JP2017124862A - 容器蓋 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の利き手によらず開蓋を容易に行える汎用性の高さと、摘み片突出による輸送時等の問題を同時に解決したTEバンド機能付きの容器蓋を提供すること。【解決手段】筒状の側壁と、下面を封止する底面と、上面の開口部と、を備えた容器本体に嵌合可能な容器蓋であって、前記容器本体の前記開口部を覆う天面と、前記天面の周縁から略垂直に垂設した垂下壁と、を有し、前記垂下壁は前記容器本体の開口部の口縁部に係合する係合部と、除去可能な開封帯と、を有していて、前記容器蓋の少なくとも1つの隅部は、前記容器蓋に外接する外接矩形の対応する隅部よりも内方に位置する内方隅部であり、前記開封帯を開封する開封用摘み片が前記内方隅部に前記開封帯に連接して形成されていて、前記開封用摘み片は前記外接矩形の隅部より突出しない大きさであり、前記開封用摘み片は左開き用摘み片と右開き用摘み片の2つの摘み片からなることを特徴とする容器蓋。【選択図】図1
Description
本発明は、筒状の側壁と、下面を封止する底面と、上面の開口部と、を備えた容器本体に嵌合可能な容器蓋に関する。
洗濯用洗剤や入浴剤等の粉粒体を収納する密閉容器においては、内容物を初回開封時に全て消費することがなく、残りの内容物を再封して保存し、繰り返し開閉して内容物を取り出し使用される。
このような再封可能な密閉容器では密閉状態が既に一度開封されたものなのか未開封のものなのか判断がつきにくい。そのため、例えば店舗等で一度開封して異物を混入した後に再封されても、そのことに気づかずに商品を購入した消費者の体に異常が生じる危険性を有している。
そこで近年では、初回の開封が行われたか否かを明確にするための改ざん防止機能を密閉容器の蓋に備えることが求められており、TE(タンパーエビデンス)バンド等の改ざん防止機能を有する容器蓋が開発及び上市されてきた(例えば、特許文献1)。
特許文献1の容器の密封用蓋では、略直方体の容器にTEバンド機能を有する周縁スカート部を備えた略長方形の蓋が被さっている。当該周縁スカート部を引裂くことにより、当該周縁スカート部の内面で容器の上部開口周縁外面の突稜と接触する内向き突出縁が容器突稜から外れ、蓋を容器から取り外す構成になっている。そして、周縁スカート部を引裂いて除去した蓋は、そのまま容器に被せて使用される。
しかし、特許文献1の蓋における周縁スカート部には、引裂き開始用の引裂きタブが切り欠きの右側に1つしか設けられていない。このような蓋の構造では、右手を使って当該引裂きタブより周縁スカート部を引裂くことは容易にできるが、左手で同様に周縁スカート部を引裂こうとしても力を入れにくく引裂き困難となってしまっていた。このため、左利きの使用者には扱いづらく汎用性が低いという問題があった。
加えて、特許文献1の蓋においては、当該引裂きタブ及び切り欠き上の摘みが蓋の側辺から外方に突出するように設けられているため、当該蓋の開封前において当該蓋の側辺に引っ掛かりが生じ、輸送時等に誤って引裂かれてしまったり、箱等に当該蓋付き容器を複数収納する際に摘み同士がぶつかって収納作業効率が低下したり、外方に突出している分だけ収納スペースが余分に必要となり輸送コストが上昇したりする問題もあった。
そこで、左右の利き手に関係なく容易に開封できるよう汎用性を高めたTEバンド機能付きの蓋が提案されてきた(特許文献2)。
特許文献2の蓋付き容器も特許文献1と同様に、略直方体の容器にTEバンド機能を有する開封バンドを備えた略長方形のヒンジ蓋が被さっている。そして、当該開封バンドを蓋のヒンジ部分の両側にある開封用摘みから引裂いて使用する構造となっている。
すなわち、開封用摘みが蓋のヒンジ部分の左右両側に1つずつ設けられているため、使用者の利き手が左右どちらであっても容易に開封できる構造の蓋である。
特許文献2の蓋付き容器も特許文献1と同様に、略直方体の容器にTEバンド機能を有する開封バンドを備えた略長方形のヒンジ蓋が被さっている。そして、当該開封バンドを蓋のヒンジ部分の両側にある開封用摘みから引裂いて使用する構造となっている。
すなわち、開封用摘みが蓋のヒンジ部分の左右両側に1つずつ設けられているため、使用者の利き手が左右どちらであっても容易に開封できる構造の蓋である。
しかし、特許文献2の蓋においても、開封用摘み及びヒンジ部分が蓋の側辺から外方に突出するように設けられており、輸送時等の誤引裂きや収納作業効率の低下、輸送コストの上昇といった問題は解決できていなかった。
