JP2017118207A - 無線通信装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データがGOP構造を持つ場合に、電子回路やソフトウェアの規模を適切なものとしながら、外部装置から指示された画像データの記録を実行できるようにすること。
【解決手段】無線通信装置(100)は、記録指示を受け取った場合に、前記記録指示に添付される画像ブロックを特定する情報と関連性情報付与手段にて付与された関連性情報とを用いて第1のバッファに一時記憶された画像データグループを特定し、特定した画像データグループを記録媒体に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置およびプログラムに関する。
近年の画像や音声の視聴環境では、インターネットなどの通信環境の著しい発達に伴い、遠隔地にある画像や音声を、通信装置を通じて取得し、視聴する技術が広まっている。その取得と視聴の方法には、二つの方法がある。
一つは、ひとまとまりの画像データを通信装置を通じて取得し、取得が完了したのちに視聴を開始する方法である。これは、一般的なデータ転送技術と、一般的な視聴技術により構成される。
他の一つは、ひとまとまりの画像データを複数の画像データブロックに分割し、画像データブロック単位で通信装置を通じて取得し、画像データブロックの取得が完了した時点で、その画像データブロックに関して視聴を行う方法である。この方法において、画像データブロック単位の取得と視聴を、ひとまとまりの画像データに対して繰り返し行うことで、通信装置を通じての取得と視聴を並行して行う、いわゆるストリーミング技術が広まっている。
そのストリーミング技術にて扱う画像や音声データには、主に二つの種類がある。
一つは、予め作成されてハードディスク等の記録媒体に記録された画像や音声データであり、オンデマンド技術と呼ばれる。他の一つは、ビデオカメラ等を用いて動画像撮影を行い、生成した画像データや音声データである。
後者は、特に、ライブストリーミング技術と呼ばれ、遠隔地の状況をリアルタイムで視聴可能となる利点があるため、利用が広まっている。その利用の一形態として、カメラの遠隔制御がある。ライブストリーミング技術を用い、例えば、遠隔地の気象や交通情報等を中継する場合がある。ライブストリーミングにて取得した画像を見ながら、カメラの記録開始指示や、ズーム、合焦、雲台等の制御を行うようにしている。その際、画像データの圧縮伸張処理時間、画像データの伝送時間、制御信号の伝送時間、遅延が課題となる場合がある。
ユーザが遠隔制御装置側に表示される画像を見ながら遠隔制御を行う場合、画像を見て適当と判断し制御を止めても、実際には、遅延時間分、経過した状態で停止となる事態がしばしば生ずる。その場合に、伝送遅延による制御と画像の不一致が生じる遠隔制御システムにて、動作終了を指示した際に、カメラは動作を終了した時刻情報を端末に送信し、端末は受信した時刻情報を使い画面やカメラ及び雲台の制御を行う場合がある(特許文献1参照)。
ところで、通信を実現する通信装置には、様々なものがある。例えば、ひとつの施設内程度の規模の通信で用いられるLANは、主に物理層の規格であるEthernet(登録商標)と、通信プロトコルの規格であるTCP/IPとで構成される。
近年、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、スマートフォン等の携帯性の高い機器の普及と共に、それら機器を、より取り回しの良い無線LAN等の無線通信装置で接続し、機器間で画像データを交換するシステムが各種提案されている。例えば、ある機器で撮像された画像を、別の機器で視聴しながら、記録指示するシステムが各種提案されている。
その際、記録の対象となるコンテンツの期間を指定する制御の煩雑さが課題となる場合がある。その場合に、記録開始時刻と終了時刻を送信し、その時刻間が記録されるよう制御する場合がある(特許文献2参照)。
特開2000−350183号公報 特開2008−11236号公報
通信装置にて画像を伝送する際、伝送帯域の制約があるため、画像データをGOP(Group Of Pictures)として圧縮する手法が広く用いられている。GOP圧縮は、単一画像のみを圧縮する場合と比較して、より高い圧縮率を実現できる。その一方で、より複雑な電子回路やソフトウェアを必要とし、処理手順も増加する場合がある。それら回路規模やソフトウェア規模の増大は、装置の規模増大を招き、開発工数の増大まで含めると、様々な好ましくない影響を及ぼす場合がある。
特に、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、スマートフォン等の情報機器の場合、その影響は顕著なものとなる。それら情報機器は、携帯性の高さが重要であり、小型軽量とすることが強く要請されている。それに対し、前述の回路規模やソフトウェア規模の増大は、小型軽量に反するものであり、それら機器の商品性等に大きな影響を及ぼす。そのため、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、スマートフォン等の情報機器の場合、回路規模やソフトウェア規模の低減は強く要請されている。
