JP2017116984A - 計画調整システムおよび計画調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の業績評価指標の中の特定の業績評価指標の値が最適になるように、複数の計画を調整する。【解決手段】プロセッサは、資源に関する複数の計画情報を含む計画群情報を取得し、プロセッサは、各計画情報の調整可能な範囲を示す調整範囲情報を取得し、プロセッサは、複数の計画情報と複数の業績評価指標と間の因果関係を示す因果関係情報を取得し、プロセッサは、複数の業績評価指標の中の予め設定された条件業績評価指標の制約条件を取得し、プロセッサは、制約条件と調整範囲情報とに基づいて、計画群情報を変更することで、複数の計画群情報候補を作成し、プロセッサは、複数の業績評価指標の中から特定業績評価指標を選択し、プロセッサは、因果関係情報を用いて、各計画群情報候補から特定業績評価指標の予測値を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、計画調整システムに関する。
特許文献1には、「風力発電設備に対する工事を行う最適な時期を特定する」技術が記載されている。
特許文献2には、「所定の資源の需給状況が逼迫すると予測された場合に、実行時期の変更可能性の高い業務から順に実行時期を変更することで、需要を調整する」技術が記載されている。
特許文献3には、「必要なときに最新の実績、計画情報に基づいて経営指標が計算でき、計算対象とする経営指標や使用する計算ロジックがユーザニーズに応じて柔軟に変更できる」技術が記載されている。
特許文献4には、設備の異常を検知する技術が記載されている。
特開2012−140905号公報 国際公開第2014/141435号 特開2005−011278号公報 特開2013−218725号公報
例えば、資源を供給する設備の保守のための、保守作業コストは、保守の内容はもちろん、保守作業の環境や保守作業員のスケジュール計画などに影響を受けるため、保守を実施する時期によっても変化する。
発電機の保守では、保守の期間中、発電機の停止などにより発電量が減少することがある。そのため、自家発電設備を保有する企業において電力不足が発生する場合がある。また、発電事業者は、小売事業者に対し、相対取引で定められた量だけ電力を供給できない場合がある。このような場合、事業者は、例えば、市場から電力を購入するなどにより不足する電力量を調達することになる。
この場合、保守作業コストが低い時期であっても、市場価格が高騰している時期であれば企業の最終利益が低くなる可能性がある。一方、保守作業コストが高い時期であっても、市場の価格が低い時期であれば、企業の最終利益は高くなる可能性がある。
このように、保守計画には保守設備の稼動に関連する計画が存在し、保守対象設備の保有者(例えば、経営者)にとって最適な計画は、保守計画単体ではなく、複数の計画を総合して立案する必要がある。
また、計画調整の候補は複数存在し、利益や供給支障リスクなど、保守設備の保有者の重視する業績評価指標によって、最適な計画調整は異なる。
特許文献1の技術は、保守計画単体の調整を行うものであり、保守設備の稼動に関連する計画を含む複数の計画を調整するものではない。
特許文献2の技術は、需要の調整を行うものであり、複数の業績評価指標の中の特定業績評価指標が最適になるように、複数の計画を調整するものではない。
特許文献3の技術は、複数の計画を調整するものではない。
上記課題を解決するために、本発明の一態様である計画調整システムは、記憶デバイスと、前記記憶デバイスに接続されるプロセッサと、を備える。前記プロセッサは、資源に関する複数の計画情報を含む計画群情報を取得し、前記プロセッサは、各計画情報の調整可能な範囲を示す調整範囲情報を取得し、前記プロセッサは、前記複数の計画情報と複数の業績評価指標と間の因果関係を示す因果関係情報を取得し、前記プロセッサは、前記複数の業績評価指標の中の予め設定された条件業績評価指標の制約条件を取得し、前記プロセッサは、前記制約条件と前記調整範囲情報とに基づいて、前記計画群情報を変更することで、複数の計画群情報候補を作成し、前記プロセッサは、前記複数の業績評価指標の中から特定業績評価指標を選択し、前記プロセッサは、前記因果関係情報を用いて、各計画群情報候補から特定業績評価指標の予測値を算出する。
複数の業績評価指標の中の特定の業績評価指標の値が最適になるように、複数の計画を調整することができる。
実施例1における保守計画調整装置1の論理構成を示す。 実施例1における計画調整システムの構成を示す。 実施例1における保守計画調整装置1の記憶装置13に格納される内容を示す。 実施例1における業績評価指標の因果関係図のうち、会計に関する部分を示す。 実施例1における業績評価指標の因果関係図のうち、電力量に関する部分を示す。 実施例1における業績評価指標因果関係133を示す。 実施例1における保守計画134を示す。 実施例1における発電機出力計画135を示す。 実施例1における電力購入計画136を示す。 実施例1における電力利用業務計画137を示す。 実施例1における電力販売計画138を示す。 実施例1における最適計画作成処理の第一部分を示す。 実施例1における最適計画作成処理の第二部分を示す。 計画調整結果画面を示す。 実施例2における保守計画調整装置1Aの論理構成を示す。 実施例2における業績評価指標の因果関係図のうち、会計に関する部分を示す。 実施例2における業績評価指標の因果関係図のうち、電力量に関する部分を示す。 実施例2における業績評価指標因果関係133Aを示す。 実施例2における最適計画作成処理の第一部分を示す。 実施例2における最適計画作成処理の第二部分を示す。 実施例2における最適計画作成処理の第三部分を示す。 実施例3における保守計画調整装置1Bの論理構成を示す。 実施例3における計画調整システムの構成を示す。 実施例3における保守計画調整装置1Bの記憶装置13Bに格納される内容を示す。 実施例3における保守履歴139を示す。 実施例3における最適計画作成処理の第一部分を示す。 実施例3における最適計画作成処理の第二部分を示す。 実施例4における保守計画調整装置1Cの論理構成を示す。 実施例4における計画調整システムの構成を示す。 実施例4における保守計画調整装置1Cの記憶装置13Cに格納される内容を示す。 事業者プロファイル141を示す。 実施例4における業績評価指標管理処理を示す。 実施例5における保守計画調整装置1Dの論理構成を示す。 実施例5における保守計画調整装置1Dの記憶装置13Dに格納される内容を示す。 実施例5における業績評価指標管理処理を示す。 実施例6における計画調整システムの構成を示す。 実施例7における計画調整システムの構成を示す。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
以下、実施例1の計画調整システムの構成について説明する。
計画調整システムは、資源に関する複数の計画情報を含む計画群情報を調整する。複数の計画情報に夫々示される複数の計画を計画群と呼ぶ。本実施例において、複数の計画情報の一つは、資源に関する設備の保守計画を示す。設備の保有者は、保守計画に従って設備の保守を行う。また、本実施例において、資源は電力であり、設備は発電機である。また、複数の計画情報のうち保守計画以外の計画情報は、保守計画に関連する関連計画を示す。本実施例において、保守計画の関連計画は、電力の購入計画や、発電機の出力計画や、電力の利用計画などである。本実施例によれば、保守計画と関連計画を含む最適な計画群を作成できる。最適な計画群は、例えば、収益の最大化や電力供給支障時間の最小化を実現するものである。
図1は、実施例1における保守計画調整装置1の論理構成を示す。
保守計画調整装置1は、業績評価指標管理部17と、最適計画作成部18と、業績評価指標因果関係133と、を含む。
保守計画調整装置1は、保守計画と、当該保守計画の関連計画と、各計画の調整許容量と、各計画に関連するマスタ情報と、業績評価指標の因果関係と、を入力とし、調整した保守計画と、関連計画と、そのときの業績評価指標の予測値を出力するものである。
保守計画は、保守計画調整装置1により調整される前の、当初の発電機の保守計画である。保守計画は、対象である保守設備(保守対象)の設備情報と、保守の実施予定日時情報と、保守の内容情報などの計画情報を含む。詳細は後述する。例えば、保守設備は、発電機である。関連計画は、保守設備の稼動に関連する計画であり、例えば発電機の出力計画や、電力を利用する業務の計画(例えば、生産計画)や、電力の購入計画や、電力の販売計画などである。関連計画は、計画の実施予定日時情報や、計画の内容情報などの計画情報を含む。詳細は後述する。計画の調整許容量は、当該計画を調整する際に許容できる量であり、例えば、発電機の出力変更可能量などである。詳細は後述する。計画に関連するマスタ情報は、例えば、当該計画を、業績評価指標や他の計画情報等に変換するための、定数である。
例えば、業績評価指標が、電力購入費である場合、当該業績評価指標の一つの因子である(当該業績評価指標に影響を与える)計画情報は、電力購入計画量であり、当該業績評価指標のもう一つの因子となるマスタ情報は、単位電力あたりの電力購入費(電力市場価格予測値など)であり、当該業績評価指標を計算するための関係式は、電力購入計画量に、単位電力あたりの電力購入費を乗ずる式である。詳細は後述する。
業績評価指標管理部17は、因子から業績評価指標を計算するための関係式、あるいは業績評価指標の因子を管理する装置を一意に特定する番号(以下、装置番号)、などの情報を、ユーザから受け付け、業績評価指標因果関係133に出力する。業績評価指標の因子は、当該業績評価指標の計算に必要な情報であり、計画情報、マスタ情報、他の業績評価指標等である。
業績評価指標因果関係133は、設備の追加・廃止、電力の売買契約の成立・解消などに応じて、適宜更新される。業績評価指標因果関係133に示された因果関係を、因果関係モデルと呼ぶことがある。
