JP2017117003A - 制御装置および起動制御方法 - Google Patents

制御装置および起動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017117003A
JP2017117003A JP2015248761A JP2015248761A JP2017117003A JP 2017117003 A JP2017117003 A JP 2017117003A JP 2015248761 A JP2015248761 A JP 2015248761A JP 2015248761 A JP2015248761 A JP 2015248761A JP 2017117003 A JP2017117003 A JP 2017117003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
self
diagnosis
main power
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015248761A
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 小屋
Daisuke Koya
大輔 小屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015248761A priority Critical patent/JP2017117003A/ja
Publication of JP2017117003A publication Critical patent/JP2017117003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

【課題】プッシュスイッチにより電源を起動する製品において、部品費と検査費とを抑えて製品全体のコストを削減する制御装置を提供すること。【解決手段】制御装置(制御モジュール401)は、プッシュスイッチから構成される主電源スイッチ406が押下されると、電源を生成する電源回路405と、電源回路405から電源が供給され、主電源スイッチ406の押下を検出すると、電源回路405をオン状態に制御するとともに、主電源スイッチ406が押下された操作パターンに基づいて、通常モードと自己診断モードとを切り替えてシステムを起動するシステム制御部402とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置および起動制御方法に関する。
画像形成装置やパソコンなどでは、プッシュスイッチを用いた電源キーを備える製品が存在する。これらの製品に対して、プッシュスイッチを用いた電源制御の手法が知られている。
例えば画像形成装置では、ローセグメント機種において低価格での販売を行う為に、製品の機能を全て実現しているSoC(System-on-a-Chip)がプッシュスイッチの押下を検知する手法が存在する。
これは、電源制御専用のIC(Integrated Circuit)、例えばマイクロコンピュータを用いるのではなく、他の機能を実現するSoCが電源制御も行う手法であり、製品上に載せる部品を削減することによってコストダウンを図っている。
このように、製品を低価格で開発する為に、安価な部品の採用や部品自体の削減などによってコストダウンを行っているが、部品でのコストダウンには限界がある。このため、開発時に工場で発生する工数に基づいて決定する間接費を削減することが、更なる低コスト設計には必要となっている。
ここで、製品完成までの工程で発生するコストについて検討すると、大きく2つ存在する。
・物を製造するときに発生するコスト(製造コスト)
部品の実装や、製品の組み付けなどの時間と工程ラインの設備費などで決定する。
・物の検査をするときに発生するコスト(検査コスト)
検査の為の時間や、検査用の冶具の設備費などで決定する。
製造コストに関して、物の製造自体は、専用の設備を必要とする。
例えば、PCB(Print Circuit Board)を開発するには、PWB(Printed Wired Board)に部品を搭載する必要がある。
このような部品のマウンタなどは、全ての製品メーカにとって要求内容がほぼ同じであり、短時間で多くの部品の搭載などを実現して工程の時間を減らすために、専用のメーカが開発を行っている。
検査コストに関して、検査には、大きく2つの種類が存在する。部品の接続をチェックするICT(In Circuit Test)と、機能を確認するFT(Function Test)である。
ICTに関しては、外観検査機などを専用のメーカが開発している。一方、FTに関しては製品ごとに確認する機能が異なる為、専用の機能チェック用の冶具を各メーカで開発している。
FT用の専用の冶具は開発に費用が生じるため、このようなコストも製品の原価にかかってしまう。そこで、自己診断機能という製品本体を特殊なモードに入れることで、専用の冶具が無くても、FTを実現させることが既に知られている。例えば、特許文献1には、操作性のよい自己診断モード表示方式を提供する技術が開示されている。また、特許文献2には、自己診断テストの結果に基づくコンピュータの電源制御方法が開示されている。
