JP2017118019A - 蓄電デバイス及び蓄電モジュール - Google Patents

蓄電デバイス及び蓄電モジュール Download PDF

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達也 山本
正康 稲熊
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Abstract

【課題】デバイスを大型化させることなく、外装フィルムの封止部の密封性を確保することが可能な蓄電デバイス、及び、それを備えた蓄電モジュールを提供する。【解決手段】蓄電デバイス10の正極側では、電極ユニット20の一辺の一部から正極集電体211の一部たる延長部2112が第1の方向に延び、この延長部2112に固定された正極端子40の一部が、外装体30の一辺に形成された切欠き部34において外装体30から露出する。切欠き部34は、延長部2112を第1の方向に投影した領域から離間して配されており、切欠き部34の縁部において、一対の外装フィルムが正極端子40を挟んで相互に接合されることで、第1の封止部333が形成されている。蓄電デバイス10の負極側は、正極と負極とが相違するのみで同様の構成となっている。【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電デバイス、及び、複数の蓄電デバイスを備えた蓄電モジュールに関するものである。
ラミネートフィルムを用いたラミネート型の蓄電デバイス(電気二重層キャパシタ)として、ラミネートフィルムの4辺の熱シール部に窓部を設け、ラミネートフィルムに収容された集電金属の一部を正極又は負極として窓部から露出させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−343681号公報
上記の蓄電デバイスでは、窓部の近傍の熱シール部の幅が狭くなっているため、セル内部でガスが発生すると幅が狭くなっている熱シール部において熱シールが破れてしまう可能性がある。そこで、上記の蓄電デバイスにおいて、窓部の近傍の熱シール部の幅を、密封性が十分確保できる程度に広くすることが考えられる。しかし、ラミネートフィルム内では、セパレータの外周縁部が熱シール部の近傍に存在するので、熱シール部の幅をラミネートフィルムの内側に拡張することはできない。そのため、熱シール部の密封性を確保するために窓部の近傍の熱シール部の幅を拡大するためには、蓄電デバイスを大型化することでラミネートフィルムの面積を拡大する必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、蓄電デバイスを大型化することなく外装体の封止部の密封性を確保することが可能な蓄電デバイス、及び、それを備えた蓄電モジュールを提供することである。
[1]本発明に係る蓄電デバイスは、絶縁層を挟んだ状態で相互に重ねられた矩形状の正極板と矩形状の負極板とを備える電極ユニットと、前記電極ユニットを挟んだ状態で相互に重ねられた一対の矩形状の外装フィルムを備え、一対の前記外装フィルムの外周縁部が相互に接合されることで前記正極板及び前記負極板の各辺に沿って延びる四辺の封止部が形成された外装体と、前記正極板と電気的に接続され、前記外装体の内側から外側に延びる正極端子と、前記負極板と電気的に接続され、前記外装体の内側から外側に延びる負極端子とを備える蓄電デバイスであって、前記正極板は、前記正極板の一辺の一部から当該一辺に対して直交する第1の方向に延びる第1の延長部が設けられた正極集電体を備え、前記負極板は、前記負極板の一辺の一部から当該一辺に対して直交する第2の方向に延びる第2の延長部が設けられた負極集電体を備え、前記外装体は、前記第1の延長部が設けられた前記正極板の一辺に沿って延びる前記外装体の一辺に形成された第1の切欠き部と、前記第2の延長部が設けられた前記負極板の一辺に沿って延びる前記外装体の一辺に形成された第2の切欠き部とを備え、前記正極端子は、前記第1の延長部に電気的に接続された状態で固定され、一部が前記第1の切欠き部において前記外装体から露出し、前記負極端子は、前記第2の延長部に電気的に接続された状態で固定され、一部が前記第2の切欠き部において前記外装体から露出し、前記第1の切欠き部は、前記第1の延長部を前記第1の方向に投影した領域から離間して配され、前記第2の切欠き部は、前記第2の延長部を前記第2の方向に投影した領域から離間して配され、前記封止部は、前記第1の切欠き部の縁部において、一対の前記外装フィルムが前記正極端子を挟んだ状態で相互に接合されることで形成された第1の封止部と、前記第2の切欠き部の縁部において、一対の前記外装フィルムが前記正極端子を挟んだ状態で相互に接合されることで形成された第2の封止部とを備える。
[2]上記発明において、前記正極端子は、前記第1の延長部に電気的に接続された状態で固定され、前記第1の延長部から前記第1の方向に対して直交する方向に延びる第1の細長部と、前記第1の延長部から離間した位置において前記第1の細長部から前記第1の方向に突出して、全体又は一部が前記第1の切欠き部において前記外装体から露出する第1の突出部とを備えてもよい。また、前記負極端子は、前記第2の延長部に電気的に接続された状態で固定され、前記第2の延長部から前記第2の方向に対して直交する方向に延びる第2の細長部と、前記第2の延長部から離間した位置において前記第2の細長部から前記第2の方向に突出して、全体又は一部が前記第2の切欠き部において前記外装体から露出する第2の突出部とを備えてもよい。
[3]上記発明において、前記第1の切欠き部及び前記第2の切欠き部の少なくとも一方は、前記外装体の角に配されていてもよい。
[4]上記発明において、前記第1の切欠き部及び前記第2の切欠き部の少なくとも一方は、前記外装体の角から離間して配されていてもよい。
