JP2017122798A - アクセサリ、光学機器、光学機器システム、撮像システム - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセサリを様々な光学機器に装着した場合においても、アクセサリに適切な動作をさせること。【解決手段】アクセサリ(300)は、光学機器に設けられた光学素子(102)の位置と該光学素子を移動させるための操作環(118)の回転角度との関係に基づく操作環の駆動に関する情報を光学機器(100)から取得する。【選択図】 図1
Description
本発明は、光学機器とアクセサリからなる光学機器システムに関し、特に交換レンズと該交換レンズの操作環を駆動可能なアクセサリに関する。
交換レンズが着脱可能なカメラシステムにおいて、焦点距離を変更する手段であるズーム環を手動で動かすと、動画撮影における滑らかなズームを実現することが困難であった。
例えば、特許文献1では、カメラ本体と交換レンズの間に装着される中間アダプタにズーム光学系を搭載することにより、交換レンズがズーム機能を有さない単焦点レンズであってもズームを行う事を可能としている。
また、特許文献2では、レンズにズーム環を駆動させるアクセサリを装着する際に、ズーム環を駆動する手段の位置が所定の位置にあるか否かを判断し、所定位置にある場合には取り付け可能であることをユーザに通知する事を可能としている。
しかしながら、特許文献1ではズーム環を有する交換レンズのズーム環を駆動させることは困難である。また、特許文献2では、アクセサリはズーム環を駆動するズームギアの位置情報をユーザに通知しているものの、交換レンズとアクセサリのズーム位置情報の相関性がない為、装着時に作業が必要となる。
そこで、本発明の目的は、アクセサリを様々な光学機器に装着した場合においても、アクセサリに適切な動作をさせることである。
本発明のアクセサリは、光学機器に設けられた光学素子の位置と該光学素子を移動させるための操作環の回転角度との関係に基づく操作環の駆動に関する情報を光学機器から取得することを特徴とする。
本発明によれば、アクセサリを様々な光学機器に装着した場合においても、アクセサリに適切な動作をさせることが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかわるカメラ本体200と、カメラ本体200に着脱可能な交換レンズ100と、交換レンズ100に着脱可能なアクセサリ300と、から成る撮像システムのブロック図である。交換レンズ100はカメラ本体200にマウント400を介して着脱可能に接続される。アクセサリ300と、該アクセサリ300と接続可能な交換レンズ100(光学機器)と、により本発明の光学機器システムが構成される。また、光学機器システム(100,300)と、該光学機器システムと接続可能なカメラ本体200(撮像装置)と、により本発明の撮像システムが構成される。
交換レンズ100は撮影光学系を有する。撮影光学系は、複数の光学素子(例えば、光学レンズユニット)により構成され、物体(被写体)の光学像を形成する。本実施例の撮影光学系は、被写体像の入射方向から順に、フィールドレンズ101、変倍レンズとしてズームレンズ102、光量を調整する絞りユニット105、アフォーカルレンズ103、合焦レンズとしてフォーカスレンズ104を有する。このようにフォーカスレンズ104が被写体側から見て後方に配置されるレンズ構成はリアフォーカスレンズと呼び、小型のレンズ交換式カメラなどで一般的に用いられている。
光軸方向に移動して焦点距離を変更するズームレンズ102と光軸方向に移動して焦点を調整するフォーカスレンズ104はそれぞれレンズ保持枠106,107により保持されている。レンズ保持枠106,107はガイド軸により光軸方向に移動可能となるよう構成されており、ズームレンズ102とフォーカスレンズ104はアクチュエータ110と111により光軸方向に移動される。
レンズ制御部120(光学機器制御手段)は、レンズマイコン121と電源部122、通信部123により構成され、後述するカメラ本体200、アクセサリ300から送信される命令に対応した各種制御を行う。レンズマイコン121は、カメラマイコン211と通信部213,123を介してデータ(情報)のやり取りを行う。また、カメラマイコン211から通信部213,123を介して与えられる制御信号に応じて撮影光学系の駆動を制御する。更にレンズ制御部120は、通信部123,313を介して、アクセサリ300と通信を行うことができる。レンズマイコン121は、アクセサリ300に対して駆動命令を送信し、アクセサリ300の駆動系を制御する。また、交換レンズ100の鏡筒に設けられたフォーカスリング130などの操作指示手段からの入力に応じた制御を行い、交換レンズ100の動作全体の制御を司る。フォーカスリング130の回転量は検出部131によって検出される。
