JP5843401B2 - コンテンツ情報提供装置、コンテンツ情報提供システム、コンテンツ情報提供方法及びコンテンツ情報提供プログラム - Google Patents

コンテンツ情報提供装置、コンテンツ情報提供システム、コンテンツ情報提供方法及びコンテンツ情報提供プログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ情報提供装置、コンテンツ情報提供システム、端末装置、テレビジョン受信装置、コンテンツ情報提供方法及びコンテンツ情報提供プログラムに関する。
ユーザ(視聴者)が視聴したコンテンツ、例えば、放送番組を示す視聴履歴を分析して、そのユーザに推薦するコンテンツ、例えば、放送番組(おすすめ番組、推薦番組)の候補を示す推薦番組リスト(おすすめ番組リスト)を生成する番組推薦システム(レコメンドシステム)が提案されている。そのような番組推薦システムには、例えば、ソーシャルフィルタが採用されているものがある。ソーシャルフィルタでは、あるユーザが視聴した放送番組を他のユーザも視聴したとき、当該他のユーザが視聴している他の放送番組を推薦番組として提示する。その他、視聴履歴を解析して、視聴した放送番組が属する分類、放送局等を把握し、放送予定の放送番組毎に点数(ポイント)を算出し、算出した点数に基づいて放送番組の候補を選択するものがある。
特許文献1に記載の推薦番組抽出装置は、ポイントテーブルを用いて放送予定の放送番組毎にポイントの合計値を算出し、算出されたポイントの合計値に基づいて推奨する放送番組を抽出し、ポイントテーブルは、放送予定の放送番組毎の時間長、文字数、予め設定されたポイント付与基準情報に基づいて、放送番組毎にポイントを与える第1の評価項目と、記録履歴情報の統計処理の結果に基づいて放送番組毎にポイントを与える第2の評価項目を与える。
特開2007−221825号公報
しかしながら、ある1つのテレビジョン受信装置が再生する放送番組を視聴するユーザは、必ずしも特定の1人に限られず、同居人のいずれか又は同居人の組になることがある。例えば、放送番組が個室や寝室等において1人のユーザが視聴すること、居間において同居家族全員が視聴すること、客間において他の同居家族と不特定の来客が視聴することがある。また、放送番組や放送時間帯によってユーザが異なることがある。そのため、1つのテレビジョン受信装置が取得した視聴記録では、各ユーザが視聴した放送番組が複数のユーザ間で混交することがある。つまり、取得された視聴記録は、ある特定のユーザのみが視聴した放送番組を示しておらず、必ずしもその特定のユーザの嗜好を反映しているとは限らない。そのために、現在放送番組を視聴しているユーザの嗜好に応じた放送番組の候補が提示されないことがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、放送番組を視聴しているユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツの候補を提示することができるコンテンツ情報提供装置、コンテンツ情報提供システム、端末装置、テレビジョン受信装置、コンテンツ情報提供方法及びコンテンツ情報提供プログラムを提供する。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、端末装置で表示されたコンテンツに関するコンテンツ情報と前記コンテンツを視聴したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信部と、前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部と、複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成部と、前記受信部が受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報を前記候補コンテンツ情報から選択するコンテンツ情報選択部と、前記コンテンツ情報選択部が選択した推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信部と、を備えるコンテンツ情報提供装置である。
(2)本発明の他の態様は、前記ユーザ属性の照合に係る前記複数の端末装置が共通のルータの配下に接続され、前記視聴履歴情報が示すアドレスが同一と判定された場合、前記視聴履歴情報再構成部は、前記複数の端末装置間で異なるユーザ識別データを与えることを特徴とする(1)のコンテンツ情報提供装置である。
(3)本発明の他の態様は、前記コンテンツ情報選択部は、前記ユーザと嗜好が類似する類似ユーザの視聴履歴情報をさらに用い、前記端末装置の使用度数が大きくなるほど前記ユーザの視聴履歴情報の割合が増加するように当該視聴履歴情報を用いて前記ユーザ毎の嗜好を解析することを特徴とする(1)または(2)のコンテンツ情報提供装置である。
(4)本発明の他の態様は、複数の端末装置とコンテンツ情報提供装置とを備えるコンテンツ情報提供システムであって、 前記複数の端末装置は、受信したコンテンツを表示する表示部と、前記コンテンツを視聴するユーザを識別するユーザ識別部と、前記表示部が表示したコンテンツに関するコンテンツ情報及び前記ユーザ識別部が識別したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を生成する視聴履歴情報生成部と、前記視聴履歴情報をコンテンツ情報提供装置に送信し、前記コンテンツ情報提供装置から推薦コンテンツ情報を受信する通信部と、をそれぞれ備え、 前記コンテンツ情報提供装置は、前記視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信部と、 前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部と、複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき、当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成部と、前記受信部が受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する前記候補コンテンツ情報を前記推薦コンテンツ情報として選択するコンテンツ情報選択部と、前記推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信部とを備えるコンテンツ情報提供システムである。
(5)本発明の他の態様は、コンテンツ情報提供装置における方法において、端末装置で表示されたコンテンツに関するコンテンツ情報と前記コンテンツを視聴したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信過程と、複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき、当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成過程と、前記受信過程で受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報を前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部から選択するコンテンツ情報選択過程と、前記コンテンツ情報選択過程で選択した推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信過程と、を有するコンテンツ情報提供方法である。
(6)本発明の他の態様は、コンテンツ情報提供装置のコンピュータに、端末装置で表示されたコンテンツに関するコンテンツ情報と前記コンテンツを視聴したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信手順、複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき、当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成手順、前記受信手順で受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報を前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部から選択するコンテンツ情報選択手順、前記コンテンツ情報選択手順で選択した推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信手順、を実行させるためのコンテンツ情報提供プログラムである。
本発明によれば、放送番組を視聴しているユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツの候補を提示することができる。
本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ情報提供システムの構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の構成を示す概略ブロック図である。 ユーザ識別部の構成を示す概略ブロック図である。 ユーザ識別部の一変形例の構成を示す概略ブロック図である。 ユーザ識別部の他の変形例の構成を示す概略ブロック図である。 ユーザ識別テーブルの例を示す図である。 視聴履歴情報の例を示す図である。 EPGデータの例を示す図である。 本実施形態に係る推薦コンテンツ情報処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置の構成を示す概略ブロック図である。 再構成された視聴履歴情報の例を示す図である。 ポイントテーブルの例を示す図である。 キーワードテーブルの例を示す図である。 推薦番組情報の例を示す図である。 候補広告情報の例を示す図である。 推薦広告情報の例を示す図である。 本実施形態に係る推薦コンテンツ情報提供処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る推薦番組情報選択処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るポイント算出処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る推薦広告情報選択処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ情報提供システムの構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の構成を示す概略ブロック図である。 端末装置が送信する視聴履歴情報の例を示す図である。 本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置の構成を示す概略ブロック図である。 コンテンツ情報提供装置が受信した視聴履歴情報の例を示す図である。 本実施形態に係る名寄せ処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る名寄せ処理の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るコンテンツ情報提供システムの構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置の構成を示す概略ブロック図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るコンテンツ情報提供システム1の構成を示す概略ブロック図である。
コンテンツ情報提供システム1は、端末装置11、コンテンツ情報提供装置21及びコンテンツデータ送信装置31を含んで構成される。
端末装置11は、コンテンツデータ送信装置31から伝送路42を介してコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータが示すコンテンツ(例えば、放送番組)を表示することができる。端末装置11は、表示されているコンテンツを視聴したユーザとそのコンテンツとの対応を示す視聴履歴情報を、コンテンツ情報提供装置21に伝送路41を介して送信する。端末装置11は、推薦コンテンツ(例えば、推薦番組)に係る推薦コンテンツ情報(例えば、推薦番組リスト)をコンテンツ情報提供装置21から伝送路41を介して受信し、受信した推薦コンテンツ情報を表示する。以下の説明では、端末装置11が表示しているコンテンツを視聴しているユーザを対象ユーザと呼ぶことがある。
コンテンツ情報提供装置21は、与えられた推薦コンテンツの候補に係る候補コンテンツ情報から、端末装置11から伝送路41を介して受信した視聴履歴情報を参照してユーザごとの嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報を選択する。コンテンツ情報提供装置21は、選択した推薦コンテンツ情報を端末装置11に伝送路41を介して送信する。
コンテンツデータ送信装置31は、伝送路42を介してコンテンツデータを送信する。
本実施形態において、コンテンツとは、提供される情報を人間が知覚できるように表現されたもの、例えば、画像、音声(楽音を含む)、テキストのそれぞれ、又はそれらの組み合わせである。推薦コンテンツとは、ユーザに視聴するように推薦するコンテンツを指す。コンテンツ情報とは、コンテンツに係る情報、例えば、そのコンテンツの提供元、発信元、提供時間、制作者、等、そのコンテンツを特定又は特徴づける情報である。コンテンツ情報は、例えば、その情報量が小さい場合には、そのコンテンツ自体を示すコンテンツデータであってもよい。
