JP2017120121A - 摩擦ローラ式減速機 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 入力軸と同心に配置され外周面に転がり接触面を有するサンローラと、前記サンローラの周囲に前記サンローラと同心に配置され、内周面に転がり接触面を有するリングローラと、前記サンローラと前記リングローラとの間に回転自在に支持され、前記サンローラ及び前記リングローラの前記転がり接触面にそれぞれ転がり接触する複数の中間ローラと、前記リングローラと出力軸とを連結する連結部と、前記転がり接触面における接触面圧を変更するローディングカム機構と、を備える摩擦ローラ式減速機であって、
前記サンローラは、前記入力軸の軸方向に並設された一対のローラ素子を有し、前記ローラ素子の転がり接触面は、一対の前記ローラ素子が互いに対向する対向側端面から該対向側端面の軸方向反対側の外側端面に向かって、前記中間ローラの自転軸中心線までの距離が短くなる傾斜面であり、
前記ローディングカム機構は、一対の前記ローラ素子のうち、いずれか一方のローラ素子の外側端面側に並設されたローディングディスクを有し、前記ローディングディスクには、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化するカム面が形成され、前記入力軸から前記ローディングディスクに伝達される前記入力軸周りの回転動を、前記カム面によって前記一方のローラ素子の軸方向移動に変換して前記接触面圧を変更するものであり、
一対の前記ローラ素子同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持するローラ素子連結部と、
一対の前記ローラ素子のうち、いずれか他方のローラ素子を、前記入力軸に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持する回転支持部と、
を備えることを特徴とする摩擦ローラ式減速機。
(2) 入力軸と同心に配置され外周面に転がり接触面を有するサンローラと、前記サンローラの周囲に前記サンローラと同心に配置され、内周面に転がり接触面を有するリングローラと、前記サンローラと前記リングローラとの間に回転自在に支持され、前記サンローラ及び前記リングローラの前記転がり接触面にそれぞれ転がり接触する複数の中間ローラと、前記転がり接触面における接触面圧を変更するローディングカム機構と、前記ローディングカム機構の回転を出力軸に伝達する連結部と、を備える摩擦ローラ式減速機であって、
前記リングローラは、前記入力軸の軸方向に並設された一対のローラ素子を有し、前記リングローラの転がり接触面は、一対の前記ローラ素子が互いに対向する対向側端面から該対向側端面の軸方向反対側の外側端面に向かって、前記中間ローラの自転軸中心線までの距離が短くなる傾斜面であり、
前記ローディングカム機構は、一対の前記ローラ素子のうち、いずれか一方のローラ素子の外側端面側に並設されたローディングディスクを有し、前記ローディングディスクには、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化するカム面が形成され、前記一方のローラ素子から前記ローディングディスクに伝達される前記入力軸周りの回転動を、前記カム面によって前記一方のローラ素子の軸方向移動に変換して前記接触面圧を変更するものであり、
一対の前記ローラ素子同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持するローラ素子連結部と、
前記ローディングディスクを、前記出力軸に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持する回転支持部と、
を備えることを特徴とする摩擦ローラ式減速機。
(第1構成例)
図1は第1構成例の摩擦ローラ式減速機の断面図、図2は摩擦ローラ式減速機の要部拡大図である。
摩擦ローラ式減速機100は、入力軸11と、サンローラ13と、リングローラ15と、複数個の中間ローラ17と、リングローラ15に接続される出力軸19と、ローディングカム機構20とを備える。この摩擦ローラ式減速機100は、図示しない電動モータ等の駆動軸に結合した入力軸11によりサンローラ13が回転駆動される。このサンローラ13の回転は、複数個の中間ローラ17を介してリングローラ15に伝達され、連結部45を介して出力軸19に取り出される。
図2に示すように、ローディングカム機構20は、入力軸11の段付部51に対向して細径軸部53に嵌合するローディングディスク55と、サンローラ素子23と、ローディングディスク55及びサンローラ素子23で挟持される転動体である玉79とを備える。ローディングカム機構20は、入力軸11の伝達トルクの増加に伴って、リングローラ15と、中間ローラ17と、サンローラ素子21の弾性変形に追従するように、サンローラ素子23をサンローラ素子21に向けて軸方向に移動させる。これにより、サンローラ素子21,23、リングローラ15、及び中間ローラ17の各転がり接触面における接触面圧を変更する。
