JP2017117756A - 制御方法及び制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用条件に応じた電力がバッテリに入出力されやすい制御方法及び制御装置を提供する。【解決手段】本発明に係る制御方法は、所定時間入力することにより、バッテリ(111)の温度がバッテリ(111)に設定された上限温度に達する上限温度到達電力に基づいて、バッテリ(111)に対する入出力電力を算出する算出ステップと、算出した入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定し、決定した入出力可能電力に基づいてバッテリ(111)に入出力する電力を決定する決定ステップと、決定した電力でバッテリ(111)の充放電を制御する制御ステップとを含む。【選択図】図2
Description
本発明は、制御方法及び制御装置に関する。
二次電池(バッテリ)の充電において、バッテリに所定以上の電力を入力すると、バッテリ内において電解液の還元分解が発生し、バッテリが劣化することが知られている。この問題は、特にバッテリの温度が高くなるほど、発生しやすい。また、バッテリに所定以上の電力を入力し続けると、熱暴走する可能性も高くなる。このような問題に対し、従来、バッテリ温度を測定し、バッテリ温度に応じて入出力する電力の上限値を決定する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、二次電池に入出力可能な電力の上限値は、時間の経過による使用条件の変化とともに変化する。そのため、使用条件の変化に合わせた入出力可能電力の上限値を得ることができれば、バッテリの劣化が発生しにくい状態を維持しつつ、可能な限り大きな電力をバッテリに入力しやすくなる。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、使用条件に応じた電力がバッテリに入出力されやすい制御方法及び制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係る制御方法は、
所定時間入力することにより、バッテリの温度が該バッテリに設定された上限温度に達する上限温度到達電力に基づいて、前記バッテリに対する入出力電力を算出する算出ステップと、
前記算出した入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定し、該決定した入出力可能電力に基づいて前記バッテリに入出力する電力を決定する決定ステップと、
前記決定した電力で前記バッテリの充放電を制御する制御ステップとを含む。
所定時間入力することにより、バッテリの温度が該バッテリに設定された上限温度に達する上限温度到達電力に基づいて、前記バッテリに対する入出力電力を算出する算出ステップと、
前記算出した入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定し、該決定した入出力可能電力に基づいて前記バッテリに入出力する電力を決定する決定ステップと、
前記決定した電力で前記バッテリの充放電を制御する制御ステップとを含む。
また、第2の観点に係る制御方法において、
前記算出ステップは、前記バッテリが現在の温度を維持可能な温度維持電力及び前記上限温度到達電力の和と、前記バッテリの内部抵抗とに基づいて算出される電流に基づき、前記入出力電力を算出する。
前記算出ステップは、前記バッテリが現在の温度を維持可能な温度維持電力及び前記上限温度到達電力の和と、前記バッテリの内部抵抗とに基づいて算出される電流に基づき、前記入出力電力を算出する。
また、第3の観点に係る制御方法は、
前記バッテリが電力を供給して運転を行う被駆動装置の運転条件に基づき、前記所定時間を決定するステップをさらに含む。
前記バッテリが電力を供給して運転を行う被駆動装置の運転条件に基づき、前記所定時間を決定するステップをさらに含む。
また、第4の観点に係る制御方法において、
前記算出ステップは、前記バッテリに設定された上下限電圧に基づいて、前記入出力電力とは異なる他の入出力電力をさらに算出し、
前記決定ステップは、前記入出力電力と前記他の入出力電力とのセレクトローにより、前記入出力可能電力を決定する、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の制御方法。
前記算出ステップは、前記バッテリに設定された上下限電圧に基づいて、前記入出力電力とは異なる他の入出力電力をさらに算出し、
前記決定ステップは、前記入出力電力と前記他の入出力電力とのセレクトローにより、前記入出力可能電力を決定する、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の制御方法。
また、第5の観点に係る制御装置は、
