JP2017116649A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像器へのトナー補給を予め定めた周期で行うトナー補給制御において、サブホッパーでトナーがあふれるのを抑えながら、次のトナー補給周期での現像器のトナー不足を解消して現像器内のトナー濃度を保証する。【解決手段】本発明の画像形成装置は、サブホッパー70から現像器48へのトナーの補給とサブホッパー70内の撹拌とを同時に行う第1の撹拌モードと、サブホッパー70内の撹拌のみを行う第2の撹拌モードと有する。サブホッパー70から現像器48にトナーを補給するためのトナー補給時間が閾値時間T以下の場合は、第1の撹拌モードの後に第2の撹拌モードを行う。トナー補給時間が閾値時間Tよりも長い場合は、第1の撹拌モードの後にサブホッパー駆動源721Aを停止する。【選択図】図11

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリやこれら機能を複合的に備える複合機などの電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置には、像担持体に形成された静電潜像をトナーにて現像する現像器と、補給用トナーを収容し且つ着脱交換可能なトナーボトルと、補給用トナーを一時的に貯留するサブホッパーとを備えたものがある。サブホッパーには、現像器にトナーを補給するためにサブホッパー内のトナーを搬送するスクリュー部材が設けられており、このスクリュー部材を回転させることによって、サブホッパーから現像器にトナーが供給される。
サブホッパーにはトナー量検知センサーが設けられており、サブホッパー内のトナーが少なくなったことがトナー量検知センサーによって検知されると、トナーが無くなった旨が操作パネル等によってユーザーに報知される。その後、ユーザーによってトナーボトルが交換されると、新しいトナーボトルからサブホッパーにトナーが供給される。
従来、上記のようなトナー量検知センサーとして、スクリュー部材の回転に連動してサブホッパー内のトナー量を検知するような方式のセンサーを用いた画像形成装置がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−175056号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、サブホッパーへのトナー補給が過補給になる傾向があり、ユーザーがトナーボトルを引き抜く際にトナーがこぼれ落ちて汚れが発生していた。そこで、トナー補給時にサブホッパー内をモニタ出来るメカ構成と制御を導入することが考えられる。すなわち、サブホッパーモーターの正転逆転制御と、揺動ギアーを使用し、サブホッパーモーターの正転によって現像器にトナーを補給し、サブホッパーモーターの逆転によって、常に、サブホッパーへのトナー補給中にサブホッパー内のモニタリングを行い、サブホッパー内のトナー量が狙いの量になればトナー補給を停止させることが考えられる(詳しくは後述する実施の形態の中で述べる)。
しかしながら、現像器へのトナー補給は決まった周期で行われるため、サブホッパーモーターを逆転させることによって、次の周期の先頭までに、現像器へのトナー補給が間に合わず、現像器のトナー不足が発生することが考えられる。
そこで、本発明はサブホッパーでのトナーのあふれを防ぎつつ、次の周期の先頭までに、現像器へのトナー補給が間に合わすことができて現像器でのトナー不足を解消することができる画像形成装置を提供することを技術的課題としている。
本発明は、上記のような現状を検討して改善を施した画像形成装置を提供することを技術的課題としている。
請求項1の発明は、トナーを収容するトナーボトルと、現像器と、前記トナーボトルから補給される前記トナーを一時的に貯留し、貯留した前記トナーを前記現像器に補給するサブホッパーと、前記トナーボトルの前記トナーを前記サブホッパーへ補給する補給機構と、前記サブホッパーから前記現像器への前記トナーの補給と前記サブホッパー内の撹拌を行う前記サブホッパー駆動源と、トナー補給を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記サブホッパーから前記現像器への前記トナーの補給と前記サブホッパー内の撹拌とを同時に行う第1の撹拌モードと、前記サブホッパー内の撹拌のみを行う第2の撹拌モードとを有し、前記サブホッパーから前記現像器に前記トナーを補給するトナー補給時間が閾値時間以下の場合は、前記第1の撹拌モードの後に前記第2の撹拌モードを行い、前記トナー補給時間が前記閾値時間よりも長い場合は、前記第1の撹拌モードの後に前記サブホッパー駆動源を停止するというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1の撹拌モードと前記第2の撹拌モードとを切り換え制御する機構を備え、前記機構は、前記サブホッパー駆動源である正転及び逆転駆動可能なサブホッパーモーターと、前記現像器にトナーを補給する補給ローラーと、前記補給ローラーを回転させるための補給ギアーと、前記サブホッパーの撹拌軸を回転させるための撹拌ギアーと、前記サブホッパーモーターに連結される揺動ギアーとを備え、前記第1の撹拌モードは、前記サブホッパーモーターが正転駆動しているときに、前記揺動ギアーが前記補給ギアー及び前記撹拌ギアーに駆動連結することによって行われ、前記第2の撹拌モードは、前記サブホッパーモーターを逆転駆動しているときに、前記揺動ギアーが前記撹拌ギアーに駆動連結することにより行われるというものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記トナー補給時間、前記ホッパー駆動源が設定回転速度までに立ち上がるための立ち上げ時間、前記ホッパー駆動源が設定回転速度から停止するまでの立ち下げ時間、及び前記撹拌ギアーと前記補給ギアーとの連結切り換えに要する切換時間から算出して前記閾値時間を決定する閾値決定手段を備えているというものである。