JP2017124307A - マグカップ - Google Patents

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Abstract

【課題】飲み口用孔から飲料液等を飲む際に開閉操作部材が鼻等に当たり難く、飲料液等を飲み易いマグカップを提供する。【解決手段】容器本体1と蓋部材2とを備え、蓋部材は、飲み口用孔を有する蓋本体と、飲み口用孔を開閉操作する開閉操作部材とを備え、飲み口用孔は、前記蓋本体の内面から外面に貫通するように形成され、蓋本体は、前記開閉操作部材が前記飲み口用孔を開閉できるように摺動する摺動溝を備え、開閉操作部材は、前記蓋本体の外面と前記開閉操作部材の外面とが面一になるように、前記摺動溝に摺動自在に嵌り込んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、飲料液等を収容し、収容した飲料液等を飲み口用孔から飲むことができるようにしたマグカップに関するものである。
従来から、飲料液等を収容し、その収容した飲料液等を飲み口用孔から飲むことができるようにしたマグカップは、広く知られており、例えば特許文献1に、そのようなマグカップが開示されている。
この特許文献1に開示されたマグカップは、上部に開口を有する容器本体と、前記容器本体に、前記開口を塞ぐように着脱自在に取り付けられた蓋部材とを備え、又、蓋部材は、飲み口用孔が形成された板状部を有する蓋本体と、飲み口用孔を開閉操作する開閉操作部材とを備えている。又、開閉操作部材の左右に回転軸が突設され、その回転軸が蓋本体に回動自在に取り付けられている。そして、例えば容器本体に収容された飲料水を飲み口用孔から飲む場合は、開閉操作部材を回動操作して、板状部の上側に重ね合わせるようにして飲み口用孔を開き、その状態で飲み口用孔から飲料液等を飲むことができるようにしている。
特許第4482944号公報
しかしながら、特許文献1では、容器本体に収容された飲料液等を飲み口用孔から飲む場合に、開閉操作部材を回動操作して板状部の上側に重ね合わせるようにするため、飲み口用孔から飲料液等を飲む際に、開閉操作部材が鼻等に当たり易く、開閉操作部材が邪魔になって飲料液等を飲み難い場合があるという問題点がある。
本発明は、飲み口用孔から飲料液等を飲む際に開閉操作部材が鼻等に当たり難く、飲料液等を飲み易いマグカップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、上部に開口を有する容器本体と、前記容器本体に、前記開口を塞ぐように着脱自在に取り付けられた蓋部材とを備えたマグカップであって、前記蓋部材は、飲み口用孔を有する蓋本体と、前記飲み口用孔を開閉操作する開閉操作部材とを備え、前記蓋本体は、外面を内側に凹ませることにより形成された摺動溝を有し、前記飲み口用孔は、前記摺動溝内で、前記蓋本体の内面から外面に貫通するように形成され、前記開閉操作部材は、前記飲み口用孔を開く開放位置から閉じた閉じ位置との間で摺動可能となるように前記摺動溝内に嵌め込まれ、前記摺動溝の深さは、前記蓋本体の外面と前記開閉操作部材の外面とが面一になるように設定されていることを特徴とするマグカップを提供する。
これによれば、開閉操作部材が蓋本体の外面と開閉操作部材の外面とが面一になるように、摺動溝に摺動自在に嵌り込んでいるため、開閉操作部材が蓋本体の外面から外側に突出することのないものにできる。これにより、飲み口用孔から飲料液等を飲む際に開閉操作部材が鼻等に当たり難く、飲料液等を飲み易いものにできる。
前記蓋本体の外面と前記開閉操作部材の外面とによって形成される面が平坦面であり、前記蓋本体の周縁部は、前記平坦面よりも外側に突出している構成にできる。
これによれば、蓋本体の周縁部が平坦面よりも外側に突出しているため、飲み口用孔から飲料液等を飲む際に、口から蓋部材の中心までを遠ざけることができ、より一層、開閉操作部材が鼻等に当たり難いものにできる。
