JP2017116064A - ディファレンシャル装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転抵抗を増加させることなくデフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ軽量化を図ることができるディファレンシャル装置を提供する。【解決手段】デフリングギヤ20とデフケース30とを備えるディファレンシャル装置において、デフリングギヤ20は、歯部21が設けられた外周部22と、デフケース30のシェル部31と連絡された内周部24と、外周部22と内周部24とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部26とを有し、デフリングギヤ20の内部に、周方向に所定幅を有して外周部22と内周部24とを連結すると共に両側の側面部26を連結する連結部28が周方向に複数設けられると共に外周部22、内周部24、側面部26及び連結部28によって区画される空洞部51が設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、ディファレンシャル装置及びその製造方法に関する。
自動車等の車両では、駆動源から駆動輪に至る動力伝達経路に左右の駆動輪の回転差を吸収するディファレンシャル装置が設けられている。エンジンを駆動源とする車両ではエンジンの燃費性能を向上させるために、モータを駆動源とする車両ではモータの電力消費量を低減するために、各種パネルやフレーム等の車体構成部材を軽量化することに加えて、デフリングギヤとデフケースとを備えるディファレンシャル装置についてもデフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ軽量化することが求められている。
ディファレンシャル装置の軽量化について、例えば特許文献1には、デフケースの軸方向一端部の外周面に径方向に延びるデフリングギヤの取付用フランジ部が設けられると共にデフケースの軸方向中央部にピニオンギヤ及びサイドギヤを収納するための窓穴が形成されたディファレンシャル装置において、窓穴に対応して補強用リブを設けるようにしたものが開示されている。
前記ディファレンシャル装置では、窓穴に対応させて補強用リブを設けることで、必要最小限の補強用リブによってデフケースの剛性を高めることができ、デフケースの重量増加を抑制して軽量で剛性の高いデフケースを得ることができるとされている。
特開平11−108153号公報
ディファレンシャル装置の軽量化についてはまた、デフケースに取り付けられる内周部と、内周部から径方向外側に延びる円板状のディスク部と、ディスク部の外周端に設けられて外周面に歯部が形成された外周部とを有するデフリングギヤについて、ディスク部に軸方向に貫通する貫通孔を設けてデフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ軽量化することが考えられる。
しかしながら、ディファレンシャル装置がハウジング内に潤滑油と共に収納される場合に、デフリングギヤのディスク部に軸方向に貫通する貫通孔が設けられていると、デフリングギヤが回転するときにデフリングギヤの回転抵抗が増加するおそれがあり、このことは燃費性能の悪化を引き起こし得る。
そこで、本発明は、デフリングギヤとデフケースとを備えるディファレンシャル装置において、デフリングギヤの回転抵抗を増加させることなくデフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ軽量化を図ることができるディファレンシャル装置及びその製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、デフリングギヤと該デフリングギヤに結合されたデフケースとを備えるディファレンシャル装置であって、前記デフリングギヤは、歯部が設けられた外周部と、ディファレンシャル機構を収納する前記デフケースのシェル部と連絡された内周部と、前記外周部と前記内周部とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部とを有し、前記デフリングギヤの内部に、周方向に所定幅を有して前記外周部と前記内周部とを連結すると共に前記両側の側面部を連結する連結部が周方向に複数設けられると共に前記外周部、前記内周部、前記側面部及び前記連結部によって区画される空洞部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記デフケースに、該デフケースのシェル部と前記デフリングギヤの前記側面部とを結合する複数の補強リブが設けられ、前記連結部