最適計画作成部18は、保守計画と、関連計画と、各計画の調整許容量と、各計画に関連するマスタ情報と、を入力として、保守計画と関連計画を変更した際の業績評価指標の変化を計算し、電力需給バランスなどの制約条件のもと、利益などを評価関数として最適化計算し、最適な計画を決定する処理部である。最適計画作成部18が実施する最適計画作成処理の詳細は、後述する。
業績評価指標因果関係133は、業績評価指標を計算するための関係式、あるいは、業績評価指標の因子を管理する装置の装置番号、などの情報を管理するデータベースである。詳細は、後述する。
図2は、実施例1における計画調整システムの構成を示す。
本実施例の計画調整システムは、保守計画調整装置1と、保守計画管理装置2と、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6と、通信路500と、を含む。
通信路500は、保守計画調整装置1と、保守計画管理装置2と、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6と、などをつなぐ。
通信路500は、例えば有線通信や無線通信などの通信路である。
保守計画調整装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、記憶装置13と、出力装置14と、入力装置15と、通信インタフェース16と、を含む。通信インタフェース16は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保守計画管理装置2と、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6と、通信路500を介して通信する。
記憶装置13は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。記憶装置13が格納するデータは、後述する。
入力装置15は、例えば、キーボードやマウスであり、ユーザに操作されることにより、業績評価指標の因果関係などを入力できる。業績評価指標の因果関係の詳細は、後述する。
出力装置14は、例えば、ディスプレイ装置や表示用ライトであり、保守計画調整装置1の入力装置15で入力した情報、各プログラムの出力情報、各データベースのデータを表示する。出力装置14は、例えば、CPU11からの指示に従って、後述する計画調整結果画面を表示することで、調整した計画と、その時の業績評価指標の予測値とを、ユーザに提示できる。
次に、保守計画管理装置2は、保守が必要な発電機の情報と、保守の実施予定日時と、保守の内容と、などの、保守計画に関する情報を管理するものである。
保守計画管理装置2は、CPU21と、メモリ22と、記憶装置23と、出力装置24と、入力装置25と、通信インタフェース26と、を含む。通信インタフェース26は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保守計画調整装置1と通信路500を介して通信する。
記憶装置23は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。
次に、発電機出力計画管理装置3は、各日時における、各発電機の出力計画量に関する情報を管理する。
発電機出力計画管理装置3は、CPU31と、メモリ32と、記憶装置33と、出力装置34と、入力装置35と、通信インタフェース36と、を含む。通信インタフェース36は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保守計画調整装置1と通信路500を介して通信する。
記憶装置33は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。
次に、電力購入計画管理装置4は、各日時における、電力取引市場、他社等の外部から電力を購入する計画量に関する情報を管理する。
電力購入計画管理装置4は、CPU41と、メモリ42と、記憶装置43と、出力装置44と、入力装置45と、通信インタフェース46と、を含む。通信インタフェース46は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保守計画調整装置1と通信路500を介して通信する。
記憶装置43は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。
次に、電力利用業務計画管理装置5は、各日時における、電力を利用する業務の計画量に関する情報を管理するものである。電力を利用する業務の計画量とは、例えば、製造工場の生産計画量などである。
電力利用業務計画管理装置5は、CPU51と、メモリ52と、記憶装置53と、出力装置54と、入力装置55と、通信インタフェース56と、を含む。通信インタフェース56は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保守計画調整装置1と通信路500を介して通信する。
記憶装置53は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。
次に、電力販売計画管理装置6は、各日時における、電力取引市場、他社などの外部に電力を販売する計画に関する情報を管理するものである。
電力販売計画管理装置6は、CPU61と、メモリ62と、記憶装置63と、出力装置64と、入力装置65と、通信インタフェース66と、を含む。通信インタフェース66は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保守計画調整装置1と通信路500を介して通信する。
記憶装置63は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。
以降では、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6との夫々を、関連計画管理装置7と総称することもある。
図3は、実施例1における保守計画調整装置1の記憶装置13に格納される内容を示す。
記憶装置13は、プログラムとして少なくとも、業績評価指標管理プログラム131と、最適計画作成プログラム132と、を格納している。記憶装置13は、データとして少なくとも、業績評価指標因果関係133と、保守計画134と、発電機出力計画135と、電力購入計画136と、電力利用業務計画137と、電力販売計画138と、を格納している。
業績評価指標管理プログラム131は、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、前述の業績評価指標管理部17を具現化する。
最適計画作成プログラム132は、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、前述の最適計画作成部18を具現化する。
ここでは、業績評価指標の因果関係について説明する。
図4は、実施例1における業績評価指標の因果関係図のうち、会計に関する部分を示す。図5は、実施例1における業績評価指標の因果関係図のうち、電力量に関する部分を示す。
これら二つの図は、説明の便宜上、分けられているが、ひとつの因果関係図を構成する。
各要素を一意に特定するために、ノード番号#nを付与している。
ユーザは、保守計画調整装置1の出力装置14により表示されるGUIを用いて、入力装置15から因果関係を入力する。入力された情報は、後述の業績評価指標因果関係133のデータベースで管理される。
本実施例では、これら二つの図に示されるような、ツリー系の因果関係図を対象とし、ループ系の因果関係図は対象外である。
因果関係図は、ひし形81、四角形82、丸形83の要素の組合せで表される。各要素は時系列の値をとる。
ひし形81は、保守計画又は関連計画に含まれる計画情報である。保守計画調整装置1は、通信路500を介して、保守計画管理装置2と、関連計画管理装置7と、から計画情報を取得する。
四角形82は、ひし形81の計画に関連するマスタ情報であり、計画情報を、業績評価指標や他の計画情報に変換するための定数である。保守計画調整装置1は、通信路500を介して、保守計画管理装置2と、関連計画管理装置7と、からマスタ情報を取得する。
丸形83は、業績評価指標であり、ひし形81、四角形82、他の丸形83から、四則演算や条件文などの関係式を用いて算出される。
保守計画調整装置1は、定数や関係式等を含む因果関係モデルを保有することで、計画情報を変更した場合の各業績評価指標の予測値の変化を計算できる。
図6は、実施例1における業績評価指標因果関係133を示す。
業績評価指標因果関係133は、業績評価指標を計算するための関係式、あるいは、業績評価指標の因子を管理する装置の装置番号、などの情報を管理するデータベースである。ユーザは、これらの情報を、入力装置15を介して保守計画調整装置1に入力する。
業績評価指標因果関係133は、レコードのフィールドとして、ノード番号133aと、名称133bと、関係式133cと、制約条件133dと、調整可否133eと、を含んでいる。
ノード番号133aには、業績評価指標を一意に特定する番号が格納される。
名称133bには、当該業績評価指標の名称が格納される。
関係式133cには、他の情報から当該業績評価指標の予測値を算出するための関係式、あるいは当該業績評価指標の因子を管理する装置の装置番号が格納される。
制約条件133dには、当該業績評価指標が満たす必要がある制約条件が格納される。制約条件は、例えば、「電力需給バランスがゼロであること」、「発電機故障確率が70%以下であること」などである。制約条件は、複数の業績評価指標の中から予め設定された一つの条件業績評価指標を用いる条件式で表されてもよいし、複数の業績評価指標の中から予め設定された複数の条件業績評価指標を用いる条件式で表されてもよい。
調整可否133eには、ノード番号133aに対応する業績評価指標に関する計画を調整可能か否かの情報が格納される。
保守計画調整装置1が業績評価指標因果関係133を取得することにより、計画群から、業績評価指標の予測値を算出することができる。また、保守計画調整装置1は、制約条件を満たす計画群候補を作成することができる。例えば、保守計画調整装置1は、電力需給バランスの制約条件を満たす計画群候補を作成することができる。
