JP2017112688A - モータ制御装置、これを備える空気清浄機、イオン混合装置、送風機及び加湿装置、モータ制御方法並びにモータ制御用プログラム - Google Patents

モータ制御装置、これを備える空気清浄機、イオン混合装置、送風機及び加湿装置、モータ制御方法並びにモータ制御用プログラム Download PDF

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悦三 足立
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Abstract

【課題】モータの回転数と対象物の移動量との間の関係がずれた場合であっても、正常動作を維持できるモータ制御装置を提供する。【解決手段】対象物を移動させるために用いられるモータを制御するためのモータ制御装置であって、前記モータの検出された回転数に基づいて制御信号を調整することにより前記回転数が目標回転数になるように前記モータを制御する回転数制御手段と、前記目標回転数に対応する前記制御信号が前記目標回転数に対応した所定範囲から外れたならば、外れた方向に対応した所定の方向への前記目標回転数の調整を行う目標回転数調整手段と、を備える。【選択図】図11

Description

本発明は、モータ制御装置、これを備える空気清浄機、イオン混合装置、送風機及び加湿装置、モータ制御方法並びにモータ制御用プログラムに関する。
近年、空気から塵、埃、汚染物質などを除去することができる空気清浄機が家庭用のみならず職場用、業務用としても普及してきている。また、空気にイオンやプラズマクラスタなどを混合するための機能が備えられた空気清浄機も普及してきている。
空気清浄機は、空気が通過する内部空間を備える。内部空間の入口にはフィルタが備わり、内部空間内にはファンが備わる。ファンは、フィルタとファンとの間の空間とフィルタの近傍が負圧になるように回転する。負圧により外部から内部空間に引き込まれる空気に混在している塵、埃などは、フィルタにより除去される。また、出口付近に、イオンやプラズマクラスタなどを空気に混合するための混合装置が備わっているものものある。
また、空気を加湿するための加湿器が家庭用のみならず職場用、業務用としても普及してきている。また、空気にイオンやプラズマクラスタなどを混合するための機能が備えられた加湿器も普及してきている。
加湿器は、空気が通過する内部空間を備える。内部空間の入口にはフィルタが備わり、内部空間内にはファンが備わる。ファンは、フィルタとファンとの間の空間とフィルタの近傍が負圧になるように回転する。負圧により外部から内部空間に引き込まれる空気に混在している塵、埃などは、フィルタにより除去される。また、出口付近に、イオンやプラズマクラスタなどを空気に混合するための混合装置が備わっているものものある。更に、加湿器においては、内部空間を通過する空気を加湿するための含水したフィルタを備える。
更に、送風のための送風機が家庭用のみならず職場用、業務用としても普及してきている。また、空気にイオンやプラズマクラスタなどを混合するための機能が備えられた送風機も普及してきている。
送風機は、空気が通過する内部空間を備える。内部空間内にはファンが備わる。ファンは、ファン前方が負圧になるように回転する。また、出口付近に、イオンやプラズマクラスタなどを空気に混合するための混合装置が備わっているものものある。ファンの前方には、負圧に影響を与える構造が備わる。
このような空気清浄機などにおいては、指示された風量を一定に保つための機能が備わるのが通常である。風量は、風速と空気圧力又は空気密度に依存するものであるので、風量を一定に保つためには、これらを把握し、制御する必要がある。
ところで、特許文献1には、ブラシレスDCモータを搭載した遠心型送風機と、交流電源を全波整流する整流手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記ブラシレスDCモータの磁石回転子の磁極位置を検出する磁極位置検出手段と、この磁極位置検出手段の信号を基に、前記インバータ回路を介して前記ブラシレスDCモータの複数の駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁極位置検出手段の信号出力から前記ブラシレスDCモータの運転回転数を検出する回転数検出手段と、前記遠心型送風機の運転風量を指示する風量指示手段とを備え、前記インバータ回路に供給される電流と前記回転数検出手段にて検出した回転数を利用して前記風量指示手段で指示された風量で一定運転する送風装置であって、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段とを設け、この電流値指示手段によって前記ブラシレスDCモータの運転回転数を可変制御して風量一定制御することを特徴とする送風装置が開示されている。
特開2007−100574号公報
特許文献1に開示されている発明では、モータへの供給電流とモータの回転数を検出し、これらに基づいて、指示された運転風量を送るために、電流を制御するようなフィードバック制御が行われるものの、フィルタの目詰まりを特に考慮しておらず、また、フィルタが外された場合も特に考慮していない。従って、この制御だけでは、フィルタが目詰まりすれば、目的の運転風量を得ることができるとは限らず、フィルタが外されれば、モータが異常発熱してしまうおそれがある。
つまり、モータの回転数と風量(つまり、対象物である空気の移動量)との間の関係がずれた場合に、正常動作を維持することができなくなってしまう。
一定の風量を実現するために、モータ回転数が一定となるようにモータパワーを制御するような方法を用いてしまうと次のような問題が生じる。