[5]本発明に係る蓄電デバイスは、上記の第1及び第2の蓄電デバイスを備える蓄電モジュールであって、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子と前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子とが電気的に接続され、又は、前記第1の蓄電デバイスの前記負極端子と前記第2の蓄電デバイスの前記正極端子とが電気的に接続されている。
[6]上記発明において、前記第1の蓄電デバイスは、前記第2の蓄電デバイスの上に重ねて設けられ、前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスとの間に配されて前記第1の蓄電デバイスを支持する第1の支持部材と、前記第2の蓄電デバイスを支持する第2の支持部材とを備えてもよい。また、前記第1の支持部材は、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第1の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第1の端子と、前記第1の蓄電デバイスの前記負極端子の前記第2の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第2の端子とを備え、前記第2の支持部材は、前記第2の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第1の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第3の端子と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子の前記第2の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第4の端子とを備え、前記第1の支持部材の前記第1の端子と前記第2の支持部材の前記第4の端子とが電気的に接続され、又は前記第1の支持部材の前記第2の端子と前記第2の支持部材の前記第3の端子とが電気的に接続されていてもよい。
本発明では、第1及び第2の切欠き部の縁部を、四辺の封止部と同等の幅で封止することが可能になるので、蓄電デバイスを大型化することなく外装体の封止部の密封性を確保することができる。
図1は、本発明の実施形態における蓄電デバイスを示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、図1に示す蓄電デバイスの内部を上側から示す平面図である。 図4は、他の実施形態に係る蓄電デバイスを示す平面図である。 図5は、図4に示す蓄電デバイス10の内部を上側から示す平面図である。 図6は、他の実施形態に係る蓄電デバイスを示す平面図である。 図7は、本発明の実施形態における蓄電モジュールを示す斜視図である。 図8は、図7に示す蓄電モジュールを示す分解斜視図である。 図9は、図7に示す蓄電モジュールの等価回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る蓄電デバイス10を示す平面図であり、図2は、図1のII-II断面図である。また、図3は、蓄電デバイス10の内部を上側から示す平面図である。これらの図に示す蓄電デバイス10は、ラミネート型のリチウムイオンキャパシタであり、電極ユニット20と、電極ユニット20を収容する外装体30と、電極ユニット20に電気的に接続された正極端子40及び負極端子50とを備えている。
本実施形態における電極ユニット20は、複数の正極板21と、複数の負極板22と、複数のセパレータ23とを備えている。正極板21と負極板22は、セパレータ23を介して交互に積層されている。なお、電極ユニット20を構成する正極板21、負極板22、及びセパレータ23の枚数は特に限定されない。
正極板21は、正極集電体211と、当該正極集電体211の両面に設けられた正極活物質層212とを備えている。なお、最上段の正極板21については、正極集電体211の下面のみに正極活物質層212が設けられている。
正極板21の正極集電体211は、多数の貫通孔を有する箔状の部材である。この正極集電体211は、エキスパンドメタル、パンチングメタル等で構成されている。また、この正極集電体211を構成する材料としては、アルミニウムやステンレス等の金属材料を用いることができ、本実施形態では、アルミニウムを用いている。
正極板21の正極活物質層212は、正極活物質等を正極集電体211の表面に塗布等により付着させることで形成されている。正極活物質層212が含有する正極活物質としては、リチウムを可逆的に担持することが可能であれば特に限定されないが、例えば、活性炭粉末を例示できる。なお、正極活物質層212は、必要に応じて、導電材、バインダ等を含有してもよい。
負極板22は、負極集電体221と、当該負極集電体221の両面に設けられた負極活物質層222とを備えている。なお、最下段の負極板22については、負極集電体221の上面のみに負極活物質層222が設けられている。
負極板22の負極集電体221は、上述の正極集電体211と同様に、多数の貫通孔を有する箔状の部材である。この負極集電体221は、エキスパンドメタル、パンチングメタル等で構成されている。また、この負極集電体221を構成する金属材料としては、銅、ステンレス、ニッケル等を用いることができ、本実施形態では、銅を用いている。
負極板22の負極活物質層222は、負極活物質等を負極集電体221の表面に塗布等により付着させることで形成されている。負極活物質層222が含有する負極活物質としては、リチウムを可逆的に担持することが可能であれば特に限定されないが、例えば、グラファイト、種々の炭素材料、ポリアセン系の導電性高分子、錫酸化物、珪素酸化物等を例示できる。なお、負極活物質層222は、必要に応じて、導電材、バインダ等を含有してもよい。
