JP2017126160A - 情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法およびプログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】推薦対象のユーザの趣味や嗜好が他のユーザに知られない情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法およびプログラムを提供する。【解決手段】識別情報取得部は各ユーザの識別情報を取得し、ユーザ識別部は、識別情報に基づいてユーザを識別し、履歴取得部はユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得し、推薦情報取得部は履歴情報に基づいてユーザに推薦する推薦情報を取得し、提供判定部はユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて推薦情報を提供するか否かを判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法およびプログラム、特にユーザに推薦情報を提供する情報提供システムに関する。
情報提供システムには、例えば、特許文献1に記載されているように、放送番組等のコンテンツへのアクセス履歴を受信装置単位で解析し、ユーザに推薦する推薦コンテンツを定めるものがある。履歴を解析する手法として、協調フィルタリング、コンテンツベースフィルタリング等の手法が用いられることがある。協調フィルタリングは、あるコンテンツを購入したユーザに、そのコンテンツと同一のコンテンツを購入した他のユーザが購入した別個のコンテンツの情報を推薦コンテンツとしてユーザの受信装置に表示するサービス、などに応用されている。推薦コンテンツの情報の表示形態には、推薦コンテンツの情報をリストにした推薦情報一覧の表示、所定のコンテンツ提供サービスへの入口となるトップページへの表示、などがある。
特開2007−221825号公報
しかしながら、推薦情報一覧が表示される位置や階層によっては、推薦コンテンツの情報への導線が複雑になることがある。その場合、推薦情報一覧がユーザに視認される頻度が低くなるので、推薦コンテンツの視聴をユーザに促す効果が限られる。他方、トップページなど、ユーザに視認される頻度が高い表示形態では、推薦対象のユーザ以外の他のユーザに推薦コンテンツの情報が視認される可能性も高い。そのため、推薦コンテンツの情報を視認した他のユーザに推薦対象のユーザの趣味や嗜好が知られてしまうという課題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、推薦対象のユーザの趣味や嗜好が他のユーザに知られない情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、を備える情報提供装置である。
本発明によれば、推薦対象のユーザの趣味や嗜好が他のユーザに知られない情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法およびプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る情報提供システムの構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る端末装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る視聴履歴情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係るEPGデータの例を示す図である。 第1の実施形態に係る推薦情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る推薦情報の表示例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報提供処理の例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係るユーザデータの例を示す図である。 第3の実施形態に係る提供判定部が選択する推薦情報の例を示す図である。 第4の実施形態に係るEPGデータの例を示す図である。 第4の実施形態に係るユーザデータの例を示す図である。 各実施形態の変形例に係る情報提供システムの構成を示す概略ブロック図である。 各実施形態の変形例に係るユーザデータの例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システム1の構成を示す概略ブロック図である。
情報提供システム1は、端末装置10、サーバ装置20およびコンテンツ送信装置30を含んで構成される。
端末装置10は、コンテンツ送信装置30から伝送路TCを介してコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータに基づいてコンテンツ(例えば、放送番組)を表示する。端末装置10は、ユーザの特徴を表す特徴量情報を取得し、取得した特徴量情報に基づいて個々のユーザを識別する。端末装置10は、識別したユーザの行動として視聴したコンテンツの履歴情報を取得する。端末装置10は、取得したユーザの特徴量情報と、履歴情報を対応付けてネットワークNWを介してサーバ装置20に送信する。端末装置10は、送信した履歴情報に基づいて取得された推薦情報をサーバ装置20から受信し、受信した推薦情報を表示する。端末装置10は、例えば、テレビジョン放送受信専用の受信装置、携帯電話機(いわゆるスマートフォンを含む)、タブレット端末装置、パーソナルコンピュータ、など各種コンテンツの受信、商品やサービスの提供に係る情報の送受信機能を有する電子機器であればよい。履歴情報は、例えば、端末装置10が表示したコンテンツとその時刻もしくは時間帯を示す視聴履歴である。
サーバ装置20は、特徴量情報と履歴情報を端末装置からネットワークNWを介して受信する。サーバ装置20は、受信した特徴量情報に基づいてユーザを識別する。サーバ装置20は、受信した履歴情報を識別したユーザ毎に集約し、集約した履歴情報に基づいて当該ユーザ毎の推薦情報を取得する。サーバ装置20は、識別したユーザの数が1であるとき、取得した推薦情報を提供すると判定し、識別したユーザの数が2以上であるとき取得した各ユーザの推薦情報を提供しないと判定する。サーバ装置20は、提供すると判定した推薦情報を端末装置10に送信する。サーバ装置20は、例えば、ウェブサーバ、データベースサーバ、またはその両者として構成されてもよい。推薦情報は、例えば、ユーザに視聴を推薦するコンテンツを示す推薦コンテンツ情報である。
コンテンツ送信装置30は、コンテンツを示すコンテンツデータを取得し、取得したコンテンツを端末装置10に伝送路TCを介して送信する。コンテンツ送信装置30は、例えば、放送局の設備を構成する送信装置である。
伝送路TCは、コンテンツデータを伝送する伝送路である。伝送路TCは、例えば、放送番組の番組データを搬送する放送波である。コンテンツデータが番組データである場合には、伝送路TCは、同時に不特定多数の送信先(例えば、端末装置10)に各種のデータを一斉に一方向的に送信することができる放送伝送路である。コンテンツデータがネットワークコンテンツである場合には、伝送路TCは、通信伝送路である。通信伝送路は、特定の送信先との間で各種のデータを双方向的に送信することができる伝送路である。その場合、伝送路TCは、ネットワークNWの一部であってもよい。
ネットワークNWは、端末装置10とサーバ装置20の間で双方向的に各種のデータを送信することができる通信伝送路である。ネットワークNWは、有線、無線またはその組み合わせであってもよい。