アクチュエータ110は交換レンズ100の鏡筒に設けられたズーム環118を手動で回転させることにより、機械的な溝に沿ってズームレンズ102が移動するカム機構であり、撮像光学系のズーム変倍動作を行う。ズーム環118(操作環)は、回転されることによりズームレンズ102を光軸方向に移動することができる。位置検出回路113はズーム環118の回転によるズームレンズ102の光軸方向への移動量・位置を検出し、レンズマイコン121に情報を与える。すなわち、位置検出回路113は、ズームレンズ102(光学素子)の位置を検出する位置検出手段として機能する。
アクチュエータ111は駆動回路114により駆動される。駆動回路114はレンズマイコン121から入力される駆動信号に応じてアクチュエータ111を駆動する。撮像光学系のズーム変倍動作に伴うフォーカス合焦動作は、デジタルカメラなどで一般的に用いられているカム軌跡データを利用した電子カム方式により、アクチュエータ111を制御することで行われる。レンズマイコン121は駆動信号を与えて駆動回路を制御する。
光量を調整する絞りユニット105は絞り羽根105a,105bを有する。絞り羽根105a,105bの状態はフォトインタラプタ116により検出される。レンズマイコン121はその入力信号に基づいて駆動回路115に制御信号を出力する。駆動回路115はその制御信号に基づいて絞りアクチュエータ112を駆動する。
アクセサリ300は、ズーム環118を駆動させるために該ズーム環118の上に設けられ、交換レンズ100(光学機器)と接続可能に構成される。アクセサリ300は、交換レンズ100のズーム環118を回転させることで交換レンズ100の焦点距離調整を可能としている。アクセサリ300は、アクセサリ300全体を統括制御するアクセサリ制御部310、電源301、アクチュエータ302、駆動回路303、フォトインタラプタ304、パルス板305、ギア504を有する。ズーム環118を回転させる動力はアクチュエータ302からズーム環にメカ的に接続されているギア504により伝達され、アクチュエータ302の状態はフォトインタラプタ304とパルス板305により検出される。すなわち、アクチュエータ302およびギア504は、交換レンズ100のズーム環118と接続し、該ズーム環118を駆動する駆動手段として機能する。また、フォトインタラプタ304およびパルス板305は、駆動手段の駆動量を検出する駆動量検出手段として機能する。アクセサリ制御部310(アクセサリ制御手段)は、アクセサリマイコン311、電源部312、通信部313を有する。アクセサリマイコン311は、レンズマイコン121と通信部123,313を介してデータ(情報)のやり取りを行う。すなわち、アクセサリ制御部310は、交換レンズ100と通信を行うことができる。また、アクセサリマイコン311はレンズマイコン121の命令、または不図示のスイッチ等を有する操作部306により駆動回路303の制御を行い、アクチュエータ302を駆動させることで、アクセサリ300の動作全体の制御を司る。すなわち、操作部306(操作手段)は、不図示のスイッチを操作することにより、ズーム環118(ズームレンズ102)の駆動を操作することができる。
カメラ本体200は、撮影光学系が形成した光学像を光電変換するCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子201やA/D変換回路202、信号処理回路203を有する。また、記録媒体204、メモリ205、表示部206、操作入力部207、カメラ制御部210、カメラマイコン211、電源部212、通信部213を有する。
交換レンズ100を通過した光学像は、撮像素子201における光電変換により電気信号(アナログ信号)に変換される。そのアナログ信号は、A/D変換回路202によりデジタル信号に変換され、信号処理回路203に入力される。信号処理回路203は、入力された電気信号(デジタル信号)に対して各種の画像処理を施すことにより、画像の合焦状態を表すフォーカス情報の生成や、露出状態を表す輝度信号情報の生成、記録可能なデータ形式への変換が行われる。その後、信号処理回路203からの出力信号(映像信号)が記録媒体204に送られ、その映像信号が記録媒体204に記録される。また並行して、信号処理回路203で生成された被写体像は表示部206に表示され、撮影している被写体像の構図や合焦状態などを確認する事ができる。表示部206は撮影者によって操作されるメニュー画面を更に表示する。カメラマイコン211は、撮影指示スイッチ、メニュー画面、カメラ設定関連スイッチといった操作入力部207からの入力に応じたカメラ本体の制御を行う。また、カメラマイコン211は絞りユニット105、フォーカスレンズ104の駆動命令や、フォーカスリング130の制御設定、交換レンズ100への動作要求、設定をレンズマイコン121に指示する。