バッテリに設定された上限温度を記憶する記憶部と、
所定時間入力することにより、バッテリの温度が前記上限温度に達する上限温度到達電力に基づいて、前記バッテリに対する入出力電力を算出し、該算出した入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定し、該決定した入出力可能電力に基づいて前記バッテリに入出力する電力を決定し、該決定した電力で前記バッテリの充放電を制御する制御部とを備える。
バッテリに設定された上限温度を記憶する記憶部と、
所定時間入力することにより、バッテリの温度が前記上限温度に達する上限温度到達電力に基づいて、前記バッテリに対する入出力電力を算出し、該算出した入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定し、該決定した入出力可能電力に基づいて前記バッテリに入出力する電力を決定し、該決定した電力で前記バッテリの充放電を制御する制御部とを備える。
第1の観点に係る制御方法によれば、バッテリの温度が上限温度に達する電力を使用して入出力電力を算出し、算出した入出力電力を入出力可能電力として決定する。そのため、この制御方法によれば、バッテリの温度が上限温度を超えないようにしながら、可能な限り大きな電力を入力可能電力と決定できる。従って、バッテリの温度に応じて入力可能電力が決定され、入力可能電力に基づいてバッテリに電力が入力されるため、使用条件に応じた電力がバッテリに入力されやすくなる。
また、第2の観点に係る制御方法によれば、バッテリで熱に変換されるために必要な電流に基づいて入出力電力を算出する。バッテリで熱に変換されるために必要な電流は、バッテリの温度が上限温度に達する電力とバッテリが現在の温度を維持可能な電力との和と、バッテリの内部抵抗とに基づいて算出される。そのため、この制御方法によれば、バッテリの温度に関する複数の要素に基づいて、入出力電力が算出される。これにより、より精度の高い第2の入力電力の算出が可能となる。
また、第3の観点に係る制御方法によれば、被駆動装置の運転条件に基づいて、バッテリの温度が上限温度に達する電力の算出に使用される所定時間を決定する。そのため、この制御方法によれば、運転条件に応じた入出力電力の算出が可能となる。
また、第4の観点に係る制御方法によれば、バッテリに設定された上下限電圧に基づいて算出した他の入出力電力と、バッテリに設定された上限温度に基づいて算出した入出力電力とのセレクトローにより、入出力可能電力を決定する。他の入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定すると、バッテリの温度変化による入出力可能電力への影響については考慮できないが、入出力電力とのセレクトローで入出力可能電力を決定することにより、上下限電圧及び温度の双方を考慮して入力可能電力を決定できる。
また、第5の観点に係る制御装置によれば、バッテリの温度が上限温度に達する電力を使用して入出力電力を算出し、算出した入出力電力を入出力可能電力として決定する。そのため、この制御装置によれば、バッテリの温度が上限温度を超えないようにしながら、可能な限り大きな電力を入力可能電力と決定できる。従って、バッテリの温度に応じて入力可能電力が決定され、入力可能電力に基づいてバッテリに電力が入力されるため、使用条件に応じた電力がバッテリに入力されやすくなる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る制御システムの概略構成を示す機能ブロック図である。制御システム100は、充放電回路110と、セル温度センサ120と、バッテリコントローラ130と、制御装置140と、外気温度センサ121とを備える。制御システム100は、例えば電気自動車に搭載される。
充放電回路110は、バッテリ111と、充放電器112とを含む。バッテリ111と、充放電器112とは直列に接続されている。バッテリ111は、リチャージャブル・バッテリ(二次電池)であり、例えばリチウム・イオン・バッテリである。バッテリ111は、複数の電池セルを接続して形成されている。なお、バッテリ111は、リチウム・イオン・バッテリ以外の他の種類のバッテリであってもよい。バッテリ111は、例えば制御システム100が電気自動車に搭載されている場合、図示しない駆動モータ等に電力を供給する。
バッテリ111は、充放電器112により充放電が行われる。また、充放電回路110は、充放電回路110に流れる充放電電流値を測定する電流センサ113と、バッテリ111の各電池セルの両端の端子間電圧値を測定する電圧センサ114とを備える。電流センサ113と、電圧センサ114とは、バッテリコントローラ130に接続される。電流センサ113が測定した電流に関する情報(充放電電流値)及び電圧センサ114が測定した電圧に関する情報(端子間電圧値)は、図1に破線の矢印で示すように、バッテリコントローラ130に入力される。
