JP2017115943A - 流量制御弁、及び該流量制御弁を備えた車両用エンジン冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数の増加を抑止しつつ、シール部への異物の噛み込みを防止する流量制御弁を提供する。【解決手段】 流体が流れる第1ポート6および第2ポート7を有するハウジング80と、ハウジング80内に固定されたリング状の磁石14と、磁石14の磁力により吸引され、ハウジング80または磁石と当接することで第1ポート6と第2ポート7が遮断され閉弁状態になると共に、流体圧力に応じて第1ポート6と第2ポート7が連通し開弁状態となるプレート部材13と、を備え、ハウジング80は、磁石14のプレート部材13とは反対側の端面の少なくとも一部を露出させるように磁石14の外周より径方向内側に突出して設けられた突出部81bを有する。【選択図】 図2
Description
本発明は、冷却系に使用される流量制御弁と該流量制御弁を備えた車両用エンジン冷却装置に関する。
流体の流れを連通、及び遮断する流量制御弁として特許文献1に示される磁力利用ボール栓が知られている。これは、流路上に設けられたボール状の弁体と、弁体を近接させ密着することで流路を遮断する弁座とを有し、一方は永久磁石を内蔵し、他方はこの永久磁石に吸着される材質で形成されることで密着する構造である。これにより、流体の圧力が高くなると流路を連通し、また流体の圧力が減少すると流路を遮断している。
また、このような流路内には流体中に鉄粉等の異物が混在する場合があり、弁体と弁座とのシール性に影響を与えることがある。この対策として、特許文献2に示される電磁アクチュエータが知られている。これは、電磁アクチュエータの機能を実現する部品とは別にハウジング内に永久磁石を配置する凹部を形成し、この永久磁石が磁力での吸引により異物を捕集することで電磁アクチュエータの機能の阻害となることを抑止している。
上記したように特許文献1の磁力利用ボール栓では、異物が流体中に混在した場合、弁体と弁座のシール性に影響を与える恐れがある。また、さらに特許文献2に示す異物を捕集する構造を適用したとしても、専用のスペース、専用の磁性体が必要となり部品点数の増加となる。
そこで、本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、部品点数の増加を抑止しつつ、シール部への異物の噛み込みを防止する流量制御弁を提供することを目的とする。
本発明による流量制御弁の特徴構成は、流体が流れる第1ポートおよび第2ポートを有するハウジングと、該ハウジング内に固定されたリング状の磁石と、該磁石の磁力により吸引され、前記ハウジングまたは前記磁石と当接することで前記第1ポートと前記第2ポートが遮断され閉弁状態になると共に、流体圧力に応じて前記第1ポートと前記第2ポートが連通し開弁状態となるプレート部材とを備え、前記ハウジングは、前記磁石の前記プレート部材とは反対側の端面の少なくとも一部を流路内に露出させるように前記磁石の外周より径方向内側に突出して設けられた突出部を有する点にある。
本構成により、磁石のプレート部材とは反対側の端面が露出するように突出部を設けることで、流路中に異物が混在しても、磁石のプレート部材とは反対側の流路内に露出している端面に吸着させることができる。これにより、従来に比べ部品点数の増加を抑止しつつ、プレート部材側に異物が流入することを抑止することができるので、閉弁状態にする際に異物の噛み込みを露出した磁石により防止することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記突出部は、前記磁石の外径から内径の間で内径方向に突出する点にある。
本構成により、磁石のプレート部材とは反対側の端面が露出する面積を確保することができ、異物を吸着させることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記突出部は、放射状に複数設けられている点にある。また、前記突出部は、周方向に亘って均一に形成される点にある。
本構成により、磁石のプレート部材とは反対側の端面が露出する面積をより効率的に確保することができ、異物を吸着させることができる。