交換レンズ100とカメラ本体200はマウント400で機械的及び電気的に接続されている。マウント400の端子部を経由して両者は通信を可能にしている。レンズマイコン121とカメラマイコン211は端子部410,411,412を介し、制御基準信号に同期して通信する。また、交換レンズ100はカメラ本体200から端子部401,402,403,404を介して電源を習得し、各種アクチュエータ110,111,112の駆動電源、レンズマイコン121の処理用電源等として消費している。
交換レンズ100とアクセサリ300もカメラ本体200と同様にマウント500で機械的及び電気的に接続されている。マウント500の端子部を経由して両者は通信を可能としている。レンズマイコン121とアクセサリマイコン311は端子部501,502,503を介して、制御基準信号に同期して通信する。また、アクセサリ300は自身の電源301で各種アクチュエータ302の駆動電源、アクセサリマイコン311の処理用電源等として消費している。
以下、図2を参照して、様々な種類の交換レンズにアクセサリを装着した場合について説明する。
ズーム環を駆動させるアクセサリ300は、種々の交換レンズ100に対応する必要がある。図2はズーム環118が交換レンズ100の種類によって径が異なることを表している。ズーム環118の径が異なることで、ズーム環118を同じ回転角を駆動させるのに必要なアクチュエータ302の駆動量も異なる。そのため、位置検出回路113によりズームレンズを含む光学系の位置情報を取得し、ズーム環118の回転角に比例した値に変換する。その際に、変換テーブルはアクチュエータ302の単位駆動量に比例した値とする。ここで、交換レンズ100は、ズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係を示す情報を有しており、該情報に基づきズームレンズ102の位置に応じたズーム環118の回転角度を該回転角度および単位駆動量に比例した値に変換する。なお、変換した値は、上記変換テーブルを参照して取得してもよいし、上記関係を示す情報に基づいて算出してもよい。
このように、ズーム環118の回転角度とアクチュエータ302の駆動量の関連付けることで、アクセサリ300を用いて、ズーム環118を適切に駆動させることができる。
また、上記変換として、回転角度や単位駆動量に比例させる方法以外にも、ズーム環118の回転角度および単位駆動量に比例した値をオフセットさせてもよい。ズーム環118の回転角度と単位駆動量の関係性を維持できれば、これらの方法以外の変換方法を用いてもよい。
また、上記変換として、回転角度や単位駆動量に比例させる方法以外にも、ズーム環118の回転角度および単位駆動量に比例した値をオフセットさせてもよい。ズーム環118の回転角度と単位駆動量の関係性を維持できれば、これらの方法以外の変換方法を用いてもよい。
このようにすることで交換レンズ100とアクセサリ300との間でズーム駆動量の一般化が可能となり、自身のズーム環118の径の情報を基にアクチュエータ302の駆動量を算出することが可能となる。したがって、以下では、上記変換した値やズーム環118の径などの情報を、ズーム環118の駆動に関する情報(アクチュエータ302の駆動に関する情報)ともいう。例えば、図2のBはズーム環の径がAのズーム環と比較すると大きい。この時、同じ角度を駆動させたいときはAよりもBの方が駆動量を大きくする必要があり、図2のAの駆動量を基準とすると、Bの駆動量は(b^2/a^2)倍となる。
撮像装置システムとしては、交換レンズ100がカメラ本体200との間で通信するズームレンズを含む光学系の位置情報と、アクセサリ300との間で通信する位置情報は、変換される前の情報と変換された後の情報であり、両者異なっていることが特徴である。