以下の説明では、コンテンツは、主にテレビジョン放送番組である。端末装置11は、テレビジョン受信装置又はその機能を有する多機能携帯電話機等の電子機器である。以下の説明では、テレビジョン放送を単に放送と呼ぶことがある。また、コンテンツデータとして放送番組を示す放送番組データは、画像データと音声データを含み、さらに電子番組データ(電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)データとも呼ばれる)等のデータが多重化されていてもよい。EPGは、多重化に際し、画像データに所定間隔、例えば、垂直帰線区間(VBI:Vertical Blanking Interval)毎に重畳されて送信される。
伝送路41は、端末装置11とコンテンツ情報提供装置21との間でデータを一方向、又は双方向に伝送することができる通信伝送路である。伝送路41は、無線、有線又はその組み合わせ、例えば、インターネット、公衆通信網等の広域通信網、これらに接続された通信回線、又はその他の通信網との組み合わせである。
伝送路42は、コンテンツデータ送信装置31が逐次に送信したデータを複数の端末装置11に一方的、かつ同時に伝送する放送伝送路である。伝送路41は、無線、有線、又はその組み合わせ、例えば、自由空間で伝搬する予め定めた周波数帯域の電波による伝搬路である。この周波数帯域は、放送サービスを提供するチャネル毎に予め定められたものである。
(端末装置の構成)
次に、端末装置11の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る端末装置11の構成を示す概略ブロック図である。
端末装置11は、チューナ111、デコード処理部112、画像処理部113、画像表示部114、音声再生部115、画像入力部116、ユーザ識別部117、制御部118、EPG取得部119、視聴履歴生成部120、通信部121及び操作入力部124を含んで構成される。
チューナ111は、コンテンツデータ送信装置31からコンテンツデータとして放送番組データを受信する。チューナ111は、例えば、アンテナ(図示せず)を介して、制御部118から指定されたチャネルの周波数帯域に同調し、そのチャネルで受信した電波に基づく放送番組データを取得する。チューナ111は、受信した放送番組データをデコード処理部112に出力する。
デコード処理部112は、チューナ111から入力された放送番組データを復調し、復調した放送番組データをデコード(復号)して画像データ及び音声データを取得する。デコード処理部112は、取得した画像データを画像処理部113と音声再生部115に出力し、音声データを音声再生部115に出力する。
画像処理部113は、デコード処理部112から入力された画像データに所定の処理を行い、その処理後の画像データを画像表示部114に出力する。例えば、通信部121の受信部122から受信データ(例えば、推薦番組情報(後述)、推薦広告情報(後述))が受信される場合がある。その場合、画像処理部113は、その受信データに係る画像を、デコード処理部112から入力された画像データが示す画像の所定の領域(例えば、右上端部)に表示する。これにより、放送中にコンテンツ情報提供装置21から受信した受信データ(例えば、推薦番組情報、推薦広告情報)が画像表示部114に視認可能に表示される。また、画像処理部113は、制御部118が指定している内容(例えば、チャネル、音量、等)を示す所定の形式の文字(OSD:On−Screen Display)をデコード処理部112から入力された画像データが示す画像の所定の位置に重畳することができる。また、画像処理部113は、EPG取得部119から入力された放送中の番組に係るデータ(放送中番組データ)を示す文字を、所定の位置に表示することができる。また、画像処理部113は、デコード処理部112から入力された画像データが示す画像の色調(例えば、コントラスト、色相)を制御部118で指定された度合いに調整する。
画像表示部114は、画像処理部113から入力された画像データに係る画像を表示する。画像表示部114は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electroluminescence)ディスプレイである。画像表示部114は、画像を表示する表示領域において接触物(例えば、ユーザの指)が接触した位置を検出するタッチセンサ(図示せず)を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。タッチセンサは、後述する操作入力部124の一部を形成する。
音声再生部115は、デコード処理部112から入力された音声データに係る音声を再生する。音声再生部115は、例えば、スピーカである。音声再生部115は、デコード処理部112から入力された音声データが示す音声の音量を、制御部118で指定された度合いに調整する。
画像入力部116は、端末装置11付近(例えば、画像表示部114の正面)の画像を撮影した撮影画像データが入力される。画像入力部116は、例えば、所定の方式(例えば、USB(Universal Serial Bus)3.0)で撮影画像データを受信する入力インタフェースである。この入力インタフェースには、撮影部(例えば、USBカメラ、ウェブカメラ、等)が接続される。また、画像入力部116は、端末装置11の正面付近の画像を撮影し、その画像を示す撮影画像データを取得する撮影部(図示せず)を一体として備えてもよい。画像入力部116は、入力された撮影画像データをユーザ識別部117に出力する。
ユーザ識別部117は、画像入力部116から入力された撮影画像データが示す画像に示されているユーザを識別し、識別したユーザを示すユーザ識別データとして、例えば、ユーザID(Identifier)を生成する。本実施形態では、ユーザIDにより各ユーザを識別することができれば、必ずしも本人の氏名が特定されなくてもよい。ユーザ識別部117は、生成したユーザ識別データを視聴履歴生成部120に出力する。なお、ユーザ識別部117の構成例については後述する。
制御部118は、端末装置11の動作を制御する。制御部118は、操作入力部124から入力された操作入力信号が示す機能を実現する処理を行うことができる。例えば、操作入力信号が放送番組を受信しようとするチャネルを示すとき、制御部118は、そのチャネルを示すチャネルデータをチューナ111と視聴履歴生成部120に出力する。
EPG取得部119は、デコード処理部112から入力された画像データから、多重化されているEPGデータを取得する。EPG取得部119は、取得したEPGデータを視聴履歴生成部120に出力する。また、EPG取得部119は、取得したEPGデータを画像処理部113に出力してもよい。
EPGデータは、現在放送中もしくは放送予定の放送番組を示すデータ、即ち、各放送番組名(タイトル)、放送時間(放送開始時刻、放送終了時刻)及びチャネルの組を示すデータである。EPGデータには、その組にその他の情報として、例えば、その放送番組が属するジャンル等が対応付けられていることがある。
言い換えれば、EPGデータは、ユーザに推薦する放送番組の候補を示す候補番組情報、つまり、ユーザに推薦するコンテンツの候補を示す候補コンテンツ情報の一形態である。また、以下の説明では、個々の放送番組の名称、放送時間及びチャネルの組を示す情報や、それらの組の一覧(リスト)を示す情報を放送番組情報と呼ぶことがある。EPGデータの例については後述する。
視聴履歴生成部120は、ユーザ識別部117から入力されたユーザ識別データと制御部118から入力されたチャネルデータとを有する視聴履歴情報(視聴ログ)を生成する。生成された視聴履歴情報は、画像表示部114が表示している放送番組に関する情報(例えば、チャネル)とユーザ識別部117が識別したユーザとの対応を示す情報である。視聴履歴生成部120は、生成した視聴履歴情報を記憶部(図示せず)に記憶したり、通信部121に送信データとして出力したりする。視聴履歴生成部120が視聴履歴情報を記憶及び出力する時点は、例えば、ユーザ識別部117が識別したユーザの人数が変更した時点、制御部118からチャネルデータ等の操作入力に応じたデータが入力された時点、又は放送されている放送番組が変更された時点である。視聴履歴生成部120は、EPG取得部119から入力されたEPGデータが示す放送番組のうち視聴されていた放送番組の放送終了時刻、又は後続する放送番組の放送開始時刻を、現在時刻が経過したことをもって判定することができる。視聴されていた放送番組は、制御部118から入力されたチャネル情報と現在時刻で特定される。
通信部121は、伝送路41を介して相手先装置(例えば、コンテンツ情報提供装置21)との間でデータを送受信する。通信部121は、受信部122及び送信部123を備える。受信部122は、コンテンツ情報提供装置21から伝送路41を介して受信した受信データを、端末装置11の他の構成部、例えば、画像処理部113に出力する。送信部123は、端末装置11の他の構成部、例えば、視聴履歴生成部120から入力された送信データをコンテンツ情報提供装置21に伝送路41を介して送信する。
操作入力部124は、ユーザによる操作に応じた機能を示す操作入力信号を取得し、取得した操作入力信号を制御部118に出力する。操作入力信号が示す機能には、例えば、放送番組を受信しようとするチャネル、画像表示部114で表示される画像の色調、音声再生部115で再生される音声の音量、端末装置11の動作の開始もしくは停止、等がある。操作入力部124は、例えば、操作パネル125とリモコン受信部126を備える。
操作パネル125は、例えば、ボタン、つまみ、等、ユーザによる操作を受け付け、対応する機能を示す操作入力信号を生成する操作部材を有し、その操作部材のそれぞれが端末装置11の表面にそれぞれ異なる位置に配置されていてもよい。画像表示部114がディスプレイタッチパネルである場合には、操作パネル125は、その操作部材としてそれぞれ所定の位置に操作入力を受け付ける領域を示す画像(例えば、アイコン、ボタン等の画面部品)を表示して形成されていてもよい。
リモコン受信部126は、遠隔操作機器(図示せず、以下、リモコンと呼ぶ)から予め定めたデータ形式で構成された操作入力信号を無線で受信する。リモコン受信部126は、受信した操作入力信号を制御部118に出力する。リモコンは、例えば、操作入力部124と同様の操作部材を備えていてもよい。リモコンは、ハードウェアで形成される専用の機器であってもよいし、所定のプログラムを動作することでディスプレイタッチパネルやキーボード等の操作部材を備えた他の電子機器(例えば、多機能携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末装置)で実現されるものであってもよい。
なお、操作入力部124は、操作パネル125とリモコン受信部126のうちいずれか一方を備え、その他方が省略されていてもよい。
(ユーザ識別部)
次に、ユーザ識別部117の構成について説明する。
図3は、ユーザ識別部117の構成を示す概略ブロック図である。
ユーザ識別部117は、顔領域抽出部1171、特徴量算出部1172、データ照合部1173、データ登録部1174、ユーザ情報記憶部1175及び出力部1176を含んで構成される。
顔領域抽出部1171は、予め定めた公知の被写体検出方式を用いて画像入力部116から入力された撮影画像データが示す画像から人間の顔が表されている領域(顔領域)を抽出し、抽出した顔領域を示す顔画像データを特徴量算出部1172に出力する。
顔領域抽出部1171は、被写体検出方式として、例えば、処理対象の画像から、その画像を構成する複数の部分領域における統計量の相対的な値に基づいて所定の被写体として人間の顔が表されている領域を判定するものを用いてもよい。例えば、顔領域抽出部1171は、特開2005−49854号に記載の被写体検出装置のように、統計量として濃淡を示す濃淡値の平均値や合計値を用いることができる。顔領域抽出部1171は、ある注目領域に含まれる部分領域間における統計量が予め定めた閾値よりも大きいか否かによって、その注目領域が顔領域を含むか否かを判定する処理を繰り返して、顔領域を判定する。
なお、抽出される顔領域の数は、1個に限られず、1個より多くてもよいし(例えば、2個、即ち2人の顔)、0個の場合も即ち、顔領域が検出できない)もある。顔領域の数が1個よりも多い場合、顔領域抽出部1171は、それぞれの顔領域を示す顔画像データを特徴量算出部1172に出力してもよい。
特徴量算出部1172は、顔領域抽出部1171から入力された顔画像データが示す顔の特徴を示す特徴量を算出する。特徴量算出部1172は、例えば、公知の特徴点抽出処理、例えば、Gabor Wavelet変換による特徴点抽出処理を用いることができる。この特徴点抽出処理では、複数の特徴点をノードとして、所定のノード間の関係を示すリンクを示すテンプレートを用いて、Gabor Waveletによる畳み込みの特徴量Jetを、Wavelet毎に算出する。ここで、周波数と方位によって異なる予め定めた複数のWaveletのセットを用いることができる。特徴点は、例えば、顔の器官(例えば、目、耳、等)の特徴的な部分の位置、例えば、左右各目の瞳孔の中心点、顎の先端、口の両端、左右各耳の耳珠、左右の眉の両端、頭頂部である。
特徴量算出部1172は、算出した特徴量をデータ照合部1173に出力する。
顔領域抽出部1171から入力された顔画像データが複数ある場合には、特徴量算出部1172は、入力された顔画像データ毎に特徴量を算出し、算出した特徴量をデータ照合部1173に出力する。