図7は、実施例1における保守計画134を示す。
保守計画134は、保守計画情報と、保守日時の調整可能な範囲情報と、保守内容の調整可能な範囲情報と、を管理するデータベースである。保守計画調整装置1は、保守計画管理装置2から通信路500を介してこれらの情報を受信し、保守計画134に格納する。保守計画情報は、保守設備の情報と、保守の実施予定日時と、保守の内容を含む。この例における保守設備は、発電機である。
保守計画134は、レコードのフィールドとして、発電機番号134aと、日時134bと、内容134cと、日時調整許容量134dと、内容調整許容量134eと、を含んでいる。
発電機番号134aには、保守が必要な発電機を一意に特定する番号が格納される。
日時134bには、当該発電機の保守を実施する予定の日時が格納される。
内容134cには、当該発電機について、日時134bに実施予定の保守の内容が格納される。内容134cは、この内容を実施する際に掛かる保守期間の情報を含む。
日時調整許容量134dには、日時134bを調整する際に許容できる日程の範囲が格納される。
内容調整許容量134eには、内容134cを調整する際に許容できる内容が格納される。
図8は、実施例1における発電機出力計画135を示す。
発電機出力計画135は、各日時における各発電機の出力計画情報と、調整可能な発電機出力計画量情報と、を管理するデータベースである。保守計画調整装置1は、発電機出力計画管理装置3から通信路500を介してこれらの情報を受信し、発電機出力計画135に格納する。
発電機出力計画135は、レコードのフィールドとして、日時135aと、発電機番号135bと、発電機出力計画量135cと、調整許容量135dと、を含んでいる。
日時135aには、日時が格納される。
発電機番号135bには、発電機を一意に特定する番号が格納される。
発電機出力計画量135cには、日時135aにおける、当該発電機の出力計画量が格納される。
調整許容量135dには、日時135aにおいて、当該発電機が発電機出力計画量135cから増減可能な電力量が格納される。
図9は、実施例1における電力購入計画136を示す。
電力購入計画136は、各日時に対し、電力取引市場や他社等の外部から電力を購入する計画を示す電力購入計画情報と、調整可能な電力購入計画量情報と、を管理するデータベースである。保守計画調整装置1は、電力購入計画管理装置4から通信路500を介してこれらの情報を受信し、電力購入計画136に格納する。
電力購入計画136は、レコードのフィールドとして、日時136aと、購入先136bと、電力購入計画量136cと、調整許容量136dと、を含んでいる。
日時136aには、日時が格納される。
購入先136bには、電力の購入先を一意に特定する番号が格納される。
電力購入計画量136cには、日時136aにおける、当該購入先から電力を購入する計画量が格納される。
調整許容量136dには、日時136aにおいて、当該購入先から購入する電力量について、電力購入計画量136cから増減可能な電力量が格納される。
図10は、実施例1における電力利用業務計画137を示す。
電力利用業務計画137は、各日時における電力を利用する業務の計画を示す電力需要計画量情報と、調整可能な電力需要計画量情報と、を管理するデータベースである。保守計画調整装置1は、電力利用業務計画管理装置5から通信路500を介してこれらの情報を受信し、電力利用業務計画137に格納する。
電力利用業務計画137は、レコードのフィールドとして、日時137aと、利用業務137bと、電力利用業務計画137cと、電力需要計画量137dと、調整許容量137eと、を含んでいる。
日時137aには、日時が格納される。
利用業務137bには、電力を利用する業務の情報が格納される。例えば、工場の生産などである。
電力利用業務計画137cには、日時137aにおける、当該業務の計画量が格納される。例えば、工場のおける生産計画量などである。
電力需要計画量137dには、電力利用業務計画137cで示された業務により必要となる電力需要の計画量が格納される。
調整許容量137eには、日時137aにおいて、電力需要計画量137dから増減可能な電力量が格納される。
図11は、実施例1における電力販売計画138を示す。
電力販売計画138は、各日時における、電力取引市場、他社などの外部に電力を販売する計画を示す電力販売計画情報と、調整可能な電力販売計画量情報と、を管理するデータベースである。保守計画調整装置1は、電力販売計画管理装置6から通信路500を介してこれらの情報を受信し、電力販売計画138に格納する。
電力販売計画138は、レコードのフィールドとして、日時138aと、販売先138bと、電力販売計画量138cと、調整許容量138dと、を含んでいる。
日時138aには、日時が格納される。
販売先138bには、電力の販売先を一意に特定する番号が格納される。
電力販売計画量138cには、日時138aにおける、当該販売先に電力を販売する計画量が格納される。
調整許容量138dには、日時138aにおいて、当該販売先に販売する電力量について、電力販売計画量138cから増減可能な電力量が格納される。この図の例における「NULL」は、契約等の制限により、電力販売計画量を変更できないことを示す。これは、前述の業績評価指標因果関係133の例における#23の電力販売計画量(AAA)の調整可否133eが「不可」であることに対応する。
保守計画調整装置1が、資源を用いる設備の保守計画134とその設備の稼働に関連する関連計画とを取得することにより、保守計画と関連計画を含む計画群を調整することができる。また、調整可能な計画情報が、調整許容量を含むことにより、保守計画調整装置1は、計画情報を適切に調整することができる。調整許容量は、計画情報の調整可能な範囲を示す調整範囲情報であってもよい。また、複数の種類の計画の組み合わせを計画群と呼ぶことがある。
以下、保守計画調整装置1の動作について説明する。
図12は、実施例1における最適計画作成処理の第一部分を示す。図13は、実施例1における最適計画作成処理の第二部分を示す。
当該処理は、保守計画と、関連計画と、を変更した際の業績評価指標の予測値の変化を計算し、電力需給バランスなどの制約条件のもと、利益などを評価関数として最適化計算し、最適な計画を決定する。最適計画作成部18は、CPU11が最適計画作成プログラム132を実行することによって、具現化される。
ステップS1800において、最適計画作成部18は、保守計画管理装置2から、保守計画情報と、当該計画の調整許容量と、当該計画に関連するマスタ情報と、を取得することを契機に、最適計画作成処理を開始する。最適計画作成部18は、取得した保守計画情報と調整許容量を、前述の保守計画134のデータベースに格納する。
ステップS1801において、最適計画作成部18は、業績評価指標の因子を管理する装置の装置番号を、業績評価指標因果関係133から取得する。
ステップS1802において、最適計画作成部18は、関連計画管理装置7のうち、ステップS1801で取得した装置番号に該当する装置から、通信路500を介して、当該装置が管理する計画情報と、当該装置が管理するマスタ情報と、を取得する。最適計画作成部18は、取得した計画情報を、発電機出力計画135、電力購入計画136、電力利用業務計画137、電力販売計画138のうち、対応するデータベースに格納する。
ステップS1803において、最適計画作成部18は、ステップS1800で取得した保守計画情報と調整許容量に基づいて、保守計画を調整し、調整後の保守計画を、保守計画候補として作成する。具体的には、最適計画作成部18は、内容134cを固定して、日時134bを日時調整許容量134dの範囲で変更した保守計画を、保守計画候補として作成する。例えば、最適計画作成部18は、日時調整許容量134dの範囲で、予め設定されたステップで日時134bを変更し、それぞれの変更後の保守計画を保守計画候補とする。また、最適計画作成部18は、内容134cを内容調整許容量134eの範囲で変更し、日時調整許容量134dの範囲で日時を変えた組合せを、保守計画候補として作成する。例えば、最適計画作成部18は、内容調整許容量134eの範囲で、予め設定されたステップで内容134cを変更し、それぞれの変更後の保守計画を保守計画候補とする。
例えば、ステップS1800で取得した保守計画情報と調整許容量が、前述の保守計画134の図に示されたレコードである場合、(発電機番号、保守日時、保守内容)がそれぞれ、(A、2014/10/1〜2014/10/15、フルメンテナンス)、(A、2014/10/2〜2014/10/16、フルメンテナンス)、(A、2014/10/3〜2014/10/17、フルメンテナンス)、(A、2014/10/1〜2014/10/10、部品A交換)、(A、2014/10/2〜2014/10/11、部品A交換)、(A、2014/10/3〜2014/10/12、部品A交換)、(A、2014/10/4〜2014/10/13、部品A交換)、(A、2014/10/5〜2014/10/14、部品A交換)、(A、2014/10/6〜2014/10/15、部品A交換)、(A、2014/10/7〜2014/10/16、部品A交換)、(A、2014/10/8〜2014/10/17、部品A交換)である保守計画候補が作成される。
ステップS1804において、最適計画作成部18は、ステップS1803で作成した複数の保守計画候補のうちの一つを着目保守計画候補として着目し、着目保守計画候補を実施する場合の対象発電機の出力計画量を変更することで、発電機出力計画候補を作成する。具体的には、最適計画作成部18は、ステップS1801で取得した発電機出力計画135のうち、発電機番号135bが保守対象の発電機の番号であり、且つ日時135aが保守期間中であるレコードを選択し、当該レコードの発電機出力計画量135cを「0kWh」に変更する。ここでは、保守期間中の保守対象の発電機出力は、0kWhであるが、当初の発電機出力計画の半分など、別の値でもよい。
