JP2017114587A - テープホルダ - Google Patents

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未来 米山
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Abstract

【課題】使用者の利便性が高いテープホルダを提供する。【解決手段】巻芯部に巻回されたテープ3を保持するテープホルダ1であって、テープ側面の少なくとも一部を覆う本体部5と、テープ3を切断可能な刃部6を有するカッター7と、を備え、本体部5は、巻芯部に挿通可能な軸10と、軸10の両端部に配置された一対の側面カバー21と、を有し、カッター7は、本体部5の軸10に着脱自在である。【選択図】図1

Description

本発明の一側面は、テープホルダに関する。
巻芯部に巻回されたテープを収容するテープホルダとして、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載のテープホルダは、テープの両側面を覆うサイドプレイトと、テープの表面を覆う中環体と、中環体に設けられた切断部と、を備えている。
登録実用新案第3154301号公報
上記特許文献1に記載のテープホルダでは、使用者がテープホルダの切断部を用いてテープを切る場合しか想定していない。しかしながら、テープの種類や使用者の目的等によっては、使用者がテープホルダの切断部を用いてテープを切る場合だけでなく、使用者の手でテープを切る場合や、使用者が所有しているハサミ等でテープを切る場合等も考えられる。上記のテープホルダでは、このような複数の使用方法を必要に応じて選択したいという使用者の要求に応えることができない。
また、上記特許文献1に記載のテープホルダでは、テープの汚れを防止するため、サイドプレイト及び中環体によってテープの全体が覆われてしまっているため、テープをテープホルダから取り外さない限りは使用者がテープの種類や残量等を確認することができない。よって、使用者の利便性が良いとは言い難い。
本発明の一態様は、巻芯部に巻回されたテープを保持するテープホルダであって、テープの側面の少なくとも一部を覆う本体部と、テープを切断可能な刃部を有するカッターと、を備え、本体部は、巻芯部に挿通可能な軸と、軸の両端部に配置された一対の側面カバーと、を有し、カッターは、本体部の軸に着脱自在である。
このテープホルダでは、本体部に取り付けられたカッターの刃部を用いてテープを切ることができる。一方で、カッターを本体部から取り外した状態でも使用できるので、使用者はカッターが付いていないコンパクトな状態で持ち運びでき、必要に応じて手やはさみ等でテープを切ることもできる。すなわち使用者は、このテープホルダを用いることで、目的等に応じて複数の使用方法を便利に選択できる。また、本体部は、側面カバーによってテープの側面の少なくとも一部を覆うので、テープの側面には汚れが付着し難く、更に、カッターは、本体部の軸に取り付けられるので、テープの基材表面を隠してしまう部分の低減に有利である。つまり、基材表面を視認できる領域を増やすことができるので、テープの種類及び残量等の確認が容易になる。以上より、使用者の利便性が高いテープホルダが提供される。
一実施形態において、本体部の軸は筒状で、且つ巻芯部に対面する部分に貫通孔が形成されていてもよい。
一実施形態において、軸は、軸線方向に移動自在に結合され、且つ互いに分割可能な第一軸部及び第二軸部を有していてもよい。
一実施形態において、カッターは、刃部を支持する一対の片部を有し、一対の片部は、対向する一対の側面カバーの内側に配置されていてもよい。
一実施形態において、本体部は、軸の軸線方向に分割可能な第一キャップ部及び第二キャップ部を有し、第一キャップ部と第二キャップ部とは、互いに同じ形状であってもよい。
一実施形態において、カッターは、本体部に対する相対的な回転を規制する回転移動規制部を有してもよい。
一実施形態において、回転移動規制部は、突当部であり、本体部の側面カバーは、回転移動規制部に当接する辺部を有してもよい。
本発明によれば、使用者の利便性が高いテープホルダを提供することができる。
第1実施形態に係るテープホルダを示す概略斜視図である。 図1のテープホルダの分解斜視図である。 第1実施形態に係るキャップ部を示す概略斜視図である。 第1実施形態に係るカッターを示す概略斜視図である。 本体部単体での使用形態を示す図である。 第2実施形態に係るテープホルダを示す概略斜視図である。 第2実施形態に係るキャップ部を示す概略斜視図である。 第2実施形態に係るカッターを示す概略斜視図である。 本体部単体での使用形態を示す図である。 第3実施形態に係るテープホルダを示す概略斜視図である。 第3実施形態に係るカッターを示す概略斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図5を参照して、第1実施形態に係るテープホルダ1について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係るテープホルダ1は、例えば医療現場等に用いられるテープ3(図1中、仮想線で示す)を保持するホルダであり、例えば医療現場等において看護師等の使用者によって携帯される。使用者は、必要に応じて、テープ3をテープホルダ1から引き出し切断することで所望の長さのテープ切断片を得ることができる。
