JP2017113209A - カテーテル組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性が高く、かつ心室造影および冠動脈造影の両方に造影剤を吐出できるカテーテル組立体を提供する。
【解決手段】外カテーテル20は、先端部に第1のルーメン41が開口する先端外側開口部42が形成されるとともに、側面に第1のルーメン41が開口する側面外側開口部43が形成され、内カテーテル30は、先端部に第2のルーメン71が開口する先端内側開口部72が形成されるとともに、側面に第2のルーメン71が開口する側面内側開口部73が形成され、先端外側開口部42および先端内側開口部72が連通する位置関係となる先端開口状態において側面外側開口部43と側面内側開口部73の間が閉鎖され、側面外側開口部43および側面内側開口部73が連通する位置関係となる側面開口状態において先端外側開口部42と先端内側開口部72の間が閉鎖されるカテーテル組立体10である。
【選択図】図1

Description

本発明は、外カテーテルと、外カテーテルの内腔に挿入される内カテーテルとを有するカテーテル組立体に関する。
心室造影や冠動脈造影に用いられるカテーテルには、複数の種類がある。例えばPIGTAILカテーテルは、先端部が丸まっている心室造影用のカテーテルであり、先端に形成される先端孔と、側面に形成される複数の側孔から造影剤を吐出できる(例えば、特許文献1を参照)。NIHカテーテルは、心室造影用のカテーテルであり、先端には開口部が設けられず、側面に形成される複数の側孔から多量の造影剤を吐出できる。SONESカテーテルは、心室造影および冠動脈造影の両方に使用できるカテーテルであり、先端および側面の両方に孔が形成されている。SONESカテーテルは、側孔を用いることで心室造影が可能であるとともに、先端部を冠動脈に挿入して先端の孔から造影剤を吐出することで、冠静脈造影が可能である。
特開平10−211286号公報
上述したピッグテールカテーテルは、先端部が丸まっているため、冠動脈造影には用いることができない。また、NIHカテーテルも、先端に孔が形成されないため、冠動脈造影には用いることができない。また、SONESカテーテルは、心室造影および冠動脈造影の両方に使用できるが、先端孔が形成されていることで、先端部が鋭利となり、造影剤の心筋内注入や穿孔を起こす可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、安全性が高く、かつ心室造影および冠動脈造影の両方において造影剤を吐出できるカテーテル組立体を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るカテーテル組立体は、第1のルーメンが形成される外カテーテルと、第2のルーメンが形成されるとともに前記第1のルーメン内に基端側から挿入可能である内カテーテルと、を有するカテーテル組立体であって、前記外カテーテルは、先端部に前記第1のルーメンが開口する先端外側開口部が形成されるとともに、側面に前記第1のルーメンが開口する側面外側開口部が形成され、前記内カテーテルは、先端部に前記第2のルーメンが開口する先端内側開口部が形成されるとともに、側面に前記第2のルーメンが開口する側面内側開口部が形成され、前記先端外側開口部および先端内側開口部が連通する位置関係となる先端開口状態において前記側面外側開口部と側面内側開口部の間が閉鎖され、前記側面外側開口部および側面内側開口部が連通する位置関係となる側面開口状態において前記先端外側開口部と先端内側開口部の間が閉鎖される。
上記のように構成したカテーテル組立体では、先端開口状態とすることで先端部から造影剤を吐出可能となって冠動脈造影が可能であるとともに、側面の開口部を塞ぎ、造影剤を吐出する位置を限定することで、吐出する造影剤を必要最低限とすることができ、安全性を向上できる。また、側面開口状態とすることで側面から造影剤を吐出可能となって心室造影が可能であり、先端の開口部を塞ぎ、造影剤の心筋内注入や穿孔を抑制して安全性を高めることができる。
また、ここで、先端開口状態とは、先端外側開口部および先端内側開口部が連通した状態を意味し、側面開口状態とは側面外側開口部および側面内側開口部が連通した状態を意味する。先端開口状態では、側面外側開口部と側面内側開口部が連通せず、カテーテル組立体の側面開口部が閉鎖された状態となる。側面開口状態では、先端外側開口部と先端内側開口部が連通せず、カテーテル組立体の側面開口部は閉鎖された状態となる。
