JP2017122786A - レンズアレイ基板、電気光学装置、電子機器、およびレンズアレイ基板の製造方法 - Google Patents

レンズアレイ基板、電気光学装置、電子機器、およびレンズアレイ基板の製造方法 Download PDF

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JP2017122786A JP2016000886A JP2016000886A JP2017122786A JP 2017122786 A JP2017122786 A JP 2017122786A JP 2016000886 A JP2016000886 A JP 2016000886A JP 2016000886 A JP2016000886 A JP 2016000886A JP 2017122786 A JP2017122786 A JP 2017122786A
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小澤 宣彦
Nobuhiko Ozawa
宣彦 小澤
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Abstract

【課題】基板に形成された第1凹曲面、および第1凹曲面に重なる第2凹曲面のうち、第2凹曲面を曲率半径の大きなレンズ面として利用するのに適したレンズアレイ基板、電気光学装置、電子機器、およびレンズアレイ基板の製造方法を提供する。
【解決手段】レンズアレイ基板50において、透光性の基板29に形成された第1凹曲面290の内部に、基板29と屈折率が等しい第1透光層22が設けられ、第1透光層22の基板29と反対側の面が第2凹曲面220になっている。第2凹曲面220は、第1透光層22と屈折率が異なる第2透光層23で覆われてレンズ面240を構成している。第1透光層22は、隣り合う第1凹曲面290の間で途切れるように第1凹曲面290の底面298側から開口縁299に向けて厚さが連続的に薄く設けられており、第2凹曲面220の曲率半径が第1凹曲面290の曲率半径よりかなり大である。
【選択図】図5

Description

本発明は、レンズを構成するための複数の凹曲面が基板に形成されたレンズアレイ基板
、電気光学装置、電気光学装置を備えた電子機器、およびレンズアレイ基板の製造方法に
関するものである。
投射型表示装置のライトバルブ等として用いられる電気光学装置(液晶装置)では、素
子基板および対向基板のうちの一方側から入射した光を電気光学層で変調して画像を表示
する。その際、素子基板では、配線等によって囲まれた透光領域(画素開口領域)に到達
した光のみが表示に寄与する等の事情から、複数のレンズが設けられたレンズアレイ基板
を用いることがある。かかるレンズアレイ基板においては、表示品位の向上を図るという
観点から適正なレンズ面が形成される。
例えば、球面収差を抑えるという観点から、ウエットエッチングを複数回行い、レンズ
面を非球面として形成する技術が提案されている(特許文献1参照)。一方、ゾル−ゲル
法を用いてレンズ面を形成する技術が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2に
記載の技術では、まず、複数の第1凹曲面が形成された基板の一方面側に液状前駆体を塗
布した後、固化させて、第1透光層(無機材料層)を形成する。かかる第1透光層では、
基板とは反対側の面が第1凹曲面に沿うように湾曲した第2凹曲面になっている。従って
、第1透光層に対して基板とは反対側に第2透光層(無機材料層)を形成すれば、第2凹
曲面によってレンズ面が形成される。
特開2003−279949号公報 特開2007−226075号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ウエットエッチングを複数回行うため、
プロセス面での負荷が大きいという問題点がある。
一方、特許文献2に記載の技術では、隣り合う第1凹曲面の間でも第1透光層が厚く形
成されている等、基板の全面で第1透光層が厚く形成されている。このため、第1凹曲面
の内側では、第1透光層が略等しい厚さで形成されているので、第2凹曲面の曲率半径は
、第2凹曲面の曲率半径と同等か、わずかに小さいだけである。従って、第2凹曲面を曲
率半径の小さなレンズ面として利用するための技術としては不向きである。また、特許文
献2に記載の技術では、基板、第1透光層および第2透光層の屈折率が以下の関係
基板<第1透光層
第2透光層(無機材料層)<第1透光層
にある。このため、第2凹曲面は正のパワーを有するレンズ面として作用するが、第1凹
曲面は負のパワーを有するレンズ面として作用してしまい、第2凹曲面からなるレンズ面
のパワーを有効に利用する技術としては不向きである。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、基板に形成された第1凹曲面、および第1凹
曲面に重なる第2凹曲面のうち、第2凹曲面を曲率半径の大きなレンズ面として利用する
のに適したレンズアレイ基板、電気光学装置、電気光学装置を備えた電子機器、およびレ
ンズアレイ基板の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明を適用したレンズアレイ基板の一態様は、一方面に
複数の第1凹曲面が形成された透光性の基板と、前記複数の第1凹曲面の各々の内部に設
けられ、前記基板と反対側の面が前記第1凹曲面に沿うように湾曲した第2凹曲面である
第1透光層と、前記第1透光層と異なる屈折率を有し、前記基板とは反対側から前記第2
凹曲面を覆うとともに前記基板と反対側の面が平面である第2透光層と、を有し、前記第
1透光層は、前記複数の第1凹曲面のうち、隣り合う第1凹曲面の間で途切れるように前
記第1凹曲面の底面側から前記第1凹曲面の開口縁に向けて厚さが連続的に薄く設けられ
て、前記第2凹曲面の曲率半径が前記第1凹曲面の曲率半径より大になっていることを特
徴とする。
本発明の一態様では、基板の一方面側では、基板に形成された第1凹曲面の内側に第1
透光層が設けられ、かかる第1透光層の基板と反対側の面が第2凹曲面になっている。ま
た、第2凹曲面は、第1透光層と屈折率が異なる第2透光層で覆われている。このため、
第2凹曲面によってレンズ面が構成される。ここで、第1透光層は、複数の第1凹曲面の
うち、隣り合う第1凹曲面の間で途切れるように第1凹曲面の底面側から第1凹曲面の開
口縁に向けて厚さが連続的に薄く設けられているため、第2凹曲面の曲率半径が第1凹曲
面の曲率半径よりかなり大になっているため、第2凹曲面を曲率半径の大きなレンズ面と
して利用するのに適している。
本発明の一態様に係るレンズアレイ基板の製造方法は、一方面に複数の第1凹曲面が形
成された透光性の基板を準備する基板準備工程と、流動性を有する液状前駆体を前記複数
の第1凹曲面の各々の内部に設ける液状物配置工程と、前記液状前駆体を固化させて、前
記基板と反対側の面が前記第1凹曲面に沿うように湾曲した第2凹曲面である第1透光層
とする固化工程と、前記基板とは反対側から前記第1透光層を覆い、前記基板と反対側の
面が平面である第2透光層を形成する第2透光層形成工程と、を有し、前記液状物配置工
程では、前記複数の第1凹曲面のうち、隣り合う第1凹曲面の間で途切れるように前記第
1凹曲面の底面側から前記第1凹曲面の開口縁に向けて前記液状前駆体の膜厚を連続的に
