JP2017125290A - 帽子 - Google Patents

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【課題】衝撃を分散することにより、衝撃を効果的に吸収する帽子を提供する。【解決手段】使用者の頭部の周囲に沿って形成され、後方に両端部が位置するサイドチューブ2と、サイドチューブ2の前側部に連通し、頭部に沿って後方へ延びる五本のトップチューブ3と、サイドチューブ2及びトップチューブ3を覆う椀状のクラウン4とを備える。サイドチューブ2の周囲に側帯5が取り付けられ、側帯5は前側部に固定されたつば6と、あご紐7とを有する。サイドチューブ2及び五本のトップチューブ3は内部に入れた空気により膨らんだ状態に維持可能であり、トップチューブ3は、前端部がサイドチューブ2に連通する固定端であり、後端部がクラウン4に沿って変位可能な自由端である。【選択図】図1

Description

本発明は、衝撃等から頭部を保護する帽子に関する。
従来から、衝撃等から頭部を保護する帽子としては、クラウンの内側にそのクラウンの形に沿う袋状の空気層が設けられ、その空気層に吸排気手段が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された帽子は、クラウン内に袋状の空気層が設けられているので、空気層が軽度の衝撃を緩和して、頭部を保護することができる。
特開平9−176907号公報
特許文献1に記載された帽子は、帽子に対して衝撃が加わったとき、袋状の空気層の弾性、すなわち反発によって衝撃を緩和するものである。このため、衝撃方向からの衝撃は瞬間的に空気層を介して頭部に伝わり、頭部で知覚されるものであり、衝撃を効果的に吸収することができないという問題があった。
そこで、この発明の課題としては、衝撃を分散することにより、衝撃を効果的に吸収する帽子を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、頭部の周囲に沿って形成され、後方に両端部が位置するサイドチューブと、そのサイドチューブの前側部に連通し、前記サイドチューブの前側部から前記頭部に沿って後方へ延びる複数のトップチューブと、前記サイドチューブ及び複数のトップチューブを覆う椀状のクラウンとを備え、前記サイドチューブ及び複数のトップチューブは内部に入れた流体により膨らんだ状態に維持可能であり、複数の前記トップチューブは、前端部が前記サイドチューブに連通する固定端であり、後端部が前記クラウンに沿って変位可能な自由端である構成を採用することができる。
この構成によると、クラウンの外側から衝撃が加わると、衝撃箇所付近のトップチューブは、前端部がサイドチューブに固定された状態でクラウンに沿って衝撃方向と異なる方向に変位する。
この構成において、前記サイドチューブとしては外部に通じ、空気を出し入れする吸排気口を有する構成を採用すると、吸排気口から空気を入れることで、サイドチューブ及びトップチューブを流体である空気で膨らませる状態とすることができる。
また、前記サイドチューブ及び複数のトップチューブは、その内部に吸水して膨らむポリマーが入れられており、前記サイドチューブが外部に通じる注水口を有するものである構成を採用してもよい。
この場合、注水口から水を入れると、サイドチューブ及びトップチューブの内部に入れられた吸水して膨らむポリマーが膨らんだ状態となる。吸水して膨らんだポリマーによって、サイドチューブ及びトップチューブの保形性を確保することができる。
さらに、前記サイドチューブおよびトップチューブがその内部に配置された配管を有し、その配管は前記サイドチューブまたはトップチューブの内部に通じる流出孔と、外部に通じる注入口とを有する構成を採用してもよい。
この構成では、例えば、発泡剤や反応剤を混合しつつ液体の樹脂を注入口から圧力をかけた状態で注入すると、その液体の樹脂は配管を通り流出孔から流出してサイドチューブおよびトップチューブ内で発泡する。この液体の樹脂の発泡により、サイドチューブおよびトップチューブの保形性を確保することができる。