蓋側辺から外方への突出に起因する問題を解決する手法として、外方に突出する部分を蓋の側辺ではなく隅部に設けた蓋が提案されてきた(特許文献3)。
特許文献3の密閉容器は、四隅の角を円弧状にした角丸四角形状の蓋にTEバンド機能を有する外周立上り片が備えられている。そして、1つの隅部に設けられた摘み片より外周立上り片を引裂いて蓋を開封する構造となっている。
特許文献3の密閉容器は、四隅の角を円弧状にした角丸四角形状の蓋にTEバンド機能を有する外周立上り片が備えられている。そして、1つの隅部に設けられた摘み片より外周立上り片を引裂いて蓋を開封する構造となっている。
特許文献3の蓋においては、摘み片が円弧状の隅部に設けられているため、蓋に外接する四角形の隅部より外方には突出していない。そのため、輸送時等の誤引裂きや収納作業効率の低下、輸送コストの上昇といった問題は生じない。
しかし、当該摘み片は右方向に引裂くように形成されているため、左利きの使用者には扱いづらく汎用性の低い蓋となってしまっていた。
しかし、当該摘み片は右方向に引裂くように形成されているため、左利きの使用者には扱いづらく汎用性の低い蓋となってしまっていた。
このように、使用者の利き手によらず開蓋を容易に行うことが可能な汎用性の高さと、TEバンド除去のための摘み片突出による輸送時等の誤引裂きや収納作業効率の低下、輸送コストの上昇といった問題を同時に解決したTEバンド機能付きの容器蓋はこれまで提案されてこなかった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、使用者の利き手によらず開蓋を容易に行うことが可能な汎用性の高さと、TE(タンパーエビデンス)バンド除去のための摘み片突出による輸送時等の誤引裂きや収納作業効率の低下、輸送コストの上昇といった問題を同時に解決したTEバンド機能付きの容器蓋を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、本発明の容器蓋は、筒状の側壁と、下面を封止する底面と、上面の開口部と、を備えた容器本体に嵌合可能な容器蓋であって、前記容器本体の前記開口部を覆う天面と、前記天面の周縁から略垂直に垂設した垂下壁と、を有し、前記垂下壁は前記容器本体の開口部の口縁部に係合する係合部と、除去可能な開封帯と、を有していて、前記容器蓋の少なくとも1つの隅部は、前記容器蓋に外接する外接矩形の対応する隅部よりも内方に位置する内方隅部であり、前記開封帯を開封する開封用摘み片が前記内方隅部に前記開封帯に連接して形成されていて、前記開封用摘み片は前記外接矩形の隅部より突出しない大きさであり、前記開封用摘み片は左開き用摘み片と右開き用摘み片の2つの摘み片からなることを特徴とする。
また、本発明の容器蓋の前記開封帯は前記垂下壁の下部周縁に脆弱加工線を介して設けられていて、前記開封用摘み片より前記脆弱加工線に沿って前記開封帯を破断除去することにより開封するようにしても良い。
また、本発明の容器蓋の前記開封用摘み片は、前記開封帯に対して略垂直方向に突出する突出面を有していても良い。
また、本発明の容器蓋は、前記左開き用摘み片と前記右開き用摘み片の間に指を挿入す
る指挿入口を有していても良い。
る指挿入口を有していても良い。
本発明の容器蓋は、容器本体の開口部を覆う天面の周縁から略垂直に垂設した垂下壁に、容器本体の開口部の口縁部に係合する係合部と除去可能な開封帯とを有していることにより、前記開封帯がTEバンド機能を奏することが可能となる。すなわち、前記開封帯が除去される前の状態で前記容器蓋を容器本体から分離(開蓋)しようとしても、前記垂下壁が前記容器本体の開口部の口縁部に係合しているため開蓋できず、開蓋するためには前記開封帯を除去しなければならない。よって、本発明の容器蓋の開封帯が除去されているか否かを見るだけで、前記容器蓋が少なくとも一度開蓋されたか否かを判断することが可能となる。これにより、消費者が購入する前の段階での不審物混入等の改ざんを防止することが可能となる。
また、前記容器蓋の少なくとも1つの隅部は、前記容器蓋に外接する外接矩形の対応する隅部よりも内方に位置する内方隅部であり、前記開封帯を開封する開封用摘み片が前記内方隅部に前記開封帯に連接して形成されていて、前記開封用摘み片は前記容器蓋に外接する外接矩形の隅部より突出しない大きさであることにより、輸送時等の誤引裂きや収納作業効率の低下、輸送コストの上昇といった問題は生じない。
また、前記開封用摘み片を前記内方隅部に設けることにより、前記外接矩形の隅部より突出しない範囲で前記開封用摘み片を大きくすることが可能である。また、前記開封用摘み片を隅部に設けたことにより、容器蓋の長辺や短辺に設けた場合に比べ、使用者が開蓋する際に前記開封用摘み片を摘んで前記開封帯を引き剥がし始める動作の最初で力を加え易くなる。