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、前記サブホッパー内のトナー量を検知する手段と、検知したトナー量から前記サブホッパーへの補給要否を判定する手段とを備え、前記サブホッパーへのトナー補給が不要と判断したときは、前記第1の撹拌モードが終了した後に前記サブホッパーモーターと前記トナーボトルから前記サブホッパーにトナーを補給するトナーボトルモーターとを停止させるというものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のうちいずれかに記載の画像形成装置において、印字する画像のドット数に応じて前記トナー補給時間を決定するトナー補給時間算出手段を備えているというものである。
請求項6の発明は、請求項2〜5のうちいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナー補給時間が前記閾値時間よりも長い場合において、前記印字する画像のドット数に対応するトナー消費量が前記現像器に補給されるトナー補給量よりも少ないときは、前記第1の撹拌モードが終了した後に、前記サブホッパーモーター及び前記トナーボトルモーターを停止させるというものである。
請求項7の発明は、請求項2〜5のうちいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナー補給時間は前記閾値時間よりも長い場合において、前記印字する画像のドット数に対応するトナー消費量が前記現像器に補給されるトナー補給量よりも多いときは、前記第
1の撹拌モードが終了した後に前記サブホッパーモーターを停止させ、かつ前記トナーボトルモーターを駆動させるというものである。
本発明によると、現像器へのトナー補給を予め定めた周期で行うトナー補給制御において、トナーボトルからサブホッパーにトナー補給を行っている間、現像器へのトナー補給時間に応じて、現像器への非補給時に、サブホッパーを撹拌するか否かを決定し、トナー補給時間が閾値時間以下の場合は、サブホッパーから現像器へのトナーの補給とサブホッパー内の撹拌とを同時に行った後に、サブホッパー内の撹拌のみを行い、トナー補給時間が閾値時間よりも長い場合は、サブホッパーから現像器へのトナーの補給とサブホッパー内の撹拌とを同時に行った後に、サブホッパー駆動源を停止する。
これにより、画像のトナー消費量が多いためにサブホッパー内のトナーが大量に現像器に補給されてサブホッパー内のトナー量が少なくなっていることが明らかなときには、サブホッパー内を撹拌させてサブホッパー内のトナー量をモニタリングをせずにサブホッパーへのトナー補給を行っても、サブホッパーからトナーがあふれることがなく、しかも、サブホッパーモーターを駆動(逆転)させることによって次の周期の先頭までに現像器へのトナー補給が間に合わないという事態を回避でき、現像器でのトナー不足を解消して現像器内のトナー濃度を保証することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概説図である。 トナーボトルの駆動構成を示す正面図である。 トナーボトル、サブホッパー、及び現像器の構成を示す概略図である。 トナーボトルとサブホッパーの位置関係を示す要部断面図である。 サブホッパーの構成を示す斜視図である。 サブホッパー駆動機構の構成を示す概略図である。 サブホッパー駆動機構の構成を示す概略図である。 トナーエンプティー検知制御について説明するための図である。 トナーエンプティー検知制御について説明するための図である。 従来におけるサブホッパーから現像器へのトナー補給開始のタイミングを示す図である。 トナー補給制御を示すフローチャートである。 本発明における所定周期でのサブホッパーから現像器へのトナー補給制御を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図では、同一部分又は対応する部分に同一符号を付してある。
(1)画像形成装置の構成
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す概説図を示す。画像形成装置1は、主に原稿画像を読み取るイメージリーダー部10と、読み取った画像を印刷するプリンター部20とから構成される。イメージリーダー部10は、不図示の原稿ガラス板の上に載置された原稿を、スキャナを移動して読み取る公知のものである。原稿画像は、赤(R)・緑(G)・青(B)の三色に色分解されて、不図示のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーにより電気信号に変換され、R・G・Bの画像データが得られる。
イメージリーダー部10で得られた色成分ごとの画像データは、制御部30において各
種処理が行われた上、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される。
画像データは、制御部30内の画像メモリ34に再現色ごとに記憶され、位置ズレ補正のための補正を受けた後、記録材の供給と同期して1走査ラインごとに読み出され、発光ダイオードの駆動信号となる。
記録材は、給紙トレイ61から一枚ずつ給紙ローラー62で取り出され、後述の中間転写ベルト53とタイミングを合わせて送られる。