テープホルダ1は、テープ側面3aの少なくとも一部を覆う本体部5と、テープ3を切断可能な刃部6を有するカッター7と、を備えている。カッター7は、本体部5に着脱自在である。このテープホルダ1は、本体部5にカッター7が取り付けられた状態(図1参照)で使用可能であり、本体部5からカッター7が取り外された状態の本体部5単体の状態(図5参照)でも使用可能である。
テープ3の種類や使用者の目的等によっては、使用者がテープホルダ1に設けられた刃部6を用いてテープ3を切る場合だけでなく、使用者の手でテープ3を切る場合や、使用者が所有しているハサミ等でテープ3を切る場合等も考えられる。テープホルダ1は、このような複数の使用方法を使用者が必要に応じて選択することを可能にする。以下、テープ3及びテープホルダ1の各構成について詳細に説明する。
テープ3は、筒状の巻芯部2に巻回されている。巻芯部2の内側表面2aには、例えばテープ3の製品名、型番、種類やメーカー等のテープ3に関する情報等(以下、単に「テープ情報」ともいう)が記載されている。テープ3は、巻芯部2に巻回されたテープ3の両側縁の積層によって形成される一対のテープ側面3a(側面)と、巻芯部2に積層された部分において最外層の露出面である基材表面3bと、を有している。基材表面3bの裏面には、粘着剤等が塗布されている。すなわち、テープ3は、粘着テープであって、例えば、医療現場等において包袋又はガーゼ等を患部に固定するために用いられるサージカルテープ等である。
テープ3の基材としては、例えば、ポリエステル系不織布、ポリオレフィン系不織布、レーヨン系不織布、セルロース系不織布、ポリウレタン系不織布、紙、ポリオレフィンフィルム、綿布、及びアセテート布等が用いられる。なお、ポリオレフィンフィルム、綿布、及びアセテート布等を基材としたテープは、手切れ性がよいため、本体部5単体で使用する際に好適に用いられる。
本体部5は、テープ3の巻芯部2に挿通可能な軸10と、軸10の両端部に配置された一対の側面カバー21と、を有している。軸10は、テープ3の巻芯部2の内径に対応した外径を有する筒状であり、内部に通し孔10bが形成されている。軸10は、テープ3の巻芯部2に挿入可能となっている。軸10における巻芯部2に対面する部分、すなわち軸10における巻芯部2の内側表面2aと対向する部分には、巻芯部2の内側表面2aに記載されたテープ情報を視認するための確認孔10a(貫通孔)が少なくとも一つ(後述するように、本実施形態では、二つ)形成されている。テープ3の巻芯部2の内側表面2aは、軸10によって完全に覆われておらず、確認孔10aにおいて露出している。
本体部5は、軸部11a(第一軸部)及び側面カバー21を有するキャップ部5a(第一キャップ部)と、軸部11b(第二軸部)及び側面カバー21を有するキャップ部5b(第二キャップ部)とを有する。軸部11aと軸部11bとによって軸10が形成される。軸部11aと軸部11bとは、軸10の軸線方向に移動自在に結合され、且つ互いに分割可能である。つまり、二つのキャップ部5a,5bは、軸10の軸線方向に分割可能である。
キャップ部5aとキャップ部5bとは、いわゆる雌雄同体、つまり互いに同じ形状で且つ互いに同じ大きさである。キャップ部5aとキャップ部5bとは、例えば互いに嵌合可能な形状となっている。以下、図3を参照して、キャップ部5a(キャップ部5b)について詳細に説明する。図3は、キャップ部5a(キャップ部5b)を示す概略斜視図である。なお、キャップ部5bはキャップ部5aと同様であるので、図3の説明において、キャップ部5bの構成については括弧書きで示し、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、キャップ部5a(キャップ部5b)の側面カバー21は、板状であり、テープ側面3aの略全体を覆うようにテープ側面3aに対応した形状を有している。側面カバー21は、軸部11a(軸部11b)側の内面21bと、軸部11a(軸部11b)とは反対側の外面21cとを有している。また、側面カバー21は、軸10の通し孔10bに連通する円形孔21aを有している。上述したように、巻芯部2の内側表面2aは、軸10によって完全に覆われておらず、この内側表面2aに記載されたテープ情報の一部は確認孔10aにおいて露出している(図1参照)。このため、使用者は、側面カバー21の円形孔21a及び軸10の通し孔10bを介し、確認孔10aから露出しているテープ情報を視認することができる。
側面カバー21は、略円環状であるが、円形孔21aを間に挟んで対向する一対の辺部21d,21eを有している。一対の辺部21d,21eの少なくとも一方は、後述するカッター7の突当部9e(図4参照)の形状に対応した形状を有し、この突当部9eに当接している。辺部21d、21eは、軸10方向から見た際に、軸10の中心から側面カバー21の外周までの距離を不均一とした形状、すなわち、軸10の同心円上から外れる要素を備えた形状とすることにより、側面カバー21の転がりを防止する形状とすることもできる。本実施形態において、辺部21d,21eは、直線状である。これにより、側面カバー21の外縁は、真円形状ではなく、その一部が平坦状になっている。
キャップ部5aの軸部11a(キャップ部5bの軸部11b)は、側面カバー21の内面21bに立設された立設部13,14を有している。立設部13,14は、側面カバー21の円形孔21aの外縁に沿って円弧状に立ち上がっている。立設部13と立設部14とは、例えば円形孔21aを挟んで互いに対向しており、互いに離間している。立設部13と立設部14との間には、確認孔10a(図1参照)を構成することとなる隙間部15a,15bが形成されている。隙間部15a,15bは、例えば円形孔21aを挟んで互いに反対側に位置している。