薄くしておき、前記第1透光層の前記基板と反対側の面を、前記第1凹曲面の曲率より大
きな曲率で前記第1凹曲面に沿うように湾曲した第2凹曲面とすることを特徴とする。
本発明において、前記第1透光層と前記基板とは、屈折率が等しい態様を採用すること
ができる。かかる構成によれば、第1凹曲面がレンズ面として機能しないので、第2凹曲
面を曲率半径の大きなレンズ面として利用するのに適している。
本発明に係るレンズアレイ基板の別態様は、一方面に複数の第1凹曲面が形成された透
光性の基板と、前記複数の第1凹曲面の各々の内部に設けられ、前記基板と反対側の面が
前記第1凹曲面に沿うように湾曲した第2凹曲面である第1透光層と、前記第1透光層と
異なる屈折率を有し、前記基板とは反対側から前記第2凹曲面を覆うとともに前記基板と
反対側の面が平面である第2透光層と、を有し、前記第1透光層と前記基板とは、屈折率
が等しく、前記第2凹曲面の曲率半径が前記第1凹曲面の曲率半径より大であることを特
徴とする。
本発明の別態様では、基板の一方面側では、基板に形成された第1凹曲面の内側に第1
透光層が設けられ、かかる第1透光層の基板と反対側の面が第2凹曲面になっている。ま
た、第2凹曲面は、第1透光層と屈折率が異なる第2透光層で覆われている。このため、
第2凹曲面によってレンズ面が構成される。ここで、第1透光層と基板とは、屈折率が等
しいため、第1凹曲面がレンズ面として機能しない。それ故、第2凹曲面を曲率半径の大
きなレンズ面として利用するのに適している。
本発明の別態様に係るレンズアレイ基板の製造方法は、一方面に複数の第1凹曲面が形
成された透光性の基板を準備する基板準備工程と、流動性を有する液状前駆体を前記複数
の第1凹曲面の各々の内部に設ける液状物配置工程と、前記液状前駆体を固化させて、前
記基板と反対側の面が前記第1凹曲面に沿うように湾曲した第2凹曲面である第1透光層
とする固化工程と、前記基板とは反対側から前記第1透光層を覆い、前記基板と反対側の
面が平面である第2透光層を形成する第2透光層形成工程と、を有し、前記第1透光層と
前記基板とは、屈折率が等しく、前記第2凹曲面の曲率半径が前記第1凹曲面の曲率半径
より大であることを特徴とする。
本発明において、前記基板、前記第1透光層、および前記第2透光層は、主成分が無機
材料であることが好ましい。かかる構成によれば、基板、第1透光層、および第2透光層
の耐光性や耐熱性が高いという利点がある。
本発明において、前記第2透光層の屈折率が前記第1透光層の屈折率より大である態様
を採用することができる。かかる構成によれば、第2凹曲面を正のパワーを有するレンズ
面として利用することができる。
本発明において、前記第2凹曲面は、非球面である態様を採用することができる。かか
る構成によれば、第2凹曲面が非球面レンズとして作用するので、球面収差を抑制するこ
とができる。
本発明において、前記第1凹曲面は、球面である態様を採用することができる。本発明
において、前記第1凹曲面は、非球面である態様を採用してもよい。本発明において、前
記第1凹曲面は、平面状の底面と、前記底面と開口縁との間で湾曲した曲面と、を備え、
前記第2凹曲面は、前記第1凹曲面のうち、前記曲面より曲率半径が大である態様を採用
してもよい。
本発明を適用したレンズアレイ基板を備えた電気光学装置の一態様は、前記基板に対し
て垂直な方向からみた平面視において前記第1凹曲面と重なる画素電極を有していること
を特徴とする。例えば、本発明に係る電気光学装置は、前記画素電極および画素電極に電
気的に接続された画素トランジスターが設けられた素子基板と、前記画素電極に対向する
共通電極が設けられた対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に設けられた電気
光学層と、を有し、前記素子基板および前記対向基板のうちの少なくとも一方に前記レン
ズアレイ基板が用いられている態様を採用することができる。
本発明を適用した電気光学装置は、各種電子機器に用いられる。電子機器のうち、投射
型表示装置に電気光学装置を用いる場合、投射型表示装置には、前記電気光学装置に供給
される光を出射する光源部と、前記電気光学装置によって変調された光を投射する投射光
学系と、が設けられる。
本発明に係るレンズアレイ基板の製造方法において、前記基板準備工程では、前記基板
の前記一方面にエッチングマスクを形成した後、前記エッチングマスクの開口部からエッ
チングして前記第1凹曲面を形成する態様を採用することができる。
本発明に係るレンズアレイ基板の製造方法において、前記液状物配置工程では、スピン
コート法により前記液状前駆体を前記一方面に塗布する態様を採用することができる。
本発明を適用した電気光学装置の平面図である。 本発明を適用した電気光学装置の断面図である。 本発明を適用した電気光学装置において隣り合う複数の画素の平面図である。 本発明を適用した電気光学装置のF−F′断面図である。 本発明を適用した電気光学装置のレンズの断面構成を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置のレンズと遮光層との平面的な位置関係を示す説明図である。 本発明を適用したレンズアレイ基板の製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用したレンズアレイ基板の製造工程のうち、エッチング工程、液状物配置工程および固化工程の様子を拡大して示す説明図である。 本発明を適用したレンズアレイ基板の変形例1を示す説明図である。 本発明を適用したレンズアレイ基板の変形例2を示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置を用いた投射型表示装置(電子機器)の概略構成図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図にお
いては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に
縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明において、素子基板に形成される層を説明す
る際、上層側あるいは表面側とは基板が位置する側とは反対側(対向基板が位置する側)
を意味し、下層側とは基板が位置する側を意味する。
(電気光学装置の構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置100の平面図である。図2は、本発明を適用
した電気光学装置100の断面図である。図1に示すように、電気光学装置100では、
素子基板10と対向基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わさ
れており、素子基板10と対向基板20とが対向している。シール材107は対向基板2
0の外縁に沿うように枠状に設けられており、素子基板10と対向基板20との間でシー
ル材107によって囲まれた領域に液晶層等の電気光学層80が配置されている。従って
、電気光学装置100は液晶装置として構成されている。シール材107は、光硬化性を
備えた接着剤、あるいは光硬化性および熱硬化性を備えた接着剤であり、両基板間の距離
を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合さ
れている。素子基板10および対向基板20はいずれも四角形であり、電気光学装置10
