JP2017116833A - 画像投影装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の高解像化を実現することを課題とする。
【解決手段】画像投影装置は、第1の算出部と、閾値判定部と、ファン制御部と、第2の算出部と、移動制御部とを有する。第1の算出部は、可動ユニットを移動させる際の目標位置と、可動ユニットの現在位置とから、目標位置に対するずれ量を算出する。閾値判定部は、算出されたずれ量が閾値以上であるか否かを判定する。ファン制御部は、ずれ量が閾値以上であると判定された場合に、ファンの回転数の変更を制御する。第2の算出部は、可動ユニットを目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出する。移動制御部は、算出された移動方向及び距離に基づき、可動ユニットの移動を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像投影装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
従来、会議やプレゼンテーション、サイネージ等にプロジェクタが利用されている。プロジェクタによって投影される投影画像の高解像化のためには、変調素子の画素数を増加させる手法のほか、画像表示素子を細かい周期で斜め45度の方向に振動させることにより半画素ずらす手法が知られている。例えば、画像表示素子を半画素ずらす手法では、画像表示素子を有する可動ユニットと、可動ユニットを支持する固定ユニットとの二つのユニットに分け、可動ユニットの位置を検出する位置検出手段として、光センサや磁気センサ等が利用される。画像表示素子を半画素ずらす手法では、元の画像に対して半画素分ずらした画像を合成することにより、最大で二倍程度の高解像化を実現することができる。
また、特許文献1(特開2007−248894号公報)では、画像表示素子と、画素シフトを行なうための画素シフト素子と、投影レンズとを一体化し、画素シフト素子で光路をシフトさせることにより中間画像を形成して、画素密度を増加させることで、画像の高解像化を実現している。
しかしながら、従来技術では、画像の高解像化を実現できない場合があるという問題がある。具体的には、画像表示素子を半画素ずらす手法では、プロジェクタに搭載される冷却用ファンの回転によって発生する振動が、画像表示素子を有する可動ユニットの動作に影響を与えてしまい、画像の高解像化を実現できない場合がある。例えば、画像表示素子を半画素ずらす手法では、可動ユニットの現在位置を位置検出手段により把握し、目標位置に向かうように可動ユニットを制御するが、冷却用ファンの回転によって振動が発生すると、目標位置を越えて移動してしまう場合がある。
画像表示素子を半画素ずらす手法では、画像表示素子を細かい周期で振動させるため、目標位置を越えて移動した後に、元に戻そうと新たな目標位置が設定されるが、その際にも目標位置を越えて移動してしまう場合があり、以降も同様の動作となってしまう。これらの結果、画像表示素子を半画素ずらす手法では、冷却用ファンの回転によって振動が発生する場合に、画像の高解像化を実現できないだけでなく、画質が劣化してしまう可能性がある。なお、特許文献1は、画像表示素子と、画素シフト素子と、投影レンズとを一体化させているため、可動ユニットと固定ユニットとの二つのユニットにより画像表示素子をシフトさせる技術に対して、ユニットを一体化させることは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像の高解像化を実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る画像投影装置は、可動ユニットを移動させる際の目標位置と、前記可動ユニットの現在位置とから、前記目標位置に対するずれ量を算出する第1の算出部と、算出された前記ずれ量が閾値以上であるか否かを判定する閾値判定部と、前記ずれ量が前記閾値以上であると判定された場合に、ファンの回転数の変更を制御するファン制御部と、前記可動ユニットを前記目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出する第2の算出部と、算出された前記移動方向及び前記距離に基づき、前記可動ユニットの移動を制御する移動制御部とを有する。
本発明の一つの様態によれば、画像の高解像化を実現することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る画像投影装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る画像表示ユニットの詳細なハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る照明光学系ユニットの構成例を示す斜視図である。 図4は、実施の形態1に係る画像表示ユニットの構成例を示す斜視図である。 図5は、実施の形態1に係る画素ずらしによる高解像化の例を説明する図である。 図6は、実施の形態1に係る画像投影装置の機能構成例を示すブロック図である。 図7は、実施の形態1に係る画像投影装置による制御処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る画像投影装置、制御方法及び制御プログラムの実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