前記カテーテル組立体は、前記外カテーテルおよび前記内カテーテルを相対的に回転させて前記先端外側開口部および先端内側開口部が前記カテーテル組立体の軸方向に重なる位置関係となることで前記先端開口状態となり、前記外カテーテルおよび内カテーテルを相対的に回転させて前記先端外側開口部が前記先端内側開口部とは異なる位置と軸方向に重なる位置関係となることで前記側面開口状態となってもよい。これにより、カテーテル組立体は、先端開口状態において先端外側開口部および先端内側開口部が軸方向に重なり、ガイドワイヤを挿通させて、例えば冠動脈などの所望の位置へ容易に導くことができる。
前記カテーテル組立体は、前記外カテーテルおよび前記内カテーテルの少なく一方の基端部に、前記先端開口状態および/または前記側面開口状態であることを示す表示部が設けられてもよい。これにより、操作する手元で、先端開口状態および/または側面開口状態を確実に把握することができ、操作性が向上する。
前記表示部は、前記外カテーテルおよび前記内カテーテルの周方向の相対的な位置を示してもよい。これにより、外カテーテルおよび内カテーテルを相対的に回転させる操作により、先端開口状態または側面開口状態へ容易に切り替えることができる。
前記表示部は、前記外カテーテルおよび前記内カテーテルの軸方向の相対的な位置を示してもよい。これにより、外カテーテルおよび内カテーテルを相対的に軸方向へ移動させる操作により、先端開口状態または側面開口状態へ容易に切り替えることができる。
前記内カテーテルは、先端部の前記先端内側開口部と異なる位置に先端方向へ突出する突出部を有し、当該突出部を前記先端外側開口部に挿入可能としてもよい。これにより、突出部を先端外側開口部に挿入させることで、外カテーテルおよび内カテーテルの位置関係がずれ難くなり、側面開口状態を良好に維持することができる。また、側面開口状態とすることで、先端外側開口部が閉鎖されて開口部の縁が鋭利でなくなり、造影剤の心筋内注入や穿孔を抑制して安全性を高めることができる。
前記先端内側開口部および先端外側開口部は、前記外カテーテルおよび前記内カテーテルを相対的に回転させることで前記カテーテル組立体の軸方向に重なることが可能な半円形状で形成されてもよい。これにより、先端内側開口部および先端外側開口部を極力大きく形成でき、造影剤およびガイドワイヤの通過性を向上させることができる。
第1実施形態に係るカテーテル組立体を示す平面図である。 第1実施形態の外カテーテルおよび内カテーテルを示す平面図である。 外カテーテルおよび内カテーテルの先端部を示す斜視図である。 第1実施形態に係るカテーテル組立体の先端部を示す縦断面図であり、(A)は先端開口状態、(B)は側面開口状態を示す。 第1実施形態に係るカテーテル組立体の基端部を示す縦断面図である。 第1実施形態に係るカテーテル組立体の側面開口状態における基端部の平面図である。 第1実施形態に係るカテーテル組立体を血管内へ挿入した状態を示す断面図である。 第1実施形態に係るカテーテル組立体から造影剤を吐出する際の状態を示す断面図であり、(A)は先端開口状態、(B)は側面開口状態を示す。 血管の分岐部に到達させたカテーテル組立体の先端部から造影剤を吐出する際の状態を示す断面図である。 血管の分岐部に到達させたカテーテル組立体の側面から造影剤を吐出する際の状態を示す断面図である。 第2実施形態に係るカテーテル組立体を示す平面図である。 外カテーテルおよび内カテーテルの先端部を示す斜視図である。 第2実施形態に係るカテーテル組立体の先端部を示す縦断面図であり、(A)は先端開口状態、(B)は側面開口状態を示す。 第2実施形態に係るカテーテル組立体の基端部を示す平面図であり、(A)は先端開口状態、(B)は側面開口状態を示す。 第2実施形態に係るカテーテル組立体を血管内へ挿入した状態を示す断面図である。 第2実施形態に係るカテーテル組立体から造影剤を吐出する際の状態を示す断面図であり、(A)は先端開口状態、(B)は側面開口状態を示す。 第2実施形態に係るカテーテル組立体の先端部を示す断面図であり、(A)は先端開口状態、(B)は外カテーテルから内カテーテルを抜去した状態を示す。 第1実施形態に係るカテーテル組立体の変形例を示す斜視図である。 第2実施形態に係るカテーテル組立体の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。以下の説明において、カテーテル組立体の手元側を「基端側」、生体内へ挿入される側を「先端側」と称す。
<第1実施形態>
本発明の第1の実施形態に係るカテーテル組立体10は、図1、2に示すように、外カテーテル20および内カテーテル30を備える二重構造で構成され、造影剤を心室および冠動脈の両方へ吐出可能である。
外カテーテル20は、管状の外カテーテル本体40と、外カテーテル本体40の基端に固着された外カテーテルハブ50と、耐キンクプロテクタ60とを備えている。内カテーテル30は、外カテーテル本体40内に挿入可能な内カテーテル本体70と、内カテーテル本体70の基端に配置される内カテーテルハブ90とを備えている。
