JP2017112906A - 苗取出し装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
苗を収容したトレイに対して進退する爪支持体と、爪支持体に枢支された第1苗取爪と、爪支持体に枢支され且つ第1苗取爪と並設されていて第1苗取爪と共にトレイに向けて移動可能な第2苗取爪と、第1苗取爪と第2苗取爪との先端間隔を広げる方向に第1苗取爪及び第2苗取爪を付勢する付勢部材と、第1苗取爪と一体回転する第1係合部と、第2苗取爪と一体回転する第2係合部と、第1苗取爪及び第2苗取爪がトレイに向けて移動する際に、第1係合部及び第2係合部を押圧して第1苗取爪及び第2苗取爪の先端間隔を縮める押圧部材であって、バネ部材で形成された押圧部材とを備える。
【選択図】図5
Description
特許文献1に開示された苗取出し装置は、苗(ソイルブロック苗)を有するトレイに対して進退する爪支持体を有する。爪支持体には、支持ブロックが固定されている。支持ブロックには、並べて配置された第1苗取爪と第2苗取爪とが枢支され、第1苗取爪と第2苗取爪とは、先端間隔が拡縮自在とされている。爪支持体には、揺動部材が揺動自在に支持されている。揺動部材には、杆部材の基端側がリンクを介して連結されている。杆部材は、支持ブロックのガイド孔内を摺動自在に挿通している。杆部材の先端側には、係合部材が固定されている。係合部材には、第1苗取爪が挿通する第1挿通穴と、第2苗取爪が挿通する第2挿通穴とが設けられている。
本発明の苗取出し装置は、苗を収容するトレイに対して進退する爪支持体と、前記爪支持体に枢支された第1苗取爪と、前記爪支持体に枢支され且つ前記第1苗取爪と並設されていて前記第1苗取爪と共に前記トレイに向けて移動可能な第2苗取爪と、前記第1苗取爪と前記第2苗取爪との先端間隔を広げる方向に前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪を付勢する付勢部材と、前記第1苗取爪と一体回転する第1係合部と、前記第2苗取爪と一体回転する第2係合部と、前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪が前記トレイに向けて移動する際に、前記第1係合部及び前記第2係合部を押圧して前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪の先端間隔を縮める押圧部材であって、バネ部材で形成された押圧部材と、を備えている。
また、苗取出し装置は、前記爪支持体は、ベース部材と、前記ベース部材に枢支されていて前記第1苗取爪が取り付けられた第1爪取付部と、前記ベース部材に枢支されていて前記第2苗取爪が取り付けられた第2爪取付部とを有し、前記第1係合部は、前記第1爪取付部に回転自在に支持されたローラであり、前記第2係合部は、前記第2爪取付部に回転自在に支持されたローラであり、前記押圧部材は、前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪の先端間隔を縮めるべく、前記第1係合部に接当する第1係合押部及び前記第2係合部に接当する第2係合押部を有する。
第1係合部と第2係合部とをオーバーラップさせることにより、押圧部材をコンパクトに構成することができる。
また、爪支持体のベース部材にストッパを設け、ストッパに接当可能で且つストッパに対して進退可能な第1調整部材を第1爪取付部に設け、ストッパに接当可能で且つストッパに対して進退可能な第2調整部材を第2爪取付部に設けたことにより、第1苗取爪と第2苗取爪の先端間隔を変更することができる。
図1は、移植機1の側面図を示している。移植機1は、圃場に苗を植え付ける歩行型の移植機1である。具体的には、移植機1は、圃場に形成された畝R1を跨いで該畝R1に沿って移動しながら、たばこ、野菜等のセル成形苗、ソイルブロック苗、ポット苗等と称される苗2(ブロック苗)を所定間隔をおいて植え付けていく移植機1である。
また、図2に示すように、移植機1の前後に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。移植機1の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方とし
て説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって移植機1から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって移植機1に近づく方向である。