中間転写ベルト53は、駆動ローラー51と従動ローラー52の間に張設され、従動ローラー52が不図示のスプリングで図1の左方向へ付勢されることにより、中間転写ベルト53に張力が与えられている。そして、装置本体制御部31で制御される転写モーター54によって駆動ローラー51が反時計方向に回転する。中間転写ベルト53にはポリカーボネート、ポリイミド、ポリイミドアミドなどの樹脂材料が使用される。
中間転写ベルト53の下方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の作像部41Y、41M、41C、41K(以下、「作像部41」と総称することがある)が所定間隔で配置されている。作像部41は、感光体ドラム45(図3参照)と、この感光体ドラム45と平行な状態で対向する現像ローラーを有する現像ユニットとを備えており、また、現像ユニットは、トナー画像を現像する現像器48(図3参照)を有する。そして、中間転写ベルト53を挟んで各作像部41の感光体ドラム45と対向する位置に、転写ローラー42Y、42M、42C、42Kが配置されている。
感光体ドラム45の表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト53が感光体ドラム45と転写ローラーとの間を通過する時に中間転写ベルト53上に1次転写される。そして、給紙トレイ61から引き出された記録材が、搬送経路Aを通って、中間転写ベルト53と2次転写ローラー55とのニップ部を通過する際に、中間転写ベルト53のトナー像が記録材上に2次転写される。その後、記録材は定着部80へ搬送され、ここで加熱加圧されてトナー像が記録材に定着される。そして、トナー像が定着された記録材は装置外部へ排出される。一方、中間転写ベルト53上の残留トナーは転写ベルトクリーナー101で回収され廃トナーボックス102に蓄えられる。
作像部41Y、41M、41C、41Kの各現像ユニットには、各色トナーを一定量補給するサブホッパー(トナー貯蔵手段)70Y、70M、70C、70K(以下、「サブホッパー70」と総称することがある)が設けられており、ここからジョイント71Y、71M、71C、71Kを介して各現像ユニットに供給される。サブホッパー70の上方には、トナーボトル72Y、72M、72C、72K(以下、「トナーボトル72」と総称することがある)が着脱自在に設けられている。サブホッパー70内のトナー残量が少なくなると、トナーボトル72からサブホッパー70にトナーが供給される。トナーボトル72内のトナーがなくなると、新しいトナーボトル72と交換される。
図2はトナーボトルの駆動構成を示す正面図であり、図3はトナーボトル、サブホッパー及び現像器の構成を示す概略図である。図3に示すように、トナーボトル72Yはトナーボトルモーター711Aから駆動を得ており、トナーボトルモーター711Aが正転すると仲介ギアー720aがトナーボトル72Yに連結してトナーボトル72Yのトナーをサブホッパー70Yに補給する。トナーボトル72Mもトナーボトルモーター711Aから駆動を得ており、トナーボトルモーター711Aが逆転すると仲介ギアー720aがトナーボトル72Mに連結してトナーボトル72Mのトナーをサブホッパー70Mに補給する。トナーボトル72C、72Kは、イエロー及びマゼンタ用のトナーボトルモーター7
11Aとは別のトナーボトルモーター(図示省略)及び仲介ギアー720bによって同様の動作をする。なお、トナーボトル72の一端側は、供給口723a(図3及び図4参照)が形成されたキャップ部723(図3参照)に嵌め込まれている。トナーボトル72内のトナーは、キャップ部723の供給口723aからサブホッパー70に落下供給される。
(2)トナー補給路の構成
画像形成装置1は、現像器48にトナーを補給させるために、トナーボトル72を着脱可能としている。図1に示すように、中間転写ベルト53の上方にはボトル収容室が設けられており、ボトル収容室内には、各現像器48に供給される補給用トナーを収容するトナーボトル72が着脱可能に配置されている。尚、図1では、説明の便宜上、ボトル収容室及びトナーボトル72にも、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。このトナーボトル72から現像器48へのトナー補給路の詳細について、図2〜図4を参照して以下に説明する。
図3及び図4に示すように、各現像器48に対応して、トナーを一定量貯蔵可能なサブホッパー70が設けられており、サブホッパー70からジョイント71を介して現像器48にトナーが供給される。図3に示すように、サブホッパー70の上方には、トナーボトル72が着脱自在に設けられている。サブホッパー70内のトナー残量が少なくなると、トナーボトル72からサブホッパー70にトナーが供給される。トナーボトル72内のトナーがなくなると、新しいトナーボトル72と交換される。なお、図1では、説明の便宜上、トナーボトル72及びサブホッパー70にも、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。
図3及び図4に示すように、供給口723aが形成されたキャップ部723には、供給口723aを開閉するシャッター部715を設けている。トナーボトル72とキャップ部713とは相対的に回転可能に取り付けられている。この色別に設けられるトナーボトル72が嵌まるそれぞれのキャップ部713は、色別のサブホッパー70が一体的に構成されたユニットの上面に載置されている。