図3は交換レンズ100がアクセサリ300を駆動させる際のフローチャートである。カメラ本体200に交換レンズ100が装着されると、S101で交換レンズ100はアクセサリ300が装着されるのを待つ。交換レンズ100にアクセサリ300が装着された場合、S102で交換レンズ100はカメラ本体200からのズーム駆動命令を待つ。ズーム駆動命令は、指定された焦点距離に変更させる命令であり、本発明のズーム環の回転角に比例した値では無い。カメラ本体200からズーム駆動命令が送信されたのをトリガに、S103で交換レンズ100はアクセサリに送信する駆動量(A)を算出する。アクセサリに送信する駆動量(A)は、ズーム環118の駆動に関する情報であり、アクチュエータ302(駆動手段)の駆動量に関する情報である。この時の駆動量(A)は、交換レンズ100が有するズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係に基づき、ズーム環118の回転角度を該回転角度に比例した値に変換した値から算出される。具体的に、駆動量(A)は、カメラ本体200から受けた焦点距離の情報をズーム環118の回転角に比例した値に変換され、更に交換レンズ100のズーム環118の径の大きさを基に算出されるものである。S104で交換レンズ100はアクセサリ300に対して、算出された駆動量(A)と共に駆動命令を送信する。S105でアクセサリ300は、交換レンズ100から、駆動量(A)および駆動命令を取得(受信)する。換言すれば、交換レンズ100は、アクセサリ300に、ズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係に基づくズーム環118の駆動に関する情報(駆動量(A))を送信する。また、アクセサリ300は、交換レンズ100から、ズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係に基づくズーム環118の駆動に関する情報(駆動量(A))を取得(受信)する。そして、S105でアクセサリ300は、交換レンズ100から送信された駆動命令をトリガに駆動量(A)に基づいてアクチュエータ302の駆動を開始する。S106でフォトインタラプタ304とパルス板305で駆動パルス(i)をカウントする。駆動パルス(i)が駆動量(A)と等しくなった場合に、S107でアクセサリ300は駆動を停止する。なお、駆動量(A)は、フォトインタラプタ304とパルス板305が検出するアクチュエータ302の単位駆動量と比例関係にある。S105〜S107で示されるように、アクセサリ300(アクセサリ制御部310)は、交換レンズ100から送信されるズーム環118の駆動に関する情報に基づいてズーム環118の駆動を制御する。
このように、ズームレンズを含む光学系の位置情報をズーム環118の回転角に比例した値とすることで、アクセサリ300を種々の交換レンズ100に対応させることが可能となる。また、本実施例では本発明の好ましい形態について説明したが、本発明はこれに限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本実施例のカメラ本体200と交換レンズ100,アクセサリ300の構成は実施例1と同等であり、図1で用いた符号を説明に用いる。
図4は、実施例1のように交換レンズ100で駆動量を算出するのではなく、アクセサリ300で駆動量を算出する場合のフローチャートである。カメラ本体200に交換レンズ100が装着されると、S201で交換レンズ100はアクセサリ300が装着されるのを待つ。装着されたことを交換レンズ100が検知した場合はS202に移る。S202では交換レンズ100は、アクセサリ300に、ズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係に基づくズーム環118の駆動に関する情報(位置情報、パラメータ)を送信する。具体的に、交換レンズ100はアクセサリ300に対して、ズームレンズを含む光学系の現在の位置情報をズーム環118の回転角に比例した値に変換した位置情報と変換後の位置情報の最大値、ズーム環118の径の大きさ等を含むパラメータを送信する。換言すれば、交換レンズ100は、アクセサリ300に対して、ズームレンズ102の現在の位置に応じたズーム環118の現在の回転角度に関する情報(ズームレンズの現在の位置情報を変換した現在の位置情報)を送信する。また、ズーム環118の回転角度を該回転角度に比例した値に変換した値の最大値を送信する。さらに、ズーム環118の径の大きさに関する情報を送信する。一方、S203でアクセサリ300は、交換レンズ100から、ズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係に基づくズーム環118の駆動に関する情報(位置情報、パラメータ)を取得(受信)する。