セパレータ23は、電解液、正極活物質、負極活物質等に対して耐久性があり、連通孔を有するが電子伝導性のない多孔体から構成されている。このセパレータは、具体的には、ガラス繊維、又は、ポリエチレン若しくはポリプロピレン等からなる布若しくは不織布から構成されている。このセパレータ23には電解液が含浸されている。電解液は、通常液体であってセパレータ23に含浸されるが、漏液を防止するためにゲル状又は固体状にして用いてもよく、この場合には、セパレータ23を省略してもよい。
電解液を構成する溶媒としては、非プロトン性有機溶媒を用いることが好ましい。この非プロトン性有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、アセトニトリル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、塩化メチレン、スルホラン等を例示することができる。また、これら非プロトン性有機溶媒の二種以上を混合した混合液を用いてもよい。
また、上記の溶媒に溶解させる電解質としては、リチウムイオンを生成し得る電解質であれば、あらゆるものを用いることができる。このような電解質としては、例えば、LiI、LiClO、LiAsF、LiBF、LiPF等を例示することができる。
さらに、本実施形態における電極ユニット20は、リチウム供給源として、蓄電デバイス10の内部に、リチウム極集電体242上に設けられたリチウム極241を備えている。リチウム極241は、リチウム極集電体242の上面に圧着された金属箔又は金属板から構成されている。このリチウム極241は、少なくともリチウムを含有し、リチウムイオンを供給することのできる材料から構成されている。このリチウム極241を構成する具体的な材料としては、例えば、リチウム−アルミニウム合金等を例示することができる。リチウム極集電体242は、ステンレスメッシュ、銅エキスパンドメタル等の導電性多孔体から構成されている。このリチウム極241及びリチウム極集電体242は、最下段の負極板22に積層されている。
本実施形態では、リチウム極241及びリチウム極集電体242が負極の一部を構成している。すなわち、後述するように、リチウム極集電体242は負極端子50に接続されており、負極活物質にリチウムを担持させることが可能となっている。リチウムを負極にスムーズに担持させるために、リチウム極241及びリチウム極集電体242を負極板22に対向するように配置することが好ましい。
なお、リチウム極241及びリチウム極集電体242は、図2に示す形態に限定されない。例えば、特に図示しないが、(1)最上段の正極板21の上にさらに負極板22を設けて当該負極板22の上にリチウム極241及びリチウム極集電体242をさらに追加した形態、(2)電極ユニット20の中央領域の2つの負極板22,22の間にリチウム極241を追加した形態としてもよい。
正極集電体211は、長方形状の基板部2111と、基板部2111の一方の短辺の中央から当該短辺に対して直交する方向(本発明における第1の方向に相当)に延びる延長部2112とを備えている。基板部2111の角部は円弧状に形成されている。延長部2112は、平面視にて長方形状に形成されており、延長部2112の長辺は、前記基板部2111の短辺に対して平行になっている。この延長部2112の長辺の長さは、基板部2111の短辺の長さの1/2程度に設定されている。
図2及び図3に示すように、延長部2112は、基端側において蓄電デバイス10の厚さ方向の中心に向かって折り曲げられ、さらに先端側において蓄電デバイス10の外周側に向かって折り曲げられている。延長部2112の先端部には、基板部2111に対して平行な長方形状の接合部2112Aが形成されており、複数の延長部2112の接合部2112Aが、相互に重ね合わされて溶接等により接合されている。
負極集電体221は、長方形状の基板部2211と、基板部2211の一方の短辺の中央から当該短辺に対して直交する方向(本発明における第2の方向に相当)に延びる延長部2212とを備えている。基板部2211の角部は円弧状に形成されている。延長部2212は、平面視にて長方形状に形成されており、延長部2212の長辺は、前記基板部2211の短辺に対して平行になっている。この延長部2212の長辺の長さは、基板部2211の短辺の長さの1/2程度に設定されている。
延長部2212は、基端側において蓄電デバイス10の厚さ方向の中心に向かって折り曲げられ、さらに先端側において蓄電デバイス10の外周側に向かって折り曲げられている。延長部2212の先端部には、基板部2211に対して平行な長方形状の接合部2212Aが形成されており、複数の延長部2212の接合部2212Aが、相互に重ね合わされて溶接等により接合されている。
即ち、電極ユニット20は、長方形状の基板部2111、2211及びセパレータ23が積層されてなる電極積層体20Aと、長方形状の接合部2112Aが積層されてなる正極集電積層体20Bと、長方形状の接合部2212Aが積層されてなる負極集電積層体20Cとを備える。
外装体30は、上側部材31と下側部材32とを備えている。上側部材31は、長方形状のラミネートフィルムであり、平面視にて長方形状の凹部311を中央に有している。下側部材32も同様に、長方形状のラミネートフィルムであり、平面視にて長方形状の凹部321を中央に有している。凹部311,321は、上下に重なり合っており、電極積層体20Aを収容可能な空間を形成している。
上側部材31及び下側部材32を構成するラミネートフィルムは、図2の拡大図に示すように、アルミニウム等から構成される金属箔30Aと、当該金属箔30Aの両面にそれぞれ積層された第1及び第2の樹脂フィルム30B,30Cとを備えており、適度な可撓性を有している。金属箔30Aの内面に積層された第1の樹脂フィルム30Bは、耐電解液性及び熱融着性に優れたポリプロピレン等の樹脂材料から構成されている。一方、金属箔30Aの外面に積層された第2の樹脂フィルム30Cは、電気絶縁性に優れた樹脂材料から構成されている。
上側部材31の外周縁と下側部材32の外周縁とは、第1の樹脂フィルム30Bが相互に熱融着されることによって接合されている。これにより、外装体30の全周に亘って、外装体30を封止する封止部(熱シール部)33が形成され、電極ユニット20が密封状態の外装体30の内部に収容されている。
