JP2017120750A - 側面蓋の落下防止構造を備えた鋼管 - Google Patents

側面蓋の落下防止構造を備えた鋼管 Download PDF

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【課題】 従来から多く設置されている照明ポール50における蓋20の取り外し操作と同じ操作を行ったとしても、当該蓋20の落下を阻止することのできる照明ポール50用等の鋼管10における開口部12の蓋20と、この蓋20を用いた鋼管10を提供すること。
【解決手段】 照明ポール50などの鋼管10の側面に設けられた開口部12を閉塞する蓋20であって、当該蓋20の下方側には、前記開口部12の下方側において鋼管10に連結されるチェーン24、ワイヤー、又はロープが連結されている鋼管10における側面開口部12の蓋20とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、道路、橋梁及び公園に設置される照明ポール等に使用される鋼管の側面に設けられる開口部を閉塞する蓋と、この蓋を用いた鋼管に関し、特に当該蓋の落下防止構造を備えた蓋と、この蓋を用いた鋼管に関する。
道路や公園などの屋外施設には、夜間における視認性を高める為に、照明器具を備えた照明ポールが設置されている。かかる照明ポールは、上方に照明器具が設置されると共に、道路の中央分離帯や路肩、橋梁、或いは公園や建物の屋上などに設置されて、周囲を照らすものとして利用されている。そして多くの場合、この照明ポールには、上方に設置されている照明器具の点灯や消灯を管理する為、或いは電力を供給する為の回路や器具が設けられており、これらを収容する為の開口部と、この開口部を閉塞する蓋とが設けられている。
そしてこの照明ポールに設けられた照明器具を点検する際には、この蓋を取り外して、開口部から、その中に設置されている安定器などを操作・点検することになり、よって当該蓋は一定の頻度で開閉されることになる。かかる蓋は、多くの場合、ボルト等によって照明ポール本体に取付けられている事から、蓋の開閉に際しては、当該蓋の脱着作業が必要になる。そして、当該閉塞蓋は金属製であって、重量物であることから、落下した場合には種々の不都合が生じる事になる。
そこで特許文献1(特開平9−256680号公報)では、かかる道路や橋梁等の屋外に立設される支柱に於ける開口部構造に関し、蓋を取付けたり取り外したりするときに蓋が落とされる恐れがあり、又蓋を取り外した後、蓋を置いておく場所が必要で、作業空間が狭い時等作業が困難であったことに着目して、不用意に蓋が落下する事を阻止するべく、上縁部に切り欠き部が形成された開口部が側面に設けられた支柱と、上縁部近傍にネジ孔が穿設された蓋と、雌ネジが螺設された取付金具からなり、蓋と取付金具がボルトで取付けられ、支柱が蓋と取付金具に挟まれ取付けられた支柱の開口部構造を提案している。
特開平9−256680号公報
上記の通り、従前においても、道路や橋梁などに設置される照明ポール等の鋼管における開口部の蓋の脱落を阻止するべく検討された支柱の開口部構造は提案されている。
しかしながら、この特許文献1で提案されている技術は、蓋と取付金具がボルトで取付けられ、支柱が蓋と取付金具に挟まれ取付けられたものであり、上部のボルトを緩めることにより蓋があけられ、蓋が支柱と分離しないものとして形成されており、その操作方法が限定されたものであった。一方、従来設置されている照明ポールは、上下両方のボルトを外して取り外すように構成されている事から、実際の作業に際しては、上側のボルトを外してしまう等の操作方法の誤りも考えられ、その結果、蓋が落下してしまい、作業者に負担を強いるものとなっていた。
また、本発明者等は、本発明の完成に先立ち、蓋を鋼管に締結する上下のボルトの内、下側のボルトに対して抜け止め機構(羅着後にT字に拡がる機構)を形成し、蓋の落下を阻止しながらも、当該蓋を下側のボルト周りに回動させることによって開口部に対する操作を可能にする技術を開発した。しかしながら、やはり従来設置されている照明ポール等における蓋の着脱方法と異なる事から、作業者における混乱を生じさせ、取り外す動作においても外れないことから、むしろ安全性を確保するのが困難であった。