前記蓋本体の外面と前記開閉操作部材の外面とによって形成される面が凹面であり、前記凹面は、前記蓋本体の周縁部から中心に向けて凹むように形成されている構成にできる。
これによれば、凹面が蓋本体の周縁部から中心に向けて凹むように形成されているため、飲み口用孔から飲料液等を飲む際に、口から蓋部材の中心までを遠ざけることができ、より一層、開閉操作部材が鼻等に当たり難いものにできる。
前記開閉操作部材は、前記開閉操作部材が摺動する摺動方向の一方端部に、前記開閉操作部材を閉操作するための閉用操作部を、前記摺動方向の他方端部に、前記開閉操作部材を開操作するための開用操作部を、それぞれ、備え、前記開用操作部と閉用操作部とは、それぞれ、前記開閉操作部材の外面から外側に突出するように形成され、前記開閉操作部材が開操作された状態で、前記蓋本体の周縁部から前記開用操作部までの距離が前記蓋本体の中心から前記開閉操作部材までの距離よりも短く、且つ、前記蓋本体の周縁部から前記閉用操作部までの距離が前記蓋本体の中心から前記閉用操作部までの距離よりも短くなるように配設されている構成にできる。
これによれば、開閉操作部材が開操作された状態、即ち、飲み口用孔から飲料液等を飲む状態で、開用操作部が蓋本体の周縁部近傍に、閉用操作部が飲み口用孔近傍に、それぞれ配置でき、開用操作部及び閉用操作部が鼻等に当たるおそれの少ないものにできる。従って、飲み口用孔から飲料液等を飲む際に開用操作部及び閉用操作部が邪魔になることなく、円滑に飲料液等を飲むことができる。
前記蓋本体は、前記容器本体内の蒸気を外に逃がすための蒸気逃がし孔を備え、前記開閉操作部材は、前記開閉操作部材が摺動する摺動方向の一方端部に、前記飲み口用孔を開閉する開閉用部と、前記開閉用部に形成され前記蓋本体に対する前記開閉操作部材の方向を決めるための方向決め用突部とを備えているとともに、前記摺動方向の他方端部に、前記開閉操作部材が閉操作された状態で、前記蒸気逃がし孔と外部とを連通するように形成された連通路を備え、前記方向決め用突部は、前記開閉操作部材が開操作された状態及び閉操作された状態で、前記飲み口用孔に入り込むように前記開閉用部から突設されている構成にできる。
これによれば、例えば容器本体に熱いものを収容した場合でも、蒸気を蒸気逃がし孔から連通路を通って外部に排出でき、容器本体内に溜まることを防止できる。
又、例えば開閉操作部材と蓋本体とが清掃するために外された後、再度組付けられる場合に、誤って開閉操作部材の一方端部と他方端部とを逆にして開閉操作部材が蓋本体に組付けられると、容器本体内に蒸気が溜まり、飲料液等が飲まれる際に、蒸気が飲み口用孔から噴き出るおそれがある。しかし、本発明では、開閉操作部材の一方端部と他方端部とを逆にして開閉操作部材を蓋本体に組付けようとすると、方向決め用突部が飲み口用孔に入らず、開閉操作部材を蓋本体に組付けできない。従って、連通路があることを知らないユーザが開閉操作部材と蓋本体とを組付ける場合でも、蓋本体の飲み口用孔近傍に配置するようなことを防止でき、容器本体内に蒸気が溜まるようなことを防止できる。
本発明のマグカップは、飲み口用孔から飲料液等を飲む際に開閉操作部材が鼻等に当たり難く、飲料液等を飲み易い。
本発明の第1実施形態のマグカップの持ち手を省略した平面図である。 図1のマグカップの正面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のマグカップの蓋本体の平面図である。 図5の蓋本体の底面図である。 図5の蓋本体の正面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 図5のIX−IX線断面図である。 (a)は、図1のマグカップの開閉操作部材の平面図、(b)は、図10(a)の底面図、(c)は、図10(a)のX−X線断面図、(d)は、図10(a)のXI−XI線断面図である。 