機体9は、ミッションケース12と、架台13と、支持フレーム5とを有する。ミッションケース12は、架台13と支持フレーム5との間に位置する。架台13は、ミッションケース12の前部に取り付けられている。架台13は、ミッションケース12から前方に突出している。支持フレーム5は、ミッションケース12の後部に取り付けられている。支持フレーム5は、ミッションケース12から後方に突出している。また、支持フレーム5は、後端側で上方側に向けて延出されている。
図1に示すように、架台13には、即ち、機体9の前部には、原動機の1つであるエンジン11と、燃料タンク3とが搭載されている。エンジン11の動力は、ベルト伝動機構等の動力伝動機構を介してミッションケース12に入力される。ミッションケース12内に入力された動力は、クラッチや変速機構等を介してミッションケース12から出力される。ミッションケース12から出力される動力によって、走行装置10、移植装置4が駆動される。
なお、本実施形態では、走行装置10として、車輪・クローラ複合型の無限回転推進機構が採用されている。走行装置10は、機体9の左及び右に配置された前輪と、機体9の左及び右に配置された後輪とで構成された車輪型の走行装置(クローラ走行体18L,18Rの代わりに後輪を採用した走行装置)であってもよい。
左アーム取付部24Lに、左取付具20Lが一体回転自在に外嵌され、右アーム取付部24Rに、右取付具20Rが一体回転自在に外嵌されている。これにより、左支持アーム17Lが、第1軸サポート22に左前輪支軸23Lの軸芯回りに上下揺動自在に支持され
、右支持アーム17Rが、第1軸サポート22に右前輪支軸23Rの軸芯回りに上下揺動自在に支持されている。
左伝動ケース19Lの前端側(一端側)は、ミッションケース12の左側面に左ケース支持体25Lを介して機体幅方向の軸芯回りに回転自在に支持されている。右伝動ケース19Rの前端側(一端側)は、ミッションケース12の右側面に右ケース支持体25Rを介して機体幅方向の軸芯回りに回転自在に支持されている。これにより、左及び右の伝動ケース19L,19Rは、後部が上下に揺動可能とされている。左伝動ケース19Lの後端側(他端側)に左のクローラ走行体18Lが設けられ、右伝動ケース19Rの後端側(他端側)に右のクローラ走行体18Rが設けられている。
また、架台13の左及び右に形成された前後方向のガイド溝に機体幅方向の軸芯を有する第2軸サポート30が前後方向に移動可能に支持されている。この第2軸サポート30には、支軸31が挿通されている。この支軸31は、第2軸サポート30から左側と右側とに突出している。また、支軸31は第2軸サポート30に機体幅方向の軸芯回りに回転自在に支持されている。
架台13には、昇降シリンダ36とローリングシリンダ37とが設けられている。これら昇降シリンダ36とローリングシリンダ37とは複動型の油圧シリンダによって構成されている。昇降シリンダ36は、機体9を昇降させる油圧シリンダである。ローリングシリンダ37は、機体9の傾きを調整する油圧シリンダである。
昇降シリンダ36のシリンダチューブ36aは架台13に固定されている。昇降シリンダ36のピストンロッド36bは後方側に向けて突出可能とされていて第2軸サポート30に連結されている。
左及び右の伝動ケース19L,19Rの上下の揺動に連動して左及び右の支持アーム17L,17Rが上下に揺動する)。
また、ローリングシリンダ37を伸縮(ピストンロッド37bを進退)させると支軸31が回転して、左側の連結リンク34Lが左側の第3連動部材29Lを押圧すると共に右側の連結リンク34が右側の第3連動部材29Rを引動する。すると、機体幅方向の一方側の前輪14L,14R及びクローラ走行体18L,18Rが機体9に対して相対的に上昇すると共に、他方側の前輪14L,14R及びクローラ走行体18L,18Rが機体9に対して相対的に下降する。これによって、機体9の機体幅方向に対する傾きを自動的に修正(自動調整)することができる。
ミッションケース12の左及び右の側部には、図示省略の出力軸が設けられている。この出力軸には、エンジン11からの動力がミッションケース12内の動力伝達機構を介して伝達される。図3に示すように、左及び右の伝動ケース19L,19Rの後端側(他端側)にはクローラ走行体18L,18Rを駆動する駆動軸40が機体幅方向の軸芯回りに回転自在に支持されている。出力軸から伝動ケース19内に設けた動力伝達機構を介して左右各駆動軸40に伝達され、これにより、駆動軸40が回転される。
