JP2017124027A - 周期波検出装置、周期波検出方法およびプログラム - Google Patents

周期波検出装置、周期波検出方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズ等の波形を検出対象の周期波として検出することなく、心電波形または加速度脈波波形からR波等の周期波を正確に検出する。
【解決手段】R波検出部15は、心電データの波形を、R波が1ドットまたは2ドットで表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮し、圧縮されたこのような心電波形データから直線状の波形の高さをそれぞれ測定する。R波検出部15は、測定された波形の高さが予め設定されたR波検出閾値以上でかつノイズ検出閾値以下となる範囲内に収まる波形をR波として検出する。その際にR波検出部15は、測定された波形が3ドット連続してR波検出閾値を超えた場合には、その波形はノイズ波形であると判定する。さらに、R波検出部15は、R波であると判定された場合でも、その波形形状が所定範囲内に収まらない場合には、その波形をR波から排除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、心電波形または加速度脈波波形からR波等の周期波を検出するための周期波検出装置、周期波検出方法およびプログラムに関する。
人体から取得された心電データからR波を検出して、R−R間隔を測定して周波数解析を行うことによりLF/HF等の係数やCVRR(Coefficient of Variation of R-R intervals:心電図R−R間隔変動係数)を算出して、被測定者の自律神経機能を評価する様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
このような自律神経機能の評価を正確に行うためには、心電データからのR波の検出を正確に行う必要がある。そのため、心電データからR波を正確に検出するための様々な方法が提案されている(例えば、特許文献3、4、5参照。)
特許第4313424号公報 特許第5426502号公報 特開2002−078695号公報 特開2003−000561号公報 特開2015−156936号公報
しかし、上述したようなR波の検出方法ではある一定の閾値以上のピークをR波であると検出しているため、ノイズ等をR波として検出してしまうという可能性を否定することができない。
そして、本来R波でないノイズ等をR波として検出してしまうと心電波形から得られる様々な係数が不正確なものになってしまし、自律神経機能の評価を正確に行うことができなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、ノイズ等の波形を検出対象の周期波として検出することなく、心電波形または加速度脈波波形からR波等の周期波を正確に検出することが可能な周期波検出装置、周期波検出方法およびプログラムを提供することである。
[周期波検出装置]
上記目的を達成するために、本発明の周期波検出装置は、被測定者から測定された心電波形または加速度脈波波形を、検出対象の周期波が予め設定されたドット数以下で表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段により時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形から直線状の波形の高さをそれぞれ検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が予め設定された前記ドット数よりも多いドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定する判定手段とを備えている。
本発明では、R波等の周期波が予め設定されたドット数以下で表現されるような圧縮率で心電波形または加速度脈波波形を時間軸方向に圧縮することにより検出対象の周期波を直線状の波形として、その高さが第1の閾値以上となるものを検出対象の周期波として判定する際に、第2の閾値より大きい波形や3ドット連続して第1の閾値を超えるような波形は検出対象の周期波とは判定せずにノイズであると判定する。
そのため、本発明によれば、心電波形または加速度脈波波形から検出対象の周期波を検出する際に、複雑な処理を必要とせずに、ノイズ等の波形を検出対象の周期波として検出することなくR波等の周期波を正確に検出することができる。
また、本発明は、前記判定手段が、前記圧縮手段により時間軸方向に圧縮される前の心電波形または加速度脈波波形において、検出対象の周期波であると判定された波形のピークと当該ピークの所定時間前後の点とを結ぶ角度が予め設定された角度より大きい場合、当該波形を検出対象の周期波ではないと再判定するようにしても良い。
本発明では、波形形状が予め設定された範囲内の波形のみを検出対象の周期波と判定するため、波形の高さが第1の閾値以上で第2の閾値以下の範囲内になるようなノイズ波形についても検出対象の周期波と誤判定することを防ぐことが可能となる。
さらに、本発明では、前記圧縮手段は、被測定者から測定された心電波形または加速度脈波波形を、検出対象の周期波が1ドットまたは2ドットで表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮し、
前記判定手段は、前記検出手段により検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が3ドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定するようにしても良い。
さらに、本発明では、前記検出対象の周期波を心電波形におけるR波とするようにしても良い。
[周期波検出方法]
また、本発明の周期波検出方法は、被測定者から測定された心電波形または加速度脈波波形を、検出対象の周期波が予め設定されたドット数以下で表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する圧縮ステップと、
