JP2017111921A - イオン発生器 - Google Patents
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(構成)
図1〜図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるイオン発生器について説明する。本実施の形態におけるイオン発生器101は、図1に示すように、流路10と、イオン発生素子6とを備える。流路10は出口13を有する。イオン発生素子6はブラシ電極2を備える。ブラシ電極2は、流路10の途中に露出するように配置されている。ブラシ電極2を拡大したところを図2に示す。ブラシ電極2は、導電体の繊維2aと、その一方の端を束ねて保持する結束部材2bと、結束部材2bの下側に連なる基端部2cとを含む。イオン発生素子6は、電極を内蔵していてもよい。ブラシ電極2と図示しない電極との間に電圧が印加されることによって、ブラシ電極2の繊維2aからイオンが発生し、このイオンが風に乗って空中に放出される。電圧が印加されている状態では、ブラシ電極2はたとえば図3に示すように繊維2aが開いた状態になる。
本実施の形態におけるイオン発生器101では、イオン発生素子6の電源が停止した状態で、送風ファン3が作動し続けるモードを有しているが、イオン発生素子6の電源が停止している状態では、ブラシ電極2に電気的に付着している付着物の付着力は無くなる、または、弱まるので、送風ファン3から送り込まれる風の力で付着物を容易に離脱させることができる。特にブラシ電極2の繊維2aは風によって揺れ動くので、付着物は落ちやすい。ブラシ電極2の繊維2aの長手方向に対して垂直な方向から風を当てることが好ましい。
(構成)
図5を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるイオン発生器について説明する。
本実施の形態では、回動部材5が風によって回動することによってブラシ電極2に衝突するので、ブラシ電極2に付着している付着物を回動部材5の衝突の衝撃で離脱させることができる。本実施の形態では、送風ファン3の動作開始および終了の際に毎回回動部材5が回動することとなるので、こまめに付着物の除去を行なうことができる。
(構成)
図6を参照して、本発明に基づく実施の形態3におけるイオン発生器について説明する。実施の形態2におけるイオン発生装置102は、回動軸11によって回動自在に支持された回動部材5を備えていたが、本実施の形態におけるイオン発生装置103では、図6に示すように、回動軸11iによって回動自在に支持された回動部材5iを備える。実施の形態2では、回動軸11はイオン発生素子6に設けられた支柱12によって支持されていたが、本実施の形態では、回動軸11iは流路10の天井に配置されている。回動部材5iは回動軸11iを中心として回動する。他の構成は、実施の形態2で説明したものと同様である。回動部材5iは、風に押されて上がった後は、自重またはばねの力で元の姿勢に戻るように構成されている。
本実施の形態においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。回動軸11iが配置される位置は天井に限らず、流路10の内面のいずれかの位置であってもよい。
(構成)
図7〜図10を参照して、本発明に基づく実施の形態4におけるイオン発生器について説明する。本実施の形態におけるイオン発生器104の概念図を図7に示す。ここで示す例では、回動軸11jは流路10の底面に垂直に設けられている。イオン発生器104は、ブラシ電極2の繊維の長手方向と平行に立つ回動軸11jを備える。回動部材5jは回動軸11jによって回動可能に支持されている。回動部材5jおよび回動軸11jを取り出したところを図8に示す。回動部材5jは面積が大きい部分51と小さい部分52とを備えている。ここで示す例では、部分51と部分52とは、回動軸11jから半径方向の寸法は等しく、上下方向の寸法が異なっている。矢印91に示すように一方向から一律に風を受けた場合であっても、部分51,52間で面積の大小により受ける力に不釣り合いが生じ、矢印93に示す向きに回転する。図7における回動部材5jおよび回動軸11jの近傍を上から見たところを図9に示す。図9に示すように、流路10の途中に、流路10の長手方向とは垂直な方向に並ぶように2つのブラシ電極2が配置されているものとする。回動軸11jは、2つのブラシ電極2の中点に配置されている。図9に示すように逆回転を防止するためのストッパ14が設けられていてもよい。ストッパ14は、たとえばブラシ電極2と平行に突出する丸棒であってもよい。図9においては、ストッパ14が回動部材5jに引っ掛かっているので、回動部材5jは反時計回りには回転できるが、時計回りにはこれ以上回転できない。