は、前記デフリングギヤの前記側面部における前記補強リブが結合される部分に対応して前記側面部に連結されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記空洞部は、潤滑油を貯留する潤滑油貯留部として用いられ、前記デフリングギヤに、前記空洞部に連通して前記空洞部に貯留された潤滑油を前記デフリングギヤの外周面から放出する潤滑油放出孔部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記デフリングギヤに、前記外周部より径方向内側で前記空洞部に連通して前記空洞部に潤滑油を導入する潤滑油導入孔部が設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明は、デフリングギヤと該デフリングギヤに結合されたデフケースとを備えるディファレンシャル装置の製造方法であって、前記デフリングギヤが、歯部が設けられた外周部と、ディファレンシャル機構を収納する前記デフケースのシェル部と連絡された内周部と、前記外周部と前記内周部とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部とを有し、前記デフリングギヤの内部に、周方向に所定幅を有して前記外周部と前記内周部とを連結すると共に前記両側の側面部を連結する連結部が周方向に複数設けられると共に前記外周部、前記内周部、前記側面部及び前記連結部によって区画される空洞部が設けられるように、前記デフリングギヤと前記デフケースとを三次元積層造形法によって一体に形成することを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、デフリングギヤとデフケースとを備えるディファレンシャル装置において、デフリングギヤは、歯部が設けられた外周部と、デフケースのシェル部と連絡された内周部と、外周部と内周部とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部とを有している。そして、デフリングギヤの内部に、外周部と内周部とを連結すると共に両側の側面部を連結する連結部が周方向に複数設けられると共に外周部、内周部、側面部及び連結部によって区画される空洞部が設けられる。
これにより、デフリングギヤの内部に設けられた連結部によってデフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ、デフリングギヤの内部に設けられた外周部、内周部、側面部及び連結部によって区画される空洞部によって軽量化を図ることができる。デフリングギヤの内部に空洞部が設けられることにより、ディファレンシャル装置がハウジング内に潤滑油と共に収納される場合にデフリングギヤの回転抵抗を増加させることなく、デフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ軽量化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、デフケースにシェル部とデフリングギヤの側面部とを結合する複数の補強リブが設けられ、連結部はデフリングギヤの側面部における補強リブが結合される部分に対応して側面部に連結されることにより、デフリングギヤの強度及び剛性を高めることができ、前記効果を有効に奏することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、空洞部は、潤滑油を貯留する潤滑油貯留部として用いられ、デフリングギヤに、空洞部に連通して空洞部に貯留された潤滑油をデフリングギヤの外周面から放出する潤滑油放出孔部が設けられることにより、デフリングギヤの内部に設けられる空洞部を、デフリングギヤと該デフリングギヤに噛み合う歯車との噛み合い部などの要潤滑部に潤滑油を供給する潤滑油の貯留部として有効に利用することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、デフリングギヤに、外周部より径方向内側で空洞部に連通して空洞部に潤滑油を導入する潤滑油導入孔部が設けられることにより、空洞部に潤滑油を導入させることができ、空洞部を潤滑油の貯留部として有効に利用することができる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、デフリングギヤの内部に、外周部と内周部とを連結すると共に両側の側面部を連結する連結部が周方向に複数設けられると共に外周部、内周部、側面部及び連結部によって区画される空洞部が設けられるように、デフリングギヤとデフケースとを三次元積層造形法によって一体に形成することにより、デフリングギヤの回転抵抗を増加させることなくデフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ軽量化を図ることができるディファレンシャル装置を製造することができる。