そして、S203でアクセサリ300は送信された位置情報の最大値から交換レンズ100のズーム環118の駆動可能範囲を算出する。次にアクセサリ300は、S204で交換レンズ100から駆動命令を待つ。交換レンズ100から駆動命令が送信された場合は、S205でアクセサリ300は、ズーム環118の駆動に関する情報に基づいてアクチュエータ302の駆動量(B)を算出する。具体的に、アクセサリ300はS202で送信された現在の位置情報とズーム環118の径の大きさ等を含むパラメータから駆動量(B)を算出する。算出後、S206でアクセサリ300は駆動量(B)に基づいてアクチュエータ302の駆動を開始し、S207でフォトインタラプタ304とパルス板305で駆動パルス(i)をカウントする。駆動パルス(i)が駆動量(B)と等しくなった場合に、S208でアクセサリは駆動を停止する。S206〜S208で示されるように、アクセサリ300(アクセサリ制御部310)は、交換レンズ100から送信されるズーム環118の駆動に関する情報に基づいてズーム環118の駆動を制御する。
このように、実施例1とは異なりアクセサリ300の駆動量と位置を自身で算出することも可能である。また、本実施例では本発明の好ましい形態について説明したが、本発明はこれに限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本実施例のカメラ本体200と交換レンズ100,アクセサリ300の構成は実施例1と同等であり、図1で用いた符号を説明に用いる。
図5は、アクセサリ300に設けられたスイッチ等の操作部により駆動命令が発行された場合のフローチャートである。カメラ本体200に交換レンズ100が装着されると、S301で交換レンズ100はアクセサリ300が装着されるのを待つ。装着されたことを交換レンズ100が検知した場合はS302に移る。S302では交換レンズ100は、アクセサリ300に、ズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係に基づくズーム環118の駆動に関する情報(位置情報、パラメータ)を送信する。具体的に、交換レンズ100はアクセサリ300に対して、ズームレンズを含む光学系の現在の位置情報をズーム環118の回転角に比例した値に変換した位置情報と変換後の位置情報の最大値、ズーム環118の径の大きさ等を含むパラメータを送信する。換言すれば、交換レンズ100は、アクセサリ300に対して、ズームレンズ102の現在の位置に応じたズーム環118の現在の回転角度に関する情報(ズームレンズの現在の位置情報を変換した現在の位置情報)を送信する。また、ズーム環118の回転角度を該回転角度に比例した値に変換した値の最大値を送信する。さらに、ズーム環118の径の大きさに関する情報を送信する。一方、S203でアクセサリ300は、交換レンズ100から、ズームレンズ102の位置とズーム環118の回転角度との関係に基づくズーム環118の駆動に関する情報(位置情報、パラメータ)を取得(受信)する。そして、S303でアクセサリ300は送信された位置情報の最大値から交換レンズ100のズーム環118の駆動可能範囲を算出する。その後、S304でアクセサリ300に設けられたスイッチ等の操作部により駆動命令が発行されるのを待つ。駆動命令が発行された場合、S305でアクセサリ300はズーム環が駆動可能範囲内であるか否かを判断する。図6に駆動可能範囲の概要を示す。S302で送信されたズームレンズを含む光学系の現在の位置情報から算出されたズーム環118の位置が図6の0°または90°ではない場合、アクセサリ300はズーム環118が駆動可能範囲内であると判断する。アクセサリ300はズーム環が駆動可能範囲内であると判断された場合、S306でアクセサリ300は駆動を開始する。S307で駆動開始と共にアクセサリ300は、フォトインタラプタ304とパルス板305で駆動パルスをカウントし、ズーム環118の位置を算出する。S308でアクセサリ300は、S307で算出されたズーム環118の位置が図6の低速駆動範囲、すなわちズーム環118の端付近であるか否かを判断する。端付近であると判断された場合、S309でアクセサリ300はズーム環118の駆動速度を減速させ、現在の駆動よりも低速にアクチュエータ302を駆動させる低速駆動を開始する。このように、アクセサリ300は、ズーム環118の駆動に関する情報とフォトインタラプタ304とパルス板305の出力に基づいて、アクチュエータ302の駆動速度を制御する。S310でアクセサリ300は、S307と同様にズーム環の位置を算出し、S311でズーム環の位置が駆動可能範囲内であるか否かを判断する。ズーム環の位置が駆動可能範囲外であると判断した場合、S312でアクセサリ300は動作を停止する。S306〜S312で示されるように、アクセサリ300(アクセサリ制御部310)は、交換レンズ100から送信されるズーム環118の駆動に関する情報に基づいてズーム環118の駆動を制御する。