立設部13は、側面カバー21の内面21b上の基部13aと、基部13aから内面21bに略直交する方向に延びている一対の嵌合片13b,13cと、を有している。一対の嵌合片13b,13cは、嵌合溝13eをその間に形成するように対面している。嵌合片13bは、嵌合片13cよりも内側(側面カバー21の円形孔21a側)に位置し、嵌合片13cは、嵌合片13bよりも外側(側面カバー21の外縁側)に位置している。嵌合片13cの略中央位置には、嵌合孔13fが形成されている。
立設部14は、嵌合溝13eに対応する嵌合片14aと、嵌合片14aの外側表面14cから外側(側面カバー21の外縁側)に突出した嵌合突起14bとを有している。嵌合片14aは、嵌合溝13eに嵌まり合う薄さを有しており、嵌合突起14bは、嵌合孔13fに嵌まり合う大きさを有している。なお、本明細書において、嵌まり合うとは、隙間なくぴったり合うことだけでなく、互いに遊びを有して滑り動くように嵌まり合うことも含む。
キャップ部5aの軸部11aとキャップ部5bの軸部11bとは、それぞれ、嵌合溝13e、嵌合孔13f、嵌合片14a、及び嵌合突起14bを有している。キャップ部5aの嵌合溝13e及び嵌合孔13fには、キャップ部5bの嵌合片14a及び嵌合突起14bが嵌まり合う。逆に、キャップ部5bの嵌合溝13e及び嵌合孔13fには、キャップ部5aの嵌合片14a及び嵌合突起14bが嵌まり合う。すなわち、キャップ部5aの軸部11aとキャップ部5bの軸部11bとが互いに軸線方向に嵌合可能となっている。
キャップ部5aの軸部11aとキャップ部5bの軸部11bとが互いに嵌合することにより、キャップ部5aの隙間部15aとキャップ部5bの隙間部15bとが重なる位置に配置されて確認孔10aを形成する。同様に、キャップ部5aの隙間部15bとキャップ部5bの隙間部15aとが重なる位置に配置されて確認孔10aを形成する。すなわち、本実施形態では、キャップ部5a,5bがそれぞれ二つの隙間部15a,15bを有しているため、この隙間部15a,15bの数に対応し、本体部5の軸10に二つの確認孔10aが形成されている。
続いて、図4を参照して、カッター7について詳細に説明する。図4は、カッター7を示す概略斜視図である。図4に示すように、カッター7は、刃部と、刃部6を支持する一対の支持片31(片部)と、を有している。
刃部6は、テープ3を切断する刃先8と、刃先8を先端に保持する刃先台9とを有している。刃先8は、尖形の山谷が交互に連続する鋸刃状の刃であってもよいし、直線状の刃であってもよい。
刃先台9は、その先端側に位置する刃先8にテープ3が受け渡されるように、その粘着面(基材表面3bの裏面)側からテープ3を支持している(図1参照)。刃先台9は、テープ3の幅と略同一又は広い幅を有する本体部9aと、本体部9aよりも幅狭に形成されたリブ部9bとを有している。リブ部9bの両側には、使用者の指を差し込んでテープ3を摘みやすくするための空間部9cが形成されている。
一対の支持片31は、刃先台9の両側に一体的に連続しており、刃先台9を左右両側から支えている。具体的には、一対の支持片31は、互いに対向している内側の内面31bと、内面31bとは反対側の外側の外面31cとを有している。支持片31の外面31cは、本体部9aの側面9dに対して面一ではなく、段差が形成されるように内側に配置されている。この段差は、支持片31の外面31cよりも外側に突出した突当部9eである。
突当部9eは、刃先台9の両側面に設けられ、支持片31よりも外側に突き出した突起であり、側面カバー21の辺部21d,21eの形状に沿った形状をしている。両側部の突当部9eのうち一方の突当部9eには、キャップ部5aのが当接し、他方の突当部9eには、キャップ部5bの側面カバー21の辺部21eが当接する。これにより、カッター7と本体部5とは互いに相対的に回転不可能となっている。突当部9eは、カッター7の本体部5に対する相対的な回転を規制する回転移動規制部の一例である。
支持片31は、テープ側面3aの略全体を覆うようにテープ側面3aに対応した形状の板状である。支持片31には、本体部5の軸10が挿通可能な連結孔31aが形成されている。本体部5の軸10は軸線方向に分割可能である。そのため、連結孔31aに分割された軸10を通すことにより、カッター7の支持片31を本体部5の軸10に取り付けでき、連結孔31aから軸10を抜くことにより、カッター7の支持片31を本体部5の軸10から取り外しできる。すなわち、カッター7は、本体部5の軸10に着脱自在である。
支持片31は、側面カバー21と対応する形状を有しており、略円環状であって、連結孔31aを間に挟んで対向する一対の辺部31d,31eを有している。辺部31d,31eは、側面カバー21の辺部21d,21eに対応しており、例えば直線状である。
一対の支持片31は、対向する一対の側面カバー21(すなわち、キャップ部5aの側面カバー21及びキャップ部5bの側面カバー21)の内側に配置されている(図1及び図2参照)。つまり、一対の支持片31は、キャップ部5aの側面カバー21とキャップ部5bの側面カバー21との間に配置されている。一対の支持片31は、テープ3を挟むように配置されている。
テープ3は一対の支持片31によって挟まれており、テープ側面3aと一対の支持片31との間にはテープ3の回転を許容する程度の隙間が形成されている。その結果、テープ3のカッター7に対する回転性が確保されている。