ローディングディスク55には、サンローラ素子23の外側端面37(図3参照)に対向する端面に、円周方向に沿って複数(本構成では3箇所)の第1のカム面75が等間隔で設けてある。また、サンローラ素子23の外側端面37にも同様に、第1のカム面75に対応して複数(本構成では3箇所)の第2のカム面77が設けてある。第1のカム面75と第2のカム面77との間には、それぞれ一つずつ玉79が挟持される。
次に、リングローラが一対のローラ素子からなる第2構成例の摩擦ローラ式減速機について説明する。
本構成の摩擦ローラ式減速機200は、ローディングカム機構及びローラ素子がリングローラ側に設けられている以外は、第1構成例の摩擦ローラ式減速機100と同様の構成である。そのため、以降の説明においては、同一の部分や部材には、同一の符号を付することで、その説明を省略、または簡略化する。
本構成の摩擦ローラ式減速機200は、入力軸11に接続されるサンローラ13と、リングローラ15と、複数の中間ローラ17と、出力軸19に接続される連結部45と、ローディングカム機構20Aを備える。
一方のリングローラ素子121の対向側端面25には、軸方向へ突出する凸部81a及び凹部81bを有する係合爪部81が形成される。また、他方のリングローラ素子123の対向側端面27には、軸方向へ突出する凸部83a及び凹部83bを有する係合爪部83が形成される。これら係合爪部81,83は、凸部81aと凹部83b、凸部83aと凹部81bとが相互に係合することで、一対のリングローラ素子121,123が、軸方向に相対移動可能、且つ回転方向に関して固定される。つまり、一対のリングローラ素子121,123は、それぞれの軸方向移動を可能に、且つ相対回転を不能にする連結機構(係合爪部81,83)によって連結される。
図11は本変形例のローディングカム機構20Bの要部拡大図である。本構成のローディングカム機構20Bは、図10に示すローディングカム機構20Aのアンギュラ玉軸受57Aをスラストニードル軸受に変更した点以外は、ローディングカム機構20Aと同様の構成である。
次に、第2構成例の摩擦ローラ式減速機の他の構成例について説明する。
本構成例においても、リングローラ15が一対のローラ素子からなり、アンギュラ玉軸受57Aに代えてスラストニードル軸受91を備えている。
本構成の摩擦ローラ式減速機300は、入力軸11に接続されるサンローラ13と、リングローラ15と、複数の中間ローラ17と、出力軸19に接続される連結部45と、ローディングカム機構20Bを備える。
(1) 入力軸と同心に配置され外周面に転がり接触面を有するサンローラと、前記サンローラの周囲に前記サンローラと同心に配置され、内周面に転がり接触面を有するリングローラと、前記サンローラと前記リングローラとの間に回転自在に支持され、前記サンローラ及び前記リングローラの前記転がり接触面にそれぞれ転がり接触する複数の中間ローラと、前記リングローラと出力軸とを連結する連結部と、前記転がり接触面における接触面圧を変更するローディングカム機構と、を備える摩擦ローラ式減速機であって、
前記サンローラは、前記入力軸の軸方向に並設された一対のローラ素子を有し、前記ローラ素子の転がり接触面は、一対の前記ローラ素子が互いに対向する対向側端面から該対向側端面の軸方向反対側の外側端面に向かって、前記中間ローラの自転軸中心線までの距離が短くなる傾斜面であり、
前記ローディングカム機構は、一対の前記ローラ素子のうち、いずれか一方のローラ素子の外側端面側に並設されたローディングディスクを有し、前記ローディングディスクには、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化するカム面が形成され、前記入力軸から前記ローディングディスクに伝達される前記入力軸周りの回転動を、前記カム面によって前記一方のローラ素子の軸方向移動に変換して前記接触面圧を変更するものであり、
一対の前記ローラ素子同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持するローラ素子連結部と、
一対の前記ローラ素子のうち、いずれか他方のローラ素子を、前記入力軸に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持する回転支持部と、
を備えることを特徴とする摩擦ローラ式減速機。