例えば、着目保守計画候補(発電機番号、保守日時、保守内容)が(A、2014/10/1〜2014/10/15、フルメンテナンス)である場合、発電機出力計画候補の「日時、(発電機番号、発電機出力計画量)」はそれぞれ、「(2014/10/1、((A、0kWh)、(B、200万kWh)))、(2014/10/2、((A、0kWh)、(B、220万kWh)))、・・・」に変更される。
ステップS1805において、最適計画作成部18は、ステップS1804で得られた着目保守計画候補及び発電機出力計画候補を実施した場合の、全ての業績評価指標の予測値を、業績評価指標因果関係133の関係式を用いて計算する。具体的には、最適計画作成部18は、ステップS1800で取得した保守計画に関連するマスタ情報と、ステップS1802で取得した関連計画情報とマスタ情報と、ステップS1804で得られた着目保守計画候補及び発電機出力計画候補と、から、業績評価指標因果関係133から取得した業績評価指標の関係式を用いて、全ての業績評価指標の予測値を計算する。
ステップS1806において、最適計画作成部18は、ステップS1805で計算した全ての業績評価指標の予測値のうち、制約条件を満たさないものがある場合はステップS1807に、全ての業績評価指標の予測値が制約条件を満たす場合はステップS1811に移動する。例えば、ステップS1804で着目保守計画候補(発電機番号、保守日時、保守内容)が(A、2014/10/1〜2014/10/15、フルメンテナンス)である場合は、前述のデータベースから「日時、電力供給計画量、電力需要計画量、電力需給バランス」が「(2014/10/1、300万kWh、400万kWh、−100万kWh)、(2014/10/2、320万kWh、400万kWh、−80万kWh)、・・・」となることから、「電力需給バランス」の制約条件を満たさないため、最適計画作成部18は、処理をステップS1807に移動させる。
ステップS1807において、最適計画作成部18は、関連計画のうち、ステップS1806で求めた制約条件を満たさない業績評価指標の計算に用いられる計画情報で、且つ調整可能な計画情報について、当該計画情報を管理する装置の装置番号を取得する。ただし、最適計画作成部18は、ステップS1804で変更された計画情報を、調整対象外とする。
例えば、前述の因果関係図の例の業績評価指標「電力需給バランス」が制約条件を満たさない場合、最適計画作成部18は、当該業績評価指標の因子となる計画情報として、「発電機出力計画量(A)」、「発電機出力計画量(B)」、「電力購入計画量(AA)」、「生産用電力需要計画量」、「生産計画量」、「電力販売計画量(AAA)」を抽出する。その後、最適計画作成部18は、抽出された計画情報のうち、業績評価指標因果関係133の調整可否133eに調整可能と示されている計画情報として、「発電機出力計画(B)」、「電力購入計画(AA)」、「生産用電力需要計画」、「生産計画」を選択する。ここで、最適計画作成部18は、ステップS1804で発電機出力計画量を変更しているので、「発電機出力計画(A)」を調整対象から除外する。
ステップS1808において、最適計画作成部18は、関連計画管理装置7のうち、ステップS1807で取得した装置番号に該当する装置から、計画の調整許容量を取得する。最適計画作成部18は、取得した調整許容量を、発電機出力計画135、電力購入計画136、電力利用業務計画137、電力販売計画138のうち、対応するデータベースに格納する。
ステップS1809において、最適計画作成部18は、制約条件を満たすことを目的として、ステップS1808で取得した調整許容量内で関連計画を変更することで、関連計画候補を作成する。
例えば、最適計画作成部18は、保守計画候補の期間に、保守対象の発電機の出力計画量の低下分を補うために、他の発電機の出力計画量を増加させることで、関連計画候補を作成する。これにより、最適計画作成部18は、電力需給バランスの制約条件を満たすように関連計画を変更することができる。
また、例えば、最適計画作成部18は、保守の期間に、保守対象の発電機の出力計画量の低下分を補うために、市場や他社から電力を購入する計画量を増加させることで、関連計画候補を作成する。これにより、最適計画作成部18は、電力需給バランスの制約条件を満たすように関連計画を変更することができる。
また、例えば、最適計画作成部18は、保守の期間に、保守対象の発電機の出力計画量の低下分に対して、電力の利用を削減するように電力を利用する関連計画を変更することで、関連計画候補を作成する。これにより、最適計画作成部18は、電力需給バランスの制約条件を満たすように関連計画を変更することができる。
また、例えば、最適計画作成部18は、保守の期間に、保守対象の発電機の出力計画量の低下分に対して、市場や他社への電力を販売する計画量を削減することで、関連計画候補を作成する。これにより、最適計画作成部18は、電力需給バランスの制約条件を満たすように関連計画を変更することができる。
ステップS1810において、最適計画作成部18は、ステップS1804で得られた着目保守計画候補及び発電機出力計画候補と、ステップS1809で得られた関連計画候補と、を含む計画群候補に対し、計画群候補を実施した場合の、全ての業績評価指標の予測値を、業績評価指標因果関係133の関係式を用いて計算し、複数の計画群候補の中から、全ての業績評価指標の予測値が制約条件を満たす計画群候補を選択する。具体的には、最適計画作成部18は、ステップS1800で取得した保守計画及びそれに関連するマスタ情報と、ステップS1802で取得した関連計画及びそれに関連するマスタ情報と、ステップS1804で得られた保守計画候補及び発電機出力計画候補と、ステップS1809で得られた関連計画候補と、を含む計画群候補に対し、業績評価指標因果関係133から取得された関係式を用いて、計画群候補から全ての業績評価指標の予測値を計算する。そして、最適計画作成部18は、得られた複数の計画群候補の中から、制約条件を満たす計画群候補を抽出する。これにより、最適計画作成部18は、制約条件を満たす計画群候補を作成することができる。
ステップS1811において、最適計画作成部18は、ステップS1803で作成したすべての保守計画候補についてステップS1804〜ステップS1810の処理を実施した場合はステップS1812に移動し、実施していない保守計画候補が存在する場合はステップS1804に移動し、当該保守計画候補についてステップS1804〜ステップS1810の処理を実施する。
ステップS1812において、最適計画作成部18は、ステップS1810で計算した業績評価指標の予測値と評価関数を用いて、ステップS1811までのステップで抽出された計画群候補の中から最適な計画群候補を最適計画群として決定する。例えば、最適計画作成部18は、ユーザからの入力に基づいて、業績評価指標「利益」を評価関数として選択し、評価関数が最大となる計画群候補を決定する。評価関数は、複数の業績評価指標の中からユーザにより選択された特定業績評価指標であってもよいし、少なくとも一つの特定業績評価指標を用いる関数であってもよい。
ステップS1813において、最適計画作成部18は、ステップS1812で決定された最適計画群から、保守計画を保守計画管理装置2に、関連計画を対応する関連計画管理装置7に送信し、最適計画作成処理を終了する。
図14は、計画調整結果画面を示す。
計画調整結果画面は、保守計画候補と各種業績評価指標の予測値を示すテーブル610と、業績評価指標の因果関係図620と、業績評価指標の時系列の予測値である時系列値630とを含む。
最適計画作成部18は、前述のステップS1812で決定された最適計画群を、計画調整結果画面として出力装置14に表示させてもよい。
また、最適計画作成部18は、最適計画作成処理で抽出された複数の計画群候補に基づいて計画調整結果画面を出力装置14に表示させてもよい。この場合、ユーザが計画調整結果画面を用いて、調整後の保守計画及び関連計画について業績評価指標の予測値を確認し、入力装置15を用いて、複数の計画群候補の中から最適計画群を選択してもよい。
最適計画作成部18は、業績評価指標因果関係133に基づいて、因果関係図620を作成する。これにより、ユーザは、業績評価指標の因果関係をたどることで、例えば、業績評価指標の予測値が悪化した原因となる業績評価指標や計画情報をたどることができる。ここでの因果関係図620は、会計に関する部分を示す。
出力装置14による計画調整結果画面の表示に応じて、ユーザにより入力装置15が操作されることで、因果関係図620の中の一つの業績評価指標(丸形)が選択されると、最適計画作成部18は、テーブル610に、選択された業績評価指標のフィールドを表示する。更に最適計画作成部18は、当該フィールドを用いて、テーブル610内のレコードをソートする。これにより、ユーザは、複数の業績評価指標の観点で、それぞれの業績評価指標で最適な保守計画の提示を受け、比較することができる。
更に、ユーザにより入力装置15が操作されることで、テーブル内の一つの保守計画候補のレコードが選択されると、最適計画作成部18は、選択されたレコードの保守計画候補を実施した場合の、選択された業績評価指標の時間変化を示す時系列値630を表示する。時系列値630の期間は、選択されたレコードに示された期間であってもよい。
この計画調整結果画面によれば、保守計画調整装置1のユーザは、複数の業績評価指標の中から一つの業績評価指標を評価関数として選択することができる。これにより、保守計画調整装置1は、ユーザにより選択された業績評価指標を最適化する計画群候補を選択することができる。計画群候補毎に、選択された業績評価指標の予測値を表示することにより、ユーザは、最適計画群を選択することができる。
本実施例において、保守計画調整装置1は、業績評価指標の因果関係について、各計画に関連するマスタ情報(因果関係図における四角形82)を含む因果関係モデル全体を保有している。そして、保守計画調整装置1は、調整した計画から、その計画に基づく業績評価指標の予測値を自ら計算する。例えば、保守計画調整装置1は、電力購入計画136の電力購入計画量を調整し、電力購入計画量に基づく業績評価指標である電力購入費の予測値を自ら計算する。これにより、保守計画調整装置1は、特定の業績評価指標に基づいて最適な計画群を決定することができる。