本発明の実施形態に係る動力伝達用歯車を備えたディファレンシャル装置を示す断面図である。 ディファレンシャル装置のデフリングギヤ及びデフケースの斜視図である。 デフリングギヤ及びデフケースの側面図である。 図3におけるY4方向から見たデフリングギヤ及びデフケースを示す図である。 図4におけるY5−Y5線に沿ったデフリングギヤ及びデフケースの断面図である。 図3におけるY6−Y6線に沿ったデフリングギヤ及びデフケースの断面図である。 図3におけるY7−Y7線に沿ったデフリングギヤ及びデフケースの断面図である。 図7におけるA部を拡大して示すデフリングギヤ及びデフケースの断面図である。 図7におけるA部の一部を拡大して示すデフリングギヤの外周部の断面斜視図である。 図8におけるY10a−Y10a線に沿ったデフリングギヤの外周部の展開断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る動力伝達用歯車を備えたディファレンシャル装置を示す断面図である。本発明の実施形態に係る動力伝達用歯車を備えたディファレンシャル装置は、フロントエンジン・フロントドライブ車両に搭載されるものであり、車体前部に配置されて車体前部に横置きされた駆動源としてのエンジンから変速機を介して動力が伝達されるようになっている。
図1に示すように、ディファレンシャル装置10は、変速機のハウジング1に軸受2を介して回転可能に支持され、ハウジング1内に収納されている。ディファレンシャル装置10は、変速機の出力部である出力ギヤ3に噛み合う動力伝達用歯車としてのデフリングギヤ20と、デフリングギヤ20に結合されたデフケース30とを備え、デフリングギヤ20とデフケース30とは一体に形成されている。
ディファレンシャル装置10はまた、デフケース30内に収納されたディファレンシャル機構40を備え、ディファレンシャル機構40は、デフケース30に固定されて車幅方向と直交する方向に延びるピニオンシャフト41と、ピニオンシャフト41に回転自在に支持されて互いに対向する一対のピニオンギヤ42と、一対のピニオンギヤ42に噛み合う左右一対のサイドギヤ43とを有している。
サイドギヤ43には、デフリングギヤ20及びデフケース30にそれぞれ嵌合された左右の車軸4がスプライン嵌合され、車軸4は、駆動輪としての前輪が取り付けられてサイドギヤ43と共にデフリングギヤ20及びデフケース30に対して相対回転できるようになっている。
前記ディファレンシャル装置10は、エンジンから前輪に至る動力伝達経路に設けられ、エンジンから変速機を介して伝達された動力を、走行状況に応じた回転差となるように左右の車軸4に伝達して左右の前輪に伝達するようになっている。
ハウジング1内には、ハウジング1の底部に潤滑油が貯留されており、潤滑油の貯留レベルOLは、デフリングギヤ20の下部に位置する歯部21が潤滑油に浸漬するように設定されている。これにより、デフリングギヤ20が回転するとき、デフリングギヤ20の歯部21によって潤滑油が掻き揚げられてデフリングギヤ20と出力ギヤ3との噛み合い部5などの要潤滑部に潤滑油が供給されるようになっている。
図2は、ディファレンシャル装置のデフリングギヤ及びデフケースの斜視図であり、図3は、デフリングギヤ及びデフケースの側面図、図4は、図3におけるY4方向から見たデフリングギヤ及びデフケースを示す図、図5は、図4におけるY5−Y5線に沿ったデフリングギヤ及びデフケースの断面図である。
図2から図5に示すように、デフケース30は、略球面状に形成されて内部にディファレンシャル機構40を収納するシェル部31を備えている。シェル部31には、ディファレンシャル機構40を構成するピニオンギヤ42及びサイドギヤ43などを収納するための窓穴32が180度対称位置に設けられると共に、サイドギヤ43に対応して左右両側に略円筒状に形成された車軸挿通部33が設けられている。車軸挿通部33には車軸4が挿通される。
デフケース30にはまた、デフケース30とデフリングギヤ20とを結合する補強リブ34が設けられている。本実施形態では、デフケース30のシェル部31に設けられた2つの窓穴32の両側にシェル部31に沿って軸方向に延びる4つの補強リブ34が設けられている。
デフケース30に結合されるデフリングギヤ20は、図4に示すように、歯底円L1から外周側に突出する歯部21を備え、歯部21は、デフリングギヤ20の軸方向に延びるように設けられている。デフリングギヤ20は、歯部21の歯筋がデフリングギヤ20の軸方向に対して所定の捩れ角を有するヘリカルギヤとされ、デフリングギヤ20に噛み合う出力ギヤ3もまた、歯筋が出力ギヤの軸方向に対して所定の捩れ角を有する歯部を備えたヘリカルギヤとされている。