本実施形態において、コンテンツとは、提供される情報を人間が知覚できるように表現されたもの、例えば、画像、音声(楽音を含む)、文字、図形、記号のそれぞれ、又はそれらの組み合わせである。コンテンツは、必ずしも放送番組に限られない。ネットワークNWを介して取得される情報、例えば、ウェブベージ、データファイル、ストリームデータなどの形態で伝送される情報であってもよい。履歴情報は、ユーザが端末装置10を介して行う行動の履歴を示す情報を指す。推薦情報は、ユーザに利用を推薦する事物に係る情報を指す。
以下の説明では、主に、コンテンツがテレビジョン放送番組、履歴情報が視聴履歴、推薦情報が視聴を推薦する放送番組である場合を例にする。端末装置10は、テレビジョン受信装置又はその機能を有する携帯電話機等の電子機器である。以下の説明では、テレビジョン放送を単に放送と呼ぶことがある。また、コンテンツデータとして放送される番組データは、画像データと音声データを含み、さらに電子番組ガイド等のデータが多重化されて構成されることがある。
(端末装置の構成)
次に、端末装置10の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る端末装置10の構成を示す概略ブロック図である。
端末装置10は、チューナ111、デコード処理部112、画像処理部113、画像表示部114、音声再生部115、画像取得部116、特徴量取得部117、制御部118、EPG取得部119、視聴履歴生成部120、通信部121、操作入力部124、および人感センサ127を含んで構成される。
チューナ111は、コンテンツ送信装置30からコンテンツデータとして番組データを受信する。チューナ111は、例えば、アンテナ(図示せず)を介して、制御部118からのチャネル情報で指定されたチャネルに対応する周波数帯域に同調し、そのチャネルで受信した電波に基づく番組データを取得する。チューナ111は、受信した番組データをデコード処理部112に出力する。
デコード処理部112は、チューナ111から入力された番組データを復調する。デコード処理部112は、復調した番組データから符号化された画像データ、音声データを抽出し、それぞれ所定の画像デコード方法、音声デコード方法を用いてデコードする。デコード処理部112は、デコードした画像データを画像処理部113に出力し、デコードした音声データを音声再生部115に出力する。
画像処理部113は、デコード処理部112から入力された画像データに所定の処理を行い、その処理により得られた画像データを画像表示部114に出力する。また、画像処理部113は、通信部121の受信部122を介してサーバ装置20から推薦情報(後述)を受信することがある。画像処理部113は、所定の処理として、推薦情報を表す推薦画面を生成し、生成した推薦画面を示す推薦画面データを画像表示部114に出力する。これにより、画像処理部113は、画像処理部113から入力される推薦画面データが表す推薦情報を画像表示部114に表示させることができる。なお、画像処理部113は、推薦画面をデコード処理部112から入力される画像データが示す放送番組の画像の所定の領域に重畳してもよい。
また、画像処理部113は、制御部118が指定している内容(例えば、チャネル、音量、等)を示す所定の形式の文字(OSD:On−Screen Display)を放送番組の画像の所定の位置に重畳してもよい。画像処理部113は、EPG取得部119から入力された放送中の番組に係る番組情報を示す文字を、放送番組の画像の所定の位置に重畳してもよい。
画像表示部114は、画像処理部113から入力された画像データに基づく画像を表示する。画像表示部114は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electroluminescence)ディスプレイを含んで構成される。画像表示部114は、画像を表示する表示領域において接触物(例えば、ユーザの指)が接触した位置を検出するタッチセンサ(図示せず)を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。タッチセンサは、後述する操作入力部124の一部を形成する。
音声再生部115は、デコード処理部112から入力された音声データに基づく音声を再生する。音声再生部115は、例えば、スピーカを含んで構成される。音声再生部115は、デコード処理部112から入力された音声データが示す音声の音量を、制御部118で指定された音量に調整する。
画像取得部116には、撮影された撮像画像を表す撮像画像データが入力される。撮像画像には、画像表示部114の正面から所定の視野内に所在する被写体の画像を撮影した撮像画像データが入力される。画像取得部116は、例えば、端末装置10の正面付近の画像を撮影し、その画像を示す撮像画像データを取得する撮影部(図示せず)を一体として備える。なお、画像取得部116は、データ入出力インタフェースを含んで構成され、このデータ入出力インタフェースに有線または無線で接続された撮像部から撮像画像データが入力されてもよい。画像取得部116は、取得した撮像画像データを特徴量取得部117に出力する。
特徴量取得部117には、画像取得部116から入力された撮像画像データに基づいて画像特徴量を算出する。画像特徴量には、人の顔が表されている領域を判別するための特徴量(以下、顔領域特徴量と呼ぶ)が含まれる。顔領域特徴量として、撮像画像を細分化した複数のブロックそれぞれの画素値の統計量が利用可能である。統計量として、例えば、画素間の輝度値の平均値と合計値のセット、またはHOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量などが利用可能である。特徴量取得部117は、算出した画像特徴量を示す特徴量データを通信部121に出力する。
制御部118は、端末装置10の動作を制御する。制御部118は、操作入力部124から入力された操作信号で指示される機能を実現する処理を行う。例えば、操作信号が放送番組を受信するチャネルを示すとき、制御部118は、そのチャネルを示すチャネル情報をチューナ111と視聴履歴生成部120に出力する。また、制御部118は、人感センサ127から入力された検出信号が人の検出を示すとき、端末装置10を起動させ、当該検出信号が非検出を示すとき端末装置10の動作を停止してもよい。制御部118は、端末装置10を起動させるとき、画像処理部113から画像表示部114への画像データの出力を開始する。制御部118は、端末装置10の動作を停止するとき、画像処理部113から画像表示部114への画像データの出力を停止する。
EPG取得部119は、デコード処理部112から復調された番組データから、多重化されているEPGデータを取得し、取得したEPGデータを視聴履歴生成部120に出力する。また、EPG取得部119は、画像処理部113を介して取得したEPGデータを画像表示部114に出力してもよい。
EPGデータは、その時点において放送中もしくは放送予定の各放送番組に関する情報を示すデータである。放送番組に関する情報には、例えば、放送番組名(タイトル)、放送時間(放送開始時刻、放送終了時刻)およびチャネル番号のセットが含まれる。EPGデータには、その他の情報として、例えば、その放送番組が属するジャンル等が対応付けられていることがある。
視聴履歴生成部120は、EPG取得部119から入力されたEPGデータ、および制御部118から入力されたチャネル情報に基づいて視聴履歴情報(視聴ログ)を生成する。視聴履歴情報は、各時点における画像表示部114が表示している放送番組を特定する情報(例えば、チャネル)を含む情報である。放送番組を特定する情報には、端末装置10の機器ID(Identifier)とユーザIDのいずれか一方または両方とが対応付けられてもよい。視聴履歴生成部120は、生成した視聴履歴情報を通信部121に出力する。視聴履歴生成部120が視聴履歴情報を出力するタイミングは、例えば、所定時間(例えば、1分)毎であってもよいし、制御部118からチャネルデータ等の操作入力に応じたデータが入力された時点、または放送されている放送番組が変更された時点でもよい。