例えば、画像データの圧縮伸張をASIC(Application Specific Integrated Circuit)を構成する回路ブロックで実現する場合、画像圧縮伸張用の回路ブロックが1つ増加することになる。画像をライブストリーミング転送するために圧縮する用途で画像圧縮伸張用の回路ブロックが1つ必要であることに加え、無線指示装置から受信した時刻情報に対応した画像データを取得するために、GOPを伸張する用途で画像圧縮伸張用の回路ブロックが、もう一つ必要となってしまう。回路ブロック数の増大は、ASICのチップサイズの大型化、ASICが実装される基板サイズの大型化、関連するソフトウェア規模の増大、ソフトウェアを保存するROM(Read Only Memory)の大型化、情報機器の大型化、情報機器の重量増大、関連する開発費用の増大等、様々な課題を誘発する場合がある。
そこで、本発明は、画像データがGOP構造を持つ場合に、電子回路やソフトウェアの規模を適切なものとしながら、外部装置から指示された画像データの記録を実行できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る無線通信装置は、
画像取得手段から画像取得して第1の画像データグループを出力する第1のエンコーダと、前記第1の画像データグループを一時記憶する第1のバッファと、前記第1の画像データグループを記録する記録媒体と、前記画像取得手段から画像取得して第2の画像データグループを出力する第2のエンコーダと、前記第2の画像データグループを一つ以上のひとまとまりの画像ブロックとして一時記憶する第2のバッファと、前記第1の画像データグループと前記画像ブロックの関連性を示す情報を付与する関連性情報付与手段と、外部装置と通信を行う通信手段と、前記外部装置からの記録指示を受け取る記録制御手段とを有し、前記記録指示を受け取った場合に、前記記録指示に添付される画像ブロックを特定する情報と前記関連性情報付与手段にて付与された関連性情報とを用いて前記第1のバッファに一時記憶された画像データグループを特定し、特定した画像データグループを前記記録媒体に記録することを特徴とする無線通信装置である。
本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、画像取得手段から画像取得して第1の画像データグループを出力する第1のエンコーダと、前記第1の画像データグループを一時記憶する第1のバッファと、前記第1の画像データグループを記録する記録媒体と、前記画像取得手段から画像取得して第2の画像データグループを出力する第2のエンコーダと、前記第2の画像データグループを一つ以上のひとまとまりの画像ブロックとして一時記憶する第2のバッファと、前記第1の画像データグループと前記画像ブロックの関連性を示す情報を付与する関連性情報付与手段と、外部装置と通信を行う通信手段と、前記外部装置からの記録指示を受け取る記録制御手段として機能させるためのプログラムであって、前記記録指示を受け取った場合に、前記記録指示に添付される画像ブロックを特定する情報と前記関連性情報付与手段にて付与された関連性情報とを用いて前記第1のバッファに一時記憶された画像データグループを特定し、特定した画像データグループを前記記録媒体に記録するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、画像データがGOP構造を持つ場合に、電子回路やソフトウェアの規模を適切なものとしながら、外部装置から指示された画像データの記録を実行することができる。
実施形態1〜3における無線通信装置100が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。 実施形態1〜3における外部装置である無線指示装置200が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。 無線指示装置200のユーザインターフェイス画面の一例を説明するための図である。 画像データブロックの構成の一例を説明するための図である。 実施形態1におけるGOPシーケンスの構成の一例を説明するための図である。 実施形態1における無線通信装置100における記録処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態2におけるGOPシーケンスの構成の一例を説明するための図である。 実施形態2における無線通信装置100における記録処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態3におけるGOPシーケンスの構成の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は実施形態1〜3における無線通信装置100が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。