図5に示すように、デフリングギヤ20は、歯部21が設けられた外周部22と、外周部22の径方向内側に設けられてデフケース30のシェル部31と連絡された内周部24と、外周部22と内周部24との間の空間を塞ぐように外周部22と内周部24とをデフリングギヤ20の軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部26とを有している。
本実施形態では、デフケース30のシェル部31の一部がデフリングギヤ20の内周部24を兼ねて、デフリングギヤ20の内周部24とデフケース30のシェル部31とが連絡されている。また、デフリングギヤ20の一方の側面部26には、デフケース30に設けられた補強リブ34が結合された部分である結合部35が設けられている。
図6は、図3におけるY6−Y6線に沿ったデフリングギヤ及びデフケースの断面図であり、図7は、図3におけるY7−Y7線に沿ったデフリングギヤ及びデフケースの断面図、図8は、図7におけるA部を拡大して示すデフリングギヤ及びデフケースの断面図、図9は、図7におけるA部の一部を拡大して示すデフリングギヤの外周部の断面斜視図である。
図6に示すように、デフリングギヤ20は、外周部22より径方向内側でデフリングギヤ20の内部に、外周部22と内周部24とを連結すると共に両側の側面部26を連結する複数の連結部28、本実施形態では4つの連結部28が設けられている。
4つの連結部28は、外周部24と内周部24との間で径方向に延びると共に両側の側面部26の間で軸方向に延びるように設けられ、周方向に所定幅を有して周方向に離間して設けられている。4つの連結部28は、デフリングギヤ20の側面部26における補強リブ34の結合部35に対応して、デフリングギヤ20の側面部26に補強リブ34が結合された部分35に反補強リブ側から連結されている。
前記連結部28は、デフリングギヤ20の外周部22、内周部24及び両側の側面部26によって閉塞される空間を周方向に区画し、デフリングギヤ20には、外周部22より径方向内側でデフリングギヤ20の内部に外周部22、内周部24、側面部26及び連結部28によって区画される連結部間空洞部51が設けられている。
また、デフリングギヤ20は、図6に示すように、外周部22の内部に、歯底円L1の内周側で周方向に延在する複数の、本実施形態では3つの周方向延在空洞部52が設けられている。3つの周方向延在空洞部52は、デフリングギヤ20の周方向に同一長さを有して同一形状に形成され、デフリングギヤ20の周方向に等間隔で配置されている。
デフリングギヤ20では、3つの周方向延在空洞部52が周方向に同一長さを有して周方向に等間隔で配置されることにより、外周部22に、デフリングギヤ20の周方向に周方向延在空洞部52が設けられた部分である低剛性部23aと周方向延在空洞部52が設けられていない部分である高剛性部23bとが形成されている。
デフリングギヤ20では、周方向延在空洞部52が形成されていないデフリングギヤのコンプライアンスの所定周波数におけるピークを低剛性部23aによる低周波数側のピークと高剛性部23bによる高周波数側のピークとに分散させて裾野を広くさせ、デフリングギヤ20のコンプライアンス特性を調整して噛み合いによる騒音を低減させることができる。なお、コンプライアンスとは、相互に噛み合う各歯車の歯当たり方向の変位量をいう。
デフリングギヤ20の外周部22の内部にはまた、図6から図9に示すように、歯底円L1より外周側でデフリングギヤ20の軸方向に延びる歯底円外側空洞部53と、歯底円L1より内周側でデフリングギヤ20の軸方向に延びる歯底円内側空洞部54とが設けられている。歯底円外側空洞部53及び歯底円内側空洞部54は、外周部20の内部において周方向延在空洞部52よりも外周側に設けられている。
図9に示すように、歯底円外側空洞部53は、歯部21の内部に設けられ、デフリングギヤ20を介して動力を伝達する際に応力が集中するデフリングギヤ20の危険断面である歯底隅肉部21aの肉厚を確保するように形成されている。
歯底円外側空洞部53は、歯底円L1から所定厚さ以上外周側に設けられると共に歯部21の歯面、歯先及び両端面からそれぞれ所定厚さ以上内側に設けられ、デフリングギヤ20の軸方向に直交する断面において歯部21の歯面に沿って歯部21の歯先側に向かうにつれて先細り状に三角形状に形成されている。なお、歯底円外側空洞部53は、歯部21の歯面に沿って歯部21の歯先側に向かうにつれて先細り状に台形形状に形成するようにしてもよい。