データ照合部1173は、ユーザ情報記憶部1175からユーザIDとこれに対応する特徴量のセットを読み出し、読み出した特徴量と特徴量算出部1172から入力された特徴量との類似度を算出する。後述するように、ユーザ情報記憶部1175には、それぞれ異なるユーザIDと特徴量とが対応付けて記憶されている。但し、初期状態において、ユーザ情報記憶部1175には、ユーザIDと特徴量は記憶されていないため、データ照合部1173は、類似度の算出を省略し、データ登録部1174に入力された特徴量を出力する。
データ照合部1173は、例えば、入力されたWavelet毎の特徴量を要素とする特徴量ベクトルと、読み出したWavelet毎の特徴量を要素とする特徴量ベクトルとの内積を、それぞれの特徴量ベクトルのノルムで正規化した値を類似度として算出する。データ照合部1173は、類似度の算出をユーザID毎に行う。算出した類似度が複数個ある場合には、データ照合部1173は、そのうちの最大の類似度を選択する。データ照合部1173は、算出又は選択した類似度が予め定めた類似度の閾値よりも大きい場合、読み出した特徴量に対応するユーザIDをユーザ識別データとして出力部1176に出力する。算出又は選択した類似度が予め定めた類似度の閾値よりも大きいことは、算出又は選択した類似度が予め定めた類似度との照合に成功したことを示す。算出した類似度が予め定めた類似度の閾値よりも大きい類似度がない場合には、データ照合部1173は、入力された特徴量をデータ登録部1174に出力する。
データ登録部1174は、データ照合部1173から特徴量が入力された場合、ユーザ情報記憶部1175に記憶されているユーザIDとは異なるユーザIDを生成する(払い出し)。これにより、ユーザによって個々に異なる(ユニークな)ユーザIDが生成される。データ登録部1174は、例えば、初期値を0とし、ユーザ情報記憶部1175に記憶されているユーザIDの最大値に1を加算した値を、入力された特徴量をもつユーザのユーザIDと定めてもよい。データ登録部1174は、生成したユーザIDと入力された特徴量を対応付けてユーザ情報記憶部1175に記憶する。従って、ユーザIDと特徴量を対応付けたユーザ識別テーブルがユーザ情報記憶部1175に形成される。また、データ登録部1174は、生成したユーザIDを出力部1176に出力する。
出力部1176は、データ照合部1173又はデータ登録部1174から入力されたユーザIDをユーザ識別データとして視聴履歴生成部120に出力する。
次に、ユーザ識別部117の変形例(ユーザ識別部117−1)について説明する。
図4は、ユーザ識別部117−1の構成を示す概略ブロック図である。
ユーザ識別部117−1は、顔領域抽出部1171、特徴量算出部1172、出力部1176及びユーザ属性推定部1177−1を含んで構成される。即ち、ユーザ識別部117−1は、ユーザ識別部117(図3)においてデータ照合部1173、データ登録部1174及びユーザ情報記憶部1175が省略され、出力部1176の代わりに出力部1176−1を備える。また、ユーザ識別部117−1は、更にユーザ属性推定部1177−1を備える。
ユーザ属性推定部1177−1は、特徴量算出部1172から入力された特徴量に基づいてユーザ属性を推定する。ユーザ属性は、例えば、ユーザの性別(例えば、男性、女性)、年齢層(例えば、30代、40代、等)の組である。具体的には、ユーザ属性推定部1177−1は、ユーザ属性と対応付けて特徴量を予め記憶しておいた記憶部(図示せず)を備える。ユーザ属性毎の特徴量として、複数の人物の顔画像のそれぞれについて特徴量を算出し、算出した特徴量を各ユーザ属性に属する人物間で平均したものを予め記憶しておいてもよい。
ユーザ属性推定部1177−1は、記憶部に記憶された特徴のそれぞれについて入力された特徴量との類似度を算出し、算出した類似度が最大となる類似度に対応するユーザ属性、つまり、算出した類似度との照合に成功したユーザ属性を選択する。ユーザ属性推定部1177−1は、選択したユーザ属性を出力部1176−1に出力する。
出力部1176−1は、ユーザ属性推定部1177−1から入力されたユーザ属性をユーザ識別データとして視聴履歴生成部120に出力する。
次に、ユーザ識別部117の他の変形例(ユーザ識別部117−2)について説明する。
図5は、ユーザ識別部117−2の構成を示す概略ブロック図である。
ユーザ識別部117−2は、出力音声減算部1178−2、特徴量算出部1172−2、データ照合部1173、データ登録部1174、ユーザ情報記憶部1175及び出力部1176を含んで構成される。即ち、ユーザ識別部117−2は、ユーザ識別部117(図3)において、顔領域抽出部1171、特徴量算出部1172の代わりに、出力音声減算部1178−2、特徴量算出部1172−2を備える。
出力音声減算部1178−2は、ユーザが発声した音声を示す音声信号を取得する。端末装置11は、集音部(図示せず)としてマイクロホンを備え、出力音声減算部1178−2には、この集音部から音声信号が入力される。また、出力音声減算部1178−2には、端末装置11の外部(例えば、別体のマイクロホン)から音声信号が入力されてもよい。出力音声減算部1178−2は、音声再生部115から集音部までの音声の伝達特性を推定する伝達特性推定部(図示せず)を備え、伝達特性推定部はデコード処理部112から入力された音声信号に推定した伝達特性を付与、つまり、推定した伝達特性を乗算して推定音声信号を生成する。出力音声減算部1178−2は、取得した音声信号から推定音声信号を減算して残差音声信号を特徴量算出部1172−2に出力する。これにより、取得した音声信号に音声再生部115が再生した音声による成分が重畳しても、その重畳された成分が除去される。ここで、伝達特性推定部は、残差音声信号の強度が最小化されるようにフィルタ係数を適応推定する適応フィルタを備えていてもよい。適応推定によって、音声再生部115からマイクロホンまでの伝達関数がフィルタ係数として得られる。
特徴量算出部1172−2は、出力音声減算部1178−2から入力された残差音声信号の特徴を示す特徴量を算出する。特徴量算出部1172−2は、特徴量として、スペクトログラム(声紋)、ケプストラム等を算出してもよい。スペクトログラムは、所定の周波数成分毎の強度を予め定めた時間(例えば、1秒)にわたって統合して得られる特徴量である。ケプストラムは、音声信号のスペクトルを対数で表したものをフーリエ変換して得られる特徴量である。いずれの特徴量も多次元の係数で形成され、ユーザが発声する際に声帯の振動の特性を示す。
なお、特徴量算出部1172−2は、画像表示部114に予め定めた語句を発声することをユーザに促す表示を行ってもよい。ユーザ間で共通にその語句を発声させることで、発声した語句による音韻や韻律の差異を制限することができるので、データ照合部1173でのユーザの識別精度を向上させることができる。この例でも、ユーザ情報記憶部1175にはユーザIDと特徴量が対応付けて記憶される。ここで、データ照合部1173は、特徴量算出部1172−2から入力された特徴量(ベクトル)とユーザ情報記憶部1175に記憶された特徴量(ベクトル)のそれぞれとの類似度を算出する。データ照合部1173は、算出した類似度が最大であって予め定めた類似度の閾値よりも大きいものに対応するユーザIDを出力部1176に出力するか、算出した類似度をデータ登録部1174に出力する。
なお、ユーザ識別部117(図3)、117−2(図5)は、ユーザ属性推定部1177−1を備え、データ照合部1173(図3、5)、データ登録部1174(図3、5)は、ユーザIDとユーザ属性の組を出力部1176(図3)に出力してもよい。その場合、データ登録部1174は、生成したユーザIDに特徴量とユーザ属性とを対応付けてユーザ情報記憶部1175に記憶してもよい。また、出力部1176は、ユーザIDとユーザ属性の組をユーザ識別データとして視聴履歴生成部120に出力してもよい。
以下の説明では、ユーザ情報記憶部1175に記憶したユーザIDと特徴量との対応関係を示すテーブル、ユーザ属性を示すテーブル、又はユーザID、特徴量並びにユーザ属性との対応関係を示すテーブルをユーザ識別テーブルと総称することがある。
なお、ユーザは、個々に所持する電子機器(例えば、多機能携帯電話機)をリモコンとして用い、その電子機器は、自体の機器を識別する機器識別情報として機器ID(例えば、MAC(Media Access Control)アドレス)を電波でリモコン受信部126に送信することがある。その場合には、ユーザ識別部117は、リモコン受信部126から入力された機器IDをユーザ識別データとして視聴履歴生成部120に出力してもよい。
また、コンテンツデータ送信装置31から放送番組データを受信する前、又は受信した放送番組データを再生する前に、ユーザにユーザ識別データ(例えば、ユーザID)と認証データ(例えば、パスワード)の入力が要求されること(例えば、ログイン)がある。その場合には、操作入力部124は、操作入力としてユーザ識別データと認証データを受け付け、受け付けたユーザ識別データをユーザ識別部117に出力する。そして、ユーザ識別部117は、操作入力部124から入力されたユーザ識別データを視聴履歴生成部120に出力してもよい。
(ユーザ識別テーブルの例)
次に、ユーザ識別テーブルの例について説明する。
図6は、ユーザ識別テーブルの例を示す図である。
図6(a)は、ユーザ識別テーブルT01を示す。ユーザ識別テーブルT01は、ユーザ識別部117(図3)のユーザ情報記憶部1175で記憶されユーザ識別データ(ユーザID)と特徴量(特徴量ファイル)と登録時刻が対応付けられたテーブルの一例である。
図6(a)において左から右へ順に、ユーザ識別データ(ユーザID)、特徴量(特徴量ファイル)、登録時刻を示す。
例えば、図6(a)の第2行において、ユーザID「1」に特徴量ファイル「/chara/file1」と登録時刻「2013年2月20日20:50」が対応付けられている。特徴量ファイルの列には、特徴量を格納するデータファイル(以下、ファイルと呼ぶ)及びその所在を示すディレクトリを示すパスが記憶されている。例えば、ユーザ識別テーブルT01の第2行第2列の「/chara/file1」のうち、「file1」はファイル名を示し、「/chara/」は、ファイル「file1」が所在しているディレクトリを示す。登録時刻の列には、ユーザIDと特徴量ファイルが記憶された時刻が登録時刻として記憶されている。
図6(b)は、ユーザ識別テーブルT02を示す。ユーザ識別テーブルT02は、ユーザ識別部117−1(図4)のユーザ情報記憶部1175で記憶され属性情報(性別、年齢層)と登録時刻が対応付けられたテーブルの一例である。図6(b)において左から右へ順に、性別、年齢層、登録時刻を示す。例えば、図6(b)の第2行において、性別「男」並びに年齢層「40代」と登録時刻「2013年2月20日20:50」が対応付けられている。
図6(c)は、ユーザ識別テーブルT03を示す。図6(c)は、ユーザ識別テーブルT03を示す。ユーザ識別テーブルT03は、ユーザ識別部117(図3)がユーザ属性推定部1177−1(図4)を備える場合にユーザ情報記憶部1175に記憶されるテーブルの一例である。ユーザ識別テーブルT03は、ユーザ識別データ(ユーザID)、特徴量(特徴量ファイル)、属性情報(性別、年齢層)及び登録時刻が対応付けられているテーブルの一例である。図6(c)において左から右へ順に、ユーザID、特徴量ファイル、性別、年齢層、登録時刻を示す。例えば、図6(c)の第2行において、ユーザID「1」に特徴量ファイル「/chara/file1」、性別「男」並びに年齢層「40代」と登録時刻「2013年2月20日20:50」が対応付けられている。
なお、図6(a)−(c)に示すユーザ識別テーブルT01−T03では、登録時刻が省略されていてもよい。
(視聴履歴情報の例)
次に、視聴履歴情報の例について説明する。
図7は、視聴履歴情報の例を示す図である。
図7に示す視聴履歴情報L01は、視聴履歴生成部120が生成した視聴履歴情報の一例である。
図7において左から右へ順に、ユーザ識別データ(ユーザID)、事象情報(事象)、番組名(タイトル)、地域、チャネル、時刻、音量を示す。
ユーザIDの列では、1個に限らず複数のユーザIDが示されることがある。ユーザIDは、放送番組を視聴しているユーザを示し、そしてユーザIDの数は視聴しているユーザの数を示す。事象とは、放送番組の受信、表示に係る事柄を指し、イベントとも呼ばれる。事象は、例えば、視聴開始(開始)、視聴終了(終了)、ユーザ変更、放送番組の切り替わり、チャネル変更、等がある。タイトルは、受信している放送番組の番組名を示す。地域は、放送番組が放送されている地域を示す。一般に、放送波を受信できる地域は限られているため、同一のチャネルでも地域によって異なる放送番組が放送されていることがある。地域とチャネルとを用いることで番組を放送している事業者を特定することができる。チャネルは、放送番組を受信しているチャネルを示す。時刻は、その事象が発生した時刻を示す。音量は、放送番組を構成する音声を再生する際に指定されている音量を示す。
例えば、図7の第2行において、ユーザID「1、2」に事象「開始」、タイトル「番組1」、地域「1」、チャネル「10」、時刻「2013年2月20日21:00」及び音量「10」が対応付けられている。
なお、端末装置11がユーザ識別部117(図3)の代わりにユーザ識別部117−1(図4)を備える場合には、視聴履歴情報L01は、ユーザIDの代わりに属性情報として性別、年齢層を有するように生成されてもよい。