このトレイT1の各ポット部P1に、苗2が収容されている。本実施形態では、トレイT1には、各ポット部P1に供給された床土に播種して育苗された苗2(ソイルブロック苗)が育成されている。
また、鎮圧輪49は、植付フレーム52の後部側に支持機構56を介して支持されている。鎮圧輪49によって植付フレーム52の後部側を支持している。鎮圧輪49と植付フレーム52との上下方向に関する距離を変えることにより、植付け深さを変更することができる。
ミッションケース12の前部下端側には、上下揺動自在とされた揺動アーム58が設けられている。揺動アーム58の前部は、第1センサアーム59の下部に、軸57を介して
機体幅方向の軸心回りに回転自在に支持されている。この揺動アーム17の後部側に整地ローラ50が機体幅方向の軸芯回りに回動自在に支持されている。整地ローラ50は、畝R1の上面に追従して該畝R1の上面を転動する。
第1爪取付部74Aの一端部は、第1取付軸79Aを介して第1支持部77Aに支持されている。第1爪取付部74Aは、第1取付軸79Aの軸心回りに回転可能である。第2爪取付部74Bの一端部は、第2取付軸79Bを介して第2支持部77Bに支持されている。第2爪取付部74Bは、第2取付軸79Bの軸心回りに回転可能である。第1取付軸79Aと第2取付軸79Bとは、機体幅方向に直交する方向の軸心を有する。第1取付軸79Aの軸心と第2取付軸79Bの軸心とは、平行状とされている。
第2爪取付部74Bには、第2係合部81Bが設けられている。第2係合部81Bは、第2爪取付部81Bの一端部から第1爪取付部74A(第1苗取爪51A)に向けて延出している。また、第2係合部81Bは、第2爪取付部74Bから一体的に延出した延出片によって構成されている。第1係合部81Aと第2係合部81Bとは、オーバーラップしている。
第1支持ナット86bは、第1取付壁84Aに固定されている。また、第1支持ナット86bには、ボルトからなる第1調整部材85Aが螺合されている。第1調整部材85Aは、第1取付壁84Aを挿通している。また、第1調整部材85Aには、第1ロックナット86aが螺合している。
第1苗取爪51Aは、先細りの先端部95Aと、U字状に曲げられた基部96Aとを有する。第1苗取爪51Aの基部96Aは、第1固定具97と第2固定具98とによって第1爪取付部74Aに固定されている。第1固定具97は、ボルトとナットとから構成されている。第2固定具98は、第1取付軸79Aから延長されたネジ軸とナットとから構成されている。第1苗取爪51Aは、第1爪取付部74Aの他端部から一端部に向かう方向に第1爪取付部74Aから突出している。
第1付勢部材83は、第1苗取爪51Aと第2苗取爪51Bとの先端間隔D1を拡げる方向に付勢している。第1調整部材85A及び第2調整部材85Bをストッパ部88に対して進退させることにより、第1苗取爪51Aと第2苗取爪51Bとの先端間隔D1の間隔調整が可能とされている。
入力軸102の一端は、支持台94に固定された図示省略のギヤボックスに支持されている。入力軸102の他端は、ロータリーケース103に挿入されている。入力軸102には、ミッションケース12から出力された動力が伝達され、これにより、入力軸102が回転する。
図9に示すように、入力軸102が回転すると、ロータリーケース103が矢印C1方向に入力軸102と一体回転する。ロータリーケース103が矢印C1方向に回転すると、クランクアーム105がクランク軸104の軸心回りに矢印C2方向に回転する。これにより、ベース支軸106が偏平な楕円状の軸移動軌跡K1上を移動し、爪支持体71が往復運動する。また、ベース支軸106が軸移動軌跡K1上を移動することによってコロ76がガイド溝92内を移動する。コロ76がガイド溝92内を移動することにより、爪支持体71の姿勢が制御される。そして、ベース支軸106が軸移動軌跡K1上を移動する運動と、コロ76がガイド溝92内を移動する運動とが複合されることにより、第1苗取爪51A及び第2苗取爪51Bの先端は、爪移動軌跡K2を描くように運動する。
カムフォロア113は、揺動部材111に固定されたフォロア軸117に回転自在に支
持されている。カムフォロア113は、カム108の周面に接当し、且つカム108の周面上を移動する。カムフォロア113は、付勢部材118(第2付勢部材という)の付勢力によってカム108の周面に押し付けられている。第2付勢部材118は、引張りコイルバネによって構成されている。第2付勢部材118の一端は、揺動部材111に設けられた第1掛止部119に引っ掛けられている。第2付勢部材118の他端は、支持ブロック73に設けられた第2掛止部120に引っ掛けられている。