内カテーテル本体70の先端側を外カテーテルハブ50の基端側から後述の第1のルーメン41へ挿入して、外カテーテルハブ50および内カテーテルハブ90を接触させて連結し、後述するロック機構により固定すると、図1に示すように、外カテーテル20および内カテーテル30が組み立てられた状態となる。なお、ロック機構は、必ずしも設けられなくてもよい。
まず、外カテーテル20について説明する。外カテーテル20の外カテーテル本体40は、図2〜4に示すように、可撓性を有する管状体で構成されており、内部に、第1のルーメン41が形成されている。
外カテーテル本体40の先端には、第1のルーメン41と連通する先端外側開口部42が形成されている。先端外側開口部42は、一側面側に偏って半円状に形成されている。外カテーテル本体40の先端部から所定の長さ基端側の側面には、第1のルーメン41と連通する側面外側開口部43が形成されている。側面外側開口部43は、先端外側開口部42が偏って配置される一側面側の反対側に形成されている。
外カテーテル本体40の構成材料は、可撓性があることが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)等のフッ素系ポリマー、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリイミドなどを使用できる。また、外カテーテル本体40は、複数層で形成されてもよく、線材が編み組みされた補強層が設けられてもよい。外カテーテル本体40の先端部は、血管の損傷を極力低減させるために柔軟な材料が適用されてもよい。柔軟な材料は、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム等の各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等である。
外カテーテル本体40の外径は、特に限定されないが、例えば1.37〜2.04mmであることが好ましい。外カテーテル本体40の内径は、特に限定されないが、例えば0.98〜1.35mmであることが好ましい。外カテーテル本体40の長さは、特に限定されないが、例えば500〜1800mmであることが好ましい。
外カテーテルハブ50は、図2、5に示すように、外カテーテル本体40の基端に固着されている。外カテーテルハブ50は、中空状の外カテーテル胴体部51と、外カテーテル胴体部51の外側面から突出した複数(本実施形態では、2つ)の外カテーテル羽根部52と、外カテーテル胴体部51の基端部の外側面に形成される螺旋状凸部53とから構成される。外カテーテル羽根部52の一方には、周囲と異なる色や形状で形成された第1表示部80が形成されている。なお、第1表示部が設けられる位置は、外カテーテル羽根部52でなくてもよい。
外カテーテル胴体部51は、第1のルーメン41と連通する外カテーテルハブ内腔54と、外カテーテルハブ内腔54の基端で開口する外カテーテルハブ開口部55とが形成されている。螺旋状凸部53は、内カテーテルハブ90に設けられる後述の螺合部93に形成される螺旋溝99と螺合可能である。外カテーテルハブ開口部55は、内カテーテルハブ90の先端に形成される筒部97を挿入可能である。螺旋状凸部53および螺合部93は、外カテーテルハブ50および内カテーテルハブ90を連結した状態を保持するロック機構を構成する。
外カテーテルハブ内腔54には、外カテーテルハブ開口部55から先端方向に向かって内径が減少するテーパ部56が形成されている。テーパ部56は、内カテーテルハブ90の筒部97の外表面に形成されるオス・ルアーテーパが嵌合可能なメス・ルアーテーパとして構成される。さらに、テーパ部56は、外カテーテルハブ開口部55からガイドワイヤ等の医療器具を挿入する際に、先端方向に向かって内径が減少する内表面によって、第1のルーメン41内へ誘導する役割を果たす。
外カテーテルハブ50の構成材料は、例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等である。
耐キンクプロテクタ60は、外カテーテル本体40および外カテーテルハブ50を連結している部分を覆うように取り付けられ、当該部位における外カテーテル20のキンクを抑制する役割を果たす。