[実施の形態1に係る画像投影装置のハードウェア構成]
図1を用いて、実施の形態1に係る画像投影装置100のハードウェア構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る画像投影装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、画像投影装置100は、CPU(Central Processing Unit)12と、RAM(Random Access Memory)13と、ROM(Read Only Memory)14と、ファン15と、スピーカ16と、表示操作部17とを有する。加えて、画像投影装置100は、光源18と、照明光学系ユニット19と、画像表示ユニット20と、投影光学系ユニット21と、外部I/F22とを有する。上記各部は、バス11により互いに接続される。画像投影装置100は、プロジェクタ等の一例である。
CPU12は、画像投影装置100全体の動作を制御する。CPU12は、ROM14等に記憶されたプログラムを、RAM13等を作業領域として実行することで、画像投影装置100全体の動作を制御する。RAM13は、ROM14等に格納されたプログラムの実行時の作業領域である。ROM14は、画像投影装置100による処理を実現するためのプログラムを記憶する。ファン15は、CPU12による制御に従って回転し、吸気口等から吸気した空気によって、光源18等を冷却する。スピーカ16は、CPU12による制御に従って、映像をスクリーン等の投影面に投影する場合等に、そのときの映像に合わせて音を出力する。表示操作部17は、画像投影装置100を操作可能なタッチパネルや液晶パネル、ハードキー等によって構成され、各種情報の入力を受け付け、各種情報を表示出力する。
光源18は、水銀高圧ランプ、キセノンランプ、LED(Light Emitting Diode)等であり、CPU12による制御に従って光を照射する。照明光学系ユニット19は、カラーホイール、ライトトンネル、リレーレンズ等を有し、光源18によって照射された光を画像表示ユニット20に導く。画像表示ユニット20は、CPU12による制御に従って、照明光学系ユニット19によって導かれた光を変調し、投影画像を生成する。投影光学系ユニット21は、複数の投射レンズ、ミラー等を有し、画像表示ユニット20によって生成された投影画像を拡大してスクリーン等の投影面に投影する。
外部I/F22は、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)やVGA(Video Graphics Array)等のインタフェースを介して、PC(Personal Computer)やAV(Audio Visual)機器、デジタルカメラ等の外部機器と接続する。外部I/F22は、接続された外部機器から送信された画像データを受け付ける。外部I/F22は、複数の接続端子を備えていても良い。なお、図1に示したハードウェア構成は一例であり、画像投影装置100を操作するためのリモートコントローラからの操作情報を受信するリモコン受信部等、上記以外のハードウェアを追加しても良い。
図2は、実施の形態1に係る画像表示ユニット20の詳細なハードウェア構成例を示すブロック図である。図2に示すように、画像表示ユニット20は、固定ユニット20aと、可動ユニット20bとを有する。また、可動ユニット20bは、DMD(Digital Micromirror Device)20cを有する。
これらのうち、固定ユニット20aは、固定支持されており、可動ユニット20bの支持や可動ユニット20bの移動をサポートする役割を担う。可動ユニット20bは、固定ユニット20aに対して移動可能に設けられている。DMD20cは、可動ユニット20bの移動に応じて移動し、照明光学系ユニット19によって導かれた光を変調して投影画像を生成する。
[画素ずらしによる高解像化]
図3は、実施の形態1に係る照明光学系ユニット19の構成例を示す斜視図である。図4は、実施の形態1に係る画像表示ユニット20の構成例を示す斜視図である。照明光学系ユニット19は、カラーホイール19a、ライトトンネル19b、リレーレンズ19c、シリンダミラー19d、凹面ミラー19e等を備える。画像表示ユニット20は、固定ユニット20a、可動ユニット20b、DMD20c、ヒートシンク20d等を備える。
カラーホイール19aは、例えば周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のフィルタを有する円盤である。カラーホイール19aは、高速回転することで、光源18によって照射される光を、RGBの各色に時分割する。