本実施例では、各計画に関連するマスタ情報など、各計画に関連する詳細な因果関係モデルは、対応する計画管理装置(保守計画管理装置2A、関連計画管理装置7A)に保有される。保守計画調整装置1Aは、各計画から得られる業績評価指標間の因果関係モデルのみを保有する。つまり、本実施例では、業績評価指標の因果関係モデルを、保守計画調整装置1Aと、保守計画管理装置2Aと、関連計画管理装置7Aと、で分散して保有する。
本実施例では、保守計画管理装置2A及び関連計画管理装置7Aが、計画情報とともに、当該計画情報に基づく業績評価指標について、その業績評価指標の因子であるマスタ情報(因果関係図における四角形82)を保有する。
本実施例では、保守計画調整装置1Aは、各計画から得られる業績評価指標の間の因果関係モデルのみを保有する。
本実施例の保守計画調整装置1Aは、調整した計画を、保守計画管理装置2Aと関連計画管理装置7Aに送信し、当該計画に基づく業績評価指標の予測値を、保守計画管理装置2Aと関連計画管理装置7Aから取得する。例えば、保守計画調整装置1Aは、電力購入計画量を調整し、その値を電力購入計画管理装置4Aに送信する。電力購入計画管理装置4Aは、受信した電力購入計画量から、電力購入計画量に基づく業績評価指標である電力購入費の予測値を計算し、保守計画調整装置1Aに送信する。
図15は、実施例2における保守計画調整装置1Aの論理構成を示す。
保守計画調整装置1Aは、業績評価指標管理部17と、最適計画作成部18Aと、業績評価指標因果関係133Aと、を含む。保守計画調整装置1Aは、保守計画と、関連計画と、各計画の調整許容量と、業績評価指標の因果関係と、を入力として、調整した保守計画及び関連計画と、そのときの業績評価指標の予測値を出力する。
最適計画作成部18Aは、保守計画と、関連計画と、各計画の調整許容量と、を入力として、保守計画と、関連計画を変更した際の業績評価指標の予測値の変化を計算し、電力需給バランスなどの制約条件のもと、利益などを評価関数として最適化計算し、最適な計画を決定する処理部である。
最適計画作成部18Aが実施する最適計画作成処理の詳細は、後述する。
業績評価指標因果関係133Aは、業績評価指標を計算するための関係式と、業績評価指標の因子である計画情報を管理する装置の装置番号と、計画と当該計画に基づく業績評価指標との関係と、などの情報を管理するデータベースである。詳細は後述する。
業績評価指標管理部17は、実施例1と同様である。
図16は、実施例2における業績評価指標の因果関係図のうち、会計に関する部分を示す。図17は、実施例2における業績評価指標の因果関係図のうち、電力量に関する部分を示す。
業績評価指標は、ひし形81、丸形83、台形84の要素に分類できる。因果関係図は、これらの要素の組合せで表される。ひし形81、丸型83の説明は、実施例1の因果関係図と同様である。
台形84は、保守計画と関連計画の計画情報(ひし形81)に基づく業績評価指標であり、例えば、電力購入計画量に対する電力購入費などである。保守計画調整装置1は、通信路500を介して、保守計画管理装置2と、関連計画管理装置7と、から、台形84の情報を取得する。
図18は、実施例2における業績評価指標因果関係133Aを示す。
業績評価指標因果関係133Aは、業績評価指標を計算するための関係式や、業績評価指標の因子である計画情報を管理する装置の装置番号や、計画と当該計画に基づく業績評価指標との関係、などの情報を管理するデータベースである。当該情報は、ユーザにより入力装置15Aを介して保守計画調整装置1Aに入力され、業績評価指標因果関係133Aに格納される。
業績評価指標因果関係133Aは、レコードのフィールドとして、ノード番号133Aaと、名称133Abと、関係式133Acと、制約条件133Adと、調整可否133Aeと、を含んでいる。
関係式133Acには、ノード番号133Aaに対応する業績評価指標の予測値を算出するための関係式、あるいはその予測値を提供する装置の装置番号、あるいは当該業績評価指標の影響を受ける計画のノード番号が格納される。この図の例では、ノード番号「#10」の「電力購入費」が、ノード番号が「#21」の「電力購入計画量」に付随することを示しており、「電力購入費」が「電力購入計画量」の影響を受けることを示す。
ノード番号133Aaと、名称133Abと、制約条件133Adと、調整可否133Aeとは、実施例1と同様である。
図19は、実施例2における最適計画作成処理の第一部分を示す。図20は、実施例2における最適計画作成処理の第二部分を示す。図21は、実施例2における最適計画作成処理の第三部分を示す。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1800Aにおいて、最適計画作成部18Aは、保守計画管理装置2Aから、保守計画情報と、当該計画の調整許容量と、を取得することを契機に、最適計画作成処理を開始する。最適計画作成部18Aは、取得した保守計画情報と調整許容量を、保守計画134のデータベースに格納する。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1801の処理は、実施例1における同一符号のステップと同様である。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1802Aにおいて、最適計画作成部18Aは、関連計画管理装置7Aのうち、ステップS1801で取得した装置番号に該当する装置から、通信路500を介して、当該装置が管理する計画情報と、当該計画に基づく業績評価指標の予測値と、を取得する。最適計画作成部18Aは、取得した計画情報を、各データベースに格納する。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1803〜ステップS1804の処理は、実施例1における同一符号のステップと同様である。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1805Aaにおいて、最適計画作成部18Aは、ステップS1804で調整した計画情報である、保守設備の発電機出力計画量135cを保守設備の発電機出力計画管理装置3Aに送信し、当該計画情報に基づく業績評価指標の予測値を取得する。ここで発電機出力計画管理装置3Aは、保守計画調整装置1Aから計画情報を受信し、当該計画情報を因子とする業績評価指標の予測値を算出し、その予測値を保守計画調整装置1Aへ送信する。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1805Abにおいて、最適計画作成部18Aは、ステップS1804で着目した着目保守計画候補の計画情報を保守計画管理装置2Aに送信し、当該計画情報に基づく業績評価指標の予測値を取得する。ここで保守計画管理装置2Aは、保守計画調整装置1Aから計画情報を受信し、当該計画情報を因子とする業績評価指標の予測値を算出し、その予測値を保守計画調整装置1Aへ送信する。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1805Acにおいて、最適計画作成部18Aは、ステップS1804で得られた保守計画候補と発電機出力計画候補を実施した場合の、全ての業績評価指標の予測値を業績評価指標因果関係133の関係式を用いて計算する。
具体的には、ステップS1802Aで取得した関連計画と業績評価指標の予測値と、ステップS1804で得られた保守計画候補と発電機出力計画候補と、ステップS1805Aaで取得した、発電機出力計画に基づく業績評価指標の予測値と、ステップS1805Abで取得した、保守計画に基づく業績評価指標の予測値と、から業績評価指標因果関係133から取得した業績評価指標の関係式を用いて、全ての業績評価指標の予測値を計算する。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1806〜ステップS1809の処理は、実施例1における同一符号のステップと同様である。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1810Aaにおいて、最適計画作成部18Aは、ステップS1809で得られた関連計画候補の計画情報を、対応する関連計画管理装置7Aに送信し、当該計画情報に基づく業績評価指標の予測値を、当該関連計画管理装置7Aから取得する。ここで関連計画管理装置7Aは、保守計画調整装置1Aから計画情報を受信し、当該計画情報を因子とする業績評価指標の予測値を算出し、その予測値を保守計画調整装置1Aへ送信する。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1810Abにおいて、最適計画作成部18Aは、ステップS1804で得られた保守計画候補と発電機出力計画候補と、ステップS1809で得られた関連計画候補と、を含む計画群候補を実施した場合の、全ての業績評価指標の予測値を、業績評価指標因果関係133の関係式を用いて計算し、全ての業績評価指標の予測値が制約条件を満たす計画群候補を抽出する。
具体的には、最適計画作成部18Aは、ステップS1802で取得した関連計画情報と業績評価指標の予測値と、ステップS1804で得られた保守計画候補と発電機出力計画候補と、ステップS1805Aaで取得した発電機出力計画に基づく業績評価指標の予測値と、ステップS1805Abで取得した保守計画に基づく業績評価指標の予測値と、ステップS1809で得られた関連計画候補と、ステップS1810Aaで取得した関連計画に基づく業績評価指標の予測値と、から、業績評価指標因果関係133から取得した各関係式を用いて、全ての業績評価指標の予測値を計算する。
実施例2における最適計画作成処理のステップS1811〜ステップS1813の処理は、実施例1における同一符号のステップと同様である。