また、端末装置11がユーザ識別部117(図3)の代わりにユーザ識別部117−2(図5)を備える場合には、視聴履歴情報L01は、ユーザIDとさらに属性情報として性別、年齢層を対応付けて有するように生成されてもよい。
ユーザ識別部117(図3)がユーザ識別データとしてリモコンとして用いられている電子機器の機器IDを取得する場合には、視聴履歴情報L01は、ユーザIDの代わりに機器IDを有するように生成されてもよい。
ユーザ識別部117(図3)がユーザ識別データとして放送番組データを受信する前、又は受信した放送番組データを再生する前に、ユーザ識別データを取得する場合には、視聴履歴情報L01は、ユーザIDの代わりにユーザ識別データを有するように生成されてもよい。
また、視聴履歴情報L01では、「事象」、「音量」の列が省略されていてもよい。また、サービス地域が限定されている場合には、視聴履歴情報L01では、「地域」の列が省略されていてもよい。
(EPGデータの例)
次に、EPGデータの例(EPGデータL02)について説明する。
図8は、EPGデータL02を示す図である。
EPGデータL02は、番組名、放送時間、地域、チャネル、ジャンル、詳細を示すデータである。図8では、左から右へ順に、番組名(タイトル)、放送時間(年月日、時間)、地域、チャネル、ジャンル、詳細が示されている。
タイトルは、放送予定の放送番組の番組名を示す。年月日は放送予定の日付を示す。時間は、その日における放送予定の時間帯を示す。地域は、放送予定の地域を示す。チャネルは、放送予定のチャネルを示す。ジャンルは、その放送番組が属するジャンルを示す。詳細は、その番組に係る詳細な情報や番組を特定する際のその他の手がかりとなる情報を示す。
例えば、図8の第2行において、タイトル「サッカー中継」に年月日「2013年5月20日」、時間「20:00〜22:00」、地域「1」、チャネル「1」、ジャンル「サッカー」、詳細「東京対北海道、札樽スタジアム」が対応付けられている。
(推薦コンテンツ情報処理)
次に、本実施形態に係る推薦コンテンツ情報処理について説明する。
図9は、本実施形態に係る推薦コンテンツ情報処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)画像処理部113は、コンテンツデータに係る画像データ(例えば、受信した放送番組を復号した画像データ)を取得し、取得した画像データを画像表示部114に出力することで、画像表示部114にコンテンツを表示させる。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)ユーザ識別部117は、端末装置11の外部から入力されたユーザに係るデータ(例えば、撮影画像データ)を用いてユーザを識別し、識別したユーザを示すユーザ識別データを生成する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)視聴履歴生成部120は、ユーザ識別部117が生成したユーザ識別部と、画像表示部114に表示させているコンテンツに関する情報(例えば、放送番組のチャネルを示すチャネルデータ)との対応を示す視聴履歴情報を生成する。その後、ステップS104に進む。
(ステップS104)送信部123は、視聴履歴生成部120が生成した視聴履歴情報をコンテンツ情報提供装置21に送信する。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)受信部122は、コンテンツ情報提供装置21で生成された推薦コンテンツ情報(例えば、推薦番組情報、推薦広告情報)を受信する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)画像処理部113は、受信部122が受信した推薦コンテンツ情報に基づく画像データを、画像表示部114に出力することで、画像表示部114に推薦コンテンツ情報の内容を表示させる。画像処理部113は、例えば、画像表示部114に推薦番組のタイトル、チャネル、放送時間を示す画像、推薦広告情報が示す広告の画像を表示させる。その後、図9に係る処理を終了する。
(コンテンツ情報提供装置の構成)
次に、本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置21の構成について説明する。
図10は、本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置21の構成を示す概略ブロック図である。
コンテンツ情報提供装置21は、通信部211、視聴履歴再構成部214、EPG取得部215、コンテンツ情報選択部216、及び記憶部219を含んで構成される。通信部211、視聴履歴再構成部214、EPG取得部215、コンテンツ情報選択部216、及び記憶部219は、バス(母線)220を介して相互に接続されている。
通信部211は、伝送路41を介して相手先装置(例えば、端末装置11)との間でデータを送受信する。通信部211は、受信部212及び送信部213を備える。受信部212は、端末装置から伝送路41を介して受信した受信データを、コンテンツ情報提供装置21の他の構成部、例えば、視聴履歴再構成部214に出力する。送信部213は、コンテンツ情報提供装置21の他の構成部、例えば、コンテンツ情報選択部216から入力された送信データを端末装置11に伝送路41を介して送信する。
視聴履歴再構成部214には、受信部212から受信データとして視聴履歴情報が入力される。入力される視聴履歴情報は、端末装置11毎に生成されているが、複数のユーザの視聴履歴が混在していることがある。視聴履歴再構成部214は、入力される端末装置毎の視聴履歴情報をユーザ毎に集約された視聴履歴情報に再構成する。視聴履歴再構成部214は、ユーザ毎に再構成された視聴履歴情報を記憶部219に記憶する。これにより、記憶部219には、ユーザ毎の視聴履歴情報が累積される。
EPG取得部215は、コンテンツ情報提供装置21の外部からEPGデータを取得する。EPG取得部215には、例えば、受信部212から入力された受信信号として、放送波を受信可能な各チャネルの放送事業者が管理する情報提供装置(図示せず)からのEPGデータがそれぞれ入力されてもよい。
また、コンテンツ情報提供装置21は、さらにチューナ(図示せず)とデコード処理部(図示せず)とを備えてもよい。このチューナは、受信可能な各チャネルの周波数帯域の電波に基づく放送番組データをそれぞれ取得する。放送番組データは、コンテンツデータ送信装置31(図1)が送信したコンテンツデータであってもよい。このデコード処理部は、チューナが取得した放送番組データをそれぞれ復調し、復調した放送番組データを示す符号を予め定めた復号方式でデコードして画像データをそれぞれ取得する。EPG取得部215は、取得した画像データから多重化されている各チャネルのEPGデータを取得する。
EPG取得部215は、取得したEPGデータを記憶部219に記憶する。これにより、記憶部219に記憶されているEPGデータがチャネル毎に累積される。累積されたEPGデータは、放送予定の放送番組に係る放送番組情報、現在放送中の放送番組に係る放送番組情報及び放送済の放送番組に係る放送番組情報を示す。
コンテンツ情報選択部216は、番組推薦部217と広告推薦部218を備える。番組推薦部217は、記憶部219に記憶した視聴履歴情報のうち、端末装置11で放送番組を視聴している対象ユーザ毎の視聴履歴情報に基づいて、当該対象ユーザの嗜好に応じた放送番組を示す放送番組情報をEPGデータから推薦番組情報として選択する。
ここで、番組推薦部217は、ユーザ毎の嗜好を示す指標として、例えば、各対象ユーザが現在までに視聴した放送番組が属するジャンルの分布を解析(ジャンル解析)し、視聴した放送番組が放送された時間帯の分布を解析(時間帯解析)する。そして、番組推薦部217は、解析したジャンルや時間帯の分布を参照して、放送予定の放送番組毎にそのジャンルや時間帯に応じたポイントを算出し(ポイント算出)、算出したポイントに基づいて推薦放送番組を選択する(推薦放送番組抽出)。
より具体的には、番組推薦部217は次の処理を行う。番組推薦部217は、各対象ユーザについて再構成した視聴履歴情報が示す各放送番組が属するジャンルに基づいて各ジャンルのポイントを算出する(ジャンル解析)。番組推薦部217は、例えば、再構成された視聴履歴情報が示す予め定めたジャンル毎の放送番組の件数をポイントとして計数してもよい。ここで、番組推薦部217は、各対象ユーザについて再構成した視聴履歴情報が示す各放送番組が属するジャンルを記憶部219に記憶したEPGデータから読出し、そのジャンルに係るポイントを放送番組毎に所定の値(例えば、1)ずつ増加させる。
番組推薦部217は、各対象ユーザについて再構成した視聴履歴情報が示す各放送番組が放送された時間帯に基づいて各時間帯のポイントを算出する(時間帯解析)。番組推薦部217は、例えば、再構成した視聴履歴情報が示す予め定めた時間帯毎の放送番組の件数をポイントとして計数してもよい。ここで、番組推薦部217は、視聴履歴情報が示す各放送番組が属する時間帯を定め、定めた時間帯に係るポイントをその放送番組について所定の値(例えば、1)だけ増加させる。番組推薦部217は、これらの処理を視聴履歴情報が示す放送番組の全てについて行う。
番組推薦部217は、ジャンル、時間帯のそれぞれについてポイントの降順となるように順位の判定を行う(順位判定)。番組推薦部217は、判定した順位、ジャンル及びポイントを対応付けたポイントテーブル(ジャンルポイントテーブル)と判定した順位、時間帯及びポイントを対応付けたポイントテーブル(時間帯ポイントテーブル)を生成する(ポイントテーブル生成)。ジャンルポイントテーブル、時間帯ポイントテーブルは、それぞれジャンル毎、時間帯毎のポイントの分布を示す。番組推薦部217は、生成したジャンルポイントテーブルと時間帯ポイントテーブルを記憶部219に記憶する。
番組推薦部217は、記憶部219に記憶したEPGデータから放送予定及び現在放送中の放送番組に係る放送番組情報を候補番組情報として読み出す。番組推薦部217は、読み出した候補番組情報に係る各放送番組についてポイントテーブルを用いてポイントを算出する(ポイント算出)。ポイントテーブルがユーザ毎に生成されたことに応じて、番組推薦部217はユーザ毎についてポイント算出処理を行う。ポイント算出処理において、番組推薦部217は、ジャンルポイントテーブルを参照してその放送番組が属するジャンルに対応するポイントを、その放送番組のポイントに加算する(ジャンルポイント加算)。その放送番組のポイントの初期値として、予め所定の値(例えば、0)を設定しておく。
但し、その放送番組が有意なジャンルに属していない場合、番組推薦部217は、その放送番組についてキーワード解析を行ってからジャンルポイント加算を行ってもよい。有意なジャンルに属していない場合には、例えば、「その他」、「該当なし」等の非有意なジャンルに属すか、対応付けられたジャンルが存在していない場合、等がある。キーワード解析を行う際、記憶部219に有意なジャンルとそのジャンルに関連したキーワードとの対応を示すキーワードテーブルを予め記憶しておく。番組推薦部217は、キーワードテーブルを参照して、その放送番組に係る候補番組情報を形成するデータ(例えば、タイトル、詳細等)に含まれるキーワードを抽出し、抽出したキーワードに対応するジャンルを特定することを試みる。
番組推薦部217は、時間帯ポイントテーブルを参照して、その放送番組が放送される時間帯に対応するポイントを、その放送番組のポイントに加算する(時間帯ポイント加算)。
番組推薦部217は、候補番組情報が示す放送番組のうち、最もポイントが高い放送番組からポイントの降順に予め定めた件数(例えば、5件)の放送番組に係る候補番組情報を推薦番組情報として選択する(推薦番組情報抽出)。ここで、番組推薦部217は、選択された候補番組情報を、現在から予め定めた経過時間だけ後の時間(例えば、3時間後、1日後)までの間に放送予定の放送番組に更に限定した候補番組情報を推薦番組情報として選択してもよい。
番組推薦部217は、選択した推薦番組情報を端末装置11へ送信する送信データとして送信部213に出力する(推薦番組情報送信)。ポイント算出処理がユーザ毎について行われたことに応じて、番組推薦部217は、ユーザ毎に推薦番組情報選択及び推薦番組送信処理を行う。従って、各対象ユーザについて選択された推薦番組情報が端末装置11に送信される。
広告推薦部218は、記憶部219に記憶したユーザ毎に再構成した視聴履歴情報に基づいてユーザ毎の嗜好に応じた広告に係る推薦広告情報を選択する。
広告情報は、例えば、その広告の名称(タイトル)、その広告の内容を示す広告データ及びその広告が属するジャンルの組を示す情報である。広告データは、その広告の内容を示す動画、静止画、テキスト、又はそれらの組み合わせからなる視認可能な情報を示すデータからなる。広告情報には、その他の情報、例えば、その広告に関する放送番組を識別する番組識別情報が対応付けられてもよい。番組識別情報は、広告情報においてジャンルに代えて対応付けられてもよい。
推薦広告情報は、広告情報のうち端末装置11に送信するものを指す。推薦広告情報の候補となる広告情報、つまり端末装置11に提供可能な広告に関する広告情報を候補広告情報と呼ぶ。候補広告情報は、放送事業者、広告代理業者、その広告に係る商品や役務を提供する提供元の業者等が管理する情報提供装置(図示せず)から受信したものであってもよい。記憶部219には、候補広告情報を記憶させておく。
広告推薦部218は、番組推薦部217と同様にユーザ毎の視聴履歴情報に基づいてジャンル解析、及びポイントテーブル生成を行う構成を備える。そして、広告推薦部218は、ユーザ毎に解析したジャンルの分布を参照して、それぞれの広告が属するジャンルに応じたポイントを算出し(ポイント算出)、算出したポイントに基づいて推薦広告情報を選択する(推薦広告情報抽出)。