通信部121は、ネットワークNWを介してサーバ装置20との間で各種のデータを送受信する。通信部121は、受信部122および送信部123を備える。受信部122は、サーバ装置20から受信した受信データを、端末装置10の他の構成部、例えば、画像処理部113に出力する。送信部123は、端末装置10の他の構成部、例えば、視聴履歴生成部120から入力された視聴履歴情報と特徴量データをサーバ装置20にネットワークNWを介して送信する。
操作入力部124は、ユーザによる操作に応じた機能を示す操作入力信号を取得し、取得した操作入力信号を制御部118に出力する。操作入力信号が示す機能には、例えば、放送番組を受信しようとするチャネル、画像表示部114で表示される画像の色調、音声再生部115で再生される音声の音量、端末装置10の動作の開始もしくは停止、等がある。操作入力部124は、例えば、操作パネル125とリモコン受信部126を備える。
操作パネル125は、ユーザによる操作を受け付け、対応する機能を示す操作入力信号を生成する操作部材を有し、操作部材のそれぞれが端末装置10の表面に互いに異なる位置に配置されていてもよい。操作部材は、例えば、ボタン、つまみ、等である。
リモコン受信部126は、遠隔操作機器(図示せず、以下、リモコンと呼ぶ)から予め定めたデータ形式で構成された操作入力信号を無線で受信する。リモコン受信部126は、受信した操作入力信号を制御部118に出力する。リモコンは、例えば、操作入力部124と同様の操作部材を備えていてもよい。リモコンは、ハードウェアで形成される専用の機器であってもよいし、所定のプログラムを動作することでディスプレイタッチパネルやキーボード等の操作部材を備えた他の電子機器(例えば、多機能携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末装置)で実現されてもよい。
なお、操作入力部124は、操作パネル125とリモコン受信部126のうちいずれか一方を備え、その他方が省略されていてもよい。
人感センサ127は、端末装置10の周囲に所在する人を検出するセンサである。人感センサ127の検出範囲は、画像表示部114に表示された画像を視認可能な範囲、例えば、画像表示部114から5m以内であって、正面の法線方向から30°である。人感センサ127は、人を検出したこと(検出)または人を検出していないこと(非検出)を示す検出信号を制御部118に出力する。
(サーバ装置の構成)
次に、本実施形態に係るサーバ装置20の構成について説明する。図3は、本実施形態に係るサーバ装置20の構成を示すブロック図である。
サーバ装置20は、通信部211、特徴量取得部216、ユーザ識別部217、視聴履歴取得部218、EPG取得部225、推薦情報取得部226、提供判定部229および記憶部231を含んで構成される。通信部211、特徴量取得部216、ユーザ識別部217、視聴履歴取得部218、EPG取得部225、推薦情報取得部226、提供判定部229および記憶部231は、バス(母線)を介して相互に各種のデータが入出力可能に接続されている。
通信部211は、ネットワークNWを介して端末装置10との間でデータを送受信する。通信部211は、受信部212および送信部213を備える。受信部212は、端末装置10から受信した受信データを、サーバ装置20の他の構成部、例えば、視聴履歴取得部218に出力する。送信部213は、サーバ装置20の他の構成部、例えば、推薦情報取得部226から入力された送信データを端末装置10に送信する。
特徴量取得部216は、受信部212から入力される受信データから特徴量データを抽出する。特徴量取得部216は、抽出した特徴量データをユーザ識別部217に出力する。
ユーザ識別部217は、特徴量取得部216から入力された特徴量データに基づいて端末装置10において撮像された撮像画像に表されたユーザを識別する。ユーザ識別部217は、特徴量データに含まれる顔領域特徴量を用いて、撮像画像から人間の顔が表されている顔領域を検出する。ここで、ユーザ識別部217は、撮像画像を構成するブロック毎の顔領域特徴量が、予め設定された顔領域特徴量の範囲内であるか否かによって、そのブロックが顔領域に属するか否かを判定する。ユーザ識別部は、顔領域に属すると判定された空間的に連続したブロックの1つの組を1人のユーザの顔領域であると判定する。ユーザ識別部217は、検出した顔領域の数を識別したユーザの数として計数する。1つの撮像画像から識別されるユーザの数は、1に限られず、2以上または0の場合もある。ユーザ識別部217は、識別されるユーザの数を示すユーザ識別情報を提供判定部229に出力する。なお、ユーザ識別部217は、顔領域を検出する際、所定の大きさよりも小さい顔領域を棄却し、大きさが所定の大きさ以上である顔領域を1人の顔領域として採用してもよい。これにより、顔領域特徴量が、偶然に人間の顔を表す部分の顔領域特徴量の範囲内となる領域が顔領域として誤判定されることを防止することができる。また、撮像部と近接して設置される画像表示部114から遠い位置に所在するために推薦情報を視認することが困難なユーザの検出を抑制することができる。
視聴履歴取得部218は、受信部212から入力される受信データから視聴履歴情報を抽出する。視聴履歴取得部218は、抽出した視聴履歴情報を端末装置10の登録ユーザ毎に記憶部231に記憶する。記憶部231には、登録ユーザ毎の視聴履歴情報が累積される。
EPG取得部225は、サーバ装置20の外部からEPGデータを取得する。EPG取得部225は、ネットワークNWを介して放送事業者の情報提供装置(図示せず)から受信してもよい。また、EPG取得部225は、コンテンツ送信装置30から伝送路TCを介して受信した番組データからEPGデータを抽出してもよい。EPG取得部225は、取得したEPGデータを記憶部231に順次記憶する。記憶部231には、EPGデータがチャネル毎に累積される。なお、EPG取得部225は、記憶部231に記憶したEPGデータから、その時点において放送時間が経過した放送番組に係る放送番組情報を消去してもよい。これにより、過去の放送された放送番組に係る放送番組情報が推薦情報の候補から除外される。
推薦情報取得部226は、記憶部231に記憶した端末装置10からの視聴履歴情報に基づいて、サーバ装置20に提供される提供情報から端末装置10の登録ユーザへの推薦情報を選択する。推薦情報取得部226は、推薦情報の候補である提供情報として、例えば、記憶部231に記憶されたEPGデータに含まれる放送番組情報が利用可能である。推薦情報取得部226は、選択した登録ユーザへの推薦情報を提供判定部229に出力する。
提供判定部229は、ユーザ識別部217から入力されるユーザ識別情報に基づいて推薦情報取得部226から入力される推薦情報について、提供の可否を判定する。提供判定部229は、ユーザ識別情報が示すユーザの数が1である場合、提供可と判定し、ユーザ識別情報が示すユーザの数が2以上である場合、提供不可と判定する。なお、ユーザ識別情報が示すユーザの数が0である場合には、提供判定部229は、提供不可と判定してもよい。提供判定部229は、提供可と判定する場合、登録ユーザの視聴履歴情報に基づいて取得した推薦情報をその視聴履歴情報の送信元である端末装置10に送信部213を介して送信する。提供判定部229は、提供不可と判定する場合、推薦情報を送信しない。
(視聴履歴情報)