この摩擦ローラ式減速機100によれば、一対のローラ素子21,23同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持する中間シャフト61(ローラ素子連結部)と、ローラ素子21を、入力軸11に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持するアンギュラ玉軸受57(回転支持部)と、を備える。これにより、ローディングカム機構20にトルクが伝達され、入力軸11と一体に回転するローディングディスク55がサンローラ素子23に対して相対回転しても、サンローラ素子21とサンローラ素子23とは、中間シャフト61により連結され、軸方向移動が可能に且つ相対回転が不能となっているため、サンローラ素子21とサンローラ素子23とが同位相で回転し続けることができる。また、サンローラ素子21は、アンギュラ玉軸受57により入力軸11に対して軸方向移動が不能に且つ相対回転可能に支持されるため、サンローラ素子23から中間ローラ17を介して伝達される軸方向力を受け止めることができる。また、ローディングディスク55とサンローラ素子23との回転差は、アンギュラ玉軸受57により吸収される。これにより、トルク変動時の瞬間的なグロススリップを防止でき、摩擦ローラ式減速機100の伝達効率を向上させることができる。
前記リングローラは、前記入力軸の軸方向に並設された一対のローラ素子を有し、前記リングローラの転がり接触面は、一対の前記ローラ素子が互いに対向する対向側端面から該対向側端面の軸方向反対側の外側端面に向かって、前記中間ローラの自転軸中心線までの距離が短くなる傾斜面であり、
前記ローディングカム機構は、一対の前記ローラ素子のうち、いずれか一方のローラ素子の外側端面側に並設されたローディングディスクを有し、前記ローディングディスクには、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化するカム面が形成され、前記一方のローラ素子から前記ローディングディスクに伝達される前記入力軸周りの回転動を、前記カム面によって前記一方のローラ素子の軸方向移動に変換して前記接触面圧を変更するものであり、
一対の前記ローラ素子同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持するローラ素子連結部と、
前記ローディングディスクを、前記出力軸に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持する回転支持部と、
を備えることを特徴とする摩擦ローラ式減速機。
この摩擦ローラ式減速機200によれば、一対のローラ素子121,123同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持する係合爪部81,83(連結部)と、ローディングディスク55を、出力軸19に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持するアンギュラ玉軸受57A(回転支持部)とを備える。これにより、ローディングカム機構20Aにトルクが伝達されても、アンギュラ玉軸受57Aによりローディングディスク55がリングローラ素子123に対して相対回転可能となる。また、ローディングカム機構20Aによる軸方向移動は、アンギュラ玉軸受57Aがローディングディスク55の軸方向移動を不能にするため、リングローラ素子123に作用する。リングローラ素子121とリングローラ素子123とは、係合爪部81,83により連結され、軸方向移動が可能に且つ相対回転が不能となっているため、リングローラ素子121とリングローラ素子123とが同位相で回転し続けることができる。これにより、トルク変動時の瞬間的なグロススリップを防止でき、摩擦ローラ式減速機200の伝達効率を向上させることができる。なお、アンギュラ玉軸受57Aに代えてスラストニードル軸受91を用いる場合には、スラストニードル軸受から遠心力に起因する軸方向力が生じることがなく、トラクション面に過剰な荷重が作用することを防止できる。
この摩擦ローラ式減速機300によれば、予圧荷重の適正管理が容易となり、特に低トルク領域における摩擦ローラ式減速機内部でのトルク損失を最小限に抑制することが可能となる。また、ばね潰し代を調整して予圧荷重を適正化することで、各部品の精度のばらつきを吸収し得るので、摩擦ローラ式減速機の製造コストの低減も可能となる。
この摩擦ローラ式減速機によれば、入力軸に形成された給油路等から各摺動部に供給される潤滑油が、ローディングディスク55の円筒部70Aに設けられた貫通孔161を通して回転支持部であるスラストニードル軸受91に供給されるため、スラストニードル軸受91の焼付き及び摩耗を防止できる。
13 サンローラ
13a 外周面
15 リングローラ
17 中間ローラ
19 出力軸
20,20A ローディングカム機構
21,23 サンローラ素子(ローラ素子)
25,27 対向側端面
31,33 外周面
35,37 外側端面