図10は、第1苗取爪51A及び第2苗取爪51Bが苗2の根鉢2aを突き刺す直前の状態を示している。この状態では、カムフォロア113は、カム108の小径部108aに位置している。また、接当部116dは、第1係合部81A及び第2係合部81Bから第1苗取爪51A及び第2苗取爪51Bの先端側に離反した位置に位置している。この接当部116dが、第1係合部81A及び第2係合部81Bから離反した状態では、第1苗取爪51Aと第2苗取爪51Bとの先端間隔D1は開いている状態である(図7参照)。また、第1押出部124Aが第1苗取爪51Aの先端側に位置し、第2押出部124Bが第2苗取爪51Bの先端側に位置している(図7参照)。
出部124Bが根鉢2aと干渉しない位置に移動する。また、押圧部材116が揺動部材111と一体揺動することで、接当部116dが第1係合部81A及び第2係合部81Bを押圧する。図8に示すように、接当部116dが第1係合部81A及び第2係合部81Bを押圧すると、第1付勢部材83の付勢力に抗して、第1苗取爪51A及び第2苗取爪51Bが先端間隔D1を縮める方向に回転する。したがって、押圧部材116(接当部116d)は、第1苗取爪51A及び第2苗取爪51Bが根鉢2aを突き刺す際に、第1係合部81A及び第2係合部81Bを押圧して第1苗取爪51A及び第2苗取爪51Bの先端間隔を縮める。これにより、第1爪取付部74A及び第2爪取付部74Bの先端側で根鉢2a内部の土を挟持し、根鉢2aを確実に保持する。
図12に示すように、さらに入力軸102が回転することにより、カムフォロア113が作用部108bで押圧された状態で、爪支持体71が姿勢変更されて苗2が爪移動軌跡K2の下端へと移動する。
また、第1係合部81Aを、第1爪取付部74Aから第2爪取付部74Bに向けて延出すると共に、第2係合部81Bを、第2爪取付部74Bから第1爪取付部74Aに向けて延出することにより構造の簡素化を図ることができる。
また、ストッパ75と、第1調整部材85Aと、第2調整部材85Bとを設けることにより、第1苗取爪51Aと第2苗取爪51Bの先端間隔D1を変更することができる。ま
た、第1苗取爪51A及び第2苗取爪51Bの先端側を閉じる部材と、第1苗取爪51Aと第2苗取爪51Bの先端間隔D1を変更する部材が、別部材であるので、閉じ量に関係なく、第1苗取爪51Aと第2苗取爪51Bの開き量の調整をすることができる。
操向ハンドル7は、パイプ材によって形成され、第1杆部134Aと、第2杆部134Bと、第3杆部134Cとを有する。第1杆部134Aは、第2杆部134Bの左方に間隔をおいて配置されている。第3杆部134Cは、第1杆部134Aと第2杆部134Bの後端同士を連結している。第1杆部134Aと第2杆部134Bの前部は前方に行くに従って下方に移行する傾斜状とされている。第1杆部134Aと第2杆部134Bの後部は前後方向に沿っている。第1杆部134Aの前部は、第1フレーム材131Aの後側部分に連結されている。第2杆部134Bの前部は、第2フレーム材131Bの後側部分に連結されている。
操向ハンドル7には、複数の操作レバー136,137が支持されている。複数の操作レバー136,137は、第1操作レバー136と、第2操作レバー137とを含む。
図14、図16に示すように、苗載せ台46は、機体9の後部で且つ操向ハンドル7の前側近傍に設けられている。支持フレーム5の後部(機体9の後部)には、苗載せ台46を支持する台フレーム138が設けられている。台フレーム138は、機体幅方向に移動可能に支持するフレームである。台フレーム138は、左フレーム139Lと、右フレーム139Rと、上連結フレーム140と、下連結フレーム141とを有する。上連結フレーム140は、左フレーム139Lと右フレーム139Rとの上部同士を連結している。下連結フレーム141は、左フレーム139Lと右フレーム139Rとの下部同士を連結している。
図1及び図14に示すように、支持フレーム5(機体9)の後部には、トレイ載置部材143が設けられている。トレイ載置部材143は、載置位置E1と、スタンド位置E2と、収納位置E3とに位置変更可能である。載置位置E1は、空のトレイT1を載置する位置である。スタンド位置E2は、移植機1の不使用時に機体9の後部を支持する位置である。したがって、トレイ載置部材143は、後部のスタンドとして兼用されている。収納位置E3は、移植機1の移動時など、苗2の植付作業をせず且つトレイ載置部材143をスタンドとして使用しない場合の位置である。