次に、視聴履歴情報の例について説明する。図4は、本実施形態に係る視聴履歴情報の例を示す図である。
図4に示す例では、視聴履歴情報は、ユーザID、タイトル、地域、チャネル、および日時が対応付けて形成される視聴記録を、日時を跨いで累積して形成される。そのうち、タイトル、地域およびチャネルが端末装置10において視聴された放送番組を識別する情報である。ユーザIDは、予め登録ユーザを特定する識別情報である。タイトルは、端末装置10において視聴された放送番組の番組名である。地域は、放送された地域の地域コードである。日時は、視聴された日時を示す。この例では、1分間隔で番組に関する情報が記録される。
(EPGデータ)
次に、EPGデータの例について説明する。図5は、本実施形態に係るEPGデータの例を示す図である。
図5に示す例では、EPGデータは、番組名(タイトル)、放送時間(年月日、時間)、地域、チャネル、ジャンル、および詳細が対応付けて形成される放送番組毎の番組情報を、放送番組を跨いで累積して形成される。そのうち、タイトルは、放送予定の放送番組の番組名を示す。年月日は放送予定の日付を示す。時間は、その日における放送予定の時間帯を示す。地域は、放送予定の地域を示す。チャネルは、放送予定のチャネルを示す。ジャンルは、その放送番組が属するジャンルを示す。詳細には、その番組に係る説明文、その他、番組を特定する際の手がかりとなる情報が含まれる。
(推薦情報の選択)
次に、推薦情報取得部226が提供情報から推薦情報を選択する手法について説明する。推薦情報取得部226は、視聴履歴情報とEPGデータに基づいて登録ユーザが現在までに視聴した放送番組が属するジャンル毎の件数の分布と(ジャンル解析)、放送された時間帯毎の件数もしくは視聴時間の分布を解析する(時間帯解析)。推薦情報取得部226は、解析したジャンル毎の件数の分布と、視聴時間の分布を記憶部231に記憶する。
推薦情報取得部226は、予め定めたポイントテーブルと、解析したジャンル毎の件数と時間帯毎の件数もしくは視聴時間を参照して、放送予定の放送番組毎のジャンルに応じたポイントと、時間帯に応じたポイントを加算して当該放送番組のポイントを算出する(ポイント算出)。ポイントテーブルには、ジャンル毎の件数とポイントとの関係を示すジャンルテーブルと、時間帯毎の件数もしくは視聴時間とポイントとの関係を示す時間帯テーブルが含まれる。そして、推薦情報取得部226は、算出したポイントが最も高いものから降順に所定の件数の放送番組情報を推薦情報として選択する(推薦情報選択)。
なお、推薦情報取得部226は、上述したジャンル解析に代えて、またはジャンル解析とともに、キーワード解析を行って放送番組情報から当該ユーザへの推薦情報を選択してもよい。キーワード解析では、提供情報に対応付けられたキーワードと、視聴履歴情報もしくはEPGデータを構成する放送番組に係るキーワードについて上述したジャンル解析と同様な処理が行われてもよい。解析対象のキーワードは、当該放送番組に対して予め設定されたキーワードでもよいし、EPGデータに予め設定された説明文(例えば、図5に記載の詳細)その他の当該放送番組に係るテキスト(例えば、図5に記載のタイトル)から、例えば、TF−IDF法等の手法を用いて抽出される特徴語句であってもよい。また、推薦情報取得部226は、ポイント算出に代え、またはポイント算出とともに、放送番組毎に特定されたキーワードに基づいてベクトル解析を行ってもよい。より具体的には、推薦情報取得部226は、EPGデータに含まれる放送番組毎の放送番組情報から特定される1個または複数のキーワードの特徴を表す特徴ベクトルを公知のベクトル解析処理を用いて算出する。ベクトル解析処理において、例えば、word2vecなどの手法が利用可能である。そして、推薦情報取得部226は、算出した放送番組毎の特徴ベクトルのうち、ユーザ毎の視聴履歴情報に含まれる各放送番組の特徴ベクトルの放送番組間の総和を代表ベクトルとして算出する。推薦情報取得部226は、算出した代表ベクトルとの類似度を示す指標値を算出し、EPGデータが示す推薦対象となる現在放送中または将来放送予定の放送番組から最も類似度が高い放送番組から降順に所定の件数の放送番組に係る放送番組情報のそれぞれを推薦情報として選択する。
(推薦情報)
次に、推薦情報の例について説明する。図6は、本実施形態に係る推薦情報の例を示す図である。図6に示す例では、推薦情報はコンテンツIDとタイトルが対応付けて形成される推薦コンテンツ情報を1個または複数個含んで構成される。コンテンツIDは、推薦対象のコンテンツを特定する識別情報である。タイトルは、推薦対象のコンテンツの名称、例えば、放送番組の番組名、映画やドラマの作品名、等である。推薦情報には、個々のコンテンツの属性や概要を示す情報が含まれてもよい。これらの情報は、EPGデータから当該放送番組について抽出された情報であってもよい。
図7は、本実施形態に係る画像表示部114に表示される推薦情報の例を示す図である。図7に示す例では、推薦情報RCは、画像表示部114の表示領域の右下端から所定の範囲内において表示される。表示される推薦情報RCには、表示される情報が推薦情報である旨を示す文字列「あなたへのおすすめ」と、推薦対象の放送番組のタイトル「サッカー中継」と「Xの秘密」を示す文字列とが含まれる。図7に示すように、提供判定部229からの推薦情報に複数の推薦コンテンツ情報が含まれる場合には、それらの表示順序は、例えば、コンテンツ毎に算出された上述のポイントもしくは類似度の降順である。また、推薦情報のうちコンテンツIDは、必ずしも画像表示部114に表示されなくてもよい。提供判定部229から推薦情報が提供されない場合には、推薦情報RCは表示されない。なお、推薦情報RCの表示態様は、図7に示す例に限られない。例えば、放送番組毎の放送時間、チャンネルがさらに表示されてもよいし、各放送番組のタイトルが個々のアイコンに表示されてもよい。
(情報提供処理)
次に、本実施形態に係る情報提供処理の例について説明する。図8は、本実施形態に係る情報提供処理の例を示すシーケンス図である。本実施形態に係る情報提供処理は、実線で示すステップS101−1、S102−1、S103−1、S104−2、S105−2、S106−2、S107−1、S108−1、およびS109−2を含む。
(ステップS101−1)人感センサ127が端末装置10から所定の検出範囲内において人を検出するとき、制御部118は、端末装置10の動作を開始する(起動)。その後、ステップS102−1に進む。
(ステップS102−1)画像取得部116は、端末装置10から所定の視野内で撮像して得られる撮像画像データを取得する。その後、ステップS103−1に進む。
(ステップS103−1)特徴量取得部117は、撮像画像データに基づいて画像特徴量を算出する。特徴量取得部117は、算出した画像特徴量を示す特徴量データをサーバ装置20に送信する。その後、ステップS104−2に進む。
(ステップS104−2)サーバ装置20の特徴量取得部216は、端末装置10から特徴量データを受信する。ユーザ識別部217は、ユーザ識別部217は、特徴量データに基づいてユーザの顔領域を検出し、検出された顔領域の数を識別されるユーザの数として計数する。その後、ステップS105−2に進む。
(ステップS105−2)推薦情報取得部226は、その時点までに端末装置10から受信した視聴履歴情報に基づいて、サーバ装置20に提供される提供情報から、端末装置10の登録ユーザへの推薦情報を選択する。その後、ステップS106−2に進む。
(ステップS106−2)提供判定部229は、識別されるユーザの数が1である場合、推薦情報を提供可と判定し、当該推薦情報を端末装置10に送信する。提供判定部229は、識別されるユーザの数が2以上である場合、推定情報を提供否と判定し、当該推薦情報を送信しない。その後、ステップS107−1に進む。