トナーボトル72の裏面側には、自身を回転させるボトル回転機構711が設けられている。ボトル回転機構711は、駆動源となるステッピングモーター(トナーボトルモーター)711Aを備えており、不図示のギアー機構を介してステッピングモーター711Aの回転力をトナーボトル72に伝達させる。ボトル回転機構711でトナーボトル72を回転させると、トナーボトル72内のトナーは、キャップ部723の供給口723aに導かれ、供給口723aからサブホッパー70に落下供給される。
図3に示すように、キャップ部723の供給口723aがサブホッパー70の上部に位置する。図4に示すように、サブホッパー70内には、トナーの上面レベルを検知するフロート部材704が、軸704aを中心として揺動自在に設けられている。そして、フロート部材704の下方には撹拌軸707と共に回転するカム702が設けられており、カム702の回転によってフロート部材704は上下に揺動する。撹拌軸707には、カム702に加えて、トナーの上面を均すための撹拌板726が設けられている。
図3及び図5に示すように、軸704aには、フロート部材704に加えて、遮光板704bが取り付けられており、フロート部材704が上下に揺動すると、それに伴って遮光板704bも上下に揺動する。遮光板704bの近傍には透過型フォトセンサー730が設けられており、この透過型フォトセンサー730によって、遮光板704bが所定の高さよりも上昇したこと(すなわち、フロート部材704が所定の高さよりも下降したこと)を検知することができる。
一方、図3に示すように、現像器48にはトナー濃度センサー481が設けられていて、現像器48のトナー濃度が低くなった場合には、所定のトナー濃度となるようにサブホッパー70の補給ローラー703が回転して現像器48にトナーが補給される。
(3)サブホッパー駆動機構の構成
以下、図4〜図7を参照して、サブホッパー駆動機構701の詳細を説明する。撹拌軸707及び補給ローラー703は、サブホッパー駆動機構701で駆動される。図6及び図7に示すように、サブホッパー駆動機構701(図3参照)は、駆動源となるステッピングモーター(サブホッパーモーター)721A(図3参照)と、サブホッパー70の補給ローラー703を回転させるための補給ギアー703aと、サブホッパー70の撹拌軸707を回転させるための撹拌ギアー706と、揺動ギアー705と、複数の仲介ギアー706a、706b、706cとを備える。なお、ステッピングモーター721Aは正転及び逆転が可能であり、図6は、ステッピングモーター721Aを正転駆動しているときのサブホッパー駆動機構701の様子を示しており、図7は、ステッピングモーター721Aを逆転駆動しているときのサブホッパー駆動機構701の様子を示している。
仲介ギアー706bは、不図示の他の仲介ギアーを介して、ステッピングモーター721Aの回転に連動して回転する。仲介ギアー706cは、仲介ギアー706b及び揺動ギアー705と噛み合っている。揺動ギアー705は、仲介ギアー706cの回転軸を中心とする円に沿うように形成された円弧状の摺動孔708に沿って揺動可能に支持されている。
図6に示すように、ステッピングモーター721Aを正転駆動しているときは、仲介ギアー706cは時計方向に回転する。仲介ギアー706cが時計方向に回転すると、揺動ギアー705には、反時計方向の回転力に加えて、摺動孔708に沿って揺動ギアー705を補給位置P1に向かって移動させる力が作用する。その結果、揺動ギアー705は、反時計方向に回転しながら補給位置P1に向かって移動し、最終的には、図6に示すように補給位置P1において反時計方向に回転する。補給位置P1においては、揺動ギアー705は仲介ギアー706c、補給ギアー703a及び撹拌ギアー706と噛み合う。よって、ステッピングモーター721Aを正転駆動すると、揺動ギアー705が補給位置P1に移動して、ステッピングモーター721Aの回転力が補給ギアー703a及び撹拌ギアー706に伝達され、補給ギアー703aと撹拌ギアー706の両方が回転することになる。
図7に示すように、ステッピングモーター721Aを逆転駆動しているときは、仲介ギアー706cは反時計方向に回転する。仲介ギアー706cが反時計方向に回転すると、揺動ギアー705には、時計方向の回転力に加えて、摺動孔708に沿って揺動ギアー705を撹拌位置P2に向かって移動させる力が作用する。その結果、揺動ギアー705は、時計方向に回転しながら撹拌位置P2に向かって移動し、最終的には、図7に示すように撹拌位置P2において時計方向に回転する。撹拌位置P2においては、揺動ギアー705は仲介ギアー706c及び仲介ギアー706aと連結する。仲介ギアー706aは撹拌ギアー706と連結しているので、ステッピングモーター721Aを逆転駆動すると、揺動ギアー705が撹拌位置P2に移動して、撹拌ギアー706が回転することになる。
このように、ステッピングモーター721Aを正転駆動すると、補給ギアー703aと撹拌ギアー706の両方が回転するので、補給ローラー703の回転によって現像器48にトナーが補給されると同時に、撹拌軸707の回転によってサブホッパー70内のトナーが撹拌される。また、ステッピングモーター721Aを逆転駆動すると、撹拌ギアー706のみが回転するので、撹拌軸707の回転によってサブホッパー70内のトナーは撹
拌されるが、作像部41の現像器48にトナーは補給されない。
また、サブホッパー駆動機構701によると、ステッピングモーター721Aの正転逆転制御と揺動ギアー705を使用する事で、トナー補給中のサブホッパー70内のモニタリングを行い、サブホッパー70内のトナー量が狙いの量になったら補給を停止させることができる。これにより、現像器48への補給以外でもサブホッパー70内を監視してトナー残量を確認できる。
(4)トナーエンプティー検知制御(サブホッパ内のトナー量の検知制御)