テープ3のカッター7に対する回転性を確保する態様としては、テープ側面3aと支持片31との間に隙間を形成することに限られず、例えば、テープ3に対する摩擦が小さい材料を用いて支持片31を形成してもよい。また、支持片31におけるテープ3との接触部分の表面に凹凸を設ける、又は、当該接触部分をカーブ状にすること等により、支持片31とテープ3との接触面積を減らしてもよい。また、支持片31におけるテープ3との接触部分に滑り性の高いフィルムを貼り付けてもよく、当該接触部分にシリコン又はフッ素等を塗布して滑り性の高いコーティングを施してもよい。
なお、テープホルダ1の材料としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、スチレン・ブタジエン・アクリロニトリル共重合体(ABS)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアセタール(POM)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアミド(PA)、アクリロニトリル・スチレン共重合体(AS)、ナイロン、及びポリブチレンテレフタラート(PBT)等が挙げられる。
次に図1、図2、及び図5を参照して、テープホルダ1の異なる二つの使用形態、すなわち、本体部5にカッター7を取り付けて使用する形態と、本体部5からカッター7を取り外して本体部5単体で使用する形態とについて説明する。
本体部5にカッター7を取り付けて使用する場合には、図2に示すように、まず、カッター7の一対の支持片31の間にテープ3を位置させる。これにより、テープ側面3aは、カッター7の支持片31で覆われる。続いて、カッター7の支持片31の外面31c側をキャップ部5a,5bの側面カバー21で覆うように、支持片31を側面カバー21に対応させる。そして、カッター7の支持片31の連結孔31aにキャップ部5a,5bの軸部11a,11bを挿通させると共に、この軸部11a,11bを互いに嵌合させる。これにより、本体部5の軸10にカッター7が取り付けられる。このようにして、図1に示すような本体部5にカッター7が取り付けられた状態のテープホルダ1が組み立てられる。
図1に示すようなテープホルダ1を用いることで、カッター7の刃部6を用いてテープ3を切ることができる。このテープホルダ1では、テープ側面3aがカッター7の支持片31及び本体部5の側面カバー21で覆われているため、テープ側面3aには汚れが付着し難い。これに対し、テープ3の基材表面3bは覆われていないため、テープ3の基材表面3bを視認でき、テープ3の種類及び残量等が容易に確認可能である。また、このテープホルダ1では、本体部5の側面カバー21が最も外側に露出しているため、カッター7の支持片31は外側に露出していない。
一方、本体部5からカッター7を取り外して本体部5単体で使用する場合には、図2に示すように、まず、キャップ部5a,5bを分割し、カッター7の支持片31の連結孔31aからキャップ部5a,5bの軸部11a,11bを抜く。これにより、本体部5からカッター7が取り外される。続いて、カッター7の支持片31に保持されたテープ3をカッター7から取り出す。そして、本体部5単体として組み立てるために、キャップ部5a,5bの軸部11a,11bをテープ3の巻芯部2に挿通させると共に、この軸部11a,11bを互いに嵌合させることによって本体部5を構成する。これにより、図5に示すような本体部5からカッター7が取り外された本体部5単体が組み立てられる。
図5は、本体部5単体での使用形態を示す図である。テープホルダ1は、図5に示すような本体部5単体の状態でも使用することができるため、使用者は必要に応じて手やはさみ等でテープ3を切ることもできる。この本体部5単体においても、テープ側面3aが側面カバー21で覆われているため、テープ側面3aには汚れが付着し難い。これに対し、テープ3の基材表面3bは側面カバー21等で覆われておらず露出しているため、テープ3の基材表面3bを視認でき、テープ3の種類及び残量等が容易に確認可能である。
この本体部5単体では、本体部5の側面カバー21が最も外側に露出している。すなわち、本体部5単体で使用する場合、及び、本体部5にカッター7が取り付けられた状態で使用する場合のいずれにおいても、カッター7の支持片31ではなく本体部5の側面カバー21が外側に露出する。このため、支持片31のデザインを工夫しなくても、側面カバー21のみのデザインを工夫することで意匠性を確保することができる。また、図5に示すように、例えば軸10の通し孔10b及び側面カバー21の円形孔21aに紐S等を通すことで、使用者の首等に掛けて本体部5単体を容易に持ち運ぶこともできる。
次に、第1実施形態に係るテープホルダ1の作用・効果について説明する。
本実施形態に係るテープホルダ1では、テープ側面3aの少なくとも一部を覆う本体部5と、テープ3を切断可能な刃部6を有するカッター7と、を備え、本体部5は、巻芯部2に挿通可能な軸10と、軸10の両端部に配置された一対の側面カバー21と、を有し、カッター7は、本体部5の軸10に着脱自在である。
本実施形態に係るテープホルダ1によれば、本体部5に取り付けられたカッター7の刃部6を用いてテープ3を切ることができる。一方で、カッター7を本体部5から取り外した状態でも使用できるので、使用者はカッター7が付いていないコンパクトな状態で持ち運びでき、必要に応じて手やはさみ等でテープを切ることもできる。すなわち使用者は、このテープホルダ1を用いることで、目的等に応じて複数の使用方法を便利に選択できる。また、本体部5は、側面カバー21によってテープ側面3aの略全体を覆うので、テープ側面3aには汚れが付着し難く、更に、カッター7は、側面カバー21の外縁ではなく、本体部5の軸10に取り付けられるので、テープ3の基材表面3bを隠してしまう部分の低減に有利である。つまり、基材表面3bを視認できる領域を増やすことができるので、テープの種類及び残量等の確認が容易になる。以上より、使用者の利便性が高いテープホルダ1が提供される。