上述したような、SoCによる電源制御では、ユーザーがプッシュスイッチを押す事によって電源を起動し、SoC自体を立ち上がらせる。その後、SoCは、プッシュスイッチが押下されている事を検知して、ユーザーがボタンを離しても電源をオン状態に維持することをソフトウェアによって実現させる。
SoCが電源を制御する構成において、自己診断を行う為には、製品として立ち上げる通常モードではなく、自己診断モードとして立ち上げる必要がある。しかし、上述した構成ではそれを実現出来ない、もしくは実現するためにはシステムを一度立ち上げてからRebootさせる必要があるため、検査の時間に非常に長い時間を要する。
結果、部品自体のコストは下がるが、検査にかかる時間が長くなる為、検査工数の増大によるコストアップが発生してしまうという問題があった。
本発明は、プッシュスイッチにより電源を起動する製品において、部品費と検査費とを抑えて製品全体のコストを削減する制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の制御装置は、プッシュスイッチから構成される主電源スイッチが押下されると、電源を生成する電源回路と、前記電源回路から電源が供給され、前記主電源スイッチの押下を検出すると、前記電源回路をオン状態に制御するとともに、前記主電源スイッチが押下された操作パターンに基づいて、通常モードと自己診断モードとを切り替えてシステムを起動するシステム制御部と、を備える。
本発明によれば、プッシュスイッチにより電源を起動する製品において、部品費と検査費とを抑えて製品全体のコストを削減する制御装置を提供することができる。
一般的な自己診断への移行機能を持つプッシュスイッチを搭載する機器の制御モジュール・操作部モジュールの構成例について説明する図である。 一般的な安価なローセグメント機で用いられるプッシュスイッチを搭載する機器の制御モジュール・操作部モジュールの構成例について説明する図である。 安価なローセグメント機で用いられるプッシュスイッチを搭載する機器の制御モジュール・操作部モジュールに自己診断への移行機能を追加した構成例について説明する図である。 一実施形態の安価なローセグメント機で用いられるプッシュスイッチを搭載する機器で自己診断への移行機能を実現させる制御モジュール・操作部モジュールの構成例について説明する図である。 一実施形態の効果(検査時間の低減)について説明する図である。 一実施形態において自己診断モードを切り替える手法について説明する図である。 一実施形態において自己診断モードを切り替える他の手法について説明する図である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略または簡略化がなされている。各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
本発明に係る一実施形態の制御装置は、プッシュスイッチが押下されるときの押下パターンを起動モードと関連づけて設定し、プッシュスイッチが押下されたときに操作されたパターンに応じて起動モードを切り替えてシステムを起動する。
以下に本発明に係る一実施形態について、図面を用いて詳細に解説する。はじめに一般的な制御装置について説明した後、一実施形態の制御装置について説明する。
図1は、一般的な自己診断への移行機能を持つプッシュスイッチを搭載する機器(システム)の制御モジュール・操作部モジュールの構成例について説明する図である。図1では、任意のシステムを構成する、制御モジュール(制御装置)101、PSU(Power Supply Unit)107および操作部モジュール109を表す。また図1では、AC(Alternating Current)連動機能を搭載するシステムにおける一般的な制御モジュールの構成例を示す。
制御モジュール101は、主電源スイッチの状態などを制御することを機能として含み、システム制御部102、RAM(Random Access Memory)103、不揮発ROM(Read Only Memory)104、電源回路105および電源制御部108を備える。
操作部モジュール102は、機器のユーザーインターフェースであり、主電源スイッチ(スィッチ)106、操作部制御部110、LCD(Liquid-Crystal Display)111、LED(Light Emitting Diode)112およびKEY(キー)113を備える。
PSU107は、AC電源からDC(Direct Current)電源を作成する、電源ユニットである。
次に、制御モジュール101の詳細を説明する。
システム制御部102は、制御モジュール101全体の動作時の制御を実現するCPU(Central Processing Unit)を搭載した制御部である。例えば、SoCやASSP(Application Specific Standard Product)がこれにあたる。動作時にワークメモリとして使用するRAM103や電源オンの起動時にBoot用の初期設定であるBoot LoaderやFW(Firmware)を読み出すための不揮発ROM104と接続するIF(Inter Face)も有している。