(ステップS107−1)端末装置10の画像処理部113は、サーバ装置20から受信した推薦情報を表す推薦画面データを画像表示部114に出力する。画像表示部114は、推薦画面データに基づく推薦情報を表示する。その後、ステップS108−1に進む。
(ステップS108−1)視聴履歴生成部120は、その時点において画像が表示されている放送番組に関する情報を視聴履歴情報として生成し、生成した視聴履歴情報をサーバ装置20に送信する。その後、ステップS109−2に進む。
(ステップS109−2)サーバ装置20の視聴履歴取得部218は、端末装置10から受信した視聴履歴情報を受信し、受信した視聴履歴情報を記憶部231に順次記憶する。その後、ステップS101−2〜S109−2の処理を繰り返す。また、人感センサ127が端末装置10から所定の検出範囲内において人が検出されなくなるとき、制御部118は、端末装置10の動作を停止し、図8に示す処理を終了する。
なお、ステップS101−1〜S107−1の処理と、ステップS108−1ならびにS109−2の処理とは、必ずしも同期していなくてもよく、独立であってもよい。ステップS101−1〜S107−1の処理と、ステップS108−1ならびにS109−2の処理とは、並列であってもよいし、ステップS108−1ならびにS109−2の処理は、ステップS101−1〜S107−1の処理より先行してもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る情報提供装置としてサーバ装置20は各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部として特徴量取得部216を備える。また、サーバ装置20は、識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部217と、ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部として視聴履歴取得部218を備える。また、サーバ装置20は、履歴情報に基づいてユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部226と、ユーザ識別部217が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部229を備える。
この構成により、ユーザの数が1であるとき端末装置10は、サーバ装置20から取得した推薦情報を表示することができ、ユーザの数が2以上であるとき、サーバ装置20から推薦情報が提供されない。そのため、ユーザの数が2以上であるとき、1人の登録ユーザ以外の他のユーザが、端末装置10の登録ユーザの推薦情報を通じて嗜好や趣味を知られることを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。特に断らない限り、上述した実施形態と共通の構成については同一の符号を付して、その説明を援用する。
本実施形態に係るサーバ装置20のユーザ識別部217は、予め記憶部231に記憶した登録ユーザ毎の特徴量データに基づいて、特徴量取得部216から入力された特徴量データが示す人が、いずれの登録ユーザであるか、もしくは未登録ユーザであるかを認識する。より具体的には、ユーザ識別部217は、判定した顔領域毎に、登録ユーザ毎の特徴量データとの類似度を算出し、算出した類似度のうち最も高く、かつ最も高い類似度が所定の類似度の閾値よりも高い認識特徴量に係る登録ユーザを、当該顔領域に表された人であると特定する。また、ユーザ識別部217は、算出した最も高い類似度が所定の類似度の閾値以下である場合、顔領域に表された人がどの登録ユーザとしても特定できないため、未登録ユーザであると判定する。ユーザ識別部217は、顔領域毎に判定した登録ユーザ、または未登録ユーザを示すユーザ認識情報を提供判定部229に出力する。サーバ装置20は、図9に示すように端末装置10から予めユーザ毎の特徴量データを取得しておき、記憶部231に個別ユーザIDと対応付けてなるユーザデータを記憶しておいてもよい。個別ユーザIDは、端末装置10に係るユーザIDに対応付けられる登録ユーザの個々を識別するための識別情報である。ユーザの識別、登録ユーザの特定において、ユーザ識別部217は、公知の画像認識技術、例えば、Adaboostを利用してもよい。
なお、端末装置10の特徴量取得部117は、画像特徴量としてユーザ識別部217がユーザを認識するための認識特徴量をさらに算出してもよい。認識特徴量として、例えば、Gabor Wavelet変換による特徴点抽出処理により得られる特徴量の座標のセットを用いることができる。特徴点は、例えば、顔の器官の特徴的な部分の位置を示す。特徴量は、周波数と方位によって異なる予め定めた複数のWaveletについて算出される。認識特徴量が、Wavelet毎の特徴点の座標のセットである場合、類似度として、Wavelet毎の特徴量を要素とする特徴量ベクトル間の内積が利用可能である。算出される内積が大きいほど、類似度が高いと判定される。
提供判定部229は、ユーザ認識情報が示すユーザがいずれかの登録ユーザである場合、
推薦情報取得部226から入力される推薦情報について、提供可と判定する。提供判定部229は、ユーザ認識情報が示すユーザに未登録ユーザが含まれる場合、当該推薦情報について提供不可と判定する。提供判定部229は、提供可と判定する場合、当該推薦情報を当該視聴履歴情報の送信元である端末装置10に送信部213を介して送信する。提供判定部229は、提供不可と判定する場合、推薦情報を送信しない。
以上に説明したように、本実施形態に係るサーバ装置20において、特徴量取得部216は、識別情報としてユーザの顔の特徴を表す撮像画像に基づく特徴量情報を取得し、ユーザ識別部217は、予め取得したユーザ毎の特徴量情報に基づいて、ユーザを特定できるか否かを判定する。また、提供判定部229は、ユーザ識別部217が識別したユーザを特定できないと判定するユーザの有無に基づいて、推薦情報を提供するか否かを判定する。
この構成により、端末装置10に周囲に特定されない未登録ユーザがないときには推薦情報が表示され、未登録ユーザがいるときには推薦情報が表示されない。そのため、未登録ユーザに、推薦情報を通じて端末装置10の登録ユーザの趣味や嗜好が知られることを防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。特に断らない限り、上述した実施形態と共通の構成については同一の符号を付して、その説明を援用する。
本実施形態に係るサーバ装置20のユーザ識別部217は、第2の実施形態に係るユーザ識別部217と同様の構成を備え、ユーザ認識情報を視聴履歴取得部218および推薦情報取得部226に出力する。
視聴履歴取得部218は、ユーザ識別部217から入力されるユーザ認識情報が示す登録ユーザ毎に、受信データから抽出した視聴履歴情報を記憶部231に記憶する。これにより、登録ユーザ毎の視聴履歴情報が形成される。
推薦情報取得部226は、ユーザ識別部217から入力されるユーザ認識情報が示す各ユーザの視聴履歴情報を読み出す。推薦情報取得部226は、読み出した視聴履歴情報に基づいて上述した手法を用いて各ユーザの推薦情報を選択する。選択される推薦情報は、端末装置10が取得した撮像画像に表された各ユーザの推薦情報に相当する。推薦情報取得部226は、選択した推薦情報を提供判定部229に出力する。