広告推薦部218は、具体的には次の処理を行う。広告推薦部218は、記憶部219に記憶した候補広告情報を読み出し、読み出した候補広告情報に係る各広告についてユーザ毎に生成したポイントテーブルを用いてポイントを算出する(ポイント算出処理)。ポイント算出処理において、広告推薦部218は、番組推薦部217におけるジャンルポイント加算処理と同様にジャンルポイントテーブルを参照してその広告が属するジャンルに対応するポイントを、その広告のポイントとして算出する。また、その広告が有意なジャンルに属していない場合、広告推薦部218は、その広告について番組推薦部217と同様にキーワード解析を行ってからポイント算出処理を行ってもよい。
候補広告情報に、その広告に関する放送番組を識別する番組識別情報が対応付けられている場合には、広告推薦部218は、その番組識別情報が示す放送番組に係るジャンルと時間帯をEPGデータから読み出してもよい。広告推薦部218は、ポイント算出処理として番組推薦部217と同様に、読み出したジャンルについてジャンルポイント加算処理と、読み出した時間帯について時間帯ポイント加算処理を行ってもよい。
広告推薦部218は、算出したポイントが最も高い広告からポイントの降順に予め定めた件数(例えば、2件)の広告に係る候補広告情報を推薦広告情報としてユーザ毎に選択する(推薦広告情報抽出)。広告推薦部218は、選択した候補広告情報を推薦広告情報(ターゲティングオーディエンス広告)として端末装置11へ送信する送信信号として送信部213に出力する(推薦広告情報送信)。ここで、広告推薦部218は、選択した候補広告情報に含まれる広告データを抽出し、抽出した広告データを推薦広告情報として送信部213に出力してもよい。これにより、端末装置11では、出力された推薦広告情報が示す広告が表示される。
広告推薦部218は、ポイントテーブルがユーザ毎に生成されたことに応じて、ポイント算出処理、推薦広告情報選択処理、推薦広告情報送信処理をユーザ毎に行う。従って、各対象ユーザについて選択された推薦広告情報が端末装置11に送信される。
時間帯解析を行う際、番組推薦部217、広告推薦部218は、視聴履歴情報が示す各放送番組が視聴された時間が長いほど高くなるように、その放送された時間帯のポイントに加算すべきポイントを高くしてもよい。ここで、番組推薦部217、広告推薦部218は、同一の放送番組において同一のユーザが視聴の開始と終了が繰り返された場合には、それぞれの視聴開始時刻と視聴終了時刻で区分される視聴時間の累積時間が長くなるように加算すべきポイントを高くしてもよい。
時間帯解析を行う際、同一の放送番組が複数の時間帯に跨る場合には、番組推薦部217と広告推薦部218のいずれか一方又は両者は、その放送番組が視聴された時間のうち各時間帯に属する時間に応じて按分したポイントを、それぞれの時間帯について加算するようにしてもよい。
ジャンル解析を行う際、同一の放送番組が複数のジャンルに跨る場合には、番組推薦部217、広告推薦部218は、その放送番組が属するジャンルで按分したポイントを、それぞれのジャンルについて加算するようにしてもよい。
なお、広告推薦部218においてジャンル解析、及びポイントテーブル生成を行う構成は省略されていてもよい。その場合には、広告推薦部218は、番組推薦部217が生成したポイントテーブルを用いる。
コンテンツ情報選択部216は、番組推薦部217と広告推薦部218のいずれか一方のみを備えていてもよい。コンテンツ情報選択部216が、広告推薦部218のみを備える場合には、広告推薦部218は、ジャンル解析、及びポイントテーブル生成を行う構成を備える。
(再構成された視聴履歴情報の例)
次に、視聴履歴再構成部214で再構成された視聴履歴情報の例について説明する。
図11は、再構成された視聴履歴情報の例を示す図である。
図11(a)は、視聴履歴情報L01(図7)に基づいて再構成された視聴履歴情報L03を示す。視聴履歴情報L03は、視聴履歴情報L01と同様に左から右へ順にユーザID、事象(イベント)、タイトル、地域、チャネル、時刻、音量を示す。
この例では、視聴履歴情報L01のユーザIDの列に複数のユーザIDが示され、事象の列が「ユーザ(オーディエンス)変更」でない場合(例えば、「開始」、「終了」)に、それぞれ1つのユーザIDに対応する事象、タイトル、地域、チャネル、時刻、音量が繰り返されるように再構成されている。例えば、図11(a)の第2、3行において、ユーザIDはそれぞれ「1」、「2」であるが、それぞれのユーザIDについて事象「開始」、タイトル「番組1」、地域「1」、チャネル「10」、時刻「2013年2月20日21:00」及び音量「10」が対応付けられている。
また、視聴履歴情報L01のユーザIDの列に複数のユーザIDが示され、事象の列が「ユーザ変更」である場合であって、その直前の列にあったユーザIDが消失しているときには、その消失したユーザIDに係るユーザは視聴を終える。この例では、そのユーザIDについての事象が「終了」であるものとして図11(a)の第4行が再構成されている。この行では、例えば、ユーザID「2」に、事象「終了」、タイトル「番組1」、地域「1」、チャネル「10」、時刻「2013年2月20日21:12」及び音量「10」が対応付けられている。なお、事象の列が「ユーザ変更」であり、その直前の列にあったユーザIDになかったユーザIDが加わった場合には、その加わったユーザIDに係るユーザが視聴を開始する。そこで、そのユーザIDについての事象が「終了」であるものとして図11(a)の第4行が構成されている。そのユーザIDについての事象が「開始」であるものとして、その行に係る視聴履歴情報が再構成される。なお、図11(a)において音量の列は、省略されてもよい。
視聴履歴再構成部214は、再構成した視聴履歴情報を、ユーザID毎に視聴開始時刻、視聴終了時刻と、放送したチャネルが対応付けられるように更に変形してもよい。
図11(b)は、視聴履歴情報L03に基づいて変形された視聴履歴情報L04を示す。視聴履歴情報L04において、左から右へ順にユーザID、視聴開始時刻(開始)、視聴終了時刻(終了)、タイトル、地域、チャネルが示される。
例えば、図11(b)の第2行において、ユーザID「1」に、開始「2013年2月20日21:00」、終了「2013年2月20日21:54」、タイトル「番組1」、地域「1」、チャネル「10」が対応付けられている。
図11にはユーザ識別データがユーザIDで示されている場合を例にとって説明したが、ユーザIDに代えて又はユーザIDとともに属性情報(例えば、性別、年齢層)が適用されてもよい。従って、コンテンツ情報選択部216で行われるユーザ毎の処理とは、ユーザIDで示されるユーザ個人毎の処理に限られず、ユーザが属する属性毎の処理であってもよい。また、図11に示す例では、異なるユーザに係る視聴履歴情報が1列に集約されているが、視聴履歴情報は各ユーザ個別に集約されてもよい。
(ポイントテーブルの例)
次に、番組推薦部217又は広告推薦部218で生成もしくは使用されたポイントテーブルの例について説明する。
図12は、ポイントテーブルの例を示す図である。
図12(a)は、ジャンルポイントテーブルの一例としてジャンルポイントテーブルT04を示す図である。ジャンルポイントテーブルT04において、左から右へ順に、順位、ジャンル、ポイントが示されている。例えば、図12(a)の第2行において、順位「1」に、ジャンル「ニュース」、ポイント「10」が対応付けられている。
図12(b)は、時間帯ポイントテーブルの一例として時間帯ポイントテーブルT05を示す図である。時間帯ポイントテーブルT05において、左から右へ順に、順位、時間帯、ポイントが示されている。例えば、図12(b)の第2行において、順位「1」に、時間帯「20:00〜21:00」、ポイント「10」が対応付けられている。
(キーワードテーブルの例)
次に、番組推薦部217又は広告推薦部218で用いられたキーワードテーブルの例について説明する。
図13は、キーワードテーブルの例を示す図である。
キーワードテーブルT06において、左から右へ順に、ジャンル、キーワードが示されている。例えば、図13の第2行において、ジャンル「ニュース」に、キーワード「ニュース、報道、事件」が対応付けられている。このように、キーワードテーブルには、各ジャンルに複数のキーワードが対応付けていることがあるが、番組推薦部217、広告推薦部218は、複数のキーワードのうち少なくとも1つのキーワードを抽出し、抽出したキーワードに対応するジャンルを定めればよい。なお、番組推薦部217、広告推薦部218は、ある番組又はコンテンツについて複数のジャンルに跨ってキーワードが抽出され、その結果、複数のジャンルが定められる場合がある。その場合、番組推薦部217、広告推薦部218は、ジャンルポイント加算処理において、定められた複数のジャンルのそれぞれについてジャンルポイントテーブルを参照してポイントを定める。そして、番組推薦部217(図10)、広告推薦部218は、それぞれ定めたポイントのうちのいずれか、例えば、最も高いポイントを加算するポイントとして選択してもよい。
(推薦番組情報の例)
次に、推薦番組情報の例について説明する。
図14は、推薦番組情報の例を示す図である。
図14(a)に示す推薦番組情報L05は、ユーザIDが「1」であるユーザについて生成された推薦番組情報の一例である。
推薦番組情報L05は、タイトル、年月日、時間、地域、チャネル、ポイントから構成される。図14(a)では、左から右へ順に、タイトル、年月日、時間、地域、チャネル、ポイントが示されている。推薦番組情報L05を構成する項目のうちタイトル、年月日、時間は、それぞれEPGデータ(図8)と同様である。ポイントは、選択された放送番組のそれぞれについて算出されたポイントを示す。例えば、図14(a)の第2行において、タイトル「報道ニュース」に、年月日「2013年5月20日」、時間「19:00〜20:00」、地域「1」、チャネル「1」、ポイント「35」が対応付けられている。
図14(b)に示す推薦番組情報L06は、ユーザIDが「2」であるユーザについて生成された推薦番組情報の一例である。
推薦番組情報L06を構成する項目は、推薦番組情報L05と同様である。例えば、図14(b)の第2行において、タイトル「Bの冒険」に、年月日「2013年5月20日」、時間「19:00〜20:00」、地域「1」、チャネル「2」、ポイント「32」が対応付けられている。
なお、図14(a)、(b)に示す推薦番組情報L05、L06では、ポイントの列は省略されてもよい。このように、番組推薦部217は、ユーザ毎の嗜好として、例えば、視聴した放送番組が属するジャンルや視聴した時間帯毎の頻度に応じた候補番組情報を推薦番組情報として選択することができる。
(候補広告情報の例)
次に、候補広告情報の例について説明する。
図15は、候補広告情報の例を示す図である。
図15に示す候補広告情報T07は、タイトル、ファイル、ジャンル、詳細から構成される。図15において、左から右へ順に、タイトル、ファイル、ジャンル、詳細が示されている。
タイトルは、提供される広告の名称を示す。ファイルは、その広告の内容を示す広告データを格納するファイル及びその所在を示すディレクトリを示すパスを示す。ジャンルは、その広告が属するジャンルを示す。詳細は、その広告に係る詳細な情報や広告を特定する際のその他の手がかりとなる情報を示す。例えば、図15の第2行において、タイトル「Sマンション」にファイル「/cm/file11」、ジャンル「サッカー」、詳細「Sスタジアムのすぐそば」が対応付けられている。候補広告情報T07の第3行第2列の「/cm/file11」のうち、「/file11」がその広告の広告データを格納しているファイルのファイル名を示し、「/cm/」は、ファイル「/file11」が所在しているディレクトリを示す。
(推薦広告情報の例)
次に、推薦広告情報の例について説明する。
図16は、推薦広告情報の例を示す図である。
図16(a)に示す推薦広告情報L07は、ユーザIDが「1」であるユーザについて生成された推薦広告情報の一例である。
推薦広告情報L07は、タイトル、ファイル、ポイントから構成される。図16(a)では、左から右へ順に、タイトル、ファイル、ポイントが示されている。推薦広告情報L07を構成する項目のうちタイトル、ファイルは、それぞれ候補広告データ(図15)と同様である。但し、推薦広告情報L07では、ディレクトリが省略され、ファイル名のみが示されている。送信部213は、このファイル名を有するファイルを記憶部219から読み出して端末装置11に送信してもよい。ポイントは、選択された広告のそれぞれについて算出されたポイントを示す。例えば、図16(a)の第2行において、タイトル「Sマンション」に、ファイル「file11」、ポイント「35」が対応付けられている。
図16(b)に示す推薦広告情報L08は、ユーザIDが「2」であるユーザについて生成された推薦広告情報の一例である。
推薦広告情報L08を構成する項目は、推薦広告情報L07と同様である。例えば、図16(b)の第2行において、タイトル「Bスナック」に、ファイル「file13」、ポイント「27」が対応付けられている。
なお、図16(a)、(b)に示す推薦広告情報L07、L08では、ポイントの列は省略されてもよい。また、図16(a)、(b)に示す推薦広告情報L07、L08が示すファイルの列には、選択された広告の内容を示すファイルの所在を示すアドレスが示されていてもよい。その場合、そのファイルは、必ずしも記憶部219に記憶されている必要はなく、端末装置11からネットワーク(例えば、インターネット)を介してそのアドレスでアクセス可能な他の装置に格納されていればよい。