0の略中央には、表示領域10aが四角形の領域として設けられている。かかる形状に対
応して、シール材107も略四角形に設けられ、シール材107の内周縁と表示領域10
aの外周縁との間には、矩形枠状の周辺領域10bが設けられている。
素子基板10の対向基板20側の面において、表示領域10aの外側には、素子基板1
0の一辺に沿ってデータ線駆動回路101および複数の端子102が形成されており、こ
の一辺に隣接する他の辺に沿って走査線駆動回路104が形成されている。端子102に
は、フレキシブル配線基板(図示せず)が接続されており、素子基板10には、フレキシ
ブル配線基板を介して各種電位や各種信号が入力される。
素子基板10の対向基板20側の面において、表示領域10aには、ITO(Indi
um Tin Oxide)膜等からなる透光性の複数の画素電極9a、および複数の画
素電極9aの各々に電気的に接続する画素スイッチング素子(図示せず)がマトリクス状
に形成されている。画素電極9aに対して対向基板20側には第1配向膜16が形成され
ており、画素電極9aは、第1配向膜16によって覆われている。
対向基板20において素子基板10と対向する面側には、ITO膜等からなる透光性の
共通電極21が形成されており、共通電極21に対して素子基板10側には第2配向膜2
6が形成されている。共通電極21は、対向基板20の略全面に形成されており、第2配
向膜26によって覆われている。共通電極21に対して素子基板10とは反対側には、金
属または金属化合物からなる遮光性の遮光層27が形成されている。遮光層27は、例え
ば、表示領域10aの外周縁に沿って延在する額縁状の見切り27aとして形成されてい
る。また、遮光層27は、隣り合う画素電極9aにより挟まれた領域と平面視で重なる領
域に遮光層27bとしても形成されている。本形態において、素子基板10の周辺領域1
0bのうち、見切り27aと平面視で重なるダミー画素領域10cには、画素電極9aと
同時形成されたダミー画素電極9bが形成されている。
第1配向膜16および第2配向膜26は、SiO(x<2)、SiO、TiO
MgO、Al等の斜方蒸着膜からなる無機配向膜(垂直配向膜)であり、電気光学
層80に用いた負の誘電率異方性を備えた液晶分子を傾斜配向させている。このため、液
晶分子は、素子基板10および対向基板20に対して所定の角度を成している。このよう
にして、電気光学装置100は、VA(Vertical Alignment)モード
の液晶装置として構成されている。
素子基板10には、シール材107より外側において対向基板20の角部分と重なる領
域に、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための基板間導通用電極1
09が形成されている。基板間導通用電極109には、導電粒子を含んだ基板間導通材1
09aが配置されており、対向基板20の共通電極21は、基板間導通材109aおよび
基板間導通用電極109を介して、素子基板10側に電気的に接続されている。このため
、共通電極21は、素子基板10の側から共通電位が印加されている。
本形態の電気光学装置100において、画素電極9aおよび共通電極21がITO膜(
透光性導電膜)により形成されており、電気光学装置100は、透過型液晶装置として構
成されている。かかる電気光学装置100では、素子基板10および対向基板20のうち
、一方側の基板から入射した光が他方側の基板を透過して出射される間に変調されて画像
を表示する。本形態では、矢印Lで示すように、対向基板20から入射した光が素子基板
10を透過して出射される間に電気光学層80によって画素毎に変調され、画像を表示す
る。
(画素の具体的構成)
図3は、本発明を適用した電気光学装置100において隣り合う複数の画素の平面図で
ある。図4は、本発明を適用した電気光学装置100のF−F′断面図である。なお、図
3では、各層を以下の線で表してある。また、図3では、互いの端部が平面視で重なり合
う層については、層の形状等が分かりやすいように、端部の位置をずらしてある。
下層側遮光層8a=細くて長い破線
半導体層1a=細くて短い点線
走査線3a=太い実線
ドレイン電極4a=細い実線
データ線6aおよび中継電極6b=細い一点鎖線
容量線5a=太い一点鎖線
上層側遮光層7aおよび中継電極7b=細い二点鎖線
画素電極9a=太い破線
図3に示すように、素子基板10において対向基板20と対向する面には、複数の画素
の各々に画素電極9aが形成されており、隣り合う画素電極9aにより挟まれた画素間領
域に沿ってデータ線6aおよび走査線3aが形成されている。画素間領域は縦横に延在し
ており、走査線3aは画素間領域のうち、X方向に延在する第1画素間領域に沿って直線
的に延在し、データ線6aは、Y方向に延在する第2画素間領域に沿って直線的に延在し
ている。また、データ線6aと走査線3aとの交差に対応して画素スイッチング素子30
が形成されており、本形態において、画素スイッチング素子30は、データ線6aと走査
線3aとの交差領域およびその付近を利用して形成されている。素子基板10には容量線
5aが形成されており、かかる容量線5aには共通電位Vcomが印加されている。容量
線5aは、走査線3aおよびデータ線6aに重なるように延在して格子状に形成されてい
る。画素スイッチング素子30の上層側には上層側遮光層7aが形成されており、かかる
上層側遮光層7aは、データ線6aおよび走査線3aに重なるように延在している。画素
スイッチング素子30の下層側には下層側遮光層8aが形成されており、かかる下層側遮
光層8aは、走査線3aおよびデータ線6aと重なるように延在している。
図4に示すように、素子基板10は、基板本体が石英基板やガラス基板等の透光性の基
板19からなり、基板19の電気光学層80側の面19sの側には、以下に説明するよう
に、画素電極9a、画素スイッチング用の画素スイッチング素子30、および第1配向膜
16等が構成されている。また、対向基板20の基板本体は、石英基板やガラス基板等の
透光性の基板29からなり、基板29の電気光学層80側の面29sの側には、以下に説
明するように、遮光層27、共通電極21、および第2配向膜26等が構成されている。
素子基板10において、基板19の一方面19s側には、シリコン酸化膜等からなる保
護層11が形成され、保護層11の上層には、導電性のポリシリコン膜、金属シリサイド
膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる下層側遮光層8aが形成されている
。下層側遮光層8aは、タングステンシリサイド(WSi)、タングステン、窒化チタン
等の遮光膜からなり、電気光学装置100を透過した後の光が他の部材で反射した際、か
かる反射光が半導体層1aに入射して画素スイッチング素子30で光電流に起因する誤動
作が発生することを防止する。下層側遮光層8aを走査線として構成する場合もあり、こ
の場合、後述するゲート電極3bと下層側遮光層8aを導通させた構成とする。
基板19の一方面19s側において、下層側遮光層8aの上層側には、シリコン酸化膜
からなる透光性の絶縁膜12が形成され、絶縁膜12の上層側に、半導体層1aを備えた
画素スイッチング素子30が形成されている。画素スイッチング素子30は、データ線6
aの延在方向に長辺方向を向けた半導体層1aと、半導体層1aの長さ方向と直交する方
向に延在して半導体層1aの長さ方向の中央部分に重なるゲート電極3bとを備えており