図9に示すように、歯底円内側空洞部54についても、デフリングギヤ20を介して動力を伝達する際に応力が集中するデフリングギヤ20の危険断面である歯底隅肉部21aの肉厚を確保するように形成されている。
歯底円内側空洞部54は、外周部22の内部に設けられ、歯底円L1から所定厚さ以上内周側に設けられると共に周方向延在空洞部52から所定厚さ以上外周側に設けられ、且つ外周部22の両端面からそれぞれ所定厚さ以上内側に設けられている。
歯底円内側空洞部54は具体的には、デフリングギヤ20の軸方向に直交する断面において、デフリングギヤ20の内周側に向かうにつれて先細り状に三角形状に形成される第1歯底円内側空洞部54aと、デフリングギヤ20の外周側に向かうにつれて先細り状に三角形状に形成される第2歯底円内側空洞部54bとを備えている。第1歯底円内側空洞部54aと第2歯底円内側空洞部54bとは、歯底円L1の内周側でデフリングギヤ20の周方向に所定の間隔をあけて交互に配置されている。
なお、第1歯底円内側空洞部54aを、デフリングギヤ20の内周側に向かうにつれて先細り状に台形形状に形成し、第2歯底円内側空洞部54bを、デフリングギヤ20の外周側に向かうにつれて先細り状に台形形状に形成するようにしてもよい。
図10は、図8におけるY10a−Y10a線に沿ったデフリングギヤの外周部の展開断面図である。図10ではまた、図8におけるY10b−Y10b線に沿ったデフリングギヤ20の外周部22の内部に設けられた歯底円内側空洞部54も破線で示している。
図10に示すように、歯底円外側空洞部53は、歯部21の歯筋方向に延びるように設けられ、歯底円内側空洞部54、具体的には第1歯底円内側空洞部54a及び歯底円内側空洞部54bは、歯部21の歯筋方向と交差する方向に延びるように設けられている。
本実施形態では、歯底円外側空洞部53は、歯部21の歯筋と同様に、デフリングギヤ20の軸方向に対して所定の捩れ角を有し、歯底円内側空洞部54は、デフリングギヤ20の軸方向に対して歯底円外側空洞部53とは反対側に所定の捩れ角を有している。
このように、デフリングギヤ20の内部には、径方向内側から径方向外側に向けて順に、連結部間空洞部51と、周方向延在空洞部52と、歯底円内側空洞部54と、歯底円外側空洞部53とが配置されている。
デフリングギヤ20ではまた、連結部間空洞部51、周方向延在空洞部52、歯底円内側空洞部54、具体的には第1歯底円内側空洞部54a及び第2歯底円内側空洞部54b及び歯底円外側空洞部53はそれぞれ、デフリングギヤ20の外部に連通するようになっている。
図5に示すように、デフリングギヤ20の一方の側面部26には、連結部間空洞部51とデフリングギヤ20の外部とを連通する第1連通孔部61が形成されている。第1連通孔部61は、連結部間空洞部51に対応して設けられ、図4に示すように、略同一半径を有する円周上に複数配置されている。
また、デフリングギヤ20の外周部22には、図8に示すように、内部に、径方向に延びて連結部間空洞部51と周方向延在空洞部52とを連通する第2連通孔部62と、径方向に延びて周方向延在空洞部52と歯底円内側空洞部54の第2歯底円内側空洞部54bとを連通する第3連通孔部63と、周方向に延びて隣り合う歯底円内側空洞部54の第1歯底円内側空洞部54aと第2歯底円内側空洞部54bとを連通する第4連通孔部64と、径方向に延びて歯底円内側空洞部54の第1歯底円内側空洞部54aと歯底円外側空洞部53とを連通する第5連通孔部65とが形成されている。
デフリングギヤ20の外周部22にはまた、歯部21に、径方向に延びて歯底円外側空洞部53とデフリングギヤ20の外周面の一部である歯先とを連通する第6連通孔部66が形成されている。
これにより、デフリングギヤ20の内部に設けられる連結部間空洞部51、周方向延在空洞部52、歯底円内側空洞部54及び歯底円外側空洞部53は、第1連通孔部61、第2連通孔部62、第3連通孔部63、第4連通孔部64、第5連通孔部65及び第6連通孔部66を介してデフリングギヤ20の外部に連通するようになっている。
図9に示すように、デフリングギヤ20の歯部21に形成される第6連通孔部66は、これに限定されるものではないが、デフリングギヤ20の軸方向一方側に配置される第6連通孔部66と、デフリングギヤ20の軸方向中央側に配置される第6連通孔部66と、デフリングギヤ60の軸方向他方側に配置される第6連通孔部66とを備えている。
図10に示すように、歯底円外側空洞部53と第1歯底円内側空洞部54aとを連通する第5連通孔部65についても、これに限定されるものではないが、デフリングギヤ20の軸方向一方側に配置される第5連通孔部65と、デフリングギヤ20の軸方向中央側に配置される第5連通孔部65と、デフリングギヤ60の軸方向他方側に配置される第5連通孔部65とを備えている。