前記クラウンは、前記トップチューブに沿って前後方向に延びる複数の短冊状の生地片を有し、複数の前記生地片が幅方向に並んだ状態で連結されたものであり、その連結部のうち少なくとも一箇所は、隣り合う前記生地片の幅方向の一部が重なる状態で着脱可能に連結されたものである構成を採用することができる。
この構成によると、クラウンの連結部の隣り合う生地片の幅方向の一部の重なり幅を調節することができる。
上記構成において、前記クラウンが前記サイドチューブとトップチューブとの間、及び隣り合うトップチューブの間の少なくとも一方に配置された空気孔を有する構成を採用することができる。
この構成によると、クラウンに衝撃が加わった瞬間にクラウンが押し込まれると、クラウンと使用者の頭部との間に存在する空気が空気孔から外部に排出される。
この発明は、クラウンの外側から衝撃が加わると、衝撃箇所付近のトップチューブがクラウンに沿って衝撃方向と異なる方向に変位するため、衝撃を効果的に分散しつつ吸収することができる。
また、衝撃の瞬間にクラウンと使用者の頭部との間に存在する空気が空気孔から外部に排出されるため、使用者が衝撃を知覚し難くなる。
この発明に係る第一実施形態の帽子の斜視図 (a)同上の帽子のサイドチューブ及びトップチューブの平面図、(b)同上の帽子のサイドチューブ及びトップチューブの正面図、(c)同上の帽子のサイドチューブ及びトップチューブの側面図 同上の帽子の後方から見た斜視図 (a)同上のクラウンの重なり幅の調整前の状態を示す断面図、(b)同上のクラウンの重なり幅の調整後の状態を示す断面図 同上の帽子の使用状態を示す正面図 同上の帽子の衝撃を受けた時の状態を示す概略図 この発明に係る第二実施形態の帽子の斜視図 同上の帽子の要部を示す斜視図 同上の帽子のサイドチューブ及びトップチューブの平面図 同上のサイドチューブ内の配管と注入口を示す断面図
以下、この発明の第一実施形態に係る帽子を図1〜図6に基づいて説明する。
この実施形態に係る帽子1は、図1、2に示すように、頭部Hの周囲に沿って形成され、後方に両端部が位置するサイドチューブ2と、サイドチューブ2の前端部に連通し、頭部Hに沿って後方へ延びる複数のトップチューブ3と、サイドチューブ2及び複数のトップチューブ3を覆う椀状のクラウン4とを備える。
また、帽子1は、クラウン4の下部周縁に配置され、サイドチューブ2の周囲に固定された側帯5と、側帯5に固定されたつば6と、側帯5に固定されるあご紐7とを備える。
サイドチューブ2は、両端部が閉塞する可撓性を有する筒体からなり、内部に空気を出し入れする吸排気口8が右側部に設けられている。サイドチューブ2は、吸排気口8から内部に入れた空気により膨らんだ状態で、後方に両端部が位置する一部を切り欠いた環状をなしている。なお、右側または左側とは、つば6を前側に配置した場合における右側または左側を意味し、以下同様とする。
吸排気口8は、サイドチューブ2から外側に突出しており、サイドチューブ2内の空気の排出を防止する逆止弁(図示省略)と吸排気口8を開閉する栓体8aとを有する。吸排気口8は、可撓性を有する樹脂から形成され、これをつまむことで、逆止弁が開弁状態となり、サイドチューブ2内の空気が排出可能となる。
トップチューブ3は、後端部が閉塞する可撓性を有する筒体からなり、前端部がサイドチューブ2の前側部に間隔をおいて五本連通している。それぞれのトップチューブ3は、サイドチューブ2の前側部から使用者の頭部Hに沿って後方に向かって延び、前後方向中央部分を頂部として湾曲している。
それぞれのトップチューブ3のうち、左右方向中央のものがもっとも長くかつ頂部の高さが高く形成されており、左右方向外側に配置されるに従って、長さがより短くかつ頂部の高さがより低く形成されている。
それぞれのトップチューブ3は、前端部がサイドチューブ2の前側部に連通する固定端であり、サイドチューブ2に対して固定されていない後端部が、クラウン4に沿って左右方向に変位可能な自由端となっている。
また、それぞれのトップチューブ3は、吸排気口8から入れられた空気がサイドチューブ2内を経て内部に送り込まれるようになっている。吸排気口8からサイドチューブ2内に入れた空気により、サイドチューブ2及び複数のトップチューブ3は膨らんだ状態となり、吸排気口8を栓体8aで閉じることでその膨らんだ状態で維持可能となる。