、本形態において、ゲート電極3bは走査線3aの一部からなる。画素スイッチング素子
30は、半導体層1aとゲート電極3bとの間に透光性のゲート絶縁層2を有している。
半導体層1aは、ゲート電極3bに対してゲート絶縁層2を介して対向するチャネル領域
1gを備えているとともに、チャネル領域1gの両側にソース領域1bおよびドレイン領
域1cを備えている。本形態において、画素スイッチング素子30は、LDD構造を有し
ている。従って、ソース領域1bおよびドレイン領域1cは各々、チャネル領域1gの両
側に低濃度領域を備え、低濃度領域に対してチャネル領域1gとは反対側で隣接する領域
に高濃度領域を備えている。
半導体層1aは、ポリシリコン膜(多結晶シリコン膜)等によって構成されている。ゲ
ート絶縁層2は、半導体層1aを熱酸化したシリコン酸化膜からなる第1ゲート絶縁層2
aと、減圧CVD法等により形成されたシリコン酸化膜からなる第2ゲート絶縁層2bと
の2層構造からなる。ゲート電極3bおよび走査線3aは、導電性のポリシリコン膜、金
属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる。
ゲート電極3bの上層側にはシリコン酸化膜等からなる透光性の層間絶縁膜41が形成
され、層間絶縁膜41の上層には、ドレイン電極4aが形成されている。ドレイン電極4
aは、導電性のポリシリコン膜、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導
電膜からなる。ドレイン電極4aは、半導体層1aのドレイン領域1cと一部が重なるよ
うに形成されており、層間絶縁膜41およびゲート絶縁層2を貫通するコンタクトホール
41aを介してドレイン領域1cに導通している。
ドレイン電極4aの上層側には、シリコン酸化膜等からなる透光性のエッチングストッ
パー層49、および透光性の誘電体層40が形成されており、かかる誘電体層40の上層
側には容量線5aが形成されている。誘電体層40としては、シリコン酸化膜やシリコン
窒化膜等のシリコン化合物を用いることができる他、アルミニウム酸化膜、チタン酸化膜
、タンタル酸化膜、ニオブ酸化膜、ハフニウム酸化膜、ランタン酸化膜、ジルコニウム酸
化膜等の高誘電率の誘電体層を用いることができる。容量線5aは、導電性のポリシリコ
ン膜、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる。容量線5a
は、誘電体層40を介してドレイン電極4aと重なっており、保持容量55を構成してい
る。
容量線5aの上層側には、シリコン酸化膜等からなる透光性の層間絶縁膜42が形成さ
れており、かかる層間絶縁膜42の上層側には、データ線6aと中継電極6bとが同一の
導電膜により形成されている。データ線6aおよび中継電極6bは、導電性のポリシリコ
ン膜、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる。データ線6
aは、層間絶縁膜42、エッチングストッパー層49、層間絶縁膜41およびゲート絶縁
層2を貫通するコンタクトホール42aを介してソース領域1bに導通している。中継電
極6bは、層間絶縁膜42およびエッチングストッパー層49を貫通するコンタクトホー
ル42bを介してドレイン電極4aに導通している。
データ線6aおよび中継電極6bの上層側にはシリコン酸化膜等からなる透光性の層間
絶縁膜44が形成されており、かかる層間絶縁膜44の上層側には、上層側遮光層7aお
よび中継電極7bが同一の導電膜によって形成されている。層間絶縁膜44の表面は平坦
化されている。上層側遮光層7aおよび中継電極7bは、導電性のポリシリコン膜、金属
シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる。中継電極7bは、層間
絶縁膜44を貫通するコンタクトホール44aを介して中継電極6bに導通している。上
層側遮光層7aは、データ線6aと重なるように延在しており、遮光層として機能してい
る。なお、上層側遮光層7aを容量線5aと導通させて、シールド層として利用してもよ
い。
上層側遮光層7aおよび中継電極7bの上層側には、シリコン酸化膜等からなる透光性
の層間絶縁膜45が形成されており、かかる層間絶縁膜45の上層側にはITO膜等から
なる画素電極9aが形成されている。層間絶縁膜45には、中継電極7bまで到達したコ
ンタクトホール45aが形成されており、画素電極9aは、コンタクトホール45aを介
して中継電極7bに電気的に接続している。その結果、画素電極9aは、中継電極7b、
中継電極6bおよびドレイン電極4aを介してドレイン領域1cに電気的に接続している
。層間絶縁膜45の表面は平坦化されている。画素電極9aの表面側には、ポリイミドや
無機配向膜からなる透光性の第1配向膜16が形成されている。
(対向基板20の構成)
対向基板20では、石英基板やガラス基板等の透光性の基板29の電気光学層80側の
表面(素子基板10に対向する一方面29s)には、遮光層27、シリコン酸化膜等から
なる保護層28、およびITO膜等の透光性導電膜からなる共通電極21が形成されてお
り、かかる共通電極21を覆うように、ポリイミドや無機配向膜からなる透光性の第2配
向膜26が形成されている。本実施形態では、対向基板20はレンズアレイ基板50で構
成され、基板29にレンズ24が形成される。また、本形態において、共通電極21はI
TO膜からなる。
(対向基板20側のレンズ24の構成)
図5は、本発明を適用した電気光学装置100のレンズ24の断面構成を模式的に示す
説明図である。図6は、本発明を適用した電気光学装置100におけるレンズ24と遮光
層27bとの平面的な位置関係を示す説明図である。
図3および図4を参照して説明したように、素子基板10は、基板19の一方面19s
側に、データ線6a等からなる遮光層17や画素スイッチング素子30が形成されており
、遮光層17や画素スイッチング素子30は光を透過しない。このため、素子基板10で
は、画素電極9aと平面視で重なる領域のうち、遮光層17や画素スイッチング素子30
と平面視で重なる領域や、隣り合う画素電極9aに挟まれた領域と平面視で重なる領域は
、光を透過しない遮光領域になっている。これに対して、画素電極9aと平面視で重なる
領域のうち、遮光層17や画素スイッチング素子30と平面視で重ならない領域は光を透
過する開口領域(透光領域)になっている。従って、開口領域を透過した光のみが画像の
表示に寄与し、遮光領域に向かう光は、画像の表示に寄与しない。
そこで、本形態では、図2および図5に示すように、対向基板20は、複数の画素電極
9aの各々に対して平面視(基板29に対して垂直な方向からみた状態)で1対1の関係
をもって重なる複数のレンズ24が形成されたレンズアレイ基板50として構成されてお
り、レンズ24は、素子基板10の開口領域に有効に光を導く役割を果たしている。
レンズ24は、図6に示すように、隣り合うレンズ24の少なくとも一部が接するよう
に配列されている。本形態において、レンズ24は、全周にわたって、隣りのレンズ24
と接しており、4つのレンズ24によって囲まれた領域と平面視で重なる領域に、図2に
示す遮光層27bが形成されている。このため、図2では、図6のG−G′線での断面で
あるとして遮光層27bが図示されているが、図5では、図6のH−H′線での断面であ
るとして遮光層27bが図示されていない。
(レンズ24の詳細構成)
図5に示すように、レンズアレイ基板50(対向基板20)を構成するにあたって、基