このように、広告推薦部218は、ユーザ毎の嗜好として、例えば、視聴した放送番組が属するジャンルや視聴した時間帯毎の頻度に応じた候補広告情報を推薦広告情報として選択することができる。
(推薦コンテンツ情報提供処理)
次に、本実施形態に係る推薦コンテンツ情報提供処理について説明する。
図17は、本実施形態に係る推薦コンテンツ情報提供処理を示すフローチャートである。
(ステップS201)受信部212(図10)は、端末装置11で生成された視聴履歴情報を受信する。その後、ステップS202に進む。
(ステップS202)視聴履歴再構成部214は、受信部212が受信した視聴履歴情報をユーザ毎に集約された視聴履歴情報に再構成する。その後、ステップS203に進む。
(ステップS203)コンテンツ情報選択部216は、ユーザ毎に再構成された視聴履歴情報に基づいてユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関するコンテンツ情報を推薦コンテンツ情報として選択する。その後、ステップS204に進む。
(ステップS204)送信部213は、コンテンツ情報選択部216が選択した推薦コンテンツ情報を端末装置11に送信する。その後、図17に係る処理を終了する。
(推薦番組情報選択処理)
次に、推薦コンテンツ情報処理(ステップS203、図17)の一態様として推薦番組情報選択処理について説明する。
図18は、本実施形態に係る推薦番組情報選択処理を示すフローチャートである。
(ステップS211)番組推薦部217は、ユーザ毎に再構成した視聴履歴情報に基づいてジャンル解析を行う。その後、ステップS212に進む。
(ステップS212)番組推薦部217は、ユーザ毎に再構成した視聴履歴情報に基づいて時間帯解析を行う。その後、ステップS213に進む。
(ステップS213)番組推薦部217は、ジャンル、時間帯のそれぞれについてポイントの降順となるように順位判定を行う。その後、ステップS214に進む。
(ステップS214)番組推薦部217は、判定した順位、ジャンル及びポイントを対応付けたジャンルポイントテーブルと判定した順位、時間帯及びポイントを対応付けた時間帯ポイントテーブルを生成する。その後、ステップS215に進む。
(ステップS215)番組推薦部217は、取得したEPGデータから放送予定及び現在放送中の放送番組に係る放送番組情報を候補番組情報として読み出す。その後、ステップS216に進む。
(ステップS216)番組推薦部217は、読み出した候補番組情報に係る各放送番組について生成したポイントテーブルを用いてポイントを算出する。その後、ステップS217に進む。
(ステップS217)番組推薦部217は、算出したポイントの降順に予め定めた件数の放送番組に係る候補番組情報を推薦番組情報として抽出する。その後、図18に係る処理を終了する。
(ポイント算出処理)
次に、ポイント算出処理(ステップS216、図18)について説明する。
図19は、本実施形態に係るポイント算出処理を示すフローチャートである。
番組推薦部217は、候補放送番組が示す放送番組毎に図19に示す処理を行う。但し、番組推薦部217は、この放送番組毎の処理を行う前に算出しようとするポイントの初期値(例えば、0)を予め設定しておく。
(ステップS221)番組推薦部217は、ジャンルポイントテーブルを参照してその放送番組が属するジャンルが有意なジャンルであるか否かを判定する。有意なジャンルに属していると判定された場合には(ステップS221 YES)、ステップS225に進む。有意なジャンルに属していないと判定された場合には(ステップS221 NO)、ステップS222に進む。
(ステップS222)番組推薦部217は、キーワードテーブルを参照してその放送番組についてキーワード解析を行ってキーワードを抽出し、抽出したキーワードに対応するジャンルの特定を試みる。その後、ステップS223に進む。
(ステップS223)番組推薦部217は、対応するジャンルが特定できたか否かを判定する。特定できたと判定された場合には(ステップS223 YES)、ステップS224に進む。特定できなかったと判定された場合には(ステップS223 NO)、ステップS226に進む。
(ステップS224)番組推薦部217は、特定したジャンルをその放送番組が属するジャンルとして設定する。その後、ステップS225に進む。
(ステップS225)番組推薦部217は、ジャンルポイントテーブルを参照して、その放送番組が属するジャンルについてジャンルポイント加算処理を行う。その後、ステップS226に進む。
(ステップS226)番組推薦部217は、時間帯ポイントテーブルを参照して、その放送番組が放送される時間帯について時間帯ポイント加算処理を行う。その後、図19に示す処理を終了する。
(推薦広告情報選択処理)
次に、推薦コンテンツ情報選択(ステップS203、図17)の他の態様として推薦広告情報選択処理について説明する。
図20は、本実施形態に係る推薦広告情報選択処理を示すフローチャートである。
図20に示す推薦広告情報選択処理は、ステップS211、S213、S214とステップS235−S237を有する。ステップS211、S213、S214に係る処理を、番組推薦部217(図10)が行う。なお、これらの処理を、広告推薦部218(図10)が行ってもよい。ステップS214に係る処理が終了した後、ステップS235に進む。
(ステップS235)広告推薦部218は、記憶部219から候補広告情報を読み出す。その後、ステップS236に進む。
(ステップS236)広告推薦部218は、読み出した候補広告情報が示す各広告についてポイントテーブルを用いてポイント算出処理を行う。このポイント算出処理は、ステップS221−S225(図19)において放送番組に代えて広告を用いて行われるものに相当する。その後、ステップS237に進む。
(ステップS237)広告推薦部218は、算出したポイントの降順に予め定めた件数の広告に係る候補広告情報を推薦広告情報として抽出する。その後、図20に係る処理を終了する。
なお、ステップS215−S217(図18)の処理とステップS235−S237(図20)の処理は並行して行われてよいし、いずれか一方の処理が終了した後に他方の処理が行われてもよい。
上述したように、本実施形態では、端末装置は、受信したコンテンツを表示し、コンテンツを視聴するユーザを識別し、表示したコンテンツに関するコンテンツ情報及び識別したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を生成する。また、端末装置は、生成した視聴履歴情報をコンテンツ情報提供装置に送信する。コンテンツ情報提供装置は、受信した視聴履歴情報を参照してユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報をユーザに推薦する候補コンテンツ情報から選択し、選択した推薦コンテンツ情報を端末装置に送信する。
これにより、端末装置が複数のユーザに使用される場合でも、他のユーザによる影響を受けずユーザ個々の視聴履歴が得られる。例えば、ユーザ個人の視聴履歴に応じて選択されたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報として、各ユーザ個人が期待するコンテンツに関するものを得ることができる。また、ユーザ個人が有するユーザ属性の視聴履歴に応じて選択されたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報として、そのユーザ属性を有するユーザ(デモグラフィックなユーザ像)において期待する傾向があるコンテンツ(特徴コンテンツ)に関するものを得ることができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
図21は、本実施形態に係るコンテンツ情報提供システム1aの構成を示す概略ブロック図である。
コンテンツ情報提供システム1aは、N個(Nは、1よりも大きい整数)の端末装置11a−1〜11a−N、コンテンツ情報提供装置21a、ルータ33a及びコンテンツデータ送信装置31を含んで構成される。
端末装置11a−1〜11a−Nは、それぞれ伝送路43a−1〜43a−Nを介してルータ33aと接続され、伝送路42を介してコンテンツデータ送信装置31と接続される。コンテンツ情報提供装置21aは、伝送路41を介してルータ33aと接続される。
ルータ33aは、伝送路41を介してコンテンツ情報提供装置21aと接続され、また伝送路43a−1〜43a−Nを介してそれぞれ端末装置11a−1〜11a−Nと接続されるリモートルータである。ここで、ルータ33aは、端末装置11a−1〜11a−Nのそれぞれが送信する送信データをコンテンツ情報提供装置21aに送信し、コンテンツ情報提供装置21aが送信する送信する送信データを端末装置11a−1〜11a−Nのうち指定された送信先に送信する。
伝送路43a−1〜43a−Nは、ルータ33aの配下で収容された小規模ネットワーク(LAN:Local Area Network)を形成する伝送路である。伝送路43a−1〜43a−Nは、無線であっても有線であってもよい。伝送路43a−1〜43a−Nでデータが伝送される際には、そのデータの送信先又は送信元として端末装置11a−1〜11a−N並びにルータ33aの各々について異なるIPアドレス(内部アドレス、プライベートアドレスとも呼ばれる)が用いられる。これに対し、伝送路41でデータが伝送される際には、そのデータの最終的な送信先又は最初の送信元が端末装置11a−1〜11a−Nであっても、直接の送信先又は送信元としてルータ33aに割り当てられた共通のIPアドレス(外部アドレス、グローバルアドレスとも呼ばれる)が用いられる。ここで、最終的な送信先又は最初の送信元としての端末装置11a−1〜11a−Nは、それぞれのMACアドレスを用いて区別される。
ルータ33aは、伝送路43a−1〜43a−Nを介して受信した伝送データを伝送路41に送信する場合には、受信した伝送データに含まれる内部アドレスを外部アドレスに置き換える処理を行う。また、ルータ33aは、伝送路41を介して受信した伝送データを伝送路43a−1〜43a−Nのいずれかに送信する場合には、受信した伝送データに含まれる外部アドレスを内部アドレスに置き換える処理を行う。
なお、以下の説明では、端末装置11a−1〜11a−Nを区別しない場合には、単に端末装置11aと呼び、伝送路43a−1〜43a−Nを区別しない場合には、単に伝送路43aと呼ぶ。
(端末装置の構成)
次に、本実施形態に係る端末装置11aの構成について説明する。
図22は、本実施形態に係る端末装置11aの構成を示す概略ブロック図である。
端末装置11aは、チューナ111、デコード処理部112、画像処理部113、画像表示部114、音声再生部115、画像入力部116、ユーザ識別部117a、制御部118、EPG取得部119、視聴履歴生成部120a、通信部121及び操作入力部124を含んで構成される。即ち、端末装置11aは、端末装置11(図2)において、ユーザ識別部117、視聴履歴生成部120に代えてユーザ識別部117a、視聴履歴生成部120aを備える。
ユーザ識別部117aには、ユーザ識別部117(図3)、117−1(図4)、117−2(図5)と同様にユーザ識別テーブルが記憶され、記憶されたユーザ識別テーブルを用いて識別されたユーザに係るユーザ識別データを視聴履歴生成部120aに出力する。
但し、ユーザ識別部117aは、記憶されたユーザ識別テーブルをコンテンツ情報提供装置21aへ送信する送信データとして送信部123に出力する。ユーザ識別部117aがユーザ識別テーブルを出力する時点は、例えば、端末装置11aの起動直後、ユーザ識別テーブルの内容が更新されたときである。ユーザ識別テーブルの内容は、上述したように新たにユーザ識別データと特徴量とが対応付けて記憶されたときに更新される。
視聴履歴生成部120aは、視聴履歴生成部120(図2)と同様にユーザ識別部117aから入力されたユーザ識別データと制御部118から入力されたチャネルデータとを有する視聴履歴情報を生成する。また、視聴履歴生成部120aは、生成した視聴履歴情報をコンテンツ情報提供装置21aへ送信する送信データとして送信部123に出力する。
但し、視聴履歴生成部120aは、入力されたユーザ識別データ、チャネルデータに端末装置11aのIPアドレスと端末装置11aを識別する機器識別データをさらに対応付けて視聴履歴情報を生成する。視聴履歴生成部120aは、機器識別データとして、例えば、個々の端末装置11aに予め設定されたMACアドレスを用いる。
(視聴履歴情報の例)
次に、端末装置11aが送信する視聴履歴情報の例について説明する。
図23は、端末装置11aが送信する視聴履歴情報の例を示す図である。
図23に示す視聴履歴情報L09は、視聴履歴生成部120aが生成した視聴履歴情報の一例である。
図23において左から右へ順に、IPアドレス、機器識別データ(MACアドレス)、ユーザ識別データ(ユーザID)、事象情報(事象)、番組名(タイトル)、地域、チャネル、時刻、音量を示す。視聴履歴情報L01(図7)と比較すると、視聴履歴情報L09には、IPアドレス、MACアドレスを示す列が追加されている。
例えば、図23の第2行において、IPアドレス「ip1」、MACアドレス「MAC1」が、ユーザID「1」、事象「開始」、タイトル「番組1」、地域「1」、チャネル「10」、時刻「2013年2月20日21:00」及び音量「10」が対応付けられている。
(コンテンツ情報提供装置の構成)
次に、本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置21aの構成について説明する。