次に、内カテーテル30について説明する。内カテーテル30の内カテーテル本体70は、図2〜4に示すように、可撓性を有する管状体で構成されており、内部に、第2のルーメン71が形成されている。内カテーテル本体70の先端には、第2のルーメン71と連通する先端内側開口部72が形成されている。先端内側開口部72は、一側面側に偏って半円状に形成されている。内カテーテル本体70の先端部から所定の長さ基端側の側面には、第2のルーメン71と連通する側面内側開口部73が形成されている。側面内側開口部73は、先端内側開口部72が偏って配置される一側面側と同じ側に形成されている。
内カテーテル本体70の構成材料は、可撓性があることが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)等のフッ素系ポリマー、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリイミドなどを使用できる。また、内カテーテル本体70は、複数層で形成されてもよく、線材が編み組みされた補強層が設けられてもよい。内カテーテル本体70の先端部は、血管の損傷を極力低減させるために柔軟な材料が適用されてもよい。柔軟な材料は、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム等の各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等である。
内カテーテル本体70の外径は、内カテーテル本体70を外カテーテル本体40に挿入できるように、外カテーテル本体40の内径よりも多少小さいことが好ましい。内カテーテル本体70の内径は、特に限定されないが、例えば0.6〜1.0mmであることが好ましい。内カテーテル本体70の長さは、外カテーテル本体40よりも多少短いことが好ましい。
内カテーテルハブ90は、図2、5に示すように、中空状の内カテーテル胴体部91と、内カテーテル胴体部91の外側面から突出した複数(本実施形態では、2つ)の内カテーテル羽根部92と、内カテーテル胴体部91の外側面に回転可能に配置される螺合部93とを備えている。内カテーテル羽根部92の一方には、周囲と異なる色や形状で形成された第2表示部81が形成されている。なお、第2表示部が設けられる位置は、内カテーテル羽根部92でなくてもよい。
内カテーテル胴体部91は、基端から先端へ貫通する内カテーテルハブ内腔94が形成され、内カテーテルハブ内腔94は、内カテーテル胴体部91の基端の内カテーテルハブ開口部95で開口している。内カテーテル胴体部91の外表面には、螺合部93が回転可能に係合する溝部96が、周方向にわたって形成されている。
内カテーテル胴体部91の先端には、外カテーテルハブ50の外カテーテルハブ開口部55へ挿入可能な筒部97が形成されている。筒部97の外表面は、先端方向へ向かって外径が減少するオス・ルアーテーパとして構成されている。筒部97を外カテーテルハブ開口部55へ挿入することで、筒部97の外表面(オス・ルアーテーパ)が、外カテーテルハブ内腔54のテーパ部56(メス・ルアーテーパ)に密接し、液密状態を確保しつつ、外カテーテルハブ50および内カテーテルハブ90を連結させることができる。
螺合部93は、管状に形成されており、基端の内表面に、内カテーテル胴体部91の溝部96に回転可能に係合する係合用凸部98が周方向にわたって形成されている。また、螺合部93の内表面には、外カテーテルハブ50の螺旋状凸部53と螺合可能な螺旋溝99が形成されている。筒部97を外カテーテルハブ開口部55へ挿入し、かつ螺合部93を回転させることで、螺旋溝99に螺旋状凸部53が螺合して筒部97が外カテーテルハブ内腔54に対して先端方向へ押し込まれ、筒部97の外表面が外カテーテルハブ内腔54のテーパ部56に密着するとともに、外カテーテルハブ50および内カテーテルハブ90が連結した状態を保持することができる。
内カテーテルハブ90の構成材料は、例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等である。
そして、図1に示すように、外カテーテル本体40に内カテーテル本体70を挿入し、第1表示部80と第2表示部81の周方向の位置を一致させると、図4(A)に示すように、先端外側開口部42および先端内側開口部72が、軸方向に重なって連通する。このような位置関係となる先端開口状態において、側面外側開口部43および側面内側開口部73は、周方向の反対側に位置し、連通しない。この先端開口状態においては、先端外側開口部42および先端内側開口部72を介して、ガイドワイヤ200を導出させたり、造影剤を吐出することができる。
また、図6に示すように、外カテーテル本体40に内カテーテル本体70を挿入し、第1表示部80と第2表示部81の周方向の位置を逆方向とすると、図4(B)に示すように、側面外側開口部43および側面内側開口部73が重なって連通する。このような位置関係となる側面開口状態において、先端外側開口部42および先端内側開口部72は、軸方向に重ならず、連通しない。この側面開口状態においては、側面外側開口部43および側面内側開口部73を介して、造影剤を吐出することができる。