板29の一方面29sには、図2等に示す複数の画素電極9aの各々と一対一で重なる位
置に第1凹曲面290が形成されている。また、基板29には、複数の第1凹曲面290
の各々の内部に第1透光層22が設けられており、第1透光層22の基板29と反対側の
面は、第1凹曲面290に沿うように湾曲した第2凹曲面220になっている。また、基
板29には、基板29とは反対側から第2凹曲面220を覆う第2透光層23が形成され
ており、第2透光層23の基板29と反対側の面230は平面になっている。
ここで、第2透光層23は、第1透光層22と屈折率が相違している。このため、第2
凹曲面220によって、レンズ24のレンズ面240が構成されている。本形態において
、第2透光層23は、第1透光層22より屈折率が大きい。このため、第2凹曲面220
は、正のパワーを有するレンズ24のレンズ面240を構成している。これに対して、第
1透光層22は、基板29と屈折率が同様である。このため、第1凹曲面290はレンズ
面として作用しない。
本形態において、第1透光層22は、複数の第1凹曲面290のうち、隣り合う第1凹
曲面290の間で途切れるように、第1凹曲面290の底面298側から第1凹曲面29
0の開口縁299に向けて厚さが連続的に薄くなっている。従って、第2凹曲面220の
曲率半径は、第1凹曲面290の曲率半径より大である。本形態において、第1凹曲面2
90は球面であり、第2凹曲面220は非球面である。なお、第1透光層22が、隣り合
う第1凹曲面290の間で途切れているとは、隣り合う第1凹曲面290の間に第1透光
膜22が一切存在しない状態を意味する他、隣り合う第1凹曲面290の間では、第1凹
曲面290の内部に比して第1透光膜22が極端に薄い場合も含む意味である。
ここで、基板29、第1透光層22および第2透光層23はいずれも、主成分が無機材
料である。より具体的には、基板29はガラス基板や石英基板(屈折率=1.48)から
なり、第1透光層22はシリケートガラス(屈折率=1.48)等からなり、第2透光層
23はシリコン酸窒化膜(屈折=1.58〜1.68)等からなる。本形態において、基
板29および第2透光層23は完全な無機材料からなる一方、第1透光層22では、後述
する液状前駆体に含まれていた有機材料の一部がシリケートガラスに残存している場合も
ある。
(レンズアレイ基板50の製造方法)
図7は、本発明を適用したレンズアレイ基板50の製造方法を示す工程断面図である。
図8は、本発明を適用したレンズアレイ基板50の製造工程のうち、エッチング工程ST
2、液状物配置工程ST3および固化工程ST4の様子を拡大して示す説明図である。な
お、本形態のレンズアレイ基板50を製造するには、単品サイズの基板19より大型の石
英基板からなり、単品サイズの基板19が複数形成されるマザー基板を用いる。但し、以
下の説明では、単品サイズの基板19およびマザー基板を区別せずに基板29として説明
する。
本形態では、レンズアレイ基板50を製造するにあたって、以下の工程等を行う。
基板準備工程ST10(マスク形成工程ST1およびエッチング工程ST2)
液状物配置工程ST3
固化工程ST4
第2透光層形成工程ST20(成膜工程ST5および平坦化工程ST6)
まず、図7に示す基板準備工程ST10では(工程ST1、ST2)では、一方面29
sに複数の第1凹曲面290が形成された透光性の基板29を準備する。より具体的には
、まず、マスク形成工程ST1において、基板29の一方面29sにエッチングマスク6
1を形成する。エッチングマスク61では、図5に示すレンズ24を形成すべき領域が開
口部610になっている。次に、エッチング工程ST2では、エッチングマスク61の開
口部610から基板29の一方面29sをエッチングし、図7および図8に示すように、
第1凹曲面290を形成する。その後、エッチングマスク61を除去する。かかるエッチ
ング工程ST2では、ウエットエッチングおよびドライエッチングのいずれを利用しても
よい。本形態では、エッチング工程ST2において、ふっ酸を含むエッチング液を用いて
ウエットエッチングを行う。かかるウエットエッチングによれば、基板29の一方面29
sが開口部610から等方的にエッチングされるため、球面状の第1凹曲面290が形成
される。
次に、液状物配置工程ST3では、流動性を有する液状前駆体25を複数の第1凹曲面
290の各々の内部に設ける。本形態では、液状前駆体25として、リンドープシリケー
ド系スピン・オン・グラスやメチルシロキサン系スピン・オン・グラス等のスピン・オン
・グラスを用いる。より具体的には、基板29をスピンコーターによって回転させながら
、基板29の一方面29sに液状前駆体25を滴下し、基板29の一方面29sに液状前
駆体25を塗布する。その結果、図8に示すように、液状物配置工程ST3では、第1凹
曲面290の内部に液状前駆体25が配置される。その際、液状前駆体25は、表面張力
と重力によって、第1凹曲面290に沿うように設けられる結果、液状前駆体25の基板
29と反対側の面250は凹曲面となる、また、液状前駆体25は、第1凹曲面290の
間で途切れるように第1凹曲面290の底面298側から第1凹曲面290の開口縁29
9に向けて膜厚が連続的に薄くなる。従って、液状前駆体25の基板29と反対側の面2
50は、第1凹曲面290より曲率半径が大の非球面となる。
次に、図7および図8に示す固化工程ST4では、液状前駆体25を加熱して固化させ
、シリケートガラスからなる第1透光層22を形成する。かかる第1透光層22では、基
板29と反対側の面が、複数の第1凹曲面290のうち、隣り合う第1凹曲面290の間
で途切れるように第1凹曲面290の底面298側から第1凹曲面290の開口縁299
に向けて膜厚は連続的に薄くなった第2凹曲面220となる。また、第2凹曲面220は
、第1凹曲面290より曲率半径が大の非球面となる。
次に、第2透光層形成工程ST20では、基板29とは反対側から第1透光層22を覆
い、基板29と反対側の面230が平面である第2透光層23を形成する。より具体的に
は、まず、成膜工程ST5において、第2凹曲面220の内部を埋めるように第2透光層
23を形成する。本形態において、第2透光層23は、プラズマCVD等により形成され
たシリコン酸窒化膜(SiON)からなる。従って、プラズマCVDの際、原料ガスとし
て、例えば、モノシラン(SiH)および一酸化窒素(NO)が用いられる。なお、
原料ガスにアンモニア(NH)が用いられることもある。
次に、図7に示す平坦化工程ST6では、第2透光層23を基板29とは反対側から平
坦化し、第2透光層23の基板29とは反対側の面230を連続した平面とする。平坦化
処理として、CMP(Chemical Mechanical Polishing)
処理等を利用する。
しかる後には、図2を参照して説明したように、基板29の一方面29s側に遮光層2
7、保護層28、共通電極21、および第2配向膜26を順次形成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態によれば、基板29の一方面29s側では、基板29に形
成された第1凹曲面290の内側に第1透光層22が設けられ、かかる第1透光層22の
基板29と反対側の面が第2凹曲面220になっている。また、第2凹曲面220は、第
1透光層22と屈折率が異なる第2透光層23で覆われている。このため、第2凹曲面2