図1において、101は、無線通信装置100に対する指示入力部である。ユーザは指示入力部101を介し、ライブストリーミングの開始及び停止を指示する。
102は、画像を入力する画像入力部である。画像入力部102は、無線通信装置100が撮像装置であれば撮像部であり、無線通信装置100が放送波を受信して記録するレコーダーであれば放送波を画像に変換する放送波変換部となる。実施形態1〜3では、無線通信装置100が撮像装置である場合を説明するが、無線通信装置100が撮像装置に限定されるものではない。
103は、前記画像入力部102より画像をデータとして入力されるフレームメモリである。
104は、フレームメモリ103に格納された画像データをフレーム間圧縮するためのストリーミング用エンコーダである。実施形態1〜3では、画像データをフレーム間圧縮するには、MPEG方式にて実施し、Group of Picture(以下、「GOP」と略する)を生成することとしてあるが、実施形態1〜3はMPEG方式に限定されるものではない。121は、フレームメモリ103に格納された画像データをフレーム間圧縮するための記録用エンコーダである。
105は、ストリーミング用エンコーダ104にてフレーム間圧縮する際に使用するストリーミング用エンコードバッファメモリである。フレーム間圧縮では、前記フレームメモリ103に格納されたデータを元に、画像の差分情報や動き予測技術を利用しフレーム間のデータを積み重ねて圧縮データを作成する。エンコードバッファメモリ105は、前記のように作成している中間情報及び作成された画像データ(GOPデータ)を一時的に格納するバッファメモリとなる。122は、記録用エンコーダ121にてフレーム間圧縮する際に使用する記録用エンコードバッファメモリである。
106は、ストリーミング用エンコードバッファ105にて生成されたGOPデータを後述する無線制御部より送信するために一時的に格納するためのバッファメモリである。GOPデータが一つ、もしくは特定数格納される毎に送信処理を行う。実施形態1〜3では、2つのGOPデータが格納される毎に送信することを前提として記載する。実施形態1〜3では、送信するデータ単位を送信データブロックと称する。
107は、送信バッファメモリ106に送信データブロックが生成された際に、シーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部である。ライブストリーミングが開始されてから送信データブロックが生成される毎にシーケンシャルに番号を付与する。付与されるシーケンス番号は、無線通信用のデータヘッダに添付し送信される。同時に、記録用エンコードバッファメモリ122に格納される、送信データブロックに対応するGOPデータにもシーケンス番号を添付する。
108は、送信バッファメモリ106に格納される送信データブロックを無線指示装置200に送信する無線送信部である。
109は、無線指示装置200より無線通信の受信を行う無線受信部である。無線受信部109は、無線指示装置200からの指示コマンドを受信する。
110は、無線受信部109を介し、無線指示装置200より無線通信装置100の記録指示が受信されたか判断する記録制御部である。記録指示の受信を確認した際は、後述のシーケンス番号取得部へ動作指示を行う。
111は、シーケンス番号取得部である。無線受信部109を介して受信した記録指示に付加されているシーケンス番号情報を取得する。
112は、記録媒体である。記録用エンコードバッファ122は、記録制御部110より通知される記録指示、シーケンス番号取得部111より通知されるシーケンス番号に基づき、該当するGOPデータを記録媒体112に転送し、記録を行う。
図2は実施形態1〜3における外部装置である無線指示装置200が有する複数の構成要素の一例を説明するためのブロック図である。
201は、無線通信装置100から送信されてきた送信ブロック(無線指示装置200内部では「受信ブロック」と称する)を受信する無線受信部である。送信単位全て受信した時点でデータは後述の受信バッファメモリに転送する。231は、無線通信装置100の無線送信部108から無線指示装置200の無線受信部201へ、無線指示装置200の後述の無線送信部209から無線通信装置100の無線受信部109へ、無線通信が実施されていることを示している。
202は、無線受信部201より転送された受信ブロックを一時的に記憶する受信バッファメモリである。