ファン周辺の気密性が変化すると、同一のモータ回転数に対する風量に変化が生じるので、モータ回転数とモータパワーとの関係も変化する。フィルタ目詰まりで気密性が高まった場合、目詰まりがない場合(図1参照)と比較すると、同一のモータ回転数に対しては風量が小さくなる(図3参照)ので同じ風量を維持するためにはモータ回転数を上げる必要がある。もしも、モータ回転数を上げない場合には風量不足になり意図した空気清浄性能を発揮できなくなる。
逆に、フィルタ付け忘れで気密性が低下した場合、フィルタ付け忘れがない場合(図1参照)と比較すると、同一のモータ回転数に対しては風量が増加する(図2参照)のでモータ負荷も増大する。制御上はモータ回転数を一定に維持するためにモータパワーを上げるので回転数は保持されるが、パワー上昇に伴いモータの発熱が大きくなる。もしも、回転数を下げないとモータの発熱のため温度上昇が過剰になり最悪の場合モータ破損の問題が発生する。
また、モータの回転数を一定に保つのではなく、風量を一定に保つように直接的に風量を検知しようとすると、専用のセンサを搭載する必要がありコストが増加するという問題がある。
そこで、本発明は、モータの回転数と対象物の移動量との間の関係がずれた場合であっても、正常動作を維持できるモータ制御装置、これを備える空気清浄機、イオン混合装置、送風機及び加湿装置、モータ制御方法並びにモータ制御用プログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、対象物を移動させるために用いられるモータを制御するためのモータ制御装置であって、前記モータの検出された回転数に基づいて制御信号を調整することにより前記回転数が目標回転数になるように前記モータを制御する回転数制御手段と、前記目標回転数に対応する前記制御信号が前記目標回転数に対応した所定範囲から外れたならば、外れた方向に対応した所定の方向への前記目標回転数の調整を行う目標回転数調整手段と、を備えることを特徴とするモータ制御装置が提供される。
また、本発明によれば、上記のモータ制御装置と、該モータ制御装置により制御される前記モータと、を備えることを特徴とする送風機が提供される。
更に、本発明によれば、上記のモータ制御装置と、該モータ制御装置により制御される前記モータと、前記モータにより移動する対象物としての空気を清浄するためのフィルタと、を備えることを特徴とする空気清浄機が提供される。
更に、本発明によれば、上記のモータ制御装置と、該モータ制御装置により制御される前記モータと、前記モータにより移動する前記空気にイオンを混合させるためのイオン混合手段と、を備えることを特徴とするイオン混合装置が提供される。
更に、本発明によれば、上記のモータ制御装置と、該モータ制御装置により制御される前記モータと、前記モータにより移動する対象物としての空気を加湿するためのフィルタと、を備えることを特徴とする加湿装置が提供される。
更に、本発明によれば、対象物を移動させるために用いられるモータを制御するためのモータ制御方法であって、前記モータの検出された回転数に基づいて制御信号を調整することにより前記回転数が目標回転数になるように前記モータを制御する回転数制御ステップと、前記目標回転数に対応する前記制御信号が前記目標回転数に対応した所定範囲から外れたならば、外れた方向に対応した所定の方向への前記目標回転数の調整を行う目標回転数調整ステップと、を有することを特徴とするモータ制御方法が提供される。
更に、本発明によれば、対象物を移動させるために用いられるモータを制御するためのモータ制御装置であって、前記モータの検出された回転数に基づいて制御信号を調整することにより前記回転数が目標回転数になるように前記モータを制御する回転数制御手段と、前記目標回転数に対応する前記制御信号が前記目標回転数に対応した所定範囲から外れたならば、外れた方向に対応した所定の方向への前記目標回転数の調整を行う目標回転数調整手段と、を備えることを特徴とするモータ制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、モータの回転数と対象物の移動量との間の関係がずれた場合であっても、正常動作を維持できる。
空気清浄機の正常時の風量を模式的に示す図である。 空気清浄機のフィルタがない時の風量を模式的に示す図である。 空気清浄機のフィルタが目詰まりしている時の風量を模式的に示す図である。 本発明の実施形態による空気清浄機の内部構成を示す断面図である。 図4に示す送風用ファン及びモータなどを示す斜視図である。 本発明の実施形態による空気清浄機による室内における送風経路を模式的に示す図である。 本発明の実施形態による空気清浄機の全体の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態による風量・目標回転数対応テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態による回転数差・フィードバック値対応テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態による目標回転数・制御信号対応テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態による制御部の内部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態による制御部により行われるモータ制御方法を説明するためのフローチャートである。 高負荷時において本発明の実施形態による制御部によりモータ制御方法が行われた場合の目標回転数、実際の回転数及び制御信号の時間的変化を説明するためのグラフである。 高負荷時において本発明の実施形態による制御部によりモータ制御方法が行われない場合の目標回転数、実際の回転数及び制御信号の時間的変化を説明するためのグラフである。 通常負荷時において本発明の実施形態による制御部によりモータ制御方法が行われた場合の目標回転数、実際の回転数及び制御信号の時間的変化を説明するためのグラフである。 