JPH1088201A - レーザ応用粉体成形加工方法 - Google Patents

レーザ応用粉体成形加工方法

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JPH1088201A
JPH1088201A JP8238768A JP23876896A JPH1088201A JP H1088201 A JPH1088201 A JP H1088201A JP 8238768 A JP8238768 A JP 8238768A JP 23876896 A JP23876896 A JP 23876896A JP H1088201 A JPH1088201 A JP H1088201A
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layer
laser
contour shape
laser beam
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JP8238768A
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Hiroshi Nakazawa
弘 中澤
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Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
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Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の内外輪郭形状を有する成形品を任意の
材料で高精度に、且つ非切削に成形できるレーザ応用粉
体成形加工方法を提供する。 【解決手段】 目標成形品を多層の積層体として仮定
し、各層の輪郭形状を求め、任意の材質の粉体を供給し
圧粉した後、この輪郭形状に対応する領域にレーザ光を
照射し、更に全体を圧縮し、その上に順次各層を同一加
工方法によって積重して中間成形品を作りこれを焼結し
て成形品を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザを利用した
粉体の成形加工方法に係り、特に、成形型を使用しない
で任意の形状の固形状の成形体を短時間に、且つ高精度
に作るレーザ応用粉体成形加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラピッドプロトタイピング(Rapid
Prototyping,RPと略す)は近年急速の
進歩を遂げてきた。この方法は、特定の型の必要がな
く、切粉の発生もないためRPの成形に適するものであ
る。然し乍ら、従来のこの成形方法は光硬化性樹脂や紙
等の非金属材料を素材とするものであり、金属を用いた
ものはなかった。最近では粉末鉄粉に粘結剤を混合しそ
れ等にレーザ光を照射し、その後、焼結して固形化する
成形方法も開発されたが、高精度で緻密性のある任意の
形状の物体を作ることができず、実用化されたものはな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】RPの課題としては、
任意の輪郭形状を有する金属製の成形体を高精度に成形
加工することができ、内部の組織が緻密に形成され、各
種の材料の混合体が可能であり、容易に、且つ短時間で
加工ができ、バインダーの残渣や溶媒の残渣による汚染
や組織の品質低下が防止される成形加工を開発すること
が要請される。
【0004】本発明は、以上の要請に鑑みて創案された
ものであり、形状精度が高く成形作業性がよく短時間で
加工でき、各層も境界が見分けられないほど緻密な組織
となり除去加工のような切削油が不要で切粉の発生もな
く、特別な型を必要とせず、残渣による汚染や品質低下
もなく、任意の輪郭形状の固形体状の金属,セラミック
ス等の成形体が容易に成形加工できるレーザ応用粉体成
形加工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、任意な内外輪郭形状を有する固形状の
成形体を粉体の圧粉とレーザ光の照射と焼結により成形
加工する方法であって、供給された粉体を圧粉する第1
の手順と、前記物体を多数層(N層)に分割した第1層
の前記輪郭形状に対応する領域にレーザ光の照射を行な
う第2の手順と、全体を圧縮する第3の手順と、圧縮さ
れた第1層上に粉体を供給し圧粉する第4の手順と、第
2層の前記輪郭形状に対応する領域にレーザ光の照射を
行なう第5の手順と、全体を圧縮する第6の手順を行な
い、更にその上に粉体を供給し圧粉し、順次第3層から
最終層(N層)までレーザ光の照射,圧縮,粉体供給,
圧粉を繰返し行ない、不要の周辺の粉体を除去してレー
ザ加工された中間成形体を取り出して焼結し成形体を作
るレーザ応用粉体成形加工方法を特徴とする。また、よ
り簡単方法として任意な内外輪郭形状を有する固形状の
成形体を粉体の圧粉とレーザ光の照射と焼結により成形
加工する方法であって、供給された粉体を圧粉する第1
の手順と、前記物体を多数層(N層)に分割した第1層
の前記輪郭形状に対応する領域にレーザ光の照射を行な
う第2の手順と、第1層上に粉体を供給し圧粉する第3
の手順と、第2層の前記輪郭形状に対応する領域にレー
ザ光の照射を行なう第4の手順と、更にその上に粉体を
供給し圧粉し、順次第3層から最終層までレーザ光の照
射,粉体供給,圧粉を繰返し行ない、不要の粉体を除去
してレーザ加工された物体を取り出して焼結するレーザ
応用粉体成形加工方法を特徴とする。
【0006】更に具体的に、前記第1層および最終層
は、それ等の前記輪郭形状に対応する領域以外の内面又
は外面の領域にもレーザ光の照射を行なうことを特徴と
し、第n層[n=1〜N(分割数)]と第n+1層との
間に形成される段差部にレーザ光を照射することを特徴