本実施例によれば、複数の計画を夫々管理する複数の装置が、業績評価指標の因果関係を分散して格納している場合であっても、保守計画調整装置1Aが、各装置から情報を取得して、最適計画群を決定することができる。例えば、保守計画管理装置2Aと各関連計画管理装置7Aとが互いに異なる事業者に保有されており、互いに異なる計画と、その計画に関する因果関係モデルを格納している場合であっても、それらの計画を含む最適計画群を決定することができる。
実施例1及び実施例2における保守計画は、主に、保守設備の故障後の保守や定期保守を示す。
これに対して、実施例3では、異常予兆検知技術などを活用し、保守設備の故障が発生する前に予兆を検知し、保守を実施する。本実施例の保守計画調整装置1Bは、発電機の異常を検知すると、過去に同等の異常が発生したときに実施した保守の情報(検知日時、保守日時、保守内容など)を参照し、当該情報に基づいて、保守計画及び関連計画を調整する。
図22は、実施例3における保守計画調整装置1Bの論理構成を示す。
保守計画調整装置1Bは、業績評価指標管理部17と、最適計画作成部18Bと、異常検知部19と、業績評価指標因果関係133と、保守履歴139と、を含む。
保守計画調整装置1Bは、センサデータと、関連計画と、各計画の調整許容量と、計画に関連するマスタ情報と、業績評価指標の因果関係と、を入力として、保守計画と、調整した関連計画と、そのときの業績評価指標の予測値を出力する。
センサデータは、発電機に付属したセンサにより計測された、電圧、電流などの電気量である。
異常検知部19は、センサデータから発電機の異常を検知する処理部である。
保守履歴139は、過去に、異常を検知したときに実施した保守の履歴情報(内容、期間など)を管理するデータベースである。詳細は後述する。
最適計画作成部18Bは、異常検知部19の出力である異常が発生した発電機番号、検知した異常のモードと、関連計画と、計画の調整許容量と、を入力として、保守計画と、関連計画を変更した際の業績評価指標の予測値の変化を計算し、電力需給バランスなどの制約条件のもと、利益などを評価関数として最適化計算し、最適な計画を決定する。
最適計画作成部18Bが実施する最適計画作成処理は、図26、図27で詳細に説明する。
業績評価指標管理部17、業績評価指標因果関係133は、実施例1と同様である。
図23は、実施例3における計画調整システムの構成を示す。
本実施例の計画調整システムは、保守計画調整装置1Bと、保守計画管理装置2Bと、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6と、発電装置1000と、通信路500と、を含む。
通信路500は、保守計画調整装置1Bと、保守計画管理装置2Bと、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6と、発電装置1000と、などをつなぐ。
保守計画管理装置2Bは、保守計画に関連するマスタ情報(実施例1における業績評価指標の因果関係図の「各時期における保守費」など)を管理するものである。
発電装置1000は、発電機等、発電する装置であり、装置の各種電気量を計測するためのセンサが付属している。
発電装置1000は、CPU1001と、メモリ1002と、記憶装置1003と、出力装置1004と、入力装置1005と、通信インタフェース1006と、を含む。
通信インタフェース1006は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保守計画調整装置1に対して、通信路500を介してセンサ情報を送信する。
記憶装置1003は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、プログラムやデータなどの情報を記憶する装置である。
図24は、実施例3における保守計画調整装置1Bの記憶装置13Bに格納される内容を示す。
記憶装置13Bは、プログラムとして少なくとも、業績評価指標管理プログラム131と、最適計画作成プログラム132と、異常検知プログラム140と、を格納している。記憶装置13は、データとして少なくとも、業績評価指標因果関係133と、発電機出力計画135と、電力購入計画136と、電力利用業務計画137と、電力販売計画138と、保守履歴139と、を格納している。
異常検知プログラムプログラム131は、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、業績評価指標管理部17を具現化する。
最適計画作成プログラム132は、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、最適計画作成部18を具現化する。
異常検知プログラム140は、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、異常検知部19を具現化する。異常検知プログラムは、例えば、特許文献4に記載された技術を用いる。
図25は、実施例3における保守履歴139を示す。
保守履歴139は、過去に、異常を検知したときに実施した保守の情報(内容、期間など)を管理するデータベースである。
保守履歴139は、レコードのフィールドとして、発電機番号139aと、異常検知モード139bと、検知日時139cと、保守日時139dと、保守内容139eと、を含んでいる。
発電機番号139aには、発電機を一意に特定する番号が格納される。
異常検知モード139bには、検知した異常の種類を一意に特定する番号が格納される。
検知日時139cには、当該発電機について、異常検知モード139bの異常が発生した日時が格納される。
保守日時139dには、当該発電機について、検知日時139cに検知した異常に対して保守を実施した日時が格納される。
保守内容139eには、当該発電機について、保守日時139dに実施した保守の内容が格納される。
図26は、実施例3における最適計画作成処理の第一部分を示す。図27は、実施例3における最適計画作成処理の第二部分を示す。
実施例3における最適計画作成処理のステップS1800Baにおいて、最適計画作成部18Bは、異常検知部19から、異常が発生した発電機番号と、検知した異常のモードと、を受信することを契機に最適計画作成処理を開始する。
実施例3における最適計画作成処理のステップS1800Bbにおいて、最適計画作成部18Bは、保守履歴139から、ステップS1800Baで取得した発電機番号の発電機に検知したモードの異常が発生した時に、過去に実施した保守の情報を取得する。
例えば、ステップS1800Baで受信した(発電機番号、異常検知モード)が(100、aaa)の場合、最適計画作成部18Bは、保守履歴139から、受信した情報に対応するレコード13901、13902、13903を取得する。受信した情報に対応する複数のレコードが検出された場合、最適計画作成部18Bは、検知日時139cから保守日時139dまでの期間が最も長いレコードを選択して取得する。
実施例3における最適計画作成処理のステップS1800Bcにおいて、最適計画作成部18Bは、保守計画管理装置2Bから、保守計画に関連するマスタ情報を取得する。
実施例3における最適計画作成処理のステップS1801〜S1802の処理は、実施例1における同一符号のステップと同様である。
実施例3における最適計画作成処理のステップS1803Bにおいて、最適計画作成部18Bは、ステップS1800Bbで取得した、過去に実施した保守の情報を活用して、保守計画を調整することで保守計画候補を作成する。具体的には、最適計画作成部18Bは、次のステップに従い、保守計画候補を作成する。
まずステップS1として、最適計画作成部18Bは、ステップS1800Bbで取得したレコードごとに、検知日時139c(検知時刻)と保守日時139dの開始日時(開始時刻)との差分を取る。当該差分は、異常を検知してから保守作業を開始したまでの期間であり、保守日時の調整許容期間を意味する。
例えば、保守履歴139のレコード13901の場合、検知日時139cが「1999/11/1」、保守日時139dの開始日が「1999/12/1」であるので、調整許容期間は「1ヵ月間」となる。つまり、発電機番号139aが「100」、異常検知モード139bが「aaa」の場合、最適計画作成部18Bは、過去の保守履歴139から、異常を検知してから「1ヵ月間」のうちに「フルメンテナンス」の作業を実施する必要があることを計算できる。
ステップS1で計算したレコードについて、発電機番号139a、異常検知モード139b、保守内容139eが同一である複数のレコードが存在する場合、つまり、複数回、同じ保守の作業履歴がある場合、最適計画作成部18Bは、複数のレコードの中から、最も大きい差分に対応するレコード、つまり最も長い調整許容期間に対応するレコードを選択する。
次にステップS2として、最適計画作成部18Bは、異常を検知した日時からステップS1で計算した調整許容期間の間で、日時を変えた保守計画を保守計画候補として作成する。
例えば、保守履歴139のレコード13901と同様の、異常を検知した日時が「2015/10/1」とすると、ステップS1より日時調整許容時間が「1ヵ月間」、保守内容139eが「フルメンテナンス」では保守期間が15日間であることから、(保守日時、保守内容)がそれぞれ、(2015/10/1〜2015/10/15、フルメンテナンス)、(2015/10/2〜2015/10/16、フルメンテナンス)、・・・・、(2015/11/1〜2015/11/15、フルメンテナンス)である保守計画候補が作成される。
実施例3における最適計画作成処理のステップS1804〜S1813の処理は、実施例1における同一符号のステップと同様である。
本実施例によれば、保守計画調整装置1Bは、設備の異常の検知に応じて、保守計画を含む計画群を調整することができる。また、保守計画調整装置1Bは、過去の保守の履歴情報に基づいて、保守の期間に対して適切な調整許容量を算出することができる。
以上の各実施例において、業績評価指標因果関係133は、ユーザからの入力により作成されるものとしたが、既存の業績評価指標の因果関係に基づいて作成されてもよい。
図28は、実施例4における保守計画調整装置1Cの論理構成を示す。