本構成の他の特徴構成は、前記プレートは、前記磁石の磁力により吸引され、前記ハウジングと当接する際に、前記磁石との間に隙間を形成する点にある。
本構成により、流体中の異物がたとえプレート部材側に流れたとしても、プレート部材と磁石との間の隙間に比較的小さな異物を捕集できるので、閉弁状態にする際に異物の噛み込みを防止することができる。
本発明の他の特徴構成は、ラジエータを経由してエンジンを冷却する流体が循環する第1流路と、前記ラジエータを介さずにヒータコアを経由して前記エンジンを冷却する流体が循環する第2流路と、流体を循環させる電動ポンプと、前記電動ポンプを制御する制御部と、前記第2流路を開閉すべく配置され、前記電動ポンプの出力が予め設定された所定値以上のときは前記第2流路に流体を循環し、また、前記電動ポンプの出力が予め設定された所定値以下のときは前記第2流路への流体を遮断する流量制御弁とを有し、前記流量制御弁が、ハウジングに固定され前記第2流路を閉弁状態及び開弁状態とするプレート部材を吸引する磁石の前記プレート部材とは反対側の端面の少なくとも一部を前記第2流路内に露出させるように前記磁石の外周より径方向内側に突出して前記ハウジングに設けられた突出部を有する点にある。
本構成により、たとえラジエータやヒータコア等の内部に異物を含み、流体が循環しても磁石により異物を捕集することができる。これにより、流体を流す電動ポンプ等、精密な部材の内部に異物が流れることを抑止することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る流量制御弁1の実施形態を図面に基づいて説明する。
以下、本発明に係る流量制御弁1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、流量制御弁1を備えた車両用エンジン冷却装置20の全体構成を示す説明である。エンジン21の流体(例えば冷却水)の流出ポート22にラジエータ23の流入ポートが接続され、ラジエータ23の流出ポート25は、サーモスタットバルブ26の流入ポートに接続される。サーモスタットバルブ26の流出ポート28は、電動ポンプ31の吸入ポートに接続され、電動ポンプ31の吐出ポートは、エンジン21の冷却水の流入ポートに接続される。
エンジン21の暖房用流出ポート(図番なし)は、流量制御弁1の第1ポート6に接続される。流量制御弁1の第2ポート7は、ヒータコア33の流入ポート34に接続され、ヒータコア33の流出ポート35は、サーモスタットバルブ26のバイパス流入ポート29に接続される。バイパス流入ポート29は流出ポート28まで連通する。
車両用エンジン冷却装置20は、電動ポンプ31からの流体がエンジン21とラジエータ23を経由し、サーモスタット26を介して循環する第1流路41と、電動ポンプ31からの流体がエンジン21とヒータコア33を経由し、サーモスタット26を介して循環する第2流路42とを備え、流量制御弁1が第2流路42に配置される。第2流路42には、ヒータコア33と並列に他の冷却系部品36(EGRクーラー等)が接続されている。車両用エンジン冷却装置20には、電動ポンプ31の出力を制御する制御部37が備えられている。電動ポンプ31は、本実施形態では、エンジン21の回転数に依存することなく吐出力(吐出量)の変更が可能な電動ポンプ31で構成してあるが、機械式可変ポンプで構成しても良い。
流量制御弁1について、図2〜図4を用いて説明する。
流量制御弁1は、図2に示すように、ハウジング80と、弁座14と、弁座14から離間する位置と当該弁座14に当接する位置とに移動可能な弁体13とを備えている。弁体13、及び弁座14は、第1ポート6と第2ポート7とを連通、及び遮断するようにハウジング80内に設けられ、当接・離間して流体の流れを制御するよう、一方を磁性体で形成し、他方に永久磁石を備えている。本実施形態では、弁体13を磁性体からなる円状のプレート部材13で形成し、弁座14にリング状の磁石14(永久磁石)を備えている。