図24は、本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置21aの構成を示す概略ブロック図である。
コンテンツ情報提供装置21aは、通信部211、視聴履歴再構成部214a、EPG取得部215、コンテンツ情報選択部216、及び記憶部219を含んで構成される。即ち、コンテンツ情報提供装置21aは、コンテンツ情報提供装置21(図10)において、視聴履歴再構成部214に代えて視聴履歴再構成部214aを備える。
視聴履歴再構成部214aには、端末装置11a−1〜11a−Nからそれぞれ受信した視聴履歴情報とユーザ識別テーブルが受信部212から入力される。視聴履歴再構成部214aは、受信したユーザ識別テーブルが示す特徴量を端末装置11a−1〜11a−N間で照合し、照合が成功した特徴量にそれぞれ対応するユーザ識別データが同一のユーザを示すものと判定する。視聴履歴再構成部214aは、同一と判定したユーザ毎に視聴履歴情報を集約することによって入力された視聴履歴情報を再構成し、同一と判定したユーザ毎に再構成した視聴履歴情報を記憶部219に記憶する。同一と判定したユーザ毎に視聴履歴情報を集約する処理を、以下の説明では名寄せ処理と呼ぶことがある。なお、名寄せ処理では、視聴履歴再構成部214aは、特徴量に代えて又は特徴量とともにユーザ属性を用いてもよい。視聴履歴再構成部214aが異なるユーザ属性同士を照合して、それらのユーザ属性が同一と判定できたときに、照合が成功したと判定する。
以下の説明では、特徴量、ユーザ属性、特徴量とユーザ属性の組を特徴量等と総称する。
共通のルータ33aの配下に接続された端末装置11a−1〜11a−Nからそれぞれ受信した視聴履歴情報は、端末装置11a−1〜11a−NそれぞれのIPアドレスに代えてルータ33aのIPアドレスを示す。そこで、視聴履歴再構成部214aは、IPアドレスが共通する視聴履歴情報を受信した端末装置11a−1〜11a−Nを、名寄せ処理を行う単位と判定する。視聴履歴再構成部214aは、名寄せを行う単位に属する端末装置11a−1〜11a−Nのそれぞれを視聴履歴情報が示す機器識別データに基づいて識別することができる。これにより、端末装置11a−1〜11a−Nからそれぞれ異なるユーザ識別データを有する視聴履歴情報が、同一と判定したユーザ毎に集約される。そのため、ユーザ毎の標本としての視聴履歴情報が豊富に利用できるため、ユーザの嗜好をより精度よく判定することができる。例えば、同一所帯で1個の共通のルータ33aの配下に接続された複数の端末装置11a−1〜11a−Nを複数のユーザ個々の嗜好が的確に判定される。よって、端末装置11a−1〜11a−Nはユーザ毎の嗜好により適合した推薦コンテンツ情報を提示できるようになる。
(視聴履歴情報の例)
次に、コンテンツ情報提供装置21aが受信した視聴履歴情報の例について説明する。
図25は、コンテンツ情報提供装置21aが受信した視聴履歴情報の例を示す図である。
図25に示す視聴履歴情報L10は、コンテンツ情報提供装置21aが受信した視聴履歴情報の一例である。
視聴履歴情報L10に示される各列の項目は、視聴履歴情報L09(図23)に示される項目と同様である。例えば、図25の第2行において、IPアドレス「IP1」、MACアドレス「MAC1」が、ユーザID「1」、事象「開始」、タイトル「番組1」、地域「1」、チャネル「10」、時刻「2013年2月20日21:00」及び音量「10」が対応付けられている。
但し、視聴履歴情報L10が示すIPアドレス「IP1」は、ルータ33aのIPアドレス(外部アドレス)であり、視聴履歴情報L09に示されている端末装置11aのIPアドレス(内部アドレス)「ip1」が、置き換えられたものである。この例では、同一のIPアドレス「IP1」を有する視聴履歴情報が同一のルータ33aの配下の端末装置11aが送信したものであると判定される。また、コンテンツ情報提供装置21aでは、MACアドレスが「MAC1」である端末装置11a−1と「MAC2」である端末装置11a−2と識別される。コンテンツ情報提供装置21aは、MACアドレスが「MAC1」に対応するユーザID「1」、「2」(2名)にそれぞれ対応する特徴量等と、MACアドレスが「MAC2」に対応するユーザID「1」、「2」、「3」(3名)のそれぞれ対応する特徴量等を照合する。この例では、端末装置11a−1について2名分の特徴量と、端末装置11a−2について3名分の特徴量と、計6通りの照合が行われる。
(名寄せ処理の例)
次に、名寄せ処理の例について説明する。
図26は、本実施形態に係る名寄せ処理の一例を示すフローチャートである。
図26に示す名寄せ処理は、受信したユーザ識別テーブルがユーザ毎の特徴量を含む場合(例えば、ユーザ識別テーブルT01、T03(図6))に行われる名寄せ処理である。
(ステップS301)視聴履歴再構成部214aは、端末装置11a−1〜11a−Nからそれぞれユーザ識別テーブルを受信する。その後、ステップS302に進む。
(ステップS302)視聴履歴再構成部214aは、視聴履歴情報が示すIPアドレスで示されるルータ33a配下のMACアドレスで示される端末装置11aから受信したユーザ識別テーブル毎にユーザ識別テーブルを集約する。その後、ステップS303に進む。
(ステップS303)視聴履歴再構成部214aは、IPアドレスが共通しMACアドレスが異なるユーザ間で特徴量を照合する。ここで、視聴履歴再構成部214aは、例えば、データ照合部1173(図3)と同様に異なるユーザ間の特徴量の類似度を算出する。その後、ステップS304に進む。
(ステップS304)視聴履歴再構成部214aは、類似度が予め定めた類似度の閾値よりも高い特徴量に係るユーザ同士は同一のユーザであると判定する。視聴履歴再構成部214aは、同一のユーザと判定したユーザ同士について同一のユーザIDを付与する。ここで、視聴履歴再構成部214aは、未利用の新たなユーザIDを同一のユーザIDとして定めてもよいし、既存の一方のユーザIDを同一のユーザIDとして他方のユーザIDに置き換えてもよい。その後、ステップS305に進む。
(ステップS305)視聴履歴再構成部214aは、同一のユーザであると判定したユーザに係るユーザIDを付与したユーザIDに更新し、更新したユーザID毎に視聴履歴情報を集約する。その後、図26に係る処理を終了する。
図27は、本実施形態に係る名寄せ処理の他の例を示すフローチャートである。
図27に示す名寄せ処理は、受信したユーザ識別テーブルがユーザ毎の属性情報を含む場合(例えば、ユーザ識別テーブルT02、T03(図6))に行われる名寄せ処理である。図27に示す名寄せ処理は、ステップS301、S302を有し、ステップS302に係る処理が終了した後、ステップS313に進む。
(ステップS313)視聴履歴再構成部214aは、IPアドレスが共通しMACアドレスが異なるユーザ間でユーザ属性を照合する。その後、ステップS314に進む。
(ステップS314)視聴履歴再構成部214aは、照合したユーザ属性が同一のユーザ同士は同一のユーザであると判定する。視聴履歴再構成部214aは、同一のユーザと判定したユーザ同士について同一の仮ユーザIDを付与する。その後、ステップS315に進む。
(ステップS315)視聴履歴再構成部214aは、視聴履歴情報において同一のユーザであると判定したユーザに係るユーザIDを付与した仮ユーザIDに更新し、更新した仮ユーザID毎に視聴履歴情報を集約する。その後、ステップS316に進む。
(ステップS316)視聴履歴再構成部214aは、集約した視聴履歴情報に矛盾が生じていないか否かを判定する。矛盾とは、同じ時刻に異なる端末装置11a間で同一の仮IDが視聴履歴情報に生じること、つまり同じ時刻に異なる端末装置11a間で同一のユーザが視聴しているという起こりえない状況を示す。矛盾が生じていないと判定された場合には(ステップS316 YES)、仮ユーザIDを新たなユーザIDとして確定し、図27に示す処理を終了する。矛盾が生じたと判定された場合には(ステップS316 NO)、ステップS317に進む。
(ステップS317)視聴履歴再構成部214aは、矛盾が生じたと判定された端末装置11aのユーザ同士で、それぞれ異なる仮ユーザIDを再度付与する。その後、ステップS315に進む。
このように、ユーザ属性は、例えば、性別や年齢等、その場合の数(自由度)が制限されているため、図27に示す処理の処理量が軽減され、ユーザ本人と同様なユーザ属性を有するユーザ間で視聴履歴情報が集約される。また、矛盾が生じている場合に仮ユーザIDを再度付与することで、ユーザ属性の自由度が限られていることで生じがちな矛盾を排除することができる。
なお、視聴履歴再構成部214aが、ユーザ毎の特徴量とユーザ属性を示すユーザ識別テーブルT03(図6)を受信した場合には、ステップS301−S305(図26)とステップS313−S317(図27)の処理を行ってもよい。
ユーザ識別テーブルT01−T03(図6)は視聴履歴再構成部214aで受信され、記憶部219に記憶されるが、これらが示す上述した特徴量とユーザ属性だけではユーザ本人を特定することが困難であるため、個人情報保護の観点で安全性が損なわれることはない。
上述したように、本実施形態では、コンテンツ情報提供装置において、各端末装置がユーザを識別する際に用いた特徴量が合致するユーザ間で、各端末装置から受信した視聴履歴を集約する。
これにより、同一のユーザが複数の端末装置を利用する場合でも、そのユーザについて集約された視聴履歴を参照して推薦コンテンツ情報が選択される。そのため、個々の視聴履歴が参照される場合よりもユーザの嗜好が反映された推薦コンテンツ情報が得られる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第3の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
図28は、本実施形態に係るコンテンツ情報提供システム1bの構成を示す概略ブロック図である。
コンテンツ情報提供システム1bは、端末装置11、コンテンツ情報提供装置21b及びコンテンツデータ送信装置31を含んで構成される。即ち、コンテンツ情報提供システム1bは、コンテンツ情報提供システム1(図1)において、コンテンツ情報提供装置21に代えてコンテンツ情報提供装置21bを備える。
なお、コンテンツ情報提供システム1bは、コンテンツ情報提供システム1a(図21)と同様に端末装置11に代えてN個の端末装置11a−1〜11a−Nを備え、さらにルータ33aを備えてもよい。
(コンテンツ情報提供装置の構成)
次に、本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置21bの構成について説明する。
図29は、本実施形態に係るコンテンツ情報提供装置21bの構成を示す概略ブロック図である。
コンテンツ情報提供装置21bは、通信部211、視聴履歴再構成部214、EPG取得部215、コンテンツ情報選択部216b、及び記憶部219を含んで構成される。即ち、コンテンツ情報提供装置21bは、コンテンツ情報提供装置21(図10)において、コンテンツ情報選択部216に代えてコンテンツ情報選択部216bを備える。
コンテンツ情報選択部216bは、対象ユーザの視聴履歴情報に代えて、又は対象ユーザの視聴履歴情報とともに類似ユーザの視聴履歴情報に基づいて、それらのユーザの嗜好に応じたコンテンツに関するコンテンツを選択する。
コンテンツ情報選択部216bは、番組推薦部217bと広告推薦部218bを備える。ここで、番組推薦部217bは、対象ユーザの視聴履歴情報に代えて、又は対象ユーザの視聴履歴情報とともに類似ユーザの視聴履歴情報に基づいて、それらのユーザの嗜好を示す指標を解析する。番組推薦部217bは、ユーザの嗜好を示す指標を解析する際、上述したジャンル解析処理や時間帯解析処理を行ってもよい。そして、番組推薦部217bは、番組推薦部217(図10)と同様に解析した指標に応じて候補番組毎に算出したポイントに基づいて推薦放送番組を選択する。広告推薦部218bは、番組推薦部217(図10)と同様に解析した指標に応じて候補広告情報毎に算出したポイントに基づいて推薦広告情報を選択する。以下では、主にユーザの嗜好を示す指標を解析する際に用いられる視聴履歴情報についてコンテンツ情報選択部216bに共通する事項であるため、番組推薦部217bと広告推薦部218bとを区別せずに説明する。
ここで、類似ユーザとは、対象ユーザと嗜好が類似している他のユーザ、例えば、対象ユーザと同一のユーザ属性を有する他のユーザであってもよい。類似ユーザは、対象ユーザが現在視聴している放送番組と同一の放送番組を視聴している他のユーザであってもよい。また、類似ユーザは、対象ユーザが現在視聴している放送番組が属するカテゴリと同一のカテゴリに属する放送番組を視聴している他のユーザであってもよい。また、類似ユーザは、これらの条件の任意の組み合わせ、例えば、対象ユーザと同一のユーザ属性を有する他のユーザであって、対象ユーザが現在視聴している放送番組と同一の放送番組を視聴している他のユーザであってもよい。
コンテンツ情報選択部216bは、端末装置11の使用開始時からの使用度数に応じてユーザの嗜好を示す指標を解析する際に使用される類似ユーザの視聴履歴情報の対象ユーザの視聴履歴情報に対する割合が小さくなるように調節する。使用度数とは、使用される度合い、例えば、経過時間、使用回数、等である。使用開始時とは、初めて端末装置11が受信したコンテンツデータに基づくコンテンツを表示し、コンテンツ情報提供装置21bとの間でデータの送信又は受信を行える状態になった時点である。処理に用いる対象ユーザの視聴履歴情報の類似ユーザの視聴履歴情報に対する割合を、次の説明では対象ユーザ視聴履歴比と呼ぶことがある。