飲み口用孔を開いた状態の平面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 本発明の第2実施形態のマグカップの平面図である。 図13のXIV−XIV線断面図である。 図13のXV−XV線断面図である。 図13のマグカップの蓋本体の平面図である。 図16の蓋本体の底面面である。 図16の蓋本体の正面図である。 図16のXIX−XIX線断面図である。 図16のXX−XX線断面図である。 図13のマグカップの開閉操作部材の平面図である。 図21の開閉操作部材の底面図である。 図21のXXIII−XXIII線断面図である。 図21のXXIV−XXIV線断面図である。 第2実施形態のマグカップの飲み口用孔を開いた状態の平面図である。 図25のXXVI−XXVI線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のマグカップの持ち手を省略した平面図、図2は、図1のマグカップの正面図、図3は、図1のIII−III線断面図、図4は、図1のIV−IV線断面図である。尚、以下の説明において、図1の左方向を−X方向、右方向を+X方向とし、前方向を+Y方向、後方向を−Y方向として説明する。
第1実施形態のマグカップ10は、容器本体1と、容器本体1に着脱自在に取り付けられた蓋部材2とを備えている。
容器本体1は、この実施形態では、内部に飲用液等を収容する収容部13が形成されたステンレス製の有底筒状の内容器12と、内容器12の外周側に配設されたステンレス製の有底筒状の外容器11との真空二重構造のもので、収容部13に収容された飲用液等を保温できるようになっている。
この収容部13は、上部に開口13aを有し、開口13aから飲用液等を収納できるようになっている。
又、この実施形態では、容器本体1は、外容器11の外周に、持ち手14(図2、図4に一点鎖線で示す)が取り付けられて使用される。尚、持ち手14が取り付けられる形態のものに限らず、持ち手14を取り付けないで使用することも可能であり、適宜変更できる。
蓋部材2は、蓋本体3と、開閉操作部材4とを備えている。蓋本体3は、図5〜図9に示すように、平面視で円形状の平板部31と、平板部31の周縁部に形成された円筒部32とを備えている。
平板部31は、開閉操作部材4を摺動させる摺動溝33と、開閉操作部材4と係合する係合部34a、34bと、飲み口用孔35と、蒸気逃がし用孔(蒸気逃がし孔)36と、開閉操作部材用位置決め部37を備えている。
摺動溝33は、平板部31の外面から所定の幅W1で、前後方向に沿って形成されており、この摺動溝33によって蓋本体3における一部に摺動溝33の幅で他の部分から凹んだ溝底壁38が形成されている。
係合部は、この実施形態では、溝底壁38に、互いに所定距離を持って前後方向に平行に延されるように形成された左側(−X方向側)の左係合部34aと右側(+X方向側)の右係合部34bとの2つから構成されている。各左係合部34aと右係合部34bとは、それぞれ、溝底壁38の外面38aから内面38bに貫通するように形成された長孔状のものからなる。
飲み口用孔35は、容器本体1の収容部13に収容された飲用液等を飲むためのもので、この実施形態では、溝底壁38における係合部34a、34bの前方側(一方側、+Y方向側))に形成されている。
蒸気逃がし用孔36は、容器本体1の収容部13に収容された飲用液等の蒸気を外部に逃がすためのもので、溝底壁38における係合部34a、34bの後方側(他方側、−Y方向側))に、溝底壁38を貫通するように形成されている。
開閉操作部材用位置決め部37は、蓋本体3に対して開閉操作部材4を位置決めするためのもので、この実施形態では、溝底壁38の外面38aにおける蒸気逃がし用孔36の前方側に、溝底壁38の外面38aから外側に突設されている。
円筒部32は、平板部31の外周の全周から外側に所定の高さで、平板部31と一体的に突設されている。この円筒部32は、図7に示すように、外周に、容器本体1の上部に着脱自在に取り付けられる容器本体取付部32aを備えている。又、容器本体取付部32aには、パッキン5(図3、図4に示す)を取り付けるパッキン取付部32bを備えている。