次に、本実施形態に係るカテーテル組立体10の作用について説明する。
まず、血管内へカテーテル組立体10を導入する前に、図1、図4(A)、図5に示すように、先端外側開口部42および先端内側開口部72を連通させた先端開口状態で、外カテーテル20および内カテーテル30を組み立てる。組み立てる際には、外カテーテルハブ開口部55に内カテーテル30を挿入し、第1表示部80および第2表示部81の周方向の位置を一致させつつ、筒部97が外カテーテルハブ開口部55へ挿入されるまで、内カテーテル30を押し進める。筒部97が外カテーテルハブ開口部55へ挿入された後、螺合部93を回転させると、螺旋溝99に螺旋状凸部53が螺合して筒部97が外カテーテルハブ内腔54に対して先端方向へ押し込まれ、筒部97の外表面が外カテーテルハブ内腔54のテーパ部56に密着する。これにより、外カテーテルハブ50および内カテーテルハブ90が液密状態で連結されるとともに、この状態を確実に保持することができる。このため、カテーテル組立体10を血管内へ挿入する際に、外カテーテル20および内カテーテル30を一体的に操作できるため、操作が容易となるとともに、外カテーテル20および内カテーテル30が予期せずに外れることを抑制して安全性が高い。
この状態において、第1表示部80および第2表示部81の周方向の位置が一致しているため、先端開口状態であることを、容易に把握することができる。
次に、公知の方法によりガイドワイヤ200を経皮的に血管に挿入する。続いて、ガイドワイヤ200を先端外側開口部42および先端内側開口部72から第2のルーメン71内に挿入して、図7に示すように、ガイドワイヤ200を先行させつつ、カテーテル組立体10を血管内へ押し進める。カテーテル組立体10は、ガイドワイヤ200を先端外側開口部42および先端内側開口部72から導出させることができるため、カテーテル組立体10の先端部を、心室のみならず、冠動脈へ導くこともできる。例えば、カテーテル組立体10の先端部をガイドワイヤ200を利用して冠動脈へ導いた際には、ガイドワイヤ200を第2のルーメン71から抜去し、先端開口状態のままで造影剤を内カテーテルハブ開口部95から供給する。造影剤は、内カテーテルハブ開口部95から第2のルーメン71を通り、図8(A)に示すように、先端外側開口部42および先端内側開口部72から血管内へ吐出される。これにより、冠動脈の造影が可能となる。このとき、側面からは造影剤が吐出されないため、吐出する造影剤を必要最低限とすることができ、安全性を向上できる。
また、カテーテル組立体10の先端部を心室へ導いた際には、ガイドワイヤ200を第2のルーメン71から抜去し、図6に示すように、螺合部93を回転させて外カテーテル20と内カテーテル30の連結を解き、第1表示部80と第2表示部81の周方向の位置を逆方向とする。これにより、図8(B)に示すように、側面外側開口部43および側面内側開口部73が連通した側面開口状態となる。次に、造影剤を内カテーテルハブ開口部95から供給すると、造影剤が、内カテーテルハブ開口部95から第2のルーメン71を通り、側面外側開口部43および側面内側開口部73から血管内へ吐出される。これにより、心室の造影が可能となる。また、側面開口状態において、先端外側開口部42および先端内側開口部72は、軸方向に重ならず連通しないため、縁部が鋭利とならず、かつ造影剤を吐出しない。このため、造影剤の心筋内注入や、穿孔の発生を抑制することができる。また、先端部からは造影剤が吐出されないため、吐出する造影剤の量を必要最低限とすることができ、安全性を向上できる。
また、カテーテル組立体10は、心室や冠動脈以外の部位へ導入されてもよい。例えば、図9に示すように、橈骨動脈から血管内に挿入し、大動脈を通って下肢の分岐した血管の一方側へ導入されてもよい。側面外側開口部43は、分岐部の近傍に位置している。そして、先端開口状態とし、造影剤を内カテーテルハブ開口部95から供給すると、造影剤は、内カテーテルハブ開口部95から第2のルーメン71を通り、先端外側開口部42および先端内側開口部72から、分岐した血管の一方側へ吐出される。また、側面開口状態とし、造影剤を内カテーテルハブ開口部95から供給すると、図10に示すように、造影剤は、内カテーテルハブ開口部95から第2のルーメン71を通り、側面外側開口部43および側面内側開口部73から、分岐した血管の他方側へ吐出される。このように、長いカテーテル組立体10を他のカテーテルと入れ替えることなしに、2箇所から造影剤を選択的に吐出できるため、操作性が高い。