つ操向ハンドル7の下方に配置されている。トレイ載置部材143は、載置位置E1では、略水平状とされていて、操向ハンドル7との間に間隔が設けられている。図15に示すように、トレイ載置部材143は、操向ハンドル7の機体幅方向の幅内で且つ第1杆部134Aと第2杆部134Bの間の中央部に位置している。また、トレイ載置部材143は、連結材133に取り付けられている。
本体部146は、パイプ材により形成され、第1部位150Aと、第2部位150Bと、第3部位150Cと、第4部位150Dとを有する。第1部位150Aは、第2部位150Bの左方に間隔をおいて配置されている。第3部位150Cは、第1部位150Aと第2部位150Bの一端部同士を連結している。第4部位150Dは、第1部位150Aと第2部位150Bの中途部同士を連結している。
図18、図19に示すように、位置決め機構163は、固定板164と、係止板165と、付勢部材166(第3付勢部材という)とを有する。位置決め機構163は、第2部
位150Bの右側に設けられている。
支持ブラケット172は、板材からなり、上連結フレーム140に固定されている。支持ブラケット172は、枢支部176Aと、規制部176Bと、第1掛止壁部176Cとを有する。
している。
本実施形態では、機体9の後部で且つ操向ハンドル7の前側に設けられた苗載せ台46を有し、空のトレイT1を載置するトレイ載置部材143を操向ハンドル7の下方に設けている。これにより、空のトレイT1をトレイ載置部材143に載置する作業の簡素化を図ることができる。また、トレイ載置部材143を載置位置と、スタンド位置とに位置変更可能とすることにより、トレイ載置部材143をスタンドに兼用することができる。この部材の兼用化によりコスト低減を図ることができる。
また、苗載せ台46の下方に、トレイ載置部材143上に載置した空のトレイT1を押さえるトレイ押さえ173を設けることにより、トレイ載置部材143上の空のトレイT1を安定に保持することができる。
図21、図22、図23に示すように、第1操作レバー136は、操向ハンドル7の第1杆部134Aの右側方で且つ近傍に配置されている。第1操作レバー136は、第1杆部134Aに支持されている。第1操作レバー136は、走行装置10への動力を切断する主クラッチの操作部材と、走行装置10を制動するブレーキの操作部材とを兼用した操作レバーである。すなわち、第1操作レバー136は、左走行機構6L及び右走行機構6Rのクローラ走行体18L,18Rへの動力を切断すると共にクローラ走行体18L,18Rを制動する。
96の上部の後部側には、係合ピン202が設けられている。係合ピン202は、機体幅方向の軸心を有し、右方に突出状とされている。
図23に示すように、クラッチリンク207の他端側(前端側)には、クラッチワイヤ208が連結されている。クラッチワイヤ208は、ボーデンワイヤで構成され、インナーワイヤ208aとアウターワイヤ208bとを有する。クラッチワイヤ208のインナーワイヤ208aの一端側は、連結部材209を介してクラッチリンク207の他端側に連結されている。クラッチワイヤ208のインナーワイヤ208aの他端側は、主クラッチ210を入り切り操作する(主クラッチ210を接続及び切断する)クラッチレバー211に連結されている。クラッチレバー211には、主クラッチ210を操作するレリーズフォーク212が設けられている。
ー136の後方への揺動が許容される。第1操作レバー136をブレーキ切り位置H3からブレーキ入り位置H4に操作すると、クラッチ切り状態を維持した状態で、ブレーキ194が作動され、クローラ走行体18L,18Rが制動される。第1操作レバー136をブレーキ入り位置H4から係止位置H5に操作すると、クラッチ切り且つブレーキ入り状態で、第1操作レバー136を保持することができる。
H4に操作する際に、係合部材205が解除部198上を前方に移動する。係合部材205がこの解除部198上に位置する状態のときには、付勢力F1は第1操作レバー136を揺動させる方向には働かない。すなわち、揺動リンク203は、押圧部材196の押圧力が作用しない状態となる。また、ブレーキ入り位置H4では、係合ピン202は、第2溝部218bの後端に位置する。
また、解除部198の保持部位199に係合部材205が嵌る凹部200を形成することにより、第1操作レバー136をクラッチ切り位置H2にしたときに手応えがあり、第1操作レバー136の保持位置を作業者が容易に認識することができる。