セル温度センサ120は、制御システム100においてバッテリ111に接触して配置され、バッテリ111の温度を測定する。セル温度センサ120は、例えば熱電対、サーミスタ、バイメタル等の周知の温度センサにより構成される。セル温度センサ120は、各電池セルの温度を個別に測定するように、各電池セルにそれぞれ接触して配置されている。セル温度センサ120は、バッテリコントローラ130に接続され、測定されたバッテリ111の温度に関する情報(セル温度)は、図1に破線の矢印で示すように、バッテリコントローラ130に入力される。
バッテリコントローラ130は、バッテリ111に接続され、例えば電流センサ113から入力された充放電電流値及び電圧センサ114から入力された端子間電圧値に基づき、バッテリ111の各電池セルの状態を監視及び推定する。バッテリコントローラ130は、制御装置140に接続され、取得した充放電電流値、端子間電圧値及びセル温度を制御装置140に送信する。
外気温度センサ121は、充放電回路110の周囲、特にバッテリ111の周囲の外気の温度(外気温度)を測定する。外気温度センサ121は、例えば制御装置140に接続され、測定された外気温度は、図1に破線の矢印で示すように、制御装置140に入力される。
制御装置140は、充放電器112に接続され、充放電器112によるバッテリ111への充放電処理を制御する。具体的には、制御装置140は、充放電処理におけるバッテリ111への入出力電力を決定し、決定した入出力電力で充放電器112がバッテリ111に電力を入出力するように、充放電器112を制御する。制御装置140は、特に、バッテリ111の使用条件であるセル温度及び外気温度に基づいて、バッテリ111の性能の劣化が生じにくい入出力電力の上下限閾値(入出力可能電力)を決定する。そして、制御装置140は、入出力電力を入出力可能電力(又は入出力可能電力以下の電力)に決定する。制御装置140は、記憶部141と、制御部142とを備える。
記憶部141は、半導体メモリ等で構成することができ、各種情報や制御装置140を動作させるためのプログラム等を記憶するとともに、ワークメモリとしても機能する。記憶部141は、例えば、制御部142が入出力可能電力を決定する際に使用するアルゴリズム及び後述する計算式等を記憶する。
制御部142は、制御装置140の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部142は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成され、かかるプログラムは、例えば記憶部141又は外部の記憶媒体等に格納される。
制御部142は、入出力可能電力を決定する。制御部142は、バッテリ111の発熱量を考慮せずにバッテリ111の特性に基づいて第1の入出力電力を算出する第1の入出力電力演算と、バッテリ111の発熱量を考慮して第2の入出力電圧を算出する第2の入出力電力演算とを行う。そして、制御部142は、第1の入出力電力演算と第2の入出力電力演算との2つの演算結果、つまり第1の入力電力と第2の入力電力とに基づいて、入出力可能電力を決定する。本実施形態では、制御部142は、2つの演算結果のうち、値が小さい演算結果を入出力可能電力として決定する。本実施形態に係る制御部142による入出力可能電力の算出処理について、図2を参照して詳細に説明する。なお、本明細書では、以下、制御部142が、入力電力の上下限閾値(入力可能電力)を算出する場合について説明する。
図2は、制御装置140の制御部142が行う入力可能電力の算出処理の一例を説明する概略図である。まず第1の入力電力演算について説明する。第1の入力電力演算は、制御部142が有する減算部150、除算部151、第1加算部152、第1乗算部153、第2加算部154及び第2乗算部155によって行われる。
減算部150は、バッテリ111について予め設定された入力可能な上下限電圧から、電圧センサ114が測定したバッテリ111の各電池セルのセル電圧(端子間電圧値)のうち、最大値を示す電池セルのセル電圧を減算する。つまり、減算部150は、バッテリ111に固有の特性に基づいて設定された入力可能な上下限電圧と、実際に入力されている電圧値との差分を算出する。この差分は、バッテリ111の特性に基づいて予め設定された入力可能な上下限電圧に対して、実際に入力されている電圧値からさらに入力可能な電圧値を示している。なお、バッテリ111について予め定められた入出力可能な上下限電圧は、例えば記憶部141に予め記憶されている。減算部150が算出した差分は、除算部151に入力される。