そこで本発明は、従来から多く設置されている照明ポールにおける蓋の取り外し操作と同じ操作を行ったとしても、当該蓋の落下を阻止することのできる照明ポール用等の鋼管における開口部の蓋と、この蓋を用いた鋼管を提供する事を第一の課題とする。
また、照明ポールなどにおいては、この蓋が閉塞する開口部内には、安定器などの電気機器が収容されており、当該照明ポールは風や道路を走行する車両の影響を受けて揺れる事がある。この為当該開口部の蓋を落下しないように設置するに際しては、この安定器などの電気機器や配線に悪影響を与えないように配慮しなければならない。
そこで本発明は、鋼管の開口部に対して、蓋を落下しないように設置するに際して、当該開口部内に収容されている安定器等の電気機器や配線に悪影響を与えないように工夫した鋼管における開口部の蓋と、この蓋を用いた鋼管を提供する事を第二の課題とする。
更に、照明ポールとして使用する鋼管にあっては、高速道路や高架橋などに設置されることもあり、当該開口部の蓋を取り外すためには、これを締結しているボルトも取り外さなければならない。そしてこのボルトも金属製の蓋を締結支持するものである事から、十分な強度を有する太いボルトが使用される必要があり、その結果、質量も増す事から、これが落下した場合には、相当な危険が危惧される。
そこで本発明は、鋼管に固定する為の締結具の落下を防止した鋼管における開口部の蓋と、この蓋を用いた鋼管を提供する事を第三の課題とする。
上記課題の少なくとも何れかを解決するべく、本発明者らは従前において設置されている照明ポールなどの鋼管における開口部の蓋の締結構造と同じでありながらも、更に当該蓋の落下を阻止する構造を鋭意研究した結果、本発明を完成させたものである。
即ち本発明では、照明ポールなどの鋼管の側面に設けられた開口部を閉塞する蓋であって、当該蓋の下方側には、前記開口部の下方側において鋼管に連結されるチェーン、ワイヤー、又はロープが連結されている、鋼管における側面開口部の蓋を提供する。
かかる蓋によれば、道路や橋梁、或いは公園などに設置された照明ポールなどの鋼管の開口部に設置する際には、ボルトによる羅着など、従前の方式によって固定する事ができるため、作業者における取付け、取外しを困難なく行う事ができ、しかも取り外した蓋はチェーン、ワイヤー、又はロープによって鋼管に連結され、落下しないのであるから、作業者の操作間違いによる人為的な災害を未然に防止する事ができ、更に設置面における車両通過による振動や風による揺れ等によってボルトなどの締結具が緩んだとしても、当該蓋の落下を確実に阻止する事ができる。
また、このチェーン、ワイヤー、又はロープは、蓋の下方に設けられると共に、鋼管側に対しては、開口部の下方側に設けられることから、当該蓋を鋼管に取付けた状態においては、当該チェーン、ワイヤー、又はロープは、鋼管の開口部内に設置されている安定器等の電気機器が設けられている領域を縦断すること無く、開口部の下方に垂れ下がる事ができる。これにより、仮に風や道路を走行する車両の振動などによって設置した鋼管が揺れたとしても、当該チェーン、ワイヤー、又はロープが安定器等の電気機器に接触するおそれは無くなり、よって意図しない電気機器の故障などの問題を未然に防止する事ができる。なお、当該チェーン、ワイヤー、又はロープは、蓋の下方(開口を閉塞した状態における下方)に繋がっていればよく、幅方向については中央であっても、側縁よりであっても良いが、望ましくは幅方向中央に設ける。当該チェーン、ワイヤー、又はロープによって吊り下げられた蓋が、真っ直ぐ下方に向くようにするためである。
当該チェーン、ワイヤー、又はロープを蓋や鋼管に連結する際には、特に制限されるものではないが、長年の使用によっても腐食しない耐久性を備えていることが望ましい。例えば、前記蓋及び鋼管に対して「Λ」字状、又は「Ω」字状の連結金具を溶接一体化し、その後で耐食加工(例えば防錆塗料の塗布など)を施すことが望ましい。