ライトトンネル19bは、光源18によって照射された光の強さの分布を均一化するための光学部品である。より具体的には、ライトトンネル19bは、光源18からDMD20cまでの光の経路の一部を囲む筒状をなし、内面が光を反射させるガラスである。ライトトンネル19bは、カラーホイール19aを透過したRGBの各色の光を、内面で多重反射することで光の強さの分布を均一化してリレーレンズ19cに導く。
リレーレンズ19cは、ライトトンネル19bから射出された光の軸上色収差を補正しつつ集光する。シリンダミラー19d及び凹面ミラー19eは、リレーレンズ19cから射出された光を反射して、DMD20cへ導く。
DMD20cは、画像生成素子(画像表示素子、光変調素子とも呼ばれる)の一例である。DMD20cは、凹面ミラー19eからの反射光を変調して投影画像を生成する。より具体的には、DMD20cは、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された矩形状の画像生成面を有する。DMD20cの各マイクロミラーは、鏡面が傾動可能に設けられており、入力される映像信号に基づいてオン/オフ駆動される。
マイクロミラーは、例えば「オン」の場合には、光源18からの光を投影光学系ユニット21へ向けて反射するように、傾斜角度が制御される。また、マイクロミラーは、例えば「オフ」の場合には、光源18からの光をオフ光板(不図示)に向けて反射するように、傾斜角度が制御される。このように、DMD20cは、入力される映像信号によって各マイクロミラーの傾斜角度が制御され、光源18から照射され、照明光学系ユニット19を通った光を変調して投影画像を生成する。
可動ユニット20bは、固定ユニット20aに対して、所定範囲で移動可能である。固定ユニット20aは、可動ユニット20bを支持するとともに、可動ユニット20bの移動をサポートする。可動ユニット20bは、DMD20cを所定の移動可能域で移動可能に保持する。また、可動ユニット20bは、DMD20cを所定の回転可能域又は角度範囲で回転可能に保持する。
ヒートシンク20dは、放熱するための一手段であり、少なくとも一部分がDMD20cに触れている。ヒートシンク20dは、DMD20cの温度上昇を抑制し、DMD20cの温度上昇による動作不良や故障等といった不具合の発生を低減する。
図5は、実施の形態1に係る画素ずらしによる高解像化の例を説明する図である。DMD20cは、マイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた位置の間で、可動ユニット20bの移動に応じて、所定の周期で往復移動する。これにより、図5に示すように、DMD20cは、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するように制御される。図5では、元画像と、元画像に対して斜め45度の方向に半画素だけずらした画像とが生成され、これらの画像で投影画像を構成することで、元画像よりも約2倍の解像度を有する投影画像が生成される例を示している。なお、DMD20cの移動位置を増やすことで、生成される投影画像の解像度をさらに向上させることもできる。
[実施の形態1に係る画像投影装置の機能構成]
次に、図6を用いて、実施の形態1に係る画像投影装置100の機能構成を説明する。図6は、実施の形態1に係る画像投影装置100の機能構成例を示すブロック図である。
図6に示すように、画像投影装置100は、表示操作制御部110と、スピーカ制御部120と、光源制御部130と、照明光学系制御部140と、可動ユニット制御部150と、ファン制御部160と、映像信号制御部170と、DMD制御部180とを有する。また、可動ユニット制御部150は、第1の算出部151と、閾値判定部152と、回数判定部153と、第2の算出部154と、移動制御部155とを有する。上記各部は、ソフトウェア(プログラム)で実現されても良いし、ハードウェア回路で実現されても良い。また、上記各部は、例えば、ROM14等からRAM13上に展開された制御プログラムをCPU12が実行することにより実現される機能である。
表示操作制御部110は、表示操作部17による入出力を制御する。例えば、表示操作制御部110は、画像投影装置100の各種設定に関する情報を受け付けたり、入力された情報に対する出力情報を表示させたりするための制御を行なう。スピーカ制御部120は、スピーカ16による音の出力を制御する。例えば、スピーカ制御部120は、スクリーン等の投影面に投影される投影画像の出力に合わせて、予め設定された音量により、スピーカ16から音を出力させるための制御を行なう。なお、音量の設定については、例えば、表示操作制御部110によって受け付けられる。
光源制御部130は、光源18による光の照射を制御する。例えば、光源制御部130は、光源18による光の照射のオン/オフを制御したり、照射される光の強度を制御したりする。光源18のオン/オフや、光の強度の調整については、例えば、表示操作制御部110によって受け付けられる。照明光学系制御部140は、照明光学系ユニット19を制御する。例えば、照明光学系制御部140は、光源18によって照射された光を照明光学系ユニット19に導くために、カラーホイール19aの回転、ライトトンネル19bの向き、リレーレンズ19cの向き等を制御する。