次に、除算部151は、減算部150が算出した差分を、バッテリ111の各電池セルの内部抵抗値のうち、最大の内部抵抗値を有する電池セルのセル内部抵抗値で割る(除算する)。この除算により、除算部151は、実際にバッテリ111に入力されている電流値からさらに入力可能な電流値(Δ電流)を算出する。なお、バッテリ111の各電池セルの内部抵抗値は、例えば記憶部141に予め記憶されている。除算部151が算出したΔ電流は、第1加算部152及び第1乗算部153に入力される。
第1加算部152は、除算部151から入力されたΔ電流と、電流センサ113が検出した充放電電流値とを加算することにより、バッテリ111に入力可能な電流の上限値を算出する。第1加算部152が算出した入力可能な電流の上限値は、第2乗算部155に入力される。
第1乗算部153は、除算部151から入力されたΔ電流と、バッテリ111全体の内部抵抗値とを乗算する。この乗算により、第1乗算部153は、実際にバッテリ111に印加されている電圧値からさらに印加可能な電圧値(Δ電圧)を算出する。バッテリ111全体の内部抵抗値は、例えば、記憶部141に予め記憶されている。第1乗算部153が算出したΔ電圧は、第2加算部154に入力される。
第2加算部154は、第1乗算部153から入力されたΔ電流と、電圧センサ114が検出した端子間電圧値に基づいて算出されるバッテリ111全体の端子間電圧値とを加算することにより、バッテリ111に印加可能な電圧の上限値を算出する。第2加算部154が算出した印加可能な電圧の上限値は、第2乗算部155に入力される。
そして、第2乗算部155は、第1加算部152から入力された入力可能な電流の上限値と、第2加算部154から入力された印加可能な電圧の上限値との乗算を行うことにより、第1の入力電力を算出する。第2乗算部155が算出した第1の入力電力は、入力可能電力決定部170に入力される。
次に、第2の入力電力演算について説明する。第2の入力電力演算は、制御部142が有する演算部160によって行われる。演算部160は、入力されたセル温度及び外気温度と、後述するバッテリ111の上限温度に基づき、次の式(1)により、第2の入力電力Wを算出する。
式(1)において、Rはバッテリ111全体の内部抵抗値であり、Vはバッテリ111全体の端子間電圧値である。また、Weqは、バッテリ111が現在の温度を維持するために、バッテリ111に入力されるべき電力である。つまり、Weqは、バッテリ111への入力により、バッテリ111が現在の温度を維持可能となる電力である。Weqは、次の式(2)により表される。
式(2)において、Tbatは、セル温度センサ120が測定した各電池セルのセル温度のうち、最大のセル温度を有する電池セルのセル温度である。また、Toutは、外気温度センサ121が測定した外気温度である。つまり、Tbat−Toutは、バッテリ111からの放熱を示す。θは、バッテリ111の熱抵抗である。
また、式(1)において、Wmrは、バッテリ111について予め設定された上限温度に、所定時間tの経過後に達するために入力される電力である。つまり、Wmrは、所定時間t入力することにより、バッテリ111が上限温度に達する電力である。Wmrは、次の(3)により表される。
式(3)において、Crは、バッテリ111の熱容量である。また、Tlimは、バッテリ111について予め設定された上限温度である。上限温度Tlimは、例えば予め記憶部141に記憶されている。
なお、演算部160は、所定時間tを、バッテリ111の使用条件に基づいて適宜設定できる。例えば、バッテリ111から電力を供給して所定の装置を運転するに際し、短時間に高い出力が必要となる場合には、演算部160は、このような被駆動装置の使用条件である運転条件に合わせた所定時間tを決定できる。
演算部160は、上記式(1)、式(2)及び式(3)に基づく演算を行うことにより、第2の入力電力Wを算出する。演算部160が算出した第2の入力電力Wは、入力可能電力決定部170に入力される。
入力可能電力決定部170は、入力された第1の入力電力と第2の入力電力との値を比較し、小さい方の値を入力可能電力として決定する。つまり、入力可能電力決定部170は、第1の入力電力と第2の入力電力とのセレクトローにより、入力可能電力を決定する。そして、制御装置140は、制御部142において、充放電器112からバッテリ111に入力する電力を、決定した入力可能電力以下の電力に決定する。
制御部142は、バッテリ111への電力を入力する場合に、入力可能電力を逐次継続して算出する。
図3は、電気自動車に搭載された制御システム100による制御結果の一例を示す図である。図3において、直線ILは、制御装置140が決定した入力可能電力であり、直線OLは、制御装置140が決定した出力可能電力である。
図3において、電力とSOC(State of Charge:充電率)とを参照すると、期間P1では、例えば電気自動車が走行しているなどにより、バッテリ111が充電及び放電を反復して行いながら、緩やかにSoCが下がっている。一方、期間P2では、バッテリ111の劣化が生じにくい状態で入力可能な最大の電力である入力可能電力で、バッテリ111の充電が行われている。