次に、図4、図8及び図9を参照して、画像形成装置1の制御部によって実行されるトナーエンプティー検知制御について説明する。ここでは、便宜上、サブホッパー70内にトナーが全く無い状態を想定して説明する。
図4、図8および図9に示すように、サブホッパー70の外側面には、透過型フォトセンサー730が取り付けられており、サブホッパー70内のフロート部材704と連動して揺動する遮光板704bの位置に応じて、この透過型フォトセンサー730からON信号又はOFF信号が出力される。
図8は、フロート部材704がカム702によって最も高い位置まで押し上げられている状態を示している。この状態では、遮光板704bは最も低い位置となっており、透過型フォトセンサー730からはOFF信号が出力される。
前述したサブホッパー駆動機構701のステッピングモーター721Aが駆動すると、撹拌軸707及び補給ローラー703(または、撹拌軸707のみ)が回転する。図8の状態から、撹拌軸707がさらに回転すると、それに伴って、フロート部材704が下がっていくと同時に遮光板704bが上がっていく(すなわち、フロート部材704及び遮光板704bが、軸704aを中心として時計方向に回転する)。そして、透過型フォトセンサー730の光が遮光板704bによって遮られ、透過型フォトセンサー730から出力される信号はOFF信号からON信号に変化する。
図9は、フロート部材704が最も低い位置まで下がっている状態を示している。この状態では、遮光板704bは最も高い位置となっており、透過型フォトセンサー730からはON信号が出力される。
図9の状態から、撹拌軸707がさらに回転すると、それに伴って、フロート部材704が上がっていくと同時に遮光板704bが下がっていく(すなわち、フロート部材704及び遮光板704bが、軸704aを中心として反時計方向に回転する)。そして、透過型フォトセンサー730の光が遮光板704bによって遮られないようになり、透過型フォトセンサー730から出力される信号はON信号からOFF信号に変化する。
なお、サブホッパー70内にトナーが十分に充填されている場合には、フロート部材704はトナー表面に留まり、そこからさらに下がることがない。よって、撹拌軸707が回転しても、透過型フォトセンサー730の出力は常にOFF信号のままとなる。
透過型フォトセンサー730からON信号が出力されると、ボトル回転機構711が駆動してトナーボトル72を所定時間(例えば10秒間)回転させ、トナーボトル72からサブホッパー70内にトナーを供給する。このとき、サブホッパー駆動機構701のステッピングモーター721Aも同時に駆動して、撹拌軸707も回転される。サブホッパー70にトナーボトル72からトナーが補給されると、サブホッパー70内のトナー表面の高さが上昇し、カム702によって最も高い位置まで押し上げられたフロート部材704
がトナー表面よりも下に下がることがなくなるので、透過型フォトセンサー730の出力はOFF信号のままとなる。
ところが、トナーボトル72内のトナーがなくなった場合には、トナーボトル72を回転させてもサブホッパー70内にトナーは補給されない。よって、この場合には、サブホッパー70内のトナー表面の高さは上昇せず、カム702によって最も高い位置まで押し上げられたフロート部材704は、再び元の高さまで下がることになるので、透過型フォトセンサー730の出力は、一旦OFF信号になった後に再びON信号となる。このように、ボトル回転機構711によってトナーボトル72を回転させているにも関わらず、透過型フォトセンサー730からON信号が繰り返し出力される場合には、トナーボトル72内のトナーがなくなったと判定して、その旨をユーザーに報知することができる。
このように、撹拌軸707を回転させつつ、透過型フォトセンサー730から出力される信号の変化を監視することによって、サブホッパー70内のトナーが不足していることや、トナーボトル72内のトナーがなくなったことを検知することができる。
他方、現像器48には、二成分現像剤中のトナー濃度を検知するトナー濃度センサー481(図3参照)が設けられている。そして、現像器48内のトナー濃度が低くなった場合には、所定のトナー濃度を維持するように、サブホッパー駆動機構701によりサブホッパー70の補給ローラー703を回転させて、現像器48にトナーを補給する。例えば、目標トナー濃度が5%の場合、トナー濃度が4.5%以下となると、補給ローラー703が回転して、サブホッパー70から現像器48にトナー補給が行われる。そして、トナー濃度が5%になると、補給ローラー703の回転が停止する。
なお、前述したように、サブホッパー駆動機構701によりサブホッパー70の補給ローラー703を回転させる場合には、撹拌軸707も同時に回転することになる。よって、サブホッパー70から現像器48へトナーを補給している間も、前述したように、サブホッパー70内のトナーが不足していることや、トナーボトル72内のトナーがなくなったことが検知され、必要に応じて、トナーボトル72からサブホッパー70へのトナーの補給や、トナーボトル72内のトナーがなくなった旨の報知が行われる。
(5)トナー補給に関わる2つのステッピングモーターとトナー補給の関係
表1はトナー補給系のステッピングモーターの駆動状態とトナー補給状態の関連を示している。本装置のトナー補給に関わるモーターには、上述のようにトナーボトルモーター711Aとサブホッパーモーター721Aとがあり、トナーボトルモーター711Aの駆動でトナーボトルを回転させてサブホッパーにトナーを補給し、サブホッパーモーター721Aの駆動で現像器にトナーを補給する。なお、モーターの正転/逆転でYC/MKの
トナーを補給することになるが、説明の便宜上、YC/MKのトナー補給のいずれの場合も駆動/停止と記述する。