上記本発明の蓋に設けられるチェーン、ワイヤー、又はロープは、金属製の蓋を吊下げる事の出来る強度(望ましく耐荷重4.5kg以上)を有するものであれば、その他のものであっても良いが、望ましくは金属製のチェーンが使用される。何故ならば、当該蓋で鋼管に形成される開口部を閉塞する際、チェーンであれば湾曲すること無く、鋼管内の下方に垂れ下がることができ、よって当該開口部内に設けられている安定器などとの接触の問題を無くして、円滑に鋼管内に収納できる為である。
そして当該チェーン、ワイヤー、又はロープは、取り外した蓋が地面に接しない状態で保持することにより、当該蓋に施した防錆加工の劣化を阻止する事ができる。即ち、当該金属製の蓋は、通常、防錆加工としてメッキや塗料で被覆されている所、取り外した蓋をアスファルトやコンクリートに直接載せ置いた場合には、当該防錆加工が剥がれたり、キズが生じてしまう事が考えられる。そこで、当該チェーン、ワイヤー、又はロープの長さを、設置した鋼管において、設置面から開口部の下端までの高さから、当該蓋の長さを減じた長さよりも短く形成し、取り外した蓋を鋼管に吊下げた状態で保持できるようにすることが望ましい。例えば、当該チェーン、ワイヤー、又はロープは、30〜50cmの長さに形成する事ができる。
また、当該照明ポールなどの鋼管に設けられた開口部を塞ぐために、金属製の蓋を設置する際には、多くの場合はボルトなどの締結具を使用して、蓋を鋼管に固定する事が行われている。そしてこの締結具が意図せず落下した場合には、少なからず不都合が生じる事から、当該ボルト等の締結具も落下しないようにすることが望ましい。
そこで本発明にかかる蓋では、その上下方向に、前記鋼管に締結するボルトが貫通するネジ孔が設けられており、当該ネジ孔には、前記ボルトが挿入されると共に、先端側には抜け止めワッシャーが設けられている蓋とすることが望ましい。
このように、蓋を鋼管に固定する為のボルトを抜け止めワッシャーで蓋に保持しておくことで、作業者が蓋を取り外した場合であっても、当該ボルトだけが落下したり、或いは当該ボルトを紛失してしまうおそれを無くすことができる。
更に、かかるボルトは、蓋を鋼管に取付ける際に、鋼管側のネジ孔を目標として仮止めされるように、その先端側にはネジ溝が存在しないガイドボルトを使用する事も望ましい。金属製の蓋は質量が重く、これを持ち上げながらのボルトの締結作業は困難を伴う事から、持ち上げた蓋をガイドボルトで仮止めし、その後ネジ止めする事により、困難なく蓋の取り付け作業を行う事ができる。
そして本発明では前記課題の少なくとも何れかを解決するために、上記本発明にかかる蓋を用いて形成した鋼管を提供する。即ち、照明ポールなどに使用される鋼管であって、側面には開口部が設けられており、当該開口部は、上記本発明にかかる蓋によって閉塞されている鋼管である。
かかる鋼管によれば、側面に存在する開口部を閉塞する蓋が、前記本発明にかかる蓋であって、従前と同様に着脱作業を行う事ができるにもかかわらず、当該蓋の落下を阻止でき、更にボルトを抜け止めワッシャーで取り付けた場合には、当該ボルトの落下も阻止する事ができる。
上記鋼管は、道路や橋梁、或いは公園や建築物の屋上などに設置する事のできる照明ポールである他、その他の電光表示を支持する支柱としての鋼管など、少なくとも開口部を有し、当該開口を金属製の蓋で閉塞するように構成されている様々な鋼管であって良い。
特に、当該鋼管は、側面に形成された開口部の周りを囲むように壁部を設けることが望ましい。仮に鋼管が円筒状に形成された場合であっても、平板上に形成された蓋で閉塞できるようにするためである。例えば、当該壁部は、開口部の周囲を囲むように箱状に形成する事ができ、前記先端側が蓋に連結しているチェーン、ワイヤー、又はロープの基端側を、この壁部の内壁面に固定する事ができる。この場合、チェーン、ワイヤー、又はロープを連結する為の「Λ」字状、又は「Ω」字状の連結金具は、この壁部の内壁面に溶接一体化する事ができる。特に、このような壁部に連結金具を溶接一体化することにより、当該連結金具の溶接の困難性を無くし、従前における鋼管の製造に、僅かに連結金具の溶接工程を付加するだけで製造する事ができる。