保守計画調整装置1Cは、既存の業績評価指標の因果関係を活用して、自社の業績評価指標因果関係を作成する。保守計画調整装置1Cは、業績評価指標管理部17Cと、最適計画作成部18と、業績評価指標因果関係133と、事業者プロファイル141と、を含む。
業績評価指標管理部17Cは、他社の保守計画調整装置1Cの事業者プロファイル141に基づいて、業種、事業規模などのプロファイルが自社と同様の企業を選び出し、当該企業の業績評価指標因果関係133を取得し、自社用に一部変更してから、自社の業績評価指標因果関係133に出力する。詳細は後述する。
最適計画作成部18と、業績評価指標因果関係133は、実施例1と同様である。
事業者プロファイル141は、保守計画調整装置1Cの保有事業者のプロファイル(例えば、業種、売上規模など)を管理するデータベースである。
図29は、実施例4における計画調整システムの構成を示す。
本実施例の計画調整システムは、複数の保守計画調整装置1Cと、保守計画管理装置2と、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6と、通信路500と、を含む。
図30は、実施例4における保守計画調整装置1Cの記憶装置13Cに格納される内容を示す。
記憶装置13Cは、プログラムとして少なくとも、業績評価指標管理プログラム131Cと、最適計画作成プログラム132と、を格納している。記憶装置13Cは、データとして少なくとも、業績評価指標因果関係133と、保守計画134と、発電機出力計画135と、電力購入計画136と、電力利用業務計画137と、電力販売計画138と、事業者プロファイル141と、を格納している。
業績評価指標管理プログラム131Cは、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、業績評価指標管理部17Cを具現化する。
最適計画作成プログラム132は、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、最適計画作成部18を具現化する。
図31は、事業者プロファイル141を示す。
事業者プロファイル141は、当該装置を保有する事業者のプロファイル情報を管理するデータベースである。このプロファイル情報は、ユーザにより入力装置15を介して保守計画調整装置1Cに入力され、事業者プロファイル141に格納される。事業者プロファイル141は、レコードのフィールドとして、業種141aと、売上規模141bと、関連計画管理装置141cと、を含んでいる。
業種141aには、当該事業者の業種が格納される。
売上規模141bには、当該事業者の売上規模が格納される。
関連計画管理装置141cには、当該事業者が保有する関連計画管理装置7が格納される。
図32は、実施例4における業績評価指標管理処理を示す。
業績評価指標管理部17Cは、既存の業績評価指標の因果関係を活用して、自社の業績評価指標因果関係を作成する業績評価指標管理処理を実行する。業績評価指標管理部17Cは、CPU11が業績評価指標管理プログラム131Cを実施することによって、具現化される。
ステップS1700Cにおいて、業績評価指標管理部17Cは、他社の事業者プロファイル141の内容を検索し、自社のプロファイルと同様の事業者から業績評価指標因果関係133の因果関係モデルを取得することを契機に、業績評価指標管理処理を開始する。
具体的には、業績評価指標管理部17Cは、各社の事業者プロファイル141から、業種141a、売上規模141b、関連計画管理装置141cが同じである事業者を検索し、当該事業者から、業績評価指標因果関係133のノード番号133a、名称133b、関係式133c、制約条件133dに関するレコードを取得する。なお、業績評価指標管理部17Cは、関係式133cに格納された情報のうち、業績評価指標を計算するための関係式のみ取得し、業績評価指標の因子を管理する装置の装置番号については、他社と自社で管理する装置が異なるため、取得しない。
ステップS1701Cにおいて、業績評価指標管理部17Cは、ステップS1700Cで取得した業績評価指標の因果関係モデルに、当該業績評価指標の因子である計画情報やマスタ情報を管理する装置の装置番号を追加する。具体的には、業績評価指標管理部17Cは、ステップS1700Cで取得した関係式133cに、業績評価指標の因子を管理する装置の装置番号を追加する。
ステップS1702Cにおいて、業績評価指標管理部17Cは、ステップS1701Cで作成した情報を業績評価指標因果関係133に書き出し、業績評価指標管理処理を終了する。
なお、ステップS1701Cにおいて、業績評価指標管理部17Cは、ステップS1700Cで取得した業績評価指標の因果関係モデルに、関連する装置番号を追加したが、取得した因果関係モデルを、ユーザに提示し、ユーザがカスタマイズしてもよい。
本実施例によれば、保守計画調整装置1Cが、ユーザに類似する事業者の因果関係モデルに基づいて、ユーザの因果関係モデルを作成することにより、ユーザによる因果関係モデルの入力の作業量を削減することができる。
また、以上の各実施例において、業績評価指標因果関係133は、ユーザからの入力により作成されるものとしたが、調整された計画を実施した時の業績評価指標の実績値に基づいて更新されてもよい。
図33は、実施例5における保守計画調整装置1Dの論理構成を示す。
保守計画調整装置1Dは、調整した計画と、当該計画から算出された業績評価指標の予測値と、当該計画を実施した結果から算出された業績評価指標の実績値と、を入力として、業績評価指標因果関係133を更新する。保守計画調整装置1Dは、業績評価指標管理部17Dと、最適計画作成部18と、業績評価指標因果関係133と、を含む。
業績評価指標管理部17Dは、最適計画作成部18が作成した計画と、当該計画時の業績評価指標の予測値と、当該計画を実施した時の業績評価指標の実績値と、に基づいて、業績評価指標因果関係133内のマスタ情報や関係式を更新し、業績評価指標因果関係133を上書きする処理部である。更新作業により、業績評価指標の因果関係モデルをより現実に近いものにすることができる。詳細は後述する。
最適計画作成部18と、業績評価指標因果関係133は、実施例1と同様である。
図34は、実施例5における保守計画調整装置1Dの記憶装置13Dに格納される内容を示す。
記憶装置13Dは、プログラムとして少なくとも、業績評価指標管理プログラム131Dと、最適計画作成プログラム132と、を格納している。記憶装置13Dは、データとして少なくとも、業績評価指標因果関係133と、保守計画134と、発電機出力計画135と、電力購入計画136と、電力利用業務計画137と、電力販売計画138と、計画調整結果142と、を格納している。
業績評価指標管理プログラム131Dは、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、業績評価指標管理部17Cを具現化する。
最適計画作成プログラム132は、CPU11によって、メモリ12に読み込まれて実行されることにより、最適計画作成部18を具現化する。
計画調整結果142は、最適計画作成部18が作成した、調整後の計画群候補と、それから算出された業績評価指標の予測値とを管理するデータベースである。なお、計画調整結果142は、最適計画群と、それから算出された業績評価指標の予測値とを管理していてもよい。
図35は、実施例5における業績評価指標管理処理を示す。
業績評価指標管理部17Dは、調整した計画を実施した時の業績評価指標の実績値を活用して、業績評価指標因果関係を更新する業績評価指標管理処理を実行する。業績評価指標管理部17Dは、CPU11が業績評価指標管理プログラム131Dを実施することによって、具現化される。
ステップS1700Dにおいて、業績評価指標管理部17Dは、保守計画管理装置2と、関連計画管理装置7と、から調整した計画と、当該計画を実施した際の業績評価指標の実績値を取得することを契機に、業績評価指標管理処理を開始する。
ステップS1701Dにおいて、業績評価指標管理部17Dは、ステップS1700Dで取得した計画を調整した際の各業績評価指標の予測値を計画調整結果142から取得する。
ステップS1702Dにおいて、業績評価指標管理部17Dは、各業績評価指標について、ステップS1700Dで取得した計画実施時の業績評価指標の実績値と、ステップS1701Dで取得した計画立案時の業績評価指標の予測値と、を比較し、実績値と予測値の差分を計算する。
ステップS1703Dにおいて、業績評価指標管理部17Dは、ステップS1702Dの計算の結果、差分の大きさが予め設定された差分閾値を超える場合、処理をステップS1704Dに移動させ、差分の大きさが差分閾値以下である場合、業績評価指標管理処理を終了する。
ステップS1704Dにおいて、業績評価指標管理部17Dは、ステップS1702Dで計算した差分が発生した業績評価指標の因子であるマスタ情報について、差分に対応するマスタ情報の変化量を算出し、マスタ情報に変化量を合算し、マスタ情報を管理する保守計画管理装置または関連計画管理装置7に送信し、業績評価指標管理処理を終了する。
なお、ステップS1704Dにおいて、業績評価指標管理部17Dは、マスタ情報を更新したが、業績評価指標を計算するための関係式の係数を更新してもよい。
本実施例によれば、保守計画調整装置1Dは、特定業績評価指標の予測値と、特定業績評価指標の実績値との差分に基づいて、マスタ情報や因果関係モデル等を変更することにより、特定業績評価指標の予測値の精度を向上させることができる。
以上の各実施例では、保守計画調整装置はスタンドアロンで動作するものとしたが、保守計画調整装置がユーザ端末に接続され、ユーザ端末を用いて入出力を行ってもよい。
図36は、実施例6における計画調整システムの構成を示す。
本実施例の計画調整システムは、実施例1の計画調整システムの要素に加え、ユーザ端末9を含む。保守計画調整装置1とユーザ端末9は、通信路500で接続されている。ユーザ端末9は、CPU91、メモリ92、出力装置94、入力装置95、通信インタフェース96を含む。これにより、ユーザは、ユーザ端末9の通信インタフェース96から通信路500を介して、保守計画調整装置1の通信インタフェース16に情報を送信できる。あるいは逆に、保守計画調整装置1で生成した情報を通信路500を介しユーザが利用できる。