サイドチューブ2及び複数のトップチューブ3の材質としては、可撓性を有するものが使用可能であり、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートまたは、ナイロン等が適用される。
クラウン4は、図1に示すように、複数のトップチューブ3に沿って前後方向に延びる複数の短冊状の生地片9、9を有し、それぞれの生地片9、9が幅方向に並んだ状態で椀状に連結されたものである。
それぞれの生地片9は、柔軟性を有する短冊状のシート体からなり、長さ方向の中央部分が最も幅広に形成され、その中央部分から長さ方向外側に向かって幅が小さくなるように、幅方向両縁が湾曲している。
それぞれの生地片9は、幅方向に複数並べた状態で幅方向の両縁部同士が接着剤により連結されている。それぞれの生地片9の連結部のうち左右方向中央付近の一箇所の連結部9aでは、隣り合う生地片9、9の幅方向の一部が重なる状態で連結されている。
連結部9aは、図3に示すように、クラウン4の前後方向の全長にわたって形成されている。連結部9aでは、隣り合う生地片9、9の重なる幅方向の一部が粘着テープ10により着脱可能に貼り合わせられている。
それぞれの生地片9は、前後方向に並んで形成された複数の空気孔11を有する。それぞれの空気孔11は、サイドチューブ2とトップチューブ3の間、及び隣り合うトップチューブ3、3の間に配置されている。
空気孔11は、クラウン4に衝撃が加わり、クラウン4が使用者の頭部Hに向かって内側に撓んだ際、使用者の頭部Hとクラウン4との間に存在する空気を排出させるものである。
椀状のクラウン4は、サイドチューブ2及び複数のトップチューブ3を覆う状態でこれらに着脱可能に被せられ、かつ交換することができる。交換可能なクラウン4を形成する生地片9の材質としては、柔軟性を有し、外部からの衝撃に対して破れ難く、安価なものが好ましく、例えば、不織布または合成ゴム、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート若しくはナイロン等のシート体を使用することができる。
クラウン4は、その周縁の下部に配置された側帯5を有する。側帯5は、後方に両端部が配置されており、後方において一部が切り欠かれた環状をなしている。側帯5は、サイドチューブ2の外周に沿って固定され、両端部の位置がサイドチューブ2の両端部と一致している。側帯5は、その両端部の間隔がサイドチューブ2の両端部の間隔の変動に追従する。
側帯5は、両端部にわたって貼り付けられた再剥離可能なテープ13を有し、テープ13によりその両端部の間隔が維持される。側帯5の両端部の間隔を調整し、テープ13を貼り付けることで、サイドチューブ2とともに、使用者の頭部Hの周囲長さに対応可能となっている。
また、側帯5は、前側部に固定されたつば6と左側部に固定されたあご紐7とを有している。つば6は、側帯5の前側部に対して上部に固定されており、前方に突出する。あご紐7は、一端部が側帯5の左側部に固定され、他端部にサイドチューブ2の吸排気口8に係合する係合孔12が長さ方向に並んで設けられている。
このように構成される帽子1は、一時的に頭部を保護する必要のある状況での使用、例えば、工場若しくはクリーンルーム内の見学時での使用、病院、介護施設、若しくはレジャー施設内での使用、または災害時での使用等が想定される。
また、この実施形態の帽子1は、サイドチューブ2及びトップチューブ3が、内部に吸排気口8から空気が入れられ、栓体8aで吸排気口8が閉じられ、膨らんだ状態で維持されている。そして、図5に示すように、帽子1を被り、あご紐7をあごに掛けて、係合孔12に吸排気口8を通して、あご紐7を掛け止めする。
このように帽子1を被ると、図4に示すように、使用者の頭部Hとクラウン4の間にサイドチューブ2及びトップチューブ3が介在する状態となる。この状態で、図6に示すように、隣り合うトップチューブ3の間のクラウン4の外側から衝撃(図6の白抜き矢印)が加わった場合、クラウン4が使用者の頭部Hに向かって内側に押し込まれる。
このとき、衝撃箇所付近の隣り合うトップチューブ3、3は、前端部がサイドチューブに連通する固定端であり、後端部がクラウン4に沿って左右方向に変位可能な自由端である。このため、衝撃が加わると、衝撃箇所付近の隣り合うトップチューブ3は、衝撃を受け止めつつ、そのすき間が大きくなる方向に変位する(図6の実線参照)。