コンテンツ情報選択部216bには、所定のM(Mは1より大きい整数、例えば、3)期間のそれぞれについて、後の期間ほど対象ユーザ視聴履歴比が大きくなるように設定しておき、使用開始時からの経過時間に応じた対象ユーザ視聴履歴比で示される割合で視聴履歴情報を用いるようにしてもよい。例えば、使用開始から1か月まで(初期)は、コンテンツ情報選択部216bは、類似ユーザのみの視聴履歴情報を用いる。使用開始後1か月から使用開始後3か月まで(中期)は、コンテンツ情報選択部216bは、類似ユーザの視聴履歴情報と対象ユーザの視聴履歴情報を用いる。使用開始後3か月以降(後期)は、コンテンツ情報選択部216bは、対象ユーザのみの視聴履歴情報を用いる。なお、類似ユーザの人数は不特定であるため、類似ユーザの視聴履歴情報の情報量が、対象ユーザの視聴履歴情報の情報量よりも格段に多くなることがある。中期において、コンテンツ情報選択部216bは、類似ユーザの視聴履歴情報の一部をランダムに間引き、その情報量を対象ユーザの視聴履歴情報の情報量と等しくしてもよい。
使用開始時から使用度数が少ない初期においては、対象ユーザの視聴履歴情報の情報量が少ないため、対象ユーザの視聴履歴情報だけを用いて解析した指標の信頼性が低く、十分に対象ユーザの嗜好が反映されない。上述したように、本実施形態では、嗜好が類似する類似ユーザの視聴履歴情報を用いることで、より信頼性が高く対象ユーザの嗜好に類似する推薦コンテンツ情報(例えば、推薦番組情報、推薦広告情報)が得られる。また、使用度数が大きくなるにつれ対象ユーザの視聴履歴情報の割合を増加することで、信頼性を維持しながら、より対象ユーザの嗜好に近い推薦コンテンツ情報が得られる。
上述では、コンテンツ情報選択部216、216bが、ユーザ毎の嗜好を示す指標として、主にジャンルの分布や時間帯を用いる場合を例にとって説明したが、これに限られない。コンテンツ情報選択部216、216bは、例えば、ジャンルの分布や時間帯に代えて、又はこれとともにユーザ毎に視聴した放送番組が放送されたチャネル、地域を用いてもよい。
上述では、ユーザ識別部117−1が識別するユーザ属性として主に性別、年齢層を用いる場合を例にとって説明したが、これに限られない。ユーザ識別部117−1は、例えば、性別、年齢層に代えて、又はこれとともに人種を用いてもよい。
上述では、放送事業者が提供する放送サービスを特定する際に主にチャネルと地域の組を用いる場合を例にとって説明したが、その組の代わりにチャネルのみを用いてもよい。
上述では、視聴履歴情報が放送伝送路を介して提供されるテレビジョン放送番組を示す情報である場合を例にとって説明したが、これには限られない。視聴履歴情報は、通信伝送路を介して一方的に提供される(ブロードキャスト、マルチキャスト)放送番組を示す情報であってもよい。
上述した端末装置11、11aが表示するコンテンツは、同時に複数人によって視聴されることがある。そこで、ユーザ識別部117、117−1、117−2、117aは、ユーザの組を識別し、ユーザの組をそれぞれ識別するユーザ識別情報を生成してもよい。例えば、端末装置11を3人のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC)が利用する場合、ユーザ識別部117は、7(=2−1)通りのユーザのパターンを識別してもよい。例えば、ユーザ識別部117は、ユーザA、ユーザB、ユーザCをそれぞれ識別する他、ユーザAとユーザBの組、ユーザBとユーザCの組、ユーザBとユーザCの組、ユーザAとユーザBとユーザCの組をそれぞれ識別する。
ここで、ユーザ識別部117、117−1、117−2、117aは、各ユーザのパターンに応じたユーザIDを生成し、各ユーザIDに応じた特徴量やユーザ属性の組を対応付けて記憶してもよい。即ち、「ユーザ毎」、「各ユーザ」とは、それぞれ「ユーザの組毎」、「各ユーザの組」という意味も含む。
ユーザ識別部117、117−1、117−2、117aにおいて複数のユーザが識別される場合には、コンテンツ情報選択部216、216bは複数のユーザのうちいずれかのユーザ(主ユーザ)のみの推薦コンテンツ情報を送信部213に出力してもよい。これにより、端末装置11、11aでは、主ユーザへの推薦コンテンツ情報が受信され、他のユーザへの推薦コンテンツ情報を受信されない。そのため、推薦コンテンツ情報の表示を最小限にとどめることで各ユーザによるコンテンツの視聴の妨害を抑制することができる。ここで、コンテンツ情報選択部216、216bは、その複数のユーザ間で最もポイントが高い推薦コンテンツ情報を主ユーザの推薦コンテンツ情報として選択してもよい。また、コンテンツ情報選択部216、216bは、受信した視聴履歴情報を参照して現在視聴されているコンテンツの視聴時間が最も長いユーザに係る推薦コンテンツ情報を主ユーザの推薦コンテンツ情報として選択してもよい。
上述した端末装置11、11aでは、ユーザ識別部117、117−1、117−2、117aが省略されていてもよい。その場合には、コンテンツ情報提供装置21、21a、21bは、さらにユーザ識別部117、117−1、117−2、117aを備える。これにより、端末装置11はユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツ情報を提供する機能を維持して、ハードウェア規模が過大になることを回避することができる。
上述した端末装置11は、さらに視聴履歴再構成部214を備えてもよい。その場合には、コンテンツ情報提供装置21、21bは、視聴履歴再構成部214を省略することができる。
なお、上述した端末装置11、11aの一部、例えば、デコード処理部112、画像処理部113、ユーザ識別部117、117−1、117−2、117a、制御部118、EPG取得部119、視聴履歴生成部120、120a、コンテンツ情報提供装置21、21a、21bの一部、例えば、視聴履歴再構成部214、214a、EPG取得部215、コンテンツ情報選択部216、216bをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置11、11a又はコンテンツ情報提供装置21、21a、21bに内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における端末装置11、11a及びコンテンツ情報提供装置21、21a、21bの一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。端末装置11、11a及びコンテンツ情報提供装置21、21a、21bの各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1、1a、1b…コンテンツ情報提供システム、
11、11a(11a−1〜11a−N)…端末装置、111…チューナ、
112…デコード処理部、113…画像処理部、114…画像表示部、
115…音声再生部、116…画像入力部、
117、117−1、117−2、117a…ユーザ識別部、
1171…顔領域抽出部、1172、1172−2…特徴量算出部、
1173、1173−2…データ照合部、1174…データ登録部、
1175…ユーザ情報記憶部、1176、1176−1…出力部、
1177−1…ユーザ属性推定部、1178ー2…出力音声減算部、118…制御部、
119…EPG取得部、120、120a…視聴履歴生成部、121…通信部、
122…受信部、123…送信部、124…操作入力部、125…操作パネル、
126…リモコン受信部、
21、21a、21b…コンテンツ情報提供装置、211…通信部、212…受信部、
213…送信部、214、214a…視聴履歴再構成部、215…EPG取得部、
216、216b…コンテンツ情報選択部、217、217b…番組推薦部、
218、218b…広告推薦部、219…記憶部、220…バス、
31…コンテンツデータ送信装置、33a…ルータ、
41、42、43a(43a−1〜43a−N)…伝送路

Claims (6)

  1. 端末装置で表示されたコンテンツに関するコンテンツ情報と前記コンテンツを視聴したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部と、
    複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき、当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成部と、
    前記受信部が受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報を前記候補コンテンツ情報から選択するコンテンツ情報選択部と、
    前記コンテンツ情報選択部が選択した推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信部と、
    を備えるコンテンツ情報提供装置。
  2. 前記ユーザ属性の照合に係る前記複数の端末装置が共通のルータの配下に接続され、前記視聴履歴情報が示すアドレスが同一と判定された場合、前記視聴履歴情報再構成部は、前記複数の端末装置間で異なるユーザ識別データを与えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ情報提供装置。
  3. 前記コンテンツ情報選択部は、前記ユーザと嗜好が類似する類似ユーザの視聴履歴情報をさらに用い、前記端末装置の使用度数が大きくなるほど前記ユーザの視聴履歴情報の割合が増加するように当該視聴履歴情報を用いて前記ユーザ毎の嗜好を解析することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテンツ情報提供装置。
  4. 複数の端末装置とコンテンツ情報提供装置とを備えるコンテンツ情報提供システムであって、
    前記複数の端末装置は、
    受信したコンテンツを表示する表示部と、
    前記コンテンツを視聴するユーザを識別するユーザ識別部と、
    前記表示部が表示したコンテンツに関するコンテンツ情報及び前記ユーザ識別部が識別したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を生成する視聴履歴情報生成部と、
    前記視聴履歴情報をコンテンツ情報提供装置に送信し、前記コンテンツ情報提供装置から推薦コンテンツ情報を受信する通信部と、
    をそれぞれ備え、
    前記コンテンツ情報提供装置は、
    前記視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部と、
    複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき、当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成部と、
    前記受信部が受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する前記候補コンテンツ情報を前記推薦コンテンツ情報として選択するコンテンツ情報選択部と、
    前記推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信部と
    を備えるコンテンツ情報提供システム。
  5. コンテンツ情報提供装置における方法において、
    端末装置で表示されたコンテンツに関するコンテンツ情報と前記コンテンツを視聴したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信過程と、
    複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき、当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成過程と、
    前記受信過程で受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報を前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部から選択するコンテンツ情報選択過程と、
    前記コンテンツ情報選択過程で選択した推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信過程と、
    を有するコンテンツ情報提供方法。
  6. コンテンツ情報提供装置のコンピュータに、
    端末装置で表示されたコンテンツに関するコンテンツ情報と前記コンテンツを視聴したユーザとの対応を示す視聴履歴情報を前記端末装置から受信する受信手順、
    複数の端末装置間でユーザ属性を照合し、同時刻帯に異なる端末装置間でユーザ識別データが同一と判定されるとき、当該異なる端末装置間でユーザが異なると判定し、同一と判定されたユーザ毎に前記端末装置から受信した視聴履歴情報を集約する視聴履歴情報再構成手順、
    前記受信手順で受信した視聴履歴情報が示すユーザ毎の嗜好に応じたコンテンツに関する推薦コンテンツ情報を前記ユーザに推薦するコンテンツの候補に関する候補コンテンツ情報を記憶する記憶部から選択するコンテンツ情報選択手順、
    前記コンテンツ情報選択手順で選択した推薦コンテンツ情報を前記端末装置に送信する送信手順、
    を実行させるためのコンテンツ情報提供プログラム。
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