Figure 2017116649
表1中のサブホッパーモーター721Aの「逆転」は、トナーボトルモーター711Aによるサブホッパー70へのトナーの補給時にサブホッパーモーター721Aを逆転させてサブホッパー70内をモニタリングすることを意味するが、常に、サブホッパー70内をモニタリングするのではなく、後述する「(6)トナー補給制御」において述べるように、印字中においてトナーボトル72からサブホッパー70にトナー補給を行っている間、現像器48への補給時間に応じて、現像器48への非補給時に、サブホッパー70を撹拌するか否かを決定する。そして、現像器48へのトナー補給の時間が閾値時間以下であれば、サブホッパーモーター721Aを逆転させてサブホッパー70を撹拌させる一方、閾値時間より長ければ、サブホッパーモーター721Aを停止させる。これにより、サブホッパー70でのトナーのあふれを防ぎつつ、次の周期の先頭までに、現像器48へのトナー補給が間に合わすことができて現像器48でのトナー不足を解消することができる。
(6)トナー補給制御
現像器48へのトナー補給は、次の理由により決まった所定の周期(本装置では例えば数秒間隔の周期)で行われる。画像がプリントされると現像ローラー全体でトナーが消費され、現像器48内で部分的にトナー濃度の低い部分が発生する。前の周期で消費したトナー量から次の周期で消費されるトナー量を予測し、その予測に従ってトナー補給制御を行うが、トナーが現像器48の現像ローラー幅に対応する部分で消費されているのに対して、次のトナー補給時における現像剤の単位時間当りの移動量は決まっているため、現像ローラー全体で消費したトナーの全量を補給してしまうと現像剤中で局所的にTC(トナー濃度)の高い部分と低い部分が生じてしまう。
そこで、本装置のトナー補給制御では、決定されたトナー補給量を現像ローラー全面に対応する領域に振り分けるために、所定周期でトナー補給を行う。この補給制御周期が延びてしまうと、一度に補給するトナー量を増やすことになり、局所的に大量のトナーを補給することになる。その結果、現像器48内のトナー分布が偏ってしまい、画像の濃度、色味のむらにつながってしまう。そこで、それを避けるために決まった周期でトナー補給を行っている。
一方、現像器48へのトナー補給が終わった後も、サブホッパー70内のトナー量を継続してモニタリングするために、サブホッパーモーター721Aを逆転させてサブホッパー70内のトナーの有無を見る必要がある。
ところが、サブホッパーモーター721Aを正転から逆転に切換えると、ギアーの揺動に要する時間などにより、次の周期での現像器48へのトナーの補給に遅延が生ずる場合
がある。すなわち、サブホッパー70から現像器48へのトナー補給の時間が長い場合、サブホッパー70から現像器48へのトナー補給を終了した後に、サブホッパーモーター721Aが逆転すると、図10に示すように、切換え時間のため、次の周期の開始までにサブホッパー70から現像器48へのトナー補給開始のタイミングに間に合わず、現像器48のトナーがなくなる可能性がある。
本実施形態においては、印字中にトナーのエンプティを検知するとトナー補給要求が発生する。補給要求には2種類あり、サブホッパー70のトナーが少なくなるとサブホッパー70へのトナー補給要求が発生し、現像器48のトナーが少なくなると現像器48へのトナー補給要求が発生する。トナー補給は所定周期内に必要な時間だけサブホッパーモーター721Aを駆動させて、現像器48へのトナーの補給を行い、トナーボトル72からサブホッパー70へのトナーの補給はトナーボトルモーター711Aを駆動させて行う。
サブホッパー70へのトナーの補給中は、サブホッパー70内のトナー量をモニタリングするため、サブホッパー70へのトナー補給のみの場合は、サブホッパーモーター721Aを逆転させてサブホッパー70内を撹拌させる(第2の撹拌モード)。一方、現像器48へのトナー補給要求及びサブホッパー70へのトナー補給要求が発生した場合には、現像器48への補給及びサブホッパー70内の撹拌を同時に行う必要があるため、サブホッパーモーター721Aを正転させる(第1の撹拌モード)。
現像器48へのトナー補給については、所定の周期でトナー量を決定して現像器48への補給動作を行う。現像器へのトナー補給とサブホッパーへのトナー補給の両方が必要な場合は、次のようにしてトナー補給を行う。
サブホッパー70から現像器48へのトナー補給時間が所定時間(閾値時間)以下であれば、サブホッパーモーター721Aを正転して現像器48への補給が終了した後、サブホッパーモーター721Aを逆転してサブホッパー70内のトナー量をモニタリングしながらトナーボトルモーター711Aの駆動を継続してサブホッパー70へのトナーの補給を行う。
サブホッパー70から現像器48へのトナー補給の時間が所定時間より長い場合において、印字した画像のドット数が所定ドットよりも少ないときは、現像器48へのトナー補給が終了した後に、サブホッパーモーター721A及びトナーボトルモーター711Aを停止させてサブホッパー70へのトナー補給を止める。一方、印字した画像のドット数が所定ドットよりも多いときは、現像器48へのトナー補給が終了した後、サブホッパーモーター721Aを停止させてトナーボトルモーター711Aを継続して駆動させる。すなわち、このときは、サブホッパー70内のトナーが多く消費されているため、モニタリングしなくてもサブホッパー70でのトナーのこぼれに繋がらないため、サブホッパーモーター721Aを逆転してサブホッパー70内のトナー量をモニタリングすることなく、トナーボトル72からサブホッパー70へのトナーの補給を行う。