このトップチューブ3の変位によって、衝撃方向からの衝撃を分散して逃がすため、瞬間的に使用者の頭部Hで知覚され難くなり、効果的に衝撃を吸収することができる。
また、クラウン4に衝撃が加わった瞬間に、クラウン4が押し込まれると、クラウン4と使用者の頭部Hとの間に存在する空気が空気孔11から外部に排出される。このため、衝撃が空気を介して使用者の頭部Hで瞬間的に知覚され難くなる。
さらに、衝撃箇所がサイドチューブ2とトップチューブ3との間であっても、トップチューブ3がサイドチューブ2から離れるように変位する。このため、衝撃箇所が隣り合うトップチューブ3の間である場合と同様に、効果的に衝撃を吸収することができる。
また、この実施形態の帽子1は、使用者の頭部Hの周囲長さに応じて、サイドチューブ2の内周長さ(両端部の間隔を含むサイドチューブ2の内周部の長さ)を調節することができる。
この調節は、例えば、図4(a)、(b)に示すように、上述したクラウン4の連結部9aにおいて、隣り合う生地片9、9の幅方向の重なり幅をW1からW2に大きくすることでなされる。そして、連結部9aの隣り合う生地片9、9を粘着テープ10により連結する。
重なり幅をW1からW2に大きくすることにより、サイドチューブ2の左右方向両側部分が互いに内向きに変位して、サイドチューブ2の両端部の間隔が狭くなる。これにより、サイドチューブ2の内周長さを使用者の頭部Hの周囲長さに応じて調整することができる。
なお、クラウン4の空気孔11は、サイドチューブ2とトップチューブ3の間、及び隣り合うトップチューブ3、3の間の少なくとも一方に配置されていればよい。この実施形態では、衝撃時、衝撃箇所により近い空気孔11からの空気の排出が可能となり、衝撃が空気を介して使用者の頭部Hで瞬間的にさらに知覚され難くなって好ましい。
クラウン4において、隣り合う生地片9、9の幅方向の一部が重なるようにした連結部9aは、一箇所に限られず、生地片9の枚数に応じて、複数箇所設けることができる。要は、クラウン4は、その連結部9aを少なくとも一箇所有していればよい。
また、トップチューブ3の本数は5本であるが、これに限られず、クラウン4に衝撃が加わった際、そのトップチューブ3がクラウン4に沿って変位可能であって、衝撃を効果的に吸収できる本数、少なくとも2本以上であればよい。
なお、この第一実施形態において、例えば、サイドチューブ2およびトップチューブ3としては、その内部に吸水して膨らむポリマーが入れられているものを採用することができる。
この場合では、サイドチューブ2およびトップチューブ3は、注水口としての吸排気口8から水を入れると、吸水して膨らむポリマーが膨らんだ状態となる。吸水して膨らんだポリマーによって、サイドチューブ2及びトップチューブ3の保形性を確保することができる。
ここで、吸水して膨らむポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムなど、公知の吸水性ポリマーを使用することができる。
次にこの発明の第二実施形態を図7〜10に基づいて説明する。この実施形態に係る帽子は、サイドチューブ2およびトップチューブ3がその内部に配置された配管20を有する点、及び配管20がサイドチューブ2またはトップチューブ3の内部に通じる流出孔21a、22aと、吸排気口8の代わりに設けられて、外部に通じる注入口30とを有する点で相違する。その他の構成については、第一実施形態の構成と同じと考えられるものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
この実施形態のサイドチューブ2は、その内部の全長にわたって配置されたサイド用配管21を有する。それぞれのトップチューブ3は、その内部に全長にわたって配置され、サイド用配管21の前側部に連通するトップ用配管22を有する。
サイド用配管21及びトップ用配管22は、サイドチューブ2およびトップチューブ3の内部に配置された配管20を構成する。サイド用配管21は、長さ方向に並ぶ複数の流出孔21aと、外部に通じる注入口30を有する。それぞれの流出孔21aは、サイドチューブ2の内部に通じている。