RAM103は、システムのメインメモリに使用される揮発性メモリである。近年はDDR(Double Data Rate)メモリが主に使用されている。
不揮発ROM104は、制御モジュール101に搭載され、電源起動時にBootに必要なFWを保持しているメモリである。一般的にはNORやNANDなどの不揮発メモリが使用される。システム制御部102は、起動するとこのROMにアクセスし、Bootを開始する。
電源回路105は、PSU107からのDC出力を受けて、制御モジュール101内の電源を生成する回路である。電源回路105は、PSU107から直接供給される電源以外の電源を生成する。
電源制御部108は、PSU107から直接出力されているDC電源で動作する。また、電源制御部108は、主電源スイッチ106や操作部制御部110からの入力を受け付けて、電源回路105の制御やシステム制御部102との通信を行う。マイクロコンピュータなどが使用されることが多い。
次に、操作部モジュール110の詳細を説明する。
主電源スイッチ106は、主電源スイッチの操作を開始する為のスイッチである。近年はプッシュスイッチが用いられる事が多い。
操作部制御部110は、操作部モジュール109内の、キースキャンや、LED点灯・消灯、LCDへのデータ出力など操作部モジュール109で必要な機能を実現するための制御部である。マイコンなどが使用されることが多い。
LCD111は、ユーザーに機器情報などを通知するLCDモジュール(出力手段、表示手段)である。
LED112は、ユーザーに機器情報などを通知するLEDモジュール(出力手段)である。
KEY113は、ユーザーからの入力を受け付けるキー(入力手段)である。例えば、十字キーやテンキー、スタートボタンなどが含まれる。
以下に、本構成を使用したときの、起動時に自己診断に移行するフローを説明する。
図1中の[1]−[4]部分の動作に対応する。
[1]:電源起動の為に、主電源キー(プッシュスイッチ)が押下されると、主電源スイッチ206は、主電源キーが押下された事(電源オンの指示)を電源制御部108に通知する。
[2]:操作部制御部110は、例えばKEY113から入力された自己診断移行設定を検知して、制御モジュール101の電源制御部108に通知する。
[3]:電源制御部108は、制御モジュール101内の電源を通電させるために、電源回路105を制御して電源をオンする。
[4]:電源オン時に、電源制御部108は、システム制御部102に自己診断モードでの立ち上げを通知する。
このような動作の結果、制御モジュール101は、システムを自己診断モードとして立ち上げる事が出来る。
上述したように従来のシステムは、電源制御部108を備えることによって、電源制御部108にて通常起動か自己診断モードでの立ち上げかを判断して全体のシステムを起動させるように構成されている。
図2は、一般的な安価なローセグメント機で用いられるプッシュスイッチを搭載する機器(システム)の制御モジュール・操作部モジュールの構成例について説明する図である。
図2では、任意のシステムを構成する、制御モジュール(制御装置)201、PSU207および操作部モジュール209を表す。
制御モジュール201は、主電源スイッチの状態などを制御することを機能として含み、システム制御部202、RAM203、不揮発ROM204および電源回路205を備える。
操作部モジュール202は、機器のユーザーインターフェースであり、主電源スイッチ206、操作部制御部210、LCD211、LED212およびKEY213を備える。
安価なローセグメント向けの機種では、部品コストを下げる為に、図1に示した電源制御部108を備えず、電源制御部108で行っていた主電源スイッチの検知を、システム制御部202に実行させる。このように部品を削減することにより、コストダウンを計っている。
図2中、図1と同じ名称の構成要素は、基本的に同様であるため説明を省略する。ただし、システム制御部202、電源回路205および主電源スイッチ206は、起動時の動作において、主電源スイッチの押下を検知する。具体的には以下に説明する起動時の動作を実現するように構成される。
図2の構成における、起動時の動作について以下に説明する。
図2中の[1]−[2]部分の動作に対応する。
[1]:電源起動の為に、主電源キーが押下されると、主電源スイッチ206は、主電源キーの押下を電源回路205およびシステム制御部202へ通知する。電源回路205は、主電源スイッチ206からの通知に応じて電源をオンする。
[2]:システム制御部202は、電源回路205の電源オンと同時に不揮発ROM204にアクセスが開始され、プログラムが実行される。システム制御部202は、プログラム実行中に主電源スイッチ206から通知された主電源キーのオン(主電源キーの押下)を認識し、電源回路205に対して電源オンの固定(ホールド)を実行する。
このような動作の結果、制御モジュール201は、図1の電源制御部108を備えない場合でも、通常に起動する事が出来る。