モータの目標回転数と各種の速度制御電圧との関係を示すグラフである。 モータの目標回転数と各種の速度制御電圧との関係を示すグラフであって、高負荷時における本発明の実施形態によるモータ制御方法を説明するためのものである。 モータの目標回転数と各種の速度制御電圧との関係を示すグラフであって、特に、高負荷の程度と目標回転数との関係を説明するためのものである。 モータの目標回転数と各種の速度制御電圧との関係を示すグラフであって、低負荷時における下限の速度制御電圧を直線で近似して示すものである。 モータの目標回転数と各種の速度制御電圧との関係を示すグラフであって、低負荷時における本発明の実施形態によるモータ制御方法を説明するためのものである。 モータの目標回転数と各種の速度制御電圧との関係を示すグラフであって、低負荷時における下限の速度制御電圧を曲線で示すものである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る空気清浄機について、詳細な説明をする。
[第1の実施形態]
図4は、本実施形態による空気清浄機の側方断面図である。図5は、本発明の実施形態による空気清浄機の送風用ファン、モータ、通風路などを表す分解斜視図である。図6は、本発明の実施形態による空気清浄機が室内に置かれている様子を示す概念図である。
図4、図5及び図6を参照すると、空気清浄機101の内部には、吸込口103から吹出口105までの間に通風路107が形成される。
通風路107の中途には、送風用ファン109が配置される。送風用ファン109は、モータ111により回転駆動される。
吸入口103付近には、複数のフィルタ113が配置される。複数のフィルタ113は、例えば、塵と埃を捕獲し、更に、抗菌、防カビの機能も有するホコリブロックプレフィルタ、臭いと有害ガスを低減する脱臭フィルタ、花粉と微小な粒子を捕獲する静電HEPAフィルタなどを含む。
吹出口105付近には、イオン発生器115が配置される。
矢印Aで示すように、モータ111により送風用ファン109が回転することにより、空気清浄機101の後部付近の空気が吸入口103から吸い込まれる。吸い込まれた空気は、複数のフィルタ113を通過することにより清浄化される。清浄化された空気は、送風用109を通過して、イオン発生器115を通過する際に、イオンが混合され、吹出口105から吹き出される。その後、空気は、図6に矢印Bで示すように、室内を循環して、再度、空気清浄機101の吸入口103に吸い込まれる。
このようにして、空気清浄機により室内の空気は清浄化され、また、イオンが混入される。
図7は、モータ111を制御するための構成を示す機能ブロック図である。
図7を参照すると、モータ111は、モータブロック113に含まれる。モータブロック113は、モータ111の他に、モータ111と外部の回路との間に介在するモータインターフェース117を備える。
モータ111には、モータ電源119が供給される。モータインターフェース117には、モータインターフェース電源125が供給される。
モータインターフェース117は、制御信号123を入力し、これに従ってモータ駆動信号131をモータ111に供給する。また、モータインターフェース117は、モータ111から出力されるパルス信号133などによりモータ111の回転数を検出し、この回転数を示す回転数信号135を出力する。
制御部127は、モータインターフェース117を介して、モータ111の回転数などを制御するものであり、モータインターフェース117に、制御信号123を出力し、また、モータインターフェース117から回転数信号135を入力する。なお、制御部127は、外部インターフェース129などからの指示に従って、モータ111の回転数などを制御してもよい。
制御部127は、CPU127−1、メモリ127−3を備える。CPU127−1が、メモリ127−3に格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、制御部127の機能が具現化される。また、メモリ127−3には図8、図9及び図10にそれぞれ示すような風量・目標回転数対応テーブル127−5、回転数差・フィードバック値対応テーブル127−7及び目標回転数・制御信号対応テーブル127−9が格納される。CPU127−1は、プログラムの実行時にこれらのテーブルにアクセスする。但し、風量・目標回転数対応テーブル127−5、回転数差・フィードバック値対応テーブル127−7及び目標回転数・制御信号対応テーブル127−9を制御部127の外部に用意しておき、CPU127−1は、このようなテーブルにアクセスするようにしてもよい。更に、CPU127−1は、プログラムの実行時にメモリ127−3にデータ用領域を設け、そこにアクセスしてもよい。
制御部127の機能ブロック図を示す図11を参照すると、制御部127は、前述した風量・目標回転数対応テーブル127−5、回転数差・フィードバック値対応テーブル127−7及び目標回転数・制御信号対応テーブル127−9の他に、回転数制御部401、目標回転数調整部403及び制御信号制御部405を備える。
回転数制御部401は、回転数信号135により表されるモータの回転数が目標回転数調整部403から得られる目標回転数となるように、回転数差・フィードバック値対応テーブル127−7を参照しつつ、調整前制御信号の値を決めてから、調整前制御信号を出力する。
目標回転数調整部403は、最初は、風量・目標回転数対応テーブル127−5が、外部から入力した目標風量に対応して出力する初期目標回転数をそのまま目標回転数として出力する。動作中は、目標回転数・制御信号対応テーブル127−9を参照することにより、制御信号123の値が、現在の目標回転数に対応する制御信号123の上限値と下限値とにより定まる範囲に入っているか否かを判断し、入っていなければ、目標回転数を調整する。具体的には、制御信号123の値が上限値を超えたならば、目標回転数を下げ、それとは逆に、制御信号123の値が下限値を下回ったならば、目標回転数を上げる。