以上のように、第1実施形態に係るカテーテル組立体10は、第1のルーメン41が形成される外カテーテル20と、第2のルーメン71が形成されるとともに第1のルーメン41内に基端側から挿入可能である内カテーテル30と、を有するカテーテル組立体10であって、外カテーテル20は、先端部に第1のルーメン41が開口する先端外側開口部42が形成されるとともに、側面に第1のルーメン41が開口する側面外側開口部43が形成され、内カテーテル30は、先端部に第2のルーメン71が開口する先端内側開口部72が形成されるとともに、側面に第2のルーメン71が開口する側面内側開口部73が形成され、先端外側開口部42および先端内側開口部72が連通する位置関係となる先端開口状態において側面外側開口部43と側面内側開口部73の間が閉鎖されて連通せず、側面外側開口部43および側面内側開口部73が連通する位置関係となる側面開口状態において先端外側開口部42と先端内側開口部72の間が閉鎖されて連通しない。このように構成したカテーテル組立体10では、側面開口状態とすることで側面から造影剤を吐出可能となって心室造影が可能であり、先端開口状態とすることで先端部から造影剤を吐出可能となって冠動脈造影が可能である。さらに側面開口状態とすることで先端の開口部を塞ぎ、造影剤の心筋内注入や穿孔を抑制して安全性を高めることができる。また、カテーテル組立体10は、カテーテルを入れ替えることなしに、造影剤を吐出する位置を選択できるため、操作性が高い。また、カテーテル組立体10は、造影剤を吐出する位置を選択できるため、吐出する造影剤の量を必要最低限に抑えることができ、安全性が高い。
また、カテーテル組立体10は、外カテーテル20および内カテーテル30を相対的に回転させて先端外側開口部42および先端内側開口部72がカテーテル組立体10の軸方向に重なる位置関係となることで先端開口状態となり、外カテーテル20および内カテーテル30を相対的に回転させて先端外側開口部42が先端内側開口部72とは異なる位置と軸方向に重なる位置関係となることで側面開口状態となる。これにより、カテーテル組立体10は、先端開口状態において先端外側開口部42および先端内側開口部72が軸方向に重なり、ガイドワイヤ200を挿通させることが可能となって、例えば冠動脈などの所望の位置へ容易に導くことができる。
また、カテーテル組立体10は、外カテーテル20および内カテーテル30の基端部に、先端開口状態または側面開口状態であることを示す第1表示部80および第2表示部81が設けられる。これにより、操作する手元で、先端開口状態および側面開口状態を確実に把握することができ、操作性が向上する。
また、第1表示部80および第2表示部81は、外カテーテル20および内カテーテル30の周方向の相対的な位置を示す。これにより、外カテーテル20および内カテーテル30を相対的に回転させる操作により、先端開口状態または側面開口状態へ容易に切り替えることができる。
また、先端内側開口部72および先端外側開口部42は、外カテーテル20および内カテーテル30を相対的に回転させることでカテーテル組立体10の軸方向に重なることが可能な半円形状で形成される。これにより、先端内側開口部72および先端外側開口部42を極力大きく形成でき、造影剤およびガイドワイヤ200の通過性を向上させることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2の実施形態に係るカテーテル組立体100は、内カテーテル110の構成のみが、第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同様の機能を有する部位には、同一の符号を付し、重複を避けるため、説明を省略する。
第2実施形態における内カテーテル110の内カテーテル本体120は、図11、12に示すように、可撓性を有する管状体で構成されており、内部に、第2のルーメン121が形成されている。内カテーテル本体120の先端部には、軸直交断面が半円形状で先端方向に突出した突出部124と、突出部124の半円部分から周方向に180度ずれた位置に、基端方向へ傾斜して形成される傾斜部125とが形成されており、この傾斜部125に、第2のルーメン121と連通する先端内側開口部122が形成されている。先端内側開口部122は、半円状に形成される。内カテーテル本体120の先端部から所定の長さ基端側の側面には、第2のルーメン121と連通する側面内側開口部123が形成されている。側面内側開口部123は、先端内側開口部122が位置する一側面側と同じ側に形成されている。
内カテーテル本体120の基端部には、外カテーテル20に対する相対的な軸方向の位置を表示する第3表示部82が形成されている。第3表示部82は、例えば、周囲と色が異なる線で構成される。