可動ユニット制御部150は、固定ユニット20aに対して移動する可動ユニット20bの現在位置を検出し、可動ユニット20bの移動を制御する。例えば、可動ユニット20bの位置検出は、光センサや磁気センサ等が利用される。第1の算出部151は、可動ユニット20bを移動させる際の目標位置と、可動ユニット20bの現在位置とから、目標位置に対するずれ量を算出する。例えば、第1の算出部151は、高解像化を実現する画素ずらしのための可動ユニット20bの移動において、目標位置と、検出された現在位置とに基づき、目標位置に対する現在位置のずれ量を算出する。
閾値判定部152は、算出されたずれ量が閾値以上であるか否かを判定する。例えば、閾値判定部152は、第1の算出部151によって算出された、目標位置に対する可動ユニット20bの現在位置のずれ量が、閾値以上であるか否かを判定する。閾値は、ファン15の回転によって発生する振動が、画素ずらしに与える影響をもとに設定されれば良く、搭載されるファン15の種類や、画像投影装置100の筐体それぞれで異なる値となる可能性がある。また、閾値は、予め定められた所定の閾値を利用することができる。閾値判定部152による処理は、ファン15の回転によって発生する振動を起因として、目標位置に対してずれが生じた可能性があることを判定するためのものである。
回数判定部153は、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達したか否かを判定する。例えば、回数判定部153は、閾値判定部152によって、ずれ量が閾値以上であると判定された場合に、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達したか否かを判定する。すなわち、回数判定部153は、閾値判定部152による判定結果を受け、ずれ量が閾値以上であるとの判定結果が連続していれば、回数を「1」インクリメントし、インクリメントした回数が所定回数に達したか否かを判定する。回数判定部153による処理は、ファン15の回転により継続して発生する振動を起因として、目標位置に対してずれが生じたことを判定するためのものである。
例えば、閾値判定部152によってずれ量が閾値以上であると判定された段階では、ファン15とは異なる外部からの要因によって振動が発生し、ずれが生じた可能性も有り得る。従って、回数判定部153によって回数が所定回数に達したと判定された段階で、継続して回転しているファン15による振動を起因として、ずれが生じたこととして判定することが好ましい。なお、閾値判定部152によってずれ量が閾値以上でないと判定された場合には、回数判定部153による処理が実行されることなく、第2の算出部154による処理が実行されることになる。
第2の算出部154は、可動ユニット20bを目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出する。例えば、第2の算出部154は、回数判定部153によって、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達したと判定された場合に、第1の算出部151によって算出されたずれ量をもとに、可動ユニット20bを目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出する。すなわち、第2の算出部154は、ずれが発生していることから、現在位置から目標位置に対する移動方向及び距離を算出する。なお、第2の算出部154は、ずれ量が閾値未満である場合や、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達していない場合であっても、目標位置までの移動方向や距離を算出するようにしても良い。また、第2の算出部154による処理は、ずれ量が閾値未満である場合や、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達していない場合に、省略するようにしても良い。
移動制御部155は、可動ユニット20bの移動を制御する。例えば、移動制御部155は、第2の算出部154によって算出された移動方向及び距離に基づき、可動ユニット20bの移動を制御する。
ファン制御部160は、ファン15の回転数の変更を制御する。例えば、ファン制御部160は、回数判定部153によって、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達したと判定された場合に、ファン15の回転数の変更を制御する。本実施の形態において、ファン15の回転によって発生する振動は、画素ずらしのための可動ユニット20bの移動に影響を及ぼす可能性が有る。具体的には、可動ユニット20bが、ファン15の回転によって発生する振動と共振して発振することで、可動ユニット20bの当初の目標位置からずれが生じてしまう。ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達することは、可動ユニット20bが、ファン15の回転によって発生する振動と共振して発振している状態であることを意味する。