これらにより、使用者が摘みやすく開蓋を容易に行うことができる。
これらにより、使用者が摘みやすく開蓋を容易に行うことができる。
さらに、前記開封用摘み片が左開き用摘み片と右開き用摘み片の2つの摘み片からなることにより、使用者の利き手によらず開蓋を容易に行うことが可能な汎用性の高い容器蓋を提供することが可能となる。
また、本発明の容器蓋の前記開封帯が前記容器蓋の前記垂下壁の下部周縁に脆弱加工線を介して設けられていることにより、使用者が開蓋する際に必要以上の大きな力を必要とせず容易に開蓋を行うことが可能となる。
また、本発明の容器蓋の前記開封用摘み片が、前記開封帯に対して略垂直方向に突出する突出面を有していることにより、開蓋時に使用者が摘みやすい。また、開蓋開始時に前記開封用摘み片を摘んで外方に引き剥がす際の使用者の手指に当たる部分が前記突出面の平面であることにより、使用者の手指を傷つける虞が無い。
また、本発明の容器蓋は、前記左開き用摘み片と前記右開き用摘み片の間に指を挿入する指挿入口を有していることにより、使用者が開蓋時に前記左開き用摘み片若しくは前記右開き用摘み片を摘む際の摘みやすさを向上させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための実施形態につき図面を参照して説明する。
容器蓋1は、プラスチック容器や紙製容器若しくはプラスチックと紙の複合容器からなる容器本体10に被せて密閉する容器蓋であり、容器本体10の内容物としては、例えば、入浴剤、洗濯用洗剤等の粉粒状のものが挙げられる。
容器本体10は、筒状の側壁と、下面を封止する底面と、上面の開口部と、を備えていれば良く、当該開口部の口縁部が垂下壁21の上部内方の係合部(図示せず)と係合するようになっている。当該口縁部は当該係合部との係合を容易にするため、側壁よりも外方に突出した形状となっていることが好ましい。また、容器本体10を紙製とした場合、当該口縁部は当該係合部との係合が保たれる程度の剛性を有する必要がある。そのため、紙製の容器本体10の場合には、側壁を延長して先端を何重かに小さく丸め、この丸めた部分を外方に突出させた状態でかしめることにより当該口縁部を形成することが好ましい。また、内容物に応じてバリア性や密封性を付与するために、さらに前記開口部を覆うシール蓋を設けても良い。
容器蓋1の材料は特に限定されないが、一般的な合成樹脂が使用可能であり、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂や、PET樹脂等のポリエステル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂等の熱可塑性樹脂が好適に使用される。
容器蓋1は、図1(a)に示すように、四隅の角を円弧状にした角丸四角形状を成す天面20と、天面20の周縁から略垂直に垂設した垂下壁21と、を有しており、垂下壁21の下部周縁には脆弱加工線3を介して開封帯22が設けられている。また、垂下壁21の上部内方には容器本体10の開口部の口縁部に係合する係合部(図示せず)を有していることにより、開封帯22が除去される前の容器蓋1を容器本体10から分離開蓋しようとしても、当該係合部で容器蓋1と容器本体10が係合しているため開蓋ができないようになっている。また、開封帯22は、周状に設けられた開封帯22の一部を切り欠いて形成した指挿入口7と、指挿入口7の左右で開封帯22の両端となる部分に右開き用摘み片41と左開き用摘み片42からなる開封用摘み片4と、を有している。
開封帯22の材料は特に限定されないが、製造工程を簡略化して製造コストを低くするために容器蓋1と同一材料であることが好ましい。また、開封帯22は容器本体10との係合を強固にするため、開封帯22より上方の容器蓋1に比べ、図1(a)に示すように、下方になるほどやや窄まるように形成されていることが好ましい。
脆弱加工線3は、周囲に比べて薄肉になるように形成されていれば良く、形成手法は特に限定されない。例えば、一般的な射出成形金型による成形の他、プレス機で罫刃を押し当てたり、炭酸ガスレーザーを用いたレーザー加工を施したりする方法も採用され得る。
脆弱加工線3は、周囲に比べて薄肉になるように形成されていれば良く、形成手法は特に限定されない。例えば、一般的な射出成形金型による成形の他、プレス機で罫刃を押し当てたり、炭酸ガスレーザーを用いたレーザー加工を施したりする方法も採用され得る。
