JP2017126160A - 情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システム1の構成を示す概略ブロック図である。
情報提供システム1は、端末装置10、サーバ装置20およびコンテンツ送信装置30を含んで構成される。
伝送路TCは、コンテンツデータを伝送する伝送路である。伝送路TCは、例えば、放送番組の番組データを搬送する放送波である。コンテンツデータが番組データである場合には、伝送路TCは、同時に不特定多数の送信先(例えば、端末装置10)に各種のデータを一斉に一方向的に送信することができる放送伝送路である。コンテンツデータがネットワークコンテンツである場合には、伝送路TCは、通信伝送路である。通信伝送路は、特定の送信先との間で各種のデータを双方向的に送信することができる伝送路である。その場合、伝送路TCは、ネットワークNWの一部であってもよい。
ネットワークNWは、端末装置10とサーバ装置20の間で双方向的に各種のデータを送信することができる通信伝送路である。ネットワークNWは、有線、無線またはその組み合わせであってもよい。
次に、端末装置10の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る端末装置10の構成を示す概略ブロック図である。
端末装置10は、チューナ111、デコード処理部112、画像処理部113、画像表示部114、音声再生部115、画像取得部116、特徴量取得部117、制御部118、EPG取得部119、視聴履歴生成部120、通信部121、操作入力部124、および人感センサ127を含んで構成される。
音声再生部115は、デコード処理部112から入力された音声データに基づく音声を再生する。音声再生部115は、例えば、スピーカを含んで構成される。音声再生部115は、デコード処理部112から入力された音声データが示す音声の音量を、制御部118で指定された音量に調整する。
なお、操作入力部124は、操作パネル125とリモコン受信部126のうちいずれか一方を備え、その他方が省略されていてもよい。
次に、本実施形態に係るサーバ装置20の構成について説明する。図3は、本実施形態に係るサーバ装置20の構成を示すブロック図である。
サーバ装置20は、通信部211、特徴量取得部216、ユーザ識別部217、視聴履歴取得部218、EPG取得部225、推薦情報取得部226、提供判定部229および記憶部231を含んで構成される。通信部211、特徴量取得部216、ユーザ識別部217、視聴履歴取得部218、EPG取得部225、推薦情報取得部226、提供判定部229および記憶部231は、バス(母線)を介して相互に各種のデータが入出力可能に接続されている。
次に、視聴履歴情報の例について説明する。図4は、本実施形態に係る視聴履歴情報の例を示す図である。
図4に示す例では、視聴履歴情報は、ユーザID、タイトル、地域、チャネル、および日時が対応付けて形成される視聴記録を、日時を跨いで累積して形成される。そのうち、タイトル、地域およびチャネルが端末装置10において視聴された放送番組を識別する情報である。ユーザIDは、予め登録ユーザを特定する識別情報である。タイトルは、端末装置10において視聴された放送番組の番組名である。地域は、放送された地域の地域コードである。日時は、視聴された日時を示す。この例では、1分間隔で番組に関する情報が記録される。
次に、EPGデータの例について説明する。図5は、本実施形態に係るEPGデータの例を示す図である。
図5に示す例では、EPGデータは、番組名(タイトル)、放送時間(年月日、時間)、地域、チャネル、ジャンル、および詳細が対応付けて形成される放送番組毎の番組情報を、放送番組を跨いで累積して形成される。そのうち、タイトルは、放送予定の放送番組の番組名を示す。年月日は放送予定の日付を示す。時間は、その日における放送予定の時間帯を示す。地域は、放送予定の地域を示す。チャネルは、放送予定のチャネルを示す。ジャンルは、その放送番組が属するジャンルを示す。詳細には、その番組に係る説明文、その他、番組を特定する際の手がかりとなる情報が含まれる。
次に、推薦情報取得部226が提供情報から推薦情報を選択する手法について説明する。推薦情報取得部226は、視聴履歴情報とEPGデータに基づいて登録ユーザが現在までに視聴した放送番組が属するジャンル毎の件数の分布と(ジャンル解析)、放送された時間帯毎の件数もしくは視聴時間の分布を解析する(時間帯解析)。推薦情報取得部226は、解析したジャンル毎の件数の分布と、視聴時間の分布を記憶部231に記憶する。
次に、推薦情報の例について説明する。図6は、本実施形態に係る推薦情報の例を示す図である。図6に示す例では、推薦情報はコンテンツIDとタイトルが対応付けて形成される推薦コンテンツ情報を1個または複数個含んで構成される。コンテンツIDは、推薦対象のコンテンツを特定する識別情報である。タイトルは、推薦対象のコンテンツの名称、例えば、放送番組の番組名、映画やドラマの作品名、等である。推薦情報には、個々のコンテンツの属性や概要を示す情報が含まれてもよい。これらの情報は、EPGデータから当該放送番組について抽出された情報であってもよい。
次に、本実施形態に係る情報提供処理の例について説明する。図8は、本実施形態に係る情報提供処理の例を示すシーケンス図である。本実施形態に係る情報提供処理は、実線で示すステップS101−1、S102−1、S103−1、S104−2、S105−2、S106−2、S107−1、S108−1、およびS109−2を含む。
(ステップS102−1)画像取得部116は、端末装置10から所定の視野内で撮像して得られる撮像画像データを取得する。その後、ステップS103−1に進む。
(ステップS103−1)特徴量取得部117は、撮像画像データに基づいて画像特徴量を算出する。特徴量取得部117は、算出した画像特徴量を示す特徴量データをサーバ装置20に送信する。その後、ステップS104−2に進む。