また、本実施形態に係るテープホルダ1では、本体部5の軸10は筒状で、且つ巻芯部2に対面する部分に確認孔10aが形成されている。この場合、使用者は、確認孔10aを通して、側面カバー21の外側から、テープ3の巻芯部2の内側表面2aを覗き見ることができる。これにより、使用者は、テープ3の巻芯部2の内側表面2aに記載されたテープ情報を得ることができる。
また、本実施形態に係るテープホルダ1では、軸10は、軸線方向に移動自在に結合され、且つ互いに分割可能な軸部11a及び軸部11bを有していている。この場合、軸部11aと軸部11bとが軸線方向に移動自在であることに起因して、軸10の軸線方向長さは調節可能となる。軸10の軸線方向長さを調節することにより、一対の側面カバー21間の距離を調整できる。その結果、側面カバー21をテープ側面3aにできるだけ近づけさせたい場合や、逆に遊びとなる隙間を設けたい場合の双方に柔軟に対応でき、利便性が向上する。
より具体的には、本体部5単体で使用する場合、側面カバー21とテープ側面3aとを密着させることができ、テープ側面3aの汚れをより確実に防ぐことができる。その一方で、本体部5にカッター7が取り付けられた状態で使用する場合には、軸10の軸線方向長さを調節し、カッター7の支持片31を本体部5の側面カバー21の内側に容易に位置させることができる。
また、本実施形態に係るテープホルダ1では、カッター7は、刃部6を支持する一対の支持片31を有し、一対の支持片31は、対向する一対の側面カバー21の内側に配置されている。この場合、カッター7が一対の支持片31を有するので、一対の支持片31を本体部5の側面カバー21に対応させて、容易にカッター7を本体部5に取り付けることができる。また、一対の支持片31が対向する一対の側面カバー21の内側に配置されているため、本体部5にカッター7が取り付けられた状態で使用する場合にも、コンパクトな構成とすることができる。さらに、本体部5単体で使用する場合、及び、本体部5にカッター7が取り付けられた状態で使用する場合のいずれにおいても、カッター7の支持片31ではなく本体部5の側面カバー21が外側に露出するため、本体部5の側面カバー21のみのデザインを工夫することで意匠性を確保することができる。
また、本実施形態に係るテープホルダ1では、本体部5は、軸10の軸線方向に分割可能なキャップ部5a及びキャップ部5bを有し、キャップ部5aとキャップ部5bとは、互いに同じ形状である。この場合、キャップ部5a,5bが軸線方向に分割可能であるため、本体部5の軸10に対するカッター7の取り付けが容易であると共に、キャップ部5a,5bが互いに同じ形状であるため、同一の型等を用いてキャップ部5a,5bとを容易に製造することができ、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態に係るテープホルダ1では、カッター7は、本体部5に対する相対的な回転を規制する回転移動規制部(突当部9e)を有している。この場合、本体部5にカッター7が取り付けられた状態で使用する場合に、本体部5がカッター7に対して空転することが無いため、使用者は本体部5及びテープ3を把持した場合でも、使用者の意図した位置にテープ3を引き出すことができる。
また、本実施形態に係るテープホルダ1では、回転移動規制部は、突当部9eであり、本体部5の側面カバー21は、回転移動規制部に当接する辺部21d,21eを有している。この場合、本体部5がカッター7に対して空転することが無いため、使用者は本体部5とテープ3とを把持した場合でも、使用者の意図した位置にテープ3を引き出すことができる。これに加え、本体部5の側面カバー21に孔や突起等を設ける必要が無いため、孔や突起等に汚れが付着するおそれが無いと共に、コンパクトな状態で持ち運びすることができる。
さらに、本体部5の側面カバー21における辺部21d,21eは、軸10の同心円上から外れる要素を備えた形状である。この場合、本体部5単体で使用する場合に本体部5が転がり難くなると共に、辺部21d,21eの何れか一方を載置側にして机等に本体部5を容易に載置することができ、利便性をより向上することができる。さらに、支持片31の辺部31eは、辺部21d,21eに対応した直線状であるため、本体部5にカッター7が取り付けられたテープホルダ1についても、辺部31eを載置側にして机等にテープホルダ1を容易に載置することができる。
(第2実施形態)
次に、図6〜図9を参照して、第2実施形態に係るテープホルダ1Aについて説明する。図6は、テープホルダ1Aを示す概略斜視図である。図7は、キャップ部40aを示す概略斜視図である。図8は、カッター7Aを示す概略斜視図である。図9は、本体部5A単体での使用形態を示す図である。図6に示すように、本実施形態に係るテープホルダ1Aは、第1実施形態に係るテープホルダ1同様、複数の使用方法を使用者が必要に応じて選択することを可能にするテープホルダであって、本体部5Aと、カッター7Aと、を備えている。
本実施形態に係る本体部5Aが第1実施形態に係る本体部5と異なる点は、キャップ部5a,5bに代えて、軸部41a(第一軸部)及び側面カバー42を有するキャップ部40a(第一キャップ部)と、軸部41b(第二軸部)及び側面カバー42を有するキャップ部40b(第二キャップ部)とを有している点である。軸部41aと軸部41bとによって軸10が形成される。軸部41aと軸部41bとは、軸10の軸線方向に移動自在に結合され、且つ互いに分割可能である。つまり、二つのキャップ部40a,40bは、軸10の軸線方向に分割可能である。