よって本発明によれば、製造工程の大幅な変更を無くしながらも、蓋、更にはボルトの落下を防止した照明ポール用等の鋼管における開口部の蓋と、この蓋を用いた鋼管を実現する事ができる。
上記本発明の照明ポール用等の鋼管における開口部の蓋によれば、鋼管にチェーン、ワイヤー、又はロープで連結する蓋とする事により、従前における照明ポールなどにおける蓋と同じ作業内容で取り外す事ができ、作業手順の誤りを生じさせることなく、当該蓋の落下を阻止することのできる照明ポール用等の鋼管における開口部の蓋と、此れを用いた鋼管を実現する事ができる。
そしてこのチェーン、ワイヤー、又はロープの連結箇所を蓋の下方側とし、これを鋼管における開口部の下方側に連結することにより、当該鋼管の開口部内に設置している安定器等の電気機器などとの接触を無くすことができる。これにより、照明ポール等の鋼管が、風や道路を走行する車両の振動等によって揺れたとしても、当該チェーン、ワイヤー、又はロープが安定器等の電気機器などと接触する事が無くなり、意図しない故障や誤動作などの問題を未然に防止する事ができる。
更に、当該蓋を鋼管に固定する為のボルトなどの締結金具を、当該蓋に対して脱落する事の無いように設ける事で、当該蓋の脱着作業に際して、ボルトなどの締結金具の落下の問題や、紛失の問題を未然に防止でき、より安全性の高い照明ポール用等の鋼管における開口部の蓋と、此れを用いた鋼管が実現する。
本実施の形態にかかる照明ポール全体の側面図 図1の照明ポールにおける開口部の(A)A-A矢視断面図、(B)B-B矢視断面図、(C)C-C矢視断面図 蓋の開閉状態を示す(A)閉じた状態の要部拡大正面図、(B)開けた状態の要部拡大正面図 蓋の開閉状態を示す(A)閉じた状態の要部拡大縦断面図、(B)開けた状態の要部拡大縦断面図
以下、図面を参照しながら、本実施の形態にかかる鋼管10における開口部12の蓋20と、此れを用いた鋼管10を具体的に説明する。特に本実施の形態にかかる鋼管10は、道路や橋梁などに設置される照明ポール50として形成した例を示している。
図1は本実施の形態にかかる照明ポール50全体の側面図であり、図2は、当該照明ポール50における開口部12の(A)A-A矢視断面図、(B)B-B矢視断面図、(C)C-C矢視断面図であり、図3は蓋20の開閉状態を示す(A)閉じた状態の要部拡大正面図、(B)開けた状態の要部拡大正面図であり、図4は蓋20の開閉状態を示す(A)閉じた状態の要部拡大縦断面図、(B)開けた状態の要部拡大縦断面図である。
図1に示す様に、この実施の形態における鋼管10は、道路や橋梁上に設置されると共に、上端側に照明器具14を設置した照明ポール50として形成されており、当該照明ポール50の下方側には、当該照明ポール内に設置した安定器等の電気機器30や配線を点検する為の開口部12が設けられている。この開口部12の周囲には、当該開口部12を包囲する様にして箱状の壁部16が設けられており、当該壁部16はポール本体(鋼管10)に対して溶接などによって一体化されている。特にこの壁部16は、上方に存在する壁部を大きく形成する事により、庇状に延出することになり、前記蓋20の上端側を覆って、雨水の侵入を阻止する事ができる。
本実施の形態にかかる照明ポール50において、当該開口部12は、その下端が地上から75〜150cmの高さに存在しており、当該開口部12内の電気機器30を点検する際には、この蓋20を取り外して行われることになる。
本実施の形態において、開口部12を閉塞する蓋20は、箱状の壁部16の先端部に当接するように設けられている。即ち側縁部分を曲折させた板状の蓋20は、この壁部16の先端に当接して前記開口部12を閉塞する様に固定されている。そして当該蓋20は、従前における多くの照明ポール50における蓋20と同様に、上下の二カ所をボルト22によってポール本体(鋼管10)に固定している。具体的には、当該ボルト22を開口部12の近傍に形成されたネジ孔11に羅着している。
本実施の形態にかかる蓋20は、厚さ4.2mmの鋼板を用いて形成されており、横幅が約150mmで、高さが680mmに形成されている。よって、この蓋20は全体で約4.5kgの質量となり、当該蓋20の開閉時(即ち、着脱時)に落下したとすれば、相当な衝撃を与える事になる。