203は、受信バッファメモリ202に記憶されている送信ブロックより画像データを伸張するデコーダである。デコーダ203は、受信バッファメモリ202に受信データが記憶されると受信データより順にGOPデータを取得し、後述のデコードバッファメモリに記憶させる。デコードバッファメモリに記憶したGOPは、フレーム間圧縮されているため、一度で伸張することができないため、デコードできるデータより順に伸張動作を実施し、伸張された画像データを後述のフレームメモリに格納する。
204は、デコーダ203により受信バッファメモリより取得したGOPデータを格納するデコードバッファメモリである。デコードバッファメモリ204は、デコーダ203のワークRAMとして動作し、先述のGOPデータの他、デコード作業の中間情報も格納する。
205は、デコーダ203より伸張された画像データを格納するフレームメモリである。画像データは、後述の表示部にて表示可能な形式とし、表示部の仕様により出力される形式が異なる。
206は、フレームメモリ205に伸張されて格納されている画像データを表示する表示部である。
207は、無線指示装置200に対しユーザの指示情報を入力する指示入力部である。
208は、現在デコーダ203にてデコード作業中の受信ブロック番号を取得するシーケンス番号取得部である。
209は、指示入力部207を介しユーザが入力した指示情報をコマンドとして無線通信装置100に送信する無線送信部である。指示入力部207にて記録指示を入力した時、その時点で表示部206に表示している画像に対応するシーケンス番号をシーケンス番号取得部208から取得する。そして、無線送信部209は、記録指示情報とシーケンス番号を併せて、無線通信装置100の無線受信部109に向けて送信する。
図3は無線指示装置200のユーザインターフェイス画面の一例を説明するための図である。
900は、表示部206で表示される、無線指示装置200のユーザインターフェイス全体を示す。910は、ストリーミングで受信する画像を表示する領域である。920は、無線通信の状況を表示する領域である。921は、受信電波強度を表示している。922は、無線通信が実施されていることを表示している。930は、無線通信装置100のステータスを表示し、指示する領域である。
931は、記録ボタンである。ユーザインターフェイス900は、タッチパネルでもあり、ユーザが記録ボタン931が表示されている領域に対して押下指示を行うと、記録に対する指示を入力することができる。記録ボタン931は、いわゆるトグル動作となっており、記録停止中に押下すると記録中状態に遷移し、記録中に押下すると記録停止中状態に遷移する。932は、無線通信装置100における記録の継続時間を表示している。933は、無線通信装置100における記録可能残時間を表示している。
図4は画像データブロックの構成の一例を説明するための図である。
400は、無線通信装置100の送信バッファメモリ106にて生成され、無線通信装置100の無線送信部108から送信される、画像データブロックの状態を示す。403は、画像データブロックである。401は、通信用データヘッダであり、無線送信部108にて画像データブロック403に付与される。402は、画像ブロックシーケンス番号であり、送信バッファメモリ106にて画像データブロック403と関連付けされ、無線送信部108にて通信用データヘッダ401に格納される。
図5は実施形態1におけるGOPシーケンスの構成の一例を説明するための図である。
501は、画像データブロックを示す。画像データブロック403には、シーケンス番号付与部107で生成されたシーケンス番号#1が付与されている。511および512は、画像データブロック403に含まれるストリーミング用GOPを示す。ストリーミング用GOP511およびストリーミング用GOP512は、ストリーミング用エンコーダ104で生成される。画像データブロック#1には、ストリーミング用GOP511とストリーミング用GOP512、2つのGOPが含まれていることを示している。
521および522および523および524および525は、記録用エンコーダ121で生成され、記録用エンコードバッファメモリ122に一時保存されている記録用GOPである。記録用GOP521および記録用GOP522および記録用GOP523および記録用GOP524および記録用GOP525には、シーケンス番号付与部107で生成されたシーケンス番号#1が付与されている。
図6は実施形態1における無線通信装置100における記録処理を説明するためのフローチャートである。
図6において、601は、撮像及び無線送信の開始判定を示す。指示入力部101にて検出される、撮像及び無線送信開始の指示が入力されたかどうかを判定する。入力されていないと判断された場合は、再び601に戻り、判定処理を継続する。入力されたと判断された場合は、602に進む。
