動面とを光軸方向において加圧接触させるための加圧力は、永久磁石による磁気作用によって得られる。また、振動体17の駆動方法については、説明済みであるため、ここでの説明を省略する。このような構成により、振動型駆動装置620では、被駆動体を光軸回りに回転させ、不図示のギア等を介して被駆動体の回転出力を光軸方向での直進運動に変換することによって、第2レンズ群320を光軸方向に移動させる。振動型駆動装置640は、振動型駆動装置620と同様の構成を有することにより、第4レンズ群340を光軸方向に移動させる。
図10(b)は、撮像装置700の概略構成を示すブロック図である。第1レンズ群310、第2レンズ群320、第3レンズ群330、第4レンズ群340及び光量調節ユニット350が、レンズ鏡筒740内部の光軸上の所定位置に配置される。第1レンズ群310〜第4レンズ群340と光量調節ユニット350とを通過した光は、撮像素子710に結像する。撮像素子710は、光学像を電気信号に変換して出力し、その出力は、カメラ処理回路750へ送られる。
カメラ処理回路750は、撮像素子710からの出力信号に対して増幅やガンマ補正等を施す。カメラ処理回路750は、AEゲート755を介してCPU790に接続されると共に、AFゲート760とAF信号処理回路765とを介してCPU790に接続されている。カメラ処理回路750において所定の処理が施された映像信号は、AEゲート755と、AFゲート760及びAF信号処理回路765を通じてCPU790へ送られる。なお、AF信号処理回路765は、映像信号の高周波成分を抽出して、オートフォーカス(AF)のための評価値信号を生成し、生成した評価値をCPU790へ供給する。
CPU790は、撮像装置700の全体的な動作を制御する制御回路であり、取得した映像信号から、露出決定やピント合わせのための制御信号を生成する。CPU790は、決定した露出と適切なフォーカス状態が得られるように、振動型駆動装置620,640及びメータ630の駆動を制御することによって、第2レンズ群320、第4レンズ群340及び光量調節ユニット350の光軸方向位置を調整する。CPU790による制御下において、振動型駆動装置620は第2レンズ群320を光軸方向に移動させ、振動型駆動装置640は第4レンズ群340を光軸方向に移動させ、光量調節ユニット350はメータ630により駆動制御される。
振動型駆動装置620により駆動される第2レンズ群320の光軸方向位置は第1リニアエンコーダ770により検出され、検出結果がCPU790に通知されることで、振動型駆動装置620の駆動にフィードバックされる。同様に、振動型駆動装置640により駆動される第4レンズ群340の光軸方向位置は第2リニアエンコーダ775により検出され、検出結果がCPU790に通知されることで、振動型駆動装置640の駆動にフィードバックされる。光量調節ユニット350の光軸方向位置は、絞りエンコーダ780により検出され、検出結果がCPU790へ通知されることで、メータ630の駆動にフィードバックされる。
撮像装置700の所定のレンズ群を光軸方向に移動させる用途に振動型アクチュエータを用いた場合、レンズ群を停止させた状態でも大きな保持力が維持される。これにより、レンズ鏡筒や撮像装置本体に外力が作用しても、レンズ群にずれが生じることを抑制することができる。
ここでは、円環状の被駆動体を有する振動型駆動装置620,640を用いてレンズ群を光軸方向に移動させる例について説明したが、振動型アクチュエータ(振動体)を用いてレンズ群を光軸方向に移動させる構成は、これに限られない。例えば、振動体17は被駆動体18を直線的に駆動することができる。よって、レンズを保持した保持部材を被駆動体に取り付け、レンズの光軸方向と被駆動体の駆動方向とが略平行となる構成とすることによって、レンズ群を光軸方向に移動させて、レンズ群を位置決めすることができる。また、レンズ鏡筒に手ぶれ補正用レンズが内蔵される場合に、手ぶれ補正用レンズを光軸と略直交する面内の任意の方向に移動させる手ぶれ補正ユニットに、振動体17を用いることができる。その場合、光軸方向と略直交する面内において直交する2方向にレンズ保持部材を移動させることができるように、レンズ保持部材を駆動する1又は複数の振動体17を配置する。手ぶれ補正ユニットは、手ぶれ補正用レンズを駆動する構成に代えて、撮像装置の本体に内蔵される撮像素子710を光軸と直交する面内の任意の方向に移動させる構成としてもよい。
なお、ここでは、振動型アクチュエータ10を用いた電子機器として、撮像装置700を取り上げたが、振動型アクチュエータ10は、その他の電子機器への適用が可能である。例えば、振動型アクチュエータ10は、X−Yステージの駆動源に用いることができる。また、撮像装置700では、振動型アクチュエータ10を用いて回転駆動力を取り出す構成とした。このような振動型アクチュエータ10を用いた回転駆動力は、例えば、画像形成装置の感光ドラム等の駆動や多関節ロボットにおけるアームの回転駆動等に適用することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