そして、図14(A)に示すように、外カテーテル本体40に内カテーテル本体120を挿入し、第1表示部80と第2表示部81の周方向の位置を一致させ、かつ第3表示部82を外カテーテルハブ50の基端部と一致させると、図13(A)に示すように、先端外側開口部42および先端内側開口部122が、軸方向に重なって連通する。このような位置関係となる先端開口状態において、側面外側開口部43および側面内側開口部123は、周方向の反対側に位置し、連通しない。この先端開口状態においては、先端外側開口部42および先端内側開口部122を介して、ガイドワイヤ200を導出させたり、造影剤を吐出することができる。
また、図14(B)に示すように、外カテーテル本体40に内カテーテル本体120を挿入し、第1表示部80と第2表示部81の周方向の位置を逆方向とし、螺合部93を回転させて外カテーテル20と内カテーテル110を連結すると、図13(B)に示すように、側面外側開口部43および側面内側開口部123が重なって連通する。このような位置関係となる側面開口状態において、先端外側開口部42に突出部124が嵌合し、先端外側開口部42および先端内側開口部122が軸方向に重ならず、連通しない。この側面開口状態においては、側面外側開口部43および側面内側開口部123を介して、造影剤を吐出することができる。
次に、第2実施形態に係るカテーテル組立体100の作用について説明する。
まず、血管内へカテーテル組立体100を導入する前に、図13(A)、図14(A)に示すように、外カテーテル20および内カテーテル110を組み立てる。組み立てる際には、外カテーテルハブ開口部55に内カテーテル本体120を挿入し、第1表示部80と第2表示部81の周方向位置を一致させ、かつ第3表示部82を外カテーテルハブ50の基端部と一致させて、先端外側開口部42および先端内側開口部122を連通させた先端開口状態とする。第1表示部80、第2表示部81および第3表示部82が設けられることで、先端開口状態であることを、容易に把握することができる。
次に、公知の方法によりガイドワイヤ200を経皮的に血管に挿入する。続いて、ガイドワイヤ200を先端外側開口部42および先端内側開口部122から第2のルーメン121内に挿入して、ガイドワイヤ200を先行させつつ、図15に示すように、カテーテル組立体100を血管内へ押し進める。カテーテル組立体100は、ガイドワイヤ200を先端外側開口部42および先端内側開口部122から導出させることができるため、カテーテル組立体100の先端部を、心室のみならず、冠動脈へ導くこともできる。例えば、カテーテル組立体100の先端部をガイドワイヤ200を利用して冠動脈へ導いた際には、図16(A)に示すように、ガイドワイヤ200を第2のルーメン121から抜去し、先端開口状態のままで造影剤を内カテーテルハブ開口部95から供給する。造影剤は、内カテーテルハブ開口部95から第2のルーメン121を通り、先端外側開口部42および先端内側開口部122から血管内へ吐出される。これにより、冠動脈の造影が可能となる。
また、カテーテル組立体100の先端部を心室へ導いた際には、ガイドワイヤ200を第2のルーメン121から抜去し、図14(B)に示すように、第1表示部80と第2表示部81の周方向の位置を逆方向とする。次に、内カテーテル110を外カテーテル20に対して押し込み、螺合部93を回転させて外カテーテル20と内カテーテル110を連結すると、図16(B)に示すように、側面外側開口部43および側面内側開口部123が重なって連通した側面開口状態となる。次に、造影剤を内カテーテルハブ開口部95から供給すると、造影剤が、内カテーテルハブ開口部95から第2のルーメン121を通り、側面外側開口部43および側面内側開口部123から血管内へ吐出される。これにより、心室の造影が可能となる。また、側面開口状態において、先端外側開口部42に突出部124が嵌合し、先端外側開口部42および先端内側開口部122が連通しないため、鋭利とならず、かつ造影剤が吐出されない。このため、造影剤の心筋内注入や、穿孔の発生を抑制することができる。
また、カテーテル組立体100は、図16(B)に示す側面開口状態から、外カテーテル20に対して内カテーテル110を回転させずに基端側へ移動させるだけで、図17(A)に示すように、先端開口状態とすることもできる。この状態において、突出部124の先端部は、先端外側開口部42よりも基端側に位置している。したがって、先端外側開口部42と先端内側開口部122は、軸方向に重ならないが、第1のルーメン41を介することで連通し、造影剤を吐出させることができる。
また、カテーテル組立体100は、図17(B)に示すように、外カテーテル20から内カテーテル110を抜去することで、先端外側開口部42および側面外側開口部43の両方から、造影剤を吐出することができる。