これにより、サブホッパーモーター721Aを逆転させることによる次の周期での現像器48へのトナー補給の開始の遅れを防ぐことができる。
次に、図11を参照して、画像形成装置1の制御部30によって実行されるトナー補給制御全体について説明する。図11はトナー補給制御を示すフローチャートである。
図11のステップS1において、制御部30は印字する画像のドットカウントを取得し、それに応じて一周期内に現像器48にトナーを補給する時間を算出する(ステップS2)。現像器48へのトナーの補給時間の算出には、印字する画像のドット数に応じてトナ
ー補給時間を決定するトナー補給時間算出手段が用いられる。トナー補給時間算出手段は制御部30が担うことになる。
次に、決定した現像器48へのトナー補給時間が経過しているかを判断する(ステップS3)。現像器48へのトナー補給時間が経過していない場合は、現像器48への補給をする必要があるので、検知センサー(透過型フォトセンサー730)でサブホッパー70内のトナー量を検知して、サブホッパー70のトナー量に応じて、サブホッパーモーター721A及びトナーボトルモーター711Aの2つのモーターの駆動をどうするかを決定する(ステップS4)。
サブホッパー70にトナーがない場合は、現像器48へのトナー補給とサブホッパー70へのトナー補給が必要なため、サブホッパーモーター721Aを正転し、トナーボトルモーター711Aを駆動させる(ステップS5)。
一方、サブホッパー70にトナーが十分に入っている場合は、サブホッパー70へのトナー補給は不要なため、サブホッパーモーター721Aを正転させて、トナーボトルモーター711Aを停止させる(ステップS6)。
現像器48へのトナー補給時間が経過している場合(ステップS3でYES)、所定周期内での現像器48へのトナー補給が終了したことになる。現像器48へのトナー補給が終了した後は、サブホッパー70内のトナー量を検知センサーで検知してサブホッパー70への補給が必要かを判断する(ステップS7)。
サブホッパー70内のトナー量が不足せず、サブホッパー70への補給が不要の場合は(S7で「あり」)、現像器48、サブホッパー70へのトナー補給を停止するため、サブホッパーモーター721A及びトナーボトルモーター711Aの両方を停止する(ステップS12)。
サブホッパー70内のトナー量が不足し、サブホッパー70へのトナー補給が必要な場合(ステップS7で「なし」)、現像器48への補給時間が閾値時間Tよりも長いか、閾値時間T以内かによってモーター711A、721Aの駆動を変える(ステップS8)。なお、閾値時間Tは、後述する計算方法で算出されて閾値決定手段で決定される。閾値決定手段は制御部30が担うことになる。
ここで、現像器48のトナー補給時間が閾値時間Tよりも長いと判断された場合は(S8で「閾値超え))、サブホッパー70のトナー量をモニタリングするためにサブホッパーモーター721Aを逆転させると、次の所定周期の先頭までにサブホッパーモーター721Aを正転させる準備ができなくなってしまう。そのため、ステップS10において、現在印字している画像のドット数に対応するトナー消費量が、記録材1枚印字するために現像器48を回している時間内に、トナーボトル72を回してサブホッパー70に補給できるトナー量よりも多いかどうかを判断する。
そして、画像のトナー消費量が多く、印字中に現像器48へのトナー補給が不可と判断した場合(S10で「印字中の補給不可」)、サブホッパー70内のトナーが大量に現像器48に補給されているので、サブホッパー70内のトナー量が少なくなっている。そのためサブホッパー70内のトナー量をモニタリングしないでサブホッパー70へのトナー補給を行っても、サブホッパー70からトナーがあふれることはないので、サブホッパーモーター721Aを逆転させずに停止し、トナーボトルモーター711Aは駆動し続け、サブホッパー70へのトナー補給を行う(ステップS11)。
画像のトナー消費量が少なく、印字中に現像器48へのトナー補給が可能と判断した場合(S10で「印字中の補給可能」)、サブホッパー70内のトナーは余裕があるため、トナーボトルモーター711Aを停止させる(ステップS12)。これにより、サブホッパー70でのトナーのこぼれを防止することができる。
また、トナー補給時間が閾値時間T以内の場合(S8で「閾値以下」)、次の周期の先頭までにサブホッパーモーター721Aを正転させることが可能であるため、トナーボトルモーター711Aを駆動させ、サブホッパーモーター721Aを逆転させる(ステップS9)。
そして、トナー補給制御の1周期が経過し(ステップS13でYES)、記録材1枚分の印刷が終了した場合(ステップS14でYES)、終了する。1周期が経過せず(ステップS13でNO)、記録材1枚分の印刷が終了していない場合(ステップS14でNO)、ステップS7に戻ってサブホッパー70内のトナー量を判断する(ステップS7)。
(7)閾値時間Tの計算方法
閾値時間Tは、サブホッパーモーター721Aの以下のパラメータから以下の式で算出する。なお、図12は1300ms周期でのサブホッパー70から現像器48へのトナー補給制御を示す図である。
サブホッパーモーター721Aを正転後に逆転させる場合、次の周期の先頭までにサブホッパーモーター721Aが正転できる状態になっている必要がある(図7参照)。そのため「正転での立上げ→現像器48へのトナー補給→立ち下げ→逆転への切換→逆転での立上げ→サブホッパー70撹拌(モニタリング)→立ち下げ→正転への切換」を所定周期以内で行う必要がある。
そのため、閾値時間Tは、T=1300−(T1+T2+T3+T4+T1+T2+T
3)となり、例えば、モーターの立上げ時間、立ち下げ時間、切換時間、最低の撹拌時間