20によってレンズ面240が構成される。ここで、第1透光層22は、隣り合う第1凹
曲面290の間で途切れるように第1凹曲面290の底面298側から開口縁299に向
けて厚さが連続的に薄く設けられているため、第2凹曲面220の曲率半径が第1凹曲面
290の曲率半径よりかなり大になっている。従って、第2凹曲面220を曲率半径の大
きなレンズ面240として利用するのに適している。
また、第1透光層22と基板29とは、屈折率が等しいため、第1凹曲面290がレン
ズ面として機能しない。それ故、第2凹曲面220を曲率半径の大きなレンズ面として利
用するのに適している。
また、基板29、第1透光層22および第2透光層23は、主成分が無機材料であるた
め、基板29、第1透光層22および第2透光層23の耐光性や耐熱性が高いという利点
がある。また、本形態では、基板29に対する等方的なエッチングによって第1凹曲面2
90を形成したため、第1凹曲面290は球面であるが、第2凹曲面220は非球面であ
る。このため、レンズ24の球面収差を抑制することができる。
[実施の形態の変形例1]
図9は、本発明を適用したレンズアレイ基板の変形例1を示す説明図であり、エッチン
グ工程ST2、液状物配置工程ST3および固化工程ST4の様子を拡大して示してある
。上記実施の形態では、第1凹曲面290を球面状に形成したが、図9に示すように、エ
ッチング工程ST2で、第1凹曲面290を非球面に形成してもよい。このような構成の
場合も、液状物配置工程ST3および固化工程ST4を行った後、図8を参照して説明し
た第2透光層形成工程ST20を行えば、第2凹曲面220を非球面のレンズ面240と
したレンズ24を形成することができる。
[実施の形態の変形例2]
図10は、本発明を適用したレンズアレイ基板の変形例2を示す説明図であり、エッチ
ング工程ST2、液状物配置工程ST3および固化工程ST4の様子を拡大して示してあ
る。上記実施の形態では、第1凹曲面290を球面状に形成したが、図10に示すように
、エッチング工程ST2で、第1凹曲面290が、平面状の底面298と、底面298と
開口縁299との間で湾曲した曲面297とを備えた構成であってもよい。かかる構成は
、例えば、エッチング工程ST2においてウエットエッチングを行った際のサイドエッチ
ングによって実現することができる。このような構成の場合、液状物配置工程ST3およ
び固化工程ST4を行えば、第1透光層22の第2凹曲面220は、第1凹曲面290の
曲面297より曲率半径が大となる。また、第1透光層22を形成した後、図8を参照し
て説明した第2透光層形成工程ST20を行えば、第2凹曲面220を非球面のレンズ面
240としたレンズ24を形成することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、第1透光層22の屈折率と基板29の屈折率とが等しかったが、
第1透光層22の屈折率と基板29の屈折率とが相違する構成を採用してもよい。この場
合、第1凹曲面290も、レンズ24のレンズ面として利用することができる。上記実施
の形態では、対向基板20側に用いるレンズアレイ基板50に本発明を適用したが、素子
基板20側にレンズアレイ基板を設ける場合に本発明を適用してもよい。この場合、レン
ズ24は、画素電極9に対して対向基板20の反対側に設けるが、他の素子基板20の構
成に対しては対向基板20側でも反対側でもどちらに設けてもよい。上記実施の形態では
、基板29、第1透光層22および第2透光層23の主成分が無機材料であったが、レン
ズアレイ基板50の用途によっては、基板29、第1透光層22および第2透光層23の
いずれに有機材料を用いてもよい。上記実施の形態では、液状物配置工程ST3において
スピンコート法により液状前駆体25を塗布したが、インクジェット法により、液状前駆
体25を塗布してもよい。
[電子機器への搭載例]
図11は、本発明を適用した電気光学装置100を用いた投射型表示装置(電子機器)
の概略構成図である。なお、以下の説明では、互いに異なる波長域の光が供給される複数
の電気光学装置100が用いられているが、いずれの電気光学装置100にも、本発明を
適用した電気光学装置100が用いられている。
図11に示す投射型表示装置110は、透過型の電気光学装置100を用いた液晶プロ
ジェクターであり、スクリーン等からなる被投射部材111に光を照射し、画像を表示す
る。投射型表示装置110は、装置光軸L0に沿って、照明装置160と、照明装置16
0から出射された光が供給される複数の電気光学装置100(液晶ライトバルブ115〜
117)と、複数の電気光学装置100から出射された光を合成して出射するクロスダイ
クロイックプリズム119(光合成光学系)と、クロスダイクロイックプリズム119に
より合成された光を投射する投射光学系118とを有している。また、投射型表示装置1
10は、ダイクロイックミラー113、114、およびリレー系120を備えている。投
射型表示装置110において、電気光学装置100およびクロスダイクロイックプリズム
119は、光学ユニット200を構成している。
照明装置160では、装置光軸L0に沿って、光源部161、フライアイレンズ等のレ
ンズアレイからなる第1インテグレーターレンズ162、フライアイレンズ等のレンズア
レイからなる第2インテグレーターレンズ163、偏光変換素子164、およびコンデン
サーレンズ165が順に配置されている。光源部161は、赤色光R、緑色光Gおよび青
色光Bを含む白色光を出射する光源168と、リフレクター169とを備えている。光源
168は超高圧水銀ランプ等により構成されており、リフレクター169は、放物線状の
断面を有している。第1インテグレーターレンズ162および第2インテグレーターレン
ズ163は、光源部161から出射された光の照度分布を均一化する。偏光変換素子16
4は、光源部161から出射された光を、例えばs偏光のような特定の振動方向を有する
偏光にする。
ダイクロイックミラー113は、照明装置160から出射された光に含まれる赤色光R
を透過させるとともに、緑色光Gおよび青色光Bを反射する。ダイクロイックミラー11
4は、ダイクロイックミラー113で反射された緑色光Gおよび青色光Bのうち、青色光
Bを透過させるとともに緑色光Gを反射する。このように、ダイクロイックミラー113
、114は、照明装置160から出射された光を赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bに分
離する色分離光学系を構成している。
液晶ライトバルブ115は、ダイクロイックミラー113を透過して反射ミラー123
で反射した赤色光Rを画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。液晶ライトバ
ルブ115は、λ/2位相差板115a、第1偏光板115b、電気光学装置100(赤
色用電気光学装置100R)、および第2偏光板115dを備えている。ここで、液晶ラ
イトバルブ115に入射する赤色光Rは、ダイクロイックミラー113を透過しても光の
偏光は変化しないことから、s偏光のままである。
λ/2位相差板115aは、液晶ライトバルブ115に入射したs偏光をp偏光に変換
する光学素子である。第1偏光板115bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光
板である。電気光学装置100(赤色用電気光学装置100R)は、p偏光を画像信号に