開閉操作部材4は、飲み口用孔35を開閉操作するもので、図10に示すように開閉操作部材本体41と、開閉操作部材4を開操作するための開用操作部42と、開閉操作部材4を閉操作するための閉用操作部43とを備えている。
開閉操作部材本体41は、平板状のものからなり、その幅W2が摺動溝33の幅W1と同程度に形成され、摺動溝33に摺動可能に嵌り込むようになっている。又、開閉操作部材本体41の厚さtは、平板部31の外面31aから溝底壁38までの深さd(図9に図示)と同程度に設定されている。つまり、摺動溝33の深さdは、蓋本体3の平板部31の外面31aと開閉操作部材4の開閉操作部材本体41の外面40aとが面一になるように設定されている。
又、開閉操作部材本体41は、その前方端部(摺動方向の一方端部)に、飲み口用孔35を開閉する開閉用部41aと、開閉用部41aに形成された方向決め用突部41bとを備えている。
方向決め用突部41bは、蓋本体3に対する開閉操作部材4の前後の方向を決めるもので、開閉操作部材本体41(開閉用部41a)の内面から内側に突設されている。
又、開閉操作部材本体41は、その内面に、蓋本体3の係合部34a、34bに係合する4つの係合片43a、43bと、蓋本体3の蒸気逃がし用孔36と外部とを連通した連通路44と、開閉操作部材用位置決め部37に係脱自在に係合される被位置決め部45a、45bとを備えている。
係合片は、左係合部34aに係合される2つの左係合片43aと、右係合部34bに係合される2つの右係合片43bとを備えている。
左係合片43aは、互いに前後方向に距離を持って並べられるように配置されている。各左係合片43aは、可撓性を有する軸部43cと、その軸部43cの先端部に形成された抜け止め用突部43dとを備えている。
軸部43cは、開閉操作部材本体41の内面から内側に突出し、蓋本体3の左係合部34aに移動可能に挿通され得るように形成されている。
抜け止め用突部43dは、蓋本体3の左係合部34aに挿通された軸部43cが抜けないように抜け止めするもので、軸部43cから左側方に突設されている。又、抜け止め用突部43dは、先端に行くに従って漸次厚さが薄くなる傾斜面43eを備えている。
右係合片43bは、左係合片43aと同構成を採っており、左係合片43aと左右対称に配設されている。
連通路44は、開閉操作部材本体41の内面に、開閉操作部材本体41の後方端面から前方にかけて所定長さ及び幅で、凹溝状に形成されている。
被位置決め部は、互いに前後方向に距離を持って形成された開用被位置決め部45a及び閉用被位置決め部45bとを備えている。
開用被位置決め部45aは、飲み口用孔35を全開した状態で、開閉操作部材用位置決め部37と係合する位置に形成されている。この実施形態では、開用被位置決め部45aは、開閉操作部材本体41の略中央部に形成されている。
閉用被位置決め部45bは、開閉用部41aによって飲み口用孔35を閉めた状態で、開閉操作部材用位置決め部37と係合する位置に形成されている。
又、この実施形態では、閉用被位置決め部45bは、連通路44の端部に形成されており、連通路44の一部をなしている。
次に、開用操作部42と閉用操作部43とについて説明する。開用操作部42は、開閉操作部材本体41の後方端部(摺動方向の一方端部)に、開閉操作部材本体41の外面40aから外側に突設されている。
閉用操作部43は、開閉操作部材本体41の前方端部(摺動方向の他方端部)に、開閉操作部材本体41の外面から外側に突設されている。
このように構成された開閉操作部材4は、次のようにして蓋本体3に組み付けられる。方向決め用突部41bが蓋本体3の飲み口用孔35側になるように開閉操作部材4の前後方向を決め、その状態から、左係合片43aが蓋本体3の左係合部34aに、右係合片43bが蓋本体3の右係合部34bに、それぞれ、押し入れられる。