第1歯底円内側空洞部54aと第2歯底円内側空洞部54bとを連通する第4連通孔部64、及び周方向延在空洞部52と歯底円内側空洞部54とを連通する第3連通孔部63についてもそれぞれ、デフリングギヤ20の軸方向一方側、軸方向中央側及び軸方向他方側に配置される連通孔部64、63を備えている。
本実施形態では、連結部間空洞部51が、潤滑油を貯留する潤滑油貯留部として用いられ、第6連通孔部66が、連結部間空洞部51に連通して連結部間空洞部51に貯留された潤滑油をデフリングギヤ20の外周面から放出する潤滑油放出孔部として用いられ、第1連通孔部61が、デフリングギヤ20の外周部22より径方向内側で連結部間空洞部51に連通して連結部間空洞部51に潤滑油を導入する潤滑油導入孔部として用いられる。
第6連通孔部66は、歯底円外側空洞部53、第5連通孔部65、第1歯底円内側空洞部54a、第4連通孔部64、第2歯底円内側空洞部54b、第3連通孔部63、周方向延在空洞部52及び第2連通孔部62を介して連結部間空洞部51に連通するようになっている。
ディファレンシャル装置10が搭載された車両では、図1に示すように、潤滑油の貯留レベルOLは、デフリングギヤ20の外周部22に設けられた下部に位置する歯部21が液面下に位置すると共に、デフリングギヤ20の側面部26に設けられた第1連通孔部61が液面下に位置するように設定されている。
これにより、デフリングギヤ20の連結部間空洞部51に潤滑油が第1連通孔部61を通じて導入されて連結部間空洞部51に潤滑油が貯留され、デフリングギヤ20が回転される際に、連結部間空洞部51に貯留された潤滑油が、第6連通孔部66によってデフリングギヤ20の外周面から放出され、デフリングギヤ20と出力ギヤ3との噛み合い部5などの要潤滑部に潤滑油を供給するようになっている。
このようにして構成されるディファレンシャル装置10では、デフリングギヤとデフケース20とは、3Dプリンタを用いて、三次元積層造形法によって一体的に形成され、デフリングギヤ20は、歯部21が設けられた外周部22と、デフケース30のシェル部31と連絡された内周部24と、外周部22と内周部24とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部26とを有し、デフリングギヤ20の内部に、外周部22と内周部24とを連結すると共に両側の側面部26を連結する連結部28が周方向に複数設けられると共に外周部22、内周部24、側面部26及び連結部28によって区画される連結部間空洞部51が設けられるように三次元積層造形法によって一体的に形成される。
また、デフリングギヤ20は、内部に歯底円L1の内周側に周方向に同一長さを有する複数の周方向延在空洞部52が周方向に等間隔で配置されるように三次元積層造形法によって一体的に形成される。
また、デフリングギヤ20は、歯部21の内部に歯底円L1より外周側でデフリングギヤ20の軸方向に延びる歯底円外側空洞部53が設けられると共に、外周部22の内部に歯底円より内周側でデフリングギヤ20の軸方向に延びる歯底円内側空洞部54が設けられるように三次元積層造形法によって一体的に形成される。
また、デフリングギヤ20は、デフリングギヤ20の内部に形成される連結部間空洞部51、周方向延在空洞部52、歯底円内側空洞部54及び歯底円外側空洞部53が、第1連通孔部61、第2連通孔部62、第3連通孔部63、第4連通孔部64、第5連通孔部65及び第6連通孔部66を介してデフリングギヤ20の外部に連通するように三次元積層造形法によって一体的に形成される。
三次元積層造形法における具体的なプリント方式は特に限定されないが、デフリングギヤ20及びデフケース30の材料として鉄等の金属を用いる場合は、例えば、敷き詰められた金属粉末の層の任意の位置に電子ビーム又はレーザを照射することで、照射部分を焼結させて造形した後、次の層を敷き詰めるという動作を繰り返す粉末焼結積層造形法が採用され得る。三次元積層造形法によってデフリングギヤ20及びデフケース30が形成された後に、歯面の仕上げ加工等が施され得る。
デフリングギヤ20及びデフケース30を三次元積層造形法によって形成する場合、デフリングギヤ20の内部に形成される連結部間空洞部51、周方向延在空洞部52、歯底円内側空洞部54及び歯底円外側空洞部53には、空洞部51、52、54、53に対応する部分に設けられた金属粉末を除去するためにデフリングギヤ20の外部に連通する連通孔部が形成される。本実施形態では、空洞部51、52、54、53に対応する部分に設けられた金属粉末は、第1連通孔部61、第2連通孔部62、第3連通孔部63、第4連通孔部64、第5連通孔部65、第6連通孔部66を通じてデフリングギヤ20の外部に除去される。