とし、レーザ光の照射が非酸化零囲気内で行なわれるこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、粉体材料が、細粒子のFe,Cu,
Ni,Cr,Co,Zn,Sn,W等の金属粉体,セラ
ミックス粉体,プラスチック粉体のうちの1つ又は混合
からなることを特徴とする。また、細粒子の粉体が非球
形状のものからなり、前記焼結が、使用された粉体材料
のうちの最高融点以下の温度で行なわれ、粉体材料が、
バインダー及び溶媒を含まないものであることを特徴と
する。
【0008】また、レーザ光の照射が、前記輪郭形状に
対応の領域外の任意の場所から開始され、続いて前記輪
郭形状に対応する領域に対して行なわれることを特徴と
し、前記物体の輪郭形状に相当する領域が多角形状のも
のからなる場合において、夫々の対辺ごとにレーザ光の
照射を行なうことを特徴とするものである。
【0009】任意の内外輪郭形状の物体でもこれを多数
の層に分割すれば夫々の層の輪郭は比較的単純なものか
らなり、その輪郭はNC制御機構を有する機械によって
トレースすることは十分に可能である。従って、各層ご
とに物体を形成し、層間を確実に密着させることにより
緻密な成形体を作ることが可能である。また、成形体を
金属で形成するには金属粉体を用いてこれを圧粉し、レ
ーザ光の照射により硬化させることが必要である。そこ
で本発明は各層毎に供給粉体を圧粉し、輪郭形状に対応
する領域をレーザ光で照射し、その後、全体を圧縮して
緻密度と密着性を向上させ、その上に粉体を供給し圧粉
し、次の層の輪郭形状に対応する領域のレーザ光照射を
行ない、更にその後に全体を圧縮して緻密度と密着性の
向上を図るようにする。以上の工程を全体の層について
順次行なった後、焼結により全体を焼くことにより対応
の輪郭の固形状の成形体を作ることができる。なお、レ
ーザ光は前記領域のみを原則として照射するもので熱変
形や反りが少なく、粉体の飛散もない。
【0010】以上の成形加工法の場合には、レーザ光の
照射後に圧縮工程を入れたが、工程を簡易化するためこ
の圧縮工程を除いてもある程度の精度を有する成形品を
作ることができる。然し乍ら、緻密性,密着性は前者の
方がよい。
【0011】また、輪郭形状に対応する領域以外の領域
については第1層および最終層のもののみについてレー
ザ光を照射することにより搬送に耐える強度を有する成
形品を作ることができる。また、段差部にもレーザ光を
照射することに高強度の成形体を作ることができる。
【0012】また、レーザ光の照射を非酸化零囲気内で
行なわせることにより、緻密性の向上が図れる。
【0013】また、各種の金属やセラミックスを用いて
物体を作ることができ、難削材でもよく、変形の少ない
高強度の物体を作ることができる。
【0014】粉体は微細な非球形状のものからなり、密
着性の向上が図れる。
【0015】また、焼結が混合粉体の最低融点で行なわ
れ、溶融金属が内部に浸透し緻密性の向上が図れると共
に、融点が加熱温度以上の材料は製品の骨格を維持でき
る。
【0016】バインダー及び溶剤を含まないため残渣に
よる汚染や組織変動のない物体を作ることができる。
【0017】また、レーザ光の照射をまず領域から外れ
た位置から始めるため、レーザ光照射の初工程における
レーザ光量の過不足による焼きムラが領域内に生じな
い。従って、均一の組織の成形体を形成することができ
る。
【0018】また、多角形状の場合、対辺の部分ごとに
レーザ光の照射を行なうことにより変形が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ応用粉体成
形加工方法の実施の形態を図面を参照して詳述する。図
14は本発明の加工原理を用いた加工装置の構造の概要
を示す。本発明により成形加工すべき物体を成形体1と
する。CAD装置2は、入力された成形体1の全体の目
標輪郭形状を基にしてこれを多数個(N個)の平行な層
に分割して夫々の層の輪郭形状のパターンを決定する機
能を有する。なお、説明の都合上、N分割された層の最
下層を第1層とし、最後の第N層を最終層と称呼し、そ
の途中を第2層,第3層・・・第N−1層と称す。層の
厚みは例えば0.1乃至1.0[mm]程度とし、成形
体1の要求精度が高い程、層の厚さを薄くする。図14
の成形体1の下方の図面は第1層1aとこれに形成され
るレーザ光照射部13,15(図11)を示す。なお、
本例ではレーザ光照射部13が輪郭形状に相当する領域
に形成されたレーザ光照射部であり、点線で示したレー
ザ光照射部15は輪郭形状の内部(外部の場合もある)
に形成されたレーザ光照射部である。CAD装置2によ
り各層の輪郭形状のパターンが決められると、この値は
NC装置3に入力される。NC装置3はレーザ4を前記
のパターンに基づきコントロールする。
【0020】レーザ4はここではCO2レーザを用いて
いるが、ガラスレーザやルビーレーザあるいはYAGレ
ーザ等でもよい。例えば最大出力10乃至1000W程
度のものが適用される。なお、レーザ光は熱源として利
用し、波長や発振モード等は任意である。
【0021】下部ダイ5にはホッパ6から粉体7が供給
される。下部ダイ5の上方側は上部ダイ8が設けられ
る。上部ダイ8は下部ダイ5内の粉体7を圧縮するもの
である。また、図2,図7に示すように粉体7が供給さ
れた後に一定の厚さにならすならし具22が必要とな
る。なお、下部ダイ5は図略のXYテーブル等にセット
されX方向,Y方向に移動し得るようにされる。また、
XYテーブルはNC装置3によりコントロールされる。
なお、前記XYテーブルを固定としレーザ4側を移動す
る構造のものでもよい。また、レーザ4,下部ダイ5,
ホッパ6および上部ダイ8等は気密室9内に収納され、
気密室9は開閉弁10を介し、例えばアルゴンガスボン
ベ11に連通する。従って、レーザ光の照射はアルゴン
ガスの非酸化零囲等で行なわれる。なお、非酸化零囲気
はアルゴンガス(Ar)に限らずN2やCO2あるいはC
2−H2等が使用される。また、本発明の気密室9内で