図3に示すように、封止部33は、外装体30の短辺を封止する一対の短辺封止部331と、外装体30の長辺を封止する一対の長辺封止部332とを備えている。長辺封止部332と凹部311、321の長辺とは離間していないのに対して、短辺封止部331と凹部311、321の短辺とは離間している。ここで、一方の短辺封止部331と凹部311、321の一方の短辺との間には、正極集電積層体20Bが配され、他方の短辺封止部331と凹部311、321の他方の短辺との間には、負極集電積層体20Cが配されている。
外装体30の一方の長辺を挟む2角には、それぞれ切欠き部34,35が形成されている。切欠き部34は、一方の長辺封止部332と正極集電積層体20B側の短辺封止部331との交差部を矩形状に切り欠くことにより形成されている。また、切欠き部34は、正極集電体211の延長部2112を基板部2111の短辺に対して直交する方向(本発明における第1の方向に相当)に投影した領域から離間して配されている。
一方、切欠き部35は、一方の長辺封止部332と負極集電積層体20C側の短辺封止部331との交差部を矩形状に切り欠くことにより形成されている。また、切欠き部35は、負極集電体221の延長部2212を基板部2211の短辺に対して直交する方向(本発明における第2の方向に相当)に投影した領域から離間して配されている。
なお、以下の説明では、外装体30において正極集電積層体20B及び切欠き部34が設けられている側を、外装体30の正極側と称し、外装体30において負極集電積層体20C及び切欠き部35が設けられている側を外装体30の負極側と称する。
正極端子40は、表面処理層を有する板状の基材で形成されており、この基材は、アルミニウムを主成分とする金属材料、すなわちアルミニウム又はアルミニウム合金から構成されている。正極端子40は、L字型に形成されており、細長の長方形状の細長部41と、細長部41の長手方向一端部から突出した矩形状の接点部42とを備えている。
正極端子40は、外装体30の正極側に配されている。細長部41は、外装体30の正極側において、短辺封止部331と凹部311、321の短辺との間にこれらに対して平行に配されている。この細長部41の長手方向他端側(接点部42側の反対側)と正極集電積層体20Bとは、相互に重ね合わされて溶接等により接合されている。一方、細長部41の長手方向一端側は、切欠き部34,35に挟まれた外装体30の長辺まで延びており、接点部42が切欠き部34において外装体30から露出している。この接点部42の中央には、ネジ用の貫通孔42Aが形成されている。
負極端子50は、表面処理層を有する板状の基材で形成されており、この基材は、銅を主成分とする金属材料、すなわち銅又は銅合金から構成されている。負極端子50は、L字型に形成されており、細長の長方形状の細長部51と、細長部51の長手方向一端部から突出した矩形状の接点部42とを備えている。
負極端子50は、外装体30の負極側に配されている。細長部51は、外装体30の負極側において、短辺封止部331と凹部311、321の短辺との間にこれらに対して平行に配されている。この細長部51の長手方向他端側(接点部52側の反対側)と負極集電積層体20Cとは、相互に重ね合わされて溶接等により接合されている。一方、細長部51の長手方向一端側は、切欠き部34,35に挟まれた外装体30の長辺まで延びており、接点部52が切欠き部35において外装体30から露出している。この接点部52の中央には、ネジ用の貫通孔52Aが形成されている。
封止部33は、上述の短辺封止部331及び長辺封止部332に加えて、第1の封止部333及び第2の封止部334を備える。ここで、切欠き部34,35の間の長辺封止部332は、正極端子40の細長部41と負極端子50の細長部51との間において、上側部材31と下側部材32とが直接接合されることで形成されている。それに対して、第1の封止部333は、正極端子40の細長部41を介して上側部材31と下側部材32とが接合されることで形成され、第2の封止部334は、負極端子50の細長部51を介して上側部材31と下側部材32とが接合されることで形成されている。
細長部41の長手方向一端側の両面には、第1の樹脂フィルム30Bと同様の構成の第3の樹脂フィルム43が形成されている。この第3の樹脂フィルム43は、長方形状に形成されており、第3の樹脂フィルム43の幅は、短辺封止部331及び長辺封止部332の幅と同一、または短辺封止部331及び長辺封止部332よりも幅広であり、第3の樹脂フィルム43の長さは、短辺封止部331及び長辺封止部332の幅の2倍程度である。それにより、第3の樹脂フィルム43は、切欠き部34と長辺封止部332の長手方向一端部との間から、短辺封止部331の長手方向一端部と凹部311、321の短辺との間まで広がっている。ここで、第3の樹脂フィルム43は、第1の封止部333よりも幅広であり、第1の封止部333から接点部42の表裏両面に食み出している。また、第3の樹脂フィルム43は、第2の封止部334よりも幅広であり、第2の封止部334から接点部52の表裏両面に食み出している。
第1の封止部333は、上側部材31の第1の樹脂フィルム30Bと細長部41の上面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着すると共に、下側部材32の第1の樹脂フィルム30Bと細長部41の下面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着することにより形成されている。これにより、第1の封止部333は、切欠き部34と長辺封止部332の長手方向一端部との間から、短辺封止部331の長手方向一端部と凹部311、321の短辺との間までを封止している。以上により、切欠き部34の縁部には、同じ幅の短辺封止部331、第1の封止部333及び長辺封止部332が連続的に接続された封止構造が形成されている。