ハウジング80は、流体を受け入れる第1ポート6を形成し、磁石14を保持するベース部材81と、流体の流出先となる第2ポート7を形成し、第1ポート6に対し同軸上に対向するように設けられたカバー体82とを備え、第2ポート7は第1ポート6から直進する方向に設けられている。ここで、プレート部材13とカバー体82との間には、付勢機構として図示しないコイルスプリングを設置しても良い。コイルスプリングを設置する場合、コイルスプリングは、プレート部材13を磁石14の方向に付勢する。プレート部材13は、コイルスプリングの付勢力によって磁石14に当接されるとともに、磁石14からの磁力によって磁石14に吸着される。
ベース部材81は、リング状の磁石14を内嵌する内径部81aと、磁石14の第1ポート6側の端面14aの少なくとも一部を露出するように突出する突出部81bとを備える。この突出部81bは、磁石14の端面14aの少なくとも一部が当接するように形成される。磁石14の端面14aを露出するように突出部81bを形成することで、鉄粉等の異物を磁力により捕集する異物捕集空間81cを形成する。また、この突出部81bは、図4に示すように周方向に亘って略均一に形成され、磁石14の端面14aの一部を露出するように形成している。このとき、磁石14の端面14aの露出面積は広い方が望ましい。
プレート部材13は、図示しない磁性体と、磁性体を覆う樹脂体によって構成され、また、磁性体は磁石14に対して露出するよう配置されている。ここで、プレート部材13は、ベース部材81、またはカバー体82のいずれかに中心線Qの延びる方向に形成されたガイド(図示しない)によりプレート部材13の移動を案内する。また、プレート部材13には図示しない流体の流通孔が形成されても良い。
磁石14は、円筒状であり軸方向に着磁されている。また、磁石14はベース部材81の内径部81aに固定され、また突出部81bに端面14aの少なくとも一部が当接することで組付けられる。ここで、磁石14の内径14bは第1ポート6を形成する内径6aと略同一径とする方が望ましい。また、磁石14の外径14cとプレート部材13の外径13aと略同一径とする方が望ましい。
次に、上述した構成の流量制御弁1を含む車両用エンジン冷却装置20の作動、及び効果について説明する。
図1に示す車両用エンジン冷却装置20において、電動ポンプ31から冷却水を送出することによりエンジン21で暖められた冷却水をラジエータ23で冷やして循環する。この車両用エンジン冷却装置20は、冷却水がエンジン21の内部で加熱後、ラジエータ23により冷却され、サーモスタットバルブ26を経由して電動ポンプ31によって循環する。エンジン21が低温時には、サーモスタットバルブ26が閉弁状態となる。暖房作動時には、エンジン21の内部で加熱された冷却水は、流体圧によって開弁状態に維持された流量制御弁1を経由してヒータコア33に供給され、室内が暖められる。ヒータコア33で冷却された冷却水は、サーモスタットバルブ26を経由して電動ポンプ31により循環する。
ここで流量制御弁1について詳述すると、電動ポンプ31の停止時には、流量制御弁1の第1ポート6には流体圧は発生していない。このため、プレート部材13は磁石14の吸引力を受けて閉弁状態となる。
電動ポンプ31の作動時には、磁石14の吸引力が電動ポンプ31からの流体圧力(流体によって作用する力)よりも大きい場合には、プレート部材13は磁石14に当接した状態(閉弁状態)に保持される。
例えば、エンジン21内の温度が所定温度まで上昇すると、制御部37は、プレート部材13が開弁状態になるよう、電動ポンプ31のDuty(出力)を予め設定した状態まで高める制御を行う。これにより、プレート部材13が開方向に移動し始める。プレート部材13を磁石14の吸引力に抗して移動させるためには、プレート部材13に作用する流体圧力が、磁石14の吸引力を大きく上回る必要がある。
図3に示すように、プレート部材13が開弁状態になると、磁石14の吸引力が減少する。
停止状態の電動ポンプ31に対し、第2流路42に緊急性の高い流体要求がある場合には、制御部37は、電動ポンプ31を始動してDuty(出力)を予め設定された状態に高める制御を行う。これにより、プレート部材13が開弁状態に移行し、流量制御弁1を介して第2流路42のヒータコア33に流体が供給されて、エンジン21内温度が低下する。また、流量制御弁1が開弁状態に移行されると、電動ポンプ31は開弁開始時の最大Dutyよりも低いDutyに制御される。これは、開弁開始時とは異なり、前述の流体力が、磁石14の吸引力よりも大きい状態であれば、流量制御弁1の開弁状態が維持されるためである。