前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形から直線状の波形の高さをそれぞれ検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が予め設定された前記ドット数よりも多いドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定する判定ステップとを備えている。
また、本発明は、前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形を圧縮される前の元の心電波形に伸長する伸長ステップと、
前記伸長ステップにより伸長された心電波形において、検出対象の周期波であると判定された波形のピークと当該ピークの所定時間前後の点とを結ぶ角度が予め設定された角度より大きい場合、当該波形を検出対象の周期波ではないと再判定する再判定ステップとをさらに備えるようにしても良い。
[プログラム]
また、本発明のプログラムは、被測定者から測定された心電波形または加速度脈波波形を、検出対象の周期波が予め設定されたドット数以下で表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する圧縮ステップと、
前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形から直線状の波形の高さをそれぞれ検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が予め設定された前記ドット数よりも多いドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定する判定ステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明は、前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形を圧縮される前の元の心電波形に伸長する伸長ステップと、
前記伸長ステップにより伸長された心電波形または加速度脈波波形において、検出対象の周期波であると判定された波形のピークと当該ピークの所定時間前後の点とを結ぶ角度が予め設定された角度より大きい場合、当該波形を検出対象の周期波ではないと再判定する再判定ステップとをさらにコンピュータに実行させるようにしても良い。
以上、説明したように、本発明によれば、ノイズ等の波形をR波として検出することなく、心電波形からR波を正確に検出することが可能なR波検出装置、R波検出方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態のR波検出装置を含む自律神経機能診断装置の構成を示すブロック図である。 心電データの周波数解析を行う際の心拍変動測定方法を示す図である。 心電データの周波数解析を行う際のスペクトル分析した一例を示す図である。 本発明の一実施形態のR波検出部15におけるR波検出処理を説明するためのフローチャートである。 心電データの波形(1000ms/1000ドット)の一例を示す図である。 時間軸方向の圧縮後の心電データの波形(1000ms/20ドット)の一例を示す図である。 図6に示した圧縮後の心電データを模式的に示す図である。 圧縮後の心電データからR波を検出する様子を説明する図である。 圧縮後の心電データからR波を検出する様子を説明する模式図である。 R波検出部15による波形形状による判定処理を説明するための図である。 従来の検出方法によりR波を検出した場合の検出結果を模式的に示す図である。 本実施形態による検出方法によりR波を検出した場合の検出結果を模式的に示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態のR波検出装置を含む自律神経機能診断装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態における自律神経機能診断装置は、図1に示されるように、被測定者の心電データを取得するための心電図モニタ14と、R波検出部15と、CVRR算出部16と、周波数解析部17と、制御装置18と、記憶装置20と、生体情報を表示するための表示装置22とから構成されている。
心電図モニタ14は、被診断者の例えば喉元にマイナス電極を、左脇腹にプラス電極を、右脇腹にボディアースをそれぞれ装着し、心臓の動きを電気信号として得て心電データとして記録する。なお、心電図モニタ14では、被測定者から測定された心電データをデジタル信号に変換して出力するものとする。
R波検出部15は、心電図モニタ14により測定された心電データからR波を検出対象の周期波として検出するためのR波検出装置である。このR波検出部15がR波を検出処理については以下において詳細に説明する。
CVRR算出部16は、R波検出部15によりR波が検出されるタイミングに基づいて、CVRR(心電図R−R間隔変動係数)を算出する。
CVRRとは、心拍変動のばらつき度合いを示す指標であり、心電波形におけるR−R間隔(心電波形のR波の頂点の間隔)のばらつき度合いを示す係数である。このCVRRは、具体的には、下記のような式により算出される。
CVRR=R−R間隔標準偏差/R−R間隔平均×100(%)
ここで、R−R間隔標準偏差とは、例えば、60秒間という所定期間におけるR−R間隔の標準偏差である。また、R−R間隔平均とは、例えば、所定期間におけるR−R間隔の平均である。
周波数解析部17は、心電図モニタ14により測定された心電データに基づいて心拍変動の周波数解析を行うことにより、高周波成分HF、低周波成分LFを求め、自律神経活動度の指標となるLF/HF等の係数を算出する。
周波数解析部17は、例えば、図2(A)、図2(B)に示すように、R波と次のR波との間隔をとってR−R間隔を測定し、次に図2(C)及び図2(D)に示すように、測定したR-R間隔データを後方のR波の時間的位置にプロットし、これを補間した後に等間隔(図2(C)の点線)で再サンプリングしたデータを作成することにより行う。
そして、周波数解析部17は、作成したデータに対してスペクトル分析(周波数変換)を行う。このようにして行われるスペクトル分析の結果の一例を図3に示す。そして、この図3に示したようなスペクトル分析結果から、低周波成分LFおよび高周波成分HFを求める。ここで、低周波成分LFは、0.04〜0.15Hzのパワースペクトル成分の積分値である。また、高周波成分HFは、0.15〜0.40Hzのパワースペクトル成分の積分値である。そして、LF/HFについては、得られたLFとHFとの比を算出することにより得ることができる。