一方、外装体30の負極側では、細長部51の長手方向一端側の両面に、第3の樹脂フィルム43が形成されている。第3の樹脂フィルム43は、切欠き部35と長辺封止部332の長手方向他端部との間から、短辺封止部331の一端部と凹部311、321の短辺との間まで広がっている。
第2の封止部334は、上側部材31の第1の樹脂フィルム30Bと細長部51の上面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着すると共に、下側部材32の第1の樹脂フィルム30Bと細長部51の下面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着することにより形成されている。これにより、第2の封止部334は、切欠き部35と長辺封止部332の長手方向他端部との間から、短辺封止部331の長手方向一端部と凹部311、321の短辺との間までを封止している。以上により、切欠き部35の縁部には、同じ幅の短辺封止部331、第2の封止部334及び長辺封止部332が連続的に接続された封止構造が形成されている。
以上のように、本実施形態に係る蓄電デバイス10では、正極集電体211に設けられた延長部2112が、正極板21の一辺の一部から当該一辺に対して直交する方向(以下、第1の方向という)に延び、この延長部2112に正極端子40が電気的に接続された状態で固定されている。正極板21の延長部2112が設けられた一辺に沿って延びる外装体30の一辺には、切欠き部34が形成されており、正極端子40の一部が切欠き部34において外装体30から露出している。ここで、切欠き部34が、延長部2112を上記第1の方向に投影した領域から離間して配され、切欠き部34と電極ユニット20との間に、短辺封止部331及び長辺封止部332の幅以上の間隔が確保されている。そこで、切欠き部34と電極ユニット20との間において、電極ユニット20を挟むことなく正極端子40の細長部41を挟んだ状態で、上側部材31と下側部材32とを相互に接合している。即ち、切欠き部34の縁部に、同じ幅の短辺封止部331、第1の封止部333及び長辺封止部332が連続的に接続された封止構造を形成している。
外装体30の負極側についても同様に、負極集電体221に設けられた延長部2212が、負極板22の一辺の一部から当該一辺に対して直交する方向(以下、第2の方向という)に延び、この延長部2212に負極端子50が電気的に接続された状態で固定されている。負極板22の延長部2212が設けられた一辺に沿って延びる外装体30の一辺には、切欠き部35が形成されており、負極端子50の一部が切欠き部35において外装体30から露出している。ここで、切欠き部35が、延長部2212を上記第2の方向に投影した領域から離間して配され、切欠き部35と電極ユニット20との間に、短辺封止部331及び長辺封止部332の幅以上の間隔が確保されている。そこで、切欠き部35と電極ユニット20との間において、電極ユニット20を挟むことなく負極端子50の細長部51を挟んだ状態で、上側部材31と下側部材32とを相互に接合している。即ち、切欠き部35の縁部に、同じ幅の短辺封止部331、第2の封止部334及び長辺封止部332が連続的に接続された封止構造を形成している。
従って、切欠き部34、35の縁部を含む外装体30の全周を、同等の幅で封止することが可能になるので、蓄電デバイス10を大型化させることなく、外装体30の封止部33の密封性を確保することができる。
また、正極端子40では、正極集電体211の延長部2112に電気的に接続された状態で固定された細長部41が、延長部2112上から上記第1の方向に対して直交する方向に延びており、接点部42が、延長部2112から離間した位置において細長部41から上記第1の方向に突出している。この接点部42が、切欠き部34において外装体30から露出している。これにより、切欠き部34の縁部に正極集電体211を存在させることなく正極端子40を切欠き部34まで導出できるので、切欠き部34の縁部を封止する幅を十分に確保できる。
また、負極端子50では、負極集電体221の延長部2212に電気的に接続された状態で固定された細長部51が、延長部2212上から上記第2の方向に対して直交する方向に延びており、接点部52が、延長部2212から離間した位置において細長部51から上記第2の方向に突出している。この接点部52が、切欠き部35において外装体30から露出している。これにより、切欠き部35の縁部に負極集電体221を存在させることなく負極端子50を切欠き部35まで導出できるので、切欠き部35の縁部を封止する幅を十分に確保できる。
図4は、他の実施形態に係る蓄電デバイス100を示す平面図であり、図5は、蓄電デバイス100の内部を上側から示す平面図である。これらの図に示すように、本実施形態に係る蓄電デバイス100は、上述の実施形態に係る蓄電デバイス10と比較して、接点部42、52及び切欠き部34、35の位置が異なる。なお、上述の実施形態と同様の構成については、繰り返しの説明を省略し、上述の実施形態においてした説明を援用する。
切欠き部34は、外装体30の正極側の角部から離れて外装体30の正極側の短辺に形成されている。また、切欠き部34は、正極集電積層体20Bを上記第1の方向に投影した領域と外装体30の正極側の角部との間に配されている。
切欠き部35は、外装体30の負極側の角部から離れて外装体30の負極側の短辺に形成されている。また、切欠き部35は、負極集電積層体20Cを上記第2の方向に投影した領域と外装体30の負極側の角部との間に配されている。
正極端子40の細長部41の長手方向一端側(接点部42側)は、切欠き部34と凹部311、321の短辺との間まで延びている。正極端子40の接点部42は、長方形状に形成されており、接点部42の長手方向一端側は、切欠き部34において外装体30から露出し、接点部42の長手方向他端側は、上側部材31の短辺と下側部材32の短辺との間に介在している。この接点部42の長手方向一端側には、ネジ用の貫通孔42Aが形成されている。