レーザ光の照射により成形された中間成形体1Aは電気
炉12又はガス炉12等で焼結される。
【0022】粉体材料としては、Fe,Cu,Ni,C
r,Co,Zn,Sn,W等の金属の他、セラミックス
粉,プラスチック粉等が用いられる。溶媒やバインダー
は原則として含有させないが、場合により溶媒やバイン
ダーを加えたグリーンシート状のものを用いてもよい。
しかし、有機溶媒やバインダーは炭素残渣となって焼結
体を汚染し、また、溶媒に水を用いると金属媒体を酸化
して焼結性を低下させるため溶媒やバインダーは極力含
まない方がよい。また、例えば金属は各種の金属を混在
させて粉体7(図13)を作ってもよく、セラミックス
粉やプラスチック粉と混ぜてもよい。また、Cuは従来
技術では鉄に少量しか混在させられないが本発明では相
当量のCuをFeに混合させ組織の緻密化,高品質化,
高強度化を図ることもできる。
【0023】次に、本発明の成形方法の一つの実施の形
態を図1乃至図13および図15のフローチャートによ
り説明する。図15においてCADステップのステップ
100,101,102は前記したとおりCAD装置2
により実施されるステップであり、このステップにより
前記したように第1層1aから最終層1Nまでのレーザ
光を照射すべき輪郭形状に相当する領域が求められる。
レーザ4はこの輪郭形状に従って自動制御される。
【0024】図1に製作すべき成形体1の全体外観形状
を示す。成形体1は1〜Nの多数層に仮りに分割され、
前記したように各層ごとに輪郭形状のパターンがNC装
置3に記録される。
【0025】次に、実際の成形加工方法を説明する。ま
ず、図2に示すように粉体7が図13に示した下部ダイ
5内のピストン21上に供給される(ステップ20
0)。なお、もり上った粉体7はならし具22により平
坦にならされる。次に、図3に示すように上部ダイ8に
より第1層1aの輪郭形状よりもやや広い面積の部分を
圧粉する(ステップ201)。次に、図4に示すよう
に、第1層1aの輪郭形状に相当する領域にレーザ光を
照射し、レーザ光照射部13を形成する。なお、このレ
ーザ光の照射は非酸化零囲気内で行なわれる(ステップ
202)。次に、図5に示すように上部ダイ8により第
1層1aの全体を圧縮して図6に示すように圧縮された
第1層1aを形成する(ステップ203)。次に、図1
5のフローチャートに示すように最終層1Nになったか
否かをチェックするが(ステップ204)、Noの場
合、即ち、第2層1bを成形する必要がある場合にはス
テップ200に戻り、ピストン21を下げて図7に示す
ように粉体7が供給される。粉体7はならし具22によ
りならされる。次に、図8およびステップ201に示す
ように上部ダイ8により圧粉が行なわれ、図9およびス
テップ202に示すように第2層1bの輪郭形状に相当
する領域にレーザ光の照射が行なわれ第2層1bのレー
ザ光照射部14が形成される。次に、図10およびステ
ップ203に示すように上部ダイ8により第1層1a,
第2層1bの全体が圧縮され、再び最終層か否かのチェ
ックのステップ204に入り、noの場合には引き続き
第3層1cの成形加工が同様に行なわれる。以上のステ
ップを繰返し行なってステップ204がyesになった
場合には最終層1Nの成形加工が終了したことになる。
また、本例では図11に示すように上下の層即ち、第1
層1aと最終層1Nのみレーザ光照射されない粉体7の
部分にレーザ光を照射し、レーザ光照射部15,16を
形成する(ステップ205)。以上により図11および
図12に示した中間成形体1Aが形成され、下部ダイ5
内の不要の粉体7をブラシ等により除去し(ステップ2
06)中間成形体1Aを取り出す。次に、図12および
図14に示すように電気炉12又はガス炉12内で中間
成形体1Aを焼結する(ステップ207)。焼結は非酸
化雰囲気内で行われ、粉体7が混合物の場合には最も融
点の高い金属の融点温度(例えば、1000℃程度)以
下の温度により行なわれる。焼結終了により図13に示
すように図1に示した成形体1が完成する。なお、前記
の説明で第1層1aと最終層1Nにレーザ光照射部1
5,16を形成したのは内部の粉体7が上下面からこぼ
れるのを防止するためである。また、最終ステップ20
7の焼結により中間成形体1A内の粉体7も焼かれて硬
化される。以上により適宜の強度を有する固体状の成形
体1が製作される。なお、本例では成形体1として単純
な形状の円錐体を採用したが任意の輪郭形状のものでも
勿論よい。また、本例では成形体1は雄型としたが雌型
のものも同様に製作することができる。
【0026】前記したように、レーザ光の照射は非酸化
雰囲気で基本的には輪郭形状に対応する領域に行なわ
れ、内外部にはレーザ光の照射が特定の層を除いて行な
われない。そのため、残留酸素による金属粉体の酸化は
少なく、且つレーザ光の照射によって層間の組織の不均
一性がなくなり電気炉12等での焼結では層間の酸化層
が焼結を阻害せず、層間の密着性が高い。レーザ光の照
射を輪郭形状に対応する領域に押えることにより、過熱
による層の変形,反り,層間の剥離あるいは層の表面か
らの粉体材料の飛散がなく、成形精度が高くなる。ま
た、各層の内部は未焼結の粉体のままのため焼結活性が
高く、電気炉12で均一に焼結される。なお、輪郭形状
に相対する領域におけるレーザ光の照射も実際上、その
領域を完全に溶融させるものではなく、中間成形体1A
の下部ダイ5からの取り出しや搬送が可能な程度にレー
ザ光を照射するので、輪郭形状に対応する領域の形崩れ
や酸化も少ない。また、各層毎に材質を変えることも自
由にできる。
【0027】粉体としては前記したように、金属,セラ
ミックス,プラスチック等任意のもので採用されるが、
1つ1つの粒子の形状は球体よりも非球体がよい。球体
の場合には層間の密度が粗く、中間体製作時にバラバラ
になり易く、且つヒビの発生の原因となる。これに対し
て非球体の粒子を用いることにより密着性,緻密性が向
上し、層間の粒子がバラバラになることが少なくヒビ等