このように、アクセサリ300の駆動量と位置を自身で算出し、算出されたズーム環118の位置によってアクセサリ300の制御を変えることも可能である。
以上のように、本発明の交換レンズはズームの回転角に応じたズーム位置情報を有している。また、本発明のアクセサリはズーム環を駆動させるアクチュエータの単位駆動量を有している。そして、本発明は交換レンズのズーム環の位置情報とアクセサリの単位駆動量を比例関係にすることでズーム位置情報の一般化を行うことを可能としている。
本発明によれば、交換レンズとアクセサリの間でズームの位置情報を一般化することで、交換レンズとアクセサリの間の通信の最適化が可能となり、様々な交換レンズがアクセサリに装着されてもアクセサリに適切な動作をさせることが可能となる。
また、本実施例では本発明の好ましい形態について説明したが、本発明はこれに限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、アクセサリ300がズーム環118を駆動するように構成する例を示したが、フォーカスリング130や不図示の絞りリング(操作環)を駆動するように構成されてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するための手順が記述されたコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
本発明は、コンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラ、ビデオカメラなどの撮像装置に好適に利用できる。
300:アクセサリ
302:アクチュエータ
310:アクセサリ制御部
504:ズーム環駆動ギア
302:アクチュエータ
310:アクセサリ制御部
504:ズーム環駆動ギア
Claims (20)
- 光学素子を移動させるための操作環を有する光学機器と接続可能なアクセサリであって、
前記操作環を駆動する駆動手段と、
前記光学機器と通信を行うアクセサリ制御手段と、を有し、
前記アクセサリ制御手段は、
前記光学機器から、前記光学素子の位置と前記操作環の回転角度との関係に基づく前記操作環の駆動に関する情報を取得する、
ことを特徴とするアクセサリ。 - 前記アクセサリ制御手段は、前記操作環の駆動に関する情報に基づいて前記操作環の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ。
- 前記アクセサリ制御手段は、前記操作環の駆動に関する情報に基づいて前記駆動手段の駆動量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のアクセサリ。
- 前記操作環の駆動に関する情報は、前記操作環の回転角度に応じた値の最大値であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアクセサリ。
- 前記アクセサリ制御手段は、前記最大値から、前記操作環の駆動可能範囲を算出することを特徴とする請求項4に記載のアクセサリ。
- 前記光学機器は、前記光学素子の位置を検出するための検出手段を有し、
前記操作環の駆動に関する情報は、前記検出手段によって検出された前記光学素子の位置に応じた前記操作環の回転角度に関する情報であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアクセサリ。 - 前記操作環の回転角度に関する情報は、前記操作環の回転角度に比例した値であることを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
- 前記操作環の駆動に関する情報は、前記操作環の径の大きさに関する情報であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアクセサリ。
- 前記操作環の駆動に関する情報は、前記駆動手段の駆動量に関する情報であることを特徴とする請求項1または2に記載のアクセサリ。