602は、エンコード処理の開始を示す。フレームメモリ103より取得した画像データを、ストリーミング用エンコーダ104、記録用エンコーダ121にて、それぞれエンコードを開始する。ストリーミング用エンコーダ104にてエンコードされたデータは、ストリーミング用エンコードバッファメモリ105に蓄積され、規定量のデータが蓄積されると送信バッファメモリ106に転送される。記録用エンコーダ121にてエンコードされたデータは、記録用エンコードバッファメモリ122に蓄積される。
603は、転送ブロックと記録用GOPにシーケンス番号を付与する処理を示す。シーケンス番号付与部107にてシーケンス番号が生成される。そのシーケンス番号は、送信バッファメモリ106に転送され、画像データブロック501に付与される。また、そのシーケンス番号は、記録用エンコードバッファメモリ122に転送され、画像データブロック501と同一のフレームメモリ103から取得した画像が含まれる記録用GOPに付与される。実施形態1では、記録用GOP521と記録用GOP522と記録用GOP523と記録用GOP524と記録用GOP525に付与される。
604は、無線転送処理の開始を示す。送信バッファメモリ106に蓄積された画像データブロック501は、無線送信部108に転送される。無線送信部108では、画像データブロック403に画像ブロックシーケンス番号402を含む通信用データヘッダ401を付加し、送信処理を行う。送信されたデータは、無線指示装置200の無線受信部201にて受信される。そして、受信バッファメモリ202に蓄積され、デコーダ203にてデコードされ、デコード結果はデコードバッファメモリ204に蓄積される。また、シーケンス番号取得部208は、受信バッファメモリ202に格納された画像データブロックより、随時、シーケンス番号の取得を行っている。デコードバッファメモリ204に蓄積されたデータは、フレームメモリ205に転送され、表示部206にて表示される。表示部206に表示される画像は、無線指示装置200に指示を入力するユーザによって視聴される。
605は、無線端末からの記録指示が受信されたかどうかを判定する処理である。無線通信装置100は、無線受信部109にて記録指示を受信したかどうかを判定する。受信していない場合は、605に戻り、再び判定を行う。受信した場合は、606に進む。
尚、無線受信部109にて判定される記録指示は、外部無線機器200にて、以下の様に生成される。ユーザは、記録したい画像が表示部206に表示された時、外部無線機器200の記録ボタン931を指示する。すると、記録指示情報がシーケンス番号取得部208を経由して無線送信部209に転送される。シーケンス番号取得部208では、予め取得しておいたシーケンス番号を記録指示情報に付加し、無線送信部209に転送する。無線送信部209は、シーケンス番号が付加された記録指示情報を送信する。
606は、記録指示に含まれるシーケンス番号を取得する処理である。無線受信部109で取得した記録指示情報は、記録制御部110に転送される。記録制御部110では、記録制御に関する処理を行うが、記録指示情報からシーケンス番号情報を抽出するため、記録指示情報をシーケンス番号取得部111に転送する。シーケンス番号取得部111では、記録指示情報に含まれるシーケンス番号を取得する。
607は、記録用バッファに格納されるGOPのシーケンス番号を判定する処理である。判定の対象となるのは、記録用エンコードバッファメモリ122に一時保存されている記録用GOPである。各記録用GOPに付加されているシーケンス番号が、記録指示情報に含まれるシーケンス番号と一致するかを判定する。記録用指示に含まれるシーケンス番号が#1であった場合、記録用GOP521と記録用GOP522と記録用GOP523と記録用GOP524と記録用GOP525に含まれるシーケンス番号は#1であるため、シーケンス番号が一致すると判定される。一致すると判定される場合は、608に進む。不一致と判定される場合は、609に進む。
608は、指定されたシーケンス番号の記録用GOPより記録開始する処理である。記録用指示に含まれるシーケンス番号が#1であった場合、記録用GOP521と記録用GOP522と記録用GOP523と記録用GOP524と記録用GOP525から記録を開始する。
609は、指定されたシーケンス番号に最も近いシーケンス番号の記録用GOPより記録開始する処理である。シーケンス番号が一致しなかった場合の回避処理である。
610は、記録停止指示の有無を判定する処理である。無線受信部109から受信した指示情報が記録停止指示であるかどうかを判定する。指示が無いと判定された場合は、610に戻り、判定処理を継続する。指示が有ると判定された場合は、611に進む。
611は、記録停止処理である。記録用エンコードバッファメモリ122から記録媒体112へ転送する処理を停止する。
これにより、画像データがGOP構造を持つ場合に、電子回路やソフトウェアの規模を適切なものとしながら、無線指示装置200から指示された画像データの記録を実施することができる。外部装置へストリーミング転送する転送ブロックに付与されるシーケンス番号を利用することで、エンコーダやデコーダの追加することなく、電子回路やソフトウェアの規模を適切なものとしながら、外部装置から指示された画像データの記録を実施する。