の発生もない。なお、粒子のサイズは一定ではなくても
よく、大小様々のものをミックスして使用しても勿論よ
い。
【0028】前記した成形体1の成形方法では各層の輪
郭形状に対応する領域をレーザ光で照射した後、圧縮工
程を入れることに特徴を有するが、本発明の請求項2に
示すように、この工程を除去する成形方法も採用可能で
ある。勿論、前者の方が高品質,高精度の製品を製作す
ることができるが、要求される製品品質,精度およびコ
スト等との関係で圧縮工程を除いた成形方法によって製
品を作成してもよい。
【0029】図16は各層間で段差部17が形成される
中間成形体1Bの成形方法の概要を示すものである。層
間に挟まれた粉体7の部分はレーザ光を照射する必要は
ないが、段差部17は粉体7のままの場合は搬送時に段
差部17の粉体が飛散する恐れがある。そのため、この
ような輪郭形状の場合は輪郭形状に対応した領域にレー
ザ光照射部13,14等を作ると同時に、段差部17に
もレーザ光を照射し、レーザ光照射部18等を形成す
る。なお、このレーザ光照射部18等のレーザ光の照射
エネルギは輪郭形状に対応する領域におけるレーザ光の
照射エネルギよりも少なくてよい。
【0030】本発明における成形方法は前記したように
任意の形状の成形体に対して適用可能であるが、例え
ば、図17に示すように傘歯車19を成形加工すること
もできる。本例では粉体として鉄カルボニルを分解した
純鉄粉を用いた。勿論、バインダーや溶媒は含有させな
い乾燥鉄粉体を用いた。各層の厚さは0.3[mm]程
度である。図において、中央側の4つの同心円が第1層
の内部へのレーザ光の照射パターンを示し、その周囲の
密の線が傘歯車19の外輪郭形状に対応する領域への照
射パターンを示す。レーザ光の照射条件は、輪郭形状に
対応する領域に対しては、出力65[W],デューティ
13[%]のパルス発振で、発振周波数は300[H
z],レーザ光のパワー密度は1.38×105[W/
cm2],レーザ4からの照射距離は95[mm],ビ
ームの送り速度は400[mm/分]である。また、第
1層の内部のレーザ光の照射条件は、出力27[W]の
連続発振で、パワー密度は5.48×103[W/c
2],照射距離は110[mm],ビームの送り速度
は400[mm/分]であり、最終層の内部のレーザ光
の照射条件は、出力15[W]の連続発振で、パワー密
度は7.28×104[W/cm2],照射距離は100
[mm],ビームの送り速度は400[mm/分]であ
る。また、気密室9(図13等)での残留酸素濃度は約
0.5[%]であった。以上の条件によりレーザ照射加
工された中間成形体を電気炉12で1000[℃]で5
分間焼結することにより所望の傘歯車19を製作するこ
とができた。層間に空孔やキレツが見られず、表面は滑
らかで荒れや穴がなく、反りもない高品質の傘歯車が非
切削の状態で形成された。
【0031】図18は本発明におけるレーザ光の照射軌
跡の数例を模式的に示すものである。前記したように、
レーザ光は各層の輪郭形状に対応する領域に照射され、
その軌跡はNC装置3(図14)によりコントロールさ
れる。然し乍ら、レーザ光の照射の初期において、輪郭
形状に対応する領域の1箇所にレーザ光を当てその位置
から所定の輪郭形状に沿ってレーザ4を移動させると、
前記1箇所の部分にレーザ光の照射過ぎや照射不足が生
じ易く、他の輪郭形状の箇所と異なる条件でレーザ照射
される恐れがある。その結果、高精度の成形加工ができ
なくなる問題点がある。その対策としてレーザ光の初期
の照射点を輪郭形状に対応する領域から外れた位置にセ
ットする方法が採用される。
【0032】図18は輪郭形状に対応する領域が円の場
合の実施の形態を示す。レーザ光の照射の初期点20を
1番とし、レーザ光はこの初期点20から接線方向に沿
って1番から輪郭形状に対応する領域の2番に移動さ
れ、次に、3番から4番にわたり輪郭形状に対応する領
域を移動する。以上により、前記した問題点は解決され
る。なお、1番から2番のレーザ照射部分は焼結時に消
えて痕跡は残らない。
【0033】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、任意の輪郭形状を有し、且つ任意の材質
からなる成形体を高精度に非除去加工により製作するこ
とができる。このため、従来技術では不可能であった複
雑な形状の成形体が容易に、且つ短時間で製作すること
ができる。また、粉体を複数種類混合して用いることも
できるため、任意の特性を有する成形品の製作が可能に
なる。特に、請求項1の成形方法ではレーザ照射後に圧
縮工程を入れるため、層間の密着性がよく、緻密の内部
組織をもった高品質の成形品を作ることができる。勿
論、非切削のため、切削油が不要で環境汚染もなく、特
別の型も不要で多品種少量生産やプロトタイプの製造に
適し、また、安価に実施できる。 2)本発明の請求項2に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、請求項1の成形方法よりも、密度,精度
の点で劣るが、迅速に、且つ安価に製作できる。勿論、
この成形方法によっても任意の形状,材質の成形品を製
作することができる。 3)本発明の請求項3および4に記載のレーザ応用粉体
成形加工方法によれば、第1層,最終層および段差部の
粉体の部分にもレーザ照射が行なわれるため、取り扱い
性の向上や強度の向上が図れる。 4)本発明の請求項5に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、レーザ光の照射が非酸化零囲気の内で行
なわれるため、より高品質で緻密性のある実用的な成形
品を製作することができる。なお、従来のRPでは光硬
化性樹脂や紙を用いていたのでモデルとしては使えた
が、本方式は実際に使用できる製品が得られる。 5)本発明の請求項6に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、本発明の成形品は金属,セラミックス,