制御信号制御部405は、目標回転数調整部403が目標回転数を調整したならば、それと同時に、制御信号123も調整する。すなわち、目標回転数・制御信号対応テーブル127−9を参照することにより、制御信号123の値を、調整後の目標回転数に対応する標準値となるように調整する。
次に、制御部127により行われるモータ111の回転数の制御について詳細な説明をする。
まず、回転数の制御の基本的な動作を図12を参照して説明する。
まず、所定の目標回転数を設定する(ステップS201)。ここで、所定の目標回転数としては、標準的な負荷状況下において目的の風量を実現するために必要となるファン回転数が設定される。テーブル127−5(図8)は必要となる複数の風量にそれぞれ対応した複数の目標回転数を記憶している。予め標準的な負荷状況下にてファン回転数と風量との関係を測定し、これに基づいて必要となる複数の風量にそれぞれ対応した複数の目標回転数を決定しておく。これらを、テーブル127−5が記憶している。ここで標準的な負荷状況とは、風路や気密性、フィルタの目詰り状態、気温や湿度などのモータ負荷に影響する各要素が想定する機器の利用環境の範囲内であることを意味する。
次に、モータインターフェース117から入力する回転数信号135に基づいて、モータ111の回転数を検出する(ステップS203)。一般的には安定して回転数の検知を行うために、一定時間中の回転数検知信号入力の平均値を利用する。
次に、ステップS203で検出したモータ111の回転数を、現在設定されている目標回転数にするためのフィードバック制御を行うための制御信号123の値を決める(ステップS205)。具体的には、ステップS203で検出したモータ111の回転数と現在設定されている目標回転数との差分などに基づいて、制御信号123の値を決める。このフィードバック制御を行うことにより、モータ111の負荷状態が多少変化しても、安定して目標回転数を維持することができる。
次に、直近のステップS205で決めた制御信号123の値が現在設定されている目標回転数に対応した所定範囲に収まっているか否かを判断する(ステップS207)。ここで、当該判断が否定的であることは、現在設定されている目標回転数に対応する現在の制御信号123が目標回転数に対応した所定範囲から外れていることを示している。また、当該判断が否定的であることは、現在設定されている目標回転数に対応する将来の制御信号123(これは、直近のステップS205で設定した現在の制御信号123とは一般には異なるが、同一又は近似している場合もある。)が目標回転数に対応した所定範囲から外れる見込みであることを示している場合もある。
また、これは、テーブル127−5に記憶している本来意図したモータの回転数と風量の関係と比較して、実際のモータの回転数と風量の関係が負荷などの影響によりずれていることを示している。
更に説明をすると、制御信号123とは制御部127からモータインターフェース117へ出力される信号であり、モータパワーを指示する値を持つ。ここで、制御信号123の上限値は、上記の標準的な負荷状況範囲で最大の負荷が生じる環境において目標回転数を得るために必要となる出力値を意味している。つまり、最大のモータパワーに対応した制御信号123を用いても目標回転数に到達しない場合は、負荷が標準的な範囲を超えていることを意味する。
逆に、制御信号123の下限値は、上記の標準的な負荷状況範囲で最小の負荷が生じる環境において目標回転数を得るために必要となる出力値を意味している。つまり、最小のモータパワーに対応した制御信号123を用いても目標回転数を上回る場合は、負荷が標準的な範囲よりも小さいことを意味する。
また、制御信号123の標準値は、上記の標準的な負荷状況範囲において中程度の負荷が生じる環境において目標回転数を得るために必要となる出力値を意味している。つまり、標準的な負荷状況を前提とした場合には、目標回転数を得るためには制御信号123の出力値を出力すれば良い。
直近のステップS205で調整した制御信号123が現在設定されている目標回転数に対応した所定範囲の上限値を超えることがステップS207でテーブル127−9を参照することにより判断されたならば、現在設定されている目標回転数をそれよりも低い目標回転数に更新する(ステップS209)。目標回転数を更新したことに伴い、テーブル127−9の使用する行も更新する。更新した行を参照することにより更新後の目標回転数に対応する制御信号123の標準値を取得し、この標準値を制御信号123の値として設定する。
直近のステップS205で調整した制御信号123が現在設定されている目標回転数に対応した所定範囲の下限値を下回ることがステップS207でテーブル127−9を参照することにより判断されたならば、現在設定されている目標回転数をそれよりも高い目標回転数に更新する(ステップS211)。目標回転数を更新したことに伴い、テーブル127−9の使用する行も更新する。更新した行を参照することにより更新後の目標回転数に対応する制御信号123の標準値を取得し、この標準値を制御信号123の値として設定する。
直近のステップS205で調整した制御信号123が現在設定されている目標回転数に対応した所定範囲に収まっていることがステップS207でテーブル127−9を参照することにより判断されたならば、現在設定されている目標回転数をそのまま維持する(ステップS213)。
ステップS209、S211又はS213からは、ステップS203に戻る。こうして、ステップS203からステップS209、S211又はS213までの処理を繰り返す。
次に、ステップS205での制御信号123の調整の一例について説明をする。図9に示すようなテーブル127−7を予め制御部127内のメモリ127−3又は制御部127の外部に用意しておく。このテーブル127−7は、検出したモータ111の回転数と現在設定されている目標回転数との差分と、制御信号123の調整幅との対応関係を示すものである。ステップS205では、このテーブルに基づいて制御信号123を調整する。