また、図3において、温度(バッテリ111の温度を示す)を参照すると、温度は時間の経過とともに、緩やかに上昇している。図3の例において、上限温度は50℃に設定されており、時間t=ta付近において、バッテリ111の温度は上限温度に達している。バッテリ111の温度が上限温度に達した後、例えば、時間ta以降に発生する期間P1において、入力可能電力ILは、それ以前の期間P1における入力可能電力ILと比較して、低くなっている。また、出力可能電力OLについても同様のことが言える。このようにして、入出力可能電力は使用条件に応じて決定され、バッテリ111に入出力される電力は、使用条件に応じて決定された入出力可能電力に基づいて決定される。
このように、本実施形態に係る制御装置140は、第2の入力電力演算において、バッテリ111の温度が上限温度に達する電力Wmrを使用して第2の入力電力を決定する。そのため、入力可能電力決定部170により、第2の入力電力が入力可能電力と決定された場合、制御装置140は、バッテリ111の温度が上限温度を超えないようにしながら、可能な限り大きな電力を入力可能電力と決定できる。このように、制御装置140によれば、バッテリ111の温度に応じて入力可能電力が決定され、入力可能電力に基づいてバッテリ111に電力が入力されるため、使用条件に応じた電力がバッテリ111に入力されやすくなる。また、バッテリ111の温度に応じて入力可能電力が決定されるため、バッテリ111が高温になった場合であっても、充電を停止することなく、バッテリ111の温度に応じた最大の電力(つまり、決定した入力可能電力)で充電を継続できる。
また、本実施形態に係る制御装置140は、バッテリ111で熱に変換されるために必要な電流に基づいて第2の入力電力を算出する。バッテリ111で熱に変換されるために必要な電流は、バッテリ111の温度が上限温度に達する電力Wmrとバッテリ111が現在の温度を維持可能な電力Weqとの和と、バッテリ111の内部抵抗Rとに基づいて算出される。そのため、制御装置140は、バッテリ111の温度に関する複数の要素に基づいて、第2の入力電力を算出する。これにより、より精度の高い第2の入力電力の算出が可能となる。
また、本実施形態に係る制御装置140は、被駆動装置の運転条件に基づいて、バッテリ111の温度が上限温度に達する電力Wmrの算出に使用される所定時間tを決定する。そのため、制御装置140によれば、運転条件に応じた第2の入力電力の算出が可能となる。
また、本実施形態に係る制御装置140は、バッテリ111に設定された上下限電圧に基づいて算出した第1の入力電力と、バッテリ111に設定された上限温度に基づいて算出した第2の入力電力とのセレクトローにより、入力可能電力を決定する。第1の入力電力に基づいて入力可能電力を決定すると、バッテリ111の温度変化による入力可能電力への影響については考慮できないが、第2の入力電力とのセレクトローで入力可能電力を決定することにより、上下限電圧及び温度の双方を考慮して入力可能電力を決定できる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
例えば、上記実施形態では、制御装置140が、入力電力の上下限閾値(入力可能電力)を算出する場合について説明したが、制御装置140は、上記実施形態で説明した入力可能電力の算出方法と同様の要領で、出力電圧の閾値(出力可能閾値)についても算出することができる。
また、上記実施形態では、制御装置140は、第1の入力電力と第2の入力電力とのセレクトローにより入力可能電力を算出する場合について説明したが、制御装置140は、バッテリ111の特性や使用環境等の条件によっては、例えば、第2の入力電力のみを算出して、第2の入力電力を入力可能電力として決定してもよい。
100 制御システム
110 充放電回路
111 バッテリ
112 充放電器
113 電流センサ
114 電圧センサ
120 セル温度センサ
121 外気温度センサ
130 バッテリコントローラ
140 制御装置
141 記憶部
142 制御部
150 減算部
151 除算部
152 第1加算部
153 第1乗算部
154 第2加算部
155 第2乗算部
160 演算部
170 入力可能電力決定部
110 充放電回路
111 バッテリ
112 充放電器
113 電流センサ
114 電圧センサ
120 セル温度センサ
121 外気温度センサ
130 バッテリコントローラ
140 制御装置
141 記憶部
142 制御部
150 減算部
151 除算部
152 第1加算部
153 第1乗算部
154 第2加算部
155 第2乗算部
160 演算部
170 入力可能電力決定部
Claims (5)