プラスチック等の任意の粉体を単独又は混合したものか
ら成形されるため、任意の特性を有する成形品を容易に
作ることができる。また、層間の材質を変化させること
も自由にできる。 6)本発明の請求項7に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、使用される物体の粒子が非球状のものか
らなり、球体のものに較べて密着性がよく、緻密性が向
上し、高品質,高精度の成形品を得ることができる。 7)本発明の請求項8に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、焼結が使用された粉体の材料のうちの最
高の融点以下の温度で行なわれるため、その溶融された
物体が他の粉体間に滲透し、密着性および緻密性が向上
し、高品質,高精度の成形品が製作される。 8)本発明の請求項9に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、バインダーや溶媒を必要としないため、
これ等の残渣による汚染が生じない。 9)本発明の請求項10に記載のレーザ応用粉体成形加
工方法によれば、輪郭形状に対応する領域から外れた位
置を初期のレーザ光の照射点とするため、部分的なレー
ザ照射の過不足が発性せず、変形,反りのない高精度の
成形品を作ることができる。 10)本発明の請求項11に記載のレーザ応用粉体成形
加工方法によれば、前記9)項に記載した効果を有する
と共に、レーザ照射時における反りが生じない描画法が
採用されるため、変形の少ない高品質の成形品を作るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により成形加工される成形体の一例を示
す斜視図。
【図2】本発明の加工方法の第1の手順の1つを示す模
式図。
【図3】本発明の加工方法の第1の手順の1つを示す模
式図。
【図4】本発明の加工方法の第2の手順を示す模式図。
【図5】本発明の加工方法の第3の手順を示す模式図。
【図6】本発明の加工方法の第3の手順を示す模式図。
【図7】本発明の加工方法の第4の手順を示す模式図。
【図8】本発明の加工方法の第4の手順を示す模式図。
【図9】本発明の加工方法の第5の手順を示す模式図。
【図10】本発明の加工方法の第6の手順を示す模式
図。
【図11】本発明の加工方法により成形された中間成形
体を示す模式図。
【図12】本発明の焼結工程と成形品を示す模式図。
【図13】本発明の成形品を示す斜視図。
【図14】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法の基本
原理を示す模式図。
【図15】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法の実施
の形態の加工方法を説明するためのフローチャート。
【図16】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法の段差
部のレーザ照射を説明するための模式図。
【図17】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法による
傘歯車の成形方法を説明するための平面図。
【図18】本発明における円状の成形体におけるレーザ
光の照射経路を説明するための模式図。
【符号の説明】
1 成形体 1a 第1層 1b 第2層 1N 最終層 2 CAD装置 3 NC装置 4 レーザ 5 下部ダイ 6 ホッパ 7 粉体 8 上部ダイ 9 気密室 10 開閉弁 11 アルゴンガスボンベ 12 電気炉又はガス炉 13 レーザ光照射部 14 レーザ光照射部 15 レーザ光照射部 16 レーザ光照射部 17 段差部 18 レーザ光照射部 19 傘歯車 20 初期点 21 ピストン 22 ならし具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月20日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】更に具体的に、前記第1層および最終層
は、それ等の前記輪郭形状に対応する領域以外の内面又
は外面の領域にもレーザ光の照射を行なうことを特徴と
し、第n層[n=1〜N−1]と第n+1層との間に形
成される段差部にレーザ光を照射することを特徴とし、
レーザ光の照射が非酸化零囲気内で行なわれることを特
徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、輪郭形状に対応する領域以外の領域
については第1層および最終層のもののみについてレー
ザ光を照射することにより搬送に耐える強度を有する
成形体を作ることができる。また、段差部にもレーザ
光を照射することに高強度の中間成形体を作ることがで
きる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】下部ダイ5にはホッパ6から粉体7が供給
される。下部ダイ5の上方側は上部ダイ8が設けられ
る。上部ダイ8は下部ダイ5内の粉体7を圧縮するもの
である。また、図2,図7に示すように粉体7が供給さ
れた後に一定の厚さにならすならし具22が必要とな
る。なお、下部ダイ5は図略のXYテーブル等にセット
されX方向,Y方向に移動し得るようにされる。また、
XYテーブルはNC装置3によりコントロールされる。
なお、前記XYテーブルを固定としレーザ4側でレーザ
ビームを振らせる構造のものでもよい。また、レーザ
4,下部ダイ5,ホッパ6および上部ダイ8等は気密室
9内に収納され、気密室9は開閉弁10を介し、例えば
アルゴンガスボンベ11に連通する。従って、レーザ光
の照射はアルゴンガスの非酸化零囲等で行なわれる。な
お、非酸化零囲気はアルゴンガス(Ar)に限らずN
やCOあるいはCO−H等が使用される。また、
本発明の気密室9内でレーザ光の照射により成形された
中間成形体1Aは電気炉12又はガス炉12等で焼結さ