例えば、差分がゼロであれば、制御信号123の値をそのまま維持する。また、差分がプラス10であれば、制御信号123の値をマイナス5だけ変化させる。差分がプラス20であれば、制御信号123をマイナス10だけ変化させる。差分がマイナス10であれば、制御信号123をプラス5だけ変化させる。差分がマイナス20であれば、制御信号123をプラス10だけ変化させる。
次に、ステップS207、S209、S211及びS213にて行われる目標回転数の更新の一例について説明をする。図10に示すようなテーブル127−9を予め制御部127内のメモリ127−3又は外部に用意しておく。このテーブル127−9は、目標回転数と制御信号123の範囲などとの対応関係を示すものである。図10の例では、目標回転数120には、制御信号123の上限値160、制御信号123の標準値140及び制御信号123の下限値30が対応する。また、目標回転数100には、制御信号123の上限値140、制御信号123の標準値100及び制御信号123の下限値40が対応する。目標回転数80には、制御信号123の上限値120、制御信号123の標準値60及び制御信号123の下限値50が対応する。
例えば、現在の目標回転数が100であり、ステップS205で更新された制御信号123の値が40から140の範囲に収まれば、ステップS207からは、S213に進み、目標回転数は更新されない。
また、現在の目標回転数が100であり、ステップS205で更新された制御信号123の値が140を超えれば、ステップS207からは、S209に進み、目標回転数はそれよりも低い値に更新される。直近の低い値に更新するというルールがあるならば、目標回転数を80に更新する。
更に、現在の目標回転数が100であり、ステップS205で更新された制御信号123の値が40を下回れば、ステップS207からは、S211に進み、目標回転数はそれよりも高い値に更新される。直近の高い値に更新するというルールがあるならば、目標回転数を120に更新する。
図13は、図12に示すような制御を行った場合の動作の一例を示すグラフである。横軸は時間、縦軸は、モータの回転数を示す。図13には、モータ111の目標回転数301、モータ111の実際の回転数303及び制御信号123の波形305を示す。
時刻t1において、制御部127によるモータ111の駆動が開始されると、これにより空気清浄機101による送風が開始される。
時刻t1から時刻t2までは、例えば、目標回転数を100としてステップS203からステップS213までの動作が繰り返される。この繰り返しの間は、ステップS207では、直近のステップS205で決めた制御信号123の値が現在設定されている目標回転数100に対応した所定範囲に収まっていると判断される。
時刻t2の頃に行われるステップS207では、直近のステップS205で決めた制御信号123の値が現在設定されている目標回転数100に対応した所定範囲を超えていると判断される。そして、ステップS209に進み、ここで、例えば、目標回転数が80に更新される。更に、制御信号123の値が、目標回転数80に対応した標準値である60に更新される。
時刻t2から時刻t3までは、目標回転数を80としてステップS203からステップS213までの動作が繰り返される。この繰り返しの間は、ステップS207では、直近のステップS205で決めた制御信号123が現在設定されている目標回転数80に対応した所定範囲に収まっていると判断される。
時刻t3の頃に行われるステップS207では、直近のステップS205で決めた制御信号123の値が現在設定されている目標回転数80に対応した所定範囲を超えていると判断される。そして、ステップS209に進み、ここで、例えば、目標回転数が60に更新される。更に、制御信号123の値が、目標回転数60に対応した標準値である値(例えば40)に更新される。
以下同様なことが繰り返される。
そして、時刻tn以降では、ステップS207で、直近のステップS205で決めた制御信号123の値が現在設定されている目標回転数に対応した所定範囲に収まっているという状態が継続するようになる。
図13は、フィルタ113を付け忘れた場合の例である。この例では、制御信号123の不連続点においては、制御信号123の値はステップ状に減少する。これに対して、フィルタ113が詰まった場合は、フィルタ113を付け忘れた場合とは逆に、制御信号123の不連続においては、制御信号123はステップ状に増加する(図示せず)。
参考までに、フィルタ113を付け忘れた状態で本実施形態による目標回転数に対する制御が行われない場合には、図14に波形305で示すように、制御信号123のレベルが非常に高くなってしまう。このような場合には、モータ111が異常発熱するおそれがある。
なお、フィルタ113を付け忘れず、フィルタ113が目詰まりしていない場合には、本実施形態の制御を行う場合であっても、他に変動要因がない限り、図15に示すように、運転の開始から、ステップS207で、直近のステップS205で決めた制御信号123が現在設定されている目標回転数に対応した所定範囲に収まっているという状態が継続するようになる。従って、図15に示す制御信号123の波形305には、不連続点がない。
次に、目標回転数Nと制御信号123の値との関係について説明をする。なお、制御信号123は、速度制御電圧Vsにより表されるものとして説明をする。
まず、フィルタ113が取り付けられないために、モータ負荷が通常よりも大きい場合を例にとり説明をする。