以上のように、第2実施形態に係るカテーテル組立体100は、第3表示部82(表示部)が、外カテーテル20および内カテーテル110の軸方向の相対的な位置を示す。これにより、外カテーテル20および内カテーテル110を相対的に軸方向へ移動させる操作により、先端開口状態または側面開口状態へ容易に切り替えることができる。
また、内カテーテル110が、先端部の先端内側開口部122と異なる位置に先端方向へ突出する突出部124を有し、当該突出部124を先端外側開口部42に挿入可能である。これにより、突出部124を先端外側開口部42に挿入させることで、外カテーテル20および内カテーテル110の位置関係がずれ難くなり、側面開口状態を良好に維持することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、図18に示す第1実施形態の変形例のように、外カテーテル130の先端外側開口部131および内カテーテル140の先端内側開口部141は、半円形状でなくてもよく、円形状であってもよい。
また、図19に示す第2実施形態の変形例のように、内カテーテル150の先端内側開口部151が形成される部位は、傾斜していなくてもよく、内カテーテル150の軸方向に対して垂直であってもよい。
また、外カテーテル本体および内カテーテル本体の少なくとも一方が、湾曲して構成されてもよい。また、側面外側開口部および側面内側開口部は、複数設けられてもよい。
10、100 カテーテル組立体、
20、130 外カテーテル、
30、110、140、150 内カテーテル、
40 外カテーテル本体、
41 第1のルーメン、
42、131 先端外側開口部、
43 側面外側開口部、
70、120 内カテーテル本体、
71、121 第2のルーメン、
72、122、141、151 先端内側開口部、
71、123 側面内側開口部、
80 第1表示部(表示部)、
81 第2表示部(表示部)、
82 第3表示部(表示部)、
124 突出部、
200 ガイドワイヤ。

Claims (7)

  1. 第1のルーメンが形成される外カテーテルと、第2のルーメンが形成されるとともに前記第1のルーメン内に基端側から挿入可能である内カテーテルと、を有するカテーテル組立体であって、
    前記外カテーテルは、先端部に前記第1のルーメンが開口する先端外側開口部が形成されるとともに、側面に前記第1のルーメンが開口する側面外側開口部が形成され、
    前記内カテーテルは、先端部に前記第2のルーメンが開口する先端内側開口部が形成されるとともに、側面に前記第2のルーメンが開口する側面内側開口部が形成され、
    前記先端外側開口部および先端内側開口部が連通する位置関係となる先端開口状態において前記側面外側開口部と側面内側開口部の間が閉鎖され、
    前記側面外側開口部および側面内側開口部が連通する位置関係となる側面開口状態において前記先端外側開口部と先端内側開口部の間が閉鎖されるカテーテル組立体。
  2. 前記外カテーテルおよび内カテーテルを相対的に回転させて前記先端外側開口部および先端内側開口部が前記カテーテル組立体の軸方向に重なる位置関係となることで前記先端開口状態となり、
    前記外カテーテルおよび内カテーテルを相対的に回転させて前記先端外側開口部が前記先端内側開口部とは異なる位置と前記軸方向に重なる位置関係となることで前記側面開口状態となる請求項1に記載のカテーテル組立体。
  3. 前記外カテーテルおよび内カテーテルの少なく一方の基端部に、前記先端開口状態および/または前記側面開口状態であることを示す表示部が設けられる請求項1または2に記載のカテーテル組立体。
  4. 前記表示部は、前記外カテーテルおよび内カテーテルの周方向の相対的な位置を示す請求項3に記載のカテーテル組立体。
  5. 前記表示部は、前記外カテーテルおよび内カテーテルの軸方向の相対的な位置を示す請求項3または4に記載のカテーテル組立体。
  6. 前記内カテーテルは、先端部の前記先端内側開口部と異なる位置に先端方向へ突出する突出部を有し、当該突出部を前記先端外側開口部に挿入可能である請求項1〜5のいずれか1項に記載のカテーテル組立体。
  7. 前記先端内側開口部および先端外側開口部は、前記外カテーテルおよび内カテーテルを相対的に回転させることで前記カテーテル組立体の軸方向に重なることが可能な半円形状で形成される請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテル組立体。
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