本実施の形態では、風が吹き始めるとき、および、風がやんだときに、回動部材5jが回動軸11jを中心として回動し、ブラシ電極2に衝突する。したがって、ブラシ電極2に付着している付着物は、回動部材5jの衝突の衝撃でブラシ電極2から離脱する。
(構成)
図11〜図12を参照して、本発明に基づく実施の形態5におけるイオン発生器について説明する。本実施の形態におけるイオン発生器105の概念図を図11に示す。
本実施の形態では、回動部材5kが風によって回動することによってブラシ電極2に衝突する。ただし、ブラシ電極2に衝突するのは回動部材5kの一部である清掃ブラシ54である。本実施の形態では、清掃ブラシ54がブラシ電極2に衝突することで、ブラシ電極2に付着している付着物を離脱させることができる。本実施の形態では、送風ファン3の動作開始および終了の際に毎回回動部材5kが回動して清掃ブラシ54がブラシ電極2に衝突することとなるので、こまめに付着物の除去を行なうことができる。
(構成)
図14〜図16を参照して、本発明に関連する参考技術に基づくイオン発生器について説明する。このイオン発生器107は、図14に概念的に示すように、流路10の途中に電磁石15を備える。図14では、2つのブラシ電極2が紙面奥手前方向に並ぶように配置されている。送風ファン3の側から2つのブラシ電極2および電磁石15を見たところを図15に示す。電磁石15は、2つのブラシ電極2の中間に配置されている。ブラシ電極2と電磁石15とは離れている。ブラシ電極2の繊維は、磁石によって吸引可能な材料で形成されている。電磁石15には、電源16と、スイッチ17とが接続されている。スイッチ17がOFFとなっているときには、図15に示すように、電磁石15はブラシ電極2に対して何ら影響を及ぼしていないが、スイッチ17がONとなったときには、図16に示すように、電磁石15は磁力を発揮し、2つのブラシ電極2の繊維を引き寄せる。ブラシ電極2は繊維部分が引き寄せられたことによって曲がっている。再びスイッチ17がOFFになったときには、電磁石15の磁力が途絶えるので、ブラシ電極2は図15に示す状態に戻る。
本参考技術によれば、電磁石15が配置されており、電磁石15のON/OFFの切替えによってブラシ電極2が曲がっている状態と真っ直ぐな状態との間で切り替わるので、ブラシ電極2の姿勢が変化する際の衝撃によって、ブラシ電極2の付着物を離脱させることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
Claims (5)
- 平行に配置された複数本の導電体の繊維の一方の端が束ねて保持されたものであるブラシ電極と、
前記ブラシ電極に風が伝わるように配置された送風ファンとを備え、
前記ブラシ電極によるイオン発生が作動していない状態において前記送風ファンを作動させることによって、前記ブラシ電極に付着した付着物を除去するモードを有する、イオン発生器。 - 前記付着物を除去するモードは、前記ブラシ電極によるイオン発生を終了した直後に一定時間行なわれるように設定されている、請求項1に記載のイオン発生器。
- 平行に配置された複数本の導電体の繊維の一方の端が束ねて保持されたものであるブラシ電極と、
送風ファンと、
前記送風ファンによって生じる風を受けて回動することによって前記ブラシ電極に衝突するように配置された回動部材とを備える、イオン発生器。 - 前記回動部材は、板状部材であり、前記繊維の長手方向に垂直な方向の回動軸を有する、請求項3に記載のイオン発生器。
- 前記回動部材は、風を受ける板状部と、前記板状部から延在する清掃ブラシとを備え、前記回動部材は、風によって回動することによって前記清掃ブラシが前記ブラシ電極に衝突するように配置されている、請求項3または4に記載のイオン発生器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021047010A (ja) * | 2020-12-28 | 2021-03-25 | マックス株式会社 | 送風装置 |
CN114234525A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-03-25 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种冰箱及其控制方法 |
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2015
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