図16を参照すると、モータ負荷が通常の大きさである場合に、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの間の関係は、直線301で示されるようになるが、モータ負荷が通常よりも大きくなると、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの間の関係は、例えば、直線303で示されるように、左上に移動し、また、傾きが大きくなる。
ところで、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの間の関係が、直線305の左上の領域では、モータ111が異常発熱してしまうおそれがある。そこで、異常発熱を未然に防ぐためには、マージンをとって、直線305よりやや下にある破線307よりも右下の領域に目標回転数Nと速度制御電圧Vsとにより決められる点が存在する必要がある。
フィルタ113が取り付けられていないために、モータ負荷が所定の大きさまで増えてしまい、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの間の関係が、直線303で示されるようなものになってしまったとする。
動作の説明のための図17を参照すると、本実施形態においては、モータ負荷の大きさにかかわらず、運転開始時の目標回転数Nが所定値Xに固定されている。
目標回転数Xに向けて回転数を上げていく制御を行うので、速度制御電圧Vsが徐々に上昇し、ある時点で、破線307を超えてしまう。この時に、図12に示すステップS207において、これが検出される。つまり、速度制御電圧Vsが所定範囲の上限を示す破線307を上回っていることが検出される。ステップS209が実行され、これにより、目標回転数がX’まで下げられる。これに伴って、回転数制御出力の上限値、標準値及び下限値も目標回転数X’に対応したものに更新される。従って、仮に目標回転数Xを設定したままであると、速度制御電圧Vsが直線303に達してしまうが、これを回避することができる。
同様にして、更新後の目標回転数X’に向けて回転数を上げていく制御を行うので、速度制御電圧Vsが徐々に上昇し、ある時点で、破線307を超えてしまう。この時にも、図12に示すステップS207において、これが検出される。ステップS209が実行され、これにより、目標回転数がX’’まで下げられる。従って、仮に目標回転数X’を設定したままであると、速度制御電圧Vsが直線303に達してしまうが、これを回避することができる。
次に、更新後の目標回転数X’’に向けて回転数を上げていく制御を行うので、速度制御電圧Vsが徐々に上昇していくが、破線307を超えないまま、実際の回転数が目標回転数X’’に達する。
従って、モータの回転数を低くすることにより、モータ111の異常発熱を回避することができる。また、モータ回転数が低いが、モータ負荷が大きいため、これらの積に依存する風量を維持することができる。
また、図18に示すように、負荷が大きいほど、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの関係を示す直線は、上に移動するが、これに応じて、本実施形態により制御を行った後の目標回転数Nは低くなる。
次に、フィルタ113が目詰まりしているために、モータ負荷が通常よりも小さい場合を例にとり説明をする。
図19を参照すると、モータ負荷が通常の大きさである場合に、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの間の関係は、直線301で示されるようになるが、モータ負荷が通常よりも小さくなると、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの間の関係は、例えば、直線309で示されるように、右下に移動し、また、傾きが小さくなる。
ところで、風量を一定とした場合、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの関係は、直線311により近似できるものとなる。そこで、目標回転数を達成したのに目標風量が得られないことを未然に防ぐためには、マージンをとって、直線311よりやや上にある破線313よりも右上の領域に目標回転数Nと速度制御電圧Vsとにより決められる点が存在する必要がある。なお、作図の関係で目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの関係を直線311により近似しているが、制御自体においては、近似せずに曲線のままであってもよい。
フィルタ113が目詰まりしているために、モータ負荷が減少してしまい、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの間の関係が、直線309で示されるようなものになってしまったとする。
動作の説明のための図20を参照すると、本実施形態においては、モータ負荷の大きさにかかわらず、運転開始時の目標回転数Nが所定値Yに固定されている。
目標回転数Yに向けて回転数を上げていく制御を行うので、速度制御電圧Vsが徐々に上昇していく。実際の回転数が目標回転数Yまで達しても、速度制御電圧Vsが破線313まで達していない状況となる。この時に、図12に示すステップS207において、これが検出される。つまり、速度制御電圧Vsが所定範囲の下限を示す破線313を下回っていることが検出される。ステップS211が実行され、これにより、目標回転数がY’まで上げられる。これに伴って上限値、標準値及び下限値を目標回転数Y’に対応したものに変更する。従って、目標回転数Yが達成されているのに所定の風量が得られない状況から抜け出すことができる。
同様にして、目標回転数Y’に向けて回転数を上げていく制御を行うので、速度制御電圧Vsが徐々に上昇していく。実際の回転数が目標回転数Y’まで達しても、速度制御電圧Vsが破線313まで達していない状況となる。この時に、図12に示すステップS207において、これが検出される。つまり、速度制御電圧Vsが所定範囲の下限を示す破線313を下回っていることが検出される。ステップS211が実行され、これにより、目標回転数がY’’まで上げられる。これに伴って上限値、標準値及び下限値を目標回転数Y’’に対応したものに変更する。従って、目標回転数Y’が達成されているのに所定の風量が得られない状況から抜け出すことができる。