本実施形態では、デフリングギヤ20の側面部26に、連結部間空洞部51に潤滑油を導入する第1連通孔部61が設けられているが、第1連通孔部61に代えて、あるいは第1連通孔部61に加えて、デフリングギヤ20の外周部22より径方向内側で連結部間空洞部51に連通して連結部間空洞部51に潤滑油を導入する潤滑油導入孔部として、デフケース30のシェル部31におけるデフリングギヤ20の内周部24を兼ねる(図5において符号61´で示す)部分にシェル部31の内部と連結部間空洞部51とを連通する連通孔部を設けるようにすることも可能である。
かかる場合、デフリングギヤ20が回転される際に、デフリングギヤ20の歯部21によって掻き揚げられた潤滑油の一部がデフケース30のシェル部31の内部に導入され、シェル部31の内部に導入された潤滑油がシェル部31の内部と連結部間空洞部51とを連通する連通孔部を通じて連結部間空洞部51に導入される。
本実施形態ではまた、デフリングギヤ20の外周部22の内部に周方向延在空洞部52と歯底円外側空洞部53と歯底円内側空洞部54とが設けられているが、デフリングギヤ20において、周方向延在空洞部52、歯底円外側空洞部53及び歯底円内側空洞部54の何れか1つ又は2つの空洞部を設けるようにしたり、周方向延在空洞部52、歯底円外側空洞部53及び歯底円内側空洞部54の何れかの空洞部も設けないようにしたりすることも可能である。
周方向延在空洞部52、歯底円外側空洞部53及び歯底円内側空洞部54の何れか1つ又は2つの空洞部を設ける場合や、周方向延在空洞部52、歯底円外側空洞部53及び歯底円内側空洞部54の何れかの空洞部も設けない場合においても、デフリングギヤ20には、連結部間空洞部51に連通して連結部間空洞部51に貯留された潤滑油をデフリングギヤ20の外周面から放出する潤滑油放出孔部と、デフリングギヤ20の外周部22より径方向内側で連結部間空洞部51に連通して連結部間空洞部51に潤滑油を導入する潤滑油導入孔部とが設けられる。
また、本実施形態では、デフリングギヤ20に設けられる潤滑油放出孔部としての第6連通孔部66は、デフリングギヤ20の外周面の一部である歯先と連通するように形成されているが、デフリングギヤ20の外周面の一部である歯底と連通するように設けることも可能である。
また、本実施形態では、連結部間空洞部51を潤滑油貯留部として用い、第1連通孔部61が潤滑油の貯留レベルOLより下になるように設定されているが、第1連通孔部61を潤滑油の貯留レベルOLより上になるようにさらに径方向内側に設定して、連結部間空洞部51を潤滑油貯留部として用いないようにすることも可能である。
このように、本実施形態に係るディファレンシャル装置10では、デフリングギヤ20は、歯部21が設けられた外周部22と、デフケース30のシェル部31と連絡された内周部24と、外周部22と内周部24とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部26とを有している。そして、デフリングギヤ20の内部に、外周部22と内周部24とを連結すると共に両側の側面部26を連結する連結部28が周方向に複数設けられると共に外周部22、内周部24、側面部26及び連結部28によって区画される空洞部51が設けられる。
これにより、デフリングギヤ20の内部に設けられた連結部28によってデフリングギヤ20の強度及び剛性を確保しつつ、デフリングギヤ20の内部に設けられた外周部22、内周部24、側面部26及び連結部28によって区画される空洞部51によって軽量化を図ることができる。デフリングギヤ20の内部に空洞部51が設けられることにより、ディファレンシャル装置10がハウジング1内に潤滑油と共に収納される場合にデフリングギヤ20の回転抵抗を増加させることなく、デフリングギヤ20の強度及び剛性を確保しつつ軽量化を図ることができる。
また、デフケース30にシェル部31とデフリングギヤ20の側面部26とを結合する複数の補強リブ34が設けられ、連結部28はデフリングギヤ20の側面部26における補強リブ34が結合される部分35に対応して側面部26に連結されることにより、デフリングギヤ20の強度及び剛性を高めることができる。
また、空洞部51は、潤滑油を貯留する潤滑油貯留部として用いられ、デフリングギヤ20に、空洞部51に連通して空洞部51に貯留された潤滑油をデフリングギヤ20の外周面から放出する潤滑油放出孔部66が設けられる。これにより、デフリングギヤ20の内部に設けられる空洞部51を、デフリングギヤ20と該デフリングギヤ20に噛み合う歯車3との噛み合い部5などの要潤滑部に潤滑油を供給する潤滑油の貯留部として有効に利用することができる。