そこで本実施の形態にかかる蓋20には、このような落下を阻止するために、チェーン24を用いて、前記壁部16の内面に繋げている。具体的には、この蓋20の下端側に「Λ」字状の金具26を溶接して、これにU字ボルト等を用いてチェーン24の先端側を連結している。そして当該チェーン24の基端側は、前記開口部12を囲んでいる壁部16の内側に溶接した「Λ」字状の金具18に対してU字ボルト等で連結している。
その結果、当該蓋20の取り外し作業に際して、手元を誤って当該蓋20を離した場合であっても、当該蓋20はチェーン24によってポール本体(鋼管10)に吊下げられ、これにより当該蓋20が高架橋の下や、道路上に落下する事は無くなる。
特に本実施の形態にかかる照明ポール50において、前記チェーン24は蓋20の下方における幅方向中央にも連結されており、これを壁部16の下方と繋げるように設けられている。その結果、図2に示すように、当該チェーン24は、開口部12内の下方に垂れ下がった状態で存在することができ、これにより当該開口部12内に設置されている安定器などの電気機器30との接触を無くすことができる。
また、本実施の形態にかかる照明ポール50において、当該蓋20を取り付けるためのボルト22は、先端側に抜け止めワッシャー28を設けて、蓋20の上下に形成された孔内に保持されている。その結果、当該蓋20を取り外す際には、ボルト22は分離することなく蓋20に付いた状態になり、当該ボルト22の落下による問題、即ち安全上の問題や、紛失の問題をなくし、安全かつ円滑に、当該蓋20の脱着作業を行う事ができることから、作業効率を高めることができる。
そして、上記ポール本体(鋼管10)や蓋20の製造に際しては、前記「Λ」字状の金具26,18を溶接した後に、防錆塗料を塗布する等の防錆加工を行っている。したがって、当該金具の溶接個所における腐食の問題も無くすことができ、長期にわたって安全に使用できる照明ポール50が実現する。
かかる本実施の形態の照明ポール50によれば、現在、多く設置されている照明ポール50における蓋20の脱着手順と同じ手順で作業することができ、誤って蓋20が手から離れた場合であっても、その落下を防止し、作業者のみならず、道路を走行する車両の走行安全性を高める事ができる。即ち、簡易な構造とする事により作業者の誤りを無くし、誰が作業を行っても、重量物である蓋20の落下の問題を無くし、安全性を高めた照明ポール50とする事ができる。
本発明にかかる照明ポール用等の鋼管における開口部の蓋と、此れを用いた鋼管は、道路や橋梁、或いは公園や建築物の屋上に設置される照明ポールにおいて利用する事ができる他、その他の蓋を伴っている鋼管において利用する事ができる。
10 鋼管
12 開口部
14 照明器具
16 壁部
18,26 金具
20 蓋
22 ボルト
24 チェーン
30 電気機器
50 照明ポール

Claims (4)

  1. 照明ポールなどの鋼管の側面に設けられた開口部を閉塞する蓋であって、
    当該蓋の下方側には、前記開口部の下方側において鋼管に連結されるチェーン、ワイヤー、又はロープが連結されている事を特徴とする鋼管における側面開口部の蓋。
  2. 前記チェーン、ワイヤー、又はロープの長さは、設置した鋼管において、設置面から開口部の下端までの高さから、当該蓋の長さを減じた長さよりも短く形成されている、請求項1に記載の蓋。
  3. 前記蓋の上下方向には、前記鋼管に締結するボルトが貫通するネジ孔が設けられており、
    当該ネジ孔には、前記ボルトが挿入されると共に、先端側には抜け止めワッシャーが設けられている、請求項1又は2に記載の蓋。
  4. 照明ポールなどに使用される鋼管であって、
    側面には開口部が設けられており、
    当該開口部は、請求項1〜3の何れか一項に記載の蓋によって閉塞されていることを特徴とする鋼管。
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