次に、更新後の目標回転数Y’’に向けて回転数を上げていく制御を行うので、速度制御電圧Vsが徐々に上昇していくが、実際の回転数が目標回転数Y’’に達した時点での速度制御電圧Vsが直線311の右上の領域に収まることになる。
従って、モータの回転数を高くすることにより、風量不足を回避することができる。また、モータ回転数が高いが、モータ負荷が小さいため、これらの積に依存する風量を維持することができる。
また、図21に示すように、負荷が小さいほど、目標回転数Nと速度制御電圧Vsとの関係を示す直線は、右下に移動するが、これに応じて、本実施形態により制御を行った後の目標回転数Nは高くなる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、ステップS209又はステップS211において、目標回転数調整部403が目標回転数を調整するのと同時に、制御信号調整部405が制御信号123を調整した。
これに対して、第2の実施形態においては、制御信号調整部405は省略され、ステップS209又はステップS211において、目標回転数調整部403が目標回転数を調整するが、制御信号調整部405による制御信号123の調整は行われない。
この場合、目標回転数を下げる方向の調整の場合には、回転数制御部401が制御信号123のレベルを下げるような調整をすることになる。逆に、目標回転数を上げる方向の調整の場合には、回転数制御部401が制御信号123のレベルを上げるような調整をすることになる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態及び第2の実施形態においては、ステップS201で設定される目標回転数として、テーブル127−5に格納されている目標回転数を利用した。
これに対して、第3の実施形態においては、運転終了時において、現在の目標回転数を次回起動時目標回転数としてメモリ127−3に記憶しておき、次回に運転を開始するときに実行されるステップS201においては、メモリ127−3に記憶してある次回起動時目標回転数を目標回転数として設定する。
こうすることにより、起動してから目標回転数が適切になるまでの期間を短縮することが可能となる。
[第4の実施形態]
第1の実施形態及び第2の実施形態では、ステップS201で設定される目標回転数として、テーブル127−5に格納されている目標回転数を利用した。
また、第3の実施形態では、次回に運転を開始するときに実行されるステップS201においては、メモリ127−3に記憶してある次回起動時目標回転数を目標回転数として設定した。
これに対して、第4の実施形態においては、フィルタ113の装着動作をセンサにより検出し、フィルタ113が装着されたという事象をセンサにより検出したならば、起動時に第1の実施形態又は第2の実施形態の動作をし、検出しなければ、起動時に第3の実施形態の動作をする。また、フィルタ113の装着動作を外部からの信号(例えば、ユーザによるスイッチ操作を示す信号)により検出してもよい。
フィルタ113が装着されたという事象を検出した場合には、それまでフィルタ113が装着されていなかったが、新たに装着された可能性があり、また、目詰まりしていたフィルタ113がクリーニングされて装着され直された可能性があるため、第1の実施形態又は第2の実施形態の動作をした方が、起動してから目標回転数が適切になるまでの期間を短縮する可能性が高くなる。
その一方で、フィルタ113が装着されたという事象を検出しなかった場合には、フィルタ113が装着されたまま、又は、装着されないままであるため、第3の実施形態の動作をした方が、起動してから目標回転数が適切になるまでの期間を短縮する可能性が高くなる。
[第5の実施形態]
第1乃至第4の実施形態では、制御部127は、空気清浄機101の内部に含まれているとした。
これに対し、第5の実施形態では、制御部127を空気清浄機101の外部の装置に配置し、ネットワーク経由でモータ111を制御する。
外部の装置としては、例えば、サーバ装置、多機能複写機、パーソナルコンピュータ、携帯機器、コントローラなどがあげられる。
上記の実施形態によれば、通常利用するモータと比較して定格容量の低いモータを利用しても、定格容量に対して余裕を持った電力でモータを利用することができる。
また、モータが過熱するおそれがなくなるので、ブレーカが作動して、運転停止になることを避けることができる。
上記の実施形態では、空気清浄機を例にとり説明をしたが、空気清浄機をイオン混合装置、送風機又は加湿装置に置き換えても、上記と同様なモータ制御をすることができる。
また、上記の実施形態では、搬送物として空気を例にとり説明をしたが、搬送物として他の種類の搬送物を対象とすることができる。
なお、上記のモータ制御装置、これを備える空気清浄機、イオン混合装置、送風機及び加湿装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記のモータ制御装置、これを備える空気清浄機、イオン混合装置、送風機及び加湿装置により行なわれるモータ制御方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
101 空気清浄機
103 吸込口
105 吹出口
107 通風路
109 送風用ファン
111 モータ
113 フィルタ
115 イオン発生器
117 モータインターフェース
119 モータ電源
123 速度制御信号
125 モータインターフェース電源
127 制御部
127−1 CPU
127−3 メモリ
129 外部インターフェース
131 モータ駆動信号