キャップ部40aとキャップ部40bとは、いわゆる雌雄同体、つまり互いに同じ形状で且つ互いに同じ大きさである。以下、図7を参照して、キャップ部40a(キャップ部40b)について詳細に説明する。図7は、キャップ部40a(キャップ部40b)を示す概略斜視図である。なお、キャップ部40bはキャップ部40aと同様であるので、図7の説明において、キャップ部40bの構成については括弧書きで示し、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、キャップ部40aの(キャップ部40b)の側面カバー42は、側面カバー21と同様、板状であり、テープ側面3aの略全体を覆うようにテープ側面3aに対応した形状を有している。側面カバー42は、軸部41a(軸部41b)側の内面42bと、軸部41a(軸部41b)とは反対側の外面42cとを有している。また、側面カバー42は、軸10の通し孔10bに連通する円形孔42aを有している。上記実施形態と同様、巻芯部2の内側表面2aは、軸10によって完全に覆われておらず、この内側表面2aに記載されたテープ情報の一部は確認孔10aにおいて露出している(図6参照)。このため、使用者は、側面カバー42の円形孔42a及び軸10の通し孔10bを介し、確認孔10aから露出しているテープ情報を視認することができる。
側面カバー42は、略円環状である。側面カバー42の内面42bには、嵌合突起42dが設けられている。嵌合突起42dは、後述するカッター7の嵌合孔51d(図8参照)に嵌合する形状を有している。例えば、嵌合突起42dは、略円形状の外縁を有している。
キャップ部40aの軸部41a(キャップ部40bの軸部41b)は、側面カバー42の内面42bに立設された立設部43,44を有している。立設部43,44は、側面カバー42の円形孔42aの外縁に沿って円弧状に立ち上がっている。立設部43と立設部44とは、例えば円形孔42aを挟んで互いに対向しており、互いに離間している。立設部43と立設部44との間には、確認孔10a(図6参照)を構成することとなる隙間部45a,45bが形成されている。隙間部45a,45bは、例えば円形孔42aを挟んで互いに反対側に位置している。
立設部43は、側面カバー42の内面42bから内面42bに略直交する方向に延びている一対の嵌合片43b,43cを有している。一対の嵌合片43b,43cは、嵌合溝43eを間に形成するように対面している。嵌合片43bは、嵌合片43cよりも内側(側面カバー42の円形孔42a側)に位置し、嵌合片43cは、嵌合片43bよりも外側(側面カバー42の外縁側)に位置している。嵌合片43cの略中央位置には、嵌合孔43fが形成されている。
立設部44は、嵌合溝43eに対応する嵌合片44aと、嵌合片44aの外側表面44cから外側(側面カバー42の外縁側)に突出した嵌合突起44bとを有している。嵌合片44aは、嵌合溝43eに嵌まり合う薄さを有しており、嵌合突起44bは、嵌合孔43fに嵌まり合う大きさを有している。
キャップ部40aの軸部41aとキャップ部40bの軸部41bとは、それぞれ、嵌合溝43e、嵌合孔43f、嵌合片44a、及び嵌合突起44bを有している。キャップ部40aの嵌合溝43e及び嵌合孔43fには、キャップ部40bの嵌合片44a及び嵌合突起44bが嵌まり合う。逆に、キャップ部40bの嵌合溝43e及び嵌合孔43fには、キャップ部40aの嵌合片44a及び嵌合突起44bが嵌まり合う。すなわち、キャップ部40aの軸部41aとキャップ部40bの軸部41bとが互いに軸線方向に嵌合可能となっている。
キャップ部40aの軸部41aとキャップ部40bの軸部41bとが互いに嵌合することにより、キャップ部40aの隙間部45aとキャップ部40bの隙間部45bとが重なる位置に配置されて確認孔10aを形成する。同様に、キャップ部40aの隙間部45bとキャップ部40bの隙間部45aとが重なる位置に配置されて確認孔10aを形成する。すなわち、本実施形態では、キャップ部40a,40bがそれぞれ二つの隙間部45a,45bを有しているため、この隙間部45a,45bの数に対応し、本体部5の軸10に二つの確認孔10aが形成されている。
続いて、図8を参照して、本実施形態に係るカッター7Aについて詳細に説明する。本実施形態に係るカッター7Aが第1実施形態に係るカッター7と異なる点は、一対の支持片31に代えて、一対の支持片51(片部)を有している点である。
一対の支持片51は、本体部9aの両側に一体的に連続しており、刃先台9を左右両側から支えている。具体的には、一対の支持片51は、互いに対向している内側の内面51bと、内面51bとは反対側の外側の外面51cとを有している。支持片51の外面51cは、側面9dと面一となっている。すなわち、支持片51の外面51cと刃先台9の側面9dとの間には段差が形成されていない。
支持片51は、側面カバー42と対応する形状を有しており、略円環状である。支持片51には、キャップ部40a,40bの側面カバー42に設けられた嵌合突起42dに対応する嵌合孔51dが形成されている。一対の支持片51のうち一方の支持片51の嵌合孔51dは、刃部6側に位置し、他方の支持片51の嵌合孔51dは、刃部6とは反対側に位置している。一方の支持片51の嵌合孔51dには、キャップ部40aの側面カバー42の嵌合突起42dが嵌合し、他方の支持片51の嵌合孔51dには、キャップ部40bの側面カバー42の嵌合突起42dが嵌合する。これにより、カッター7Aと本体部5Aとは互いに相対的に回転不可能となっている。すなわち、嵌合孔51dは、カッター7Aの本体部5Aに対する相対的な回転を規制する回転移動規制部の一例である。