本方式では、電源制御部を備えない場合でも立ち上がることは可能だが、自己診断モードとして立ち上げるには、再度リブートなどを行い、システムを立ち上げなおす必要がある。
加えて、自己診断モードは、RAMのチェックなども行う為、通常起動を行ってしまうと、不揮発ROMからRAM全体にシステムがメモリ展開されてしまうため、RAMへのシステム展開を最低限に抑える方法などで全体を立ち上げることになる。そのため、自己診断モードで起動するまでに時間を要する。
図3は、安価なローセグメント機で用いられるプッシュスイッチを搭載する機器(システム)の制御モジュール・操作部モジュールに自己診断への移行機能を追加した構成例について説明する図である。
図3では、任意のシステムを構成する、制御モジュール(制御装置)301、PSU307および操作部モジュール309を表す。
制御モジュール301は、主電源スイッチの状態などを制御することを機能として含み、システム制御部302、RAM303、不揮発ROM304および電源回路305を備える。
操作部モジュール302は、機器のユーザーインターフェースであり、主電源スイッチ306、操作部制御部310、LCD311、LED312およびKEY313を備える。
図3中、図1と同じ名称の構成要素は、基本的に同様であるため説明を省略する。
安価なローセグメント向けの機種では、部品コストを下げる為に、電源制御部で行っていた主電源スイッチの検知を行わず、システム制御部で実施させる事で、コストダウンを計っている。
しかし、図2に示す方式では、自己診断モードでの立ち上げを行う事ができない。これを解消するため、図3に示す方式では、自己診断モードへの移行通知のために、操作部制御部310からシステム制御部301へ新たに通知信号を追加している。
つまりこの方式では、操作部モジュールと制御モジュール間の信号を1本追加する。このため、ハーネスの本数を増やす必要があり、図2に示す方式よりコストアップになる。
図3の構成における、起動時の動作について以下に説明する。
図3中の[1]−[3]部分の動作に対応する。
[1]:電源起動の為に、主電源キーが押下されると、主電源スイッチ306は、主電源キーの押下を電源回路305およびシステム制御部302へ通知する。電源回路305は、主電源スイッチ306からの通知に応じて電源をオンする。
[2]:操作制御部310は、例えばKEYから入力された自己診断移行設定を検知し、制御モジュール301のシステム制御部302に通知する
[3]:システム制御部302は、電源オンと同時に不揮発ROM304にアクセスが開始され、プログラムが実行される。システム制御部302は、プログラム実行中に主電源スイッチ306から通知された主電源キーのオン(主電源キーの押下)を認識し、電源回路305に対して電源オンの固定(ホールド)を実行すると共に、操作部制御部310から通知された信号を検知し、不揮発ROM304からの起動を自己診断モードで立ち上げる。
不揮発ROM304からの起動には、初期設定などを実施するBootloaderなどの部分とシステム全体のFWの部分があり、Bootloader部分にて通知を受けて、FW起動前に、自己診断モードでの立ち上げを行う。
このような動作の結果、制御モジュール301は、図1の電源制御部108を備えない場合でも、自己診断モードで起動する事が出来る。
本方式では、電源制御部なしでも自己診断モードとして立ち上げることは可能だが、そのために操作部モジュール309と制御モジュール301との間に信号線(および、信号線のためのハーネス)を必要とするため、図2の方式に比べコストアップとなる。
次に、本発明に係る一実施形態を説明する。上述した問題点を解決するため、一実施形態の制御装置は、プッシュスイッチによる電源起動を搭載するシステムにおいて、システム立ち上げ時に自己診断モード(検査モード)へ移行する設定に際して、以下の特徴を有する。システムの起動を制御する制御装置は、プッシュスイッチの押下検知をSoCが実施するときに、自己診断に移行する際の押下パターン(検知パターン)を設定しておく事によって、システムの製品モードへの立ち上げ前に、自己診断モードへ移行する。これにより、検査時間を削減する。
図4は、一実施形態の安価なローセグメント機で用いられるプッシュスイッチを搭載する機器で自己診断への移行機能を実現させる制御モジュール・操作部モジュールの構成例について説明する図である。
図4では、任意のシステムを構成する、制御モジュール(制御装置)401、PSU407および操作部モジュール409を表す。
制御モジュール401は、主電源スイッチの状態などを制御することを機能として含み、システム制御部402、RAM403、不揮発ROM404、電源回路405およびパターン検出部414を備える。
操作部モジュール402は、機器のユーザーインターフェースであり、主電源スイッチ406、操作部制御部410、LCD411、LED412およびKEY413を備える。
図4中、図1と同じ名称の構成要素は、基本的に同様であるが、図2、3の構成例と同様に、システム制御部402、電源回路405および主電源スイッチ406は、起動時の動作において、主電源スイッチ406の押下をシステムが検知するように構成される。一例を以下に説明する。