これにより、図示しないが、各抜け止め用突部43dの傾斜面43eが係合部34a、34bの側壁に押圧され、各軸部43cが撓みながら傾斜面43eが係合部34a、34bの側壁を滑り動いて各抜け止め用突部43dが蓋本体3の係合部34a、34bを通過する。
その通過に伴い、図3に示すように各軸部43cが復元して各抜け止め用突部43dが蓋本体3の内面における係合部34a、34bの縁部に当接し、各軸部43cが抜け止めされた状態になる。これにより、開閉操作部材4が蓋本体3に組み付けられた状態になる。
又、この状態で、方向決め用突部41bが蓋本体3の飲み口用孔35に、開閉操作部材が開操作された状態及び閉操作された状態で、入り込んだ状態になる。又、この開閉操作部材4が蓋本体3に組み付けられた状態で、蓋本体3の平板部31の外面31aと開閉操作部材4の開閉操作部材本体41の外面40aとで形成される面6が面一で平坦な平坦面を形成している。又、この状態で、円筒部32は、その面6よりも外側に突出している。
そして、開閉操作部材4及びパッキン5が取り付けられた蓋本体3は、容器本体取付部32aが容器本体1の上部に取り付けられ、これにより、蓋本体3が容器本体1の開口13aを塞ぐように取り付けられる。又、この開口13aを塞いだ状態で、例えば収容部13に熱い飲料液等が収容されている場合には、飲料液等から出た蒸気が蒸気逃がし用孔36から連通路44を通って開閉操作部材4の後方端部から外部に出る。
そして、例えば容器本体1の収容部13に収容された飲料液等を飲む場合は、開閉操作部材4の開用操作部42を後方に押圧操作する。これにより、図11、図12に示すように開閉操作部材4が蓋本体3の摺動溝33を後方側に摺動し、蓋本体3の飲み口用孔35が徐々に開いていく。そして、開閉操作部材4の開用被位置決め部45aが蓋本体3の開閉操作部材用位置決め部37と合致すると、開用被位置決め部45aに開閉操作部材用位置決め部37が入り込んで係合する。この状態で、飲み口用孔35が全開状態になるとともに、容器本体1を傾けても、開閉操作部材4が自重によって蓋本体3に対して摺動しない。
又、この状態で、連通路44の端部に形成された閉用被位置決め部45bが蒸気逃がし用孔36に合致し、蒸気逃がし用孔36から連通路44を通って開閉操作部材4の後方端部から外部に出る。
従って、この状態で、容器本体1を傾けつつ、飲み口用孔35から飲料液等を直接飲むことができる。又、その際、蓋本体3の周縁部をなす円筒部32が平板部31から外側に突設されているとともに、平板部31の外面31aと開閉操作部材4の開閉操作部材本体41の外面40aとが面一になっているため、開閉操作部材4の外面40aが鼻等に当たるおそれが少なく、飲み操作し易い。
又、この飲み口用孔35が全開した状態で、開閉操作部材4の開用操作部42と閉用操作部43とのそれぞれから蓋本体3の中心までの距離よりも蓋本体3の円筒部32までの距離が短く、開用操作部42又は閉用操作部43が飲み口用孔35から飲料液等を飲む際に鼻等に当たるおそれが少ない。
飲み口用孔35を閉めるには、開閉操作部材4の閉用操作部43を前方に押圧操作する。これにより、開用被位置決め部45aから開閉操作部材用位置決め部37が開閉操作部材4が前方側に摺動する。
そして、開閉操作部材4の閉用被位置決め部45bが蓋本体3の開閉操作部材用位置決め部37と合致すると、図1に示すように閉用被位置決め部45bに開閉操作部材用位置決め部37が入り込んで係合する。この状態で、飲み口用孔35が完全に閉まった状態になるとともに、容器本体1を傾けても、開閉操作部材4が自重によって蓋本体3に対して摺動しない。
又、開閉操作部材4や蓋本体3を清掃する場合、例えば開閉操作部材4を蓋本体3から取り外して行うことができる。開閉操作部材4を蓋本体3から取り外すには、例えば対向する左係合片43aの抜け止め用突部43dと右係合片43bの抜け止め用突部43dとを、互いに近づく方向に押圧する。これにより、各軸部43cが撓んで、抜け止め用突部43dが係合部34a、34bに合致して係合部34a、34bから抜け、開閉操作部材4を蓋本体3から取り外すことができる。