制御装置18は、例えばコンピュータからなり、CVRR算出部16により算出されたCVRRの値や、周波数解析部17により算出された自律神経活動度指標(LF、HF、LF/HF等)を処理し、この処理した情報を記憶装置20に記憶し、あるいは表示装置22に表示する。
次に、本実施形態の自律神経機能診断装置のR波検出部15におけるR波検出処理を図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、R波検出部15は、被測定者から測定された心電データの波形を、検出対象の周期波であるR波が1ドット(ピクセル)または2ドットで表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する(ステップS101)。
例えば、心電データの波形が図5に示すように1000msを1000ドット(ピクセル)で表現するようなデータである場合について説明する。
ここで、R波の幅は一般的に100ms未満となっている。そのため、1000msを1000ドットで表現したデータを、1000msが20ドット(圧縮率50)〜10(圧縮率100)ドットで表現されたデータに変換することにより、R波は1ドットまたは2ドットで表現されることになる。
図5に示したような心電データを1000msが20ドットで表現されたデータに変換した場合の一例を図6に示す。
図6を参照すると分かるように、R波は1ドットまたは2ドットで表現された直線状の波形となっていることが分かる。
この図6に示した圧縮後の心電データの模式図を図7に示す。図7を参照すると、緩やかに変化している基線上に直線状のR波が1ドットまたは2ドットの波形として表れているのが分かる。
そして、次に、R波検出部15は、時間軸方向に圧縮されたこのような心電波形データから直線状の波形の高さをそれぞれ測定する(ステップS102)。
そして、R波検出部15は、測定された波形の高さが予め設定されたR波検出閾値(第1の閾値)以上でかつノイズ検出閾値(第2の閾値)以下となる範囲内に収まる波形をR波として検出する(ステップS103)。ただし、この際にR波検出部15は、測定された波形が3ドット連続してR波検出閾値を超えた場合には、その波形はノイズ波形であると判定して当該波形は検出対象の周期波であるR波ではないと判定する。
つまり、R波であれば心電データを時間軸方向に圧縮したことにより最大で2ドットの幅としかならないため、3ドット幅となった波形はノイズ波形であると判定するようにしている。
このようにしてR波を検出する様子を図8、図9を参照して説明する。
図8(A)は、圧縮後の心電データにおいてR波として検出された波形に丸印を設けたものである。また、図8(B)は、直線状となった波形の高さを測定してノイズ検出閾値、R波検出閾値と比較した様子を示す図である。なお、図8(B)において高さを表した線において他の線よりも濃い濃度で表示されている線は3ドット以上連続してR波検出閾値を超えたことによりR波ではなくノイズ波形であると判定されたものを示している。
また、図9は、図8(B)に示した図を模式的に示すことによりR波検出の様子を説明するための模式図である。
図9を参照すると、例えば、波形91は、ノイズ検出閾値を超えたことによりノイズ波形であると判定され、波形92については3ドット連続してR波検出閾値を超えたことによりノイズ波形であると判定された場合が示されている。
次に、R波検出部15は、ステップS101の圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形データを圧縮される前の元の心電波形データに伸長する(ステップS104)。
そして、R波検出部15は、時間軸方向に圧縮される前の心電波形データ対して、R波であると判定された波形の波形形状が所定範囲内であるか否かを確認することによりその波形が本当にR波であるか否かを再判定する(ステップS105)。具体的には、R波検出部15は、ステップS103においてR波であると判定された場合でも、その波形形状が所定範囲内に収まらない場合には、その波形をR波から排除する。
例えば、R波検出部15は、R波として判定された波形のピークと当該ピークの所定時間(例えば30ms)前後の点とを結ぶ角度が予め設定された角度(例えば25°)より大きい場合、当該波形をR波ではないと再判定する。
このR波検出部15による波形形状による判定処理を図10を参照して説明する。
図10を参照すると、R波であると判定された波形のピークから30ms前後の点を特定し、ピークからそれぞれの点を結んだ直線の角度θ1、θ2の両方がともに25°以下の場合にはその波形はR波であると判定し、角度θ1、θ2のいずれか一方が25°より大きい場合には、その波形はR波ではなくノイズであると判定する様子が示されている。
このように本実施形態におけるR波検出部15によれば、単に検出された波形のレベルが所定値以上であると判定するような検出方法でR波を検出するような方法と比較して、より高い精度でR波を検出することが可能となる。
例えば、このような従来の検出方法によりR波を検出した場合の検出結果を図11に模式的に示す。この図11に示した検出結果では、ノイズ波形93、94がR波であると誤検出されているのがわかる。
次に、この図11に示した心電波形を本実施形態のR波検出部15により検出した場合の検出結果を図12に模式的に示す。
図12を参照すると、ノイズ波形93は、波形の幅がR波よりも広いことにより時間軸方向に圧縮したとしても3ドット以上連続してR波検出閾値を超えたことによりノイズ波形であると判定されているのが分かる。または、図10に示したような波形形状による判定により、波形のピークとその30ms前後の点とを結ぶ線と垂線により構成される角度が25°より大きくなったことによりノイズ波形であると判定されている。
そして、ノイズ波形94については、波形の高さがノイズ検出閾値を超えたことによりノイズ波形であると判定され、R波であるとは判定されていないのが分かる。
なお、上記の図11、図12は、本実施形態のR波検出方法の動作を説明するために作成した模式図であり、実際の測定データではない。