主電源スイッチ406は、システム起動時に、主電源キー(プッシュスイッチ)が押下されると、主電源キーの押下(電源オンの指示)を電源回路405およびシステム制御部402へ通知する。例えば、主電源スイッチ406は、主電源キーの押下を通知する信号(起動開始信号)を電源回路405およびシステム制御部402へ出力するように構成される。
電源回路405は、主電源スイッチ406からの通知に応じて、電源をオンにするように構成される。
システム制御回路202は、電源回路405が生成した電源が供給され、主電源スイッチ406からの通知を検出(受信)すると、システム起動のプログラムを実行させる。
また、一実施形態では、システム制御部402にパターン検出機能(パターン検出部414)が追加されている。
パターン検出部414は、主電源スイッチ406からの入力(主電源キーの押下通知)に応じて、主電源キーが押下されたときのパターン(操作パターン)を検出し、操作パターンに基づいて、通常モードと自己診断モードとを選択する。
より詳細には、パターン検出部414は、押下パターンと起動モードとを対応づける起動パターン情報を、予め保持する。押下パターンは、主電源スイッチ406を押下する複数のパターン、具体的には主電源スイッチ406を押下するときの押下の操作形式を設定(定義)する情報である。起動モードは、少なくとも一つの自己診断モードと通常モードとを含む起動の方式である。パターン検出部414は、主電源キーの押下が通知されると、主電源スイッチが押下されたときの操作パターンと設定した押下パターンとを比較し、比較結果に基づいて起動モードのいずれかを選択する。
一実施形態では、システム制御部402は、パターン検出部414が選択した起動モードに従い、通常モードと自己診断モードとを切り替えてシステムを起動するように構成される。
また、パターン検出部414は、ソフトウェアによってパターンを検出してもよいし、専用のハードウェアをシステム制御部402内に設けてもよい。
主電源スイッチからの入力の押下パターンによって自己診断への移行可否を判定する事により、従来からの電源起動機能と自己診断移行判定機能を部品のコストアップなく実現させる事が出来る。
図4の構成における、起動時の動作について以下に説明する。
図4中の[1]−[3]部分の動作に対応する。
[1]:電源起動の為に、主電源キーが押下されると、主電源スイッチ406は、主電源キーの押下を電源回路405およびシステム制御部402へ通知する。電源回路405は、主電源スイッチ406からの通知に応じて電源をオンする。
[2]:システム制御部402は、電源回路406の電源オンと同時に電源が供給され、不揮発ROM404へのアクセスを開始し、プログラムを実行させる。プログラム実行中に主電源スイッチ406から通知された主電源キーのオンを認識し、電源回路405に対して電源オンの固定(ホールド)を実行する
[3]:システム制御部402のパターン検出部414は、主電源スイッチの押し方(例えば、長押しや二度押しなどの長さや回数のパターン)を検知する。システム制御部402は、パターン検出部414の検知結果に基づいて、自己診断モードか通常起動かを切り替えてシステムを起動する。
このような動作の結果、制御モジュール401は電源制御部を備えることなく、かつ、操作部モジュール409と制御モジュール401との間に追加のハーネスを設置しない構成で、最初から自己診断モードで起動する事が出来る。すなわち、本方式では、部品構成を最低限に抑える事によって部品費を抑えつつ、かつ、自己診断モードとしての立ち上げも実現させる事が出来る。
図5は、本発明の効果(検査時間の低減)について説明する図である。図5では、図2に示す従来の構成例と、図4に示す本発明に係る一実施形態の構成例における自己診断モードへの移行時間を表している。なお、図3に示す構成は、部品費自体がハーネス追加により一実施形態の構成より高くなるため、比較を省略する。
図2の構成例の場合では、一度製品を立ち上げてから自己診断モードで立ち上げる。この動作に比べ、一実施形態の構成例は、最初から自己診断モードで立ち上げる事が可能となる。これにより、図5において工程時間削減と表す矢印で示すように、検査に必要な時間が大幅に短縮される。
結果、短縮される検査時間の分の間接費が低減できるため、全体として安価な製品を開発する事が可能になる。
図6は、一実施形態において自己診断モードを切り替える手法について説明する図である。
自己診断自体では、各種IFやRAM・ROMへのアクセスなど幾多の項目に分かれる。この為、全ての自己診断を実施しない場合や、自己診断内容を変えたい(例えばDRAMへのアクセスパターンなど)場合も存在する。そこで、自己診断への移行パターンをいくつか決めておき、主電源スイッチの押下パターンに応じて、診断内容を変えることにしてもよい。図6に押下パターンと自己診断モード(診断内容)との複数の組み合わせの一例を示す。
押下パターンは、例えば、押下の長さ、押下の回数またはこれらの組み合わせを用いて複数のパターンを設定する。押下パターンと自己診断モードとを組み合わせることにより、自己診断の種類(内容や時間)を、追加コストなしで用意に切り替えることが可能になる。