第3の樹脂フィルム43は、L字型に形成されている。外装体30の正極側では、第3の樹脂フィルム43が、細長部41の長手方向一端側と接点部42の長手方向他端側とを被覆している。ここで、第3の樹脂フィルム43は、細長部41の長手方向一端部と外装体30とに跨ってこれらを被覆すると共に、接点部42の長手方向他端側と外装体30とに跨ってこれらを被覆するように形成されている。
外装体30の負極側では、第3の樹脂フィルム43が、細長部51の長手方向一端側と接点部52の長手方向他端側とを被覆している。ここで、第3の樹脂フィルム43は、細長部51の長手方向一端部と外装体30とに跨ってこれらを被覆すると共に、接点部52の長手方向他端側と外装体30とに跨ってこれらを被覆するように形成されている。
第1の封止部333では、上側部材31の第1の樹脂フィルム30Bと正極端子40の上面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着すると共に、下側部材32の第1の樹脂フィルム30Bと正極端子40の下面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着している。また、第1の封止部333では、上下の第3の樹脂フィルム43に正極端子40から食み出した部分が存在するところ、これらの上下の食み出し部分が相互に熱融着される。以上により、切欠き部34の縁部に、同じ幅の短辺封止部331、第1の封止部333及び長辺封止部332が連続的に接続された封止構造が形成されている。
第2の封止部334では、上側部材31の第1の樹脂フィルム30Bと負極端子50の上面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着すると共に、下側部材32の第1の樹脂フィルム30Bと負極端子50の下面側の第3の樹脂フィルム43とが熱融着している。また、第1の封止部333では、上下の第3の樹脂フィルム43に負極端子50から食み出した部分が存在するところ、これらの上下の食み出し部分が相互に熱融着される。以上により、切欠き部35の縁部に、同じ幅の短辺封止部331、第2の封止部334及び長辺封止部332が連続的に接続された封止構造が形成されている。
図6は、他の実施形態に係る蓄電デバイス200を示す平面図である。この図に示すように、本実施形態に係る蓄電デバイス200は、上述の実施形態に係る蓄電デバイス10、と比較して、接点部42、52及び切欠き部34、35の位置関係が異なる。なお、上述の実施形態と同様の構成については、繰り返しの説明を省略し、上述の実施形態においてした説明を援用する。
切欠き部34と切欠き部35とは、外装体30の一組の対角に形成されており、接点部42と接点部52とは、外装体30の一組の対角に配されている。切欠き部34と切欠き部35とは、外装体30の中心点に対して対称に構成されている。また、正極端子40と負極端子50とは、外装体30の中心点に対して対称に構成されている。さらに、第1の封止部333と第2の封止部334とは、外装体30の中心点に対して対称に構成されている。また、図示しないものの、上述した蓄電デバイス200と同様に、図5に示した蓄電デバイス100の接点部42、52及び切欠き部34、35の位置関係が、外装体30の中心点に対して対称に構成されていてもよい。
ここで、上述の実施形態における「電極ユニット20」が本発明における「電極ユニット」の一例に相当し、上述の実施形態における「正極板21」が本発明における「正極板」の一例に相当し、上述の実施形態における「負極板22」が本発明における「負極板」の一例に相当し、上述の実施形態における「セパレータ23」が本発明における「絶縁層」の一例に相当する。
また、上述の実施形態における「正極集電体211」が本発明における「正極集電体」の一例に相当し、上述の実施形態における「延長部2112」が本発明における「第1の延長部」の一例に相当する。また、上述の実施形態における「負極集電体221」が本発明における「負極集電体」の一例に相当し、上述の実施形態における「延長部2212」が本発明における「第2の延長部」の一例に相当する。
また、上述の実施形態における「外装体30」が本発明における「外装体」の一例に相当し、上述の実施形態における「上側部材31」及び「下側部材32」が本発明における「外装フィルム」の一例に相当し、上述の実施形態における「封止部33」が本発明における「封止部」に相当し、上述の実施形態における「第1の封止部333」が本発明における「第1の封止部」の一例に相当し、上述の実施形態における「第2の封止部334」が本発明における「第2の封止部」の一例に相当する。また、上述の実施形態における「切欠き部34」が本発明における「第1の切欠き部」の一例に相当し、上述の実施形態における「切欠き部35」が本発明における「第2の切欠き部」の一例に相当する。
また、上述の実施形態における「正極端子40」が本発明における「正極端子」の一例に相当し、上述の実施形態における「細長部41」が本発明における「第1の細長部」の一例に相当し、上述の実施形態における「接点部42」が本発明における「第1の突出部」の一例に相当する。
また、上述の実施形態における「負極端子50」が本発明における「負極端子」の一例に相当し、上述の実施形態における「細長部51」が本発明における「第2の細長部」の一例に相当し、上述の実施形態における「接点部52」が本発明における「第2の突出部」の一例に相当する。
図7は、複数の蓄電デバイス10から構成される蓄電モジュール1を示す斜視図であり、図8は、蓄電モジュール1を示す分解斜視図であり、図9は、蓄電モジュール1の等価回路図である。これらの図に示すように、蓄電モジュール1は、相互に積層された複数(本例では10個)の蓄電デバイス10と、蓄電デバイス10を支持する複数(蓄電デバイス10と同数であり、本例では10個)の支持部材2とを備えている。
複数の蓄電デバイス10は、下段の蓄電デバイス10の正極端子40の接点部42が上段の蓄電デバイス10の負極端子50の接点部52に対向するように積層されている。相互に隣り合う蓄電デバイス10の間には、電気絶縁材料から構成される板状の支持部材2がそれぞれ介装されている。