清掃後、再度、上述のように方向決め用突部41bが蓋本体3の飲み口用孔35側になるように開閉操作部材4の前後方向を決め、その状態から、左係合片43aを蓋本体3の左係合部34aに、右係合片43bを蓋本体3の右係合部34bに、それぞれ、押し入れる。これにより、開閉操作部材4を蓋本体3に組み付けることができる。
その際、例えば開閉操作部材4が方向決め用突部41bを有しない場合には、開閉操作部材4は、連通路44が蓋本体3の飲み口用孔35側になった状態で蓋本体3に組み付けられる場合もある。その場合は、蒸気を蒸気逃がし用孔36から連通路44に入れることができず外部に出すことができなくなるとともに、蒸気が蒸気逃がし用孔36から連通路44に入ると、蒸気が連通路44から飲み口用孔35の近傍に出ることになり、飲料液等を飲んでいるユ―ザーに蒸気が当たるおそれがある。
しかし、この実施形態では、開閉操作部材4は、連通路44が蓋本体3の飲み口用孔35側になった状態で蓋本体3に組み付けようとすると、方向決め用突部41bが蓋本体3の溝底壁38に当接して組み付けることができない。従って、連通路44を有することを知らないユーザーでも、連通路44が蓋本体3の飲み口用孔35側になった状態で蓋本体3に組み付けられるおそれのないものにできる。
次に、第2実施形態について、図13〜図26に基づいて説明する。尚、なお、図13〜図26の各図において、第1実施形態のものと同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。
第2実施形態のマグカップ100は、先の第1実施形態のものと同様に、容器本体101と、蓋部材102とを備えている。
容器本体101は、先の第1実施形態のものと略同構成を採っている。ただし、この容器本体101の上端に、持ち手114の上端のみが取り付けられて使用されるようになっている。
蓋部材102は、先の第1実施形態のものと同様に、蓋本体103と、開閉操作部材104とを備えている。蓋本体103は、凹状板部131と、円筒部132とを備えている。
凹状板部131は、外面131a及び内面131bがその中心に凹中心を有し周縁部から中心に向けて凹む凹面に形成されている。又、凹状板部131は、先の第1実施形態の平板部31と同様に、摺動溝33と、係合部34a、34bと、飲み口用孔35と、蒸気逃がし用孔36と、開閉操作部材用位置決め部37とを備えている。
この第2実施形態の飲み口用孔35には、後述の開閉操作部材104の方向決め用突部41bが嵌入する長孔状の嵌入孔35aを備えている。凹状板部131の摺動溝33、係合部34a、34b、蒸気逃がし用孔36及び開閉操作部材用位置決め部37は、先の第1実施形態の平板部31のものと同構成を採っている。
円筒部132は、この第2実施形態では、図18〜図20に示すように凹状板部131の内面131bから内側に突設されており、その外周に、容器本体101の上部に着脱自在に取り付けられる容器本体取付部132aを備えている。又、容器本体取付部132aには、パッキン5を取り付けるパッキン取付部132bを備えている。
開閉操作部材104は、図21〜図23に示すように開閉操作部材本体141と、開用操作部42と、閉用操作部43とを備えている。開用操作部42と閉用操作部43とは、先の第1実施形態のものと略同構成を採っている。
開閉操作部材本体141は、その外面140a及び内面140bがその中心に凹中心を有し周縁部から中心に向けて凹む凹面に形成されている。又、この開閉操作部材104の凹面は、凹状板部131の凹面と曲率半径が略同じに形成されている。その他は、先の第1実施形態の開閉操作部材4と同構成を採っている。
詳しくは、開閉操作部材本体141は、開閉用部141aと、方向決め用突部41bと、係合片43a、43bと、連通路44と、被位置決め部45a、45bとを備えている。