図4の構成例では、パターン検出部414は、複数の自己診断モードと通常モード(図6では省略)とを含む起動モードと、押下パターンとの組み合わせを設定する起動パターン情報を保持するように構成される。
パターン検出部414は、ソフトウェアで実現させることにより、汎用的なシステム制御部を用いて容易に構成することができるため、コストアップを抑制することができる。
また、パターン検出部414は、ハードウェアで実現させることもできる。この場合、起動パターン情報として設定するパターン検出機能を備える専用のシステム制御部を構成することになるが、より複雑なパターン検出を短時間で実行することができる。
従って、多くのパターンや詳細な設定を実施するのであれば、パターン検出機能をソフトウェアで実現するより、専用のハードウェアで実現することが望ましい。これは、ソフトウェアによって複数の自己診断モードへ切り替えることによる複雑化が、起動時間を長くする可能性が存在するからである。
また、押下する手段についても、複雑で細かい入力をする際は、このシステムを採用する機種共通で使用できる冶具などを用いるようにしてもよい。
図7は、一実施形態において自己診断モードを切り替える他の手法について説明する図である。
システム制御部402は、自己診断を実施した結果、例えば、OK/NGの連絡、自己診断自体の完了連絡、または詳細なレポートを通知する手法(診断結果の出力方式)を、主電源スイッチの操作パターンや各種IFの接続状況に応じて、変えるようにしてもよい。ここで、各種IFは、主電源スイッチ以外の機種であって、最低限の構成要素としてシステムが備えるインタフェースである。また、システム制御部402(パターン検出部414)は、最低構成の各種IFの接続状況を取得することができるように構成されている。
例えば、主電源スイッチの押し方によって、完了連絡をLEDの点灯や点滅に変えることや、プリンタ機能として最低限有しているUSBケーブルやUSBホストに挿入されるUSBメモリの挿抜状況から診断結果の出力方式を変えることも実現させる事が出来る。図7に押下パターンと自己診断モード(診断内容と診断結果の出力方式)との複数の組み合わせの一例を示す。
さらに、自己診断の内容も押下パターンを切り替えることで、自己診断内容と出力方式を、追加のコストなしでフレキシブルに対応する事ができる。例えば、図6に示す自己診断パターンと出力方式とを組み合わせ、対応する押下パターンを設定することができるように、自己診断パターン、押下パターンおよび出力方式を所望のパターンで組み合わせることができる。
上述したパターン検査機能をソフトウェア(プログラム)で実現する場合に、プログラムは、少なくとも以下の手順を、コンピュータ(制御モジュール)に実行させる。コンピュータは、プッシュスイッチからなる主電源キーと電源回路とを備えている。
・プッシュスイッチの主電源キーが押下されことにより電源回路から電源が供給されると、主電源キーの押下を検出する手順。
・主電源キーの押下の検出後、電源回路をオン状態に制御するとともに、主電源キーが押下された操作パターンを検出する手順。
・検出した操作パターンに基づいて、通常モードと自己診断モードとを切り替えてシステムを起動する手順。
また、プログラムは、起動パターン情報を参照可能なメモリに予め保持するように構成される。
プログラムは、制御モジュール401内のメモリ(例えばRAM403)にロードされ、システム制御部402のCPUがプログラムの各命令を実行する。
加えて、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体、光磁気記録媒体を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、パターン検出機能は、例えば、組み込みシステムのように、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実現してもよく、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアのいずれか、あるいは、これらの二つ以上の組合せにより実現してもよい。
以上のように、本発明に係る好適な実施形態によれば、プッシュスイッチで電源起動する製品であって、電源検知用の専用ICにかえてSoCが電源制御する構成において、検査のための自己診断への移行時間を削減する事ができる。結果、製品自体を部品費と間接費両方をコストダウンすることができる。
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
101、201、301、401 制御モジュール
102、202、302、402 システム制御部
103、203、303、403 RAM
104、204、304、404 不揮発ROM
105、205、305、405 電源回路
106、206、306、406 主電源スイッチ
107、207、307、407 PSU
108 電源制御部
109、209、309、409 操作部モジュール