が表2で示すような場合、T=1300−(100+100+160+100+100+
100+160)=480となって、閾値時間Tは480msになる。なお、表2はサブ
ホッパーモーター制御時間を示す。
Figure 2017116649
このように、本実施の形態では、トナー補給時間に応じて、サブホッパーモーター721Aを逆転させて撹拌をするかを決めているため、トナー補給制御周期でのトナー補給(1.3s周期の初頭でのサブホッパーモーター721Aの正転)を保証することができる。すなわち、サブホッパーモーター721Aの正転時間帯の時間に応じて、逆転時間帯へ切り換えるか否かを判断するため、駆動制御周期内に次の周期の先頭で正転時間帯に確実に遷移することができ、サブホッパー70からのトナーこぼれを抑制しながら、現像器48へのトナー補給も保証できる。
(8)変形例
本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば、画像形成装置としてプリンターを例に説明したが、これに限らず、複写機、ファクシミリ又はこれらの機能を複合的に備えた複合機等でもよい。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 画像形成装置
70 サブホッパー
701 サブホッパー駆動機構
703 補給ローラー
703a 補給ギアー
705 揺動ギアー
706 撹拌ギアー
706a、706b、706c 仲介ギアー
711A ステッピングモーター(トナーボトルモーター)
721A ステッピングモーター(サブホッパーモーター)

Claims (7)

  1. トナーを収容するトナーボトルと、現像器と、前記トナーボトルから補給される前記トナーを一時的に貯留し、貯留した前記トナーを前記現像器に補給するサブホッパーと、前記トナーボトルの前記トナーを前記サブホッパーへ補給する補給機構と、前記サブホッパーから前記現像器への前記トナーの補給と前記サブホッパー内の撹拌を行う前記サブホッパー駆動源と、トナー補給を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記サブホッパーから前記現像器への前記トナーの補給と前記サブホッパー内の撹拌とを同時に行う第1の撹拌モードと、前記サブホッパー内の撹拌のみを行う第2の撹拌モードとを有し、
    前記サブホッパーから前記現像器に前記トナーを補給するトナー補給時間が閾値時間以下の場合は、前記第1の撹拌モードの後に前記第2の撹拌モードを行い、前記トナー補給時間が前記閾値時間よりも長い場合は、前記第1の撹拌モードの後に前記サブホッパー駆動源を停止する、
    画像形成装置。
  2. 前記第1の撹拌モードと前記第2の撹拌モードとを切り換え制御する機構を備え、
    前記機構は、前記サブホッパー駆動源である正転及び逆転駆動可能なサブホッパーモーターと、前記現像器にトナーを補給する補給ローラーと、前記補給ローラーを回転させるための補給ギアーと、前記サブホッパーの撹拌軸を回転させるための撹拌ギアーと、前記サブホッパーモーターに連結される揺動ギアーとを備え、
    前記第1の撹拌モードは、前記サブホッパーモーターが正転駆動しているときに、前記揺動ギアーが前記補給ギアー及び前記撹拌ギアーに駆動連結することによって行われ、
    前記第2の撹拌モードは、前記サブホッパーモーターを逆転駆動しているときに、前記揺動ギアーが前記撹拌ギアーに駆動連結することにより行われる、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー補給時間、前記ホッパー駆動源が設定回転速度までに立ち上がるための立ち上げ時間、前記ホッパー駆動源が設定回転速度から停止するまでの立ち下げ時間、及び前記撹拌ギアーと前記補給ギアーとの連結切り換えに要する切換時間から算出して前記閾値時間を決定する閾値決定手段を備えている、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記サブホッパー内のトナー量を検知する手段と、検知したトナー量から前記サブホッパーへの補給要否を判定する手段とを備え、
    前記サブホッパーへのトナー補給が不要と判断したときは、前記第1の撹拌モードが終了した後に前記サブホッパーモーターと、前記トナーボトルから前記サブホッパーにトナーを補給するトナーボトルモーターとを停止させる、
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 印字する画像のドット数に応じて前記トナー補給時間を決定するトナー補給時間算出手段を備えている、
    請求項1〜4のうちいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー補給時間が前記閾値時間よりも長い場合において、前記印字する画像のドット数に対応するトナー消費量が前記現像器に補給されるトナー補給量よりも少ないときは、前記第1の撹拌モードが終了した後に、前記サブホッパーモーター及び前記トナーボトルモーターを停止させる、
    請求項2〜5のうちいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー補給時間が前記閾値時間よりも長い場合において、前記印字する画像のドット数に対応するトナー消費量が前記現像器に補給されるトナー補給量よりも多いときは、前記第1の撹拌モードが終了した後に前記サブホッパーモーターを停止させ、かつ前記トナーボトルモーターを駆動させる、
    請求項2〜5のうちいずれかに記載の画像形成装置。
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