このように構成された第2実施形態のマグカップ100は、開閉操作部材104が蓋本体103の凹状板部131に取り付けられた状態で、図25、図26に示すように、蓋本体103の凹状板部131の外面131aと開閉操作部材104の開閉操作部材本体141の外面140aとによって形成される面106が凹面をなし、蓋本体103の周縁部から中心に向けて凹むように形成されている。
従って、第2実施形態のマグカップ100では、飲み口用孔35から飲料液等を飲む際に、開閉操作部材104が鼻等に当たるおそれが少なく、飲み操作し易いものになる。
10、100 マグカップ
1、101 容器本体
2、102 蓋部材
3、103 蓋本体
4、104 開閉操作部材
33 摺動溝
35 飲み口用孔
36 蒸気逃がし用孔
37 開閉操作部材用位置決め部
41、141 開閉操作部材本体
42 開用操作部
43 閉用操作部

Claims (5)

  1. 上部に開口を有する容器本体と、前記容器本体に、前記開口を塞ぐように着脱自在に取り付けられた蓋部材とを備えたマグカップであって、
    前記蓋部材は、飲み口用孔を有する蓋本体と、前記飲み口用孔を開閉操作する開閉操作部材とを備え、
    前記蓋本体は、外面を内側に凹ませることにより形成された摺動溝を有し、
    前記飲み口用孔は、前記摺動溝内で、前記蓋本体の内面から外面に貫通するように形成され、
    前記開閉操作部材は、前記飲み口用孔を開く開放位置から閉じた閉じ位置との間で摺動可能となるように前記摺動溝内に嵌め込まれ、
    前記摺動溝の深さは、前記蓋本体の外面と前記開閉操作部材の外面とが面一になるように設定されていることを特徴とするマグカップ。
  2. 前記蓋本体の外面と前記開閉操作部材の外面とによって形成される面が平坦面であり、
    前記蓋本体の周縁部は、前記平坦面よりも外側に突出していることを特徴とする請求項1記載のマグカップ。
  3. 前記蓋本体の外面と前記開閉操作部材の外面とによって形成される面が凹面であり、
    前記凹面は、前記蓋本体の周縁部から中心に向けて凹むように形成されていることを特徴とする請求項1記載のマグカップ。
  4. 前記開閉操作部材は、前記開閉操作部材が摺動する摺動方向の一方端部に、前記開閉操作部材を閉操作するための閉用操作部を、前記摺動方向の他方端部に、前記開閉操作部材を開操作するための開用操作部を、それぞれ、備え、
    前記開用操作部と閉用操作部とは、それぞれ、前記開閉操作部材の外面から外側に突出するように形成され、
    前記開閉操作部材が開操作された状態で、前記蓋本体の周縁部から前記開用操作部までの距離が前記蓋本体の中心から前記開閉操作部材までの距離よりも短く、且つ、前記蓋本体の周縁部から前記閉用操作部までの距離が前記蓋本体の中心から前記閉用操作部までの距離よりも短くなるように配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のマグカップ。
  5. 前記蓋本体は、前記容器本体内の蒸気を外に逃がすための蒸気逃がし孔を備え、
    前記開閉操作部材は、前記開閉操作部材が摺動する摺動方向の一方端部に、前記飲み口用孔を開閉する開閉用部と、前記開閉用部に形成され前記蓋本体に対する前記開閉操作部材の方向を決めるための方向決め用突部とを備えているとともに、前記摺動方向の他方端部に、前記開閉操作部材が閉操作された状態で、前記蒸気逃がし孔と外部とを連通するように形成された連通路を備え、
    前記方向決め用突部は、前記開閉操作部材が開操作された状態及び閉操作された状態で、前記飲み口用孔に入り込むように前記開閉用部から突設されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のマグカップ。
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