110、210、310、410 操作部制御部
111、211、311、411 LCD
112、212、312、412 LED
113、213、313、413 KEY
414 パターン検出部
特開平2−51170号公報 特開2001−195277号公報

Claims (9)

  1. プッシュスイッチから構成される主電源スイッチが押下されると、電源を生成する電源回路と、
    前記電源回路から電源が供給され、前記主電源スイッチの押下を検出すると、前記電源回路をオン状態に制御するとともに、前記主電源スイッチが押下された操作パターンに基づいて、通常モードと自己診断モードとを切り替えてシステムを起動するシステム制御部と、を備える制御装置。
  2. 前記システム制御部は、
    前記主電源スイッチを押下する複数のパターンを設定する押下パターンと、少なくとも一つの自己診断モードおよび通常モードを含む起動モードとを対応付ける起動パターン情報を保持し、前記操作パターンと前記押下パターンとを比較し、比較結果に基づいて前記起動モードのいずれかを選択するパターン検出部を備えることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記押下パターンは、押下の回数と押下の長さとの少なくとも一方に基づいて設定されることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記起動モードは、複数の自己診断モードを含み、前記複数の自己診断モードは、異なる押下パターンと対応づけられることを特徴とする請求項2または3に記載の制御装置。
  5. 前記起動パターン情報は、前記システム制御部が診断結果を出力可能な外部機器のインタフェースに応じた出力方式を含み、
    前記パターン検出部は、前記インタフェースを検出し、検出したインタフェースに対応づけられた出力方式を選択し、
    前記システム制御部は、選択された出力方式へ診断結果を出力することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記起動パターン情報は、前記システム制御部が診断結果を出力可能な外部機器のインタフェースと、前記押下パターンとを組み合わせに対応づけた複数の自己診断パターンを保持し、
    前記パターン検出部は、前記インタフェースを検出し、検出したインタフェースおよび前記操作パターンに対応づけられた自己診断パターンを選択し、
    前記システム制御部は、選択された出力方式へ診断結果を出力することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  7. 前記パターン検出部は、ソフトウェアにより実現されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記パターン検出部は、ハードウェアにより実現されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. プッシュスイッチから構成される主電源スイッチ、システムの起動を制御するシステム制御部および電源回路を備える機器の起動制御方法であって、
    前記主電源スイッチが押下されると、前記電源回路が電源を生成して前記システム制御部へ電源を供給し、
    前記システム制御部が前記主電源スイッチの押下を検出すると、前記電源回路をオン状態に制御するとともに、前記主電源スイッチが押下された操作パターンに基づいて、通常モードと自己診断モードとを切り替えてシステムを起動する機器の起動制御方法。
JP2015248761A 2015-12-21 2015-12-21 制御装置および起動制御方法 Pending JP2017117003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015248761A JP2017117003A (ja) 2015-12-21 2015-12-21 制御装置および起動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015248761A JP2017117003A (ja) 2015-12-21 2015-12-21 制御装置および起動制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017117003A true JP2017117003A (ja) 2017-06-29

Family

ID=59231846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015248761A Pending JP2017117003A (ja) 2015-12-21 2015-12-21 制御装置および起動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017117003A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10476272B2 (en) 2015-09-01 2019-11-12 Toshiba Mitsubishi—Electric Industrial Systems Corporation Power generation facility and power generation control device