提供判定部229は、推薦情報取得部226から入力される各ユーザの推薦情報から、提供する情報としてユーザ間の共通部分を選択する。提供判定部229は、選択した共通部分の推薦情報を端末装置10に送信部213を介して送信する。例えば、ユーザ1、2の推薦情報が図6の(a)、(b)に示すものである場合、図10に示すユーザ1、2間の共通部分として、それぞれコンテンツID1、6に対応付けられているコンテンツ1、30が提供する推薦情報として選択される。なお、複数の登録ユーザ間において、それぞれの推薦情報の共通部分が存在しない場合には、推薦情報が選択されない。共通部分が存在しない場合には、提供判定部229は、空集合を示す推薦情報を端末装置10に送信してもよい。端末装置10の画像処理部113は、空集合を示す推薦情報をサーバ装置20から受信するとき、推薦情報に基づく推薦画面データを生成しない。また、未登録ユーザについては、推薦情報取得部226は、推薦情報を選択しない。つまり、登録ユーザと未登録ユーザとが識別される場合には、選択されるべき共通部分となる推薦情報が存在しないので、提供判定部229は、推薦情報を端末装置10に送信しない。
以上に説明したように、本実施形態に係るサーバ装置20において、提供判定部229は、ユーザ識別部217が特定した各登録ユーザへの推薦情報の共通部分を提供すると判定し、提供すると判定した共通部分を端末装置10に送信する。
この構成により、端末装置10またはその近傍に所在する複数の登録ユーザ間で共通する推薦情報が知られることが許容される一方で、共通しない推薦情報を通じて登録ユーザ間で異なる趣味や嗜好が知られることや、未登録ユーザに登録ユーザの趣味や嗜好が知られることを防止することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。特に断らない限り、上述した実施形態と共通の構成については同一の符号を付して、その説明を援用する。
本実施形態に係るサーバ装置20のユーザ識別部217は、第1ないし第3の実施形態に係るユーザ識別部217と同様の構成を備え、ユーザ認識情報を視聴履歴取得部218および推薦情報取得部226に出力する。
提供判定部229は、推薦情報取得部226から入力される各ユーザの推薦情報が示す放送番組のうち、当該放送番組の属性に基づいて当該放送番組に係る推薦情報の提供の要否を判定する。例えば、視聴制限が課されている放送番組については、提供判定部229は提供否と判定する。放送番組の属性を判定するために、提供判定部229は、EPGデータを参照してもよい。図11に示す例では、放送番組「Bの冒険」、「Xの秘密」には、それぞれ15歳未満の視聴者に対する視聴制限(15−R)、18歳未満の視聴者に対する視聴制限(18−R)が設定されている。ユーザ1への推薦情報に「Bの冒険」が含まれている場合を仮定すると、提供判定部229は、「Bの冒険」に係る推薦情報を提供否と判定し、ユーザ1への推薦情報から除外する。ユーザ2への推薦情報に「Xの秘密」が含まれている場合を仮定すると、提供判定部229は、「Xの冒険」に係る推薦情報を提供否と判定し、ユーザ2への推薦情報から除外する。従って、ユーザ識別部217から入力されるユーザ識別情報に未登録のユーザが含まれるか否か、またはユーザ1、2間の共通部分の有無に関わらず、提供否と判定した放送番組に係る推薦情報は端末装置10に提供されない。
なお、提供判定部229は、視聴制限が課されている放送番組については、予め記憶部231に記憶したユーザデータが示す登録ユーザ毎の属性を参照して、全ての登録ユーザについて視聴制限を受けず、所定の視聴条件を満たす場合、提供可と判定してもよい。例えば、図12に示すユーザデータは、ユーザ1、2の年齢が、それぞれ24歳、16歳であることを示す。ユーザ1、2の推薦情報に視聴制限(15−R)が課された「Bの冒険」と視聴制限(18−R)が課された「Xの秘密」が含まれる場合を仮定する。その場合、「Bの冒険」について視聴制限を受け、視聴条件を満たさないユーザ2がいるため、提供判定部229は、「Bの冒険」に係る推薦情報を提供否と判定し、ユーザ1、2への推薦情報から除外する。他方、「Xの秘密」について視聴制限を受ける登録ユーザはおらず、ユーザ1、2ともに視聴の条件を満たすため、提供判定部229は、「Xの秘密」に係る推薦情報を提供可と判定する。ユーザ1、2への推薦情報から除外しない。そして、提供判定部229は、ユーザ1、2間の共通部分である「Xの秘密」に係る推薦情報を提供可と判定し、端末装置10に送信する。
他方、提供判定部229は、あらゆるユーザに共通する事物に関し、嗜好や趣味と無関係もしくは関連性が低いジャンルに属する放送番組の推薦情報を提供可と判定する。そのようなジャンルには、例えば、ニュース、気象情報、交通情報、災害情報、官公庁からの案内情報などがある。これらの情報は、周知を主目的として報道されるためである。図11に示す例では、放送番組「報道ニュース」のジャンルは「ニュース」である。ユーザ1への推薦情報に「報道ニュース」が含まれている場合を仮定すると、提供判定部229は、「報道ニュース」に係る推薦情報を提供可と判定する。従って、ユーザ識別部217から入力されるユーザ識別情報に未登録のユーザが含まれるか否かに関わらず、またはユーザ1、2間の共通部分の有無に関わらず、提供可と判定した放送番組に係る推薦情報を端末装置10に提供する。なお、第1の実施形態に係るユーザ識別部217のように特徴量に基づいて個々の登録ユーザを認識しない場合でも、推薦情報取得部226から取得された推薦情報のうち、嗜好や趣味と無関係もしくは関連性が低いジャンルに属する放送番組についての推薦情報を提供可と判定してもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係るサーバ装置20において、提供判定部229は、上述した実施形態における推薦情報を提供するか否かの判定よりも優先して、推薦情報の属性に基づいて推薦情報を提供するか否かを判定する。
この構成により、例えば、視聴制限が課されている推薦情報に対する制限を課すことや、趣味や嗜好と無関係もしくは関連性が低い推薦情報に対する制限を回避することができる。そのため、ユーザによる推薦情報の必要性と情報提供者による提供の意図をより反映することができる。
また、提供判定部229は、推薦情報の属性に提供条件として視聴制限が含まれる場合、ユーザ識別部217が特定したユーザの属性が提供条件を満たさないユーザの有無に基づいて、推薦情報を提供するか否かを判定する。
この構成により、提供条件を満たす登録ユーザのみの場合には推薦情報が提供され、提供条件を満たさない登録ユーザがある場合や、未登録ユーザがある場合には、その推薦情報は提供されない。そのため、提供条件を満たさない登録ユーザや、未登録ユーザには当該提供条件に係る推薦情報を通じて、当該提供条件を満たす登録ユーザの趣味や嗜好が知られることを防止することができる。
(変形例)
上述では、履歴情報が主に端末装置10がコンテンツ送信装置30から受信された放送番組の履歴を示す視聴履歴情報である場合を例にしたが、これには限られない。履歴情報として、例えば、ビデオオンデマンド等のネットワークコンテンツの視聴履歴、ウェブページのアクセスログ、ネットワークNWに接続された他のサーバ装置(図示せず)を介して提供される事物の購入履歴、利用履歴、閲覧履歴、レンタル履歴なども用いられてもよい。また、推薦情報が主に端末装置10のユーザに視聴を推薦する放送番組である場合を例にしたが、これには限られない。推薦情報として、放送番組情報に代えて、または放送番組情報とともに、その他の種別の提供情報が扱われてもよい。その他の種別の提供情報として、例えば、物品またはサービスの広告、各種の案内情報が扱われてもよい。推薦情報には、その事物の提供元、提供日時、制作者、表題、等、その事物を特定または特徴づける情報を含んで構成されてもよい。その他の提供情報を扱う場合、推薦情報取得部226は、上述した視聴履歴情報に基づいて推薦情報を定める手法を、その他の種別の提供情報に応用してもよい。但し、推薦情報取得部226は、EPGデータに含まれる放送番組情報に相当する情報として、所定の提供情報テーブルに含まれる各種の提供情報を参照してもよいし、推薦情報の候補となる案内情報に付随もしくは対応付けられるメタデータを提供情報として参照してもよい。例えば、推薦対象の事物が映像コンテンツである場合、その映像データファイルのヘッダに記述された提供情報が参照されてもよい。推薦対象の事物を示すコンテンツデータが、HTML(Hyper Text Modelling Language)などのモデリング言語で記述されたデータファイルである場合には、そのデータファイルで記述されるタイトルの他、ジャンル、説明文などの各項目が提供情報として参照されてもよい。また、放送番組情報が扱われない場合には、EPG取得部119、225は省略されてもよい。