このように、車両用エンジン冷却装置20は、電動ポンプ31と、電動ポンプ31の出力を制御する制御部37とを備えるので、流量制御弁1は電動ポンプ31からの流体圧を利用して開弁状態に移行することができる。
また、流量制御弁1を流体が流れる際は、図3に示すように第1ポート6側に磁石14の端面14aを露出するように構成することで、流体の中に含まれる鉄粉等の異物を磁石14により捕集することができる。このとき、磁石14は中心線Qの延びる方向に着磁されているため、両端面14a、14dが最も磁力が強くなるように形成される。よって、流体中の異物が磁力により両端面14a、14dのどちらかに付着する。しかしながら、プレート部材13側の端面14dはプレート部材13と当接することでシールする構造となるため、異物等を噛み込むとシール性に影響を与える恐れがあった。ここで、第1ポート6側の端面14aを露出させることで、第1ポート6から第2ポート7への流体の流れにより、プレート部材13側より先に流体に触れることができるので、異物がプレート部材13側へ流れることを抑止している。また、磁石14の着磁される方向に対し、端面14a側を異物の捕集として使用できるため、別に異物捕集機構を設ける必要がなく、部品点数の増加を抑止する。このように、車両用エンジン冷却装置20において、ラジエータ23や電動ポンプ31等、組付け等により異物が発生したとしても、流量制御弁1により異物を回収できるため、電動ポンプ31等の精密機器への異物による影響を抑止することができる。
また、プレート部材13は、磁石14の吸引力と電動ポンプ31からの流体圧とを利用して開閉されるため、ソレノイドバルブとは異なり、開閉動作において電力が不要となる。これにより、車両用エンジン冷却装置20の消費電力の低減が図られて、燃費の向上が可能となる。また、流量制御弁1は、ソレノイドを含む磁気回路が不要となるため、流量制御弁1の小型化が可能となり、製造コストも低減する。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態では、前述した第1実施形態と共通する構成の車両用エンジン冷却装置20を用いるものであるが、流量制御弁1において異物の捕集に係る構成が異なる。よって、この第2実施形態では、第1実施形態と共通する構成部材に関しては同一の符号を付与し、異なる点のみを詳述する。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態では、前述した第1実施形態と共通する構成の車両用エンジン冷却装置20を用いるものであるが、流量制御弁1において異物の捕集に係る構成が異なる。よって、この第2実施形態では、第1実施形態と共通する構成部材に関しては同一の符号を付与し、異なる点のみを詳述する。
流量制御弁1は、第1実施形態と同様にハウジング80と、リング状の磁石14と、プレート部材13とを備えている。ここで、図5に示すように突出部81bの形状が異なり、その他の構成は第1実施形態と同様のため、説明を割愛する。
突出部81bは、図5に示すように一例として中心Tに向けて放射状に4箇所突出するように設けられている。これにより、磁石14の端面14aの一部が突出部81bに当接するため、容易に組み付けることが可能であり、また、端面14aの露出面積を確保することができ、第1実施形態と同様に異物を捕集する構造を設けることができる。ここで、一例として4箇所に突出部を設ける例を示したが、磁石14を組付ける際に当接する突出部81bがあれば複数個設けても良く、また突出部81bの形状も問わない。また、磁石14の端面14aの露出を広く設ける方が望ましいため、突出部81bの個数は少ない方が望ましい。また、突出部81bが端面14aの当接面積も小さい方が望ましい。