133 パルス信号
135 回転数信号

Claims (17)

  1. 対象物を移動させるために用いられるモータを制御するためのモータ制御装置であって、
    前記モータの検出された回転数に基づいて制御信号を調整することにより前記回転数が目標回転数になるように前記モータを制御する回転数制御手段と、
    前記目標回転数に対応する前記制御信号が前記目標回転数に対応した所定範囲から外れたならば、外れた方向に対応した所定の方向への前記目標回転数の調整を行う目標回転数調整手段と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記目標回転数調整手段が前記目標回転数を調整したならば、前記制御信号の値を、調整後の目標回転数に対応する標準値に調整する制御信号調整手段を更に備えることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のモータ制御装置であって、
    目標回転数調整手段は、前記目標回転数に対応する制御信号が前記所定の範囲の高回転数側の限界から外れたならば、前記目標回転数を下げることを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
    目標回転数調整手段は、前記目標回転数に対応する制御信号が前記所定の範囲の低回転数側の限界から外れたならば、前記目標回転数を上げることを特徴とするモータ制御装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
    前記所定範囲の高回転数側の限界は、前記モータを過熱から保護するために設けられたものであることを特徴とするモータ制御装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
    前記所定範囲の低回転数側の限界は、前記モータによる前記対象物の移動量を維持するために設けられたものであることを特徴とするモータ制御装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
    前記目標回転数調整手段は、前記目標回転数の前記調整を段階的に行うことを特徴とするモータ制御装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のモータ制御装置と、
    該モータ制御装置により制御される前記モータと、
    を備えることを特徴とする送風機。
  9. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のモータ制御装置と、
    該モータ制御装置により制御される前記モータと、
    前記モータにより移動する対象物としての空気を清浄するためのフィルタと、
    を備えることを特徴とする空気清浄機。
  10. 請求項9に記載の空気清浄機であって、
    前記モータにより移動する前記空気にイオンを混合させるためのイオン混合手段を更に備えることを特徴とする空気清浄機。
  11. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のモータ制御装置と、
    該モータ制御装置により制御される前記モータと、
    前記モータにより移動する前記空気にイオンを混合させるためのイオン混合手段と、
    を備えることを特徴とするイオン混合装置。
  12. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のモータ制御装置と、
    該モータ制御装置により制御される前記モータと、
    前記モータにより移動する対象物としての空気を加湿するためのフィルタと、
    を備えることを特徴とする加湿装置。
  13. 請求項12に記載の加湿装置であって、
    前記モータにより移動する前記空気にイオンを混合させるためのイオン混合手段を更に備えることを特徴とする加湿装置。
  14. 対象物を移動させるために用いられるモータを制御するためのモータ制御方法であって、
    前記モータの検出された回転数に基づいて制御信号を調整することにより前記回転数が目標回転数になるように前記モータを制御する回転数制御ステップと、
    前記目標回転数に対応する前記制御信号が前記目標回転数に対応した所定範囲から外れたならば、外れた方向に対応した所定の方向への前記目標回転数の調整を行う目標回転数調整ステップと、
    を有することを特徴とするモータ制御方法。
  15. 請求項14に記載のモータ制御方法であって、
    前記目標回転数調整ステップで前記目標回転数を調整したならば、前記制御信号の値を、調整後の目標回転数に対応する標準値に調整する制御信号調整ステップを更に有することを特徴とするモータ制御方法。
  16. 対象物を移動させるために用いられるモータを制御するためのモータ制御装置であって、
    前記モータの検出された回転数に基づいて制御信号を調整することにより前記回転数が目標回転数になるように前記モータを制御する回転数制御手段と、
    前記目標回転数に対応する前記制御信号が前記目標回転数に対応した所定範囲から外れたならば、外れた方向に対応した所定の方向への前記目標回転数の調整を行う目標回転数調整手段と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムであって、
    前記目標回転数調整手段が前記目標回転数を調整したならば、前記制御信号の値を、調整後の目標回転数に対応する標準値に調整する制御信号調整手段を更に備えることを特徴とするモータ制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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