- 所定時間入力することにより、バッテリの温度が該バッテリに設定された上限温度に達する上限温度到達電力に基づいて、前記バッテリに対する入出力電力を算出する算出ステップと、
前記算出した入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定し、該決定した入出力可能電力に基づいて前記バッテリに入出力する電力を決定する決定ステップと、
前記決定した電力で前記バッテリの充放電を制御する制御ステップと
を含む、制御方法。 - 前記算出ステップは、前記バッテリが現在の温度を維持可能な温度維持電力及び前記上限温度到達電力の和と、前記バッテリの内部抵抗とに基づいて算出される電流に基づき、前記入出力電力を算出する、請求項1に記載の制御方法。
- 前記バッテリが電力を供給して運転を行う被駆動装置の運転条件に基づき、前記所定時間を決定するステップをさらに含む、請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
- 前記算出ステップは、前記バッテリに設定された上下限電圧に基づいて、前記入出力電力とは異なる他の入出力電力をさらに算出し、
前記決定ステップは、前記入出力電力と前記他の入出力電力とのセレクトローにより、前記入出力可能電力を決定する、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の制御方法。 - バッテリに設定された上限温度を記憶する記憶部と、
所定時間入力することにより、バッテリの温度が前記上限温度に達する上限温度到達電力に基づいて、前記バッテリに対する入出力電力を算出し、該算出した入出力電力に基づいて入出力可能電力を決定し、該決定した入出力可能電力に基づいて前記バッテリに入出力する電力を決定し、該決定した電力で前記バッテリの充放電を制御する制御部と
を備える、制御装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2015255158A JP2017117756A (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 制御方法及び制御装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015255158A JP2017117756A (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 制御方法及び制御装置 |
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JP2017117756A true JP2017117756A (ja) | 2017-06-29 |
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WO (1) | WO2017110478A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11828806B2 (en) | 2019-10-01 | 2023-11-28 | Lg Energy Solution, Ltd. | Apparatus and method for calculating battery power |
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JP2006304572A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 充電装置 |
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JP2012075282A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Panasonic Corp | 充電制御装置 |
JP6168962B2 (ja) * | 2013-10-10 | 2017-07-26 | 三菱重工業株式会社 | 異常判定装置、充放電情報提示装置、二次電池モジュール、異常判定方法、及びプログラム |
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2015
- 2015-12-25 JP JP2015255158A patent/JP2017117756A/ja active Pending
-
2016
- 2016-12-07 WO PCT/JP2016/086414 patent/WO2017110478A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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