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態では、前述した第1実施形態と共通する構成の車両用エンジン冷却装置20を用いるものであるが、流量制御弁1において弁体と弁座の関係が異なる。よって、この第3実施形態では、第1実施形態と共通する構成部材に関しては同一の符号を付与し、異なる点のみを詳述する。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態では、前述した第1実施形態と共通する構成の車両用エンジン冷却装置20を用いるものであるが、流量制御弁1において弁体と弁座の関係が異なる。よって、この第3実施形態では、第1実施形態と共通する構成部材に関しては同一の符号を付与し、異なる点のみを詳述する。
流量制御弁1は、第1実施形態と同様にハウジング80と、リング状の磁石14と、プレート部材13とを備えている。ここで、図6に示すようにハウジング80のベース部材81の形状と、プレート部材14dの形状が異なり、その他の構成は第1実施形態と同様のため、説明を割愛する。
ベース部材81は、リング状の磁石14を内嵌する内径部81aと、磁石14の第1ポート6側の端面14aの少なくとも一部を露出するように突出する突出部81bと、プレート部材13が当接する当接部81dを備える。ここで、磁石14によりプレート部材13が吸引され、プレート部材13と当接部81dが当接することで、第1ポート6と第2ポート7とを遮断し、冷却水の流れを遮断する。このときプレート部材13と磁石の端面14dとの間には隙間Sを形成する。この隙間Sは1mm以下となるように形成する。この隙間Sを形成することで、例えば、流量制御弁1内を冷却水が流れる際に、冷却水内に含まれる異物が磁石14の端面14aで捕集できずに端面14dに流れ込んだとしても、この隙間S内に異物を捕集することができ、シール部となる当接部81dに異物が噛み込む恐れを抑止することができる。
本発明に係る流量制御弁は、各種車両における幅広い冷却対象に対して利用可能である。
1 流量制御弁
13 プレート部材(弁体)
14 磁石(弁座)
6 第1ポート
7 第2ポート
80 ハウジング
81 ベース部材
81b 突出部
81d 当接部
Q 中心線
S 隙間
13 プレート部材(弁体)
14 磁石(弁座)
6 第1ポート
7 第2ポート
80 ハウジング
81 ベース部材
81b 突出部
81d 当接部
Q 中心線
S 隙間
Claims (6)
- 流体が流れる第1ポートおよび第2ポートを有するハウジングと、
該ハウジング内に固定されたリング状の磁石と、
該磁石の磁力により吸引され、前記ハウジングまたは前記磁石と当接することで前記第1ポートと前記第2ポートが遮断され閉弁状態になると共に、流体圧力に応じて前記第1ポートと前記第2ポートが連通し開弁状態となるプレート部材と、を備え、
前記ハウジングは、前記磁石の前記プレート部材とは反対側の端面の少なくとも一部を流路内に露出させるように前記磁石の外周より径方向内側に突出して設けられた突出部を有する流量制御弁。 - 前記突出部は、前記磁石の外径から内径の間で内径方向に突出する請求項1に記載の流用制御弁。
- 前記突出部は、放射状に複数設けられている請求項1または2に記載の流量制御弁。
- 前記突出部は、周方向に亘って均一に形成される請求項1または2に記載の流体制御弁。
- 前記プレートは、前記磁石の磁力により吸引され、前記ハウジングと当接する際に、前記磁石との間に隙間を形成する請求項1から4の何れか一項に記載の流量制御弁。
- ラジエータを経由してエンジンを冷却する流体が循環する第1流路と、
前記ラジエータを介さずにヒータコアを経由して前記エンジンを冷却する流体が循環する第2流路と、
流体を循環させる電動ポンプと、
前記電動ポンプを制御する制御部と、
前記第2流路を開閉すべく配置され、前記電動ポンプの出力が予め設定された所定値以上のときは前記第2流路に流体を循環し、また、前記電動ポンプの出力が予め設定された所定値以下のときは前記第2流路への流体を遮断する請求項1から5の何れか一項に記載の流量制御弁と、を備えた車両用エンジン冷却装置。
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