このため、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達した場合に、ファン15の回転数を変更することで、可動ユニット20bがファン15の回転によって発生する振動と共振して発振することを抑制することができる。可動ユニット20bがファン15の回転によって発生する振動と共振して発振しなければ良いため、一つの様態として、ファン15の回転数は、増加させても良いし、減少させても良い。但し、画像投影装置100内の温度を所定温度未満にすることがファン15の用途の一つであるため、例えば、所定時間内で所定温度未満になるように、ファン15の回転数を制御することが好ましい。
また、ファン制御部160によるファン15の回転数の制御に応じて、光源18によって照射される光の強度を制御しても良い。例えば、光源制御部130は、ファン制御部160によって、ファン15の回転数を減少させる制御が行われた場合に、光源18による照射光の強度を弱くする制御を行なう。上述したように、画像投影装置100内の温度を所定温度未満にすることがファン15の用途の一つである。このため、ファン15の回転数を減少させる制御が行われた場合には、画像投影装置100内の温度を上昇させる一つの要因と成り得る光源18による光の照射について、その強度を弱くする制御を行なう。
映像信号制御部170は、外部I/F22によって受け付けられた映像信号(例えば、画像データ等)の解像度や周波数等を解析する信号判定機能を有する。DMD制御部180は、DMD20cが有するマイクロミラーのオン/オフを制御する。これらにより、映像信号制御部170によって入力された画像データに対し、照明光学系ユニット19によって導かれた光が可動ユニット20bの移動に応じて変調されることで投影画像が生成され、投影光学系ユニット21によって拡大された投影画像がスクリーン等の投影面に投影されることになる。
[実施の形態1に係る制御処理フロー]
次に、図7を用いて、実施の形態1に係る画像投影装置100による制御処理の流れを説明する。図7は、実施の形態1に係る画像投影装置100による制御処理の流れの例を示すフローチャートである。
図7に示すように、画像投影装置100は、可動ユニット20bの現在位置を取得し(ステップS101)、取得した現在位置と、可動ユニット20bを移動させる際の目標位置とから、目標位置に対するずれ量を算出する(ステップS102)。そして、画像投影装置100は、算出したずれ量が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。このとき、画像投影装置100は、ずれ量が閾値以上である場合に(ステップS103:Yes)、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達したか否かを判定する(ステップS104)。一方、画像投影装置100は、ずれ量が閾値未満である場合に(ステップS103:No)、ステップS106の処理を実行する。
画像投影装置100は、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達した場合に(ステップS104:Yes)、ファン15の回転数を変更する(ステップS105)。また、画像投影装置100は、ずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達していない場合に(ステップS104:No)、ステップS106の処理を実行する。画像投影装置100は、可動ユニット20bを目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出する(ステップS106)。そして、画像投影装置100は、算出した移動方向及び距離に基づき、可動ユニット20bを目標位置まで移動させるための制御を実行する(ステップS107)。
[実施の形態1による効果]
上述したように、画像投影装置100は、可動ユニット20bの目標位置に対するずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達した場合に、ファン15の回転数の変更を制御するので、投影画像の高解像化を実現することができる。換言すると、画像投影装置100は、可動ユニット20bの目標位置に対するずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達した場合に、可動ユニット20bがファン15の回転によって発生する振動と共振して発振することを抑制するために、ファン15の回転数を変更するので、投影画像の高解像化を実現することができる。
(実施の形態2)
さて、これまで本発明に係る画像投影装置100の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態以外にも種々の異なる形態にて実施されて良いものである。そこで、(1)構成、(2)プログラム、について異なる実施の形態を説明する。
(1)構成
上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に、分散又は統合することができる。