支持片51は、テープ側面3aの略全体を覆うようにテープ側面3aに対応した形状の板状である。支持片51には、本体部5Aの軸10が挿通可能な連結孔51aが形成されている。本体部5Aの軸10は軸線方向に分割可能である。そのため、連結孔51aに分割された軸10を通すことにより、カッター7Aの支持片51を本体部5Aの軸10に取り付けでき、連結孔51aから軸10を抜くことにより、カッター7Aの支持片51を本体部5Aの軸10から取り外しできる。すなわち、カッター7Aは、本体部5の軸10に着脱自在である。
一対の支持片51は、対向する一対の側面カバー42(すなわち、キャップ部40aの側面カバー42及びキャップ部40bの側面カバー42)の内側に配置されている(図6参照)。つまり、一対の支持片51は、キャップ部40aの側面カバー42とキャップ部40bの側面カバー42との間に配置されている。一対の支持片51は、テープ3を挟むように配置されている。
テープ3は一対の支持片51によって挟まれており、テープ側面3aと一対の支持片51との間にはテープ3の回転を許容する程度の隙間が形成されている。その結果、テープ3のカッター7Aに対する回転性が確保されている。なお、上記実施形態と同様、テープ側面3aと支持片51との間に隙間が形成されていることに限られず、その他の構成によって、テープ3のカッター7Aに対する回転性を確保してもよい。
本実施形態においても、上記実施形態と同様、図6に示すような本体部5Aにカッター7Aが取り付けられた状態でテープホルダ1Aを使用することにより、カッター7Aの刃部でテープ3を切ることができる一方、図9に示すような本体部5A単体の状態でも使用することができるため、使用者は必要に応じて手やはさみ等でテープ3を切ることもできる。
以上、本実施形態に係るテープホルダ1Aによっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。すなわち、使用者は、このテープホルダ1Aを用いることで、目的等に応じて複数の使用方法を便利に選択できる。また、本体部5Aは、側面カバー42によってテープ側面3aの略全体を覆うので、テープ側面3aには汚れが付着し難く、更に、カッター7Aは、側面カバー42の外縁ではなく、本体部5Aの軸10に取り付けられるので、テープ3の基材表面3bを隠してしまう部分の低減に有利である。つまり、基材表面3bを視認できる領域を増やすことができるので、テープ3の種類及び残量等の確認が容易になる。
また、本実施形態によれば、支持片51の嵌合孔51dに側面カバー42の嵌合突起42dが嵌合することにより、カッター7Aと本体部5Aとの相対的な回転をより確実に規制することができる。
(第3実施形態)
次に、図10及び図11を参照して、第3実施形態に係るテープホルダ1Bについて説明する。図10は、テープホルダ1Bを示す概略斜視図である。図11は、カッター7Bを示す概略斜視図である。図10に示すように、本実施形態に係るテープホルダ1Bは、上記実施形態に係るテープホルダ1,1Aと同様、複数の使用方法を使用者が必要に応じて選択することを可能にするテープホルダであって、本体部5Bと、カッター7Bと、を備えている。
本実施形態に係る本体部5Bは、第2実施形態に係るキャップ部40a,40bに代えて、キャップ部60a,60bを有している。キャップ部60a,60bは、嵌合突起42dが設けられていない点でのみ第2実施形態に係るキャップ部40a,40bと異なっている。キャップ部60a,60bのその他の構成は、キャップ部40a,40bと略同じであるため、その詳細な図示及び説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態に係るカッター7Bは、刃部6Bと、刃部6Bを支持する一対の支持片71と、を有している。刃部6Bは、テープ3を切断する刃先8と、刃先8が形成された刃先台9Bとを有している。刃先台9Bは、テープ3の幅と略同一又は広い幅を有している。
一対の支持片71は、刃先台9Bの両側に一体的に連続しており、刃先台9Bを左右両側から支えている。具体的には、一対の支持片71は、互いに対向している内側の内面71bと、内面71bとは反対側の外側の外面71cとを有している。支持片71の外面71cと側面9Bdとは面一となっている。
支持片71の刃先台9Bとは反対側の端部には、内面71bよりも内側(内面71b側)に屈曲された屈曲部71dが形成されている。一対の支持片71のうち一方の支持片71の屈曲部71dは、キャップ部60aの側面カバー42の円形孔42aの縁に係止され、他方の支持片71の屈曲部71dは、キャップ部60bの側面カバー42の円形孔42aに係止される。すなわち、屈曲部71dは、円形孔42aに引っ掛けられることにより軸10に固定されている。
支持片71は、略矩形状の板状である。支持片71は、例えば弾性を有しており、一対の支持片71の間隔を広げて、屈曲部71dの軸10から取り外すことができる。すなわち、カッター7Bは、本体部5の軸10に着脱自在である。
本実施形態では、一対の支持片71は、対向する一対の側面カバー42(すなわち、キャップ部60aの側面カバー42及びキャップ部60bの側面カバー42)の外側に配置されている(図10参照)。つまり、一対の支持片71の間に、一対の側面カバー42が配置されている。一対の支持片71は側面カバー42に対して例えば密着している。その結果、カッター7Bは本体部5Bに対して回転不可能に固定されている。一対の側面カバー42は、テープ3を挟むように配置されている。