応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっ
ている。第2偏光板115dは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。従
って、液晶ライトバルブ115は、画像信号に応じて赤色光Rを変調し、変調した赤色光
Rをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する。λ/2位相差板115aお
よび第1偏光板115bは、偏光を変換させない透光性のガラス板115eに接した状態
で配置されており、λ/2位相差板115aおよび第1偏光板115bが発熱によって歪
むのを回避することができる。
液晶ライトバルブ116は、ダイクロイックミラー113で反射した後にダイクロイッ
クミラー114で反射した緑色光Gを画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である
。液晶ライトバルブ116は、液晶ライトバルブ115と同様に、第1偏光板116b、
電気光学装置100(緑色用電気光学装置100G)、および第2偏光板116dを備え
ている。液晶ライトバルブ116に入射する緑色光Gは、ダイクロイックミラー113、
114で反射されて入射するs偏光である。第1偏光板116bは、p偏光を遮断してs
偏光を透過させる偏光板である。電気光学装置100(緑色用電気光学装置100G)は
、s偏光を画像信号に応じた変調によってp偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)
に変換する構成となっている。第2偏光板116dは、s偏光を遮断してp偏光を透過さ
せる偏光板である。従って、液晶ライトバルブ116は、画像信号に応じて緑色光Gを変
調し、変調した緑色光Gをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する。
液晶ライトバルブ117は、ダイクロイックミラー113で反射し、ダイクロイックミ
ラー114を透過した後でリレー系120を経た青色光Bを画像信号に応じて変調する透
過型の液晶装置である。液晶ライトバルブ117は、液晶ライトバルブ115、116と
同様に、λ/2位相差板117a、第1偏光板117b、電気光学装置100(青色用電
気光学装置100B)、および第2偏光板117dを備えている。液晶ライトバルブ11
7に入射する青色光Bは、ダイクロイックミラー113で反射してダイクロイックミラー
114を透過した後にリレー系120の2つの反射ミラー125a、125bで反射する
ことから、s偏光となっている。
λ/2位相差板117aは、液晶ライトバルブ117に入射したs偏光をp偏光に変換
する光学素子である。第1偏光板117bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光
板である。電気光学装置100(青色用電気光学装置100B)は、p偏光を画像信号に
応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっ
ている。第2偏光板117dは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。従
って、液晶ライトバルブ117は、画像信号に応じて青色光Bを変調し、変調した青色光
Bをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する。なお、λ/2位相差板11
7a、および第1偏光板117bは、ガラス板117eに接した状態で配置されている。
リレー系120は、リレーレンズ124a、124bと反射ミラー125a、125b
とを備えている。リレーレンズ124a、124bは、青色光Bの光路が長いことによる
光損失を防止するために設けられている。リレーレンズ124aは、ダイクロイックミラ
ー114と反射ミラー125aとの間に配置されている。リレーレンズ124bは、反射
ミラー125a、125bの間に配置されている。反射ミラー125aは、ダイクロイッ
クミラー114を透過してリレーレンズ124aから出射した青色光Bをリレーレンズ1
24bに向けて反射する。反射ミラー125bは、リレーレンズ124bから出射した青
色光Bを液晶ライトバルブ117に向けて反射する。
クロスダイクロイックプリズム119は、2つのダイクロイック膜119a、119b
をX字型に直交配置した色合成光学系である。ダイクロイック膜119aは青色光Bを反
射して緑色光Gを透過する膜であり、ダイクロイック膜119bは赤色光Rを反射して緑
色光Gを透過する膜である。従って、クロスダイクロイックプリズム119は、液晶ライ
トバルブ115〜117のそれぞれで変調された赤色光Rと緑色光Gと青色光Bとを合成
し、投射光学系118に向けて出射する。
なお、液晶ライトバルブ115、117からクロスダイクロイックプリズム119に入
射する光はs偏光であり、液晶ライトバルブ116からクロスダイクロイックプリズム1
19に入射する光はp偏光である。このようにクロスダイクロイックプリズム119に入
射する光を異なる種類の偏光としていることにより、クロスダイクロイックプリズム11
9において各液晶ライトバルブ115〜117から入射する光を合成できる。ここで、一
般に、ダイクロイック膜119a、119bはs偏光の反射特性に優れている。このため
、ダイクロイック膜119a、119bで反射される赤色光R、および青色光Bをs偏光
とし、ダイクロイック膜119a、119bを透過する緑色光Gをp偏光としている。投
射光学系118は、投影レンズ(図示略)を有しており、クロスダイクロイックプリズム
119で合成された光をスクリーン等の被投射部材111に投射する。
[他の投射型表示装置]
上記投射型表示装置において、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を用い
、かかるLED光源から出射された色光を各々、別の液晶装置に供給するように構成して
もよい。
本発明を適用した電気光学装置100については、上記の電子機器の他にも、投射型の
HUD(ヘッドアップディスプレイ)や直視型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)
、携帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assis
tants)、デジタルカメラ、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、テレビ電話等に
用いてもよい。
1a…半導体層、3a…走査線、3b…ゲート電極、4a…ドレイン電極、5a…容量線
、6a…データ線、6b、7b…中継電極、9a…画素電極、10…素子基板、10a…
表示領域、24…レンズ、29…基板、20…対向基板、21…共通電極、22…第1透
光層、23…第2透光層、25…液状前駆体、30…画素スイッチング素子、50…レン
ズアレイ基板、61…エッチングマスク、80…電気光学層、100…電気光学装置、1
10…投射型表示装置、220…第2凹曲面、230…面、240…レンズ面、290…
第1凹曲面、297…曲面、298…底面、299…開口縁、610…開口部、ST1…
マスク形成工程、ST2…エッチング工程、ST3…液状物配置工程、ST4…固化工程
、ST5…成膜工程、ST6…平坦化工程。

Claims (16)