トップ用配管22は、サイド用配管21と同様に、長さ方向に並ぶ複数の流出孔22aを有し、それぞれの流出孔22aは、トップチューブ3の内部に通じている。
配管20を構成するサイド用配管21およびトップ用配管22の材質としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ガラスクロスまたはシリコンが適用可能である。
それぞれのトップ用配管22は、その前端縁部をサイド用配管21の前側部に形成した開口部の周縁に接着することにより、サイド用配管21の前側部に連通している。トップ用配管22の接着方法としては、例えば、熱溶着、接着剤または粘着剤を用いたコンタクト接着、再活性接着(あらかじめ被接着部材に塗布した接着剤を乾燥させ、接着時に水や溶剤で濡らして接着させること)を採用することができる。さらに、接着時において、必要に応じて加圧、加熱してもよい。
この実施形態は、以上のように構成され、その使用方法を説明する。この実施形態の帽子1は、サイド用配管21の注入口30から、発泡剤や反応剤を混合しつつ液状の樹脂Rをポンプ装置(図示省略)により、圧力を掛けた状態で注入する。
圧力を掛けた状態で注入される液体の樹脂Rは、サイド用配管21及びトップ用配管22を通り、流出孔21a、22aから流出してサイドチューブ2およびトップチューブ3内で発泡する。この液体の樹脂Rの発泡により、サイドチューブ2およびトップチューブ3の保形性を確保することができる。
ここで、液体の樹脂Rとしては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、あるいは、それを溶剤に溶かしたものを使用することができる。発泡剤、反応剤としては、液状の樹脂Rに対応した公知のものを使用することができる。
なお、それぞれのトップ用配管22は、サイド用配管21の前側部に連通しているが、サイド用配管21に連通しないものとしてもよい。この場合、それぞれのトップ用配管22にも注入口30を設けて、注入口30から発泡剤や反応剤を混合しつつ液状の樹脂Rを圧力を掛けた状態で注入する。
1 帽子
2 サイドチューブ
3 トップチューブ
4 クラウン
5 側帯
6 つば
7 あご紐
8 吸排気口
8a 栓体
9 生地片
9a 連結部
10 粘着テープ
11 空気孔
12 係合孔
13 テープ
20 配管
21 サイド用配管
21a 流出孔
22 トップ用配管
22a 流出孔
30 注入口
H 頭部
R 樹脂

Claims (6)

  1. 頭部の周囲に沿って形成され、後方に両端部が位置するサイドチューブと、そのサイドチューブの前側部に連通し、前記サイドチューブの前側部から前記頭部に沿って後方へ延びる複数のトップチューブと、前記サイドチューブ及び複数のトップチューブを覆う椀状のクラウンとを備え、
    前記サイドチューブ及び複数のトップチューブは内部に入れた流体により膨らんだ状態に維持可能であり、複数の前記トップチューブは、前端部が前記サイドチューブに連通する固定端であり、後端部が前記クラウンに沿って変位可能な自由端である帽子。
  2. 前記サイドチューブは外部に通じ、空気を出し入れする吸排気口を有する請求項1に記載の帽子。
  3. 前記サイドチューブ及び複数のトップチューブは、その内部に吸水して膨らむポリマーが入れられており、前記サイドチューブが外部に通じる注水口を有する請求項1に記載の帽子。
  4. 前記サイドチューブおよびトップチューブは、その内部に配置された配管を有し、その配管は前記サイドチューブまたはトップチューブの内部に通じる流出孔と、外部に通じる注入口とを有する請求項1に記載の帽子。
  5. 前記クラウンは、前記トップチューブに沿って前後方向に延びる複数の短冊状の生地片を有し、複数の前記生地片が幅方向に並んだ状態で連結されたものであり、その連結部のうち少なくとも一箇所は、隣り合う前記生地片の幅方向の一部が重なる状態で着脱可能に連結されたものである請求項1から4のいずれかに記載の帽子。
  6. 前記クラウンが前記サイドチューブとトップチューブとの間、及び隣り合うトップチューブの間の少なくとも一方に配置された空気孔を有する請求項1から5のいずれかに記載の帽子。
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