支持部材2は、長方形状の板部2Aと、板部2Aの四隅に設けられた耳部2Bとを備えている。耳部2Bは、板部2Aと比較して厚みが大きくなっており、板部2Aの隅部から上下に突出している。また、耳部2Bは、板部2Aの隅部から板部2Aの長手方向に突出しており、この突出部に貫通孔2Cが形成されている。複数の支持部材2は、四隅の貫通孔2Cに挿通されたボルト3により締結されている。あるいは、ボルト3を用いて締結するのではなく、複数の支持部材2の積層体全体を上下からクランプすることで一体化してもよい。
板部2Aの長辺を挟んだ一対の耳部2Bには、上面から側面に跨って端子部5が設けられている。この端子部5の上面は、蓄電デバイス10の接点部42、52に対応する位置に設けられている。また、端子部5の上面の中央にはネジ孔5Aが形成されている。接点部42は、貫通孔42Aに挿通されたネジ4により一方の端子部5の上面に固定されている。また、接点部52は、貫通孔52Aに挿通されたネジ4により他方の端子部5の上面に固定されている。尚、本発明の蓄電デバイス10においては、接点部42、52にはネジ孔5Aが形成されておらず、接点部42及び接点部52と、一方及び他方の端子部5とが溶接により固定されていても良い。その他、半田や導電性接着剤等によって固定されていてもよい。
ここで、耳部2Bの下面には、ネジ4の頭部との干渉を避けるための凹部(図示省略)が形成されている。これにより、上側の耳部2Bの下面と下側の耳部2Bの上面とを当接させることが可能である。
端子部5の側面の中央にはネジ孔5Bが形成されている。正極端子40の接点部42が固定された上段の端子部5と、負極端子50の接点部52が固定された下段の端子部5とが、接続金具7を介して接続されている。そして、10個の蓄電デバイス10のうち最上段の蓄電デバイス10の正極端子40が、蓄電モジュール1の正極入出力端子を構成している。一方、10個の蓄電デバイス10のうち最下段の蓄電デバイス10の負極端子50が、蓄電モジュール1の負極入出力端子を構成している。
以上のように、本実施形態に係る蓄電モジュール1では、複数の蓄電デバイス10の外装体30の一辺に形成された切欠き部34、35にそれぞれ正極端子40の接点部42と負極端子50の接点部52とが設けられている。また、蓄電デバイス10を支持する支持部材2に、接点部42、52をネジ止めする端子部5が設けられている。そして、接点部52が固定された負極の端子部5と、その下側において接点部42が固定された正極の端子部5とが、支持部材2の側面において薄板である接続金具7を介してネジ止めされることにより、積層された蓄電デバイス10が電気的に直列に接続されている。
これにより、蓄電デバイス10の面積を大きくすることなく蓄電モジュール1の平面積を外装体30と同等にまで低減できる。従って、蓄電モジュール1の小型化を効果的に実現できる。
上述の実施形態における「蓄電モジュール1」は本発明における「蓄電モジュール」の一例に相当し、上述の実施形態における「支持部材2」は本発明における「第1の支持部材」及び「第2の支持部材」の一例に相当し、上述の実施形態における「端子部5」は本発明における「第1の端子」、「第2の端子」、「第3の端子」、及び「第4の端子」に相当する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば、上述の実施形態では、リチウムイオンキャパシタを例に挙げて本発明を説明したが、本発明は、リチウムイオン電池等の他の蓄電デバイス及び蓄電モジュールにも適用できる。
また、上述の実施形態では、正極端子40及び負極端子50を各1個としたが、それぞれ複数個としてもよい。また、正極端子40及び負極端子50の形状は、L字型に限らず、他の形状にしてもよい。また、切欠き部34、35の形状は、矩形状に限らず、三角形状や円弧状等の他の形状にしてもよい。また、切欠き部34、35の双方を、外装体30の角あるいは角から離間した位置に形成することは必須ではなく、何れか一方を角に形成し、他方を角から離間した位置に形成する等してもよい。
また、上述の実施形態では、正極集電体211の延長部2112と負極集電体221の延長部2212とを、電極ユニット20の対辺に設けたが、電極ユニット20の角を共有する2辺に設けたり、電極ユニット20の共通の一辺に設けたりしてもよい。さらに、延長部2112、2212を、電極ユニット20の辺の中央に設けることは必須ではなく、辺の端に設ける等してもよい。
1…蓄電モジュール
2…支持部材
2A…板部
2B…耳部
2C…貫通孔
3…ボルト
4…ネジ
5…端子部
5A…ネジ孔
5B…ネジ孔
7…接続金具
10…蓄電デバイス
20…電極ユニット
20A…電極積層体
20B…正極集電積層体
20C…負極集電積層体
21…正極板
211…正極集電体
2111…基板部
2112…延長部
2112A…接合部
212…正極活物質層
22…負極板
221…負極集電体
2211…基板部
2212…延長部
2212A…接合部
222…負極活物質層
23…セパレータ
241…リチウム極
242…リチウム極集電体
30…外装体
30A…金属箔
30B…第1の樹脂フィルム
30C…第2の樹脂フィルム
31…上側部材
311…凹部
32…下側部材
321…凹部
33…封止部
331…短辺封止部
332…長辺封止部
333…第1の封止部
334…第2の封止部
40…正極端子
41…細長部
42…接点部
42A…貫通孔
43…第3の樹脂フィルム
50…負極端子
51…細長部
52…接点部
52A…貫通孔
100…蓄電デバイス
200…蓄電デバイス

Claims (6)

  1. 絶縁層を挟んだ状態で相互に重ねられた矩形状の正極板と矩形状の負極板とを備える電極ユニットと、
    前記電極ユニットを挟んだ状態で相互に重ねられた一対の矩形状の外装フィルムを備え、一対の前記外装フィルムの外周縁部が相互に接合されることで前記正極板及び前記負極板の各辺に沿って延びる四辺の封止部が形成された外装体と、