また、各実施例において、保守計画管理装置2を1台としたが、複数の保守計画管理装置を用いてもよい。
図37は、実施例7における計画調整システムの構成を示す。
実施例1の計画調整システムと比較すると、本実施例の計画調整システムは、保守計画管理装置2の代わりに、複数の保守計画管理装置2Eを含む。この構成によれば、保守計画調整装置1は、複数企業の保守計画管理装置2Eから保守計画の見積を受け、自社にとって最適な保守計画を提示した企業に作業を依頼することもできる。
以上の各実施例において、関連計画管理装置7として、発電機出力計画管理装置3と、電力購入計画管理装置4と、電力利用業務計画管理装置5と、電力販売計画管理装置6と、を挙げたが、構成要素として全装置が揃わなくてもよい。また、関連計画管理装置7は、上記4種類の装置に限定されるものではなく、関連計画を管理する装置であれば他のものでもよい。
また、各実施例において、保守設備として発電機を例に挙げたが、熱源機やコジェネレーション装置や浄水装置などでもよい。例えば、熱源機の場合は、熱の需要量と計画量の需給バランスが制約条件の一つとなり、保守計画調整装置は、当該制約条件を満たす最適な保守計画及び関連計画を決定する。
本発明の表現のための用語について説明する。記憶デバイスは、メモリ12又は記憶装置13であってもよい。プロセッサは、CPU11であってもよい。因果関係情報は、因果関係モデルであってもよいし、業績評価指標因果関係133であってもよいし、業績評価指標因果関係133とマスタ情報であってもよい。計画調整システムは、保守計画調整装置1であってもよいし、保守計画調整装置1と保守計画管理装置2と関連計画管理装置7とであってもよい。管理装置は、保守計画管理装置2であってもよいし、関連計画管理装置7であってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲を上記構成に限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。
1、1A、1B、1C、1D:保守計画調整装置、 2、2A、2B、2E:保守計画管理装置、 3、3A:発電機出力計画管理装置、 4、4A:電力購入計画管理装置、 5:電力利用業務計画管理装置、 6:電力販売計画管理装置、 7、7A:関連計画管理装置、 9:ユーザ端末、 17、17C、17D:業績評価指標管理部、 18、18A、18B:最適計画作成部、 19:異常検知部、 1000:発電装置

Claims (15)

  1. 記憶デバイスと、
    前記記憶デバイスに接続されるプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、資源に関する複数の計画情報を含む計画群情報を取得し、
    前記プロセッサは、各計画情報の調整可能な範囲を示す調整範囲情報を取得し、
    前記プロセッサは、前記複数の計画情報と複数の業績評価指標と間の因果関係を示す因果関係情報を取得し、
    前記プロセッサは、前記複数の業績評価指標の中の予め設定された条件業績評価指標の制約条件を取得し、
    前記プロセッサは、前記制約条件と前記調整範囲情報とに基づいて、前記計画群情報を変更することで、複数の計画群情報候補を作成し、
    前記プロセッサは、前記複数の業績評価指標の中から特定業績評価指標を選択し、
    前記プロセッサは、前記因果関係情報を用いて、各計画群情報候補から特定業績評価指標の予測値を算出する、
    計画調整システム。
  2. 前記プロセッサは、各計画群情報候補の条件業績評価指標の予測値を算出し、
    前記プロセッサは、前記各計画群情報候補の条件業績評価指標の予測値が前記制約条件を満たすか否かを判定し、
    前記プロセッサは、前記条件業績評価指標の予測値が前記制約条件を満たさないと判定された計画群情報候補に含まれる計画情報であって、前記条件業績評価指標に影響を与える計画情報を、前記調整範囲情報に基づいて変更する、
    請求項1に記載の計画調整システム。
  3. 前記複数の計画情報の中の第一計画情報は、前記資源に関する設備の保守の計画を示し、前記保守の期間を示し、
    前記複数の計画情報の中の第二計画情報は、前記設備の稼働に関連する計画を示す、
    請求項2に記載の計画調整システム。
  4. 前記資源は、電力であり、
    前記設備は、第一発電機であり、
    前記条件業績評価指標は、電力需給バランスである、
    請求項3に記載の計画調整システム。
  5. 前記第二計画情報は、第二発電機の出力計画量を含み、
    前記プロセッサは、前記保守による前記第一発電機の出力の低下量に基づいて、前記保守の期間中の前記第二発電機の出力計画量を増加させることにより、前記第二計画情報を変更する、
    請求項4に記載の計画調整システム。
  6. 前記第二計画情報は、電力の購入計画量を含み、
    前記プロセッサは、前記保守による前記第一発電機の出力の低下量に基づいて、前記保守の期間中の前記購入計画量を増加させることにより、前記第二計画情報を変更する、
    請求項4に記載の計画調整システム。
  7. 前記第二計画情報は、電力の利用計画量を含み、
    前記プロセッサは、前記保守による前記第一発電機の出力の低下量に基づいて、前記保守の期間中の前記利用計画量を減少させることにより、前記第二計画情報を変更する、
    請求項4に記載の計画調整システム。
  8. 前記第二計画情報は、電力の販売計画量を含み、
    前記プロセッサは、前記保守による前記第一発電機の出力の低下量に基づいて、前記保守の期間中の前記販売計画量を減少させることにより、前記第二計画情報を変更する、
    請求項4に記載の計画調整システム。
  9. 前記プロセッサは、前記設備内のセンサからのセンサデータを取得し、
    前記プロセッサは、前記センサデータに基づいて、前記設備が異常であるか否かを判定し、
    前記設備が異常であると判定された場合、前記プロセッサは、前記設備の保守の履歴情報を取得し、前記履歴情報は、前記設備の過去の異常の検知時刻と、前記設備の過去の保守の開始時刻とを含み、
    前記プロセッサは、前記履歴情報に基づいて、前記開始時刻から前記検知時刻を減ずることで、前記設備の保守の期間の調整範囲情報を算出する、
    請求項3に記載の計画調整システム。
  10. 前記プロセッサは、前記計画調整システムを保有する第一事業者のプロファイル情報と、第二事業者のプロファイル情報とを取得し、
    前記プロセッサは、前記第二事業者のプロファイル情報が前記第一事業者のプロファイル情報と類似しているか否かを判定し、
    前記第二事業者のプロファイル情報が前記第一事業者のプロファイル情報と類似していると判定された場合、前記プロセッサは、前記第二事業者の因果関係情報を取得し、
    前記プロセッサは、前記第二事業者の因果関係情報に基づいて、前記第一事業者の因果関係情報を作成する、
    請求項3に記載の計画調整システム。
  11. 前記プロセッサは、各計画群情報候補の特定業績評価指標の予測値に基づいて、前記複数の計画群情報候補の一つを選択計画群情報として選択し、
    前記選択計画群情報に基づく計画群が実行された後、前記プロセッサは、前記実行による各業績評価指標の実績値を取得し、
    前記プロセッサは、各業績評価指標に対し、前記予測値と前記実績値の差分を算出し、
    前記プロセッサは、前記差分に基づいて、前記因果関係情報を変更する、
    請求項1に記載の計画調整システム。
  12. 前記プロセッサは、前記複数の業績評価指標を表示装置に表示させ、
    前記プロセッサは、ユーザからの入力に基づいて前記特定業績評価指標を選択し、
    前記プロセッサは、各計画群情報候補の特定業績評価指標の予測値を前記表示装置に表示させる、
    請求項1に記載の計画調整システム。
  13. 前記プロセッサは、前記因果関係情報に基づいて、各計画群情報候補に対する複数の業績評価指標の夫々の予測値を算出する、
    請求項1に記載の計画調整システム。
  14. 前記プロセッサは、前記複数の計画情報の中の第一計画情報を取得し、
    前記プロセッサは、前記制約条件及び前記第一計画情報の調整範囲情報の下で前記第一計画情報を変更することで、第一計画情報候補を作成し、
    前記プロセッサは、前記因果関係情報に基づいて、前記複数の業績評価指標のうち、前記第一計画情報候補の影響を受ける業績評価指標の予測値を算出し、
    前記プロセッサは、前記複数の計画情報の中の第二計画情報を管理する管理装置から、第二計画情報を取得し、
    前記プロセッサは、前記制約条件及び前記第二計画情報の調整範囲情報の下で前記第二計画情報を変更することで、第二計画情報候補を作成し、
    前記プロセッサは、前記第二計画情報候補を前記管理装置へ送信し、
    前記プロセッサは、前記複数の業績評価指標のうち、前記第二計画情報候補の影響を受ける業績評価指標の予測値を前記管理装置から受信する、
    請求項1に記載の計画調整システム。
  15. プロセッサが、資源に関する複数の計画情報を含む計画群情報を取得し、
    前記プロセッサが、各計画情報の調整可能な範囲を示す調整範囲情報を取得し、
    前記プロセッサが、前記複数の計画情報と複数の業績評価指標と間の因果関係を示す因果関係情報を取得し、
    前記プロセッサが、前記複数の業績評価指標の中の予め設定された条件業績評価指標の制約条件を取得し、
    前記プロセッサが、前記制約条件と前記調整範囲情報とに基づいて、前記計画群情報を変更することで、複数の計画群情報候補を作成し、
    前記プロセッサが、前記複数の業績評価指標の中から特定業績評価指標を選択し、
    前記プロセッサが、前記因果関係情報を用いて、各計画群情報候補から特定業績評価指標の予測値を算出する、
    ことを含む計画調整方法。
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