39 内周面
45 連結部
45a 円筒部
45b 底部
55 ローディングディスク
57,57A アンギュラ玉軸受(回転支持部)
59,59A 止め輪
61 中間シャフト(ローラ素子連結部)
63 予圧ばね
75,77 カム面
79 玉
81,83 係合爪部(ローラ素子連結部)
91 スラストニードル軸受(回転支持部)
98 連結用ディスク(回転支持部)
100,200,300 摩擦ローラ式減速機
121,123 リングローラ素子(ローラ素子)
150 ばね押え部材
153 切欠き部
161 貫通孔
162 切欠部
Ax2 自転軸(中間ローラの自転軸中心線)
Claims (4)
- 入力軸と同心に配置され外周面に転がり接触面を有するサンローラと、前記サンローラの周囲に前記サンローラと同心に配置され、内周面に転がり接触面を有するリングローラと、前記サンローラと前記リングローラとの間に回転自在に支持され、前記サンローラ及び前記リングローラの前記転がり接触面にそれぞれ転がり接触する複数の中間ローラと、
前記リングローラと出力軸とを連結する連結部と、前記転がり接触面における接触面圧を変更するローディングカム機構と、を備える摩擦ローラ式減速機であって、
前記サンローラは、前記入力軸の軸方向に並設された一対のローラ素子を有し、前記ローラ素子の転がり接触面は、一対の前記ローラ素子が互いに対向する対向側端面から該対向側端面の軸方向反対側の外側端面に向かって、前記中間ローラの自転軸中心線までの距離が短くなる傾斜面であり、
前記ローディングカム機構は、一対の前記ローラ素子のうち、いずれか一方のローラ素子の外側端面側に並設されたローディングディスクを有し、前記ローディングディスクには、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化するカム面が形成され、前記入力軸から前記ローディングディスクに伝達される前記入力軸周りの回転動を、前記カム面によって前記一方のローラ素子の軸方向移動に変換して前記接触面圧を変更するものであり、
一対の前記ローラ素子同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持するローラ素子連結部と、
一対の前記ローラ素子のうち、いずれか他方のローラ素子を、前記入力軸に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持する回転支持部と、
を備えることを特徴とする摩擦ローラ式減速機。 - 入力軸と同心に配置され外周面に転がり接触面を有するサンローラと、前記サンローラの周囲に前記サンローラと同心に配置され、内周面に転がり接触面を有するリングローラと、前記サンローラと前記リングローラとの間に回転自在に支持され、前記サンローラ及び前記リングローラの前記転がり接触面にそれぞれ転がり接触する複数の中間ローラと、
前記転がり接触面における接触面圧を変更するローディングカム機構と、前記ローディングカム機構の回転を出力軸に伝達する連結部と、を備える摩擦ローラ式減速機であって、
前記リングローラは、前記入力軸の軸方向に並設された一対のローラ素子を有し、前記リングローラの転がり接触面は、一対の前記ローラ素子が互いに対向する対向側端面から該対向側端面の軸方向反対側の外側端面に向かって、前記中間ローラの自転軸中心線までの距離が短くなる傾斜面であり、
前記ローディングカム機構は、一対の前記ローラ素子のうち、いずれか一方のローラ素子の外側端面側に並設されたローディングディスクを有し、前記ローディングディスクには、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化するカム面が形成され、前記一方のローラ素子から前記ローディングディスクに伝達される前記入力軸周りの回転動を、前記カム面によって前記一方のローラ素子の軸方向移動に変換して前記接触面圧を変更するものであり、
一対の前記ローラ素子同士を、軸方向相対移動が可能に且つ相対回転が不能に支持するローラ素子連結部と、
前記ローディングディスクを、前記出力軸に対して軸方向相対移動が不能に、且つ相対回転が可能に支持する回転支持部と、
を備えることを特徴とする摩擦ローラ式減速機。 - 前記連結部の内側の軸方向一端部に、前記回転支持部に回り止めされる円筒部を有する前記ローディングカム機構、前記リングローラ、軸方向に予圧荷重を付与する予圧ばね、前記予圧ばねを収容するばね押さえ部材と、がこの順で配置される、請求項2に記載の摩擦ローラ式減速機。
- 前記回転支持部は、前記ローディングディスクの円筒部の内側に配置され、当該円筒部には、径方向に貫通して、潤滑油の流路となる貫通孔が設けられる、請求項2又は請求項3に記載の摩擦ローラ式減速機。
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