例えば、上記実施の形態では、閾値判定部152によってずれ量が閾値以上であると判定され、さらに、回数判定部153によってずれ量が連続して閾値以上となった回数が所定回数に達したと判定された場合に、ファン15の回転数の変更を制御する場合を説明した。ファン15の回転数の変更を制御するトリガは、閾値判定部152によってずれ量が閾値以上であると判定されたときであっても良い。すなわち、回数判定部153による処理を省略しても良い。
(2)プログラム
また、画像投影装置100で実行される制御プログラムは、一つの様態として、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、画像投影装置100で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。また、画像投影装置100で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。また、画像投影装置100で実行される制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
画像投影装置100で実行される制御プログラムは、上述した各部(第1の算出部151、閾値判定部152、回数判定部153、第2の算出部154、移動制御部155、ファン制御部160)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置上にロードされ、第1の算出部151、閾値判定部152、回数判定部153、第2の算出部154、移動制御部155、ファン制御部160が主記憶装置上に生成されるようになっている。
100 画像投影装置
110 表示操作制御部
120 スピーカ制御部
130 光源制御部
140 照明光学系制御部
150 可動ユニット制御部
151 第1の算出部
152 閾値判定部
153 回数判定部
154 第2の算出部
155 移動制御部
160 ファン制御部
170 映像信号制御部
180 DMD制御部
特開2007−248894号公報

Claims (6)

  1. 可動ユニットを移動させる際の目標位置と、前記可動ユニットの現在位置とから、前記目標位置に対するずれ量を算出する第1の算出部と、
    算出された前記ずれ量が閾値以上であるか否かを判定する閾値判定部と、
    前記ずれ量が前記閾値以上であると判定された場合に、ファンの回転数の変更を制御するファン制御部と、
    前記可動ユニットを前記目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出する第2の算出部と、
    算出された前記移動方向及び前記距離に基づき、前記可動ユニットの移動を制御する移動制御部と
    を有することを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記ずれ量が連続して前記閾値以上となった回数が所定回数に達したか否かを判定する回数判定部をさらに有し、
    前記ファン制御部は、前記ずれ量が連続して前記閾値以上となった回数が前記所定回数に達したと判定された場合に、前記ファンの回転数の変更を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記ファン制御部は、前記画像投影装置内の温度が所定時間内で所定温度未満になるように、前記ファンの回転数の変更を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像投影装置。
  4. 前記ファンの回転数を減らす制御が行われた場合に、光源による照射光の強度を弱くする制御を行なう光源制御部をさらに有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の画像投影装置。
  5. 可動ユニットを移動させる際の目標位置と、前記可動ユニットの現在位置とから、前記目標位置に対するずれ量を算出するステップと、
    算出された前記ずれ量が閾値以上であるか否かを判定するステップと、
    前記ずれ量が前記閾値以上であると判定された場合に、ファンの回転数の変更を制御するステップと、
    前記可動ユニットを前記目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出するステップと、
    算出された前記移動方向及び前記距離に基づき、前記可動ユニットの移動を制御するステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  6. 画像投影装置に、
    可動ユニットを移動させる際の目標位置と、前記可動ユニットの現在位置とから、前記目標位置に対するずれ量を算出するステップと、
    算出された前記ずれ量が閾値以上であるか否かを判定するステップと、
    前記ずれ量が前記閾値以上であると判定された場合に、ファンの回転数の変更を制御するステップと、
    前記可動ユニットを前記目標位置まで移動させるための移動方向及び距離を算出するステップと、
    算出された前記移動方向及び前記距離に基づき、前記可動ユニットの移動を制御するステップと
    を実行させるための制御プログラム。
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