図29、図30、図31に示すように、第2操作レバー137は、操向ハンドル7の第2杆部134Bの左側方で且つ近傍に配置されている。第2操作レバー137は、第2杆部134Bに支持されている。第2操作レバー137は、昇降バルブ61を操作して機体9を昇降させる操作レバーであると共に、移植装置4への動力伝達を断続させる操作レバーである。
)が固定されている。第2取付筒228は、機体幅方向の軸心を有する揺動支軸229(第2揺動支軸という)に軸心回りに回転自在に外嵌されている。第2揺動支軸229は、第2杆部134Bに固定された右取付部材230に取り付けられている。したがって、第2操作レバー137は、前後方向にも揺動可能とされている。
植付位置M1、固定位置M2、下げ位置M3、第1上げ位置M4では、第1連結ピン236と第2連結ピン237とを結ぶ連結線Y1が、第2レバー軸227の上方に位置している(図30参照)。これによって、植付位置M1、固定位置M2、下げ位置M3、第1上げ位置M4の各位置において、付勢力F3は、第2操作レバー137を、前方に揺動する方向に付勢している。また、植付位置M1、固定位置M2、下げ位置M3、第1上げ位置M4の各位置において、第2操作レバー137が第2レバー溝239の縁部に接当することにより、各位置に保持される。
31によって、付勢力F3が切り換えられる。
そこで、本実施形態では、機体9が所定位置(例えば、最上昇位置又は最上昇位置の近傍)に上昇したときに、昇降シリンダ36に係合する復帰機構241が設けられている。この復帰機構241は、機体9を上昇させているときにおいて、機体9が所定位置に上昇したときに、昇降シリンダ36に係合に係合することにより、第2操作レバー137を第2上げ位置M5から固定位置M2に自動で位置変更させる。
作動部材242は、昇降シリンダ36の近傍であって、架台13の後部の右側外側面に設けられている。架台13の後部の右側外側面には、固定板245がボルトによって取り付けられている。この固定板245の前上部に機体幅方向の軸心を有する枢軸246が設けられている。作動部材242には、筒ボス247が固定されている。筒ボス247は、枢軸246に軸心回りに回転自在に外嵌されている。これにより、作動部材242が、枢軸246回りに前後揺動自在とされている。
戻しバネ243は、引張りコイルバネによって構成されている。戻しバネ243の一端は、バネ掛け壁250に引っ掛けられている。戻しバネ243の他端は、係止壁252に引っ掛けられている。この戻しバネ243は、当接部248を前方に揺動させる方向に作動部材242を付勢している。また、回止め部249が係止壁252に前側から接当することにより、戻しバネ243による作動部材242の回転が規制されている。
回りに回転自在に連結されている。復帰ワイヤ244のアウターワイヤ244bの一端は、係止壁252に取り付けられている。復帰ワイヤ244のインナーワイヤ244aの他端は、バネ部材256を介して第2操作レバー137に連結されている。復帰ワイヤ244のアウターワイヤ244bの他端は、第2フレーム材131Bに取り付けられている。
また、第2操作レバー137と、第2操作レバー137の操作力を昇降バルブ61に伝える昇降ワイヤ232との間に設けられたリンク機構231であって、第2操作レバー137が固定位置M2に位置するときに昇降ワイヤ232に作用する付勢力によって第2操作レバー137が固定位置M2に保持され、第2操作レバー137が第2上げ位置M5に位置するときに付勢力によって第2操作レバー137が第2上げ位置M5に保持されるように付勢力を切り換えるリンク機構231を備えた移植機1に復帰機構241を設けている。これにより、復帰機構241を簡単な構造で構成することができる。
この他の例の苗取出し装置47については、前述した苗取出し装置47と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略し、異なる点を説明する。
この他の例の苗取出し装置47にあっては、第1係合部261A及び第2係合部261Bは、ローラ(ベアリングローラ)によって構成されている。また、押圧部材262は、板バネによって形成されている。
押圧部材262は、第1爪取付部74Aと、第2爪取付部74Bとの間に設けられている。押圧部材262は、第1弾性片266Aと、第2弾性片266Bと、第1固定片267Aと、第2固定片267Bと、第1接続部269Aと、第2接続部269Bと、第3接続部270と、第1取付片268Aと、第2取付片268Bとを含む。