(ステップS105−2)推薦情報取得部226は、その時点までに端末装置10から受信した視聴履歴情報に基づいて、サーバ装置20に提供される提供情報から、端末装置10の登録ユーザへの推薦情報を選択する。その後、ステップS106−2に進む。
(ステップS106−2)提供判定部229は、識別されるユーザの数が1である場合、推薦情報を提供可と判定し、当該推薦情報を端末装置10に送信する。提供判定部229は、識別されるユーザの数が2以上である場合、推定情報を提供否と判定し、当該推薦情報を送信しない。その後、ステップS107−1に進む。
(ステップS108−1)視聴履歴生成部120は、その時点において画像が表示されている放送番組に関する情報を視聴履歴情報として生成し、生成した視聴履歴情報をサーバ装置20に送信する。その後、ステップS109−2に進む。
この構成により、ユーザの数が1であるとき端末装置10は、サーバ装置20から取得した推薦情報を表示することができ、ユーザの数が2以上であるとき、サーバ装置20から推薦情報が提供されない。そのため、ユーザの数が2以上であるとき、1人の登録ユーザ以外の他のユーザが、端末装置10の登録ユーザの推薦情報を通じて嗜好や趣味を知られることを防止することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。特に断らない限り、上述した実施形態と共通の構成については同一の符号を付して、その説明を援用する。
本実施形態に係るサーバ装置20のユーザ識別部217は、予め記憶部231に記憶した登録ユーザ毎の特徴量データに基づいて、特徴量取得部216から入力された特徴量データが示す人が、いずれの登録ユーザであるか、もしくは未登録ユーザであるかを認識する。より具体的には、ユーザ識別部217は、判定した顔領域毎に、登録ユーザ毎の特徴量データとの類似度を算出し、算出した類似度のうち最も高く、かつ最も高い類似度が所定の類似度の閾値よりも高い認識特徴量に係る登録ユーザを、当該顔領域に表された人であると特定する。また、ユーザ識別部217は、算出した最も高い類似度が所定の類似度の閾値以下である場合、顔領域に表された人がどの登録ユーザとしても特定できないため、未登録ユーザであると判定する。ユーザ識別部217は、顔領域毎に判定した登録ユーザ、または未登録ユーザを示すユーザ認識情報を提供判定部229に出力する。サーバ装置20は、図9に示すように端末装置10から予めユーザ毎の特徴量データを取得しておき、記憶部231に個別ユーザIDと対応付けてなるユーザデータを記憶しておいてもよい。個別ユーザIDは、端末装置10に係るユーザIDに対応付けられる登録ユーザの個々を識別するための識別情報である。ユーザの識別、登録ユーザの特定において、ユーザ識別部217は、公知の画像認識技術、例えば、Adaboostを利用してもよい。
推薦情報取得部226から入力される推薦情報について、提供可と判定する。提供判定部229は、ユーザ認識情報が示すユーザに未登録ユーザが含まれる場合、当該推薦情報について提供不可と判定する。提供判定部229は、提供可と判定する場合、当該推薦情報を当該視聴履歴情報の送信元である端末装置10に送信部213を介して送信する。提供判定部229は、提供不可と判定する場合、推薦情報を送信しない。
この構成により、端末装置10に周囲に特定されない未登録ユーザがないときには推薦情報が表示され、未登録ユーザがいるときには推薦情報が表示されない。そのため、未登録ユーザに、推薦情報を通じて端末装置10の登録ユーザの趣味や嗜好が知られることを防止することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。特に断らない限り、上述した実施形態と共通の構成については同一の符号を付して、その説明を援用する。
本実施形態に係るサーバ装置20のユーザ識別部217は、第2の実施形態に係るユーザ識別部217と同様の構成を備え、ユーザ認識情報を視聴履歴取得部218および推薦情報取得部226に出力する。
この構成により、端末装置10またはその近傍に所在する複数の登録ユーザ間で共通する推薦情報が知られることが許容される一方で、共通しない推薦情報を通じて登録ユーザ間で異なる趣味や嗜好が知られることや、未登録ユーザに登録ユーザの趣味や嗜好が知られることを防止することができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。特に断らない限り、上述した実施形態と共通の構成については同一の符号を付して、その説明を援用する。
本実施形態に係るサーバ装置20のユーザ識別部217は、第1ないし第3の実施形態に係るユーザ識別部217と同様の構成を備え、ユーザ認識情報を視聴履歴取得部218および推薦情報取得部226に出力する。
この構成により、例えば、視聴制限が課されている推薦情報に対する制限を課すことや、趣味や嗜好と無関係もしくは関連性が低い推薦情報に対する制限を回避することができる。そのため、ユーザによる推薦情報の必要性と情報提供者による提供の意図をより反映することができる。
この構成により、提供条件を満たす登録ユーザのみの場合には推薦情報が提供され、提供条件を満たさない登録ユーザがある場合や、未登録ユーザがある場合には、その推薦情報は提供されない。そのため、提供条件を満たさない登録ユーザや、未登録ユーザには当該提供条件に係る推薦情報を通じて、当該提供条件を満たす登録ユーザの趣味や嗜好が知られることを防止することができる。