右開き用摘み片41、指挿入口7、及び左開き用摘み片42は、容器蓋1の隅部に形成される。このとき、容器蓋1は角丸四角形状を成しているため、図1(b)で示すように、容器蓋1の隅部は容器蓋1に外接する外接矩形5の隅部51よりも内方に位置する内方隅部6となっている。
右開き用摘み片41及び左開き用摘み片42は、内方隅部6に外接矩形5の隅部51より外方に突出しない大きさ及び形状で、かつ、開封帯22に対して略垂直方向に突出する突出面を含むように形成される。これにより、容器蓋1付きの容器を持ち運ぶ際の引っ掛かりが生じにくくなるため、輸送時等に誤って引裂かれてしまったり、箱等に容器蓋1付き容器を複数収納する際に摘み同士がぶつかって収納作業効率が低下したり、余分な収納スペースが必要となり輸送コストが上昇したりするような問題が生じない。
右開き用摘み片41及び左開き用摘み片42は、内方隅部6に外接矩形5の隅部51より外方に突出しない大きさ及び形状で、かつ、開封帯22に対して略垂直方向に突出する突出面を含むように形成される。これにより、容器蓋1付きの容器を持ち運ぶ際の引っ掛かりが生じにくくなるため、輸送時等に誤って引裂かれてしまったり、箱等に容器蓋1付き容器を複数収納する際に摘み同士がぶつかって収納作業効率が低下したり、余分な収納スペースが必要となり輸送コストが上昇したりするような問題が生じない。
ここで、右開き用摘み片41及び左開き用摘み片42を内方隅部6に設けることにより、外接矩形5の隅部51より突出しない範囲であっても使用者が摘みやすくすることが可能になる程度に右開き用摘み片41及び左開き用摘み片42を大きくすることが可能である。これにより、開封帯22の除去を開始する位置が目立って使用者にもすぐに理解できるようになるため、より汎用性の高い容器蓋とすることができる。
また、右開き用摘み片41及び左開き用摘み片42を隅部に設けたことにより、容器蓋1の長辺や短辺に設けた場合に比べ、使用者が開蓋する際に右開き用摘み片41若しくは左開き用摘み片42を摘んで開封帯22を引き剥がし始める動作の最初から力を加え易くなる。これにより、開蓋の際に必要以上に大きな力を加える必要がなく、さらに汎用性を高めることが可能となる。
さらに、開封帯22に対して略垂直方向に突出する突出面を有していることにより、開蓋時に使用者が摘みやすいだけでなく、開蓋開始時に右開き用摘み片41若しくは左開き用摘み片42を摘んで外方に引き剥がす際の使用者の手指に当たる部分が前記突出面の平面であることにより、使用者の手指を傷つける虞が無い。
また、必要に応じて、右開き用摘み片41及び左開き用摘み片42の外面で使用者の手指に当たる部分に凹凸形状のエンボスを形成することにより、使用者が摘んだ際の滑り止め効果を付与することも可能となる。
また、必要に応じて、右開き用摘み片41及び左開き用摘み片42の外面で使用者の手指に当たる部分に凹凸形状のエンボスを形成することにより、使用者が摘んだ際の滑り止め効果を付与することも可能となる。
なお、本実施形態では、4つの隅部全てが内方隅部6となっている角丸四角形状の容器蓋1としたが、右開き用摘み片41、指挿入口7、及び左開き用摘み片42を形成する少なくとも1つの隅部が内方隅部6となっていれば良く、容器本体10の形状に合わせて適宜設計変更が可能である。同様に、本実施形態における天面20は2段形状になっているが、これも容器本体10の内容物や商品販売方針等に合わせて適宜設計変更が可能である。
容器蓋1を最初に開蓋する際には、図2のように開封帯22が除去されていない状態の容器蓋1であり、開封帯22を除去して開蓋作業を行う。使用者の利き手が右手の場合、指挿入口7に指(主に親指)を挿入して右開き用摘み片41を摘み、図2の矢印Rで示した方向へ引き剥がすようにして脆弱加工線3に沿って容器蓋1から開封帯22を除去する。同様に使用者の利き手が左手の場合は、指挿入口7に指(主に親指)を挿入して左利き用摘み片42を摘み、図2の矢印Lで示した方向へ引き剥がすようにして脆弱加工線3に沿って容器蓋1から開封帯22を除去する。
そして、一度開封帯22を除去して開蓋した後は、図3のように容器蓋1が天面20と垂下壁21だけの状態で容器本体10の上面開口部に被さっているので、容器蓋1を持ち上げるだけで容器蓋1と容器本体10との係合を容易に解消することができ、開蓋が可能となる。
そして、一度開封帯22を除去して開蓋した後は、図3のように容器蓋1が天面20と垂下壁21だけの状態で容器本体10の上面開口部に被さっているので、容器蓋1を持ち上げるだけで容器蓋1と容器本体10との係合を容易に解消することができ、開蓋が可能となる。