れる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に、実際の成形加工方法を説明する。ま
ず、図2に示すように粉体7が図13に示した下部ダイ
5内のピストン21上に供給される(ステップ20
0)。なお、もり上った粉体7はならし具22により平
坦にならされる。次に、図3に示すように上部ダイ8に
より第1層1aの輪郭形状よりもやや広い面積の部分を
圧粉する(ステップ201)。次に、図4に示すよう
に、第1層1aの輪郭形状に相当する領域にレーザ光を
照射し、レーザ光照射部13を形成する。第1層の場合
は必要があれば対応する領域以外の内面又は外面にも照
射し、レーザ光照射部113を形成する。なお、このレ
ーザ光の照射は非酸化零囲気内で行なわれる(ステップ
202)。次に、図5に示すように上部ダイ8により第
1層1aの全体を圧縮して図6に示すように圧縮された
第1層1aを形成する(ステップ203)。次に、図1
5のフローチャートに示すように最終層1Nになったか
否かをチェックするが(ステップ204)、Noの場
合、即ち、第2層1bを成形する必要がある場合にはス
テップ200に戻り、ピストン21を下げて図7に示す
ように粉体7が供給される。粉体7はならし具22によ
りならされる。次に、図8およびステップ201に示す
ように上部ダイ8により圧粉が行なわれ、図9およびス
テップ202に示すように第2層1bの輪郭形状に相当
する領域にレーザ光の照射が行なわれ第2層1bのレー
ザ光照射部14が形成される。次に、図10およびステ
ップ203に示すように上部ダイ8により第1層1a,
第2層1bの全体が圧縮され、再び最終層か否かのチェ
ックのステップ204に入り、noの場合には引き続き
第3層1cの成形加工が同様に行なわれる。以上のステ
ップを繰返し行なってステップ204がyesになった
場合には最終層1Nの成形加工が終了したことになる。
また必要がある場合には、本例図11に示すように最
終層1Nのレーザ光照射されない粉体7の部分にレーザ
光を照射し、レーザ光照射部16を形成する(ステップ
205)。以上により図11および図12に示した中間
成形体1Aが形成され、下部ダイ5内の不要の粉体7を
ブラシ等により除去し(ステップ206)中間成形体1
Aを取り出す。次に、図12および図14に示すように
電気炉12又はガス炉12内で中間成形体1Aを焼結す
る(ステップ207)。焼結は非酸化雰囲気内で行わ
れ、粉体7が混合物の場合には最も融点の高い金属の融
点温度(例えば、1000℃程度)以下の温度により行
なわれる。焼結終了により図13に示すように図1に示
した成形体1が完成する。なお、前記の説明で第1層1
aと最終層1Nにレーザ光照射部15,16を形成した
のは内部の粉体7が上下面からこぼれるのを防止するた
めであるが、場合によってははぶくことも可能である。
また、最終ステップ207の焼結により中間成形体1A
内の粉体7も焼かれて硬化される。以上により適宜の強
度を有する固体状の成形体1が製作される。なお、本例
では成形体1として単純な形状の円錐体を採用したが任
意の輪郭形状のものでも勿論よい。また、本例では成形
体1は雄型としたが雌型のものも同様に製作することが
できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】粉粉体としては前記したように、金属,セ
ラミックス,プラスチック等任意のもの採用される
が、1つ1つの粒子の形状は球体よりも非球体がよい。
球体の場合には粒子間の密着度が弱く、中間体製作時に
バラバラになり易く、且つヒビの発生の原因となる。こ
れに対して非球体の粒子を用いることにより密着性,緻
密性が向上し、層間の粒子がバラバラになることが少な
くヒビ等の発生もない。なお、粒子のサイズは一定では
なくてもよく、大小様々のものをミックスして使用して
も勿論よい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図16は各層間で段差部17が形成される
中間成形体1Bの成形方法の概要を示すものである。層
間に挟まれた粉体7の部分はレーザ光を照射する必要は
ないが、段差部17は粉体7のままの場合は搬送時に段
差部17の粉体が飛散する恐れがある。そのため、この
ような輪郭形状の場合は輪郭形状に対応した領域にレー
ザ光照射部13,14等を作ると同時に、段差部17に
もレーザ光を照射し、レーザ光照射部18等を形成す
る。なお、このレーザ光照射部18等のレーザ光の照射
エネルギは輪郭形状に対応する領域におけるレーザ光の
照射エネルギよりも少なくてよい。なお、この成形方法
では図示のように別に用意された台5a上に成形して行
くことが望ましい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】本発明における成形方法は前記したように
任意の形状の成形体に対して適用可能であるが、例え
ば、図17に示すように傘歯車19を成形加工すること
もできる。本例では粉体として鉄カルボニルを分解した
純鉄粉を用いた。勿論、バインダーや溶媒は含有させな
い乾燥鉄粉体を用いた。各層の厚さは0.3[mm]程
度である。図において、中央側の4つの同心円が第1層
の内部へのレーザ光の照射パターンを示し、その周囲の
密の線が傘歯車19の外輪郭形状に対応する領域への照
射パターンを示す。レーザ光の照射条件は、輪郭形状に
対応する領域に対しては、出力65[W],デューティ
13[%]のパルス発振で、発振周波数は300[H
z],レーザ光のパワー密度は1.38×10[W/
cm],レーザ4からの照射距離は95[mm],ビ
ームの送り速度は400[mm/min]である。ま
た、第1層の内部のレーザ光の照射条件は、出力27
[W]の連続発振で、パワー密度は5.48×10
[W/cm],照射距離は110[mm],ビーム
の送り速度は400[mm/min]であり、最終層の
内部のレーザ光の照射条件は、出力15[W]の連続発
振で、パワー密度は7.28×10[W/cm],