テープ3は一対の側面カバー42によって挟まれており、テープ側面3aと一対の側面カバー42との間にはテープ3の回転を許容する程度の隙間が形成されている。その結果、テープ3の本体部5B及びこれに固定されたカッター7Bに対する回転性が確保されている。
テープ3の本体部5Bに対する回転性を確保する態様としては、テープ側面3aと側面カバー42との間に隙間を形成することに限られず、例えば、テープ3に対する摩擦が小さい材料を用いて側面カバー42を形成してもよい。また、側面カバー42におけるテープ3との接触部分の表面に凹凸を設ける、又は、当該接触部分をカーブ状にすること等により、側面カバー42との接触面積を減らしてもよい。また、側面カバー42におけるテープ3との接触部分に滑り性の高いフィルムを貼り付けてもよく、当該接触部分にシリコン又はフッ素等を塗布して滑り性の高いコーティングを施してもよい。
以上、本実施形態に係るテープホルダ1Bによっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。すなわち、使用者は、このテープホルダ1Bを用いることで、目的等に応じて複数の使用方法を便利に選択できる。また、本体部5Bは、側面カバー42によってテープ側面3aの略全体を覆うので、テープ側面3aには汚れが付着し難く、更に、カッター7Bは、本体部5Bの軸10に取り付けられるので、テープ3の基材表面3bを隠してしまう部分の低減に有利である。つまり、基材表面3bを視認できる領域を増やすことができるので、テープ3の種類及び残量等の確認が容易になる。
以上、本発明の種々の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他に適用してもよい。
例えば、上記実施形態において、側面カバー21,42は、テープ側面3aの略全体を覆っているとしたが、これに限られず、テープ側面3aの少なくとも一部を覆っていればよい。
上記実施形態では、巻芯部2の内側表面2aに記載されたテープ情報を視認するための確認孔10aが二つ形成されているとしたが、これに限られず、確認孔10aが一つ又は三つ以上形成されていてもよい。また、確認孔10aが形成されていなくてもよい。
本体部9aの突当部9eは、直線状であるとしたが、これに限られず、略直角形状、ジグザグ形状、楕円等の種々の形状であってもよい。また、側面カバー21の辺部21d,21eについても、直線状に限られない。例えば、突当部9eに当接する辺部21d,21eが、突当部9eに対応する種々の形状であってもよい。また、突当部9eとは反対側に位置しており、突当部9eに当接しない辺部21d,21eが、直線状以外の種々の形状であってもよい。
上記実施形態では、本体部の第一キャップ部と第二キャップ部とがいわゆる雌雄同体であるとしたが、これに限られず、第一キャップ部と第二キャップ部とが互いに異なる大きさ及び形状等を有していてもよい。また、上記実施形態では、第一軸部と第二軸部とが互いに軸線方向に嵌合可能であるとしたが、これに限られず、例えば第一軸部と第二軸部とが互いに軸線方向と交差する方向に嵌合可能であってもよい。
上記実施形態では、テープホルダが医療現場で用いられる場合を説明したが、これに限られず、例えばテープホルダは建築現場等で用いられてもよい。建築現場等で用いられる場合、テープホルダは、例えば建築現場等において用いられる保護用のマスキングテープ等を保持してもよい。
1,1A,1B…テープホルダ、2…巻芯部、3…テープ、3a…テープ側面(側面)、5,5A,5B…本体部、5a,40a…キャップ部(第一キャップ部)、5b,40b…キャップ部(第二キャップ部)、6,6B…刃部、7,7A,7B…カッター、9e…突当部(回転移動規制部)、10…軸、21,42…側面カバー、21d,21e…辺部、10a…確認孔(貫通孔)、11a,41a…軸部(第一軸部)、11b,41b…軸部(第二軸部)、31,51…支持片(片部)、51d…嵌合孔(回転移動規制部)、71d…屈曲部(回転移動規制部)。

Claims (7)

  1. 巻芯部に巻回されたテープを保持するテープホルダであって、
    前記テープの側面の少なくとも一部を覆う本体部と、
    前記テープを切断可能な刃部を有するカッターと、を備え、
    前記本体部は、前記巻芯部に挿通可能な軸と、前記軸の両端部に配置された一対の側面カバーと、を有し、
    前記カッターは、前記本体部の前記軸に着脱自在である、テープホルダ。
  2. 前記軸は筒状で、且つ前記巻芯部に対面する部分に貫通孔が形成されている、請求項1に記載のテープホルダ。
  3. 前記軸は、軸線方向に移動自在に結合され、且つ互いに分割可能な第一軸部及び第二軸部を有する、請求項1又は2に記載のテープホルダ。
  4. 前記カッターは、前記刃部を支持する一対の片部を有し、
    前記一対の片部は、対向する前記一対の側面カバーの内側に配置されている、請求項1〜3の何れか一項に記載のテープホルダ。
  5. 前記本体部は、前記軸の軸線方向に分割可能な第一キャップ部及び第二キャップ部を有し、
    前記第一キャップ部と前記第二キャップ部とは、互いに同じ形状である、請求項1〜4の何れか一項に記載のテープホルダ。
  6. 前記カッターは、前記本体部に対する相対的な回転を規制する回転移動規制部を有する、請求項1〜5の何れか一項に記載のテープホルダ。
  7. 前記回転移動規制部は、突当部であり、
    前記本体部の前記側面カバーは、前記回転移動規制部に当接する辺部を有する、請求項6に記載のテープホルダ。
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