また、デフリングギヤ20に、外周部22より径方向内側で空洞部51に連通して空洞部51に潤滑油を導入する潤滑油導入孔部61、61´が設けられる。これにより、空洞部51に潤滑油を導入させることができ、空洞部51を潤滑油の貯留部として有効に利用することができる。
さらに、デフリングギヤ20の内部に、外周部22と内周部24とを連結すると共に両側の側面部26を連結する連結部28が周方向に複数設けられると共に外周部22、内周部24、側面部26及び連結部28によって区画される空洞部51が設けられるように、デフリングギヤ20とデフケース30とを三次元積層造形法によって一体に形成することにより、デフリングギヤ20の回転抵抗を増加させることなくデフリングギヤ20の強度及び剛性を確保しつつ軽量化を図ることができるディファレンシャル装置10を製造することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、デフリングギヤの回転抵抗を増加させることなくデフリングギヤの強度及び剛性を確保しつつ軽量化を図ることが可能となるから、車両に搭載されるディファレンシャル装置を製造する場合など、車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 ハウジング
3 出力ギヤ
5 噛み合い部
10 ディファレンシャル装置
20 デフリングギヤ
21 歯部
22 外周部
24 内周部
26 側面部
28 連結部
30 デフケース
31 シェル部
34 補強リブ
40 ディファレンシャル機構
51 連結部間空洞部
52 周方向延在空洞部
53 歯底円外側空洞部
54 歯底円内側空洞部
61、62、63、64、65、66 連通孔部
L1 歯底円

Claims (5)

  1. デフリングギヤと該デフリングギヤに結合されたデフケースとを備えるディファレンシャル装置であって、
    前記デフリングギヤは、歯部が設けられた外周部と、ディファレンシャル機構を収納する前記デフケースのシェル部と連絡された内周部と、前記外周部と前記内周部とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部とを有し、
    前記デフリングギヤの内部に、周方向に所定幅を有して前記外周部と前記内周部とを連結すると共に前記両側の側面部を連結する連結部が周方向に複数設けられると共に前記外周部、前記内周部、前記側面部及び前記連結部によって区画される空洞部が設けられている、
    ことを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 前記デフケースに、該デフケースのシェル部と前記デフリングギヤの前記側面部とを結合する複数の補強リブが設けられ、
    前記連結部は、前記デフリングギヤの前記側面部における前記補強リブが結合される部分に対応して前記側面部に連結されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置。
  3. 前記空洞部は、潤滑油を貯留する潤滑油貯留部として用いられ、
    前記デフリングギヤに、前記空洞部に連通して前記空洞部に貯留された潤滑油を前記デフリングギヤの外周面から放出する潤滑油放出孔部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディファレンシャル装置。
  4. 前記デフリングギヤに、前記外周部より径方向内側で前記空洞部に連通して前記空洞部に潤滑油を導入する潤滑油導入孔部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のディファレンシャル装置。
  5. デフリングギヤと該デフリングギヤに結合されたデフケースとを備えるディファレンシャル装置の製造方法であって、
    前記デフリングギヤが、歯部が設けられた外周部と、ディファレンシャル機構を収納する前記デフケースのシェル部と連絡された内周部と、前記外周部と前記内周部とを軸方向の両側でそれぞれ連結する両側の側面部とを有し、前記デフリングギヤの内部に、周方向に所定幅を有して前記外周部と前記内周部とを連結すると共に前記両側の側面部を連結する連結部が周方向に複数設けられると共に前記外周部、前記内周部、前記側面部及び前記連結部によって区画される空洞部が設けられるように、前記デフリングギヤと前記デフケースとを三次元積層造形法によって一体に形成する、
    ことを特徴とするディファレンシャル装置の製造方法。
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