このように本実施形態によれば、ノイズ等の波形をR波として検出することなく、心電波形データまたは脈波波形データからR波を正確に検出することが可能になる。
なお、本実施形態では、R波検出部15は、心電波形を、R波が1ドットまたは2ドットで表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する場合を用いて説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。R波検出部15が、1ドットまたは2ドットで表現されるような圧縮率で心電波形を時間軸方向に圧縮するようにすれば、本発明は同様に適用可能である。
このような構成とした場合には、R波検出部15は、検出された波形の高さが予め設定されたR波検出閾値以上でかつノイズ検出閾値以下となる範囲内となり、かつ、検出された波形が予め設定された上記のドット数よりも多いドット連続してR波検出閾値を超えない場合に、その波形をR波であると判定するようにすれば良い。
[その他]
なお、上記の実施形態では、心電データからR波を検出するためのR波検出装置に対して本発明を適用した場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。本発明は、波形データからR波以外の特定の周期波を検出する場合でも適用可能である。例えば、指先容積脈波等の脈波データを2階微分することにより得られる加速度脈波におけるピーク値を求めて、このピーク値の間隔であるa−a間隔を求めるような場合にも本発明は適用可能である。
14 心電図モニタ
15 R波検出部
16 CVRR算出部
17 周波数解析部
18 制御装置
20 記憶部
22 表示装置
91、92 波形
93、94 ノイズ波形

Claims (8)

  1. 被測定者から測定された心電波形または加速度脈波波形を、検出対象の周期波が予め設定されたドット数以下で表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形から直線状の波形の高さをそれぞれ検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が予め設定された前記ドット数よりも多いドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定する判定手段と、
    を備えた周期波検出装置。
  2. 前記判定手段は、前記圧縮手段により時間軸方向に圧縮される前の心電波形または加速度脈波波形において、検出対象の周期波であると判定された波形のピークと当該ピークの所定時間前後の点とを結ぶ角度が予め設定された角度より大きい場合、当該波形を検出対象の周期波ではないと再判定する請求項1記載の周期波検出装置。
  3. 前記圧縮手段は、被測定者から測定された心電波形または加速度脈波波形を、検出対象の周期波が1ドットまたは2ドットで表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮し、
    前記判定手段は、前記検出手段により検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が3ドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定する請求項1または2記載の周期波検出装置。
  4. 前記検出対象の周期波が、心電波形におけるR波である請求項1から3のいずれか1項記載の周期波検出装置。
  5. 被測定者から測定された心電波形または加速度脈波波形を、検出対象の周期波が予め設定されたドット数以下で表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する圧縮ステップと、
    前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形から直線状の波形の高さをそれぞれ検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が予め設定された前記ドット数よりも多いドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定する判定ステップと、
    を備えた周期波検出方法。
  6. 前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形を圧縮される前の元の心電波形に伸長する伸長ステップと、
    前記伸長ステップにより伸長された心電波形において、検出対象の周期波であると判定された波形のピークと当該ピークの所定時間前後の点とを結ぶ角度が予め設定された角度より大きい場合、当該波形を検出対象の周期波ではないと再判定する再判定ステップと、
    をさらに備えた請求項5記載の周期波検出方法。
  7. 被測定者から測定された心電波形を、検出対象の周期波が予め設定されたドット数以下で表現されるような圧縮率で時間軸方向に圧縮する圧縮ステップと、
    前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形から直線状の波形の高さをそれぞれ検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された波形の高さが予め設定された第1の閾値以上でかつ第2の閾値以下となる範囲内となり、かつ、前記検出手段により検出された波形が予め設定された前記ドット数よりも多いドット連続して前記第1の閾値を超えない場合に、当該波形を検出対象の周期波であると判定する判定ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 前記圧縮ステップにおいて時間軸方向に圧縮された心電波形または加速度脈波波形を圧縮される前の元の心電波形に伸長する伸長ステップと、
    前記伸長ステップにより伸長された心電波形または加速度脈波波形において、検出対象の周期波であると判定された波形のピークと当該ピークの所定時間前後の点とを結ぶ角度が予め設定された角度より大きい場合、当該波形をR波ではないと再判定する再判定ステップとをさらにコンピュータに実行させる請求項7記載のプログラム。
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