また、上述では、ユーザの識別ならびに特定において撮像画像の画像データから算出されたユーザの顔の特徴を示す画像特徴量を用いる場合を例にしたが、これには限られない。ユーザの身体の特徴として、ユーザ識別部217は、ユーザの虹彩もしくは指紋のパターンを示す画像特徴量を用いてもよい。なお、ユーザ識別部217は、人感センサ127から入力される検出信号が示す人の位置に基づいて、検出範囲内に所在するユーザもしくはそれらの数を識別してもよい。
図2に示すように、端末装置10が画像表示部114、音声再生部115、画像取得部116および人感センサ127を備える場合を例にしたが、これには限られない。画像表示部114、音声再生部115、画像取得部116および人感センサ127と無線もしくは有線で接続されていれば、これらのいずれかもしくは任意の組み合わせは、端末装置10のその他の部分とは別体であってもよい。
なお、図2、3に示すように、端末装置10が特徴量取得部117を備え、サーバ装置20がユーザ識別部217、推薦情報取得部226および提供判定部229を備える場合を例にしたが、これには限られない。端末装置10とサーバ装置20との間の機能構成の分担は、次に説明するように変更されてもよい。例えば、端末装置10がユーザ識別部217−1(図示せず)をさらに備え、かつ、サーバ装置20においてユーザ識別部217が省略されてもよい。ユーザ識別部217−1は、ユーザ識別部217と同様の機能構成を備え、図8に示すステップS104−1の処理を行う。ステップS104−1の処理として、ユーザ識別部217−1は、ステップS103−1の処理において特徴量取得部117が取得した特徴量データに基づいてユーザの顔領域を検出し、検出された顔領域の数を識別されるユーザの数として計数する。その後、ステップS105−2に進む。
また、図2に示す端末装置10において特徴量取得部117が省略されてもよい。図3に示すサーバ装置20において特徴量取得部216は、特徴量取得部117と同様の機能構成を備え、図8に示すステップS103−2の処理を行う。ステップS103−2の処理として、特徴量取得部216は、ステップS102−1において画像取得部116が取得した撮像画像データに基づいて画像特徴量を算出する。特徴量取得部216は、算出した画像特徴量を示す特徴量データをユーザ識別部217に出力する。その後、ステップS104−2に進む。
また、図2に示す端末装置10が提供判定部229−1(図示せず)をさらに備え、かつ、サーバ装置20において提供判定部229が省略されてもよい。提供判定部229−1は、提供判定部229と同様の機能構成を備え、図8に示すステップS106−1の処理を行う。ステップS106−1の処理として、提供判定部229−1は、ステップS105−2においてユーザ識別部217が識別したユーザの数が1である場合、推薦情報を提供可と判定し、当該推薦情報を端末装置10に送信する。提供判定部229−1は、ユーザ識別部217が識別したユーザの数が2以上である場合、推定情報を提供否と判定し、当該推薦情報を送信しない。その後、ステップS107−1に進む。
なお、上述の提供判定部229−1の機能は、第1の実施形態に係る提供判定部229の機能と同様であってもよいし、第2ないし第4のいずれの実施形態に係る提供判定部229の機能と同様であってもよい。
情報提供システム1は、図13に示すように、さらにルータ14を含んで構成されてもよい。図13に示す例では、コンテンツ送信装置30または各種のサーバ装置の図示が省略されている。ルータ14は、1または複数の端末装置10−1、10−2等とサーバ装置20との間で各種のデータを中継する。端末装置10−1、10−2等は、それぞれ端末装置10と同様の機能構成を備える。ルータ14の配下である端末装置10−1、10−2等の相互間において、小規模ネットワーク(LAN:Local Area Network)が形成される。小規模ネットワーク内では、ルータ14と端末装置10−1、10−2等は、個々に異なるIPアドレス(プライベートアドレス)を用いて送受信先が識別される。これに対し、サーバ装置20は、送受信先として端末装置10−1、10−2等を特定するとき、ルータ14に割り当てられる共通のIPアドレス(グローバルアドレス)と端末装置10−1、10−2等のそれぞれの機器IDを用いる。機器IDとして、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスが利用可能である。そこで、端末装置10−1、10−2等間で、共通の1つのユーザIDが用いられる場合には、ユーザ識別部217および提供判定部229は、ルータ14を介して受信したユーザIDと機器IDの組を用いて、送受信先である個々の端末装置のユーザを識別してもよい。そこで、サーバ装置20では、図14に示すように各端末装置の機器IDを特徴量に代えて個別ユーザIDと対応付けてなるユーザデータを記憶部231に記憶しておいてもよい。記憶したユーザ認識情報は、ユーザ識別部217における各ユーザの識別に用いられる。提供判定部229は、ユーザIDが共通の端末装置10−1、10−2等に対して共通の推薦情報を送信するときでも、上述した推薦情報に係る提供の可否判断により、ある端末装置の登録ユーザの趣味や嗜好が他の端末装置の登録ユーザに知られることが防止される。また、人感センサ127がユーザの位置を検出することができる場合には、検出した位置がユーザ識別情報としてユーザ識別部217における各ユーザの識別に用いられてもよい。
なお、上述した端末装置10の一部、例えば、デコード処理部112、画像処理部113、特徴量取得部117、制御部118、EPG取得部119、視聴履歴生成部120、サーバ装置20の一部、例えば、特徴量取得部216、ユーザ識別部217、視聴履歴取得部218、EPG取得部225、推薦情報取得部226および提供判定部229をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置10またはサーバ装置20に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における端末装置10およびサーバ装置20の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。端末装置10およびサーバ装置20の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
なお、上述した実施形態ならびに変形例は、次の態様で実施されてもよい。
(1)各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、を備える情報提供装置。
(2)(1)の情報提供装置であって、前記識別情報取得部は、前記識別情報として前記ユーザの身体の特徴を表す特徴量情報を取得し、前記ユーザ識別部は、予め取得したユーザ毎の前記特徴量情報に基づいて、前記ユーザを特定できるか否かを判定し、前記提供判定部は、前記ユーザ識別部が前記識別したユーザを特定できないと判定するユーザの有無に基づいて、前記推薦情報を提供するか否かを判定する。