CN117555738A (zh) * 2024-01-09 2024-02-13 悦芯科技股份有限公司 一种用于存储器ft测试的dps电源板卡

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10476272B2 (en) 2015-09-01 2019-11-12 Toshiba Mitsubishi—Electric Industrial Systems Corporation Power generation facility and power generation control device
CN117555738A (zh) * 2024-01-09 2024-02-13 悦芯科技股份有限公司 一种用于存储器ft测试的dps电源板卡
CN117555738B (zh) * 2024-01-09 2024-04-05 悦芯科技股份有限公司 一种用于存储器ft测试的dps电源板卡

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103399809B (zh) 板卡测试方法及测试装置
JP2012123673A (ja) 給電切替装置、給電切替装置制御方法、及び給電制御プログラム
JP6139386B2 (ja) プログラマブルコントローラ
US20070300055A1 (en) Booting apparatus and method therefor
JP2017117003A (ja) 制御装置および起動制御方法
WO2015196479A1 (zh) 程序数据的更新方法及设备
JP5581906B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像処理装置の制御プログラム及び記録媒体
JP2012185596A (ja) 電子機器、電子機器の制御方法およびプログラム
US11825053B2 (en) Information processing apparatus, control method, and storage medium for updating a program
CN107179818B (zh) 双主板的控制电路及控制方法
US11057534B2 (en) Information processing apparatus, and method of controlling information processing apparatus for providing notification of a reception result in response to predetermined information
CN212782723U (zh) PCIe和SATA互容的拷贝装置
CN111414322B (zh) 一种Nand flash接口工作协议自适应方法、系统、设备及存储介质
JP6998749B2 (ja) 情報処理装置
JP2011008568A (ja) 電子機器、電源の制御方法および制御プログラム
CN105446903A (zh) 一种信息处理方法及电子设备
US20180046417A1 (en) Image processing apparatus that installs application modules, control method therefor, and storage medium
JP2011010022A (ja) 制御装置及び画像形成装置
US9349408B2 (en) Hard disk duplication device capable of expanding duplication capacity by chain connection
US11126728B2 (en) Electronic apparatus enabling omission of software tampering detection processing at activation
JP2019126926A (ja) 画像形成装置
US11520495B2 (en) Information processing apparatus and control method for information processing apparatus
US20230092303A1 (en) Information processing apparatus, information processing method and non-transitory recording medium
JP2017102887A (ja) 情報処理装置、起動方法および起動プログラム
JP2017097398A (ja) 検査装置、検査方法、検査プログラム及び検査プログラムを格納した記録媒体