特に、スマートフォン等の無線指示装置200にストリーミング配信される画像と、ビデオカメラ等の無線通信装置100に記録される画像のGOP構造が異なる場合にも同様に、簡易な構成で、記録位置の指示が可能となる。一般的に、ストリーミングデータは、通信帯域を考慮して、高圧縮なエンコード形式/GOP構造としたい要請がある。また、カメラ本体記録画像は、通信不要であるため、通信帯域を考慮する必要が無い。そのため、画質を優先し、ストリーミングデータとは異なるエンコード形式/GOP構造としたい要請がある。そのように、ストリーミングの利便性と、高画質記録を両立させたい要請があるが、実施形態1により、それら要請に応えながら、簡易な構成で、記録位置の指示が可能となる。
[実施形態2]
次に、図7及び図8を参照し、実施形態2を説明する。実施形態2では、実施形態1と異なる部分を説明し、それ以外の部分の説明を省略する。図7は実施形態2におけるGOPシーケンスの構成の一例を説明するための図である。
図7において、ストリーミング用GOP711とストリーミング用GOP712が異なっている。また、記録用GOP721と記録用GOP722と記録用GOP723と記録用GOP724と記録用GOP725が異なっている。ストリーミング用GOP711およびストリーミング用GOP712の1GOPあたりのフレーム数は、30フレームとしている。また、記録用GOP721および記録用GOP722および記録用GOP723および記録用GOP724および記録用GOP725の1GOPあたりのフレーム数は、12フレームとしている。これにより、画像データブロックのフレーム数は60フレームであり、記録用GOPのフレーム数である12フレームと、ストリーミング用GOPのフレーム数である30フレームの、最小公倍数となっている。また、記録用GOP521の先頭フレームと、画像データブロック501の先頭フレームは、同一フレームとなっている。
図8は実施形態2における無線通信装置100における記録処理を説明するためのフローチャートである。
図8において、802は、同一フレーム画像より記録用エンコード処理とストリーミング用エンコード処理を開始する処理である。これにより図7で示す通り、記録用GOP521の先頭フレームと、画像データブロック501の先頭フレームは、同一フレームとすることが可能となる。
これにより、スマートフォン等の無線指示装置200から指示された通りのGOPを、記録開始GOPとして正しく指定することが可能となる。記録用画像がGOP単位であることに起因する、記録されるフレームが無線指示装置200からの指示と異なってしまうことを回避できる。具体的には、指定した画像データブロックに含まれるフレーム画像が記録されないことを回避できる。また、指定した画像データブロックに含まれていないフレーム画像まで記録されてしまうことを回避できる。
このように、画像データがGOP構造を持つ場合に、電子回路やソフトウェアの規模を適切なものとしながら、無線指示装置200から指示された画像データの記録を実施することができると共に、記録フレーム位置の指示の精度を更に高めることが可能となる。
[実施形態3]
次に、図9を参照し、実施形態3を説明する。実施形態3では、実施形態1及び2と異なる部分を説明し、それ以外の部分の説明を省略する。図9は実施形態3におけるGOPシーケンスの構成の一例を説明するための図である。
図9において、ストリーミング用GOP961とストリーミング用GOP962とストリーミング用GOP963とストリーミング用GOP964とストリーミング用GOP965が異なっている。また、記録用GOP951と記録用GOP952が異なっている。ストリーミング用GOP961およびストリーミング用GOP962およびストリーミング用GOP963およびストリーミング用GOP964およびストリーミング用GOP965の1GOPあたりのフレーム数は、12フレームとしている。また、記録用GOP951および記録用GOP952の1GOPあたりのフレーム数は、30フレームとしている。これにより、画像データブロックのフレーム数は60フレームであり、記録用GOPのフレーム数である30フレームと、ストリーミング用GOPのフレーム数である12フレームの、最小公倍数となっている。また、記録用GOP951の先頭フレームと、画像データブロック501の先頭フレームは、同一フレームとなっている。
これにより、記録用GOPよりもストリーミング用GOPの方がフレーム数が短い場合でも、スマートフォン等の無線指示装置200から指示された通りのGOPを、記録開始GOPとして正しく指定することが可能となる。記録用画像がGOP単位であることに起因する、記録されるフレームが無線指示装置200からの指示と異なってしまうことを回避できる。具体的には、指定した画像データブロックに含まれるフレーム画像が記録されないことを回避できる。また、指定した画像データブロックに含まれていないフレーム画像まで記録されてしまうことを回避できる。