照射距離は100[mm],ビームの送り速度は400
[mm/min]である。また、気密室9(図1等)
での残留酸素濃度は約0.5[%]であった。以上の条
件によりレーザ照射加工された中間成形体を電気炉12
で1000[℃]で5分間焼結することにより所望の傘
歯車19を製作することができた。層間に空孔やキレツ
が見られず、表面は滑らかで荒れや穴がなく、反りもな
い高品質の傘歯車が非切削の状態で形成された。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図18は本発明におけるレーザ光の照射軌
跡の数例を模式的に示すものである。前記したように、
レーザ光は各層の輪郭形状に対応する領域に照射され、
その軌跡はNC装置3(図14)によりコントロールさ
れる。然し乍ら、レーザ光の照射の初期において、輪郭
形状に対応する領域の1箇所にレーザ光を当てその位置
から所定の輪郭形状に沿ってレーザ4を移動させると、
前記1箇所の部分にレーザ光の照射過ぎや照射不足が生
じ易く、他の輪郭形状の箇所と異なる条件でレーザ照射
される恐れがある。その結果、高精度の成形加工ができ
なくなる問題点がある。その対策としてレーザ光の照
開始点を輪郭形状に対応する領域から外れた位置にセッ
トする方法が採用される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図18は輪郭形状に対応する領域が円の場
合の実施の形態を示す。レーザ光の照射の開始点20を
1番とし、レーザ光はこの開始点20から接線方向に沿
って1番から輪郭形状に対応する領域の2番に移動さ
れ、次に、3番から4番にわたり輪郭形状に対応する領
域を移動する。以上により、前記した問題点は解決され
る。なお、1番から2番のレーザ照射部分は焼結時に消
えて痕跡は残らない。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【発明の効果】 1)本発明の請求項1に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、任意の輪郭形状を有し、且つ任意の材質
からなる成形体を高精度に非除去加工により製作するこ
とができる。このため、従来技術では不可能であった複
雑な形状の成形体が容易に、且つ短時間で製作すること
ができる。また、粉体を複数種類混合して用いることも
できるため、任意の特性を有する成形品の製作が可能に
なる。特に、請求項1の成形方法ではレーザ照射後に圧
縮工程を入れるため、層間の密着性がよく、緻密な内部
組織をもった高品質の成形品を作ることができる。勿
論、非切削のため、切削油が不要で環境汚染もなく、特
別の型も不要で多品種少量生産やプロトタイプの製造に
適し、また、安価に実施できる。 2)本発明の請求項2に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、請求項1の成形方法よりも、密度,精度
の点で劣るが、迅速に、且つ安価に製作できる。勿論、
この成形方法によっても任意の形状,材質の成形品を製
作することができる。 3)本発明の請求項3および4に記載のレーザ応用粉体
成形加工方法によれば、第1層,最終層および段差部の
粉体の部分にもレーザ照射が行なわれるため、取り扱い
性の向上や強度の向上が図れる。 4)本発明の請求項5に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、レーザ光の照射が非酸化零囲気の内で行
なわれるため、より高品質で緻密性のある実用的な成形
品を製作することができる。なお、従来のRPでは光硬
化性樹脂や紙を用いていたのでモデルとしては使えた
が、本方式は実際に使用できる製品が得られる。 5)本発明の請求項6に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、本発明の成形品は金属,セラミックス,
プラスチック等の任意の粉体を単独又は混合したものか
ら成形されるため、任意の特性を有する成形品を容易に
作ることができる。また、層間の材質を変化させること
も自由にできる。 6)本発明の請求項7に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、使用される物体の粒子が非球状のものか
らなり、球体のものに較べて密着性がよく、緻密性が向
上し、高品質,高精度の成形品を得ることができる。 7)本発明の請求項8に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、焼結が使用された粉体の材料のうちの最
高の融点以下の温度で行なわれるため、その溶融された
物体が他の粉体間に滲透し、密着性および緻密性が向上
し、高品質,高精度の成形品が製作される。 8)本発明の請求項9に記載のレーザ応用粉体成形加工
方法によれば、バインダーや溶媒を必要としないため、
これ等の残渣による汚染が生じない。 9)本発明の請求項10に記載のレーザ応用粉体成形加
工方法によれば、輪郭形状に対応する領域から外れた位
置を初期のレーザ光の照射点とするため、部分的なレー
ザ照射の過不足が発性せず、変形,反りのない高精度の
成形品を作ることができる。 10)本発明の請求項11に記載のレーザ応用粉体成形
加工方法によれば、前記9)項に記載した効果を有する
と共に、レーザ照射時における反りが生じない描画法が
採用されるため、変形の少ない高品質の成形品を作るこ
とができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により成形加工される成形体の一例を示
す斜視図。
【図2】本発明の加工方法の第1の手順の1つを示す模
式図。
【図3】本発明の加工方法の第1の手順の1つを示す模
式図。
【図4】本発明の加工方法の第2の手順を示す模式図。
【図5】本発明の加工方法の第3の手順を示す模式図。
【図6】本発明の加工方法の第3の手順を示す模式図。