10,20,30,50,60 振動型アクチュエータ
11,21,31,41,51,61 弾性体
11b,21b,31b,41b,51b,61b 突起部
12,22,32,42,52,62 圧電素子
13,23,33,53,63 被駆動基材
14,24,34,54,64 永久磁石
17,27,37,47,57,67 振動体
18,28,38,58,68 被駆動体
41c 側壁部
53c 延出部
700 撮像装置

Claims (8)

  1. 振動体と被駆動体とを加圧接触させ、前記振動体に励起した駆動振動により前記振動体と前記被駆動体とを相対的に移動させる振動型アクチュエータであって、
    前記振動体は、
    強磁性材料からなる平板状の弾性体と、
    前記弾性体の一方の面に接合される電気−機械エネルギ変換素子と、
    前記弾性体において前記電気−機械エネルギ変換素子が接合された面の反対側の面に設けられた少なくとも1つの突起部とを有し、
    前記被駆動体は、
    強磁性材料からなり、前記振動体と前記突起部の先端で加圧接触する被駆動基材と、
    前記被駆動基材に接合された永久磁石とを有し、
    前記被駆動基材と前記弾性体は、前記永久磁石を挟んで前記弾性体の厚み方向において対向するように配置され、
    前記永久磁石は前記弾性体の厚み方向に着磁され、前記弾性体および前記被駆動基材に対する前記永久磁石の磁気作用により前記弾性体の厚み方向において前記突起部と前記被駆動基材が加圧接触していることを特徴とする振動型アクチュエータ。
  2. 前記被駆動基材は、前記永久磁石が接合される磁石接合部と、前記突起部と接触する摺動部とを有し、前記磁石接合部よりも前記摺動部が前記弾性体に近接するように前記磁石接合部と前記摺動部とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
  3. 前記振動体と前記被駆動体を加圧接触させる加圧方向および前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動方向の両方向とに直交する方向での前記弾性体の端部に1つ又は複数の前記突起部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動型アクチュエータ。
  4. 前記振動体と前記被駆動体を加圧接触させる加圧方向および前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動方向の両方向とに直交する方向での前記弾性体の端部にはそれぞれ前記被駆動体に向けて突出する側壁部が設けられ、
    前記側壁部のそれぞれの端面に前記突起部が1つずつ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  5. 前記振動体と前記被駆動体を加圧接触させる加圧方向および前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動方向の両方向とに直交する方向における一方の端部では、前記弾性体に前記突起部が設けられ、
    前記両方向と直交する方向における他方の端部では、前記弾性体との間に所定の間隙が形成されるように前記振動体へ向けて延出する延出部が前記被駆動基材に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動型アクチュエータ。
  6. 前記振動体と前記被駆動体を加圧接触させる加圧方向および前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動方向の両方向と直交する方向での前記弾性体の略中央に前記突起部が設けられ、
    2つの前記永久磁石が、前記両方向と直交する方向で前記突起部を挟んで対向するように前記被駆動基材に接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動型アクチュエータ。
  7. 前記弾性体と前記被駆動体はそれぞれ、前記振動体と前記被駆動体を加圧接触させる加圧方向および前記振動体と前記被駆動体との相対的な移動方向の両方向と直交する方向について略対称となる形状を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータと、
    前記振動型アクチュエータを構成する被駆動体と被駆動体のうち前記振動型アクチュエータの駆動によって移動する部位に接合されて、前記振動型アクチュエータの駆動によって所定の位置に移動して位置決めされる部材と、を備えることを特徴とする電子機器。
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