このように、画像データがGOP構造を持つ場合に、電子回路やソフトウェアの規模を適切なものとしながら、無線指示装置200から指示された画像データの記録を実施することができると共に、記録フレーム位置の指示の精度を更に高めることが可能となる。実施形態3も実施形態2と同様の効果を発揮することができる。
100 無線通信装置、101 指示入力部、102 画像入力部、
103 フレームメモリ、104 ストリーミング用エンコーダ、
105 ストリーミング用エンコードバッファメモリ、106 バッファメモリ、
107 シーケンス番号付与部、108 無線送信部、109 無線受信部、
110 記録制御部、111 シーケンス番号取得部、112 記録媒体

Claims (6)

  1. 画像取得手段から画像取得して第1の画像データグループを出力する第1のエンコーダと、
    前記第1の画像データグループを一時記憶する第1のバッファと、
    前記第1の画像データグループを記録する記録媒体と、
    前記画像取得手段から画像取得して第2の画像データグループを出力する第2のエンコーダと、
    前記第2の画像データグループを一つ以上のひとまとまりの画像ブロックとして一時記憶する第2のバッファと、
    前記第1の画像データグループと前記画像ブロックの関連性を示す情報を付与する関連性情報付与手段と、
    外部装置と通信を行う通信手段と、
    前記外部装置からの記録指示を受け取る記録制御手段と
    を有し、
    前記記録指示を受け取った場合に、前記記録指示に添付される画像ブロックを特定する情報と前記関連性情報付与手段にて付与された関連性情報とを用いて前記第1のバッファに一時記憶された画像データグループを特定し、特定した画像データグループを前記記録媒体に記録することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記画像取得手段にて取得する画像は、フレーム単位の画像データであり、前記第1の画像データグループおよび前記第2の画像データグループは、前記画像データを複数フレーム分含むGOP構造を持つことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記関連性情報付与手段は、前記画像ブロックを特定するシーケンス番号を、関連性を有する前記第1の画像データグループに付与し、前記記録制御手段は、前記記録指示に添付される前記シーケンス番号を取得し、前記シーケンス番号が付与された前記第1の画像データグループを前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記転送ブロックのフレーム数は、前記第1の画像データグループのフレーム数と前記第2の画像データグループのフレーム数の最小公倍数であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記転送ブロックが複数個存在する場合のその何れかの前記転送ブロックの先頭フレームと、前記第1の画像データグループが複数個存在する場合のその何れかの前記第1の画像データグループの先頭フレームは、前記画像取得手段より取得した同一フレームの画像データであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の無線通信装置。
  6. コンピュータを、
    画像取得手段から画像取得して第1の画像データグループを出力する第1のエンコーダと、
    前記第1の画像データグループを一時記憶する第1のバッファと、
    前記第1の画像データグループを記録する記録媒体と、
    前記画像取得手段から画像取得して第2の画像データグループを出力する第2のエンコーダと、
    前記第2の画像データグループを一つ以上のひとまとまりの画像ブロックとして一時記憶する第2のバッファと、
    前記第1の画像データグループと前記画像ブロックの関連性を示す情報を付与する関連性情報付与手段と、
    外部装置と通信を行う通信手段と、
    前記外部装置からの記録指示を受け取る記録制御手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記記録指示を受け取った場合に、前記記録指示に添付される画像ブロックを特定する情報と前記関連性情報付与手段にて付与された関連性情報とを用いて前記第1のバッファに一時記憶された画像データグループを特定し、特定した画像データグループを前記記録媒体に記録するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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