【図7】本発明の加工方法の第4の手順を示す模式図。
【図8】本発明の加工方法の第4の手順を示す模式図。
【図9】本発明の加工方法の第5の手順を示す模式図。
【図10】本発明の加工方法の第6の手順を示す模式
図。
【図11】本発明の加工方法により成形された中間成形
体を示す模式図。
【図12】本発明の焼結工程と成形品を示す模式図。
【図13】本発明の成形品を示す斜視図。
【図14】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法の基本
原理を示す模式図。
【図15】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法の実施
の形態の加工方法を説明するためのフローチャート。
【図16】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法の段差
部のレーザ照射を説明するための模式図。
【図17】本発明のレーザ応用粉体成形加工方法による
傘歯車の成形方法を説明するための平面図。
【図18】本発明における円状の成形体におけるレーザ
光の照射経路を説明するための模式図。
【符号の説明】 1 成形体 1a 第1層 1b 第2層 1N 最終層 2 CAD装置 3 NC装置 4 レーザ 5 下部ダイ5a 台 6 ホッパ 7 粉体 8 上部ダイ 9 気密室 10 開閉弁 11 アルゴンガスボンベ 12 電気炉又はガス炉 13 レーザ光照射部 14 レーザ光照射部 15 レーザ光照射部 16 レーザ光照射部 17 段差部 18 レーザ光照射部 19 傘歯車 20 開始点 21 ピストン 22 ならし具
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意な内外輪郭形状を有する固形状の成
    形体を粉体の圧粉とレーザ光の照射と焼結により成形加
    工する方法であって、供給された粉体を圧粉する第1の
    手順と、前記物体を多数層(N層)に分割した第1層の
    前記輪郭形状に対応する領域にレーザ光の照射を行なう
    第2の手順と、全体を圧縮する第3の手順と、圧縮され
    た第1層上に粉体を供給し圧粉する第4の手順と、第2
    層の前記輪郭形状に対応する領域にレーザ光の照射を行
    なう第5の手順と、全体を圧縮する第6の手順を行な
    い、更にその上に粉体を供給し圧粉し、順次第3層から
    最終層(N層)までレーザ光の照射,圧縮,粉体供給,
    圧粉を繰返し行ない、不要の周辺の粉体を除去してレー
    ザ加工された中間成形体を取り出して焼結し成形体を作
    ることを特徴とするレーザ応用粉体成形加工方法。
  2. 【請求項2】 任意な内外輪郭形状を有する固形状の成
    形体を粉体の圧粉とレーザ光の照射と焼結により成形加
    工する方法であって、供給された粉体を圧粉する第1の
    手順と、前記物体を多数層(N層)に分割した第1層の
    前記輪郭形状に対応する領域にレーザ光の照射を行なう
    第2の手順と、第1層上に粉体を供給し圧粉する第3の
    手順と、第2層の前記輪郭形状に対応する領域にレーザ
    光の照射を行なう第4の手順と、更にその上に粉体を供
    給し圧粉し、順次第3層から最終層までレーザ光の照
    射,粉体供給,圧粉を繰返し行ない、不要の粉体を除去
    してレーザ加工された中間成形体を取り出して焼結し成
    形体を作ることを特徴とするレーザ応用粉体成形加工方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1層および最終層は、それ等の前
    記輪郭形状に対応する領域以外の内面又は外面の領域に
    もレーザ光の照射を行なうことを特徴とする請求項1又
    は2に記載のレーザ応用粉体成形加工方法。
  4. 【請求項4】 第n層[n=1〜N(分割数)]と第n
    +1層との間に形成される段差部にレーザ光を照射する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ応用粉
    体成形加工方法。
  5. 【請求項5】 レーザ光の照射が非酸化零囲気内で行な
    われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のレーザ応用粉体成形加工方法。
  6. 【請求項6】 粉体材料が、細粒子のFe,Cu,N
    i,Cr,Co,Zn,Sn,W等の金属粉体,セラミ
    ックス粉体,プラスチック粉体のうちの1つ又は混合か
    らなる請求項1乃至5のいずれかに記載のレーザ応用粉
    体成形加工方法。
  7. 【請求項7】 細粒子の粉体が非球形状のものからなる
    請求項6に記載のレーザ応用粉体成形加工方法。
  8. 【請求項8】 前記焼結が、使用された粉体材料のうち
    の最高融点以下の温度で行なわれるものである請求項1
    乃至7のいずれかに記載のレーザ応用粉体成形加工方
    法。
  9. 【請求項9】 粉体材料が、バインダー及び溶媒を含ま
    ないものである請求項1乃至8のいずれかに記載のレー
    ザ応用粉体成形加工方法。
  10. 【請求項10】 レーザ光の照射が、前記輪郭形状に対
    応の領域外の任意の場所から開始され、続いて前記輪郭
    形状に対応する領域に対して行なわれることを特徴とす
    る請求項1乃至9に記載のレーザ応用粉体成形加工方
    法。
  11. 【請求項11】 前記物体の輪郭形状に相当する領域が
    多角形状のものからなる場合において、夫々の対辺ごと
    にレーザ光の照射を行なうことを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載のレーザ応用粉体成形加工方
    法。
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