1・・・容器蓋
20・・・天面
21・・・垂下壁
22・・・開封帯
3・・・脆弱加工線
4・・・開封用摘み片
41・・・右開き用摘み片
42・・・左開き用摘み片
5・・・外接矩形
51・・・外接矩形の隅部
6・・・内方隅部
7・・・指挿入口
10・・・容器本体
R・・・右利き使用者の開封帯除去方向
L・・・左利き使用者の開封帯除去方向
20・・・天面
21・・・垂下壁
22・・・開封帯
3・・・脆弱加工線
4・・・開封用摘み片
41・・・右開き用摘み片
42・・・左開き用摘み片
5・・・外接矩形
51・・・外接矩形の隅部
6・・・内方隅部
7・・・指挿入口
10・・・容器本体
R・・・右利き使用者の開封帯除去方向
L・・・左利き使用者の開封帯除去方向
Claims (4)
- 筒状の側壁と、下面を封止する底面と、上面の開口部と、を備えた容器本体に嵌合可能な容器蓋であって、
前記容器本体の前記開口部を覆う天面と、前記天面の周縁から略垂直に垂設した垂下壁と、を有し、
前記垂下壁は前記容器本体の開口部の口縁部に係合する係合部と、除去可能な開封帯と、を有していて、
前記容器蓋の少なくとも1つの隅部は、前記容器蓋に外接する外接矩形の対応する隅部よりも内方に位置する内方隅部であり、
前記開封帯を開封する開封用摘み片が前記内方隅部に前記開封帯に連接して形成されていて、
前記開封用摘み片は前記外接矩形の隅部より突出しない大きさであり、
前記開封用摘み片は左開き用摘み片と右開き用摘み片の2つの摘み片からなることを特徴とする容器蓋。 - 請求項1に記載の容器蓋であって、
前記開封帯は前記垂下壁の下部周縁に脆弱加工線を介して設けられていて、前記開封用摘み片より前記脆弱加工線に沿って前記開封帯を破断除去することにより開封することを特徴とする容器蓋。 - 請求項1または2に記載の容器蓋であって、
前記開封用摘み片は、前記開封帯に対して略垂直方向に突出する突出面を有することを特徴とする容器蓋。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載の容器蓋であって、
前記左開き用摘み片と前記右開き用摘み片の間に指を挿入する指挿入口を有することを特徴とする容器蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006296A JP2017124862A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 容器蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006296A JP2017124862A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 容器蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017124862A true JP2017124862A (ja) | 2017-07-20 |
Family
ID=59364830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016006296A Pending JP2017124862A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 容器蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017124862A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021102442A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-15 | 三甲株式会社 | プラスチック容器 |
-
2016
- 2016-01-15 JP JP2016006296A patent/JP2017124862A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021102442A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-15 | 三甲株式会社 | プラスチック容器 |
JP7429949B2 (ja) | 2019-12-24 | 2024-02-09 | 三甲株式会社 | プラスチック容器 |
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