て第1固定片267Aに片持ち支持されている。これによって、第1弾性片266Aは、弾性変形可能とされている。第2接続部269Bは、円弧状(湾曲状)に形成され、第2係合解除部265Bと、第2固定片267Bとを接続している。第2弾性片266Bは、第2接続部269Bを介して第2固定片267Bに片持ち支持されている。これによって、第2弾性片266Bは、弾性変形可能とされている。
なお、図例では、押圧部材262は、一枚のバネ板を折曲することにより構成されているが、押圧部材262を、第1弾性片266A、第1固定片267A及び第1取付片268Aを有するバネ板と、第1弾性片266A、第1固定片267A及び第1取付片268Aを有するバネ板とから構成してもよい。
第1係合部263A及び第2係合部263Bをローラによって構成することにより、押圧部材262が第1係合部263A及び第2係合部263Bに円滑に接当する。これによって、第1係合部263A、第2係合部263B及び押圧部材262の摩耗を少なくすることができる。
2a 根鉢
51A 第1苗取爪
51B 第2苗取爪
71 爪支持体
72 ベース部材
74A 第1爪取付部
74B 第2爪取付部
75 ストッパ
81A 第1係合部
81B 第2係合部
83 付勢部材(第1付勢部材)
85A 第1調整部材
85B 第2調整部材
116 押圧部材
261A 第1係合部
261B 第2係合部
262 押圧部材
T1 トレイ
Claims (5)
- 苗を収容したトレイに対して進退する爪支持体と、
前記爪支持体に枢支された第1苗取爪と、
前記爪支持体に枢支され且つ前記第1苗取爪と並設されていて前記第1苗取爪と共に前記トレイに向けて移動可能な第2苗取爪と、
前記第1苗取爪と前記第2苗取爪との先端間隔を広げる方向に前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪を付勢する付勢部材と、
前記第1苗取爪と一体回転する第1係合部と、
前記第2苗取爪と一体回転する第2係合部と、
前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪が前記トレイに向けて移動する際に、前記第1係合部及び前記第2係合部を押圧して前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪の先端間隔を縮める押圧部材であって、バネ部材で形成された押圧部材と、
を備えた苗取出し装置。 - 前記爪支持体は、ベース部材と、前記ベース部材に枢支されていて前記第1苗取爪が取り付けられた第1爪取付部と、前記ベース部材に枢支されていて前記第2苗取爪が取り付けられた第2爪取付部とを有し、
前記第1係合部は、前記第1爪取付部から前記第2爪取付部に向けて延出され、
前記第2係合部は、前記第2爪取付部から前記第1爪取付部に向けて延出され、
前記押圧部材は、前記第1係合部と前記第2係合部とに接当することで前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪の先端間隔を縮める接当部を有する請求項1に記載の苗取出し装置。 - 前記第1係合部と第2係合部とは、オーバーラップしている請求項2に記載の苗取出し装置。
- 前記爪支持体は、ベース部材と、前記ベース部材に枢支されていて前記第1苗取爪が取り付けられた第1爪取付部と、前記ベース部材に枢支されていて前記第2苗取爪が取り付けられた第2爪取付部とを有し、
前記第1係合部は、前記第1爪取付部に回転自在に支持されたローラであり、
前記第2係合部は、前記第2爪取付部に回転自在に支持されたローラであり、
前記押圧部材は、前記第1苗取爪及び前記第2苗取爪の先端間隔を縮めるべく、前記第1係合部に接当する第1係合押部及び前記第2係合部に接当する第2係合押部を有する請求項1に記載の苗取出し装置。 - 前記爪支持体は、ベース部材と、前記ベース部材に枢支されていて前記第1苗取爪が取り付けられた第1爪取付部と、前記ベース部材に枢支されていて前記第2苗取爪が取り付けられた第2爪取付部と、前記ベース部材に設けられたストッパと、前記第1爪取付部に設けられていて前記ストッパに接当可能で且つ前記ストッパに対して進退可能な第1調整部材と、前記第2爪取付部に設けられていて前記ストッパに接当可能で且つ前記ストッパに対して進退可能な第2調整部材とを有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の苗取出し装置。
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