(3)(2)の情報提供装置であって、前記提供判定部は、前記ユーザ識別部が特定した各ユーザへの推薦情報の共通部分を提供すると判定する。
(4)(2)または(3)の情報提供装置であって、前記提供判定部は、前記推薦情報を提供するか否かの判定よりも優先して、前記推薦情報の属性に基づいて当該推薦情報を提供するか否かを判定する。
(5)(4)の情報提供装置であって、前記提供判定部は、前記推薦情報の属性に提供条件が含まれる場合、前記ユーザ識別部が特定したユーザの属性が、前記提供条件を満たさないユーザの有無に基づいて、前記推薦情報を提供するか否かを判定する。
(6)端末装置とサーバ装置とを備える情報提供システムであって、前記端末装置または前記サーバ装置は、各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、を備える情報提供システム。
(7)情報提供装置における方法において、各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得過程と、前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別過程と、前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得過程と、前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得過程と、前記ユーザ識別過程において識別されたユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定過程と、を有する情報提供方法。
(8)情報提供装置のコンピュータに、各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手順、前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別手順、前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得手順、前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得手順、前記ユーザ識別手順において識別されたユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定手順、を実行させるためのプログラム。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1…情報提供システム、10…端末装置、14…ルータ、20…サーバ装置、111…チューナ、112…デコード処理部、113…画像処理部、114…画像表示部、115…音声再生部、116…画像取得部、117…特徴量取得部、118…制御部、119…EPG取得部、120…視聴履歴生成部、121…通信部、122…受信部、123…送信部、124…操作入力部、125…操作パネル、126…リモコン受信部、127…人感センサ、211…通信部、212…受信部、213…送信部、216…特徴量取得部、217…ユーザ識別部、218…視聴履歴取得部、225…EPG取得部、226…推薦情報取得部、229…提供判定部、231…記憶部、TC…伝送路、NW…ネットワーク

Claims (8)

  1. 各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、
    前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、
    前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、
    前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、
    を備える情報提供装置。
  2. 前記識別情報取得部は、
    前記識別情報として前記ユーザの身体の特徴を表す特徴量情報を取得し、
    前記ユーザ識別部は、
    予め取得したユーザ毎の前記特徴量情報に基づいて、前記ユーザを特定できるか否かを判定し、
    前記提供判定部は、
    前記ユーザ識別部が前記識別したユーザを特定できないと判定するユーザの有無に基づいて、前記推薦情報を提供するか否かを判定する
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記提供判定部は、
    前記ユーザ識別部が特定した各ユーザへの推薦情報の共通部分を提供すると判定する
    請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記提供判定部は、
    前記推薦情報を提供するか否かの判定よりも優先して、
    前記推薦情報の属性に基づいて当該推薦情報を提供するか否かを判定する
    請求項2または請求項3に記載の情報提供装置。
  5. 前記提供判定部は、
    前記推薦情報の属性に提供条件が含まれる場合、
    前記ユーザ識別部が特定したユーザの属性が、前記提供条件を満たさないユーザの有無に基づいて、前記推薦情報を提供するか否かを判定する
    請求項4に記載の情報提供装置。
  6. 端末装置とサーバ装置とを備える情報提供システムであって、
    前記端末装置または前記サーバ装置は、
    各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別部と、
    前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得部と、
    前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得部と、
    前記ユーザ識別部が識別したユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定部と、
    を備える情報提供システム。
  7. 情報提供装置における方法において、
    各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得過程と、
    前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別過程と、
    前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得過程と、
    前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得過程と、
    前記ユーザ識別過程において識別されたユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定過程と、
    を有する情報提供方法。
  8. 情報提供装置のコンピュータに、
    各ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手順、
    前記識別情報に基づいてユーザを識別するユーザ識別手順、
    前記ユーザそれぞれの行動に係る履歴情報を取得する履歴取得手順、
    前記履歴情報に基づいて前記ユーザに推薦する推薦情報を取得する推薦情報取得手順、
    前記ユーザ識別手順において識別されたユーザの数が1であるか、2以上であるかに基づいて前記推薦情報を提供するか否かを判定する提供判定手順、
    を実行させるためのプログラム。
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