  1. 一方面に複数の第1凹曲面が形成された透光性の基板と、
    前記複数の第1凹曲面の各々の内部に設けられ、前記基板と反対側の面が前記第1凹曲
    面に沿うように湾曲した第2凹曲面である第1透光層と、
    前記第1透光層と異なる屈折率を有し、前記基板とは反対側から前記第2凹曲面を覆う
    とともに前記基板と反対側の面が平面である第2透光層と、
    を有し、
    前記第1透光層は、前記複数の第1凹曲面のうち、隣り合う第1凹曲面の間で途切れる
    ように前記第1凹曲面の底面側から前記第1凹曲面の開口縁に向けて厚さが連続的に薄く
    設けられ、前記第2凹曲面の曲率半径が前記第1凹曲面の曲率半径より大であることを特
    徴とするレンズアレイ基板。
  2. 請求項1に記載のレンズアレイ基板において、
    前記第1透光層と前記基板とは、屈折率が等しいことを特徴とするレンズアレイ基板。
  3. 一方面に複数の第1凹曲面が形成された透光性の基板と、
    前記複数の第1凹曲面の各々の内部に設けられ、前記基板と反対側の面が前記第1凹曲
    面に沿うように湾曲した第2凹曲面である第1透光層と、
    前記第1透光層と異なる屈折率を有し、前記基板とは反対側から前記第2凹曲面を覆う
    とともに前記基板と反対側の面が平面である第2透光層と、
    を有し、
    前記第1透光層と前記基板とは、屈折率が等しく、
    前記第2凹曲面の曲率半径が前記第1凹曲面の曲率半径より大であることを特徴とする
    レンズアレイ基板。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のレンズアレイ基板において、
    前記基板、前記第1透光層、および前記第2透光層は、主成分が無機材料であることを
    特徴とするレンズアレイ基板。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のレンズアレイ基板において、
    前記第2透光層の屈折率が前記第1透光層の屈折率より大であることを特徴とするレン
    ズアレイ基板。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズアレイ基板において、
    前記第2凹曲面は、非球面であることを特徴とするレンズアレイ基板。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のレンズアレイ基板において、
    前記第1凹曲面は、球面であることを特徴とするレンズアレイ基板。
  8. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のレンズアレイ基板において、
    前記第1凹曲面は、非球面であることを特徴とするレンズアレイ基板。
  9. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のレンズアレイ基板において、
    前記第1凹曲面は、平面状の底面と、前記底面と開口縁との間で湾曲した曲面と、を備
    え、
    前記第2凹曲面は、前記第1凹曲面のうち、前記曲面より曲率半径が大であることを特
    徴とするレンズアレイ基板。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載のレンズアレイ基板を備えた電気光学装置であって

    前記基板に対して垂直な方向からみた平面視において前記第1凹曲面と重なる画素電極
    を有していることを特徴とする電気光学装置。
  11. 請求項10に記載の電気光学装置を有していることを特徴とする電子機器。
  12. 一方面に複数の第1凹曲面が形成された透光性の基板を準備する基板準備工程と、
    流動性を有する液状前駆体を前記複数の第1凹曲面の各々の内部に設ける液状物配置工
    程と、
    前記液状前駆体を固化させて、前記基板と反対側の面が前記第1凹曲面に沿うように湾
    曲した第2凹曲面である第1透光層とする固化工程と、
    前記基板とは反対側から前記第1透光層を覆い、前記基板と反対側の面が平面である第
    2透光層を形成する第2透光層形成工程と、
    を有し、
    前記液状物配置工程では、前記複数の第1凹曲面のうち、隣り合う第1凹曲面の間で途
    切れるように前記第1凹曲面の底面側から前記第1凹曲面の開口縁に向けて前記液状前駆
    体の膜厚を連続的に薄くしておき、前記第1透光層の前記基板と反対側の面を、前記第1
    凹曲面の曲率より大きな曲率で前記第1凹曲面に沿うように湾曲した第2凹曲面とするこ
    とを特徴とするレンズアレイ基板の製造方法。
  13. 一方面に複数の第1凹曲面が形成された透光性の基板を準備する基板準備工程と、
    流動性を有する液状前駆体を前記複数の第1凹曲面の各々の内部に設ける液状物配置工
    程と、
    前記液状前駆体を固化させて、前記基板と反対側の面が前記第1凹曲面に沿うように湾
    曲した第2凹曲面である第1透光層とする固化工程と、
    前記基板とは反対側から前記第1透光層を覆い、前記基板と反対側の面が平面である第
    2透光層を形成する第2透光層形成工程と、
    を有し、
    前記第1透光層と前記基板とは、屈折率が等しく、
    前記第2凹曲面の曲率半径が前記第1凹曲面の曲率半径より大であることを特徴とする
    レンズアレイ基板の製造方法。
  14. 請求項12または13に記載のレンズアレイ基板の製造方法において、
    前記基板、前記第1透光層、および前記第2透光層は、主成分が無機材料であることを
    特徴とするレンズアレイ基板の製造方法。
  15. 請求項12乃至14の何れか一項に記載のレンズアレイ基板の製造方法において、
    前記基板準備工程では、前記基板の前記一方面にエッチングマスクを形成した後、前記
    エッチングマスクの開口部からエッチングして前記第1凹曲面を形成することを特徴とす
    るレンズアレイ基板の製造方法。
  16. 請求項12乃至15の何れか一項に記載のレンズアレイ基板の製造方法において、
    前記液状物配置工程では、スピンコート法により前記液状前駆体を前記一方面に塗布す
    ることを特徴とするレンズアレイ基板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003701A1 (ja) 2016-06-27 2018-01-04 富士フイルム株式会社 有機薄膜トランジスタ、有機半導体膜、化合物、有機薄膜トランジスタ用組成物及び有機薄膜トランジスタの製造方法
JP2019132874A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 セイコーエプソン株式会社 透過型液晶表示装置、および電子機器
US10948762B2 (en) 2018-10-26 2021-03-16 Seiko Epson Corporation Liquid crystal apparatus and electronic apparatus
JP2021124623A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置および電子機器

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