    前記正極板と電気的に接続され、前記外装体の内側から外側に延びる正極端子と、
    前記負極板と電気的に接続され、前記外装体の内側から外側に延びる負極端子と
    を備える蓄電デバイスであって、
    前記正極板は、
    前記正極板の一辺の一部から当該一辺に対して直交する第1の方向に延びる第1の延長部が設けられた正極集電体を備え、
    前記負極板は、
    前記負極板の一辺の一部から当該一辺に対して直交する第2の方向に延びる第2の延長部が設けられた負極集電体を備え、
    前記外装体は、
    前記第1の延長部が設けられた前記正極板の一辺に沿って延びる前記外装体の一辺に形成された第1の切欠き部と、
    前記第2の延長部が設けられた前記負極板の一辺に沿って延びる前記外装体の一辺に形成された第2の切欠き部と
    を備え、
    前記正極端子は、前記第1の延長部に電気的に接続された状態で固定され、一部が前記第1の切欠き部において前記外装体から露出し、
    前記負極端子は、前記第2の延長部に電気的に接続された状態で固定され、一部が前記第2の切欠き部において前記外装体から露出し、
    前記第1の切欠き部は、前記第1の延長部を前記第1の方向に投影した領域から離間して配され、
    前記第2の切欠き部は、前記第2の延長部を前記第2の方向に投影した領域から離間して配され、
    前記封止部は、
    前記第1の切欠き部の縁部において、一対の前記外装フィルムが前記正極端子を挟んだ状態で相互に接合されることで形成された第1の封止部と、
    前記第2の切欠き部の縁部において、一対の前記外装フィルムが前記正極端子を挟んだ状態で相互に接合されることで形成された第2の封止部と
    を備える蓄電デバイス。
  2. 請求項1に記載の蓄電デバイスであって、
    前記正極端子は、
    前記第1の延長部に電気的に接続された状態で固定され、前記第1の延長部から前記第1の方向に対して直交する方向に延びる第1の細長部と、
    前記第1の延長部から離間した位置において前記第1の細長部から前記第1の方向に突出して、全体又は一部が前記第1の切欠き部において前記外装体から露出する第1の突出部と
    を備え、
    前記負極端子は、
    前記第2の延長部に電気的に接続された状態で固定され、前記第2の延長部から前記第2の方向に対して直交する方向に延びる第2の細長部と、
    前記第2の延長部から離間した位置において前記第2の細長部から前記第2の方向に突出して、全体又は一部が前記第2の切欠き部において前記外装体から露出する第2の突出部と
    を備える蓄電デバイス。
  3. 請求項1又は2に記載の蓄電デバイスであって、
    前記第1の切欠き部及び前記第2の切欠き部の少なくとも一方は、前記外装体の角に配されている蓄電デバイス。
  4. 請求項1又は2に記載の蓄電デバイスであって、
    前記第1の切欠き部及び前記第2の切欠き部の少なくとも一方は、前記外装体の角から離間して配されている蓄電デバイス。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の第1及び第2の蓄電デバイスを備える蓄電モジュールであって、
    前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子と前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子とが電気的に接続され、又は、前記第1の蓄電デバイスの前記負極端子と前記第2の蓄電デバイスの前記正極端子とが電気的に接続されている蓄電モジュール。
  6. 請求項5に記載の蓄電モジュールであって、
    前記第1の蓄電デバイスは、前記第2の蓄電デバイスの上に重ねて設けられ、
    前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスとの間に配されて前記第1の蓄電デバイスを支持する第1の支持部材と、
    前記第2の蓄電デバイスを支持する第2の支持部材と
    を備え、
    前記第1の支持部材は、
    前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第1の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第1の端子と、
    前記第1の蓄電デバイスの前記負極端子の前記第2の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第2の端子と
    を備え、
    前記第2の支持部材は、
    前記第2の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第1の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第3の端子と、
    前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子の前記第2の切欠き部から露出した一部が、電気的に接続された状態で固定される第4の端子と
    を備え、
    前記第1の支持部材の前記第1の端子と前記第2の支持部材の前記第4の端子とが電気的に接続され、又は前記第1の支持部材の前記第2の端子と前記第2の支持部材の前記第3の端子とが電気的に接続されている蓄電モジュール。
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JP2021510903A (ja) * 2018-09-10 2021-04-30 エルジー・ケム・リミテッド Icb組立体、それを含むバッテリーモジュール及びその製造方法

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