上述では、履歴情報が主に端末装置10がコンテンツ送信装置30から受信された放送番組の履歴を示す視聴履歴情報である場合を例にしたが、これには限られない。履歴情報として、例えば、ビデオオンデマンド等のネットワークコンテンツの視聴履歴、ウェブページのアクセスログ、ネットワークNWに接続された他のサーバ装置(図示せず)を介して提供される事物の購入履歴、利用履歴、閲覧履歴、レンタル履歴なども用いられてもよい。また、推薦情報が主に端末装置10のユーザに視聴を推薦する放送番組である場合を例にしたが、これには限られない。推薦情報として、放送番組情報に代えて、または放送番組情報とともに、その他の種別の提供情報が扱われてもよい。その他の種別の提供情報として、例えば、物品またはサービスの広告、各種の案内情報が扱われてもよい。推薦情報には、その事物の提供元、提供日時、制作者、表題、等、その事物を特定または特徴づける情報を含んで構成されてもよい。その他の提供情報を扱う場合、推薦情報取得部226は、上述した視聴履歴情報に基づいて推薦情報を定める手法を、その他の種別の提供情報に応用してもよい。但し、推薦情報取得部226は、EPGデータに含まれる放送番組情報に相当する情報として、所定の提供情報テーブルに含まれる各種の提供情報を参照してもよいし、推薦情報の候補となる案内情報に付随もしくは対応付けられるメタデータを提供情報として参照してもよい。例えば、推薦対象の事物が映像コンテンツである場合、その映像データファイルのヘッダに記述された提供情報が参照されてもよい。推薦対象の事物を示すコンテンツデータが、HTML(Hyper Text Modelling Language)などのモデリング言語で記述されたデータファイルである場合には、そのデータファイルで記述されるタイトルの他、ジャンル、説明文などの各項目が提供情報として参照されてもよい。また、放送番組情報が扱われない場合には、EPG取得部119、225は省略されてもよい。
なお、上述の提供判定部229−1の機能は、第1の実施形態に係る提供判定部229の機能と同様であってもよいし、第2ないし第4のいずれの実施形態に係る提供判定部229の機能と同様であってもよい。
また、上述した実施形態における端末装置10およびサーバ装置20の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。端末装置10およびサーバ装置20の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
(1)各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、を備える情報提供装置。
Claims (8)
- 各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、
前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、
前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、
前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、
を備える情報提供装置。 - 前記識別情報取得部は、
前記識別情報として前記ユーザの身体の特徴を表す特徴量情報を取得し、
前記ユーザ識別部は、
予め取得したユーザ毎の前記特徴量情報に基づいて、前記ユーザを特定できるか否かを判定し、
前記提供判定部は、
前記ユーザ識別部が前記識別したユーザを特定できないと判定するユーザの有無に基づいて、前記推薦情報を提供するか否かを判定する
請求項1に記載の情報提供装置。 - 前記提供判定部は、
前記ユーザ識別部が特定した各ユーザへの推薦情報の共通部分を提供すると判定する
請求項2に記載の情報提供装置。 - 前記提供判定部は、
前記推薦情報を提供するか否かの判定よりも優先して、
前記推薦情報の属性に基づいて当該推薦情報を提供するか否かを判定する
請求項2または請求項3に記載の情報提供装置。 - 前記提供判定部は、
前記推薦情報の属性に提供条件が含まれる場合、
前記ユーザ識別部が特定したユーザの属性が、前記提供条件を満たさないユーザの有無に基づいて、前記推薦情報を提供するか否かを判定する
請求項4に記載の情報提供装置。 - 端末装置とサーバ装置とを備える情報提供システムであって、
前記端末装置または前記サーバ装置は、
各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、
前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、
前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、
前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、
を備える情報提供システム。 - 情報提供装置における方法において、
各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得過程と、
前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別過程と、
前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得過程と、
前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得過程と、
前記ユーザ識別過程において識別されたユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定過程と、
を有する情報提供方法。 - 情報提供装置のコンピュータに、
各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手順、
前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別手順、
前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得手順、
前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得手順、
前記ユーザ識別手順において識別されたユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定手順、
を実行させるためのプログラム。
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