- 前記光学素子の駆動を操作する操作手段を有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のアクセサリ。
- 前記駆動手段の駆動量を検出する駆動量検出手段を有し、
前記アクセサリ制御手段は、前記操作環の駆動に関する情報と前記駆動量検出手段の出力に基づいて、前記駆動手段の駆動速度を制御することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のアクセサリ。 - 前記駆動量検出手段が検出する単位駆動量は、前記操作環の駆動に関する情報と比例関係にあることを特徴とする請求項11に記載のアクセサリ。
- アクセサリと接続可能な光学機器であって、
光学素子と、
前記光学素子の位置を検出する位置検出手段と、
前記アクセサリと接続可能に構成され、前記光学素子を駆動させる操作環と、
前記アクセサリと通信を行う光学機器制御手段と、を有し、
前記光学機器制御手段は、
前記アクセサリに、前記光学素子の位置と前記操作環の回転角度との関係に基づく前記操作環の駆動に関する情報を送信する、
ことを特徴とする光学機器。 - 前記操作環の駆動に関する情報は、前記操作環の回転角度に応じた値の最大値であることを特徴とする請求項13に記載の光学機器。
- 前記操作環の駆動に関する情報は、前記位置検出手段によって検出された前記光学素子の位置に応じた前記操作環の回転角度に関する情報であることを特徴とする請求項13または14に記載の光学機器。
- 前記操作環の回転角度に関する情報は、前記操作環の回転角度に比例した値であることを特徴とする請求項15に記載の光学機器。
- 前記操作環の駆動に関する情報は、前記操作環の径の大きさに関する情報であることを特徴とする請求項13ないし16のいずれか1項に記載の光学機器。
- 前記操作環の駆動に関する情報は、前記操作環を駆動する駆動手段の駆動量に関する情報であることを特徴とする請求項13に記載の光学機器。
- アクセサリと、該アクセサリと接続可能な光学機器と、を備えた光学機器システムであって、
前記光学機器は、
光学素子と、
前記光学素子の位置を検出する位置検出手段と、
前記光学素子を移動させる操作環と、
前記アクセサリと通信を行う光学機器制御手段と、を有し、
前記アクセサリは、
前記操作環と接続し、前記操作環を駆動する駆動手段と、
前記光学機器と通信を行うアクセサリ制御手段と、を有し、
前記光学機器制御手段は、
前記アクセサリに、前記光学素子の位置と前記操作環の回転角度との関係に基づく前記操作環の駆動に関する情報を送信し、
前記アクセサリ制御手段は、
前記光学機器から、前記操作環の駆動に関する情報を取得する、
ことを特徴とする光学機器システム。 - 請求項19に記載の光学機器システムと、
前記光学機器システムと接続可能な撮像装置と、を備えた撮像システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001048A JP2017122798A (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | アクセサリ、光学機器、光学機器システム、撮像システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001048A JP2017122798A (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | アクセサリ、光学機器、光学機器システム、撮像システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017122798A true JP2017122798A (ja) | 2017-07-13 |
Family
ID=59305596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016001048A Pending JP2017122798A (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | アクセサリ、光学機器、光学機器システム、撮像システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017122798A (ja) |
-
2016
- 2016-01-06 JP JP2016001048A patent/JP2017122798A/ja active Pending
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